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日録2021年2月


28 februari 2021(日)※ホネ付きお肉をかじる

◆午前7時前起床.晴れ.気温はなんと氷点下4.3度.またまた冬に逆戻り.西北西の風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 環境技術学会が隔月に発行している『環境技術』2021年2号(2021年3月発行)掲載予定記事:三中信宏「R,Rコマンダー,RStudioを用いたデータの可視化と統計プログラミング」の再校ゲラをチェック完了.図版を加筆したので前よりわかりやすくなったはず.

◆昨日をもって一歳若返ったので,今日は月末 “お肉の日” (2月は “29日” がない)とする議案を自分会議に緊急上程し,満場一致で可決された.〈マルゲンミート〉でゲットした250g/本の巨大スペアリブに,まずはじめに岩塩とネパール山椒,コチュジャンとおろしにんにくをすり込む.続いて下味をつける.今回の素材:〈来福〉酒粕・こうじ味噌・みりん・日本酒・赤ワイン・濃口醤油・鷹の爪・花椒.毎回ありあわせの素材で適当に下味をつけるので,再現不可能.スペアリブと和えたら常温のまま室内で半日放置する.まちがっても冷蔵庫に入れてはならぬ.

スペアリブもローストビーフも同じだが,カタマリのお肉は冷蔵庫からオーブンに “直行” させると確実に生焼けになって失敗する.中心が室温になるまで常温安置がマスト.500g〜1kgサイズのカタマリの場合,気温の高い夏場であれば,朝のうちに冷蔵庫から出しておけば夕方には常温に戻っているだろう.冬場は用心のため前日のうちに冷蔵庫から出しておくことにしている.お肉の表面をさわってひんやりしているうちは話にならない.料理用温度計をお肉に突き刺して確認するのが安全策だ.

◆今宵の夕餉は予定通りスペアリブのワンディッシュ.オーブン設定は240度で30分.焦げっぽく見えるのは塗りつけた味噌と酒粕のため.厚さ3cmのスペアリブは和風の味付けなのでご飯のおかずにもなる.

◇本日の総歩数=9,322歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.20kg(−0.60kg) / 30.9%(+3.3%)

27 februari 2021(土)※馬齢を重ねて上州行脚

◆午前6時前起床.晴れ.気温1.0度.北東の風.

◆またも馬齢を重ねた日の朝餉は洋風に.主役は大量パセリ入りのポテトサラダ.固めに茹でたキタアカリの沸騰した茹で汁に,束のままのパセリを10秒間くぐらせてからみじん切りに.あとはいつものポテトサラダのレシピで仕上げる.パセリの色合いと食感をよくして塩気を付けるためのひと手間.

◆爆走!関東平野 —— 山火事で北関東道の足利ICと大田桐生ICの間が閉鎖されていた.そらには消火ヘリコプターが何機も飛び交っている.馬齢を重ねた祝膳は観音山の懐にて.しかし,たとえ馬齢を重ねてもグンマーの掟は容赦してくれない.

◆上州にて用事を一通りすませ,異様に巨大なフルムーンを見上げながら関東平野を逆方向に爆走してつくば帰還.

◆大昔のリアル体験だが,信州は上田(だったかな?)の某店はトイレ個室が全面鏡張り(周囲の壁はもちろん天井と床も含めて)だった.落ち着かないことこの上ないどころか,江戸川乱歩の有名な短編〈鏡地獄〉を実体験したような心地がした.場所が場所だったので, “もののけ” に取り憑かれないようにじっと目をつむって所用をすませた.四方八方エンドレスに自分が映っているのはかなりの非現実感があった.他のお客さんからクレームが付かなかったのだろうか.

◇本日の総歩数=3,649歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.80kg(+0.05kg) / 27.6%(+0.8%)

26 februari 2021(金)※曇り空原稿書きまくり

◆午前5時過ぎ起床.めずらしく曇り空.気温2.5度.西風.曇り空の観音台.午前8時の気温は4.8度.南西の風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今年4月からの本郷・理学系研究科Sセメスター「生物統計学」は,昨年と同じく,zoom でのオンライン開講となります.

