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日録2022年8月


31 augustus 2021(水)※残暑の猛反撃が始まる

◆午前5時過ぎ起床.曇り空.気温21.8度でも,湿っぽい北東風.今日の日中は真夏日が反撃してくるとの予報だが,まだその気配はない.午前8時半の観音台は気温がもう24.1度まで上がってきている.南風.数日ぶりに全館冷房が稼働しているのは対残暑防衛戦の始まりか.いずれにせよ涼しさは善.

◆そういえば,昨夜から「蓮藕排骨湯」の仕込みを開始した.蓮根とスペアリブさえあればいつでもつくれてしまうボリュームたっぷりの塩味スープ.一晩煮込んで今朝の状態がこれ.あと二晩火を見せないとしっかり色と風味がつかない.

話は脇道に逸れるが,「塩味」を「しおあじ」ではなく「えんみ」と読む人がいるが,これはやはり「しおあじ」と読んでほしいな.

◆午前の┣┣" 撃ち —— ここしばらくですくねっつからご無沙汰していたら,なろ天守閣から「ちゃんと連絡事項を見てちゃちゃっと作業せよ」との天の声が届いた./なろ天守閣の御下命に服し,ネ申えくせる書式にちくちく記入し,返す刀で放置していたeラーニングを受講して,ワタクシの午前の時間は消え去ったのだった.

◆昨日の最高気温は夏日ラインにも届かない24.7度だったのに,今日は正午前に早くも30.7度と真夏日ラインを超えている.今日の昼休み徘徊はやめよう.原稿┣┣” が背後で吠えている.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 師走恒例の別府湯けむり巡業の打ち合わせ.定宿はもう確保したけど,前泊をどこにするか.明礬,鉄輪,それとも観海寺?(何しに行くねん) あとはフライトか.

  • #生物学哲学 第8章「概念分析は科学の実践にとっていかなる貢献があるのか?—— 文化進化学を例として」8.1〜8.2節加筆改訂(計19,024字). posted at 15:23:31
  • #生物学哲学 第8章「概念分析は科学の実践にとっていかなる貢献があるのか?—— 文化進化学を例として」8.3節加筆改訂(計19,227字). posted at 16:21:18

◆午後の最高気温は32.1度.残暑の猛反撃だ.しかも熱帯夜になりそうな気配.このまま9月に突入するかと想うとげんなりする.

◇本日の総歩数=3,384歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.65kg (+0.05kg) / 30.6% (−0.5%)

30 augustus 2021(火)※せめぎあう晩夏と初秋

◆午前5時過ぎ起床.曇り.今朝の最低気温は19.0度と低めだったが,昨日よりも湿度が高いせいかさわやかさが感じられない.

◆午前9時前の観音台も曇り空.気温は22.0度,北西の風.BGMはひさしぶりの Gidon Kremer のバッハ無伴奏全曲.

◆曇りときどき霧雨に煙る昼休み.正午の気温は23.9度と夏日ライン未満でも,湿度84%はさすがに高すぎる.それでも,猛暑の間は差し控えていたロングコース徘徊一回り.この辺は9月が稲刈りシーズンだが,今年はもう刈り取られた田んぼも.今年は稲刈りが前倒しだ.

群舞するハグロトンボとのたうつセスジスズメ幼虫を確認. この季節はスズメガの幼虫が路上でゴロゴロしていることがよくあり,足元に気をつけないとタイヘンなことに.ちなみに,目撃した芋虫ちゃんは太さ1cmで長さ7cmくらい,中身がみっしりつまっていて,つまむと「いやんいやん」する.

◆[蒐書日誌]いただきもの新刊2冊 ——

  1. 吉川浩満『哲学の門前』(2022年9月5日刊行,紀伊國屋書店,東京, 269 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-314-01193-8 → 目次版元ページ
  2. ヘンリー・ジー[竹内薫訳]『超圧縮 地球生物全史』(2022年8月30日刊行,ダイヤモンド社,東京, 381+xix pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-478-11427-8 → 目次版元ページ

—— ご恵贈どうもありがとうございました.

◆[蒐書日誌]アナザー “進化思考” 本について —— ワタクシの『進化思考の世界:ヒトは森羅万象をどう体系化するか』(2010年9月,NHK Books: No. 1164)は,『系統樹思考の世界』と『分類思考の世界』の影に隠れてしまったのですが,この三部作の要となる本と位置づけています.その後の本の萌芽はここにあり.

◆夕暮れ時の雨は本降り.

◆秋めく今宵の〈みなか食堂〉は秋刀魚が登場.タイミングよく大分のかぼすも入手.大分ではかぼすは “万能酸” 並みにありとあらゆるものに絞りかけられます.とり天・関あじ・関さば・りゅうきゅう・焼豚玉子丼など,焼き秋刀魚も例外ではありません.〈秋鹿〉純米・山田錦とともにどーぞ.

◆[蒐書日誌]ユーディット・シャランスキー[細井直子訳]『キリンの首』(2022年7月30日刊行,河出書房新社,東京, 239 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-309-20859-6 → 目次版元ページ)※ゲラ修正完了.来月はじめに時事通信社から各紙に配信されるとのこと.旧東欧の唯物論生物学がキーワードかもしれない.他の読者や評者はいったいどんな読み方をしているのだろうか.

◇本日の総歩数=13,372歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.60kg (−0.05kg) / 31.1% (0.0%)

29 augustus 2021(月)※秋風でもジェノベーゼ

◆午前5時過ぎ起床.爽やかな晴天.気温19.5度.乾いた北東の風.秋がやってきた.すばらしい.

◆今朝の最低気温は19.2度と20度ラインを割り込んだ.蝉時雨の観音台も,朝日はまぶしいが,午前8時半の気温は23.4度.北北東の風.これくらい涼しいと,全館冷房が稼働しなくても暴れずにいられる.

◆午前の┣┣" 撃ち —— かけんひ┣┣” 祭りがつくば的には楽日となったが,追い打ちをかけるように別府湯けむり巡業とむさび新規お座敷の手続きあれこれ.もうお昼休みになってしまうしまう.

◆#一期一会の読書術 ブクログ:ぶっかさんの感想・レビュー (2022年8月28日)

◆午後の┣┣" 撃ち —— ユーディット・シャランスキー[細井直子訳]『キリンの首』(2022年7月30日刊行,河出書房新社,東京, 239 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-309-20859-6 → 目次版元ページ)※書評原稿を書き上げた.けっこうひねりがはいっていて,一筋縄では読めない “教養小説” .本書ではいったい何が成長(Bildung)したことになるのだろうか.

◆涼しい夜風に乗って虫の音が届く.午後8時前の気温は19.5度と窓を開けっ放しにすると肌寒いほど.今宵の〈みなか食堂〉はベランダ産バジルをふんだんに使ったジェノベーゼソースをリングイネと和えてみました.茹でたじゃがいもとさやいんげんのトッピングは定番ね.去りゆく夏の味わい.

◇本日の総歩数=3,075歩|0回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.65kg (+0.35kg) / 31.1% (+0.2%)

28 augustus 2021(日)※朝からしとしと雨降り

◆午前7時前起床.本降りの雨.気温23.7度.北東の風.

◆[欹耳袋]ツイート※夢枕獏の初期の実験的作品『カエルの死:タイポグラフィクション』(1985年1月,光風社出版,ISBN:4875144706)の動画バージョンの趣がある.

