images/image1.jpg
← terug naar Home
→ terug naar oude dagboek

日録2003年4月
●30 april 2003(水)●
・朝4時半起床.長年の生活リズムはいかんともしがたし.雨がぱらつき,風強し.
・粕谷関連:Journal of Negative Results ――医学における失敗事例研究のジャーナル.JNR in BiomedicineJNR in Medicine というふたつの専門誌がヒットした.いずれもごく最近創刊されたようで,いわゆる evidence-based medicine(EBM)がらみで浮上してきた新興分野のようにも思える.Nature , 2003年4月10日号には "Null and void" という negative results の重要性をアピールした記事も載っていたりして.タイトルを見ると,「〜を適用したら失敗した」とか「〜では十分な情報が得られなかった」とか「〜によって誤った結論が導かれた」というような い か に も な内容が想像される.「ポパーの科学方法論によれば、科学は誤ることで進歩するのだ」という趣旨文が載っていたりする(ご,誤解がー).
・さて,問題――これらの失敗事例ジャーナルはいずれも査読付き原著論文を掲載するが,これって研究者の「業績」になる? 粕谷師は「業績マイナス1点」とカウントしてはどうかと言う.失敗のクォリティ(周囲への波及度とか)にも左右されるだろう.
・多重比較に関するシンポなり集会は近いうちに開催する価値がありそう.
・現代進化理論の比較受容の経緯は国ごとにずいぶんちがいがある.とりわけ,歴史的事象として重要な「進化的総合」については,一昨年に関連文献リストをevolveに流しました.ちょっと古いけど置いておく価値は今でもあると思います.→The Evolutionary Synthesis 関連文献リスト
・掘り起こせばまだまだおもしろい素材や問題があるだろうし,こういう科学史的研究は,生物学者にとってもいわゆる科学論よりも関心がもてるテーマだと思う.>生物学史研究者のみなさん.
・思い起こせば,evolveをもともと開設する契機になったのは,進化思想史に関する文献リストの配布(1994年8月のこと).あのファイルはevolveの過去ログに埋もれているはずなので発掘しておかないと.
ワルモノはこの夏に再び集結する必要あり.場所はいずこかの温泉あるいは離島という案が.温泉のある離島がいいというのが河田くんの提案(ふはは).あるいは人里離れた野湯か....仕事になるとはほとんど思えないが(汗).草津温泉の中澤ヴィレッジを確認してみるか.みちのくの湯治宿はいかがかな? たとえば津軽湯の沢温泉なんか,お籠りするにはぴったりですがね→津軽温泉レポート2001
・そういえば,宿泊している片平会館の隣は,かの東北大学金属材料研究所でした.金材研といい医学部といい,町中にある東北大の「うつわ」が異様に大きく見えるのはなぜ? 金材研で,造幣局を上まわる超高精度500円玉をつくらせればきっともうかるし,バブリーな学内募金なんかもういらん――というのは,粕谷ネタ.
・風がとっても強い.低気圧が通過したか.
・昼前になって,またも煮詰まる....1000 words 減らすのは至難のこと.別のジャーナルに投稿するということでケリ.ん?上限20000語――おーい,削るに戻りますかァ?
・で,機を逸せずに即ランチ.
・午後は東北大2人組がそれぞれ別件で消え失せた.放り出された残り2人はフリータイムに.何となくダルな昼下がりやなあ.Freedbergを読み進む.
・夕刻,河田研のフトコロ刀であるみかみ修道士に仙台駅まで運搬され,伊達の牛タンを食した後(仙台に来たときの通過儀礼みたい),常磐線の特急スーパーひたち62号に乗込む.
・夜10時すぎにひたち野うしく駅着.うう,疲れました.→残りは明日....
・本日の総歩数=12,198歩.