◆必死のパッチ ——

  • [つくば]第3節712字だん. posted at 11:53:08
  • [つくば]第3節258字だん. posted at 13:51:20
  • [つくば]第3節569字だん. posted at 14:20:14
  • [つくば]第4節1,267字だん. posted at 16:00:06
  • [つくば]第5節1,289字だん.以上,文献リストを含めて計8,642字で擱筆なう. posted at 16:22:11
  • [つくば]ユリイカ特集〈《鳥獣戯画》の世界〉寄稿原稿を青土社にメール送信だん. posted at 16:29:00

◆夜の┣┣" 撃ち —— macOS Big Sur 11.2.2 アップデート.

◆今日の夕餉はお豆腐と油揚げの率が高いな.お肉が見当たらないのは手痛いミスだった…….

◇本日の総歩数=3,326歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 84.75kg(+0.45kg) / 26.8%(−2.4%)

25 februari 2021(木)※執筆加圧がひたひたと

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下3.8度.西風.朝日の観音台は乾いた青空が広がる.午前8時の気温は0.3度.西風.

◆[欹耳袋]1月20日に開催された本屋B&Bオンラインイベント:網谷祐一×岡西政典×三中信宏「「種(しゅ)」に交われば明るくなる!~生物学者のタテマエとホンネに科学哲学者が迫る~」のアーカイブが有料公開された.公開期間は8月31日まで.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 職場巡検があり,「この蔵書の多さは指摘案件になりますので,整理処分をよろしく」と申し渡される午後のひととき.要するに,本の山が “崩落” しないように何とかせよ,と.

◆執筆進捗自己加圧ログ ——

  • [つくば]第1節552字だん. posted at 11:00:05
  • [つくば]第1節476字だん. posted at 12:44:19
  • [つくば]第2節413字だん. posted at 15:26:02
  • [つくば]第2節488字だん. posted at 16:12:04
  • [つくば]第2節318字だん. posted at 16:35:03

◇本日の総歩数=2,514歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.30kg(+0.15kg) / 29.2%(0.0%)

24 februari 2021(水)※花粉の祭典更新の祭典

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温0.3度.西風が冷たい.飛び石平日の “週明けもどき” の観音台に冷たい北西風が吹きわたる.午前8時の気温は5.1度.湿度は41%.加湿器オン.

◆気象庁ウェブサイトが一新されたと思ったら,いつものアメダスが “グズだす” になってしまい,イライラしている.

◆陋屋居室に忍び入る隙間風とともに花粉も飛散しているようで,朝からずっとティッシュペーパーと無二の親友になっている.

◆午前の┣┣" 撃ち —— R-4.0.4 for MacOS ,ならびに大量のパッケージ,さらに XQuarz のアップデートすべて完了.続いて,R-4.0.4 for Win10 もパッケージともどもすべてアップデート.しかし,背後で手ぐすねを引いていた「更新の祭典」が始まってしまい,もう手がつけられない.Parallels Desktop のアップデートまで始まってしまい,macOS と Win10 ともども再起動のアラシが吹き荒れている.

◆MacBook Pro を拉致されてしまったので,現実逃避かたがた活字の大風呂敷を広げている.

◆午後の┣┣" 撃ち —— Win 10 の「更新の祭典」は開幕してからもう5時間ほど経っているが,まだ終わりそうにない.毎度毎度の長丁場を見るにつけ,ウィンドウズ・ユーザーは日々ひたすらがまん強くなければやってられないんだろうと推し量るしかない./今やっと終わったと思ったら,今度は Parallels Tools の再インストールだ.んでもって,またまた再起動しないといけないのか.

◆すったもんだで再起動がやっと完了したのに,新たな更新の “種目” が始まってしまったようだ……(orz)/午後4時過ぎ,やっと “閉会式” だ.一日仕事.はい,これでしばらく Win 10 を起動することはないだろう.

◆冬の反撃と花粉責めの一日が暮れ,夕餉はピリッと辛めの熱々ペスカトーレを中心に,石岡・鈴木牧場のモッツァレラチーズとスーパーフルーツトマトの一皿を用意した.このメニューだったら “お水” はよく冷えた白の泡泡でしょ.

◇本日の総歩数=3,789歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.15kg(−0.40kg) / 29.2%(+0.4%)

23 februari 2021(火)※花粉の猛攻撃に耐える

◆午前7時起床.晴れ.気温はすでに10.7度まで上がっている.北西の風.

