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日録2019年5月 


31 mei 2019(金)※谷津田はまだ田植え前

◆午前5時半起床.薄雲が広がる.気温は18.0度.観音台.雲の隙間からのぞく青空とときどき差し込む朝日.午前8時の気温は21.7度.南風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— マクロ汚染されたなろエクセルファイル(.xlsm)に憑依される午前のひととき.住居調査のアンケート用紙だが,Gmail は賢明にも速攻でゴミ箱にたたき込んでいた.エクセルはいじりたくないので,厚生担当に丸投げしてしまう./次回の書評担当本:門脇浩明・立木佑弥(編)『遺伝子・多様性・循環の科学:生態学の領域融合へ』(2019年2月28日刊行,京都大学学術出版会,京都, 8 color plates + 432 pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-8140-0190-3 → 目次版元ページ)のゲラ修正を大手町にメール送信.

◆薄曇りときどき晴れ間がのぞく昼休みはショートコース徘徊.正午の気温は23.9度と夏日ラインにも届いていないが,湿度49%なのでうろうろするとやや蒸し暑い.農環研の中にある「谷津田」周辺をぶらぶら散策して帰還.この谷津田は例外的に来月に入ってからの田植えとなる.本日の歩き読み本:老屋顔〔辛永勝・楊朝景〕[小栗山智訳]『台湾名建築めぐり』(2019年3月20日刊行,X-Knowledge,東京, 191 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7678-2605-9 → 版元ページ)読了.歴史的建造物を探し求めて台中から台南へと.臺灣,とても広い.おもしろい.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 進化学会札幌大会の早期申込まであと二週間と,早くも “加圧” がかかっている…….

◆夜風が涼しいので,今宵は鶏手羽元のポトフの夕餉.塩のみで調味するお手軽さ.野菜は新玉ねぎ・にんじん・春キャベツ・フルーツトマト・皮付き新ジャガ・クレソン.そして,実にめずらしいことに “お水” はモーゼルの〈Dr. Renate Riesling Feinherb Bio〉を合わせてみた.ドイツワインはひさしぶりすぎる.

◆[蒐書日誌]五月最後の新刊の堆積 —— 藤木TDC(文)・イシワタフミアキ(写真)『消えゆく横丁:平成酒場始末記』(2019年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま文庫・ふ-34-2],東京, 16 color plates + 222 pp., 本体価格920円, ISBN:978-4-480-43597-2 → 版元ページ)※タイムスリップしたような横丁の記録./リアム・ドリュー[梅田倫訳]『わたしは哺乳類です:母乳から知能まで、進化の鍵はなにか』(2019年6月15日刊行,インターシフト,東京, 406 + 18 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7726-9564-0 → 版元ページ)※ご恵贈感謝いたします.

◆窓を開けっ放しにしていたら意外なほどうすら寒くなってきたのであわてて閉める.皐月から水無月への移り変わり.

◇本日の総歩数=10,919歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.80kg(+0.10kg) / 28.6%(−0.3%)


30 mei 2019(木)※理性的な初夏の陽気に

◆午前5時半起床.カンカン照り.気温は13.2度.青空が広がる観音台は初夏らしい理性的なからっとした暑さ.午前8時の気温は20.0度.湿度44%,南風.新緑が池にも滴っている.今日は午前中だけ農環研に実在し,午後は本郷のお座敷へ.とても爽やかな朝の BGM は Sigiswald Kuijken のバッハ〈無伴奏バイオリン〉全曲を.

◆[蒐書日誌]ランディ・モーシャー[日本語版監修:一般社団法人 日本ビアジャーナリスト協会/訳:土岐田明日香]『ビール大全』(2017年8月31日刊行,楽工社,東京, 296 pp., 本体価格5,800円, ISBN:978-4-903063-77-5 → 版元ページ)※とある案件のため必死のパッチで復習しまくり.呑みまくっているわけではありません(為念).

◆初夏の日差しの昼休み.気温は夏日ラインの25.0度まで上がってきた.今日のランチはひさしぶりの〈おはん〉海鮮丼.

◆農研機構を退職して再雇用(「専門員」)の身分となり,はや一年余りが過ぎた.退職前後のことどもについては,備忘メモ書きしておかないときっとそのうち忘れてしまうだろう.以下,思いつくままに:

  1. 「収入が大幅に減る」—— 退職前は月給計算,退職後は日給計算になるが,額面で言えばおよそ半額(4割〜5割)に減る.しかし,同時に,天引きされる控除額は約1/3になるので,実質的に毎月振り込まれる収入額はあまり変わらないのが意外だった.なお,退職前は天引きされていた住民税は,退職後は天引きではなく別払いになる(もちろん収入が減るので税金額もそれに応じて低くなる).
  2. 「兼業は事前届出不要」—— 予期していなかった最大の朗報かも.再雇用職員に関しては兼業規程が適用されないので,事前に本務先に申請して兼業許可を取る必要はない.大学の非常勤出講や所外の委員委嘱なども届出は必要なし.今は “事後的” に人事に連絡してはいるが,それも実はいらないようだ.欠勤届を申請する際に「兼業につき」と付記すればそれで十分.ある意味,やりたい放題のフリーダム.
  3. 「エフォートゼロの極楽」—— 退職しているので,中課題や諸プロジェクトに伴う “エフォート” がまったく付かない.つまり,これまで毎年毎年あれこれ要求されていた研究計画・進捗状況・成果報告などに関わる仕事が一切合切なくなるということ.学会発表・論文出版・著書執筆の報告も何一つする必要がない.これはとんでもない自由度の高さで,自ら体験してみて初めてそのありがたさがわかる.何者からも追い立てられることがない静かな生活が満喫できる.
  4. 「清貧生活」—— もちろん「エフォートが付かない」ということは「お金がつかない」ことと同義である.再雇用職員に配分される研究費や出張費はゼロなので,もし必要があればそのつど申請して,予算範囲の中で融通してもらうことになる.ワタクシの場合,研究資料や機材などはすべて自費購入してきたので,出張旅費だけ申請している.なお農研機構の場合,再雇用職員は科研費など外部資金の筆頭者になることはできない.
  5. 「研究環境と居室」—— 管理職で退職し再雇用されると企画部門など事務系業務に就くことが多いが,ワタクシは研究員として退職&再雇用されたので,居室はいまのところ退職前と同じなので,仕事の環境は変わりがない.ただし,積年の “本の山” がタイヘンなことになっているので,別室に移るとなると大仕事になるだろうな.
  6. 「再雇用という身分」—— 再雇用されるからには,農研機構のオモテの業務に対して一定の “貢献” が求められる.ワタクシの場合も,再雇用の際に交わした契約書に記された通り,毎年の数理統計研修や統計コンサルティング,都道府県の農業試験研究機関での出張統計講習など,退職前と同様の仕事を抱える.再雇用職員は向こう数年間の期間限定の身分だが,オモテの “御奉公” は勤め上げるつもり.
  7. 「日々の過ごし方」—— あわただしく駆け回っている周囲の常勤研究員たちに比べれば,ワタクシたち再雇用職員が置かれている状況はエアポケットのように凪いでいる(よう知らんけど).聞くところでは退職前後の環境の “落差” にとまどう人もいるらしいが,ワタクシの場合はほぼまったく変わりない日々を送っている.お金は減ったが時間と自由は増えた.まだしばらくは先に進めそうだ.

以上は,農研機構という国立研究開発法人での再雇用に関わる備忘メモなので,他機関でも “汎用性” がある内容かどうかはまったくわからない.こういう人事雇用がらみのことはなかなか口外されないことが多いが,何かの参考になれば.

—— 公開しました:note | leeswijzer「観音台の静かな日々 — 再雇用稼業備忘録」(2019年5月30日).

◆午後1時,つくば駅.夏日の昼下がり.午後2時,本郷通りに青空が広がる.気温は25.1度.理学部2号館前の紫陽花が咲き始めていた.

  • #TodaiStat 今日は乱塊法による実験計画法の解説と実習を行います. posted at 14:30:19
  • #TodaiStat 多重比較なう. posted at 15:43:43
  • #TodaiStat 乱塊法の解説まで終わりました.来週は乱塊法のR実習とさらなる応用について説明します. posted at 16:40:46

◆午後6時,つくば帰還.夕日を浴びるベランダ.午後6時の気温は21.8度.南風.

◇本日の総歩数=6,845歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.70kg(−0.15kg) / 28.9%(+0.4%)


29 mei 2019(水)※ひさしぶりに雨が降り

◆午前5時半起床.強い南風のち雨.気温18.6度.観音台.明け方から降り始めた雨はまだ止みそうにない.気温は18.5度と低いが,湿度が高いのでぜんぜん爽やかではない.

◆[欹耳袋]29Lib 分館「数値評価が非効率を生み、目標達成を阻害する」(2019年5月28日)※ジェリー・Z・ミュラー[松本裕訳]『測りすぎ:なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, xiv+189+22 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-08793-9 → 目次版元ページ)の書評記事.

◆意外に早く雨上がり.蒸し暑くなりそうな気配.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 同時並行二冊の目次改訂案を蔵前と本郷にそれぞれメール送信.「書く日々」がまた始まるぞ.

◆薄曇りの正午の気温は20.1度だが,湿度が58%もあってウロウロすると蒸し暑いだろうなあ,と思いつつも,けっきょくショートコース徘徊.案の定かなり蒸し暑かった.近在のアケビの木にはもう実が付いていた.季節になればコッソリいただいてもお縄にならないだろう.歩き読み本:老屋顔〔辛永勝・楊朝景〕[小栗山智訳]『台湾名建築めぐり』(2019年3月20日刊行,X-Knowledge,東京, 191 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7678-2605-9 → 版元ページ)※いきなり,台湾から見てさらなる離島の金門島・澎湖島・馬祖島から始まり,続いて台北・宜蘭・花蓮へ.和洋中が混じる混じる.

◆午後の┣┣" 撃ち —— _・) 。oO (旧・農業環境技術研究所がなろ配下に入ったとき,略称「農環研」から「農業環境センター」なるどこぞの “クリーンセンター” みたいな新略称が降ってきて,かなりの反対意見を上げたにもかかわらず,ずっとそのままになっていた.今日の所議報告で略称「農環研」があっさり復活したぞ)

◆今日の最高気温は21.2度と夏日ラインにも遠く及ばない低さだった.西日がまぶしい夕方.気温は18.4度.湿った涼しい東風が吹きわたる.夜になってさらに気温が下がってきた.

◇本日の総歩数=9,394歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.85kg(0.00kg) / 28.5%(0.0%)


28 mei 2019(火)※酷暑から天国の夏日へ

◆午前5時半起床.曇り.気温21.4度.南風.朝の観音台は青空と雲のまだら模様.午前8時の気温は24.6度,湿度44%.またしても夏日ライン超え間近だが,今のところは南風が吹き抜けて快適.

◆[欹耳袋]JBPress「研究の現場から日本人の姿が消える日はそう遠くない —— 学生による学会発表は激減し、外国人研究者の独壇場に」(2019年5月27日) ※日本農芸化学会大会のレポート.博士のみならず,修士も減っているとのこと.学会発表やイベントみたいなリアルな学会活動の場での研究者個人の “プレゼンス感” はやはり重要で,それがやせ細ると忘却の一途.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 来月の┣┣” 撃ちカレンダー更新./来月の欠勤届も自慢の “達筆” で提出.新しい欠勤届用紙をもらわないと書ききれない.

◆薄曇りの昼休み.正午の気温は26.5度.夏日ラインは超えたが,昨日までのオニのような酷暑からは解放されたので,おそるおそるロングコース徘徊だん.湿度は46%とやや高いものの,南風が心地よし.田んぼではめいっぱい光合成したと思しき浮草がいたるところで繁茂していた.本日の歩き読み本:小倉ヒラク『日本発酵紀行』(2019年6月10日刊行,D&DEPARTMENT PROJECT, 東京, 217 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-903097-3 → 版元ページ著者サイト)読了.日本のいたるところに聞いたこともない発酵食品の数々がある.お昼ごはんは昨夜の混ぜごはんがそのまま流用された.暑い季節のさっぱりランチ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— Hootsuite から Tweetbot に乗り換え途中.Tweetbot ツールバーアイコンからの新規ツイートが「文字インライン入力」できないトラブルが毎回発生.メインウィンドウからの新規ツイート作成だと何も問題が起こらない.しかし,しばらくするとツールバーでの問題はいつの間にか解決している.