●29 april 2003(火)●
・世の中ゴールデンウィークだというのに,まったくもって因果な商売ですこと....
・David Freedbergの『The Eye of Lynx 』を読み進む.学生の頃にAcademia dei Linceiのジャーナルを見て,漠然と「リンチェイってリンネにちなむ言葉かな」と思いこんでいたのは大間違い.オオヤマネコ(LynxLincei)という言葉にこ込めた創設者Federico Cesiの意図――繊細かつ鋭い眼力をもつべし(p.66)――がやっとわかった.
・オオヤマネコの寓意って,やっぱりフィシオログスを見ればわかるかな.アルノルト・シェーンベルクの〈グレの歌〉で,女王に引き裂かれるヤマバトが「愛情」(ここでは王ワルデマールと愛人トーヴェ)の寓意を表わしていることもフィジオログスに載っていたからね.博品社の『フィシオログス』はもう手に入らないかもね.ぼくは京都・寺町二条の三月書房でたまたま半額ゲットしましたが.
・500ページもある『The Eye of Lynx 』はカラー図版も味わいつつときどき眺めているのだが,いま読んでいるのは第2部「天体学」のところ,天動説が揺らぎはじめ,宗教的異端とみなされたジョルダーノ・ブルーノが焼かれたり,ガリレオが自説を『天文対話』などで世に問いはじめた頃のAcademia Linceiの話.1604年の超新星発見が当時の天文学に与えた影響が詳述される.まさに晴天の霹靂だったのか.新星学者(novatore)という言葉さえできたそうな.
・第3部「博物学」に早く進みたい.
・いまiPodに800曲ほど詰め込んで持ち歩いています.すでに聞き慣れているのに,ときどき立ち止まってしまう曲もある.Steve ReichのCD〈City Life〉の冒頭にある「Proverb(格言)」もそのひとつ.ウィトゲンシュタインの神託?「どんな些細なことでも一生を埋めるには十分である」だって!――ほんの一瞬「へこむ」よねえ.仕事中に聴くメッセージではないわな.ところがボーイソプラノがそのメッセージを繰り返し歌い続けるので,サブリミナルに刷り込まれてしまいそう.ヒリヤード・アンサンブルのコーラスは本当に染み込むんだけどね.ウィトゲンシュタインの言葉って毒だと思う.取扱注意.
・同じアルバムの「Nagoya Marimba」を聴いていて:ミニマル・ミュージックのメロデイ展開って,きっと「旋律分岐図」として描けるだろうね.反復される中で「共有派生形質」がどんどん付加されてるから.総譜を入手してみようかな.
・さて,ワルイことをする仙台の1日がはじまる.Gary Burtonの〈Libertango〉を聴いて盛り上がろう.
・東北大学理学部生物学棟は内装一新.トイレや踊り場に潜水艦船内みたいな円窓が.
・さて,と,ワルイ4人が東北大学の某会議室に集結して,いよいよワルサをば....GWの仙台はやっぱり快適快適.でも,そろそろくだんの論文にもケリをつけないとね(万座温泉→南青山会館→帯広→青葉山というグローバル徘徊の顛末は?).粕谷さん,また誘惑的アイデアを(脇道で).河田くん,悩んでるね(ちがう?→あ,そうか,理不尽な高額募金を大学から求められているからか).うーむ,給与の2割が30万円――ということは,逆算すると? 総額50億円全額を絶叫ジェットコースター【青葉山サイクロン】建設に当てるという粕谷案は魅力的.山頂近くでげろげろスーパーコイルを巻き,そのまま一直線に川内キャンパスに向かってフィニッシュを設けて,そのまま広瀬川に突っ込むというコース設計.
・山を下ってそば屋で昼ご飯.食後に立ち寄った喫茶店“Cafe de Ryuban”がなかなかナイス.フレンチ・ローストうまかった.つい深炒りコーヒー豆を買ったりして.ポイントカードまでつくったりして.先導してくれたのはありがたいが,ふみふみとコッソリ行ってるね?>Kくん.黙って九州愛妻温泉旅行なんかにしちゃダメよ.ぼくみたいに,ちゃんとevoloveに報告しなさいね(笑).
・でもって午後の部.原稿を前にしてそれぞれ頭をひねる,曲げる,揉む.いったん書き上げた原稿を再度「反芻」し続ける.ずいぶんと消化されたはずだが.投稿規定を見つつ,検討を進める.
.やっぱり温泉宿カンヅメが効率的だとのコンセンサス.万座温泉豊国館に集結したとき(2000年夏)は,6畳一間の部屋に詰め込まれて逃げるに逃げられず,寝るにも足を延ばせないという極限ぐわわ状況の中,ひたすら地べたから原稿を書き上げた.疲れたらそのまま温泉で再加熱され,夕方にはツチノコがバフッと空を飛び,それはそれはワンダフルであった.次回は山形あたりの温泉に自主的に隔離されようか.
・うう,煮詰まる....NatureやらTREEの論文コピーが紙吹雪のように小会議室を飛び交う....C.J. Godfrey (2002), Challenges of taxonomy. Nature (2 May 2002), 417: 17-19; J. Mallet & K. Willmott (2003), Taxonomy: Renaissance or Tower of Babel? TREE (February 2003), 18 (2): 57-59. etc...
・頻繁に煮詰まりまくる....ただサクサクと書けないところがミソ.いかにして8000語を5000語にまで削減するか――各人それぞれに固まり,停止する.もう5時過ぎ...,6時過ぎ....そろそろリミットか.われわれに救いの手は伸ばされないのか?
・すでに日もとっぷりと暮れ,青葉山一帯にはただならぬ妖気が.来るぞ来るぞ――ということで,ふと気がつくと,一番町の‘旬菜食健・ひな野’に根を生やしていました.和食バイキングという珍しい形式の飲み屋?1日の労働のあとはやっぱりこういうごほうびがええですな.鱈腹いただきましたでございます.ハイ.口福口福.
・研究室の「困ったちゃん噺」で大いに盛り上がる.国研にももちろんいるけど,大学に棲息する亜種はタダモノではない.スゴイ!
・粕谷師とともに片平会館に帰還し,即座に爆睡したようだ(記憶なし).
・本日の総歩数=13,414歩.