◆季節が春めいてくるといろいろな “菜っ葉” が出回る.新鮮な春菊をいただいたので「春菊のスペイン風オムレツ」を朝餉に用意した.大量の春菊を砂糖を振ってから下茹で.茹でじゃがいもとともにEVオリーブオイルで炒めて塩胡椒.あとはいつものレシピにしたがってオムレツパンで焼き上げ.最後にオーロラソースをかけて完成.春菊やホウレンソウのアク抜きには塩よりも砂糖の方がいいらしい.

◆来年度の信州大学理学部「自然科学史」集中講義のシラバスを松本にメール送信.実に10年ぶりのこと.前回(2011年)は浅間温泉〈飯田屋別館〉(その後廃業してしまった)にクリスマス滞在して,信州大に毎日♨通勤したが,今年はオンライン形式なので,やや欲求が不満しそう.先方に確認したところ,いまのところ対面で開講するとのことだが,COVID-19状況が変わればオンラインになるとのこと.浅間温泉の投宿先を検索開始.

◆夕方,筑波大学方面までふらふらと徘徊してきたが,花粉の猛攻に攻め込まれてタイヘンなことになってしまった.マスクぐらいではぜんぜん太刀打ちできない.

◇本日の総歩数=8,140歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.55kg(+0.30kg) / 28.8%(−1.8%)

22 februari 2021(月)※暖かすぎて長袖つらし

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温3.8度.西北西の風.朝から花粉の猛攻に耐えている. “飛び石平日” の観音台は空気が乾ききっている.遠景は春霞というか花粉霞.ざらざらしているので,黄砂もきっと混じっているはずだが,それよりも “花粉の祭典” が華やか.午前8時の気温は8.6度.西風.

◆[蒐書日誌]着便本2冊 —— 森まゆみ『路上のポルトレ —— 憶いだす人びと』(2020年11月20日刊行,羽鳥書店,東京, 328 + iv pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-904702-83-3 → 版元ページ)※ワタクシは千駄木に棲んでいたころ,本書にも登場する地域雑誌『谷中・根津・千駄木』編集者の山崎範子さんに学位論文の清書を手伝ってもらったことがある.ありがたやありがたや./芹沢高志『別府』(2020年11月20日刊行,ABI+P3,東京, 190 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-904965-13-9 → 版元ページ)※2012年に別府で開催された別府現代芸術フェスティバル〈混浴温泉世界〉にあわせて刊行された本の新装版.ワタクシはそのとき別府に潜伏していたのでこのイベントのことはよく知っている.

◆今年はアストル・ピアソラ生誕百周年なので,朝からタンゴ・オペリータ〈ブエノスアイレスのマリア〉を BGM にしている.ピアソラがかかると居室の雰囲気があちこち乱流化する.3月11日のピアソラ誕生日には朝からタンゴを流し続けないと.Cf: World Voice「西原なつき ——「タンゴの破壊者」アストル・ピアソラ生誕100周年」(2021年2月22日).

◆午後の┣┣" 撃ち —— 次年度の本郷「生物統計学」のシラバスを提出した.正規ルートではまだ届いていないのだが,今年度と同じくオンライン講義が続くのかな? 例によって UTAS のログインができなくなっているが,毎年のことだからアカウントを再発行してもらわないと.

◆日中の最高気温は21.5度まで上がり,長袖シャツ1枚でぜんぜん問題なかった.夕餉は〈やぐ羅〉のにしんそば.

◆[欹耳袋]いろいろ混ざってきた #フィールドワークの恐怖体験談 と新規の #本当にあったあんま怖くない話 とがリアルタイムで “スレッド種分化” しつつある.後者のハッシュタグはふつうに “現代民話考オンライン” みたいな雰囲気になりつつある.

◆明日からはいきなり “冬” の猛反撃との予報だが,寒かろうが暖かかろうが “花粉の祭典” を押し止められない.

◇本日の総歩数=2,967歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 84.25kg(+0.60kg) / 30.6%(+1.0%)

21 februari 2021(日)※春爛漫の陽気ますます

◆午前7時前起床.晴れ.気温3.3度.西北西の微風.今日は “春の祭典” と “花粉の祭典” のロングラン上演が予定されている.春の陽射しのきらめきを象徴的に撮ってみた.きらめいてるなあ.