◆[蒐書日誌]暑かろうが暑かろうが新刊は積み重なる.ご恵贈ありがとうございます —— Jonathan B. Losos[的場知之訳]『生命の歴史は繰り返すのか?:進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む』(2019年6月15日刊行,化学同人,京都, xvi+382 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-7598-2007-2 → 版元ページ)※きっと大手町にも届いているんだろうなあ./エマニュエル・プイドバ[松永りえ訳]『鳥頭なんて誰が言った?:動物の「知能」にかんする大いなる誤解』(2019年5月25日刊行,早川書房,東京, 262 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-15-209861-0 → 版元ページ)/中山裕之『獣医学を学ぶ君たちへ:人と動物の健康を守る』(2019年5月15日刊行,東京大学出版会,東京, viii+152 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-13-072066-3 → 版元ページ)※ある獣医学者の自伝.

◆[欹耳袋]文春オンライン「大阪人の“恐怖の駅”!? 阪和線のナゾの終着駅「日根野」には何がある?」(2019年5月27日)※Yahoo!コメント欄が「寝過ごし告白大会」になっていてしばし和む.和歌山「御坊」とか奈良「五条」の方が格上の終着駅らしい.

◆今日の最高気温は27.5度止まり.真夏日ラインにも達していない.夜風も心地よく涼しい.昨日までの地獄の暑さを思い起こせば,これを天国と呼ばずしてなんとする.

◇本日の総歩数=10,637歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.85kg(+0.65kg) / 28.5%(+0.3%)


27 mei 2019(月)※西日の居室は猛暑日に

◆午前5時半起床.晴れ.気温16.8度.南東の風.観音台は朝から日差しが強い.午前8時の気温は25.1度と今日も “上昇志向” 満々の天気.まずは居室の窓を全開にして,週末にしっかり溜め込まれた熱気を排出しないとどうしようもない.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評が公開されました:三中信宏「進化する漢字の系譜 ——漢字の字形…落合淳思著 中公新書 800円」(2019年5月19日紙面掲載)※落合淳思『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』(2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:978-4-12-102534-0 → 目次版元ページ).

◆午前11時.気温31.1度の真夏日.昨日よりも上昇速度が大きい.これはひょっとしてひょっとする.しかし,たとえ真夏日でも猛暑日でも,5月に全館空調がけっして稼働しないのは,なろ城下町の “鉄のオキテ” である.城下町の万民はキビシイ “耐暑性淘汰” を受けるのだ.

◆正午の気温32.3度.外はカンカン照りなので炎天下徘徊はキケンと判断した.居室は29.0度なのでまだまだガマンできるかな?

◆午後3時の時点で最高気温は34.1度.西日直撃の窓際の室温は35.0度.これ以上のうかんけんでガマン大会し続けてもしかたがないので,時間年休をゲットして撤収するん〜.まだ5月なのに「うだるような暑さ」という表現は不適切だが,暑いものは暑い.

◆季節外れの真夏の暑さに負けないよう,夕餉には「初夏のさっぱり混ぜごはん」を用意した.昆布だしと薄口醤油・日本酒・味醂で炊いた土鍋ごはんを冷ましてから,焼き油揚げ・紅生姜・甘酢らっきょう・釜揚げしらす・金胡麻・スナップえんどうをざっくり混ぜこむ.最後に,しそ大葉をトッピングして.

【食材】 白米(3合)・油揚げ(1枚)・釜揚げしらす(100g)・スナップえんどう(10本)・紅生姜(適量)・甘酢らっきょう(適量)・金胡麻(適量)・しそ大葉(5枚)【調味料】だし昆布(10cm×10cm)・日本酒(大さじ3)・味醂(大さじ1)・薄口醤油(大さじ3).

  1. 昆布だし3カップをつくり冷ましておく.
  2. 白米をといでざるに上げる.
  3. スナップえんどうを色よく茹でてざく切りに.
  4. 油揚げはカリッと焦げ目がつくように焼いてから短冊切りに.
  5. 紅生姜と甘酢らっきょうはみじん切りに.
  6. 土鍋に 1 の昆布だしを注ぎ,日本酒・味醂・薄口醤油を投入する.
  7. 2 の白米を 6 に入れ,4 の油揚げと釜揚げしらすを投入し,強火にかける.
  8. 沸騰したら中火で5分,さらに弱火で7分炊いて,火を止めて10分蒸らす.
  9. 炊きあがったごはんをざっくり返してよく冷ます.
  10. ごはんが冷めたら,3 のスナップえんどう,5 の紅生姜と甘酢らっきょう,そして金胡麻を散らす.
  11. 最後に千切りにしたしそ大葉をトッピングしてできあがり.

まるで真夏につくりそうな「さっぱり度」の高さだが,今年みたいなありえへん暑さが続くとこういうメニューのランキングが急上昇する.混ぜこむ食材はいろいろヴァリエーションが可能だろう.紅生姜と甘酢らっきょうの酸味がポイントだが,柴漬けや梅干しを使ってもいいかもしれない. “青物” の色が変わらないよう,ごはんは十分に冷ますこと.

—— レシピ → het dagelijkse keukenleven 「初夏のさっぱり混ぜごはん」|クックパッド「初夏のさっぱり混ぜごはん」.

◇本日の総歩数=5,681歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.30kg(−0.25kg) / 28.2%(−0.1%)


26 mei 2019(日)※軽やかに猛暑日へ跳躍

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温20.0度.午前8時の気温25.1度.まずは軽やかに夏日ライン突破.朝餉は〈The Sandwich Club〉へ.今日は「B. L. T. サンド」を.すでに来店していた女性4人組は定番「苺のサンドイッチ」を全員が注文していた.アレはインスタ映えしまくるもんねえ.

◆[蒐書日誌]読売新聞「6月2日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」※ワタクシの小評担当本は:門脇浩明・立木佑弥(編)『遺伝子・多様性・循環の科学:生態学の領域融合へ』(2019年2月28日刊行,京都大学学術出版会,京都, 8 color plates + 432 pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-8140-0190-3 → 目次版元ページ)です.

◆気温はぐんぐん上がり,午前10時には真夏日ラインを余裕で超え,昼下がりには真夏日ラインもクリアしてしまった.

◆[蒐書日誌]ジェリー・Z・ミュラー[松本裕訳]『測りすぎ:なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, xiv+189+22 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-08793-9 → 目次版元ページ)読了.現代社会に蔓延する「業績評価」への過度のこだわり( “測定執着” )がいかに害毒を撒き散らしているかを具体的に糾弾した本.「測定は判断の代わりにはならない.測定は判断を要するものだ」(p. 179)—— 本書の末尾には “測りすぎない” ための「チェックリスト」十箇条(pp. 180-186)がまとめられている.これは役に立つ.良書.

◆あまりに暑すぎるのでランチは中居町の蕎麦処〈うちだ〉にて「サラダそば」を注文.暑いときには冷たいものを.

◆[蒐書日誌]坂本泰宏・田中純・竹峰義和(編)『イメージ学の現在:ヴァールブルクから神経系イメージ学へ』(2019年4月26日刊行,東京大学出版会,東京, iv+542+xv pp., 本体価格8,400円, ISBN:978-4-13-010140-0 → 版元ページ) をさっそく読み始めたのだが,寝読みするには相当な腕力が要求される.しかも造本が “鈍器” のように角張っているので,ふっと意識がなくなると頭上から “落石” して痛い目に遭う.

◆午後9時,つくば帰還.猛暑の関越が事故渋滞と故障渋滞でもうタイヘンだった.

◇本日の総歩数=2,962歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


25 mei 2019(土)※炎天下上州ミッション

◆午前5時起床.晴れ.気温14.0度.早朝はとても涼しく快適なのだが,日中は今季初の真夏日になるとの予報.

◆午前10時,強い日差しにくらくらしつつ,センター広場で開催されている〈第1回つくばパンまつり〉にオープン時刻ちょうどに出撃した.しかし,この夏日の炎天下に長蛇の列がすでに伸びていて,あっさりあきらめてすごすご撤退.つくば住民はパンがとってもお好きなようで.

◆[蒐書日誌]先日の大手町で水揚げされた新刊本リスト —— 坂本泰宏・田中純・竹峰義和(編)『イメージ学の現在:ヴァールブルクから神経系イメージ学へ』(2019年4月26日刊行,東京大学出版会,東京, iv+542+xv pp., 本体価格8,400円, ISBN:978-4-13-010140-0 → 版元ページ) ※「イメージ学(Bildwissenschaft)」とか「ホルスト・ブレーデカンプ」とか「ムネモシュネ・アトラス」とか “魔性の言葉” が充満. /中野理枝『フィールド図鑑 日本のウミウシ』(2019年5月24日刊行,文一総合出版,東京, 143 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-8299-7228-1 → 版元ページ)※ウミウシってカラー写真映えするために生まれてきたのかとつい目的論にはしってしまう. /トマス・モリス[日野栄仁訳]『爆発する歯、鼻から尿:奇妙でぞっとする医療の実話集』(2019年5月10日刊行,柏書房,東京, 399 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-7601-5100-4 → 版元ページ)※最近はこういう医学史エピソード本が流行っているのかな./広瀬伸『黒鍬さんがゆく:生成の技術論』(2019年5月25日刊行,風媒社,名古屋, 270 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-8331-0582-8 → 版元ページ)※ナゾなタイトル.こういう「由来をたどる本」は分野を問わずワタクシのアンテナに引っかかる./池内了『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』(2019年5月24日刊行,みすず書房,東京, vi+252+vi pp., 本体価格3,400円, ISBN:978-4-622-08814-1 → 版元ページ)※書名がそのまま「要約」になっていてとてもとてもわかりやすいな./鶴ヶ谷真一『記憶の箱舟:または読書の変容』(2019年5月30日刊行,白水社,東京, 260+xii pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-560-09701-4 → 版元ページ)※これまたナゾな書名だったが,「読書史」や「記憶術」などというワタクシ的に “キャッチー” なのでピックアップしたら「ミナカさんが選ぶだろうと予想してました」と.行動を読まれてるやん. /D・G・ハスケル[屋代通子]『木々は歌う:植物・微生物・人の関係性で解く森の生態学』(2019年5月31日刊行,築地書館,東京, 360 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-8067-1581-8 → 版元ページ)※アメリカ的な「ネイチャーライティングの最高峰」とか評されていれば手にするしかない./太田昌子(編著)『志度寺縁起絵:瀬戸内の寺を巡る愛と死と信仰と』(2019年5月10日刊行,平凡社,東京, 315 pp.[CD-ROM付], 本体価格4,800円, ISBN:978-4-582-29531-3 → 版元ページ)※平賀源内のふるさとである瀬戸内海沿岸の志度村(香川県さぬき市)に伝わる縁起絵.先日,高松に行ったとき偶然にも足を運んだという極私的因縁あり./ソロモン・ヴォルコフ[今村朗訳]『20世紀ロシア文化全史:政治と芸術の十字路で』(2019年4月30日刊行,河出書房新社,東京, 371+xxxiv pp., 本体価格5,500円, ISBN:978-4-309-24899-8 → 版元ページ)※ソロモン・ヴォルコフといえば,かつて著書『ショスタコーヴィチの証言』の真贋問題で物議を醸した音楽学者だった.

◆カンカン照りのつくばの午後は最高気温31.7度と,めでたく真夏日ラインを超えた.時空ワープした高崎も最高気温は33.1度.午後5時を過ぎてなお32.0度というさらなる真夏度の高さ.真性グンマーはきっと耐熱性があるのだろうな.夜になってもなかなか気温が下がらない.夜風が涼しいのがせめてもの救い.

◇本日の総歩数=8,873歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.55kg(0.00kg) / 28.3%(+1.1%)


24 mei 2019(金)※真夏日ラインすれすれ

◆午前5時過ぎ起床.もちろん晴れ.気温は11.6度.朝のうちは涼しいのだが.メロンが出回る季節になったので,朝餉のデザートは完熟メロンを真っ二つに.タネの周囲はとりわけ甘いので,すくってザルで漉せばメロンジュースになる.

◆[統計思考]An At a NOA「統計思考の世界」(2019年5月1日)/講義のページへようこそ「ブートストラップ法の直感的理解」(2019年2月7日)※言及引用していただけるのは著者としてありがたいこと.

◆朝日がことのほかまぶしい観音台.午前8時の気温は20.7度.湿度55%.乾いた西風が涼しい(今のところは).

