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日録2021年9月


30 september 2021(木)※台風襲来の前の静けさ

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温17.4度.北北西の風.台風の予兆まったくなし.朝餉は昨日よりもさらに “ギリシャ度” が高まり,ホリアティキ・サラタ(Χωριάτικη σαλάτα)のフェタが倍以上に巨大化した.しかし,これでもまだ小さいことをワタクシは知っている.ギリシャおそるべし.

◆秋晴れの観音台は心地よい.午前8時の気温は22.2度.北東の微風.日中は夏日になるとの予報で,朝から全館空調が稼働している.おそらく今季最終となるだろう.

◆[欹耳袋]Togetter -「「我々はあほなのだろうか?」人工知能の研究で知られる松尾豊先生が書いた「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」という論文が普通に面白かった」※ワタクシが初めてこの “ネルー値” 論文を知ったのは十年以上前のことだった.その日の日録(2010年1月7日)には「実にいい論文だなぁ,すばらしい!」と記した後に,「「負のネルー値」なるものを新たに導入する必要があるでしょうなあ(きっと)」と追記している.そういえば,ワタクシの『読む・打つ・書く』では,この松尾 “ネルー値” 論文を引用していない.「〆切に追われる」人生に思いを馳せれば,当然参照されるべき文献だったかもしれない.しかし,もう “シルヴィア後” 時代に入ったのだから,ワタクシたちはそろそろ “その先” に進むべきだろう.おそらく,今のワタクシたちに求められているのは, “〆切様” と自虐的にたわむれることではなく,栄光ある “亀” として日々一歩ずつ着実に歩むことだろう.〆切日を仰ぎ見るのではなく,足元の一歩をしっかり見ること.

◆[蒐書日誌]『現代思想』誌の最新号2021年10月号(2021年10月1日刊行,青土社,東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7917-1420-9 → 版元ページ)が着便.特集〈進化論の現在 —— ポスト・ヒューマン時代の人類の地球の未来〉.ワタクシの寄稿:三中信宏「体系学の舞台は変転し続ける —— 系統推定の理論化をめぐって」(pp. 13-22).計算機科学・数学・統計学が系統推定論に及ぼした半世紀にわたる影響について考察しました.ハワイ産Diellia属チャセンシダ類への言及あり.ちょっと “現代思想” っぽくなかったかもね.

◆曇り空の蒸し暑い昼休み.正午の気温は28.2度.湿った南風が吹く中をショートコース徘徊.歩き読み本:岩波書店編集部(編)『アカデミアを離れてみたら:博士、道なき道をゆく』(2021年8月4日刊行,岩波書店,東京, viii+238 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-00-061483-2 → 版元ページ ) の第1部「企業につとめる」読み中.

◆#読む打つ書く 「最近では出版社のウェブサイトに本の目次を公開していることが多いので,読者としてはとてもありがたい.しかし,場合によっては,校正ゲラ段階での暫定的目次をそのまま掲載している事例が散見される.また,ノンブル(ページ番号)を付していないことも多い.私は自分のウェブサイトで紹介する際には,目次とノンブルの情報を確認しながら(ときにはわざわざ手入力して)公開するように気を付けている.手間はかかるのだが,誰のためでもなく,自分のためにそうしている」(p. 67)—— 書誌情報を版元がきちんと出してくれるのがベスト.

◆雨夜.台風の予兆か.

◇本日の総歩数=7,861歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.95kg (+0.30kg) / 30.0% (−0.7%)

29 september 2021(水)※朝っぱらからチーズを

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温14.7度と冷えてきた.北西の風.観音台はすっきり秋晴れ.迫りくる巨大台風の前兆はまだない.

◆朝餉のプレートはギリシャ風サラダの「ホリアティキ・サラタ(Χωριάτικη σαλάτα)」をイメージしてみた.牛乳で塩抜きしたフェタはささやかな存在感を醸し出しているだけだが,本国だったら食パンくらいの巨大サイズで皿に乗っかっている.EVオリーブオイルをまわしかけてわしわしどうぞ.輸入されてくるフェタは “オリーブオイル漬け” だったり “塩漬け” になっているので,牛乳に浸しておくと適度に塩分が抜けて美味.ワタクシ的には牛乳のカッテージチーズよりも羊や山羊のフェタチーズの方が好みだ.オリーヴの実などを添えるとさらに “それっぽく” なる.Cf: ΒικιπαίδειαΧωριάτικη σαλάτα ※ギリシャ語ウィキペディア.

◆午前の┣┣" 撃ち —— ロジスティック回帰の質問返答.Rスクリプトを書いて,マークダウン出力して,元データとともに質問者に送った.これもまた日常業務のひとつ.

◆[蒐書日誌]スティーヴン・ジェイ・グールド[渡辺政隆訳]『進化理論の構造(1・2)』(2021年11月刊行予定,工作舎,東京 → 近刊予告)※究極の “鈍器本” が満を持して(いったい何年待っただろうか)翻訳出版されるとの予告.全2巻で2,000ページ! この際,価格はどうでもいいのだ.グールド『進化理論の構造』は沖縄の “シーサー” みたいなものなので,研究室の門口に立てておくと “魔除け” になるにちがいない(知らんけど).本書が翻訳されることはもう何年も前から翻訳者と出版社からじかに情報を得ていたので,「いつか出る」ことは知っていたが,「いつ出るか」は予想できていなかった.さて,どの媒体でどなたが本書を書評するのだろうか.

“グールド” の学問的・社会的受容の変遷史はとても興味深い.Gould-Lewontin 1979 の「スパンドレル論文」は確かに自然淘汰批判だが,生物学者に向けて書かれてはいない気がする.あの論文のレトリックについては:Jack Selzer (ed.) 『Understanding Scientific Prose』(1993年刊行, The University of Wisconsin Press[A Badger Reprint], Madison, xvi+388 pp., ISBN:0-299-13904-2 [pbk])でくわしく分析されている.

いま検索したら,ウリカ・セーゲルストローレ[垂水雄二訳]『社会生物学論争史:誰もが真理を擁護していた(1・2)』(2005年2月23日刊行,みすず書房,東京, 上巻:ISBN:4-622-07131-2 / 下巻:ISBN:4-622-07132-0 → 書評)にもスパンドレル論文の論争の背景が詳述されていた.

◆日に日に秋が深まっていく月末.今宵の〈みなか食堂〉は「花鯛の中華風清蒸」がメニュー初登場です.太葱・香菜・生姜などのハーブで蒸し上げた花鯛まるごと一尾に中国醤油と紹興酒のタレをかけ,最後に煮えたぎった胡麻油をまわしかけます.見た目は黒くても,味は甘め.ビールに合います.

◇本日の総歩数=4,125歩|100回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.65kg (−0.50kg) / 30.7% (+0.6%)

28 september 2021(火)※今月の残務を消化する

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温16.0度.北風.早朝の雲はしだいに消え,観音台は青空が広がってきた.午前8時の気温は18.3度.北西の風.

◆[蒐書日誌]古い辞書は捨ててはならぬ —— 新版が出たからといって,旧版の辞書を捨てるのは禁物.昔の辞書はその時代の “言語状況” を保存するツールなので,昔の本を読むときは昔の辞書が役に立つ.新しい版の辞書では対応できない場面がある.かつて,岩波『生物学辞典(第4版)』(1996年3月刊行,岩波書店)の進化・系統分野の項目選定委員をしていたとき,ワタクシは古めかしい「〜ゲネシス」系の項目を虱潰しに削除したことがある.岩波書店の編集者はそのとき「こういうことがあるので生物学辞典の旧版は保存してください」と一言.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 「自然科学史」の成績評定に関する問い合わせが何件か届いていますが,すでに教務に提出しましたので,近日中に開示されるでしょう.