●28 april 2003(月)●
・やっぱりSafariだとページタイトル画像がうまく表示されないみたいです.T-Timeで読みこんだときと同じ症状.本文は問題なく読めるのですがね.ああ,はまってはいかんのだ.
・グールドの最新刊2冊はこれ→「The Hedgehog, the Fox, and the Magister's Pox: Ending the False War Between Science and the Humanities」(サイエンス系)と「Triumph and Tragedy in Mudville: A Lifelong Passion for Baseball」(野球系).野球本の方がキャッチーなタイトルかと.すでに出荷されたというアマゾンからのメールが届いたので近いうちにブツを手にとれる.
・ウンベルト・エーコの新刊『カントとカモノハシ』の上巻はとっくに読了したのに,下巻の出る気配がない.早く出てくれないと,書評にさしつかえるではないか.それでなくても記憶の揮発度が高まっているのに〜.エーコのホームグラウンドである記号論の本ですが,分類カテゴリー化というテーマを扱っていて,生物分類に関心のある人はぜひ手に取るべきだと思う.エーコ自身は認知心理学的なプロトタイプ論には随所で保留をつけていて,その点でもおもしろい.記号論的なスタンスがあるのかな.きっと「内分点」の比率の問題だろうとは思いますが.
・ワルイことをするために,またも仙台へ.ワルモノたちの宴,またも.その機材の準備をする.
・そのあおりを喰って?年中行事となった感のある某事務書類の提出が遅れてしまった.毎年数10ページもあるフル罫線書式の文書を作らせるというのはまことに時間のムダですなあ.しかも「一太郎」を必ず使えなんてことを平気で言ってくる.軽く笑い飛ばしつつ,例年のごとくPageMakerでつくってpdfファイルをドンと送りつけることにしよう.
・本日の総歩数=16,447歩.