◆日曜の┣┣" 撃ち —— 科研費基盤(S)のオンライン会議 14:00〜15:30 ※「分類」をめぐるあれやこれや.

◆夕方になってやっと日が差してきた.午後はずっと21度台の気温.真夏日だった昨日とは大違い.午後8時の外気温は20.9度.20度ラインを下回りそうな涼しさ.夏は過ぎぬ.そろそろ夜のエアコンは停めてもいいかな.

◆夜風が涼しい今宵の〈みなか食堂〉はコロッケ&メンチカツ&ポテトサラダに活性にごり酒という学生食堂並みのパワー充填.こんなに食べてどうする,おいっ.ポテトサラダを途切れなく仕込むのは飲み屋の証.

◇本日の総歩数=0歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.30kg (−0.35kg) / 30.9% (−0.1%)

27 augustus 2021(土)※厨房にてひたすら調理

◆午前7時起床.明け方の雨のち曇り空.気温23.2度.北東の風.

◆晩夏になってベランダのスイートバジルがぼうぼうと伸びてきた.気候的にちょうどよくなってきたのだろうか.せっかくの収穫なので,ジェノベーゼソースをつくる週末の昼下がり.何と言ってもジェノベーゼはつくりたてがベスト.

◆[欹耳袋]日本学術振興会CHEERS!「夫婦異分野研究者から見た、海外でのワークライフバランス」(2022年8月).

◆長引く残暑.今日の最高気温は33.6度まで上がりました.今宵の〈みなか食堂〉では無花果の冷製サラダをご用意しました.旬の無花果にモッツァレラとサラミを添えて,EVオリーブオイルで和えました.辛口のスパークリングワインとの相性よし.

◆[欹耳袋]ツイッター(2022年8月27日)※ワタクシが多変量解析の高座で必ず見せる『ゲーデル,エッシャー,バッハ』の表紙図とおんなじね.

◇本日の総歩数=1,679歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.65kg (+0.55kg) / 31.0% (+0.8%)

26 augustus 2021(金)※朝から無花果が並んで

◆午前5時前起床.曇り.気温22.8度.北東の風.

◆蒸し暑い朝の〈みなか食堂〉は旬の無花果が並びます.かぎりなく食べられるんですよねー.

◆曇り空の観音台.午前9時前の外気温は25.3度.湿度91%.今日も全館空調を停めやがったら即帰宅と決意して出勤したら,今のところは冷たい風が出ているので,とりあえずはよしとしよう.

◆[蒐書日誌]ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]『ロック・ファミリー・ツリー』(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)※tree7: Faces ... AII Shapes & Sizes と tree8: Byrds Of A Feather: I —— うわ,さすがに知らんロック・ミュージシャンばっかり.

◆曇り空の昼休みはとても蒸し暑かった.正午の気温は27.4度.東風.湿度81%.七夕以来,ひさしぶりのショートコース徘徊.雨が降り出さなくてよかった.

歩き読み本:ユーディット・シャランスキー[細井直子訳]『キリンの首』(2022年7月30日刊行,河出書房新社,東京, 239 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-309-20859-6 → 目次版元ページ)読了.教養小説(Bildungsroman)と銘打たれているが,すでに熟年に達している “旧東独” 的な女主人公は Bildung とも Entwicklung とも無縁な読後感が漂う.

◇本日の総歩数=7,490歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.10kg (+0.35kg) / 30.2% (−0.2%)

25 augustus 2021(木)※全館空調停止で即撤収

◆午前5時半起床.薄曇り.気温21.8度の涼しい朝.蒸し暑さはない.北北東の風.

◆曇り空の観音台.午前8時の気温は24.8度と夏日ラインに達していない.そのせいか,稼働して間もなく全館空調が停められてしまった.しかし,湿度は73%もあって,居室の気温は27度超.そんなわけで居室が “夏” になったらさっさと撤収することになる.長居は無用.フリーダム!

◆午前の┣┣" 撃ち —— Slack チャンネルの「招待状」に有効期限が付くのが不便だったが,期限のない「無期限招待状」が発行できることを先ほど知った.招待リンクをいったん解除して「カード有効期限」を “無期限” に設定し保存すればOK.これでまたひとつハードルを越えた.無料版でも使えるとのこと.

  • #統計学入門 Slack への無期限招待状を発行しました.教務からアナウンスされますので,まだの受講生はそのURLを利用してください.再来週から集中講義が始まりますので,R のインストールはお早めに. posted at 11:18:20

◆[蒐書日誌]Ronald A. Jenner『Ancestors in Evolutionary Biology: Linear Thinking about Branching Trees』(2022年8月刊行, Cambridge University Press[Systematics Association Special Volume: 91], Cambridge, x+385 pp., ISBN:978-1-107-10593-5 [hbk] → 目次版元ページ)※分岐する系統樹上で “祖先” を再考すべく「線形思考(linear thinking)」を提起する.ほら,進化思考の次は線形思考だって.

◆午後の┣┣" 撃ち —— かけん┣┣” 申請の所内決済が完了したので, “引出物” を付けた上で天守閣へ.手間がかかるわい.

◆〈2022年度統計関連学会連合大会〉2022年9月4日(日)〜8日(木)の講演要旨集が公開された.ワタクシは阿見での集中講義の真っ最中なので,講演「農学分野での計量生物学の発展」はオンデマンドで行なう.月末までにはzoom録画しないといけないな.玄ちゃん,よろしく〜(高座に上がるのはワタクシだが)

◆居室の気温が真夏日ラインを超えたので,本日は午後から撤収いたします.ワタクシはガマン大会に出場するために観音台に来ているわけではありません.あとはよろしく.ワタクシは〈サザコーヒー〉にて将軍アイスコーヒーをいただくのだ.うむ,良きに計らえ.

◇本日の総歩数=4,832歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.75kg (−0.55kg) / 30.4% (−0.5%)

24 augustus 2021(水)※蒸し暑くても新刊堆積

◆午前5時半のろのろ起床.薄曇り.気温26.2度.熱帯夜明けは蒸し暑い.湿った東風.

◆午前中は自宅の排水管清掃作業の立会いで半日年休を取った.業者に「料理をよくつくられるようですが,使用後に水をよく流さないと排水管が詰まりますよ」と指摘された.正午の気温は30.8度.東風.日差しが戻ってきた昼下がりの観音台は蒸し暑い.着便した新刊が積み上がっている.

◆[蒐書日誌]晩夏のいただきもの1冊——

  • 小池伸介・佐藤淳・佐々木基樹・江成広斗『哺乳類学』(2022年7月25日刊行, 東京大学出版会, 東京, iv+406 pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-13-062231-8 → 版元ページ)※400ページで4,000円とは東大出版会にしては安すぎるのでは.ご恵贈感謝.