◆午前の┣┣" 撃ち —— Hootsuite の新コンポーザーは挙動が何だかヘンじゃない? 編集が反映されるまでにタイムラグがあって,前段階の文章がそのまま送信されたりするトラブルが発生.添付画像のファイルサイズにもやたら文句をつけすぎるし.これまで長年使ってきたが,そろそろオサラバした方が精神衛生上いいかもしれない.Tweetbot に本格的に乗り換えるかな.

  • #TodaiStat 昨日,mcmctree の質問をした方,やっぱり macOS のターミナルで UNIX の PATH 設定をしないとダメみたいですね.「.bash_profile」ファイルをつくってホームディレクトリに置けば解決すると,OISTいや今は三島にいる井上潤さんが書いています. www.fish-evol.org/UnixTips.html posted at 10:30:11

◆夏日の昼休み.所内の温度計は28.1度を指している.用心のためショートコース徘徊だん.いくら空気が乾いているとはいえ歩けばそれなりに暑いなあ.炎天下歩き読み本:小倉ヒラク『日本発酵紀行』(2019年6月10日刊行,D&DEPARTMENT PROJECT, 東京, 217 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-903097-3 → 情報ソース)第3章まで読了.味噌・醤油・酢.今日のお弁当は,フランクフルトがどーんと鎮座しているので,やや “肉肉しい” ように見える.しかし手前の丸いのはミートボールではなく杏の実.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 研究室の若者が macOS で一太郎ファイルを読むという “罰ゲーム” を強いられている.Windows 環境だったら一太郎ビューワーが公開されている.ジャストシステムが十数年前に開発公開したフリーの〈xfy〉アプリは macOS で一太郎ファイル(.jtd)を読む強力なツールだと教えてあげた.この〈xfy〉アプリはJAVAで書かれているので,2006年バージョンでも,最新の macOS Mojave でぜんぜん問題なく動く.唯一の問題があるとしたら現在〈xfy〉が公開されていないことだけかな./職場巡視ということで,のうかんけん所長をはじめ “巡視団” が居室を検査に来た.いつもならワタクシのいる “森” はうずたかい新刊本の山があって,必ず “整理整頓的熱烈指導” が入るはず.ところが,どういうわけだか今日は華麗にスルーされてしまった.ついにアンタッチャブル指定された?/夕方のなろ城下町は西日の直射攻撃を受け,ガマン大会の真っ最中.全館空調が入るのは来月以降だしね.扇風機を全力でぶん回してひたすら耐えるしかない.

◆今日の最高気温は29.4度と真夏日ラインすれすれだった.昼間が暑すぎたので,夜は冷却の夕餉を用意した.先日身柄を確保した〈玉川〉純米吟醸無濾過生原酒「Ice Breaker」のオンザロックを主役に据え,アテはいつもの鶏手羽元の炊いたんを.皮付きの新ジャガを添えてみた.フルーツトマトは口直しに.

◆[蒐書日誌]クリス・チェインバーズ[大塚紳一郎訳]『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』(2019年4月1日刊行,みすず書房,東京, vi+330+xl pp., 本体価格4,400円, ISBN:978-4-622-08788-5 → 目次版元ページ)読了.副題にある「真の科学であるために私たちがすべきこと」を書ききった本.心理学者だけではなく非-心理学者にとっても必読本だろう.

◆明日はもっともっと暑くなるとの予報.どうしましょ.

◇本日の総歩数=9,088歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.55kg(+0.45kg) / 27.2%(−1.6%)


23 mei 2019(木)※夏の日差しの本郷通り

◆午前5時半起床.晴れ.気温11.1度.北風.朝日の観音台は湿度が低くてとても快適.午前8時の気温はすでに20.2度まで上がっている.午前は農林団地にいるが,午後は本郷お座敷へ出撃.予報では夏日ライン突破は楽勝,真夏日ラインを超えるかどうかの勝負らしい.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 書評原稿1本を大手町にメール送信.以前は「息するようにツイートする」自覚があったが,最近は「息するように書評を書く」ようになってしまった.

◆[蒐書日誌]覆いかぶさるように大手町からの “紙のカタマリ” が着弾 —— 『イメージ学の現在:ヴァールブルクから神経系イメージ学へ』『志渡寺縁起絵:瀬戸内の寺を巡る愛と死と信仰と』『記憶の箱舟:または読書の変容』『木々は歌う』『20世紀ロシア文化全史』『日本のウミウシ』などなど9冊.

◆正午過ぎ,つくば駅.昼下がりの夏の日差しがまぶしすぎてクラクラする.気温はすでに夏日ラインを超えている.午後2時前,本郷着.昼下がりの本郷通りは夏色に染まっている.気温26.3度.湿度34%.乾燥しているからまだ許せるが,これで蒸し暑かったら2号館で大暴れするところ.

  • #TodaiStat 今日は実験計画法の本論に入ります. posted at 14:45:50
  • #TodaiStat 今日は完全無作為化法のすべてを説明しました. posted at 16:47:00

◆日中は最高気温が27.0度まで上がっても,日が暮れればそれなりに涼しくなる.今宵は海鮮パエリアを用意した.特売の蒸しムール貝を欲張って買って全部放りこんだら,ムール貝だらけの見た目が真っ黒なパエリアになってしまった.壺抜きのスルメイカを4杯輪切りにして入れたが,こちらはちょうどいい量だった.

ピノ・ノワールなのに皮むきして “白ワイン” 化した〈Pino Pino Frizzante〉とともに.サイダーみたいな清涼飲料水だった.

◆[欹耳袋]〈第1回つくばパンまつり〉2019年5月25日(土)〜26日(日)@つくばセンター広場.

◆明日は数日ぶりに日がな一日ずっと観音台に実在する.とてもめずらしいことである.

◇本日の総歩数=7,719歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.10kg(−0.55kg) / 28.8%(0.0%)


22 mei 2019(水)※上州から弥生お座敷へ

◆午前5時半起床.晴れ.気温14.7度.北風.城南大橋から望む榛名山.前景には高崎市役所の高層ビル.大雨が去って烏川はおとなしい表情.気温は22度.やや蒸し暑いか.

◆午前の┣┣" 撃ち —— macOS Mojave 10.14.5 のアップデートは夜中のうちに終わっていた.ついでに Parallels Desktop 14 のインストール作業も./本日の弥生お座敷用に〈MEGA X〉for Windows をダウンロード.ずいぶんとスタイリッシュなユーザーインターフェイス.これはやはり南大沢に願をかけるしかないですなあ./昨日発射したバクダンが無事に厚木に着弾したとの連絡あり.来月まで冷蔵保管するよう依頼した.蒸発させないよう,よろしくよろしく.

◆予定よりも早く都内に入れたので,JR上野のエキュートでお昼ごはんをとウロウロしたが,時間帯が悪かったらしく,どこも待ち客の列が伸びていた.けっきょく〈自由が丘 T's レストラン〉というヴィーガンなお店に入り,野菜スープカレーと発酵お米アイスを完食してしまった.その後,弥生へ.

  • [弥生]午後は弥生お座敷「保全生態学特論」の最終回. posted at 12:45:37
  • [弥生]系統推定法総ざらいなう.距離法・最節約法・最尤法からベイズ法へ. posted at 15:04:44
  • [弥生]最後のレポート解答時間なう.やっとゴールが見えてきた. posted at 16:01:21

◆夕方のつくば帰還.北東の夜風がとても涼しい.今日は長距離移動と弥生お座敷が重なり,さすがに厨房業務に割くエネルギー残量はなかったので.ほんの軽めの「玉子丼」を.「新玉ねぎの玉子丼」【食材(一人分)】卵(2個)・新玉ねぎ(1/2個)・青ねぎの根元(少々)・白ごはん(丼)【調味料】かつおだし(100cc)・濃口醤油(大さじ1)・みりん(大さじ2)・粉山椒(適量).

  1. 鍋にかつおだしを入れ,薄切りにした玉ねぎを投入して柔らかく煮る.
  2. 1 にみりんを加えて煮切り,弱火にして濃口醤油を投入する.
  3. 2 に溶き卵半量を半量を流し込み,斜切りにした青ねぎを投入する.
  4. 3 の卵が少し固まり始めたら,残り半量を流し込んで火を止め蓋をして蒸らす.
  5. 丼ご飯に 4 をつゆごとたっぷりかけてできあがり.お好みで粉山椒を振って.

〈飛良泉〉の山廃純米「マルヒ」No. 77生酒とともに.やや甘めのツユダク玉子丼と酸っぱ甘いヘンタイな “お水” は意外にいけるかも.

—— レシピ → het dagelijkse keukenleven「新玉ねぎの玉子丼

◆明日は本郷お座敷だ.連日の興行が続く.

◇本日の総歩数=10,464歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


21 mei 2019(火)※風雨の中あちらこちら

◆午前5時半起床.雨.気温19.5度.観音台は風雨強し.午前8時の気温は19.1度.吹きつける南東の風に流される雨足.湿気が多すぎてもうどうしようもない.

◆[蒐書日誌]雨も降るし本も降る —— Ian Tattersall and Rob DeSalle『A Natural History of Wine』(2015年11月刊行, Yale University Press, New Haven, xii+252 pp., ISBN:978-0-300-21102-3 [hbk] → 版元ページ)※姉妹本の新刊:Rob DeSalle and Ian Tattersall『A Natural History of Beer』(2019年2月刊行, Yale University Press, New Haven, xii+242 pp., ISBN:978-0-300-23367-4 [hbk] → 目次版元ページ)が┣┣" 放牧場でくつろいでいるので,ついでにゲット.こちらはカラーイラストがふんだんに載ってるじゃないか./グレアム・プリースト[菅沼聡・廣瀬覚訳]『論理学超入門』(2019年5月17日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・284],東京, xii+181 pp., 本体価格1,600円, ISBN: 978-4-00-029684-7 → 版元ページ)/『5分でたのしむ数学50話』エアハルト・ベーレンツ[鈴木直訳](2019年5月16日刊行,岩波書店[岩波現代文庫・学術405],東京, xii+314 pp., 本体価格1,300円, ISBN: 978-4-00-600405-7 → 版元ページ).

◆外はもうびしょびしょのぐしょぐしょでどうしようもない雨なので,窓を締め切った居室に引きこもる昼休み.しかたがないから書評でも書くか:「小人閑居して書評を書く」.小評一本書いた.

◆雨上がりの大手町へ —— 午後3時が雨のクライマックス.観音台からの帰路はそこらじゅうで道路冠水していた.夕刻,読売新聞東京本社.雨はもう上がっている.本日の “水揚げ” をチェック真っ最中.偶然というか必然というか来るべき本が来た,かな? 

◆[欹耳袋]共同通信「ローマ字も「姓・名」順に表記を 文科相、改めて通知へ」(2019年5月21日)※マジャール的に「バルトーク・ベーラ」とか「コダーイ・ゾルターン」に慣れればすむ話.

◆読書委員会が終わったのは午後9時前.その足で東京駅に向かい,上越新幹線で高崎へ.

◇本日の総歩数=7,826歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.65kg(+0.65kg) / 28.8%(+0.8%)


20 mei 2019(月)※ペンギンをつかまえて

◆午前5時半起床.曇り.気温15.5度.朝の観音台.青空に雲が広がってきた.居室の窓を開けると湿った南風が吹き込む.午前8時の気温は20.5度.湿度64%.蒸し暑くなりそうな.

◆方々から “ペンギン” の目撃情報が寄せられたので,今日のお昼休みは身柄確保に出撃した.曇りときどき晴れところにより通り雨という不安定な空模様だったが,無事に “大きなペンギン” と “小さなペンギン” を捕まえることができた.

◆鹿児島の八千代伝酒造から〈2019 Mahler〉なる銘柄の芋焼酎(30度)が出たことを知った.もちろんあのマーラーね.〈Mahler〉を呑みながらだと,やっぱり交響曲〈大地の歌〉の第5楽章「春にありて酔えるもの」でしょうなあ.ワタクシは蒸留酒は手にしないので,情報のみご提供ということで.

◆[欹耳袋]琉球新報「沖縄そばにコーレーグースを大量にかけた」アルコール基準値2倍 酒気帯び容疑で17歳逮捕」(2019年5月19日)※酔っ払うほど “高麗胡椒=泡盛” を沖縄すばにたっぷりふりかけてはならぬ.

◆午後,いきなりスコール@観音台.干しっぱなしの洗濯物が気になったが,すぐに上がって一安心.それにしても安定感のない天気.全体的トレンドとしては本格的な雨に向かって一直線に下降しているらしい.