◆ワタクシの知り合いの某太鼓叩きは懇親会で出た大皿に残されたパセリをすべてかき集め,キアゲハの幼虫のようにすべて食べ尽くした猛者だった(伊都キャンパスでも食べ続けているんだろうか).パセリは強めのハーブなので,そのまま食べるというのは多くの人にはやはり抵抗があるだろう.洋風だったらこんなメニューはいかが?

  • パセリは茎も葉もすべて切り刻んでスペイン風オムレツの具材にまぜこんでしまう.
  • 丸ごとさっくり衣をつけてフリットにする.
  • 大量のパセリをジェノベーゼソースにしてパスタと和える.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「「虫屋」の情報交差点、無視できぬその奥深さ —— 「月刊むし」編集長が振り返る50年の歩み 藤田宏」(2021年2月19日)※「最近は女性を中心に蛾(が)が人気という。芋虫は「キモカワ」で、ヤママユガは「モフモフ」」—— マジですか!

◆しばらく休業していた松代の〈ラ・スタッラ〉が突発的にランチをやるということでトツゲキしてきた.前菜3品(赤海老,ポルペッタ,水牛のモツァレラとまぐろにバーニャカウダ),パスタ2品(スーパーフルーツトマトのパスタに蝦夷山山葵の味付け,焦がし小麦のパスタ),そしてメインは士幌牛の内もものロースト. “お水” は泡・白・赤と一通り.最後のワルい〝お水〟はタツミディスティラリーのクラフトジン3種(Tea-Leaf, Kinmokusei, Water-bug).とりわけ〝タイワンタガメのお水〟が衝撃度高し.

◆お昼に食べまくりだったので,夜はさすがに抑制が効いてしまった(当たり前).

◆明日は “飛び石平日” なのでちゃんと出勤しなければいけない.

◇本日の総歩数=12,457歩. 朝◯|昼×|夜◯. 計測値(前回比)= 83.65kg(−0.40kg) / 29.6%(+0.6%)

20 februari 2021(土)※今度は春の二倍返しが

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.きりきり冷え込んで,気温は氷点下2.6度.西南西の風.毎朝見ているアメダスが今日は閲覧不能になっている.いまのNHKニュースによると,気象庁のサイト全体に夜半からアクセス障害が発生しているらしい.

◆正午の気温は12.9度.南西の風.予報通り暖かくなってきた.先日仕込んだチリコンカーンの豆が煮崩れてきたので,ショートパスタのフジッリ・ナポレターニと和えてランチの食卓へ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 進化学会オンライン理事会 13:00〜15:15.

◆[蒐書日誌]タイムラインで「遊廓」が流行っているので,ワタクシの手元にある情報もご参考まで.世界的な遺伝学者 Richard B. Goldschimidt の自叙伝:『In and Out of the Ivory Tower: The Autobiography of Richard B. Goldschmidt』(1960年刊行,University of Washington Press, Seattle, xiv+352 pp. → 目次)に所収された吉原・稲本楼の二葉花魁と禿たちの絵葉書が載っている.1914年〈大正天皇御大典記念イベント〉の花魁道中を撮った一枚だ.「遊廓」「花魁」「禿」はほかならない現実の社会の中にあって,こういう絵葉書が広く出回っていた事実はもう忘れられているのだろう.売春防止法が施行されたのはワタクシが生まれた年だったし,遊廓は当時の京都には何箇所もあったわけだから,まだ “昔話” にするには早すぎる.

◆夜はささやかなお肉の夕餉.

◇本日の総歩数=3,876歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.05kg(−0.05kg) / 29.0%(−1.1%)

19 februari 2021(金)※菜の花おろしと超王祿

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下2.1度.西風.今朝の最低気温は氷点下3.8度とまだまだ “冬” が居座っている.乾いた観音台にめずらしく霜柱が立っていた.午前8時の気温は1.7度.西南西の風.今日から週末にかけては “春” の大攻勢が始まるとの予報.今年は終日マスクをしているせいか,いまのところ花粉の猛攻は受けずにすんでいる.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 昨日つくった「年内執筆スケジュール」を各出版社の担当編集者にメール送信してしまった.もはや “退路” は断たれた.あとは書くのみ.