◆[蒐書日誌]『形態データの系統解析(全2巻)』——

  1. Pablo A. Goloboff『From Observations to Optimal Phylogenetic Trees: Phylogenetic Analysis of Morphological Data, Volume 1』(2022年7月刊行,CRC Press[Series: Species and Systematics], Boca Raton, xx+277 pp., ISBN:978-1-0321-1485-9 [hbk] → 目次版元ページ)※形態形質に基づく系統推定法の最新刊(全2巻).著者は最節約法系統推定アプリ「TNT」の開発者のひとり.
  2. Pablo A. Goloboff『Refining Phylogenetic Analyses: Phylogenetic Analysis of Morphological Data, Volume 2』(2022年7月刊行,CRC Press[Series: Species and Systematics], Boca Raton, xx+291 pp., ISBN:978-0-3674-2027-7 [hbk] → 目次版元ページ)※最節約法を論じた第1巻に続く第2巻は,系統樹集合の要約と形質重み付け,信頼性の評価,形態測定データの利用,そしてスクリプティングまで.

本書『Phylogenetic Analysis of Morphological Data』は上下巻合わせて600ページに達する.「TNT」の使用マニュアルとしてももちろん使えるが,ゲノムデータ主流の現代にあって,形態データ分析にはどのような意義があるのかを考え直すいい機会になるとワタクシは考える.形態形質の確率進化モデルに関する議論も含まれていて,もちろん最尤法やベイズ法も俎上に乗っている.

また,少なくともワタクシ的には,この本は分岐学派のあるスクールの “集大成” をまとめた本でもあるので,「ロック・ファミリー・ツリー」ならぬ「クラディスト・ファミリー・ツリー」を念頭に置いて読む愉しみもある.だって,全600ページのいたるところに “Steve” が見え隠れしているでしょ.

Willi Hennig Society 会員たちは “神棚” にお供えして日々拝むといつか御利益があるかも(しらんけど).ただし,Pablo が “counterculture” と評する反対者たちにとってはまちがいなく忌避されるだろう.書評が出るのが今から楽しみだ.

◇本日の総歩数=3,088歩|0回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.30kg (−0.25kg) / 30.9% (+0.2%)

23 augustus 2021(火)※空は秋らしい気配でも

◆午前5時半過ぎ起床.曇り.朝もや.気温23.7度.南南東の微風.蒸し暑い薄曇りの観音台.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 昨日,「これにて一件落着〜」と送り出したかけん┣┣” が「ファイルが壊れて読めませんが……」とのことで送り返されてきた(エクセルで申請書を書かせるのが諸悪の根源だろうに).ちゃんとなろのお作法にしたがって,暗証番号付きで圧縮して送ったのになあ….しかし,四の五の言うヒマはないので,今度はスッピンのまま圧縮せずに弾き返した.

◆[蒐書日誌]ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]『ロック・ファミリー・ツリー』(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)の続き.tree 5:「Eric Clapton: Guitar & Vocals」も大樹と言うべきか.原書も破格だが,訳注もタダゴトではない.次の tree 6:「Beck Page & The Yardbirds」.ぜんぜん知らない名前と思ったら,ロッド・スチュワートが登場した.レッド・ツェッペリンも脇役で.うわわ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 来月に開催される大学図書館研究会第53回全国大会の講演要旨集ゲラが届いた.ワタクシの記念講演の要旨をチェックして返信.概要はすでに公開されている.

◆日中の最高気温は33.4度と残暑が居座っているが,朝晩の空はもう秋のたたずまい.〈みなか食堂〉の今宵の夕餉は鶏手羽元の煮込み.琉球泡盛・奄美黒糖・三河みりん・広東たまり醤油で味付けした手羽元を圧力鍋で煮込み,半熟卵と甘長の素焼きを付け合わせ.見た目は真っ黒でも味はマイルド.

◇本日の総歩数=3,426歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.55kg (+0.30kg) / 30.9% (+0.2%)

22 augustus 2021(月)※朝からてんやわんやで

◆午前5時前起床.曇り.気温23.0度.北北東の風.涼しいといえば涼しい.

◆曇り空の観音台.午前8時半の気温は24.6度と夏日ラインにも達しないが,湿度が高いので,居室内は十分に蒸し暑い.全館空調が稼働しているのでおとなしくしているが,何かの拍子に停まったらすぐに暴れだすことになるだろう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 昨日じたばたと送り出したかけん(きばんS)┣┣” の伺書は無事になろ天守閣へ上がっていったとのこと.蟄居閉門されることもなく,稲荷川に晒されることもなく,静かに応答を待ち続けている.あの内容でいったいどのような御沙汰が下るのかに興味はあるが(油断するなここはなろだ).

◆[蒐書日誌]最新刊:日経サイエンス2022年10月号が着便.ジョン・グリビン,メアリー・グリビン[水谷淳訳]『進化論の進化史:アリストテレスからDNAまで』(2022年6月15日刊行,早川書房,東京, 312 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-15-210141-9 → 目次版元ページ)のワタクシの書評記事「進化思考の生成流転の系譜」は p. 106 掲載です. “進化思考” の大好きなそこのアナタに.

◆[蒐書日誌]┣┣” 撃ちの合間の蒐書三昧 ——

  1. 地球の歩き方編集室(編)『世界のカレー図鑑:101の国と地域のカレー&スパイス料理を食の雑学とともに解説』(2022年3月29日刊行,地球の歩き方[旅の図鑑・W12]/学研プラス, 東京, 223 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-05-801751-7 → 目次版元ページ)※「地球の歩き方」シリーズにはときどき変わった本が出る.
  2. 森護『紋章学入門』(2022年8月10日刊行, 筑摩書房[ちくま学芸文庫・モ-20-1],東京, 32 color plates + 383 + xxvii pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-480-51136-2 → 目次版元ページ)※紋章学の本が文庫で出るのはとてもめずらしい.

◆午後の┣┣" 撃ち —— かけん┣┣” が “お色直し” のため戻されてきたので,さっさと化粧してまた送り出さないといけない./お色直し┣┣” の出発を岸壁から見送るワタクシ.

◆ここ数日は┣┣” との追っかけっこが続いたので,だいぶへたばっている.今宵の〈みなか食堂〉は厚切りラム肉のアイリッシュシチューと全粒粉のソーダブレッドそしてギネスときわめて一貫性のあるほころびのないメニューになりました.

◆[蒐書日誌]地域雑誌『谷根千』電子復刻 —— 創刊号から十年ほどの各号は,千駄木に根が生えていたので,コンプリートに揃っているはずだが,後半の十年間は谷根千エリアから離れてしまったので,穴あきポツポツ.ときどき “端本” を見つけては買い求めるようにしているのだが.

◇本日の総歩数=4,296歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.25kg (+0.25kg) / 30.5% (−1.3%)

21 augustus 2021(日)※┣┣" に鈴を付ける日

◆午前6時過ぎ起床.曇り.平熱よしよし.気温23.9度.北風.

◆午前のうちに蝉時雨の観音台へ.緊急┣┣” が吠えているので,休日出勤とあいなった.午前11時の外気温は26.8度.許容範囲ではあるが,これからもっと暑くなるようならどこかで脱出することになる.

◆観音台の夕方は居室がまだ真夏日ラインの上をうろうろしている.しかし,かけん┣┣” の首に鈴を付けるのは分担研究者のお仕事だ.伺書を明日の朝イチでなろの窓口に出したとしても,その場で “成敗” される可能性もあるらしい.コワい土地柄である.あとどれくらい震えていればいいのか.

◆午後6時の観音台,時報のように正確にヒグラシが鳴き始めた.┣┣” の鈴はもう少し時間がかかりそう.しだいに夕暮れていくが,室温はまだ30度を下回らない.