◆[蒐書日誌] #図鑑はいいぞ はいいぞ.ワタクシにとっての #思い出の図鑑 は初めて手にした保育社の図鑑:白水隆・黒子浩『蝶・蛾』(1966年7月,保育社[標準原色図鑑全集1])と中根猛彦『昆虫』(1966年5月,保育社[標準原色図鑑全集2]).小学生の頃の愛読書.

◆昼間は日差しが強くても,夜になればめっきり涼しくなる.今宵の〈みなか食堂〉は「花椒肉団子のすき焼き」をご用意しました.ネパール山椒と花椒をたっぷり練り込んだ牛肉団子を “赤血球” 型に整形し,紹興酒を投入して関西風のすき焼きにします.見栄えはイマイチでも味はバッチリ.

◇本日の総歩数=3,186歩|100回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.15kg (+0.10kg) / 30.1% (+0.1%)

27 september 2021(月)※曇り空の昼休みに徘徊

◆午前5時過ぎ起床.気温16.3度.西北西の風.早朝は小雨が降っていたが,そのうち上がって青空が広がってきた.週明けの観音台は地面は湿っぽいが,朝日が差している.午前8時の気温は20.6度.北北西の風.さすがに今日は全館空調は稼働しないな.しかし,窓全開と扇風機で十分に対応可能.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 三中信宏『一期一会の読書術 —— 人生を彩る本の愉しみ[仮題]』(2021年末刊行予定,河出新書)のレイアウト見本が届いたのでチェックしてメール返信.秋が深まり “次の本” へと執筆舞台は移っていくのだ./茨城大学農学部「統計学入門」シラバスの改訂案を阿見にメール送信./年内に刊行予定の某書籍に付するオビ文を編集部にメール送信.たった「20〜25字」で潜在読者向けに “フック” を仕掛けるのは意外にタイヘンなんですよ,これが.ご検討よろしく.

◆[蒐書日誌]ウェンディ・ウィリアムズ[的場知之訳]『蝶はささやく:鱗翅目とその虜になった人びとの知られざる物語』(2021年6月10日刊行,青土社,東京, 16 color plates + 323 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7917-7384-8 → 目次版元ページ)※昨日2021年9月26日(日)四国新聞に書評掲載との連絡あり

◆曇り空の昼休み.正午の気温は22.6度.東北東の湿った風が吹いて,涼しいような蒸し暑いような.歩き読み本:椿玲未『カイメン:すてきなスカスカ』(2021年8月5日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー〈生きもの〉・306],東京, xii+130 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-00-029706-6 → 版元ページ)読了.カイメンはスカスカでもしたたか.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 信州大学理学部〈自然科学史〉の成績評定が終わったので,結果を松本にメール送信./以上で,今月内に撃つべき┣┣” どもはすべて征伐した(はず)./「素点」で評定せよとの major revision のお達しあり → フリダシに戻る(orz)/再提出.これにて完了(にしてねー).

◆虫の音が涼しい夜風とともに聞こえてくる.昨夜の黒ビール煮込みの真っ黒な残りは,極太のスパゲットーニに和えていただいた.20分茹で上げたスパゲットーニは讃岐うどんのようなコシがある.ふつうのフォークだと巻けないので,お箸でたぐる.ちょっと見には「汁なし肉うどん」のようだが.

◇本日の総歩数=7,500歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.05kg (−0.15kg) / 30.0% (−0.6%)

26 september 2021(日)※涼しさにビール煮込み

◆午前7時のろのろ起床.曇り.気温18.9度.北東の風が肌寒い.

◆#読む打つ書く ブクログ|RTさんのレビュー|三中信宏『読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』(2021年9月20日).

◆終日ずっと曇り空だった今日の最高気温は20.6度.このいきなりな肌寒さは〈みなか食堂〉店主の厨房内行動に有意な変化をもたらしている.さて今宵は何が出されるのか.演奏会が近づいてきたので,ラフマニノフ交響曲2番を聴きながら厨房をうろうろしている.いつになく味付けが濃くなっているように感じるのは,ジョナサン・ノット/東京交響楽団の演奏のせいなのか,それとも気のせいか.何でもええけど長い曲やなあ.第1楽章のリピートはいらんぞ.

◆日曜の┣┣" 撃ち —— macOS Big Sur 11.6 アップデート.

◆#読む打つ書く ブクログ|みつきさんのレビュー|三中信宏『読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』(2021年9月26日).

◆秋の夜風が吹きわたる〈みなか食堂〉は牛すね肉の黒ビール煮込みを用意しました.朝からまる一日かけて仕込んだので,見た目は真っ黒.付け合せはパプリカのライス詰め,インカのめざめ,タリアテッレと炭水化物のオンパレード.シチリアのオレンジワイン〈プラルアール〉とともにどうぞ.

◇本日の総歩数=0歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.20kg (+0.10kg) / 30.6% (+0.7%)

25 september 2021(土)※秋色深まって筑波山麓

◆午前7時半のろのろ起床.晴れ.気温20.2度.北東の風が吹き抜ける.

◆週末の┣┣" 撃ち ——

  • #自然科学史 昨日〆切のレポート提出者には受領DMを全員返信しましたので,各自 Slack を確認してください. posted at 12:29:50

◆またまた筑波山麓の〈塩梅〉にて週末ランチを.今日は「エスニックおかゆさん」.

◆もともとつくばは住戸の水回りトラブルの多発地域だが,定期的にマンション全戸配管清掃をしてもらうと大きなトラブルには遭わない.昨年は諸般の事情で全戸配管清掃を実施なかったら,とたんに洗面所の排水管づまりが発生して,業者を呼ぶはめになった.そのときも,排水管清掃業者をうっかり選ぶとボラれるので要注意だ.集合住宅だと管理組合・管理会社を通して業者を紹介してもらえばとりあえずは安心だろう.うちの場合,風呂場は今のところ大丈夫だが,トイレはたまに流れが悪いことがある.台所の排水管の詰まりはディスポーザーがあったり,油ものをよく流したりする家庭では気をつけた方がいい.

◆北東風が涼しかった今日の最高気温は24.9度と夏日ラインにも届かず.夜になってさらに気温が下がってきた.今宵の〈みなか食堂〉はせっかくの新さんまに感謝しつつ,「さんまのなめろう」が登場です.お味噌と生姜と太葱で調味したので,酒の肴にもよし,〆のごはんの友にもぴったり.

「さんまのなめろう」 —— 【食材】さんま(1尾)・長ねぎ(1/2本)・生姜(1片)・しそ大葉(10枚)【調味料】みそ(小さじ2).

  1. さんまは内臓を取って,頭を落とし,三枚おろしにする.皮を引いて腹骨を抜き,みじん切りにする.中骨に残った身もこそげ落とす.
  2. 長ねぎと生姜はみじん切りにする.
  3. 1 のさんま,2 のねぎと生姜,そして味噌を加えて,まな板の上で2本の包丁でリズミカルに叩くまた叩く.
  4. 叩き続けて粘り気が出てきたら完成.皿に大葉を敷いて盛りつける.
  5. ※【注意点】生さんまにはアニサキスが寄生していることがあるので,できるだけ新鮮なサンマを使い,氷温状態で内臓をすぐ取り除いた上,腹の中をしっかり水洗いすること.参考記事:北海道農政事務所「さんまのなめろう」の注意書き.

レシピ → het dagelijkse keukenleven —〈みなか食堂〉のお品書き「秋刀魚のなめろう」|クックパッド「秋刀魚のなめろう」.

◆残暑という言葉はそろそろお蔵入りか.