◆[蒐書日誌]鈴木洋仁『「三代目」スタディーズ:世代と系図から読む近代日本』(2021年2月20日刊行,青土社,東京, 261+ix pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-7917-7355-8 → 版元ページ)※ご恵贈まことにありがとうございました.澁澤栄一よりも澁澤敬三が好きなワタクシとしては「三代目」はとてもキャッチーです. “蟲” 一匹捕捉:p. 249「BORTHERS」→「BROTHERS」.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 馬場悠男『「顔」の進化:あなたの顔はどこからきたのか』(2021年1月20日刊行,講談社[ブルーバックス・B-2159],東京, 270 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-522231-7 → 版元ページ)の書評ゲラが送られてきたので,速攻でチェックして返信.続けて再校ゲラも弾き返して校了.この書評は3月2日(火)に時事通信社から各新聞社に配信される予定.

◆今宵はやや気の早い「菜の花おろし蕎麦」と東出雲の〈超王祿〉R02BY・直汲み中取り(仕込06号・224/240本).

◇本日の総歩数=3,664歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.10kg(+0.10kg) / 30.1%(+1.1%)

18 februari 2021(木)※冬の巻き返し反撃強し

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下2.4度と冬の寒気.しかも冷たく乾いた西風が吹いて,体感的にはさらに寒い.朝日が差し込む観音台は午前8時になってもまだ気温1.6度.加湿器をフル稼働しないと干物になりそう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 年間の「原稿スケジューリング」を立ててみた.日ごろ有形無形の “執筆加圧” を受け続けているので,たまには攻めに転じて「〜月までには〜本を脱稿する」と口にすれば,すかさず “言霊” が方々に放たれるにちがいない.そのまま実現するかどうかは知らんけど.

◆[欹耳袋]読売新聞オンライン「東大「赤門」が閉鎖、耐震性低い可能性」(2021年2月18日)※赤門がクローズドになると,となりの伊藤国際学術研究センターから入るしかないか.ワタクシは懐徳門から侵入するぞ(今は入れないって?).

◆午後の┣┣" 撃ち —— 馬場悠男『「顔」の進化:あなたの顔はどこからきたのか』(2021年1月20日刊行,講談社[ブルーバックス・B-2159],東京, 270 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-522231-7 → 版元ページ)の書評原稿を時事通信社にメール送信./┣┣” 一頭を放流したとたん,北の方から新規┣┣” 一頭が流氷とともに漂着した.差し引き変化なしか……(orz).

◆今日の午後の最高気温は9.0度止まり.北西風が吹きつけてすきま風が冷たかった.夜になってまた冷え込んできたので,今宵は土鍋きのこごはんを中心に〈シン・ツチダ〉2019BYを常温で.抜栓してかれこれ1ヶ月弱が過ぎたが,まだまだうまい.

◇本日の総歩数=2,765歩. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 84.00kg(−0.35kg) / 29.0%(−0.5%)

17 februari 2021(水)※寒暖が日々入れ替わる

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下1.8度と,またも冬の反撃だ.春霞の観音台の朝.今朝の最低気温は氷点下2.8度だった.午前8時にの今は3.2度.北西の微風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 日本計量生物学会のメーリングリストを新体制に移管したので,旧MLの配信設定を一括オフ処理完了.

◆[蒐書日誌]ユリイカ2021年4月号:特集=《鳥獣戯画》の世界(仮) (2021年4月刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7917-0399-9 → 版元ページ)※早く原稿書かないと書かないと〜

◆午後の┣┣" 撃ち —— 環境技術学会『環境技術』2021年2号(2021年3月発行)掲載予定の総説記事:三中信宏「R,Rコマンダー,RStudioを用いたデータの可視化と統計プログラミング」(刷り上がり5 pp.)の初校ゲラのチェック完了.編集部にメール返信.よろしくお願いいたします.

◆日本著作権教育研究会からメールあり.北千住駅前にそびえ立つ某工学系大学の今年度「国語」入試問題にワタクシの『系統樹思考の世界』が出題されたとのこと.著作権許諾書類をつくりながら,出題箇所をチェックしている.自著から入試問題が出題されたときは,念のため第何章のどの節から出題されたかを記録するように心がけている.過去の “出題頻度分布” を見ると,すべて第1章「「歴史」としての系統樹——科学の対象としての歴史の復権」からだった.歴史学の科学的地位とかアブダクションあたりが出題されやすい.