◆午後7時半,かけん(きばんS)┣┣” の「伺書」を関係先にメールで送ってしまったので,今日の8時間労働はこれにて一件落着〜.しかし,明日,夜が明けたら,なろ牢屋敷に押し込められるかもしれない…….

◇本日の総歩数=1,826歩|0回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.00kg (−0.30kg) / 31.8% (0.0%)

20 augustus 2021(土)※緊急の┣┣" が出現し

◆今朝は起き抜けから38度台の熱が出て,「モデルナの祟りおそるべし」とつぶやく間もなく二度寝してしまった.【教訓】良い子のみなさんは,モデルナを打ったその足で,中国のストロングな蒸留酒である汾酒(42度)や紅星二鍋頭酒(56度)をあおってはいけません.

◆[蒐書日誌]ジョン・グリビン,メアリー・グリビン[水谷淳訳]『進化論の進化史:アリストテレスからDNAまで』(2022年6月15日刊行,早川書房,東京, 312 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-15-210141-9 → 目次版元ページ)のワタクシの書評記事「進化思考の生成流転の系譜」はまもなく発売の日経サイエンス2022年10月号に掲載されます(p. 106).

◆体調が回復してきたので,やっと┣┣” を追い回すことができる.明日は朝イチで観音台に行って,某申請書式をダウンロードしてこないといけない.泣きっ面に蜂;モデルナに┣┣” .

◇本日の総歩数=5,634歩|0回. 朝−|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.30kg (−0.40kg) / 31.8% (+1.0%)

19 augustus 2021(金)※モデルナ副作用で年休

◆昨日はモデルナを接種してすぐに東新宿〈山西亭〉に出撃したのがよくなかったのか,ビャンビャン麺のパワーに寄り切られてしまったのか,今日は朝から体の節々が痛く年休にして正解.朝から水ばっかり飲んでいるのは,直射日光が照りつける新大久保の人いきれで熱射病になったのかも.

◆夕方になってやっと復活.と思ったら,熱が出てきて37.7度.今日はもうぜんぜんダメダメ.

◇本日の総歩数=0歩|0回. 朝−|昼−|夜◯. 計測値(前回比)= 86.70kg (−0.45kg) / 30.8% (+0.5%)

18 augustus 2021(木)※東新宿ビャンビャン麺

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温23.0度.東風.

◆雨降る観音台.今日から全館冷房が再稼働するとのことで,年休にもかかわらず遊びに行ったら,とんでもない大┣┣” がおぶさってきて,科研費事務担当者にあわててメールするやら,上を下への大騒ぎ.これから4回目のCOVID-19ワクチン(モデルナ)を打ちに行かないといけない.ああ忙しい.

◆午後になって晴れ間と日差しが戻ってきた.蒸し暑い昼下がりにツクツクボウシが絶唱するのは夏の終りを予感させる.気温は30度にも届かないが,湿度が高いので深いこの上ない.やっかいな大┣┣” は明日まで放置されることになった.メダカみたいに急成長しないでねー.

◆ワクチンを打ってから都内出撃.照りつける陽光と人だらけのコリアンタウンで早くもへばり気味.今日の目的地は新大久保に近い東新宿の山西省料理店〈山西亭〉へ.

◆まずは莜麺栲栳栳から.

◆続いて五彩猫耳朵.

◆山西炒凉粉はぷるぷる.

◆最後に出ましたビャンビャン麺.

◆ヨロヨロになってつくば帰還.明日は使い物にならないだろう.

◇本日の総歩数=11,104歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.15kg (+0.40kg) / 30.3% (−0.3%)

17 augustus 2021(水)※残暑のアイスブレーク

◆午前5時半起床.気温25.8度の熱帯夜が明けて蒸し暑い曇り空.南東の風.湿度96%.はっきりしない空模様.ときどき雨音が聞こえる.ワタクシのお盆休みはまだ続く.

◆ベランダのメダカ御一行様が残暑の中で日に日に成長している.トロ箱ひとつではもう狭くなってしまったので,もう一つ用意することになった.よく食ってよく出してくれる.ホテイアオイがすぐ大きくなるのももっともだ.

◆お盆休みの┣┣" 撃ち —— ひさしぶりの e-Rad 作業.

  • #統計学入門 来月に予定されている阿見キャンパスでの「統計学入門」集中講義の講義サイトとSlackチャンネルを開設しました.履修予定者には近日中に教務から連絡が届くでしょう. posted at 10:45:22

◆昨日までの猛暑とは大違い.今日の最高気温は30.5度.夕方の午後4時には27.5度まで下がって,蒸し風呂のような残暑からは解放されている.雨雲が西から近づいているようだ.

◆連日連夜の猛烈な残暑がおさまった夜.〈みなか食堂〉は今年初の〈玉川〉純米吟醸「アイス・ブレーカー」の抜栓です.オンザロックでどーぞ.夜半にまた一雨ありそうな天気予報.

◇本日の総歩数=921歩|0回. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 86.75kg (−0.35kg) / 30.6% (+0.1%)

16 augustus 2021(火)※まだまだ続くお盆休み

◆午前7時のろのろ起床.薄曇り.気温27.8度.南南西の風.湿度88%.

◆[蒐書日誌]上林曉[山本善行編]『文と本と旅と:上林曉精選随筆集』(2022年7月25日刊行,中央公論新社[中公文庫・か-95-1],東京, 356 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-12-207228-2 → 目次版元ページ)読了.お盆にふさわしい味わい深いエッセイの数々.亀井勝一郎をして「何か大きい円いものが転がって来る」(pp. 305-6)と言わしめた井伏鱒二は見てみたかった.

◆今日の最高気温は正午過ぎの34.4度.くらくらする暑さだった.夜になってもいっこうに気温は下がらず,熱帯夜の予感.

◇本日の総歩数=3,698歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.10kg (−0.30kg) / 30.5% (−0.3%)

15 augustus 2021(月)※敗戦記念日は悠々年休

◆午前7時起床.薄曇り.気温24.9度.湿度85%.北東の風.

◆今日の「敗戦記念日」はふつうの平日なのだが,なろ城下町はいま全館空調停止 “ほしがりません勝つまでは” 週間なので,ワタクシはさっさと年休を取って,優雅に休み続けている.

◆さて,ベランダでメダカ御一行様が口を開けて待っているいるのでお世話しないと.ヒトはその後ということで.

◆[欹耳袋]ORICON NEWS「マネキンにも“多様性”が必要なのか?国産メーカーに聞く、体型変化の変遷」(2022年8月15日)※ “マネキンの系統推定” という新規テーマが爆誕.時間系統樹(TimeTree)まで推定できそう.同時代の社会背景やファッション業界の形質マッピングも可能か.

◆[蒐書日誌]お盆本2冊——

  1. 岡西政典『生物を分けると世界が分かる:分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷』(2022年7月20日刊行,講談社[ブルーバックス・B-2208],東京, 254 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-528818-4 → 目次版元ページ
  2. 上林曉[山本善行編]『文と本と旅と:上林曉精選随筆集』(2022年7月25日刊行,中央公論新社[中公文庫・か-95-1],東京, 356 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-12-207228-2 → 版元ページ

◆[蒐書日誌]牟田都子『文にあたる』(2022年8月30日刊行,亜紀書房,東京, 255 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7505-1754-4 → 目次版元ページ)の目次情報はせっせと手入力した.日本の出版社は十分な目次情報を版元ページで公開していないことが意外に多い. “ジャケ買い” でもないかぎり,目次を見ることなく購買意欲が湧き上がるのだろうかという素朴な疑念をワタクシはずっと抱き続けている.