●27 april 2003(日)●
・東京での休日.天気はたいへんよいのだが,htmlタグに埋もれつつ朝を過ごす.慣れるまでがたいへんやなあ.WWWサイトの手入れを怠らない人はエネルギーを使っているんですねえ.
・フランス装の「ページ切り」について昨日書いたけど,フランスに限らないのですね.これまた崇文荘書店で4月15日に入手したヴィーコの著作集"Opere"(Paolo Rossiの監修,1959年,ミラノ)は電話帳みたいな薄紙1000ページ近くもあるソフトカバー&函入の本ですが,ページの小口が切られていない装丁でした.これはこれで趣きがあるのだろうけど,ぱらぱらブラウズできないのが不満.ページの隙間から覗きこんだりしていると,フクロ綴じのいかがわし本みたい(笑).え,マルブランシュやヴィーコを覗きこんでるお前がもともといかがわしいって.ぐわー.
進化学会福岡大会の企画「形態測定学・夏の学校」の講師を依頼しようと思っていた一人にぜんぜん連絡が取れなかったのだが,昨日,所属大学の事務から電話連絡があり,この8月まで(!)スペインに長期出張だとのこと.タイミング悪いなあ.メールアドレス(ugr.es)を教えてもらったのでダメの確認をした上で,代役を探さないと.モデルベースの理論形態学を教えられる人,誰かいませんかねー.
形態測定学(morphometrics)は1980年代から数年おきに大きな国際スクーリングをやっていて,そのいずれもがこの学問分野の発展に大きく寄与してきた.亡くなった静岡大学の阿部勝巳さんやリチャード・レイメントさんとともに十年ほど前に日本でもそういうスクーリングの企画を立ててファンドを取ろうとしたけど,そのときはぽしゃったもんねえ.今回の福岡大会ではせめてそういう気運だけでも高めていきたいと思います.
・bk1の担当書評本――『イヴの卵』に続いて,いよいよ『生態学:個体・個体群・群集の科学(原著第三版)』(京都大学学術出版会).なんたって1300ページで重さ2.88キロやもんねえ.落ちてきたらケガするし,つまづけば転ぶし,投げれば凶器.5月中旬までに読了できるか!?
・そういえば,同じくらいの凶器度(1400ページ,2.25キロ)をもつ大著"The Structure of Evolutionary Theory"(2002, Harvard UP)を残して逝ったグールドの新刊がまたまた2冊も出るそうな.うち1冊はサイエンス系だが,もう1冊はベースボール本とのこと.うむむ,かないまへんな.
・本日の総歩数=6,999歩.

●26 april 2003(土)●
・しかし...,それにしても,こういうページをつくる作業って慣れないうちは時間がかかりますねえ.ついつい,使い慣れている Adobe InDesign で書いているうちはいいけど,「html書き出し」をした後で妙に苦労したり.ブラウザによっては読みにくいなんてこと,考えたことなかったし.Safari――まだ読めへんかな....
・とりあえず,ページの基本体裁は InDesign でつくり,htmlに書き出してから,Wz Editorに付随する「xhtmlエディター」でちょこちょこ修正するという手順をしています.→GoLiveでも使えって?考え中です.
[東京へ→計量生物学会理事会]
・きょうは,茗荷谷にある筑波大学大塚校舎で計量生物学会の理事会.溜まっている計量生物セミナー報告を早急に出版するように柳川尭会長からハッパをかけられる(来ない方がよかった...).
・二百名そこそこの学会の常として,会の活性化と会員集めは毎回の話題.終わり近くになって岸野洋久さんから,計量生物学会もMLをつくって,学会と会員の双方向コミュニケーションをはかってはどうかという提案あり.岸野さんは進化学会のQshinkaメーリングリストを念頭に置いていたようだ.当然の流れとして(ため息)ぼくが新たなMLの担当に指名されることに.
・まあねえ,すでに十いくつもMLを運営しているから,ここでひとつくらい増えたところで大きなちがいはないのだが,とにかくみなさん「発言」してねー.どうこう言いませんが投稿してねー.とくに,MLは開設当初の1ヶ月でその後の運命が決まるので,死ぬほど忙しくてもメールを書くべし――と理事会の面々に言いました.
・ということで,週明けにも学会事務局とMLづくりについての打合せをすることに.これまで同様,農水省計算センターに開設申請をすることになるので,メーリングリストの名称は「jbs」,投稿アドレスは「jbs@ml.affrc.go.jp」となるでしょう.
[神保町怪進撃の巻]
・昼前に東京に出たので,お昼を食べるつもりで神保町に立ち寄ったのが敗因でしたな.時間がないのに,崇文荘書店にはまりこんだので,結局ランチ抜きという事態に.ぐう〜.
・そのかわりに2冊をゲット(転んでもタダでは起きまへんで)――

【書名】Malebranche et Leibniz: Relations personnelles, 
 presentees avec les textes completes des auteurs et 
 de leurs correspondants revus, corriges et inedits.