しかし今回の出題は最後のエピローグ「万物は系統のもとに——クオ・ヴァディス?」の第2節「形而上学アゲイン——「種」論争の教訓,そして内面的葛藤」から.【種】や存在物の時空同一性に関するディヴィッド・ウィギンズの論議や系統樹リテラシーを総括した部分.これはとんでもない “外れ値” だ.いくつかの設問を見る:

  • 「ジョージ・レイコフの言う “肉体化した形而上学” とは何か?」
  • 「なぜ進化的思考は本質主義と “正面衝突” するのか?」

—— 受験生のみなさん,たいへんお疲れさまでした(ちゃんと解けました?).

◆日暮れて寒気にいよいよ強まる.午後9時の気温はすでに1.9度.今宵の夕餉は一言もよけいな説明が要らないシンプルすぎるお肉の一皿.野菜が足りないかも.

◇本日の総歩数=3,432歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.35kg(+0.10kg) / 29.5%(+0.6%)

16 februari 2021(火)※カクテイシンコク泥沼

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温8.3度.北西の風強し.観音台も乾いた風が吹きわたる.昨日は湿度満点だったが,今日は迷わず加湿器を稼働しないといけない.

◆[蒐書日誌]春の嵐が過ぎ去って,北風に吹き寄せられた新刊.

  • フランク・イペマ,トーマス・ファン・ヒューリック[森望,セバスティアン・カンプ訳]『オランダ絵画にみる解剖学:阿蘭陀外科医の源流をたどる』 (2021年1月7日刊行,東京大学出版会,東京, iv+274 pp., 本体価格5,800円, ISBN:978-4-13-086061-1 → 版元ページ)※ずっしり重いフルカラー本.黄金時代のオランダでは解剖絵画はレンブラントの有名な〈ニコラス・テュルプの解剖学講義〉だけではなかった.本書ではこの絵の「前腕解剖箇所」の “謎” について,詳細に議論されているばかりか,前腕を実際に解剖してみてその再現性を実験検証している点で画期的かもしれない.

続いて,いただきもの3冊.

  1. 左巻健男『絶対に面白い化学入門:世界史は化学でできている』(2021年2月16日刊行,ダイヤモンド社,東京, 390 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-478-11272-4 → 版元ページ
  2. 渡邉義浩『『論語』:孔子の言葉はいかにつくられたか』(2021年2月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・743],東京, 305 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-06-522379-6 → 版元ページ
  3. 伊藤友計『西洋音楽の正体:調と和声の不思議を探る』(2021年2月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・744],東京, 237 pp., 本体価格1,750円, ISBN:978-4-06-522738-1 → 版元ページ

—— どうもありがとうございました.

◆カクテイシンコクという名の “泥沼” が今年も出現した.少額の源泉徴収票が次から次へと湧き出てくる.自噴泉かいっ.さらに必要経費のレシートの紙吹雪が舞う.毎年のことながらキリがない.

◇本日の総歩数=3,454歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.25kg(−0.15kg) / 28.9%(+0.1%)

15 februari 2021(月)※突然の嵐に濡れ濡れて

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温派10.5度という桁外れの暖かさ.東風.今日の天気は下り坂,雨になるとの予報.週明けの観音台は今にも雨が降り出しそうな曇り空.午前8時の気温は11.8度.東北東の風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— おとといの地震で “崩落” した堆積蔵書の修復をしている.しかし,基本的な縦積みの “石筍” が横方向に傾斜してしまって,上に本を積み重ねても,スルスルっと下までなめらかに “滑降” していくのがとてもおもしろい……じゃなくって,後始末がタイヘンだ.

◆『読む・打つ・書く』初校ゲラは返送用封筒に梱包した.榎戸の黒猫さん集会所に持っていこうとしたら,知らんうちに雨が降ってるやん.そうこうするうちに,土砂降りの “春の嵐” になり,えいやぁと榎戸までトツゲキしたら濡れねずみになった.農林団地はどこもかしこも水浸しである.しかし,濡れ濡れて農環研にたどりついたら,ありゃりゃ,もう雨が上がって青空が広がってきたんですけど……(さっきまでのアラシは何だった?)今は冷たい西風が木々を揺すぶっている.気温は一気に5度も下がって寒気が西から攻めてくる.ことのほか夕焼けが鮮やかだった.