◆お盆であっても〈みなか食堂〉の厨房は無休.紅花油で氷砂糖を炒めるキャラメリゼの真っ最中.紹興酒を湯水のように注いでも,魯肉飯への道のりはまだ遠い.

◆今宵の〈みなか食堂〉は手間ひまかけた魯肉飯をご用意できます.豚バラ肉とどんこ椎茸そして半熟卵と青梗菜を添えてどうぞ.煮込みには4時間ほどかかりました.

紹興酒と琉球泡盛を湯水のごとく投入した魯肉飯には,元気のいい活性にごり酒がお似合いです.京都・伊根町の向井酒造「今日の春 夏 純米にごり」はいかがでしょうか.

◇本日の総歩数=0歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.40kg (+0.60kg) / 30.8% (−0.2%)

14 augustus 2021(日)※台風通り過ぎ真夏復活

◆午前7時のろのろ起床.台風が通り過ぎた湿っぽい曇り空.気温25.5度.南西の風.正午過ぎには30.1度と真夏日になり,残暑の日差しが照りつけている.今日はゆっくり寝読みの日.

◆[蒐書日誌]お盆の読書記録——牟田都子『文にあたる』(2022年8月30日刊行,亜紀書房,東京, 255 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7505-1754-4 → 目次版元ページ)※サクッと読了.著者が経験してきた校正逸話がおもしろい.ゲラを手にしたプロの “校正者” のきびしい世界は,ワタクシのようなアマチュアの “蟲捕りお花畑” とはぜんぜんちがう気がする.

本書『文にあたる』は,ジャンル的には職業としての proofreading の実像を描いた:メアリ・ノリス[有好宏文訳]『カンマの女王:「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(2021年1月10日刊行,柏書房,東京, 本体価格2,000円, ISBN: 978-4-7601-5259-9 → 版元ページ)や大西寿男『校正のこころ 増補改訂第二版:積極的受け身のすすめ』(2021年5月20日刊行,創元社,大阪, 254 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-422-93219-4 → 目次版元ページ)に近い.

本書では,短いエピソードの積み重なりを通じて,校正者としての姿勢あるいは人生が語られる.ゲラのミスは “拾って” 当然で, “落とせば” 零点というのはコワすぎる.ワタクシがゲラ読みで “蟲捕り” を楽しんでいる(?)のとはまったくの別世界だ.「重版時に訂正する」は確かに免罪符ではない.

本書第2部「常に失敗している仕事」に「人の誤植は拾わない」というエッセイがある.ワタクシだったら,このタイトルは「他人【ひと】」というルビ付きにしそうだが,そんないたずらは即座に黒鉛筆でブスっと刺されるんでしょうねえ.この本には索引が巻末にあった方がよさそうな気がした.

—— 『文にあたる』はこの夏に読むべき1冊.ぜひどーぞ.

◆[蒐書日誌]ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]『ロック・ファミリー・ツリー』(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)のお盆読み進み.次の「Kinks Stones Pretties」はワタクシでも知っている Rolling Stones の発祥が語られる.これは大樹というしかない.

◇本日の総歩数=483歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.80kg (+0.05kg) / 31.0% (−0.2%)

13 augustus 2021(土)※台風上州ミッションへ

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温26.7度.本日は早朝から上州ミッションへ出発.

◆お盆なので警戒して早めに出発したのだが,意外や意外,すべての高速道がまったく渋滞なしで,あっけなく藤岡インターチェンジを降りることになった.

◆ミッションを早々と完遂し,観音山裏のフレンチ〈いしだ〉にて,山梨は塩山の桃の冷製スープをじっくり味わう.

◆風雨が強まらないうちに上州から撤収してきた.高崎の最高気温は真夏日ラインを超えたが,風が吹いて湿度も低かったように体感した.

◆上州みやげは剣崎〈微笑庵〉の「しふくもち」.今回は島根県が開発したぶどう新品種〈神紅〉を包みこんだ餅.この酸味と甘味はバランスがとてもいい.

◆夕方の高速道で雨が降り出し,夜になってつくばでも台風っぽい雨風になってきた.つくばは今夜半に台風本体が通過するとのことで,メダカ様御一行を含めベランダの防衛体制を強化しないとタイヘン.

◇本日の総歩数=2,603歩|0回. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 86.75kg (+0.25kg) / 31.2% (+1.1%)

12 augustus 2021(金)※お盆休みいと心地よし

◆午前7時のろのろ起床.晴れ.気温28.0度.湿度81%.熱帯夜が続く.そして強い南風.台風8号メアリーちゃんは明日関東縦断という予想進路.

◆今日は平日ではあるが,なろ城下に昨日から8月17日まで “全館冷房停止” という御沙汰が下されたので,下々の民はおとなしく従うしかない.ワタクシはひっそりと年休を取りまくって19日(金)まで出勤しないことにした.観音台に次に出勤するのは10日後の22日(月)となる.それまではフリーダムの日々が続く!

◆フリーダムな朝はパンを焼く時間も余裕で生まれる.今朝の〈みなか食堂〉朝餉はローズマリーと黒胡椒を練りこんだソーダブレッドを焼いた.クロテッドクリームを添えて,無花果のコンフィチュールとともに.枠外にトマトと生バジルのオムレツが隠れている.いちじくの季節である.

◆ヒトの食事が終わったら,メダカ御一行様のお世話とハーブの潅水というベランダ仕事が待っている.

◆今日は猛暑日にはならなそうだが,とにかく南風が強くて,ベランダのいろんなものが吹き飛んだり転がったりしている.北上している台風8号の影響か.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 【ある顛末】Slackアカウントのパスワードをリセットしたら,正しく「メンバー1人」とカウントされるようになった./これでやっと安心して Slack Pro へ変更完了.こういうとき非常勤講師は自費で負担するしかない.もちろん確定申告時には必要経費として計上するけど.

◆[蒐書日誌]ジョン・グリビン,メアリー・グリビン[水谷淳訳]『進化論の進化史:アリストテレスからDNAまで』(2022年6月15日刊行,早川書房,東京, 312 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-15-210141-9 → 目次版元ページ)の書評ゲラの改訂完了.今月末には掲載されるでしょう.

◆明日はお盆の上州ミッション.台風8号の影響がありませんように.

◇本日の総歩数=0歩|0回. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 86.50kg (+0.25kg) / 30.1% (−0.1%)

11 augustus 2021(木)※今日からフリーダム!

◆午前6時過ぎのろのろ起床.晴れ.気温26.2度.南南東の風.飛び石休日の今日はお盆休みの露払い.午前8時には真夏日ラインを軽やかに越え今日も暑くなりそう.

◆〈みなか食堂〉店主の定例自分会議で,朝ごはんは「桃だらけ冷製パスタ」と満場一致で可決されました.カペッリーニはアルデンテに茹でて.EVオリーブオイルをかけなかったので,パスタというよりは “ぶっかけ蕎麦” っぽいかも.