◆[蒐書日誌]読み進むジェリー・Z・ミュラー[松本裕訳]『測りすぎ:なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, xiv+189+22 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-08793-9 → 版元ページ)※測定執着のもつ欠陥:「一番簡単に測定できるものしか測定しない」「標準化によって情報の質を落とす」「不正行為」(pp. 24-26)——あるあるすぎる.会計財務主導の「管理主義」にとって「一番の公理は「測定できないものは,管理できない」だ」.この信念が「標準化された,数値化されたデータ」を要求する(p. 37)—— うわぁ.

◆雨が降りそうで降らない中途半端な夜.空気はそれなりに湿っぽく,ぬるい南風が吹き抜ける.今宵は粗挽きの合挽き肉を使ったハンバーグをガツンと焼いた.ソースは先日のハヤシライスの残りものを輪廻転生させてトッピング.ハンバーグ本体よりも,かかっているソースの方がはるかに手間隙かかっている.そして, “お水” はスペック不詳の〈来福X〉活性にごり酒.お肉料理に〈来福X〉は必殺.この銘柄を見るたびに横浜は野毛の “パラダイス” を思い出すのだが,なかなか行くヒマがなくって.

◆[欹耳袋]日本進化学会第21回大会の参加登録・演題申込が始まった.〆切は6月14日.

◆明日もせわしなくジタバタすることになっている.風雨が強まりそうとの予報がいささか気がかり.

◇本日の総歩数=5,220歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.00kg(−1.15kg) / 28.0%(−1.6%)


19 mei 2019(日)※上州ミッションは続く

◆午前6時半のろのろ起床.晴れところどころ薄曇り.気温19.3度とかなり高め.ぶらりぶらり散歩.雁行川から観音山方面を望む.川床は一面の葦原に埋め尽くされ,オオヨシキリのけたたましいさえずりが響きわたる.

◆上州朝ごはんは市内和田町の〈The Sandwich Club〉にて肉肉しい「オリジンバーガー」を.さすがに開店直後の午前8時前だと客は誰もいないが,日中は行列ができる人気店.オリジンバーガーに使われているビーフ100%のパテはとても食感がよく,いわゆるハンバーガーとは別物.調理場の上には熟成肉がぶら下がっていた.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評が掲載されました:三中信宏「進化する漢字の系譜 —— 漢字の字形…落合淳思著 中公新書 800円」(2019年5月19日) ※落合淳思『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』(2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:978-4-12-102534-0 → 目次版元ページ).本書は,数千年に及ぶ漢字の時間的変遷を「字形表」なる “系統樹ダイアグラム” をふんだんに用いてヴィジュアルに解説する.見開きページ読み切り.「同源字」=単系統群とか「同化字」=収斂進化など生物進化学とのアナロジーもふんだんに.

◆今日のお昼ご飯は市内あら町の老舗〈栄寿亭〉の「C丼」を.ヒレカツの卵無しカツ丼.店で食べると丼飯の上に秘伝のタレにひたされた巨大なカツが文字通り「重畳」と積み上がる.上州での重要な “食儀式” である.午後の最高気温は夏日ライン超えの26.3度まで上がったが,湿度が低かったので許そう.

◆[蒐書日誌]上州読書の真っ最中 —— ジェリー・Z・ミュラー[松本裕訳]『測りすぎ:なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, xiv+189+22 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-08793-9 → 版元ページ)※現代社会を広範に蝕む「測定基準への執着」の病理をえぐり出す.いつでも誰でも “測定執着” の餌食になるからこそ必読.

◆午後8時,つくば帰還.今宵は満月がことのほかきれいだのぉ.

◇本日の総歩数=5,128歩. 朝◯|昼△|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


18 mei 2019(土)※上州ミッション出撃へ

◆午前6時前起床.晴れ.気温15.2度.北東風が涼しい.

◆土曜の朝餉はハヤシライスを.仕込んで3日目になるので,牛肉切り落としはちぎれ,新玉ねぎも煮崩れて,洋風牛丼みたいな外観になってしまった.“識別子” としてサワークリームをトッピング.デミグラスソースが甘いのですっぱいサワークリームは意外にマッチする.

◆[欹耳袋]機械翻訳でも十分許容できる文章と,しっかり人力翻訳しないと困る文章とで「分業」が進むだろう.訳文のキメの粗さにどこまで耐えられるかのガマン比べ.ここで浮上する問題点は,良くも悪くも機械翻訳のような文章でも「よし」とする雰囲気が蔓延してしまわないかという点.下手な文章を書いているうちは何かしらコストを支払い続けるすなわち “淘汰圧” ——「もう先に進めない」あるいは「フリダシに戻る」—— 受け続けるシステムがあればいいのだが.

◆薄曇りときどき晴れ.〈モルゲン〉にて食パンを買い,〈コーヒーファクトリー〉にて珈琲豆をゲット.店奥のカウンターにてゆるゆるしている.

◆午後4時半,つくば駅.上州ミッション出動.午後7時,高崎着.

◆農大二高の坂下にある〈えびす弁当〉にてメンチカツ弁当を買う.石原町のこんな辺鄙な(失礼)場所にある店なのに,朝から夜までお客さんが途切れないのはさすが.〈えびす弁当〉のウリは豊富なメニュー.とりわけ「のり弁当」の “適応放散” がスゴイ.「めんたい」は強力な共有派生形質かな.しかし,今夜は巨大なメンチカツ弁当にした.

◆長旅は安眠の友.

◇本日の総歩数=12,413歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.15g(+0.90kg) / 29.6%(+1.2%)


17 mei 2019(金)※読んで書いて呑む一日

◆午前5時半起床.晴れ.気温13.5度.穏やかな青空の観音台は新緑の陽光がまぶしい.午前8時の気温は20.2度.今日はきっと夏日になるだろう.しかし,蒸し暑さとは無縁の日々が続いてとてもシアワセである.

◆[蒐書日誌]右の写真は,現時点で┣┣" 撃ちの最前面ターゲット群に指定されている新刊本たち.漏れ落ちなく “狙撃” しなければならない.読んで評して訳しての無限ループが続く.

◆いいお天気の昼休みはショートコース徘徊.正午の気温23.3度.歩き読み本:小倉ヒラク『発酵文化人類学:微生物から見た社会のカタチ』 (2017年5月1日刊行,木楽舎,東京, 383 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-86324-112-1 → 目次版元ページ)の第5章まで読了.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 書評ゲラのピンポン改訂作業が続く.その合間を縫って小評原稿をひとつ書いたり.

◆[蒐書日誌]ご恵贈本が3冊も一挙着便.どうもありがとうございます —— 野尻英一・高瀬堅吉・松本卓也(編著)『〈自閉症学〉のすすめ:オーティズム・スタディーズの時代』(2019年4月30日刊行,ミネルヴァ書房,東京, xii+367+6 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-623-08648-1 → 版元ページ)※新刊ご恵贈ありがとうございます.400頁の論集が2,000円とは破格の安値./池谷裕二(作)・田島光二(絵)『生きているのはなぜだろう。』(2019年5月15日刊行,株式会社ほぼ日,東京, 56 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-86501-380-1 → 版元ページ)※ハードカバーの絵本.非売品の『生きているのはなぜだろう。—— 第一稿の本』と『絵本に『生きているのはなぜだろう。』ついて』という冊子が同封されていた./三井誠『ルポ 人は科学が苦手:アメリカ「科学不信」の現場から』(2019年5月30日刊行,光文社[光文社新書・1003],東京, 242 pp., 本体価格840円, ISBN:978-4-334-04410-7 → 目次)※アメリカでの現状報告.

—— そんなこんなで,日々堆積し続ける新刊本の「逆-賽の河原」状態はエンドレス.

◆午後の最高気温は24.3度.湿度もたいして高くなかったので,それなりに快適な金曜だった.いったん帰宅して,めずらしく “夜の再出撃” に備える.

◆今宵は近場のお寿司屋さんで某激励会を挙行.なろ天守閣に出仕しても「めげない・へたばらない・生還する」をモットーにこの2年間を乗り切ってください.

◇本日の総歩数=11,108歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 85.25kg(−0.60kg) / 28.4%(−0.1%)


16 mei 2019(木)※今日も根津から本郷へ

◆午前5時半起床.晴れ.気温14.4度.今日は午前が年休,午後が欠勤というフリーダムすぎる平日.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評が公開されました:三中信宏「人間の生存支える — 発酵食の歴史 NICRU,NICUIT…マリー=クレール・フレデリック著」(2019年5月5日掲載)※マリ=クレール・フレデリック[吉田春美訳]『発酵食の歴史』(2019年2月27日刊行,原書房,東京, 341 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-562-05633-0 → 目次版元ページ).

◆午前のうちに根津.連日の根津神社にて一休み.都内は良い天気で気温は21.7度.湿度47%なので,ちょっとウロウロすると蒸し暑いかも.野暮用が終わったのだが,ランチにはちと早いな.

◆[欹耳袋]美術手帖「学芸員は名前が出せない? 美術館の(奇妙な)現状を探る」(2019年5月15日)※「日本の美術館では個人が前に出ないような風潮がある」「特定の個人が前に出ることを良しとしない役所的発想がある」— なろ城下町も似たようなものかも.

◆谷根千で さぬきうどんとは これいかに:天ぷらぶっかけ(冷)@讃岐饂飩〈根の津〉.時間が早かったのでいつもの長蛇の行列を回避できた.揚げたての大きな海老が舞い踊るトッピング.高松ではこういうタイプはまったく経験しなかったタイプ.エス坂を上がって農学部キャンパスに潜入.フードサイエンス棟のロビーにて一仕事.

◆昼下がりの┣┣" 撃ち —— 落合淳思『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』(2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:978-4-12-102534-0 → 目次版元ページ)の大評ゲラの修正と大手町へのメール送信.5月19日(日)読売新聞掲載予定.

◆本郷通りを南下して,またまた〈ルオー〉にトラップされる.寄り道しまくった末に,やっと理学部2号館着.都内の最高気温は24.6度.夏日ラインには達していない.でも,やや蒸し暑いような.高座の支度.今朝 Win 10 の累積アップデートをすませたばっかりなのに,今また新たな〈更新の祭典〉が始まってしまった…….

  • #TodaiStat 今日は正規分布の解説に続いて,実験計画法に突入します. posted at 14:51:48
  • #TodaiStat RStudio のフシアワセがパラパラ出現する. posted at 16:00:06
  • #TodaiStat RStudio の Global Options の Appearance で「Zoom」を「100%」以上に拡大設定すると,枠からはみ出てしまうので要注意. posted at 16:05:31
  • #TodaiStat 今日は実験計画法の門前までたどり着きました.来週,本論に進みます. posted at 16:38:54

◆つくば直帰,守谷駅からの遠景.常総市の火事はまだ盛大に煙が上がっているんですけど消火できてないのか.書評ゲラの修正が飛び交う夜,自宅の Yahoo BB! ルーターが成仏してしまったようだ.警告ランプが真っ赤なまま.サービスセンターに連絡しないと.

◆明日はおとなしく観音台に実在する.

◇本日の総歩数=11,589歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.85kg(+0.30kg) / 28.5%(−0.1%)


15 mei 2019(水)※新緑の根津神社を徘徊

◆午前5時半起床.曇り.気温15.0度.西の方角の遠方から巨大な煙が立ち上って,東に流れてきている.常総市で大きな火事があって,その “噴煙” とのこと.

◆のどかな日和の観音台はぼやけた青空が広がっている.午前8時の気温は18.3度.南風.前夜の雨の名残がそこかしこに点々と.かつては新緑の季節になると,カッコウのさえずりが農林団地にこだましていたものだが,今はもう聞かれない.今日は午前中だけ農環研に実在し,午後は弥生高座の第二週目に向かう.

◆昼下がり,根津に早めに着いたので,根津神社を徘徊.爽快な青空が広がる散策日和だ.都内は気温22度.〈秋田屋〉のおいなりさんを境内で食べたので,これからエス坂を上がって弥生キャンパスに向かう.

  • [弥生]農学部1号館地下に潜行 posted at 12:47:05
  • [弥生]保全生態学特論(第2回目).正規分布が受講生を暖かく包む. posted at 13:59:22
  • [弥生]モデル選択論尤度とAICの噺. posted at 14:56:19
  • [弥生]爆走のGLM. posted at 15:50:55
  • 1128555016422338560" target="_blank">15:57:38
  • [弥生]旧 MacBook Pro よりもメモリーが2倍の16GBあるので,RStudio を店開きしてもバクダン印が出なくてとても快適.RStudio のバクダンは心臓と血圧によくない. posted at 15:57:38
  • [弥生]リサンプリング統計学だん.今日はここでおしまい. posted at 16:34:15

◆帰りがけの虫やしないは〈芋甚〉のアベックあんみつ.そしてつくば直帰.