◇本日の総歩数=11,684歩|0回. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 87.10kg (+0.25kg) / 29.9% (+0.3%)

24 september 2021(金)※今日もなお居座る残暑

◆午前5時起床.晴れ.気温17.7度のさわやかな早朝.西風.昨日の最高気温は28.8度とそれなりの高さだったが,今日までは残暑を引きずるとの予報.セミ合唱団の出番が終わった観音台に秋空が広がる.午前8時の気温は22.7度.北北西の風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 先日の集中講義の課題レポートが散発的に着弾する:

  • #自然科学史 受講生のみなさん,レポートの提出期限は本日9月24日(木)です.締切間際に駆け込むことのないよう,余裕をもって提出してください.みなか posted at 09:38:53

◆日差しの強すぎる秋晴れの昼休みはショートコース徘徊.正午の気温28.3度の夏日.南南東の風.農林団地の柿も色づいてきた.歩き読み本:椿玲未『カイメン:すてきなスカスカ』(2021年8月5日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー〈生きもの〉・306],東京, xii+130 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-00-029706-6 → 版元ページ)の続き.行間からにじみ出る “カイメン愛” .

◆午後の┣┣" 撃ち —— じわりじわりと次なる┣┣" 軍団が迫ってくる./来月から始まる南大沢統計高座の zoom ミーティング URL を開設したことをお席亭にメール連絡.

◆今日の最高気温も29.9度と真夏日すれすれだった.明日からは予報通り涼しくなってほしい.

◇本日の総歩数=9,239歩|0回. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 86.85kg (+0.25kg) / 29.6% (0.0%)

23 september 2021(木)※秋分の日は食べまくり

◆午前7時のろのろ起床.晴れ.気温23.1度.西風.昨日の最高気温は30.0度の真夏日ラインに届いてしまった.今日も暑くなるらしい.飛び石休日の秋分の日は朝から曇り空.〈みなか食堂〉の遅めの朝餉は,ローストした秋茄子と焼きトマトにオリーブオイルをかけてお出しします.右端のフルム・ダンベールはデザート代わり.玉川学園直送の栗の蜂蜜を垂らしていただきます.良い休日を.


◆秋晴れの昼下がりは〈だだ食堂〉にて鷄つくね丼定食.


◆秋分の日が暮れ,秋の虫がすだく夜,大船渡直送の巨大なホタテが〈みなか食堂〉に着便しました.がぜん張り切る店主は,ここぞとばかりに,函館の朝市みたいな,白ごはんがぜんぜん見えない「ホタテといくらのてんこ盛り丼」を用意しました.ホタテだけでもお腹いっぱいになるでしょう.


—— 小人閑居して食いまくる一日だった.

◇本日の総歩数=10,828歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.60kg (−0.45kg) / 29.6% (−0.4%)

22 september 2021(水)※読んで読んでまた読む

◆午前5時起床.曇り.気温19.1度.東南東の風.朝の観音台は曇りときどき霧雨が降るという中途半端な空模様.午前8時の気温は20.9度.昨日までと比べてだいぶ蒸し暑い.

◆午前の┣┣" 撃ち —— Adobe Fonts にはいくつかのメーカーの UD フォントが入っている.ワタクシは個人的に Adobe CC をサブスクリプションしているので,Adobe Fonts のモリサワ「UDデジタル教科書体」をアクティベートして,macOS の Adobe InDesign で使えるようになった.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 阿見お座敷〈統計学入門〉のシラバスをメール返信.リアル対面高座(zoomリアルタイム中継含む)という感じでやらせていただくことにする.

◆本日の本読み ——

  • [つくば]第2部(第3〜5章)ゲラ pp. 71-155 ゲラ読了.実にみごとなダイアグラムとカルトグラムの数々. posted at 14:43:55
  • [つくば]第3部(第6〜8章)ゲラ pp. 161-243 ゲラ読了.世界の “体系化” への野望が燃え上がる.これでゲラ全体を見渡した. posted at 16:34:13

◇本日の総歩数=4,218歩|0回. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 87.05kg (+0.60kg) / 30.0% (−0.6%)

21 september 2021(火)※兎が跳ねる中秋の名月

◆午前5時過ぎ起床.快晴の青空.気温16.2度.西北西の風.昨夜は渋滞の関越道を満月を見上げながら走ってきたが,今宵,中秋の名月は眺められるか.三連休明けの観音台は穏やかに晴れている.午前8時の気温は21.0度.北北東の風.日中は夏日ラインを超えそうなので,全館空調が稼働している.

◆午前の┣┣" 撃ち —— _・) 。oO (わざわざ macOS に Parallels Desktop 入れさせて,Windows の Outlook 使わせて,暗号化添付ファイルをPPAPでメール送信させるとか,最初からとことんアホちゃう? なあ,みんなそう思てへんのん? どうしようもないアホやん.)

◆[欹耳袋]Togetter -「「読みやすさが一目瞭然」Windowsに元から入ってる『UDデジタル教科書体』は障害があっても無くてもオススメしたいフォント」.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 阿見での後期のシラバスを用意しないと.

◆涼しい秋の夜風に吹かれて見上げれば,中秋のフルムーンがこうこうと輝いている.日頃の行いがよかったか.今宵の〈みなか食堂〉にはうさぎさんが勢揃い.〈シンツチダ〉の “酒池” に飛び込むおっちょこちょいもいたりして.いと良き風情ですな.

◇本日の総歩数=3,356歩|60回. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 86.45kg (−0.15kg) / 30.6% (−0.5%)

20 september 2021(月)※上州お彼岸ミッション

◆午前5時過ぎ起床.青空.気温14.1度と冷え込んでいる.北北東の風.

◆お彼岸ミッション —— 連休最終日は高速の下り方向もそれなりに混んでいる.今日はお彼岸なので高崎へ.予定のミッションをすべて遂行した後,ランチは高前バイパス沿いの緑町〈香味亭〉にて.まずは熱々のオニオングラタンスープから.メインはビーフカツレツ2色ソースがけ.ミディアムレアでいただきました.最後にマリトッツォのデザートプレートを付けて.

◆[蒐書日誌]三ヶ月がかりでやっと読了——イェンス・ピータ・ヤコブセン[奥山裕介訳]『ニルス・リューネ』(2021年6月8日刊行,幻戯書房[ルリユール叢書],東京, 353 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86488-220-0 → 目次版元ページ)※翻訳文学とはもともと無縁だったせいか,この言葉の海は泳ぎきるのはなかなかたいへんだった.ヤコブセンの作品を踏まえたシェーンベルクの〈グアの歌〉は知ってるけど,イギリスの作曲家フレデリック・ディーリアスがこの『ニルス・リューネ』の登場人物を歌曲〈フェニモアとゲアダ〉をつくったと書かれている(p. 350).ちょっと気になる.ヤコブセンによるチャールズ・ダーウィン『種の起源』デンマーク語訳はどこかで公開されていないかな.

◆夕方の関越道上り方向は鶴ヶ島から35kmの大渋滞.高崎から練馬料金所まで3時間もかかってしまった.お彼岸三連休のエンドレス渋滞をかいくぐってつくば帰還に帰り着いたのは午後8時過ぎ.夜風が涼しいのお.空にはまん丸の月が輝く.明日は中秋の名月.

◇本日の総歩数=4,086歩|0回. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 86.60kg (−0.25kg) / 31.1% (+1.2%)

19 september 2021(日)※台風一過の青空になり

◆午前7時過ぎのろのろ起床.台風一過の青空が広がっている.気温24.1度.北東の風は涼しいが,日差しが強い.日中は暑くなるとの予報.歩けば暑い連休中日のぶらぶら徘徊は秋の松見公園.

◆[欹耳袋]UDフォントについて —— macOS環境でも〈MORISAWA BIZ+〉のユニバーサルデザイン「BIZ UD」フォント一式がフリーで利用できるので,ワタクシが新規に作成する “紙芝居” はすべてこのUDフォントでつくられている.UDフォントやUDカラーは「プレゼンテーション」をこれから使うことになる学部生の頃からしっかり教えておくともっと広く普及するでしょう.ワタクシ自身,学部1年生に〈プレゼンテーション入門〉の講義と演習を担当したときは,UDの必要性について叩き込みました.