◆[蒐書日誌]山口裕之『現代メディア哲学:複製技術論からヴァーチャルリアリティへ』(2022年8月9日刊行,講談社[講談社選書メチエ・769],東京, 349 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-06-529158-0 → 版元ページ)※新刊ご恵贈ありがとうございました.

◆正午の気温は33.4度.昨日から今日にかけて,熱い南風がやたらに強く吹いている.これだけ暑いと,風が吹いても体感気温がそれほど下がるわけではない.しかし,空の顔つきは正直で,夏から秋へと着実に季節は移っていく.

◆[蒐書日誌]Frederick Burkhardt et al. (eds.) 『The Correspondence of Charles Darwin, Volume 29: 1881』(2022年7月刊行,Cambridge University Press[Series: The Correspondence of Charles Darwin], Cambridge, xlviii+975 pp., ISBN:978-1-009-23356-9 [hbk] → 版元ページDarwin Correspondence Project)※千ページ超の “鈍器本” .ダーウィン書簡全集もいよいよゴールが見えてきたか.

◆今宵は千現の〈TABLE cafe&dining〉にてささやかな麦酒の夜を.行きはてくてく,帰りはバスで.

◇本日の総歩数=6,761歩|0回. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 86.25kg (−0.15kg) / 30.2% (−0.4%)

10 augustus 2021(水)※お盆休み前に成績評価

◆午前5時過ぎ起床.カンカン照り.気温26.7度.またしても熱帯夜.昨日は34.3度と猛暑日にはならなかったが,今日はどうだろうか.

◆世の中はすでに “夏休み” に突入したのか,いつもの通勤路はガラ空きだった.午前8時半の気温は31.2度.南南西の風がとってもトロピカル.蒸し暑い朝はカレーで乗り切る.合挽肉キーマカレーの香辛料はターメリックとパプリカとカイエンペパーのみ.ムングダールの冷凍カレーソースを添加.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 某大学の(めんどうな)多段階認証の手続きをちくちく進めたら,最後に「Outlookへようこそ!」と笑顔で迎え入れられて,「私は入信しないのでサヨウナラ」したい./とりあえず,「誓約書」を iPhone から提出完了.学内のいろいろシステムはきっと使わないので,深入りはいたしません./某大学,履修登録の取り消しや変更に際していちいち該当学生が担当教員に許可を求めるという手続きは勘弁してください.というか,他大学でそういうシステムに出会ったことがない.履修するしないは教務マターでしょう.

◆[蒐書日誌]ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]『ロック・ファミリー・ツリー』(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)の著者の続刊『Even More Rock Family Trees』には,細密画のごとき系統樹が載っていて,こういう “偏執狂” 的な様式はワタクシにはとても好ましく感じられる.ワタクシはロック・ミュージックにはいささかも関心がないが,『ロック・ファミリー・ツリー』に興奮する人々には深く共感する.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 別の某大学の成績評定と結果入力を完了.

◆[欹耳袋]経堂経済新聞「経堂西通り「はるばるてい」が営業再開 元スタッフと常連客有志らの協力で」(2022年8月10日)※とてもめでたい朗報である! ぜひ行かないと.

◇本日の総歩数=2,792歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.40kg (−0.40kg) / 30.6% (+0.4%)

9 augustus 2021(火)※メダカの群れも急成長

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温26.7度.熱帯夜ですかそうですか.南南西の風.

◆先週は旅から旅への日々が続き,その間はずっと放置していたベランダのメダカ軍団.しかし,帰ってきてからは,毎日の清掃・換水・給餌を欠かさず,蝶よ花よと(メダカやけど)お世話している.生まれたての針子のころは弱々しかったが,今やすっかり大きくなってトロ箱水槽の中を元気に泳ぎまくっている.ヒメダカも数尾混じっているようだ.もっと成長したら,このトロ箱ではなく,もっと大きな甕に移すことを考えないと.

◆[蒐書日誌]ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]『ロック・ファミリー・ツリー』(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)は旅先にも持参して読み続けていた.人脈が絡み合う「Savages, Crusaders & Outlaws」はもはやツリーではなく,ネットワークと呼ぶしかない.熱海〈龍宮閣〉の “独房” にて読了.

◆午後の┣┣" 撃ち —— ジョン・グリビン,メアリー・グリビン[水谷淳訳]『進化論の進化史:アリストテレスからDNAまで』(2022年6月15日刊行,早川書房,東京, 312 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-15-210141-9 → 目次版元ページ)の書評原稿を軽やかに編集部宛メール送信完了.悪しき進化思考に手を染めないように.

◆居室のブラインド越しに覗く残暑の日差しにくらくらする一日だった.

◇本日の総歩数=2,831歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.80kg (+0.50kg) / 30.2% (+0.4%)

8 augustus 2021(月)※残暑┣┣" 群急速成長

◆午前5時前起床.雲が多い晴れ.気温24.4度.湿度99%.南東の風.日常生活に復帰する週明け.

◆十日ぶりに見る観音台の夏空.午前8時の気温は29.2度.南風.立秋を過ぎたので「残暑」と呼ぶべきなのだろうが,ごくふつうの真夏日になるらしい.安曇野〜上高地〜乗鞍〜熱海と転戦(温泉)に次ぐ転戦(温泉)を重ねたワタクシははたしてつつがなく社会復帰できるのだろうか(修辞疑問).

◆午前の┣┣" 撃ち —— ひさしぶりに┣┣" 放牧場をこわごわ覗いてみたら,ベランダのメダカ御一行様のように,ワタクシの不在中に急速成長して吠えていた.今週中に仕留めなければならない┣┣" どもが先決.それがすんでもさらなる大物┣┣" たちが手ぐすねを引いている.

◆[蒐書日誌]いただきもの新刊3冊——

  1. 藤田敏彦『ヒトデとクモヒトデ:謎の☆形動物』(2022年8月4日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・313],東京, viii+118 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-00-029713-4 → 目次版元ページ)※昨日(2022年8月7日)のNHK〈ダーウィンが来た!〉の「カラフルでミラクル★海の大スター!ヒトデ」で放映されましたなあ.
  2. 一般財団法人人文情報学研究所(監修)/石田友梨・大向一輝・小風綾乃・永崎研宣・宮川創・渡邉要一郞(編)『人文学のためのテキストデータ構築入門:TEIガイドラインに準拠した取り組みにむけて』(2022年7月25日刊行,文学通信,東京, 422 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909658-84-5 → 版元ページ)※「TEI=Text Encoding Initiative」の解説書.
  3. ユーディット・シャランスキー[細井直子訳]『キリンの首』(2022年7月30日刊行,河出書房新社,東京, 239 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-309-20859-6 → 版元ページ)※これは書評依頼本として.

—— 以上,ご恵贈ありがとうございました.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 【ナゾの請求金額】Slackの無料版に “災厄” がふりかかるとのことで,フリーからプロにアップグレードしようとしたら,ワタクシひとりだけなのに「メンバー2人」で倍額の請求を示された.こりゃいったいどーいうことなんでしょう? スラック有料版はユーザーの “体型” で課金額がキマるのか(お肉屋さんですか).

もし三人分請求されたら,「みなかは “三人” いることが証明されたぞ」とのウケ狙いも考えてみたが,そんな冗談を言っている場合ではない.9月1日までに決断しないと,90日以前のスラック投稿が雲散霧消してしまう.いずれにしても摩訶不思議なことである.