◇本日の総歩数=8,521歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.55kg(+0.65kg) / 28.6%(0.0%)


14 mei 2019(火)※青葉雨に濡れる観音台

◆午前5時半起床.曇り.気温15.4度.いつ雨が降り出してもおかしくない曇り空の観音台.午前8時の気温は18.2度.南東の風.湿度77%.

◆午前の┣┣" 撃ち —— とりあえず,書評原稿ふたつを書き上げた.しばらく放置して熟成させ,掲載が確定した時点で改定作業に入る.

◆お昼休み.正午の気温は20.6度.湿度66%.徘徊の途中に雨に降られたら目も当てられないので,今日は居室に引きこもり,ひたすらお弁当を食べることに集中した.ひじきとしらすの炊き込みご飯.おかずは龍ケ崎コロッケと卵焼きなどなど.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 読んだらすぐ書き,書いたらまた読むのエンドレスなループが回る回る./先日丁重にお帰りいただいた某┣┣" が回遊したあげく,また観音台に上陸してきた.今度は接待するしかないんだろうか.アヤシゲなところがあって,あまり(ものすごく)気がすすまないんですけど…….

◆[蒐書日誌]先週の大手町での “漁獲” リストは以下の通り —— 大岡敏昭『新訂版 幕末下級武士の絵日記:その暮らしの風景を読む』(2019年4月25日刊行,水曜社,東京, 206 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-88065-459-1 → 版元ページ)※ほどけるようなゆるゆるした絵がとてもよろし. /ジェリー・Z・ミュラー[松本裕訳]『測りすぎ:なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, xiv+189+22 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-08793-9 → 版元ページ)※社会や大学や企業ででかい顔をしている「数値評価」への警鐘本.もっと目立つタイトルとカバージャケットにすればよかったのにねぇ……. /宮入芳雄『高尾山昆虫記』(2019年3月28日刊行,こぶし書房[〈私の大学〉テキスト版・10],東京, 158 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-87559-347-8 → 版元ページ)※さくっと読了.高尾山はぜんぜん行ったことないなあ. /キャロリン・パーネル[藤井千絵訳]『見ることは信じることではない:啓蒙主義の驚くべき感覚世界』(2019年5月10日刊行,白水社,東京, 245+40 pp., 本体価格3,400円, ISBN:978-4-560-09689-5 → 版元ページ)※みごとに誘引されましたがな. /新井一二三『台湾物語:「麗しの島」の過去・現在・未来』(2019年4月15日刊行,筑摩書房[筑摩選書・0174],東京, 238 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-480-01681-2 → 版元ページ /木村香織『亡命ハンガリー人列伝:脱出者・逃亡犯・難民で知るマジャール人の歴史』(2019年5月1日刊行,パブリブ[世界ディアスポラ列伝: Vol. 1],東京, 351 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-908468-34-6 → 版元ページ)※マルクス・ジョルジュ『異星人伝説:20世紀を創ったハンガリー人』(2001年12月,日本評論社)という本があった. /吉江貴文(編)『近代ヒスパニック世界と文書ネットワーク』(2019年4月22日刊行,悠書館[国立民族学博物館論集・5],東京, 392 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86582-035-5 → 版元ページ)※「文字が書いてあれば何でも読みます.道端に落ちている紙切れでも」とかつてワタクシに言った中村雄祐さんを思い出す. /今福龍太『小さな夜をこえて:対話集成』(2019年4月20日刊行,水声社,東京, 419+vi pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-8010-0390-3 → 版元ページ) /最後の一冊:パウル・ザルトーリ[吉田孝夫訳]『鐘の本:ヨーロッパの音と祈りの民俗誌』(2019年5月1日刊行,八坂書房,東京, 454+x pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-89694-261-3 → 目次版元ページ)はすでに紹介ずみ.

◆小雨がしとしと降り出した夕刻.洗濯物をあわてて取り込み,厨房へ直行.今宵の夕餉は本マグロとキハダマグロの漬け丼というシンプルなメニューだった.

「マグロの漬け丼」【食材】本マグロ(赤身400g)・キバチマグロ(200g)・マグロたたき(100g)・白ごはん(適量)・わさび(適量)・青ネギ(少々)【調味料】濃口醤油(大さじ6)・みりん(大さじ3)・日本酒(大さじ4).

  1. みりんと日本酒を煮切りして冷まし,濃口醤油と合わせて底の広い容器に移す.
  2. 本マグロとキバチマグロは刺し身サイズに切り分ける.
  3. 1 に 2 のマグロを浸るように並べる.ラップをかけて冷蔵庫で半時間冷やす.
  4. マグロたたきは小口切りにした青ネギと和える.
  5. 炊きたてのごはんを丼によそってしばらく冷ます.
  6. 最初に 4 のマグロたたきを敷いて,次いで 3 のマグロ類を並べて盛りつける.
  7. わさびをトッピングして食卓へ

でもって,マグロを口実に,秋田の銘酒〈飛良泉〉の最終兵器である山廃純米「マルヒ」No. 77限定生酒を抜栓.うわぁ〜,この酸の攻撃.三宮の〈ぼでが〉で「酸酸酸の酸拍子」でもうタイヘンなことになり,社会復帰できなくなったあの夜を思い出す.「マルヒ」の裏ラベルを見ると尋常ではない日本酒であることがわかる.「リンゴ酸」がそこらじゅうあふれまくり.日本酒度「−22度」って77号酵母は土佐〈亀泉〉のCEL-24酵母を上回るんかいっ.ちょっとこれは……社会復帰できる「まっとう」な “お水” がないとアカンな.

—— レシピ:het dagelijkse keukenleven「マグロの漬け丼」|クックパッド「マグロの漬け丼」.

◆明日は弥生のお座敷で二回目の高座を務めることになっている.

◇本日の総歩数=3,505歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.90kg(+0.20kg) / 28.6%(−0.8%)


13 mei 2019(月)※曇り空の涼しい週明け

◆午前5時半起床.薄曇り.気温12.0度.北東風.曇り空の週明け観音台は涼しい北東風がゆるゆる吹いている.午前8時の気温は13.7度.湿度は68%.

◆午前の┣┣" 撃ち —— Time Machine は観音台で暗号化作業再開.ただいま74%まで進行中.今日中に終わるかどうか.

◆薄曇りときどき晴れの昼休みはロングコース徘徊だん.正午の気温は18.2度.それなりに暑かったが,東風が心地よし.歩き読み本:小倉ヒラク『発酵文化人類学:微生物から見た社会のカタチ』 (2017年5月1日刊行,木楽舎,東京, 383 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-86324-112-1 → 目次版元ページ)の第3章まで読了.

◆[蒐書日誌]着弾なう!:小倉ヒラク『日本発酵紀行』(2019年6月10日刊行,D&DEPARTMENT PROJECT, 東京, 217 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-903097-3 → 情報ソース)※ “予習” の真っ最中にグッドタイミングで届くという偶然.ワタクシは予約注文したので,出版記念の『発酵ツーリズム瓦版』なるオマケが同封されててちょっとうれしかったりする.

◆Time Machine の「暗号化」は午後9時完了.金曜の夕方からまる三日間あまりかかったことになる.

◇本日の総歩数=10,267歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.70kg(+0.50kg) / 29.4%(+0.4%)


12 mei 2019(日)※今日もお祭りのつくば

◆午前6時前起床.薄曇り.気温は13.3度.北東風がやや肌寒い.今日も〈つくばフェスティバル〉があるが,日中は昨日ほどには暑くならないとの予報.いずれにしても空気が乾いていればそれでよし.

◆[蒐書日誌]読売新聞オンライン>本よみうり堂「5月19日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」※次回のワタクシの書評担当書は落合淳思『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』(2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:978-4-12-102534-0 → 目次版元ページ).祖先漢字フォントをわざわざ制作して漢字の系統発生を論じた好著.

◆正午前の気温は17.6度と,昨日よりもだいぶ低い.東風が強いので体感温度も下がりそう.そろそろ〈つくばフェスティバル〉会場を巡回する時刻が近づいてきた.センター広場の〈つくばフェスティバル〉会場は昨日よりもお客で混んでいる.さいわいなことに陽光と紫外線の必殺攻撃もなく,昼下がりの涼しい風が吹きわたる格好のお祭り日和.今日はインドネシア料理を賞味.ボリュームがあって美味なれど,ときどきものすごく辛くて別の意味で必殺かも.

◆[蒐書日誌]パウル・ザルトーリ[吉田孝夫訳]『鐘の本:ヨーロッパの音と祈りの民俗誌』(2019年5月1日刊行,八坂書房,東京, 454+x pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-89694-261-3 → 目次版元ページ)※先週の大手町ピックアップ新刊.原書は1932年に出版されている:Paul Satori『Das Buch von Deutschen Glocken. Im Auftrage des Verbandes deutscher Vereine für Volkskunde』(1932年刊行, Walter de Gruyter & Co., Berlin und Leipzig, XII + 258 pp.).もう90年も前の本だが,ドイツにおける「鐘(Glocken)」がたどってきた歴史と文化と民俗を語る上では欠かせない基本文献とのこと.

この原書はポーランドのヴロツワフ大学デジタルライブラリーから DjVu 形式のファイルとして全文公開されている:Digital Library of University of Wroclaw [DjVu: open access].なお,ワタクシはこの DjVu という画像圧縮方式についてぜんぜん知らなかったが,jpeg や pdf よりもはるかに圧縮率が高いとのこと.DjVuLibre というフリーの DjVu ビューワーが公開されている.

いまの打楽器奏者であれば,「グロッケンシュピール(Glockenspiel)」と聞けば,管弦楽や吹奏楽で用いられる打楽器の「鉄琴」をすぐ思い浮かべる.しかし,グロッケンシュピールとはもともと音程の異なる複数の鐘からなる「組み鐘」— 「カリヨン(Carillon)」とも呼ばれる — を指していた.この組み鐘で旋律を演奏するのに鍵盤(棒)が用いられた.のちに,鐘の代わりに金属板を配置した「鍵盤付きグロッケンシュピール(jeu de timbre)」が発明され,さらに鍵盤が廃されてマレット(撥)で叩くようになったものが現代の「グロッケンシュピール(鉄琴)」だ.この楽器間の祖先子孫関係はとても興味深い.

今でもドイツの古い街では大きな組み鐘が教会などに設置されていることがある.右の写真の組み鐘は2013年8月3日にドイツ北端にある港湾都市ロストックの繁華街クレペリナー通りで撮影した(→ 日録「2013年8月3日(土)ロストック街歩き,バート・ドーベランでモリーに乗る」).旧ハンザ同盟の中核だったこの街には聖マリエン教会など古い教会がいくつもあって,朝夕には鐘の音が響きわたる.クレペリナー通りの噴水広場に面したこの組み鐘はヘンデル「水上の音楽」の細かい旋律を奏でていた.

中世の西洋の鐘については,ずいぶん前に:阿部謹也『甦える中世ヨーロッパ』(1987年7月30日刊行,日本エディタースクール出版部,東京,vi+331 pp.,ISBN:4-88888-124-3 → 目次書評)を読んだことがある.一方,日本における鐘については:笹本正治『中世の音・近世の音:鐘の音の結ぶ世界』(2008年4月10日刊行,講談社[学術文庫1868],343 pp.,本体価格1,100円,ISBN:978-4-06-159868-3 → 目次書評版元ページ)がとても参考になった.

今回の翻訳に際しては,原書にはまったくない鐘の写真や古い絵などがたくさん追加され,さらに巻末には訳者による詳細な解説記事「西欧における鐘の文化略史──あとがきに代えて」(pp. 417-454)が付されている.すばらしい.

◆下界のお祭りが終わった夕刻は厨房仕事の鐘が鳴る.まずはラタトゥイユの仕込みから.夏野菜のシーズン到来.大鍋いっぱいつくっても食材費は千円もかからない.