【著者】Andre Robinet

【書名】Histoire de la genetique et de l'evolutionnisme en France
【著者】Denis Buican

・マルブランシュはクララ・ピント-コレイアの新刊『イヴの卵』(白揚社)を読んで以来,気になっていた思想家.若い頃からデカルトに心酔し,アンチ・デカルトを標榜した鬼才ライプニッツと論争を続けたという.工作舎の「ライプニッツ全集」も気になるけど,色目を使ったらダイレクトに破産ですな.
・ピント-コレイアの本には,マルブランシュが「前成説」の提唱者と書かれてあったけど,17世紀当時の概念世界は気になる気になる気になる.
・マルブランシュとライプニッツの書簡を集成したロビネのこの本は,いわゆるフランス装でページの端(天と小口)が切られていない.ペーパーナイフで切り開きながらひもとくというのは初めての経験になるか....
・もう1冊のビュイカンは,フランスにおける20世紀の遺伝学・進化学の歴史書.やっぱりネオ・ラマルキズムの威力は大きかったんやねえ.
・驚きだったのは,ジョルジュ・テシエがフランス進化学で果たした役割.テシエといえば相対生長の研究しか知らなかったのだが,本書の第7章全体はテシエがフランスの集団遺伝学の旗頭であったと述べています.フィリップ・レリティエとともに数々のショウジョウバエ研究をしていたとはぜんぜん知らなかった.マイヤ&プロヴァインの『The Evolutionary Synthesis 』(1980,Harvard UP)からは見えてこなかった内容.
・本日の総歩数=12,518歩.

●25 april 2003(金)●
・「思い立ったが吉日」というのはウソですな.まさに「魔がさした」という表現がぴったし.ま,きっかけは何であれ,今日から自分のホームページをつくることにしました.
・午後,日本バイオインフォマティクス協会の設立に関する打合せ.
・1997年の暮れに農環研のサーバーにホームページをつくろうとしたことはあったが,あえなく挫折してそのまま放り出していました.縄文時代か弥生時代のようなホームページを6年あまりも見せていたとはね――冷や汗もんやね.
・農水省の研究計算センターが新システムを導入した2001年以降,弥生時代の遺跡のようなそのホームページは消え失せたが,それに代わるページをどう立ち上げたものだか,うだうだとしてるうちに数年が過ぎ....
・先週,とあるきっかけで,計算センターに「WWW使用申請」しさえすれば,サイトを立ち上げられるのだということを教えてもらい.ようやく「ウェブ先史時代」からの脱却がはかれそうな予感がしてきました.昨日,WWW開設をオンライン申請したばかりなのに,もう作業OKになっていました.
・しかし....
・本日の総歩数=8,387歩.

●24 april 2003(木)●
・東京の蜂須賀正子さんから電話あり.この前の生物地理学会大会蜂須賀記念シンポジウムの写真の送り先についての問合せ.彼女の明るさはいったい(nature? それともnurture?).会話のなかでドードーについての新刊の情報をいただいた.この3月にオランダでドードーの本を出版した著者から連絡があり,情報提供をするとのこと.その本の関連ページのコピーを送ってもらうことになった.
・蜂須賀さんには,蜂須賀正氏のドードー研究への言及があるGeorge Evelyn HutchinsonのAmerican Scientist 誌の記事(1954年)をお送りすることに.この記事のタイトルは"Marginalia"――おお,澁澤龍彦か....
・そういえば,『イヴの卵』の著者クララ・ピント-コレイアの今年1月の最新刊"Return of the Crazy Bird"(Copernicus Books; ISBN=0387988769)もまたドードーに関する生物学史と言説形成の本だそうな.ドードーおそるべし.
・農水省研究計算センターにWWW開設のオンライン登録をする.明日には「ready」になっているでしょう.
・本日の総歩数=13,876歩.

--- het eind van 日録 ---    → terug naar oude dagboek