Slack のフェアビリングポリシー」を読むと,有料版にしたときの金額設定はいろいろ細かく決められていることがわかる.

◆ほんの数日放置していただけなのに,真夏の┣┣" どもの成長と繁殖が out of control になってしまった.

◇本日の総歩数=3,519歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.30kg (−0.65kg) / 29.8% (−0.3%)

7 augustus 2021(日)※立秋の熱海を徘徊する

◆午前5時過ぎ起床.曇り.セミ合唱団の朝練で目が覚めた.気温22.5度.湿度95%.北風.熱海で立秋を迎えるとは思っていなかった.

◆〈龍宮閣〉の中は時間が止まっている.階段上の2階洗面所付近から1階を見下ろす.旅館全体として年季が入りまくっているが,造りは意外にも手が込んでいる.ご主人は「ぜんぜん宣伝してない」と言う. “わびさび系” の温泉旅館がお好きならぜひどーぞ.

◆最後の朝風呂は小さい方の源泉浴槽へ.蛇口まわりの析出物がただならない.年に一回は交換しないとダメになるらしい.源泉は駅前の平和通りアーケード街にある〈福福の湯〉だ.〈龍宮閣〉はここから引湯するただ一つの旅館とご主人は言っていた.かつてはこの源泉を使う宿がもっとたくさんあったが,次々となくなっていったそうな.

◆〈龍宮閣〉は素泊まりなので,朝ごはんは外に出かけないといけない.直近にある喫茶店〈珈琲専科・讃〉はオススメ.ミックスサンドがとても美味かった.もちろんコーヒーも.朝8時半から開店している.熱海に来たからといって毎食毎食「生しらす丼」を食べるわけにはいかない.

◆宿をあとにしてスーツケースを熱海駅のコインロッカーに放り込む.駅前はもう人だかりがしている.大半は熱海のビーチを目指すようだ.ワタクシみたいに激渋系の温泉をめぐるヘンな客はほとんどいないだろう.

◆駅前から路線バスに乗って,中心部の熱海銀座へ.坂道を上がってかつての間歇泉「大湯」の遺跡を横目に,湯前神社を通り過ぎ,共同湯の〈日航亭〉へ.ここは大湯の源泉かけ流し温泉で,古いお屋敷を改築したらしく,休憩部屋が涼しくゆったりしていた.〈龍宮閣〉とはまたちがう泉質を楽しむことができる.

◆お昼前だったのでどこかでランチをと思ったが,時すでに遅く,熱海銀座通りのどの店も長蛇の列だ.この真夏日に待ち行列に連なるのはやめにしたいので,早々に駅に戻って東海道線で帰路についた.駅前の平和通りや仲見世のアーケード街もごった返していた.熱海おそるべし.

◆今回の温泉出張で,熱海に染みついていた “さびれた温泉街” という古臭いイメージは完全に払拭された.次回来るときはぜひ〈熱海プリン〉の行列に並ばないと.

◆約3時間かけて,午後4時前につくば帰還.やっといつもの日常が戻ってくる(のか?).

◇本日の総歩数=6,641歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測 (%)

6 augustus 2021(土)※今日も熱海〜沼津往復

◆午前7時のろのろ起床.雨あがりの曇り空.湯の街の坂道はまだ濡れている.気温20.0度.東風.

◆午前10時,まだ熱海にいる.ひさしぶりの学会出張なので,さまざまなノウハウを忘れてしまったことを湯船のなかではっと気づいた.そう,学会出張に来たら大会会場に実在しないといけないんだった.うっかりしていた(コラっ).

◆沼津の大会会場に実在する証拠写真を載せて,と.

◆夕方,熱海帰還.駅前のアーケード街をふらふらしていたら,いきなり強い “吸引力” が作用して,とある店に引きずり込まれた.熱海にホネを埋めてからというもの,いったい何度目の「生しらす丼」だろうか.ここ和食処〈こばやし〉では,生しらすと釜揚げしらす,いくらとかにこ,そしてたたみいわしまで入っていた.

◆これでは “お水” が進むなあ.〈白隠正宗〉うぐうぐ,富士宮で造られている,その名も〈あたみ〉をちびちび.

◆今宵が熱海での最後の夜だ.

◇本日の総歩数=7,402歩|0回. 朝◯|昼−|夜△.計測値(前回比)= 未計測 / 未計測 (%)

5 augustus 2021(金)※沼津帰りに熱海で花火

◆まだ熱海にいる.午前6時過ぎのろのろ起床.昨夜の雨は上がり今朝は曇り空.気温21.1度.〈龍宮閣〉は造りがいたるところ不定形で, “直角” はそれほど多くない.

◆内風呂は午前8時から入れるさっそく朝風呂.〈龍宮閣〉のもうひとつの湯船は小さいが,高温の源泉がかけ流されていて,「盟神探湯の儀」みたいな修行だ.コッソリ加水して入湯.ここも相当に熱くてしかもアヤシイ.

◆ちょいと外を散歩してきますかねぇ.♪〜熱海の海岸散歩する〜♪

◆沼津駅前の〈プラサヴェルデ〉へ.今日から進化学会大会が始まる.しかし,学会会場でゲラ修正に余念なし.突撃すべきポスター発表のコアタイムがもうすぐ始まってしまう.午後は本務である総会に出席する.

◆ハイブリッド大会での発表では、スライドの一部がzoomのコントロールバーで隠れてしまうことがある。マージンぎりぎりまでコンテンツを詰め込まないように気をつけよう.

◆今宵は〈熱海海上花火大会〉が開催されたので,駅前は早くからとんでもない人出だった.浜辺へと向かう人の波に流されて,ワタクシもせっかくの機会を十分に楽しませてもらいました.この動画は最後に二尺玉が打ち上げられてからのフィナーレ.花火大会終了後は熱海銀座から熱海駅方面の坂道をひたすら上る.雨が降りだした。

◇本日の総歩数=13,440歩|0回. 朝◯|昼−|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測 (%)

4 augustus 2021(木)※東奔西走から南船北馬

◆午前6時前起床.曇り.気温22.8度.北東の風.意外に涼しい.しかし,今日は朝から天気が不安定で,雨が降り出した.アメダスで雲の動きを見る限り,ちょっと南の観音台は雷雨になっているようだ.三日間も放置してしまったベランダのメダカたちはたくましく育ってくれていた.すまんすまん.

◆[欹耳袋] “進化思考” のぢたばた:Togetter -「太刀川英輔『進化思考』と,デザイン学/生物学研究者らの批判,著者からの応答など.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 学会オンライン理事会・代議員会 9:00〜12:00.

◆山から海へ東奔西走の日々は続く.午後2時半,つくば駅.東奔西走に次ぐ南船北馬.今日は南に向かう.午後5時半に熱海駅に降り立つ.雨に濡れる熱海の夜,約3時間の鉄路長旅に疲れた旅人を〈どろめ〉の「生しらすとまぐろ漬け丼」が盛大に出迎えてくれた.今夜から熱海の湯の街に滞在する.

◆進化学会大会が開催される沼津がトライアスロン大会に占拠されたおかげで熱海に泊まれる幸運.熱海といえば,四の五の言わずに,ココに連泊するしか選択肢はないではないか.熱海駅前の〈龍宮閣〉は温泉フリークを惹きつけてやまない.こんな魅惑的な宿を独り占めできるとはシアワセの極致だ.