◆ここ数日の┣┣" 撃ち —— Time Machine 用の新規外付けHDDの「暗号化」なる作業が金曜の夕方から始まって,かれこれ40時間も続いているのだが,まだ 2TB の半分も進捗していない.あと2日かかるとしたら,ひょっとして週明けは「代替 MacBook Pro」を持ち歩くしかないかも.バックアップのフシアワセ.要するに,Time Machine の暗号化スピードは「1TB/48時間」ということね.午後11時の時点で67%.しかし,暗号化は中断してHDDを取り外しても,再度つなげば途中から再開してくれるとの情報をいただいた.ありがたやありがたや.

◆今日の最高気温は18.4度.夏日になった昨日よりも8度も低い涼しさだった.厨房で大立ち回りを演じ,真っ白に燃え尽きたので,心安らかに寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

◇本日の総歩数=3,861歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.20kg(−0.95kg) / 28.3%(−0.5%)


11 mei 2019(土)※下界は新緑お祭り気分

◆午前5時半起床.晴れ.気温11.7度.吹き抜ける北東風が涼しい.今日も湿度が低くて快適至極.

◆休日の┣┣" 撃ち —— 大型連休前に R の最新版 3.6.0 が公開されていたのだが,もしかして “巨大なフシアワセ” になるかもしれない境遇に今すぐ自ら飛び込むべきやいなや.こわごわ R-3.6.0 for Mac / for Win のアップグレード作業.しかし,拍子抜けするほど Rユーザー衆生をいつも苦しめるフシアワセはまったく降臨しなかった.Rコマンダーも何一つ支障なく起動.例の “名前空間” という名の煉獄も出現せず.とてもまれなことである.

◆[欹耳袋]はてな匿名ダイアリー「文系の学問において資料の実在を証明するものとは何か」(2019年5月10日)※「注はあなたの身を守るためにある」—— いや,徹底的な参考文献リストさえあればいっさいの注は不要でしょう.あとはすべて本文に埋め込めばよし.もう一つの姉妹記事:はてな匿名ダイアリー「文系の学問における注と参考文献の話、補遺」(2019年5月10日)※「参考文献と注は違うよ!」—— いや,著者の言う「author-date方式やMLA style」を遵守するかぎり,注の存在意義はまったくないですね.参考文献リストがすべて.本の「注」に関する私見は:leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek「註のはなし」(2017年12月10日)という記事に書いた通り.

◆お祭りの昼下がり —— ランチタイムが近づくとともに下界がしだいににぎやかになってきたから,〈つくばフェスティバル2019〉会場を一周りしてこよう.お祭り会場のセンター広場界隈はお昼時とあってけっこうな人出.まずはアフリカ料理〈シダモ〉の「インジェラロール」とセネガル料理〈Group JAMM〉の「マフェ・ファタイヤ」を賞味.インジェラロールは,エチオピアのガレット「インジェラ」の中にケールとチキンの炒めものを巻いた手間のかかる一品.マフェ・ファタイヤはラム肉&ピーナッツソースという食材の取り合わせがものすごく異国的.南米ならどこにでもあるエンパナーダはペルーとアルゼンチンのを食べたけど,こういう軽食ではいくつ食べても腹の足しにならんな.夏日ライン超えの強烈な日差しと紫外線の照射を受けながらふらふら徘徊し,ついでに中央公園に停まっていた移動図書館の周りをぐるぐると人工衛星のように周回してきた.

◆明日も続くよお祭りつくば.

◇本日の総歩数=6,484歩. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 85.15kg(−0.35kg) / 28.8%(+0.3%)


10 mei 2019(金)※乾燥夏日ドライカレー

◆午前5時半起床.快晴.気温10.2度.すっきり青空が広がる観音台は朝から清々しい.蒸し暑い季節が襲来する直前の今の季節がワタクシ的にはベストシーズンかもしれない.

◆今日は兼業日ではないのでおとなしくのうかんけんに実在する.午前8時の気温はもう20.0度だが,湿度37%という乾き具合が理想的な快適度.居室の窓を全開にして空気の入れ替え.BGM〈春の祭典〉の例の「11連打」で目が覚める.

◆[欹耳袋] Hiroshi Maruyama's Blog「高次元科学への誘い」(2019年5月1日)※「オッカムの剃刀」は “最小性” の仮定ではなく,あくまでも “最小化” の原理なので,得られ最節約的な結論が実際問題としてどんなに “複雑” であっても,「オッカムの剃刀」の有効性に関しては何ひとつ問題はないはず.ただし,“最小化” をも放棄するというのならば,それはもはや経験科学ではないでしょう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 時事通信社の書評原稿ひとつを編集部に送信.しかし,その背後には締切フラッグが何本もはためいている.

◆カンカン照りの昼休み.正午の気温は25.8度と余裕の夏日ライン超え.南風が暖気を運んでいる.連休明け初のロングコース徘徊.新緑がみずみずしい.そして,農林団地周辺の集落では連休中にいっせいに田植えがすんだようで,田んぼでは今はまだか細い苗が風にそよいでいる.

◆大手町から新刊本の “カタマリ” がドン!と届く午後.隔週で “栄養ドリンク” が送られてくるようなもの.

◆[蒐書日誌]太田昌子(編著)『志度寺縁起絵:瀬戸内の寺を巡る愛と死と信仰と』(2019年5月刊行,平凡社,東京, 本体価格4,800円, ISBN:978-4-582-29531-3 → 版元ページ)※香川県志度村は平賀源内の生地だ.ここに伝わる『志度寺縁起絵』はちょうど今開催中の香川県立ミュージアム展示〈重要文化財「志度寺縁起絵」―描かれた海辺の情景 祈りの物語― 修理完成記念特別公開〉で実際に見てきた.志渡寺の縁起伝承を物語るとても大きな連作屏風絵が何枚も展示されていた.

◆午後の最高気温は26.8度だった.熱くて乾燥した一日が暮れ,夕餉にはめずらしくドライカレーを用意した.「豚ひき肉のドライカレー」【食材】豚ひき肉(1kg)・新玉ねぎ(特大1個)・にんにく(4片)・しょうが(1個)・トマト缶(400g)・冷凍保存カレーソース(あれば)・サラダ油(大さじ3)・卵(適量)・白ごはん(適量)【調味料】カレー香辛料類(一式).

  1. 玉ねぎ・にんにく・しょうがはすべてみじん切りにする.冷凍カレーソースはあらかじめ解凍しておく.
  2. 厚手のカレー鍋を弱火にかけ,サラダ油大さじ2を入れて,1 のにんにくを香りが立つまでじっくり炒める.
  3. 中火にして 1 の玉ねぎとしょうがを投入し,きつね色になるまでしっかり炒める.
  4. 3 に香辛料類一式を加えてよく炒める.
  5. フライパンを強火にかけ,サラダ油大さじ1をひいて,豚ひき肉を両面に焦げ目が付くように木べらで押し付けながら “固め焼き” する.
  6. 5 の豚肉を 4 の鍋に入れ,缶詰トマトを投入して,いったん強火に.沸騰したら弱火にして半時間ほど煮込む.
  7. 1 のカレーソースを加えて味を調える.
  8. 炊きたての白ごはんを皿に盛り,カレーソースをたっぷりかける.
  9. 最後に,半熟の目玉焼きをトッピングして食卓へ.

辛口ドライカレーは短時間勝負の料理.ひき肉をフライパンで強火の “固め焼き” にして「肉らしさ」を引き出すのがポイント.けっして “そぼろ” にしてはいけない.ドライカレーは一晩越すとさらに風味がさらにまろやかになる.これからの蒸し暑い季節は辛めのドライカレーを作り置きしておくと役に立つだろう.

—— レシピ → het dagelijkse keukenleven「豚ひき肉のドライカレー」|クックパッド「豚ひき肉のドライカレー」.

◆この週末は下界で〈つくばフェスティバル2019〉が開催されるので,さぞかし賑やかになるだろう.

◇本日の総歩数=11,475歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.50kg(−0.10kg) / 28.5%(0.0%)


9 mei 2019(木)※定例本郷お座敷の午後

◆午前5時半起床.薄曇り.気温11.2度.朝の観音台は青空が広がっている.気温は午前8時にはもう17.8度だが,湿度が46%と低いのですべて許す.空気が乾いていれば万難を隠す.今日も午前中はのうかんけんに実在し,午後は定例本郷高座.今日は RStudio のインストール作業が待ち構えているが,フシアワセが降臨しないことを祈るのみ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— Hootsuite が新しい「コンポーザー」を試せ試せと詰め寄ってきた.しかし,あまり使いやすくはないな.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評も続いてネット公開されました:三中信宏「夜行性の生態 如実に—— 写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり…勝廣光著 南方新社 1800円」(2019年4月28日)※ノネコに言及しておいてよかった.勝廣光『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』(2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86124-392-9 → 目次版元ページ).

◆春下がりのつくば駅.曇り空.正午の気温は23度.湿度が高くてやや不快.センター広場では〈つくばフェスティバル2019〉の準備と設営が着々と進んでいた。

◆午後2時,薄曇りところどころ青空がのぞく本郷通り.気温は22度ラインを行き来している.湿度は40%ほど.お座敷にてすでにしたくを整えているところ.ところで,ずっと前から理学部2号館2Fに消されないまま残されている右のスケッチは何かいわれがある絵なんだろうか.黒板にチョークで描かれていて,消そうと思えばすぐ消せるのに,何年もそのまま残されている.どこぞの高名なスペイン語圏(?)の研究者が来訪したおりに “落書き” したのかと推察する.

  • #TodaiStat 今日の講義は RStudio のインストール作業から始まります. posted at 14:43:56
  • #TodaiStat RStudio フシアワセいろいろ. posted at 15:50:46
  • #TodaiStat RStudio の峻険な山を超え,確率分布総論・推測統計学のココロ・Leemis先生の確率分布曼荼羅まで噺をして,あとは来週に. posted at 16:40:59

◆フシアワセを乗り越えてつくば直帰.今日の都内の最高気温は22.7度.からりと暑い日差しとともに強烈なる紫外線照射を受けた.

◆フレッシュな新にんにくが出回る今の時期だけの一品「新にんにくのホイル焼き」が食卓に登場.新にんにくのクビのところで切ってな,オリーブオイルを一回しかけてな,アルミホイルにくるんでな,230度設定のオーブンに放りこんで40分ただ焼くだけ.簡単やろ? 熱々のうちに岩塩振ってどーぞ.手ぇが油でべたべたになるけど,旬のもんは食べ逃したらあかん.この「新にんにくのホイル焼き」は,ワタクシの数あるクックパッド・レシピの中でもぶっちぎりのトップアクセス数を誇っている.こんなんがホンマに “料理” なんですかという根源的な疑念はいつもあるけどな.

◆明日は終日おとなしく観音台に実在する日.夏日ラインを超える暑さになるとの予報.

◇本日の総歩数=8,935歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.60kg(+0.95kg) / 28.5%(0.0%)


8 mei 2019(水)※二年ぶり弥生集中高座

◆午前5時半起床.晴れ.気温はなんとなんと2.7度.冬に逆戻りの冷え込み.すっきり快晴の青空が広がる観音台.早朝きりきり冷え込んだせいで,朝日が差してもまだ寒さから抜けきっていない.午前8時の気温は12.6度.今日はお昼前まで農林団地に実在し,午後は弥生にワープする.

◆[欹耳袋]GIGAZINE「7人の命を奪ったPowerPointのスライド発表」とは?」(2019年5月6日)※「PoorPoint バッシング」といえば Edward R. Tufte さんをすぐ連想するが,まさにそうだった.ワタクシは昔から「PoorPoint 非ユーザー」なので,彼の主張はとてもよくわかる.そして,彼の著書はもう名著というしかない:Edward R. Tufte 2006. The Cognitive Style of PowerPoint: Pitching Out Corrupts Within, Second Edition. Graphics Press, Cheshire, 32pp., ISBN:0-9613921-6-9 [pbk]

◆午前の┣┣" 撃ち —— 微小┣┣" どもをひねり潰す朝./そしてフリーダムな早弁.

◆[欹耳袋]今月末から始まるお座敷:ほぼ日の学校・新講座〈ダーウィンの贈りもの I 〉※カリキュラムと講師陣.

◆初夏の日差しと紫外線が降り注ぐ昼休みの弥生キャンパス.正午の気温は20.8度.湿度28%の乾ききった陽気.農学部1号館地下の第五講義室にて高座のセットアップ真っ最中.午後1時スタート.受講生は6名.