◆今日は春の嵐に翻弄されたので,厄払いとして,夕餉はサーモンのムニエルを中心に,ミネストローネと〈パネッツァ〉の無塩パンをスライスして.

◇本日の総歩数=3,615歩. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 84.40kg(+0.65kg) / 28.8%(−0.8%)

14 februari 2021(日)※表層地滑りと法面崩落

◆午前6時半起床.晴れ.気温1.5度.西北西の風.ぐらりと揺れた翌朝は験直しの〈お肉の祭典スピンオフ〉.余った合挽きのラグーをパッケリと和えて朝餉に.これまでの手痛い経験から,パッケリは「標準茹で時間10分」を大きく上回る15分間しっかり強めの塩分で茹でた.これでやっとちょうどよい歯ごたえになる.パッケリ・ディ・トゥミニアの標準茹で時間は「10分」だが,その茹で時間を守ると “ゴムホースの輪切り” を齧っているような食感になってしまう.他のパスタは標準茹で時間で失敗しないのに.

◆昨日よりもさらに春めく暖かさ.家族連れでにぎやかな〈つくいち〉に出撃してきた.午前11時の気温は14.6度.西南西の風.

◆日曜午後の観音台は人気がまったくない.昨夜の地震の揺れで自宅はまったく大丈夫だったが,陋屋居室にはそれなりの “爪痕” が残されていた.被害箇所を検分すると,広域にわたる “表層地すべり” と部分的な “法面の崩落” の発生が認められた.さらにくわしく検分すると,アリストテレスとヒエロニムス・ボスがフィンセント・ファン・ゴッホをはさんで上を下への取っ組み合いをしていたり,ミャオ族と由良君美がエルンスト・ヘッケルを踏み台にして殴り合っていたりと,熾烈な「図書戦争」を繰り広げていたようだ.かつての東日本大震災のときのような深層崩壊がなかったのは幸いだった.

◆最高気温17.8度と春の陽気になった日曜の夕餉は,蒸籠で蒸し上げる五目おこわを用意した.具材は油揚げ・金時人参・干し椎茸・舞茸・しめじ.蒸し時間は中火で約40分.途中の “打ち水” を忘れなければ,失敗することなくできあがる.

◆『読む・打つ・書く』の初校ゲラは二度目の “素読み” が終わったので週明けには駒場に返送できそう.

◇本日の総歩数=12,292歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 83.75kg(−0.10kg) / 29.6%(+0.5%)

13 februari 2021(土)※お肉の祭典ゆれる深夜

◆午前7時起床.晴れ.気温は氷点下0.1度.西風.

◆[欹耳袋]Togetter -「 #専門家が選ぶ新書3冊 関連ツイートまとめ」|「 #本好きが相互に勧める新書3冊 関連ツイートまとめ」.

◆春霞の昼下がり.正午の気温は13.7度.ゆるゆる吹き抜ける南風が春めいている.昼餉は合挽き肉のラグー.肉団子みたいなお肉のカタマリがごろごろ残るようにミートソースをつくる.タイムやセージの葉っぱもふんだんに投入する.仕上げはパルミジャーノ・レッジャーノのすりおろし.

◆ワタクシが推測するところ,出版社にとっては:1)文献リストと索引の作成とチェック作業は,ゲラが出てから追い込みの多忙な時期に重なる;2)それらは読者が忌避するという浅はかな判断;3)頁数が増えて価格を押し上げるだろう,といった理由付けが考えられる.いずれも反駁をしないといけない.ワタクシの過去の経験では,新書の出版企画案を出版社からオファーされたときは,「文献リスト」と「索引」は必ず付けることを最初に要求した.文献リストと索引のない本は,たとえ新書でも,レファレンスとして使いものにならないから.「読者が〜」という理由のこじつけは,そうではないと表明する読者が増えれば,状況はきっと変わるだろう.「文献リストや索引や註を付ければ,こんなにいいことがあるんですよぉ」とあくまでもさりげなく出版社をナッジし続ければいいと思う.文献リストや索引(や註)をきっちり造り込むのは確かに手間暇がかかるけど,最後にトクをするのは著者本人だ.それは専門書でも新書でもちがいはない.