◆[蒐書日誌]ウィリ・へニック『系統体系学』のスペイン語訳改訂版 —— Willi Hennig[Horstpeter H. G. J. Ulbrich 訳/Osvaldo Reig y Maximiliano Maronna 監修]『Elementos de una sistemática filogenética, segunda edición』(2020年2月刊行, Editorial Universitaria de Buenos Aires[Manuales], Ciudad de Buenos Aires, 346 pp., ISBN:978-950-23-2944-4 [pbk] → 版元ページ

Willi Hennig 『系統体系学』のスペイン語訳初版は1968年に同じ版元から出版された:Willi Hennig[Horstpeter H. G. J. Ulbrich 訳/Osvaldo Reig 監修]『Elementos de una sistemática filogenética』(1968年刊行,Editorial Universitaria de Buenos Aires[Manuales de EUDEBA / Biologia], Buenos Aires, viii+353 pp. → 目次).英訳版『Phylogenetic Systematics』(1966)は誰もが知っている生物体系学の基本書だが,ほぼ同時期にブエノスアイレスで出版されたスペイン語訳『Elementos de una sistemática filogenética』(初版1968)は日本国内に所蔵図書館は皆無である.

半世紀後に再刊されたこの第2版は画質が悪かった初版の挿絵の多くがトレースし直されているようだ.Esteban Hasson の新しい序文(Prólogo)が巻頭に付けられている(pp. 9-11).ざっと比較してみると,本文組版は大幅に改良されて読みやすくなっている.図版のいくつかもリトレースされてはいるが,グラフィックデザイナーの手腕のせいかあまりクォリティがよろしくない.索引は作り直されていて上出来だ.

わざわざスペイン語版まで買い求めることはなかったのかもしれないが,本の方から呼び声がかかってきたので,これは何かの “縁” と覚悟して日本に来てもらった.本改訂訳本もきっと日本にはぜんぜん入ってこないだろうから,ぜひ見たい人は観音台へどーぞ.

脇道ネタ —— 改訂訳本の冒頭に付けられている Esteban Hasson の序文(pp. 9-11)には,近年の系統推定法間の比較に言及している.最節約法(parsimonia)とベイズ法(bayesiano)はすぐわかるが,最尤法は「máxima verosimilitud」と書かれている.「likelifood」のスペイン語訳は「probabilidad」のはずなので,いささか混乱するだろう(フィッシャー先生が化けて出るにちがいない).かと言って,「verosimilitud」と訳すと,この単語は英語の「verisimilitude」だから,ポパー卿が「真理近接性とは」と演説しに来るにちがいない.悩ましい.

◆今宵の〈みなか食堂〉は冷凍庫一掃処分シーフードパエリア.有頭エビとかいうゴージャスな食材は皆無.質素やなあ.

◇本日の総歩数=8,397歩|回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.85kg (−0.10kg) / 29.9% (0.0%)

18 september 2021(土)※風雨とともに夜が明け

◆午前7時過ぎのろのろ起床.本降りの雨.気温22.6度.南南東の風強し.風雨に濡れる週末の〈みなか食堂〉.遅めの朝餉はスペイン風オムレツを中心にワンプレートで.

◆[蒐書日誌]本日2021年9月18日(土)京都新聞朝刊に書評が載りました —— ウェンディ・ウィリアムズ[的場知之訳]『蝶はささやく:鱗翅目とその虜になった人びとの知られざる物語』(2021年6月10日刊行,青土社,東京, 16 color plates + 323 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7917-7384-8 → 目次版元ページ)※時事通信社からの配信なので他紙にも掲載されているかもしれません.

◆雨が降ったり止んだりを繰り返す昼下がりは南からの吹き込む湿気で蒸し暑い.本日の〈みなか食堂〉ランチは茄子のアラビアータ風パスタです.長茄子とベーコンのアラビアータ・ソースをつくり,ぶっといスパゲットーニを20分茹であげて和えました.トッピングの赤唐辛子は見かけだけです.

◆#読む打つ書く @n0rr ツイート(2021年9月1日)※一日一万字はムリですねー.一日四千字も書ければ御の字かな.一日四百字でもOK.要は毎日飽くことなく “小石を積み上げる” こと.

◆午後になって青空が広がってきましたなあ.このまま天気は回復するのだろうか.

◇本日の総歩数=465歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.95kg (−0.30kg) / 29.9% (0.0%)

17 september 2021(金)※秋雨は台風接近の予兆

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温16.3度.北東の風.朝方の冷え込みが強まってきたので,そろそろおふとんの “衣替え” が必要かも.曇りときどき小雨が降りかかる観音台の朝.午前8時の気温は19.6度.西北西の風.通勤路の土浦学園線で毎年最速で実らせるイチョウの木が今年も車道に銀杏を落とし始めた.農林団地の “実りの秋” ももうすぐだろう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 昨日まで計四日間の高座を自撮りした zoom 録画の URL を信州大学理学部の教務に連絡した.まったく無編集なので計6GBあまりのサイズになった.録画をどう見るかは受講生や教務の側で決めてくれればいいだろう.

◆何日間もの集中講義の高座をたったひとりの “噺家” が延々と務めるのは,毎週の単発のオンライン授業とはまたちがう工夫が要るだろう.高座にこれだけ長丁場の噺をする方もタイヘンだが,聴く側もまちがいなく疲弊する.人間の集中力はせいぜい半時間なので,朝9時から夕方4時過ぎまで続く集中講義はもともと聴く側の気力と体力の限界をあっさり超えている.どうするか? 最低限,受講生のビデオはオフ,マイクはミュートに設定してもらい,ネットの向こうで「どうぞフリースタイルで」と任せてしまうのがいい.

受講生の顔を見ながら講義したいという教員は少なくないだろうが,ワタクシはそれは勘弁してほしい. “目目連” みたいにたくさんの眼差しに射抜かれながら高座に上がるのはつらすぎる.こちらから見えなくてぜんぜんオッケー.ワタクシは相手が見えても見えなくても延々と噺をし続けられる.講義をする側の注意点があるとすれば,それは「途中でへたばることなく最後まで噺を続けられるかどうか」でしょう.紙芝居は事前にたくさん用意するのは当然として,それらをアドリブで組み合わせ,何日間も休みなくしかも楽しく “ひとりしゃべり” を続ける経験をすれば話芸はまちがいなく向上する.

◆本日の進捗.読むのもお仕事 ——

  • [つくば]第1章〜第2章ゲラ読了(pp. 10-69).可視化の祭典.歴史的なカラー図版の数々がすばらしい. posted at 16:43:43

◆台風が本州を串刺しにするらしいが,今日のところはまだ風雨の気配はありません.日が落ちると秋めく夜風が涼しいのですが,〈みなか食堂〉では,そろそろシーズン終了となる梨を主役に,今季最後の冷麺を用意しました.そろそろ温かいものを献立に入れないとかな.

◆[蒐書日誌]拙著『分類思考の世界』が3年半ぶりに重版がかかり,第6刷となりました.10年以上にわたって,途切れることなく増刷していただけるのはありがたいかぎり.

◇本日の総歩数=3,847歩|0回. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 87.25kg (+0.35kg) / 29.9% (−0.3%)

16 september 2021(木)※青空大団円の昼下がり

◆午前5時前起床.晴れ.気温18.8度.北北東の風.秋風が吹く観音台はさわやかな青空が広がっている.今日は自然科学史集中高座の最終日.