  • [弥生]分類と系統の噺だん.一休み中. posted at 14:07:45
  • [弥生]統計学高座を爆走ちう. posted at 15:05:00
  • [弥生]Rデモだん. posted at 16:03:35
  • [弥生]集中高座の初日だん.パラメトリック統計学の入り口まで到達した. posted at 16:34:57

◆お座敷がはけて,根津の〈秋田屋〉にて「冷やし白玉あずき」の虫やしない.

◆夕餉は土鍋で鯛飯を炊いた.明朝は必然的に鯛雑炊が確定している.つくるべきメニューが決まっているのでとても心安らか.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評が連休明けにやっとネット公開された:三中信宏「ブルキナファソを喰う!…清水貴夫著 あいり出版 1800円」(2019年4月21日)※清水貴夫『ブルキナファソを喰う:アフリカ人類学者の西アフリカ「食」のガイド・ブック』(2019年2月1日刊行,あいり出版[地球のナラティブ],京都, 8 color plates + 282 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86555-066-5 → 目次版元ページ).

◆今日の弥生高座に続き,明日は本郷高座.連日の都内出撃.

◇本日の総歩数=8,485歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.65kg(−0.40kg) / 28.3%(−1.3%)


7 mei 2019(火)※社会復帰への道は遠し

◆午前5時半起床.雲が多め.気温は12.3度.湿度80%.連休明け.ひさしぶりの観音台は薄曇りの明るい空.午前8時の気温は15.1度.北東風.

◆こどもの日がもう過ぎたのに自宅冷凍庫をまだ占拠し続けていた粽とCDG直送のマンステールとの物々交換なう.ずっと締め切っていた居室の窓を全開にすれば邪気もチーズ臭気も消えてなくなるにちがいない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 連休中に読了した本と書評待ちの本を整理する.書評書け書け加圧がタダゴトではない./先日提出した手書き書類が “あまりに達筆すぎて読めない” と事務から連絡あり.字がうますぎるとこーいう事案が発生するんだなあ./とある査読被依頼案件.原稿の出どころがよくわからないし,書いた本人がすでに故人だし,数年前にほぼ同じ書名で出版されているし……と疑問点を書き連ねて先方に返信メール./本郷の時間割をのうかんけんにまだ提出していなかった.弥生の方はすでに連絡済み.

◆[欹耳袋]先日アップしたばかりのクックパッド「和牛切落しと新玉ねぎの牛丼」のレシピが連日ぶっちぎりのアクセス数急上昇.第3位の「新にんにくのホイル焼き」は累積だともうすぐ4万アクセス.たいして手間のかからないメニューほど頻繁に読まれている傾向がうかがえる.

◆[蒐書日誌]喜田貞吉『被差別部落とは何か』(2019年5月20日刊行,河出書房新社[河出文庫・き13-1],東京, 292 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-309-41685-4 → 版元ページ)※ちょうど一世紀前の1919年に出版された論考の復刻文庫化.京都に長く住んでいると “未解放部落問題” はとても身近な事案だ.他府県にいるときっと想像もできないことかもしれないが.

◆雨が降る降る昼休み.正午の気温は15.5度とひんやりしている.もちろん徘徊は中止になり,お弁当を食べるしかない.

◆午後になって雲が厚くなり,夕方には小雨がしとしと降り出した.つくば駅。気温は急降下.TX乗客はみんなみんな長袖を着込んでいるが,ワタクシは我が道を進むのみ.午後5時前,大手町.うすら寒い曇り空.隔週の “定例市場” へ.今日の “水揚げ” はどんな感じかなあ.午後6時半からの読書委員会は午後8時半に終了.今日はつくば直帰.午後10時過ぎにつくばにたどり着いたら,夜風がとっても涼しい.と思ったら,気温はなんと7.2度だ.さすがに半袖だと寒いな.

◆明日も続く兼業ライフ.

◇本日の総歩数=7,062歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.05kg(−0.65kg) / 29.8%(+1.2%)


6 mei 2019(月)※連休の最後の準備運動

◆午前5時半過ぎ起床.晴れ.気温15.8度.

◆[蒐書日誌]昨日の読売新聞にマリ=クレール・フレデリック[吉田春美訳]『発酵食の歴史』(2019年2月27日刊行,原書房,東京, 341 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-562-05633-0 → 目次版元ページ)の大評がすでに掲載されているはず.しかし,ワタクシは読売新聞読者ではないので書評者であるにもかかわらず,すぐには読めない立場.本よみうり堂にもまだアップされていないみたい.

◆今日は曇りがちで23度超えの気温のわりには南風が吹き抜けて涼しい.湿度が50%を下回っているからか.三時のヨーグルトは「虫やしない」ならぬ「微生物やしない」.

◆[蒐書日誌]パスカル・コサール[矢倉英隆訳]『これからの微生物学:マイクロバイオータからCRISPRへ』(2019年3月22日刊行,みすず書房,東京, iv+210+21 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-622-08767-0 → 目次版元ページ)読了.微生物学分野の新しい考え方とツールをコンパクトにまとめた本.

◆連休最終日の┣┣" 撃ち —— 今月開講される東京大学大学院農学生命科学研究科での集中講義〈保全生態学特論〉の配布資料一式を準備完了.租界Rにて公開した.

◆明日からは “ふつうの日々” が始まってしまう.

◇本日の総歩数=1,223歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.70kg(+0.35kg) / 28.6%(−0.7%)


5 mei 2019(日)※こどもの日は粽だらけ

◆午前5時半起床.晴れ.気温10.4度.連休前半は肌寒かったり雨が降ったりしたが,後半になってそうあるべき晴天が連日続いている.つくばあたりではどこもかしこも「田植えの祭典」の真っ盛り.確かに田植え日和が連日続いている.

◆端午の節句の朝餉は辛子明太子パスタ.辛子明太子を溶かした発酵バターで和え,茹でたてパスタにからめる.紫蘇の大葉を散らし,さらにブロッコリー・スプラウトをてんこ盛りして,最後にレモンをしぼればできあがり.

◆今日は月イチの〈つくいち〉がある日なので,サクッと出向いて物色しないといろいろ売り切れてしまうにちがいない.連休ももうおしまいなので,遠くの旅先から戻ってきている人も多いだろうし.

◆ちょっとした注文の手違いがあって,この連休中ず~~~っと〈ちまき〉を食べ続けているのだが,一向に本数が減らない.誰か手伝ってもらえませんかねえ…….これでも元(3本入り20パック)の半分近くには減ってるはずだが.ま,冷凍品なので日持ちはするけど,端午の節句が過ぎても食べ続けるというのではまるで何かの罰ゲームみたいな気がしないでもない.紫野和久傳の〈西湖〉やったらエンドレスに食べ続けられる自信があるんやけど.

◆夏日ライン超えの午後.ちょいと徘徊してきますかねえ.西日がまぶしい夕方はつくばセンターの〈サザコーヒー〉にてしばし珈琲充タイム.

◆こどもの日の夕餉はひさしぶりにパプリカのぎゅうぎゅう詰めをつくった.初夏になればもっと大きくてもっと安い国産モノのパプリカが出回るだろう.今の時期はまだ小ぶり.

◆[欹耳袋]ちょっと気になるトーク —— 日本科学史学会第66会年会の記念講演:名和哲夫(名和昆虫博物館館⻑)「名和昆虫博物館100年史〜存続の謎と昆虫よもやま話〜」2019年5月25日(土)14:50〜16:20@岐阜大学.岐阜市にある名和昆虫博物館に行ったのはもう何年前のことか.

◆連休最終日の明日はボーッと過ごすとタイヘンなことになる.今月は週の半分は兼業日なので.

◇本日の総歩数=5,969歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.35kg(−0.10kg) / 29.3%(−0.5%)


4 mei 2019(土)※花も嵐も踏み倒しぃ〜

◆午前4時半起床.夜明け前,晴れ.気温15.7度.湿度ささえ十分に低ければ気温はまあどうでもいい.

◆夜中のうちに MacBook Pro の “クローン化” は無事に完了していて,今は新しいクローンちゃんからつぶやいている.Intel Core i5 → i7,メモリー 8GB → 16GB になったので,多少は余裕ができたかも.iCloud とか Dropbox の設定はぼちぼちやらないと.Parallels Desktop はどんな感じか.前回は手こずった(&追加出費がかかった)記憶があるが.Dropbox にぼんぼん投げこみゃいいってもんじゃないが,とりあえずぼんぼん投げ込んでいる.

◆正午の気温は21.6度.とりたてて低いわけではないが,とにかく空気が乾いているので心地よし.湿度は29%しかない.東風も涼しいしもう言うことなし.こんなに晴れて爽快な日に,厨房でごそごそ牛丼をつくっている場合ではないという緊急動議が自分会議に上程された(もうつくってしまったんですけど……).

◆午後は初夏の日差しが降り注ぐ筑波実験植物園へ.たまにはちゃんと光合成しないとね.午後2時の気温は23度.湿度が低くて快適至極.いま〈クレマチス展〉なる展示が開催中とのこと.さすがは大型連休.駐車場は満車だし,園内は人が多すぎる.本日入園料無料とは〝かはく〟は太っ腹である.

◆[蒐書日誌]連休中にもかかわらず無慈悲に積み上がる本たち —— 鹿児島大学鹿児島環境学研究会(編著)『奄美のノネコ:猫の問いかけ』(2019年3月31日刊行,南方新社,鹿児島, 282 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86124-400-1 → 目次版元ページ)※冒頭に学長さんの挨拶文が.鹿児島大学の “地域貢献活動” のひとつなのかな.ワタクシ的にはグッドタイミングな本./小倉ヒラク『発酵文化人類学:微生物から見た社会のカタチ』 (2017年5月1日刊行,木楽舎,東京, 383 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-86324-112-1 → 版元ページ)※近刊:小倉ヒラク『日本発酵紀行』(2019年5月刊行予定 → 情報)が出る前の予習本として. /港千尋『インフラグラム:映像文明の新世紀』(2019年5月9日刊行,講談社[講談社選書メチエ・702],東京, 253 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-06-516217-0 → 版元ページ)※ご恵贈ありがとうございます. /鈴木勇一郎『電鉄は聖地をめざす:都市と鉄道の日本近代史』(2019年5月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・701],東京, 234 pp., 本体価格1,650円, ISBN:978-4-06-515712-1 → 版元ページ)※これまたいただきもの. /ヤマザキマリ,とり・みき『プリニウス・VIII』(2019年4月15日刊行,新潮社[バンチコミックス45プレミアム],東京,ISBN:978-4-10-772176-1 → 版元ページ特設サイト

◆小人厨房にて不善をなす —— 和牛切落しと新玉ねぎの牛丼は罪ですなあ.【食材】牛肉切落し(1kg)・新玉ねぎ(大4個)・生姜(2個)・紅生姜(適量)・白ごはん(適量)【調味料】濃口醤油(100cc)・日本酒(200cc)・みりん(100cc)・砂糖(大さじ4).

  1. 玉ねぎは厚さ1cmの薄切りに,生姜は皮をむいて千切りにする.
  2. 深鍋に水800ccと調味料類を入れて加熱し,1 の玉ねぎと生姜を投入して沸騰したら中火にして,半時間ほど炊く.
  3. 2 の鍋に牛肉をほぐしながら投入する.アクが出てきたら適宜すくう.
  4. 弱火のまま1時間ほどふつふつ炊き続ける.脂の層が浮いてきたらすくいとる.
  5. 炊きたての白ごはんに汁ごとたっぷりかけて,最後に紅生姜をトッピングし,食卓へ.

新玉ねぎは,炊いているうちに,牛肉よりも早く煮崩れて姿形が消えてなくなるかもしれない.時間差をつけて投入すれば玉ねぎの原形と食感が最後まで残るだろう.なお,上のレシピでは汁がやや薄甘口になるように調味した.

牛丼の残りは具がもう散り散りになってしまって,挽き肉と玉ねぎの切れ端だけみたいな状態になる.しかし,牛肉のだしが十分に出ているこのつゆを使わない手はない.皮付き新ジャガをぼんぼん放りこみ,しらたきとゆで卵を追加してしばし煮込めばおいしい即席肉じゃがのできあがり.あるいは,木綿豆腐を投げ込んで肉豆腐にするという別の選択肢もある.いずれにしても,最後のつゆの一滴まできちんと奉公してくれるこの律儀さが高得点につながる.

—— レシピ → het dagelijkse keukenleven「和牛切落しと新玉ねぎの牛丼」|クックパッド「和牛切落しと新玉ねぎの牛丼」.

◆今日は関東地方の方々で雷雲が湧き上がり,ところによっては雹が降ったというニュースが流れた.つくばも夕刻に西の方からアヤシイ雲が近づいてきたが,何も降りはしなかった.