◆ここ〈龍宮閣〉は熱海特有のめちゃめちゃ熱い食塩泉が入湯者を圧倒する.この熱湯修業の場は,別府・明礬温泉の〈鶴寿泉〉を髣髴とさせる.サウナ状態の浴室に籠もり,源泉の熱さに耐えてじっと “塩茹で” される快感はここでしか味わえない.いわゆる “激渋温泉” の極みである.

◆船の壁面を飾るレトロなタイル絵をじっと見ていると,何やら得体のしれないモノがじわりじわり憑いてきそうで目が離せない.今宵入湯したのは大きい方の湯船だが,奥の別室にはもっと小さな湯船(ひとり用?)がある.明日はもちろんそちらにトライしてみよう(学会はどーするんだ?).

◆〈龍宮閣〉の驚きは湯船だけではない.通された部屋の窓際にはフシギな階段が数段付けられていて,上がった先の薄暗い小部屋には小さな椅子と机がポツンと置かれている.イメージ的には本郷の喫茶店〈ルオー〉2階にある “独房” そっくり.原稿がはかどらない書き手はここに幽閉されてしまうのか.

◆階段上の仄暗い “異空間” にじっと座っていると,外の雨音が “水琴窟” のように響いてくる.瓦を叩く雨音ではない,それは明らかに屋根裏に雨粒が落ちて響いている音色だ.窓際の床が濡れているので,確かにどこかから雨漏りしているにちがいない —— それもこれも全部含めて〈龍宮閣〉の魅力である.

◆明日からは熱海—沼津を往復する日々.

◇本日の総歩数=5,737歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.95kg (+0.15kg) / 30.1% (−0.5%)

3 augustus 2021(水)※乗鞍頂上で震えあがる

◆新穂高温泉の朝は早い.午前5時起床.晴れ.渓流沿いの〈槍見の湯〉へ.とんがった “槍” が雲間に屹立している.カジカの合唱隊は朝から元気いっぱい。

◆露天風呂をはしごしてから,湯上がり読書タイム.『ロック・ファミリー・ツリー』は一図版を読むのに二日はかかる.「Gene Vincent and the Blue Caps」の次は「Cliff and the Shads」へ.

◆ほおのき平バスターミナルから,乗鞍スカイラインを上がって畳平バスターミナルへ.何とかとケムリは高いところに登りたがる.標高2,700m、気温10度の別天地.半袖半ズボンは場違いの極致.しかし,無謀にも必死のパッチのお花畑霧中行軍をして,末端部が冷え切ってしまった.

◆平湯温泉に戻って朴葉味噌のお昼ごはん.雨足がいきなり強くなってきた.あとはつくばを目指すだけだ.

◆三日間で計868kmを駆け抜けて,午後10時過ぎ,熱帯夜のつくばに帰還.乗鞍頂上との気温ギャップありすぎ.

◇本日の総歩数=6,726歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測

2 augustus 2021(火)※上高地から新穂高温泉

◆安曇野の朝はヒグラシの鳴き始めとともに.午前5時過ぎ起床.晴れ.気温21.7度.西風.昨日はお山に上がっても平地に下りても30度を超える暑さだった.標高が上がれば涼しくなるわけではないことを知った.

◆[蒐書日誌]何敬堯[甄易言訳]『[図説]台湾の妖怪伝説』(2022年6月26日刊行,原書房,東京, 333 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-562-07184-5 → 版元ページ)※台湾の妖怪といえば,かつて水木しげるが出した横長の図鑑:水木しげる『水木しげるの世界妖怪事典』(1985年7月刊行,東京堂出版)にいくつか載っていた記憶がある.今回翻訳されたのは,台湾の “妖怪” (=「妖・鬼・神・怪」)についての詳細な論考だ.各項目ごとにカラー図版が付けられている.

日本が台湾を統治していた時代(「日治時代」)を含めて,この島にはさまざまなエスニシティーをもつ民族が入り混じり,その妖怪文化も多岐にわたっている.台湾先住民族はもちろん,この島に渡来した人々がもちこんできた妖怪たちは,ときには日本のそれと近縁だったり(奇景三十九「恐怖の童謡」は日本で言えば「コックリさん」に相当する),まったく別物だったりする.またたく間に読了してしまった.

◆安曇野を出発して,安房トンネルをくぐり抜け,平湯の温泉街へ.アカンダナ駐車場に停めて,シャトルバスで上高地に向かう.今日は青空が広がっている.日頃の行いがよかったからにちがいない.上高地帝国ホテルにちょいと立ち寄ってお昼ごはん.

◆田代橋から河童橋を経由して明神橋までひとまわりするコース.今回は上高地サル軍団に遭遇しないなと油断していたら,明神橋にちゃっかり出張巡業していた.どんどんヒト化が進行している.

◆午後4時過ぎに上高地を出て平湯に戻り,さらに新穂高温泉へ向かう.今日の投宿先は〈槍見館〉.飛騨牛を食いまくる背徳の夜.

◆明日も高いところを目指すのだ.

◇本日の総歩数=20,548歩|0回. 朝△|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測

1 augustus 2021(月)※大信州をあちらこちら

◆午前5時前起床.晴れ.真っ赤な夜明けの太陽.気温26.2度の熱帯夜.西北西の風.

◆#一期一会の読書術 読書メーター:すぴのさんの感想・レビュー(2022年7月31日).

◆大信州駆けめぐり —— 早朝の常磐道はスムーズだったが,平日の外環道がとんでもない大渋滞で,えらく時間がかかってしまった.三芳パーキングエリアにて朝カレーを注入し,関越道から上信越道へと爆走する.佐久インターで下の道に降りて,まずは白樺湖方面へ.長門牧場を過ぎて牛さんが見え隠れする高原地帯に入ったのに,ぜんぜん涼しくない.これは標高が低いせいだろうから,さらに走り続け,白樺湖から車山高原にいたる標高1,800メートルに上がってもぜんぜん爽やかな涼しさにめぐりあえない.

◆いったん茅野に下りて,今度はビーナスライン蓼科湖を上り,奥蓼科の渋御殿湯方面へ登攀.御射鹿池はいかにも東山魁夷だったが,ここでも日差しが暑すぎる.〈加茂七とうふ〉を食べてから,霧ヶ峰へと転戦してビーナスラインをひた走る.おお,霧ヶ峰のてっぺんはそれなりに涼しかったぞ.

◆中央道の諏訪インターから入り,長野道を疾走して,安曇野インターで下車.田んぼの間を走り続けて,午後5時前に本日の投宿先である〈休暇村リトリート安曇野ホテル〉に到着.一日で400km近くも走ってしまった.

◆夕暮れの避暑地.ヒグラシの合唱をバックに:ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳]『ロック・ファミリー・ツリー』(2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 版元ページ)を読み進む.

◆夕立が通り過ぎてまた涼しくなっただろうか.ゆっくり晩ごはんをいただく.わさびおろし金の「わさびわさびわさび」の連なりのどこかに「わびさび」が隠れていた.じっと見つめて発見! しっかり食べて,猛然と爆睡する安曇野の夜.

◇本日の総歩数=4,152歩|0回. 朝△|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.80kg (+0.65kg) / 30.6% (+0.8%)