◆信州大学理学部集中講義「自然科学史」最終日は半日のお座敷 ——

  • #自然科学史 昨日分の zoom 録画(計2.5GB)はアップロード完了. posted at 08:37:54
  • #自然科学史 朝っぱらからビールの系統樹! posted at 10:00:27
  • #自然科学史 レポート課題を出題したので,残すは質疑討論タイムのみ. posted at 10:38:48
  • #自然科学史 質疑が終わり,これにて大団円です.受講生のみなさん,たいへんお疲れさまでした.レポート提出をお忘れなく. posted at 11:19:26
  • #自然科学史 午前の高座のzoom録画(450MB)を公開しました.これで全部です. posted at 11:50:59

◆午後の┣┣" 撃ち —— 集中講義が終わったので,勤務時間記録書を松本にメール送信.月末までの残務は成績報告書の送信のみ./信州大学オンラインお座敷が終わったので,┣┣” 箱がスッキリしたなと油断したら,某ゲラ本一式がドカンと降臨.┣┣” 箱状況をどこかで誰かがリアルタイムでチェックしているのだろうか.

◆まる四日間続いたお座敷独演会からやっと解放されたので,今宵の〈みなか食堂〉店主はいつになくリキが入っています.豚挽き肉のドライカレーとムングダールの辛口豆カレーの合掛けはいかがでしょうか.今が旬の地物とうがらしたっぷり.ヤッホー・ブルーイングの Brut IPA とともにどうぞ.

◇本日の総歩数=4,177歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.90kg (−0.20kg) / 30.2% (−0.5%)

15 september 2021(水)※トライアスロンお座敷

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温18.8度.北東の風が涼しい.穏やかな秋晴れの観音台.午前8時の気温は21.6度.北北東の風.

◆信州大学理学部集中講義「自然科学史」の三日目 ——

  • #自然科学史 昨日と一昨日の集中講義の zoom 録画(mp4)を内部公開した.とくに動画編集はせず,計4GB(14時間分)をそのままアップロード. posted at 06:09:02
  • #自然科学史 受講生諸氏,おはようございます.zoom 会議室はすでにオープンしました. posted at 08:36:36
  • #自然科学史 フィッシャー来たりて笛を吹く. posted at 09:58:19
  • #自然科学史 ネイマン–ピアソンが乱入する. posted at 11:04:33
  • #自然科学史 現代体系学史と研究者コミュニティーの変遷.昼休みなう. posted at 12:04:01

◆昼下がりのヘニック.取扱要注意本ばかり.

◆しかし,今日はここからまだ先がある ——

  • [つくば]もうすぐ開始 —— 信州大学理学部・教室セミナー2021年9月15日(水) 16:50〜18:20:三中信宏「読む・打つ・書く〜専門知を鍛えるためのブックライフ」※zoom開催 posted at 16:42:57
  • [つくば]信州大学理学部教室セミナーだん.今日のお座敷はこれにておしまい. posted at 18:52:52

◆今宵はめずらしくお寿司の夕餉.

◇本日の総歩数=4,287歩|0回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 87.10kg (0.00kg) / 30.7% (+0.1%)

14 september 2021(火)※朝から高座を占拠する

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温20.5度.吹き抜ける北東風が涼しすぎる.曇り空の観音台.午前8時の気温は21.8度.今日は全館空調は稼働せず.

◆信州大学理学部集中講義「自然科学史」の二日目 ——

◆リアル対面ではなく遠隔オンライン集中高座の絶大な利点は,現物を手に取って見せられること.今日も手近な数々の初版本が高座に登場した.奥の2冊も古い移譲本(フィッシャー本)なので私物.ダーウィン『人間の由来』は初版本,ヘッケル『自然創造史』は特装本,残り一冊はヘッケル『人類発生論(Anthropogenie)』の初版本(1874).どこぞの古書店みたい.対面ではこんなことはできるわけがない。

  • #自然科学史 さらに多くの稀覯本が飛び交う昼下がり. posted at 14:30:36
  • #自然科学史 系統推定論と統計学との関係についての噺だん.今日はこれにておしまい.みなさん,おつでした. posted at 16:19:42

◇本日の総歩数=4,799歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.10kg (−0.15kg) / 30.6% (+0.1%)

13 september 2021(月)※今日から遠隔集中高座

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温20.3度.北北西の風.今季初の霧筑波.朝霧の観音台は湿っぽい空気が淀んでいる.午前7時の気温は21.1度.

◆今日からの四日間の集中お座敷の期間中,ワタクシはいるけれどもいませんので,廊下ですれ違っても声をかけないでください.

◆信州大学理学部集中講義「自然科学史」の初日 ——

◆今日は朝から夕方まで高座に上がっていたので,自分会議に緊急動議を諮り,〈みなか食堂〉はスタ丼系のメニューとなりました. “二つ目” とか “三つ目” にすると方々のマネージャーから教育的指導を受けるので,今宵はおとなしく “一つ目” に. “お湯” は〈久米桜〉生酛「芽依」の燗冷まし.

◆#読む打つ書く 読書メーターに三つまとめて ——

◇本日の総歩数=2,498歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.25kg (+0.55kg) / 30.5% (+0.9%)

12 september 2021(日)※前日になってジタバタ

◆午前7時前のろのろ起床.曇り.気温22.3度.北北東の風.

◆#読む打つ書く HONZ | 鈴木洋仁「本は道楽。『読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』。」(2021年9月12日)※ “不良読書委員” ナカマだった鈴木洋仁さん どうもどうもありがとうございました!

◆曇り空の農林団地ではツクツクボウシがまだ鳴いている.正午の気温は26.3度.蒸し暑い日曜の昼下がり.明日から集中高座が四日間続くので,その下準備に余念なし.ま,要するにドロナワですわあ./すでに20名ほどの受講者が Slack 会議室に入室ずみ.履修登録上は50名以上が「自然科学史」をオンラインで受けることになっている./明日の紙芝居を次々に Slack に放り込む日曜の夕方.

◆#読む打つ書く 作品メモランダム「「公開加圧」の効能」(2021年9月11日)※「Twitterという第三者の目がある場所に自分の進捗を投稿することで、「人目にさらしている」という意識が生じる。この意識を生じさせるための「公開加圧」なんである。」—— それですそれです.

◆まだ蒸し暑い日曜の夜.〈みなか食堂〉では巨大ブリかまの香草オーブン焼きと蒸篭蒸しきのこおこわのセットでお待ちしています.

◇本日の総歩数=1,746歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.70kg (−0.30kg) / 29.6% (−0.9%)

11 september 2021(土)※蒸し暑さに逆襲されて

◆午前6時半起床.曇り.気温21.4度.東北東の風.曇り空の隙間からときどき朝日が差す.午前9時の気温は24.2度とやや高めだが,東風が涼しい.週末の〈みなか食堂〉はいつもの洋食プレートです.チーズはフルム・ダンベールとさらに熟成が進んだマンステール.

◆昨年までは「minaka」でググればまちがいなく,ワタクシのサイトがトップに出てきたのに,小田原駅直結の〈ミナカ小田原〉が昨年末にオープンしてからというもの,今やすっかりお株を奪われてしまった感がある.

◆一ヶ月後に某オケでラフマニノフ交響曲2番に乗ることになっている.エモーショナルにしてとても長い曲.やたらとびよらが旋律をうねうね弾いて眠くなる.大太鼓の出番がきたら「スコココっ」とか「ポテチン!」というプッシュ通知してほしい.はたしてステリハ&本番だけでこなせるのか.

◆通り雨が降ったり止んだりの蒸し暑い昼下がり.今日のランチは〈だだ食堂〉にてもつ煮定食.夕方になってから,筑波大学方面へ徘徊.通り雨が上がって金木犀の香りが漂っていた.

◆蒸し暑さが戻ってきた一日だった.今宵の〈みなか食堂〉はひさしぶりに豚ヒレ肉のポークピカタをご用意しました.シチリア Il Censo の「セッテチェント 2015」を抜栓.葡萄は Nero d'Avola.アルコール度数はやや高めの14度.赤ワインにして微炭酸というフシギな味わい.どうぞご賞味を.