◇本日の総歩数=13,707歩. 朝◯|昼−|夜△. 計測値(前回比)= 85.45kg(−0.45kg) / 29.8%(+0.2%)


3 mei 2019(金)※新旧パソコン右往左往

◆午前5時半起床.晴れ.朝日がまぶしすぎる.気温は9.8度とやや低め.北西風.

◆[蒐書日誌]橋本倫史『ドライブイン探訪』(2019年1月30日刊行,筑摩書房,東京, 317 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-480-81850-8 → 版元ページ特設ページ)※寝読み本だったので時間がかかったがやっと読了.はっきりいえば廃れつつある,しかしそれでも生き残り続ける日本全国のドライブインをめぐり歩く旅.取材する著者の涸れない熱意の賜物.

◆ヒマな昼下がり.ひさしぶりに観音台に遊びに来たが,連休中で人気がないだけの寂れた場所だった.高松土産の〈衆鱗図バッヂ〉ひと揃い.やはり「三嶋おこぜ」が主役なのか(「鯛」ではなく).

◆この連休に入ってからたくさん本を読んだはずなのに,それを上回る冊数の本が新規に積み上がっている.この事態はやはり「逆-賽の河原」と名付けるしかない.

◆新旧 MacBook Pro のじたばた —— けっきょく〈残り約1分〉の表示が “26時間後” になってももぜんぜん消えなかったので,いったん中断.タイムマシンからの「転送の祭典」は後回しにすることを自分会議で決定./今度は FileVault の「暗号化の祭典」が延々と続いていて orz.../昨年の東京フォーラムでの〈ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〉で,うっかり旧 MacBook Pro に赤ワインを “呑ませて” しまった報いで,この新 MacBook Pro を買う羽目になったことを思い出す.今年は新々 MacBook Pro を買わなくてすむように有楽町には行かないことにした(違

◆厨房がワタクシを呼ぶ夕暮れ時.

◆「暗号化の祭典」もぜんぜん終わる気配がなかったので,えいやっと強制終了.High Sierra その他のアプリの最新バージョンアップののち,Mojave 砂漠に突入したら,何のことはない,すんなり macOS のアップデートが進捗している.さっきまでの “砂嵐” はいったい何だったのか./「転送の祭典」は今度は立ち往生しなさそう.善哉善哉./でも,たった数分で移行完了なんですけど…….大丈夫か./ぜんぜん大丈夫じゃない…… orzorz./タイムマシンからだとぜんぜん移行できてなくて,けっきょく新旧2台の MacBook Pro を横並びにしてコピペすることになった.紆余曲折はあったが、あと2時間ほどでクローン化がやっと完了する.最初からタイムマシンなんぞ信用しないで,こうすればよかったんだ.長い長い道のりだった。

◆寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

◇本日の総歩数=2,748歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.90kg(−0.15kg) / 29.6%(+1.3%)


2 mei 2019(木)※ひさしぶりに青空展開

◆午前5時半起床.これだけすっきり晴れたのは連休に入って初めて.気温13.4度.雲がやや多めだがときどき日が差してまずまずの日和.何よりも湿度が50%台に下がってくれたので,とても快適.南風が涼しくてよろしい.そのおかげで,スペイン風オムレツの仕上がりがよかった.

◆[蒐書日誌]ピーター・P・マラ,クリス・サンテラ[岡奈理子・山田文雄・塩野﨑和美・石井信夫訳]『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』(2019年4月22日刊行,築地書館,東京, 287 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1580-1 → 目次版元ページ)読了.「野放しネコ」(p. 71)という表現は直接的にも比喩的にもピッタリの訳語だ.

◆おとといの「鶏手羽元の塩ポトフ」は,今日のランチの「鶏雑穀雑炊」へと変身し,最後のご奉公をしてくれた.けっきょく,最初から最後まで塩オンリーの調味ですんだ.鶏さんのホネはいつもながら偉大である.

◆今日のお昼過ぎから始まった新 MacBook Pro への「転送の祭典」.タイムマシンからの情報転送が〈残り約1分〉を表示して,かれこれもう6時間が過ぎようとしている.Apple の時間の進み方がこんなに遅々としていたとは.

◆[系統樹思考]山﨑智仁 @tomohitoy|note(ノート)「アブダクション(仮説推論) 『系統樹思考の世界』」(2019年4月17日).

◆松見公園ぶらぶら散歩.気温23度.日差したっぷり.ツツジの向こうに松見タワー.高松の栗林公園ではフジがもう満開だったが,つくばもそろそろか.

◆今日の日中は最高気温が24.0度まで上がったが,湿度が低かったせいか不快指数は高くなかった.日が暮れて涼しい北東風が吹き込んできた.今宵は冷凍庫の残りものを何でもかんでも使ったペスカトーレが夕餉の食卓に.

「何でもかんでもペスカトーレ」【食材】スパゲティ・冷凍シーフードミックス(1パック)・冷凍むきえび(1パック)・冷凍スモークサーモン薄切り(10枚)・完熟クッキングトマト(4個)・缶詰めホールトマト(300グラム)・玉ねぎ(小1個)・セロリ茎(1本)・にんにく(2片)・オリーヴオイル(60cc)・白ワイン(100g)・エメンタールチーズ(20グラム)【調味料】岩塩(適量)・赤唐辛子(2本)・塩漬けケッパー(5粒)・パセリ粉末(適量).

  • 前半 ——【トマトソース】
    1. にんにくと玉ねぎとセロリはみじん切り,クッキングトマトは湯剥きしてざく切りにする.
    2. 厚手のフライパンにオリーヴオイルを入れ,1 のにんにくと赤唐辛子を投入し,超弱火で加熱する.
    3. 30分ほど加熱して香りが立ってきたところで,オリーブオイルの1/3(20グラム)と赤唐辛子を取り分ける.
    4. 2 のフライパンを中火に強め,1 の玉ねぎとセロリをよく炒める.
    5. 1 のクッキングトマトと缶詰めホールトマトと塩漬けケッパーを投入し,水分を飛ばしながらじっくり煮込む.
    6. エメンタールチーズを薄切りにして投入し,必要ならば岩塩で調味して火を止める.

  • 後半 ——【ペスカトーレ】
    1. 冷凍食材はあらかじめ解凍しておく.
    2. 【トマトソース】の 3 で取り分けたオリーブオイルと赤唐辛子を別フライパンに入れ,強火にかける.
    3. 解凍したシーフードミックス・むきえび・スモークサーモンを入れて強火のままよく炒める.
    4. 白ワインを追加し,蓋をして蒸し煮にする.
    5. 火が通ったらトマトソースを投入して弱火で保温.
    6. 並行してパスタを時間どおりに茹で,4 をスープごとたっぷりかける.
    7. お好みでパセリを振って食卓へ.

日中は日差しがとても暑かったので “炭酸水” が必須.スペインの〈Lucentum Brut Nature〉をきりっと冷やして.

—— レシピ:het dagelijkse keukenleven「何でもかんでもペスカトーレ」.

◆今日もまたゆるゆると過ぎていく連休タイム.

◇本日の総歩数=7,153歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.05kg(+0.30kg) / 28.3%(−0.4%)


1 mei 2019(水)※連休後半は厨房の中で

◆午前6時半のろのろ起床.曇り.気温14.7度.まずはメーリングリストへの月例アナウンス送信.昨日の塩ポトフにソーセージを追加し,〈モルゲン〉の厚焼きトーストとともに遅めの朝餉.月が変わったので向こう一月間の┣┣" 撃ちカレンダー更新.

◆昨夜からの雨は夜明けにはもう上がっているが,まだ雲が広がっていて,なかなか青空が戻ってこない.午前10時前の気温は18.7度.湿度が80%もあって蒸し暑いかも.連休に入ってからはすっきり爽快な天気からすっかり縁遠くなってしまった.

◆休日の┣┣" 撃ち —— 月が変わったので向こう一月間の┣┣" 撃ちカレンダー更新.

◆午前中,いったん日が差して青空が見えていたのに,午後になってまたまた雲が広がり太陽が隠れてしまった.お昼前には気温は23.2度,湿度は70%もあって蒸し暑い昼下がり.しかたがないから大きなオムライスをつくってみた.中身はちゃんとしたチキンライス.

◆[蒐書日誌]奥山淳志『庭とエスキース』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, 40 color plates + 286 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-622-08795-3 → 版元ページ)読了.ある写真家が北海道は新十津川村の小屋で独り自給自足生活をする老人 “弁造さん” を撮り続けた前世紀末からの14年間の長い物語.目次があるわけでもなく,つむがれた時間をあちこち行ったり来たりしながら,写真家と “被写体” とのやりとりが記されていく.なぜ “弁造さん” は雪深い北海道の村で半世紀以上にもわたって一人暮らしをしてきたのか,ときどきキャンバスに向かって絵筆を手にする動機は何か,そして筆者とのつながりがなぜこれほど長く続いたのかなどなど,読者がいだく疑問の数々は読み進むうちに見えてくる.

恥ずかしながら,ワタクシはタイトルにある「エスキース」という美術用語をぜんぜん知らなかった.本書に所収されているカラー写真には多くの “スケッチ” あるいは “デッサン” が撮られていることに気づく.しかし,いわゆる “スケッチ” や “デッサン” と本書の「エスキース」とは似ているようで意味内容が微妙にずれている用語らしい.ここでいう「エスキース」とは完成された美術作品への途中段階の “習作” あるいは “下絵” という意味で用いられているようだ.

「写文集」と銘打たれている通り,40葉のカラー写真と文章とのリンクが何重にも歴史を語る.一枚一枚の写真から受けるさまざまな印象や想念は本文を読み進むにつれて確証されたりあるいは反証されたりする.カバージャケットにくるまれた仮フランス装の表紙に描かれたエスキースの意味は最後まで読み通して初めてわかる.

著者は写真のもつ機能についてこう書いている:

「「メディア」の単数形を指す「メディウム」とは,ものとものをつなぐ媒介物という意味だと知って「写真」そのものを「時のメディウム」と呼ぶべきだと感じたのはいつのことだろう.僕が見ている写真は弁造さんのかつての現在であり,今となっては過去には違いないが,それが僕の現在と強く関わっていく.「過去」と「現在」を新たにつなぎ合わせ,「弁造さん」と「僕」という存在を結びつけていく写真は「メディウム」そのものだった」(p. 244)

実体としての “弁造さん” はすでにこの世にはいない.それでも写真を通して過去と現在が双方向的につながり,2019年の今に至るまで写真家と被写体がたがいに作用しあっている.読了後もいつまでも余韻が響き,くりかえし残像が浮かび上がる良書.

—— なお,奥山淳志写真集『弁造 Benzo』(2018年1月刊行)は著者により私費出版されている.

◆本降りの雨とともに夕暮れになる.気温はまだ20度近くあって,歩き回るとけっこう蒸し暑い.雨がさらさら降る夜はたけのこ土鍋飯を用意した.先月の〈ためしてガッテン〉「激あま!シャキシャキ!魅惑のたけのこ新世界」では,たけのこのアクを抜く「大根おろしメソッド」が大宣伝されていた.とても気になる方法だが,あの番組で紹介されている方法でもワタクシ的にはまだ手間ヒマかかるように感じられたので,そのさらなる “簡略バージョン” を決行した:

  1. 春大根1本を皮ごと全部すりおろす.
  2. 袋に 1 の大根おろしを全部移し替える.
  3. 筍は皮を剥いでから真っ二つに一刀両断し,2 の袋へ.
  4. 1〜2時間常温で放置したのち,よく水洗いする.以上

要するに,四の五の言わずに「大根おろしに放り込め!」でおしまい.番組で紹介されていたような,おろし汁をしぼったり,水や塩を加えたりという手順はなくてもいいんじゃないでしょうか.上の “簡略バージョン” を試してみたら確かに長時間茹でなくてもちゃんとアク抜きできた.

サイドメニューは,ミョウガタケ(茗荷茸)の味噌和え.今の時期だけの珍しい食材なので,シンプルに六甲味噌の「トマト味噌」を添えてみた.ミョウガの風味にトマトの酸味と味噌味がうまくマッチする.大阪樟蔭女子大学とのコラボ商品,すごい!

◆かくして連休後半は厨房の中でさらさらと過ぎていく.

◇本日の総歩数=4,633歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.75kg(−0.15kg) / 28.7%(+0.1%)


--- het eind van dagboek ---