◆#読む打つ書く 雛形書庫「Morgenröte/『読む・打つ・書く』を読んだ」(2021年9月11日)※詳細な書評をまことにありがとうございます!

◇本日の総歩数=11,312歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.00kg (+0.15kg) / 30.5% (+0.7%)

10 september 2021(金)※全館空調にガードされ

◆午前5時起床.晴れ.雲多し.気温20.6度.北西の風.曇り空の観音台は朝から蒸し暑い.昨日までの爽やかさは感じられない.午前8時の気温は23.2度.今日は真夏日になるところもあるとの予報.今日はひょっとして全館空調が稼働するかなとちょっと期待したら,ちゃんと稼働してるしてる.たまには褒めるぞ>なろ.

◆[蒐書日誌]雪朱里『「書体」が生まれる:ベントンと三省堂がひらいた文字デザイン』(2021年9月20日刊行,三省堂,東京, 16 color plates + 313 + vi pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-385-34915-2 → 版元ページ)※タイプフェイスとかタイポグラフィーの本にとても強く誘引される傾向があり,この新刊も反射的に発注してしまった.数々の歴史的写真が載っている.すばらしい.

◆[蒐書日誌]本日のいただきもの新刊3冊.ご恵贈ありがとうございました ——

  1. ポール・ドーソン,ブライアン・シェルドン[久保尚子訳]『口に入れるな、感染する!:危ない微生物による健康リスクを科学が明かす』(2021年9月25日刊行,インターシフト,東京, 235 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-7725-9573-2 → 版元ページ
  2. 山本健人『すばらしい人体:あなたの体をめぐる知的冒険』(2021年8月31日刊行,ダイヤモンド社,東京, 折込図1葉 + 374 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-478-11327-1 → 版元ページ
  3. 大田由紀夫『銭躍る東シナ海:貨幣と贅沢の一五~一六世紀』(2021年9月7日刊行,講談社[講談社選書メチエ・754],東京, 275 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-06-525245-1 → 版元ページ

◆午後の┣┣" 撃ち —— 週明けからオンライン開講される信州大学理学部「自然科学史」集中講義の Slack 会議室を開設して結界を張った.

◆本日の進捗 ——

  • [つくば]原稿A:694字加筆だん(計12,080字). posted at 10:12:53
  • [つくば]原稿A:1,522字加筆だん(計11,602字).これでほぼ終わったかな. posted at 11:11:02
  • [つくば]日本応用数理学会誌『応用数理』への原稿投稿だん. posted at 14:21:09

◆今日の最高気温は29.6度とほぼ真夏日ラインまで上がったが,全館空調フル稼働のおかげで生き延びられた.

◇本日の総歩数=2,522歩|50回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.85kg (−0.30kg) / 29.8% (−0.5%)

9 september 2021(木)※昼下がりインタビュー

◆午前5時過ぎ起床.雨.気温18.5度.北西の風.今朝の〈みなか食堂〉の朝餉はいつもの洋風プレートでした.雨がしとしと観音台.午前8時の気温は19.1度.西風.

◆#読む打つ書く 東京大学出版会『UP』誌の最新号(2021年9月号)に須藤靖さんの長期連載〈注文【ちゅうぶん】の多い雑文〉の第55回が掲載されている:須藤靖 2021. 「ゥゥゥウウウーーーUFO! 注文の多い雑文 その五十五」, UP(2021年9月号), pp. 30-36.わざわざ「注が多い」と書かれているので,「ワタクシは想定読者ではないんだあ」といつもまたいで通り過ぎていた(すみません).今号もいつものように須藤エッセイを華麗にスルーしようとしたら,後注のひとつ —— 後注(12)「注の世界観」(p. 36)—— が「ちょっと待ったれやぁ」(高知弁でなくてすみません)と後ろから声を飛ばしてきた.「いやいや,ワタクシは何も失礼なことはしていませんのでお見逃しを」と逃げ腰で懇願したのだが,有無を言わさず読むことに.ワタクシ,本文はぜんぜん読んでません.この注だけ読んだんです.

須藤さんいわく:「とはいえ,これは世界観の違いなので,引き続きご容赦頂ければ幸いである.そもそも私のこの雑文には『読書の動線』などという概念は無縁ヤケンネ」(p. 36)とのこと.なるほどなるほど.ワタクシが『読む・打つ・書く』で「読書の動線」(pp. 69-70)について書いたとき,ワタクシの読書スタイルが “注マシマシ系” の文章とは相性がワルいことはわかっていた.「注なんか本文に丸ごと放り込め」という主義主張だからだ.多くの注文【ちゅうぶん】には多くの注文【ちゅうもん】をつけたくなる.これは確かに「agree to disagree」という言うしかない.

それはさておき —— この「注(12)」は本文中のどこにも「参照位置」が明示されていないようです.ワタクシはエッセイ全体を読んではいないのですが,これはひょっとして本文とは直接関係のない「独立系の注」あるいは「野生の注( “野良注” )」なんでしょうか.それはそれでワイルドな注の宇宙かもです.

◆午後の┣┣" 撃ち —— リクルートワークス研究所のインタビュー 13:00〜14:10.

◆本日の進捗 ——

  • [つくば]原稿A:2,534字改訂だん(計16,622字). posted at 10:51:10
  • [つくば]原稿A:586字改訂だん(計11,206字).だいぶ削った. posted at 12:43:11
  • [つくば]原稿A:904字改訂だん(計10,796字). posted at 15:51:13
  • [つくば]原稿A:691字改訂だん(計11,187字). posted at 16:33:08

◇本日の総歩数=3,278歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.15kg (0.00kg) / 30.3% (−0.2%)

8 september 2021(水)※お座敷準備と原稿書き

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温14.1度と昨日並みの涼しい朝.南西の微風.秋風が吹く観音台.今朝の最低気温は13.8度とまたも今季最低を更新.さすがに窓を開けっ放しにして爆睡するわけにはいかない.午前8時の今は19.3度,北東の風.

◆_・) 。oO (統数研は広尾の南部坂にあった頃が “花” だったのではないか) —— 移転後の統数研には学会やセミナーで何度も足を運んだが,多摩モノレール高松駅を降りたらもう「オシマイ」なので,朝はあらかじめ立川駅周辺で食べ物を確保してから統数研砂漠に出撃し,夕方になれば空腹に耐えつつ立川南エリアにたどりつき,夜の闇の中に姿を消すという行動パターンが確立している.

◆[蒐書日誌]十年前のとある本:日本科学哲学会編『ダーウィンと進化論の哲学』(2011年6月25日刊行,勁草書房[科学哲学の展開・2],東京,本体価格3,900円,viii+308pp, ISBN:978-4-326-10178-8 → 感想詳細目次版元ページ)の書評をめぐる山形浩生さんとのやりとり(2011年7月18日)が出土した.今はポスト #読む打つ書く 時代なのだから,ワタクシの書評はきっと誤解されないにちがいない.ね.

◆外は雨がしとしと降っている.最高気温は午前のうちに23.4度までいったん上がったが,午後になって下がってきた.午後3時の気温は19.9度.

◆本日の進捗 ——

  • [つくば]原稿A:397字改訂だん(計16,523字). posted at 15:40:45
  • [つくば]原稿A:548字改訂だん(計16,854字). posted at 16:35:57

◆日が暮れて秋の虫の大合唱.今日は茨城県農試から新鮮なピーマンをいただいたので,〈みなか食堂〉はピーマンのポテトチーズ焼きを用意しました.二つ割りにしたピーマンに茹でつぶしたポテトをぎゅうぎゅう詰めにして,熟成マンステールをトッピング.クミンシードをトッピングしてオーブンで20分焼き上げて完成.

◆「メーリングリスト」が死語となりつつあるらしい.EVOLVE も LINE に移行するかー.

◇本日の総歩数=2,691歩|40回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.15kg (0.00kg) / 30.5% (−0.2%)

7 september 2021(火)※秋風に吹き寄せられて

◆午前5時過ぎ起床.すっきり秋晴れ.気温14.4度.これは今季最低を更新かな.乾いた西北西の風が心地よし.さわやかな朝の観音台.午前8時の気温は20.2度.北北東の風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 『現代思想』2021年10月号(2021年9月刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7917-1420-9 → 版元ページ)の特集〈進化論の現在〉のゲラ修正が終わったので,編集部にメール送信.よろしくお願いいたしまーす./茨城大学農学部の非常勤講師関連書類一式を水戸に返送.

◆爽快な秋晴れの昼休みはショートコース徘徊.正午の気温23.0度.乾いた北東風が涼しい.歩き読み本:椿玲未『カイメン:すてきなスカスカ』(2021年8月5日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー〈生きもの〉・306],東京, xii+130 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-00-029706-6 → 版元ページ).スカスカ侮るべからず.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 別府師走統計巡業.鉄輪と北浜の定宿を確保.鉄輪では地獄蒸しの自炊の夜となる予定.豚まん買って,野菜買って,卵買って,海鮮買って,すべて蒸しまくるん.北浜はナイトライフが各所で待っていてくれる.(で,お仕事は?)

◆#読む打つ書く @isshonihon ツイート(2021年9月7日)※どうもありがとうございます.ワタクシのコンパニオンサイトは,自著に関する出版後の興行イベント情報の周知,書評サンプリングリスト,文献リスト(オンライン版)などのまとめサイトとして公開しています.すべては自分のために手間ひまをかけています.

◆西日は強いがさすがに夏のパワーはもうない.午後の最高気温は24.0度どまり.湿度は55%.

◆日が暮れて気温は20度を下回り,北東の涼風が吹き抜けている.今日はつくばの某スーパーが「鰹のたたき」の叩き売りをしていて,この分量で税込300円弱とかありえへんでしょ.ということで,〈みなか食堂〉の夕餉の献立は急遽変更とあいなりました.そんなわけで,今宵の〈みなか食堂〉はまたしても呑み屋に変身し,鰹のたたきと谷中生姜,冷やしそうめんの秋茄子煮びたしとお揚げさんのトッピング.そして “お水” は満を持して東出雲の〈王祿〉2018BY・山田錦50%・純米吟醸限定無濾過生原酒です.ビシッとキメました.

◇本日の総歩数=8,366歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.15kg (+0.20kg) / 30.7% (−0.1%)

6 september 2021(月)※食慾の秋が到来する夜

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温18.7度の涼しい朝.北風.週明けの観音台は秋風が涼しい.夜半に雨が降ったようで路面が濡れている.午前8時の気温は19.6度.北北東の風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 阿見への通勤は公共交通機関を使えとのお達しあり.最近 TV で流行っている「路線バス旅」を毎週やることになるとは思わなかった……./『読む・打つ・書く』の第2刷重版に向けて,修正箇所リストを駒場にメール送信.

◆網羅的な研究出力リストの効用 —— 若いうちから研究活動履歴としてのウェブサイトをつくり続けていれば,のちのち物忘れする年代になっても,漏れ落ちのない “ライフログ” として役に立ちます.論文リスト・学会発表リストを含めてすべて公開するように心がけると,結局は自分のためになるとワタクシは考えています.将来,いつかリタイアするときのためにも,完璧な「全業績リスト」を本人が前もって用意しておけばのちのちまで尊敬されるにちがいありません.

そのような網羅的リストはえてして長くなることがあるが,それはまったく問題ありません.むしろ長いことはいいことです.研究キャリアが長くなるにつれて,過去のこまごましたアウトプットの詳細を,他人はもちろんのこと,本人自身が思い出せないことがしばしばあります.そういう経験がワタクシにもありましたので,京大生態学研究センター所長だった川那部浩哉の方針に従い,網羅的に “出力リスト” をつくっています.ワタクシの場合,学部の卒論以降すべてのアウトプットを網羅的にリストアップして現在にいたりますが,現時点でテキストファイルにして274KBに達しています.ワタクシ自身は自分の出力の詳細はすっかり忘却していますが,リストがちゃんと覚えていてくれるので安心です.

年長の研究者の出力リストがとても長くなるのは当たり前です.そう見えるのは,まちがいなく「整数倍の威力」なので,研究キャリアが長くなれば誰でもアウトプットは単調に増加していくでしょう.研究上の “長期蓄積量” よりもむしろ “短期成長量” の方が大事ではないかとワタクシは思います.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 『現代思想』2021年10月号(2021年9月刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7917-1420-9 → 版元ページ)※特集〈進化論の現在〉のゲラを猛然チェック真っ最中.今回の記事:三中信宏「系統学の舞台は変転する —— 進化の可視化と数学をめぐって」は学名が多いのでいたるところイタリックだらけに.

◆日中は降ったり止んだりの空模様だったが,夕方になって青空が広がってきた.蒸し暑さとは無縁の爽やかな秋晴れで,季節は嘘をつかない.今宵の〈みなか食堂〉は,食欲の秋の到来を告げる蒸篭蒸しの茸おこわをご用意しました.しっかり吸水させたもち米を茸とともに強火で45分蒸し上げます.茸おこわのサイドメニューはささやかなロースカツです.さあ,秋を満喫しませう.

◇本日の総歩数=2,804歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.95kg (+0.10kg) / 30.8% (+0.3%)

5 september 2021(日)※秋風に吹かれて燗酒を

◆午前6時半のろのろ起床.曇り.気温18.4度.

◆物理的に遠隔地で開催される “非日常” なリアル学会とはちがって,オンライン学会は日々の生活の場と同一(近接)しているので,家事や厨房仕事をする傍らで学会に “参加” することは当たり前. “日常” の真っ只中のオンライン学会は,リアル学会よりもタイヘンかもしれない.昨日夕方の昆虫分類学若手懇談会シンポジウム〈若手昆虫分類学者の生き残りシンポジウム〉は野菜の蒸篭蒸しと油淋鶏を炒めながら聴いていた.分類の研究室がいったんなくなると “復活の日” への道のりは苦労の連続だ.このシンポジウムで,「未来の論文リスト」をつくれというインパクトのある檄が飛ばされた.ワタクシは以前から「未来の単著リスト」を不可視で公開し,今後書くべき本のリスト化を心がけている.実際,ほぼその予言通りの順で単著を出してきた. “言霊” のパワーおそるべし.

◆朝から風が涼しい日曜日.気温は24.3度と夏日ラインが視野に入ってはいるが,北東風が吹いているので体感気温は低め.今日のランチは金田の〈手打そば・いちい〉にて太打ち十割蕎麦.サイドメニューは梅干しの天ぷら.

◆#読む打つ書く @hiro_eby ツイート(2021年9月2日)※コレ,ほんとにその通り.文字テクストだけだったら「電子本」でも何とかなるけど,図版などパラテクストに関しては「紙の本」の一方的な勝ちだとワタクシは判断します.紙の原本が手元にあることの利点は議論の余地なしですね.

◆吹き抜ける夜風が涼しすぎる日曜の夜.午後8時の気温は20.9度.これから明け方にかけてさらに下がるでしょう.そんなわけで,今宵の〈みなか食堂〉は伯耆大山の〈久米桜〉R2BY生酛「芽依」無農薬無肥料米鳥取旭の燗酒が登場しました.つくばでこの銘柄が手に入るようになったのは朗報です.

◆#読む打つ書く @gakeau ツイート(2021年9月5日)※「三中先生は文献リストの必要性を説くわりに本書の文献リストが頗る変則的で探しにくいのはほんと腹立つ。あいうえお順ぽいのに欧文の名前がイマイチそうでもなさそうな上に本文は姓しか出ないのに何故か名前・姓の順になっててこれどこやねんボケとなって探すのを諦めてしまう」—— あー,それは確かにそうかもです.

◆明日からは居並ぶ┣┣" 軍団を前にタイヘンな一週間になる.

◇本日の総歩数=11,385歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.85kg (+0.40kg) / 30.5% (−0.6%)

4 september 2021(土)※昆虫学会遠隔大会高座

◆午前7時前のろのろ起床.曇りときどき小雨.気温20.0度.北風.涼しいというより肌寒い.今日は昼前には観音台へ.

◆本日のお座敷 —— 日本昆虫学会第81回大会・公開シンポジウム 1〈昆虫分類学の問題点:過去・現在・未来〉.シンポジウム参加者は280名ほど集まったとのこと.

  • [つくば]とりあえず,本日の #昆虫学会 シンポジウムの舞台設定だん. posted at 11:32:40
  • [つくば]大会A会場にパネリストとして入室したもののぼっちなう…… posted at 12:25:04
  • [つくば]舞台袖で待機中. posted at 12:48:39
  • [つくば]ワタクシは最初の前座噺を担当.さすがに高座中はツイートできまへんな. posted at 12:51:36
  • #昆虫学会 前座噺:三中信宏「生物体系学の振り子は揺れる——分類と系統の対立と葛藤(1950〜2020)」おしまい.続いては神保さんの講演なう. posted at 13:38:08
  • 終了なう —— 日本 #昆虫学会 第81回大会・公開シンポジウム 1〈昆虫分類学の問題点:過去・現在・未来〉 posted at 15:09:22
  • #昆虫学会 昆虫分類学の未来はどうなる? posted at 15:09:59
  • #昆虫学会 昆虫少年や虫愛づる姫君の将来の道は意外に広いと思うのだが.昆虫分類学はその選択肢のひとつ(に過ぎない). posted at 15:34:38

◆今日は昆虫学会のお座敷がつつがなく終わったのでゆっくりしている.夜の草むらにすだく秋の虫の鳴き声に混じって鈴虫の独唱が.つくばの中心部でも思いがけないところで鈴虫が鳴いていることがある.

◇本日の総歩数=3,582歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.45kg (+0.10kg) / 31.1% (+0.6%)

3 september 2021(金)※ドロナワじたばた準備

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温18.8度の涼しさ.北西の風.朝の観音台の曇りときどき小雨に濡れる.午前8時の気温は19.4度.北風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 明日の高座の紙芝居がようやく仕上がった.良い子の研究者はこんなドロナワ仕事をしてはいけません./明日の昆虫学会公開シンポジウムの「試写」をすませた.映像・音声・紙芝居ともとくに問題なさそうだった./昆虫学会大会プラットフォームサイト来た来たぁ〜

◆先日の激辛「ブート・ジョロキア」に続いて,その2倍のスコヴィル値を誇る世界最強の「キャロライナ・リーパー」が産直コーナーで売られていた.こんなのどこの誰が買うんだろうとレジにお連れしたのはワタクシ.見ているだけでカプサイシンが染み込んできそう.

◆午後の┣┣" 撃ち —— めでたいことに『読む・打つ・書く』の重版が早くも決定し,来月上旬に第2刷が出るとの連絡が入った.┣┣” 撃ちの合間に “蟲捕り” リストもつくらないといけない./本郷の情報セキュリティー研修.二回不合格で三回目にやっと合格./再来週オンライン開講される信州大学理学部「自然科学史」集中講義と教室セミナー「読む・打つ・書く——専門知を鍛えるためのブックライフ」の zoom ミーティング URL を松本にメール連絡.

◆一日中振ったり止んだりの空模様.最高気温も21.6度どまり.先日までの残暑はいったいどこに消え失せたのか.

◆さ,明日は遠隔学会のお座敷に登壇だ.

◇本日の総歩数=2,993歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.35kg (−0.40kg) / 30.5% (+0.4%)

2 september 2021(木)※秋雨の中の冷蔵庫搬入

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温18.5度.ひんやりする明け方.無風.蟬はすっかり鳴りを潜め,代わって秋の虫たちの出番.また冷たい雨が降ったり止んだり.寒い,寒すぎる…….今朝の最低気温は17.9度.今も20度に達しない.熱燗ぷりーず.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 冷蔵庫の買い換えを決断し,今日がその搬入日.古い冷蔵庫は数日前から食材をせっせと消費してだいぶ空いたと思っていたが,保冷ボックスに詰めたらあっという間に数箱が満杯になってしまった.本棚と同じく冷蔵庫の収容力もおそるべし.奥の隅っこから “化石化” した生ハムが出土して呆然.

◆[蒐書日誌]ALL REVIEWS | 種村季弘「『ブダペストの古本屋』(筑摩書房)」(2021年8月29日)※初出は『中央公論1982年10月号』—— 本書『ブダペストの古本屋』(1982年4月30日刊行,恒文社,東京, 240 pp., ISBN:4-7704-0486-7 → 書評)は,文庫化される前の原本がなかなか見つからなくて,長年探しまわった記憶がある.本書に続く『ブダペスト回想』(1989年12月20日刊行,恒文社,東京, 198 pp., ISBN:4-7704-0710-6)・『ブダペスト日記』(2004年8月10日刊行,新宿書房,東京, 1 plate + 318 pp., ISBN:4-88008-314-3)とともに「三部作」を構成する.こういう本を書きたいものである.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 新旧冷蔵庫の食品移動作業./紙芝居づくりがぜんぜん進まなくてもうタイヘン.どうしましょ…….

◇本日の総歩数=3,996歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.75kg (−0.10kg) / 30.1% (−0.2%)

1 september 2021(水)※秋雨に濡れる九月初日

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温21.8度と低め.北風.曇りときどき小雨の観音台.季節はいきなり秋になり,午前8時の外気温は20.4度と低めだが,居室は29度もあって,全館空調が稼働しているのは合理的な判断だろう.本日をもって出勤簿は完全廃止となり,出退勤はタイムカード管理されることになった.30年あまり慣れ親しんできた毎朝の “ハンコの儀式” はなくなった.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 月初めの月例アナウンスを各メーリングリストに送信.

◆[蒐書日誌]いただきもの新刊2冊 ——

  1. キャサリン・ホイットロック, ロードリ・エバンス[伊藤伸子訳|大隅典子解説]『世界を変えた10人の女性科学者:彼女たちは何を考え,信じ,実行したか』(2021年8月28日刊行,化学同人,京都,xviii+340 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7598-2041-6 → 版元ページ
  2. キャット・アーニー[矢野真千子訳]『ヒトはなぜ「がん」になるのか:進化が生んだ怪物』(2021年8月30日刊行,河出書房新社,東京, 325+31 pp., 本体価格2,250円, ISBN:978-4-309-29159-8 → 版元ページ

—— 以上,ご恵贈ありがとうございました.

◆[欹耳袋]日本昆虫学会第81回大会・公開シンポジウム 1〈昆虫分類学の問題点:過去・現在・未来〉※オンライン開催・参加費無料・要事前申込(上記URL参照).ワタクシの高座も「蝶のように舞い,蜂のように刺す」ことを目指します.ぜひリングサイドでご観戦ください.

◆本日の進捗 ——

  • [つくば]原稿A:文献リストの叩き直し.計3,652字. posted at 16:30:44

◆曇り空の夕方.午後4時の気温は18.4度まで下がっている.蝉時雨の日々はあっという間に去っていく.夕方になってまた雨が強まってきた.

◇本日の総歩数=2,110歩|30回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.85kg (+0.55kg) / 30.3% (+2.5%)