◆どうやら “お肉欠乏症” に罹患してしまったようで,今宵は先日のローストビーフの残りにブルーベリーソースをトッピングしたとても肉々しい夕餉となった.お肉とベリーは相性がとてもよろしい.食った食ったぁ.

◆午後11時過ぎ,寝入りばなに地震速報とともに大きな揺れが長く続いた.震源の福島では震度6強.茨城県南は震度5弱.

◇本日の総歩数=2,743歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 83.85kg(−0.30kg) / 29.1%(+0.3%)

12 februari 2021(金)※追悼のチック・コリア

◆午前5時起床.曇り.気温は氷点下1.4度.北西の風. “春節” 初日の観音台は薄雲の隙間から朝日が差している.午前8時の気温は1.1度.西南西の風.ピアニストのチック・コリアが亡くなってしまったので,まずは〈Children’s Songs〉から聴き初めている.

◆午前の┣┣" 撃ち —— macOS Big Sur 11.2.1 アップデート.

◆BGM は Chick Corea & Gary Burton〈Crystal Silence〉へ.終曲「What Game Shall We Play Today」が終わったので,続いて35年後の2007年〈The New Crystal Silence〉を.さらに,30年前に逆タイムスリップして Gary Burton & Chick Corea 1978〈Duet〉へ.

◆[蒐書日誌]古書2冊 —— Harald Stümpke『Bau und Leben der Rhinogradentia』(1964年刊行, Gustav Fischer Verlag, Stuttgart, vi+85 pp.)※ハラルト・シュテュンプケ[日高敏隆・羽田節子訳]『鼻行類 : 新しく発見された哺乳類の構造と生活』(1987年4月25日刊行,思索社,東京, vi+118 pp., ISBN:4-7835-0145-9)のドイツ語原本.ベルリンの Antiquariat Dirk Borutta から着便.日本語訳や英訳と比べて図版の鮮明さが格段によいことを確認した.翻訳本は原書図版の “コピー” にすぎないので,図版のクォリティは原本がたいていベスト.この原本は日本の公立図書館にはどこにも所蔵されていない./カルロ・ギンズブルグ[竹山博英訳]『神話・寓意・徴候』(1988年10月15日刊行,せりか書房,東京, 365 pp.)※イタリア語の原書:Carlo Ginzburg『Miti, emblemi, spie: Morfologia e storia』(1986年刊行, Giulio Einaudi editore [Piccola Biblioteca Einaudi 567], Torino, xviii + 251 pp., ISBN:88-06-12896-5)は手元にあるのだが,日本語訳の本書は長年入手できないままだった.

◆次は〈Chick Corea & Gary Burton in Concert, Zürich, October 28, 1979〉ライヴ録音. そして最後は,Chick Corea & Gary Burton 1997〈Native Sense〉.

◆今宵は海鮮ねばとろ丼がメインで,汁物は玉ねぎ&じゃがいものお味噌汁(黒粕入り).常温〈五人娘〉に接待された.

◇本日の総歩数=4,601歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.15kg(+0.20kg) / 28.8%(−1.1%)

11 februari 2021(木)※“大晦日”にお肉を焼く

◆午前7時のろのろ起床.晴れ.気温0.4度.西風.朝からローストビーフの準備でばたばたしている.今日の焼き上がりは中心肉温45度のレアで.

◆お昼前に出撃.午後は芦花公園近くでローストビーフをいただきながら,ブロムシュテット爺ベルリンフィルのニールセン5番を聴いた.午後8時帰宅.

◆[欹耳袋]ハッシュタグ #フィールドワークの恐怖体験談 が『現代民話考』の予期しない新刊を読んでいるみたいでとても愉しい.

◇本日の総歩数=6,958歩. 朝◯|昼×|夜×. 計測値(前回比)= 83.95kg(−0.50kg) / 29.9%(+0.6%)

10 februari 2021(水)※春の陽気が押し寄せる

◆午前5時過ぎ起床.快晴.気温は氷点下3.5度.西風.カラカラ晴天の観音台.最低気温は氷点下4.3度と “冬” が居座り続けている.午前8時の気温は2.3度.西北西の微風.

◆[欹耳袋]Yahoo!「趣味の雑誌『Lightning』『RIDERS CLUB』『PEAKS』などを 出版していたエイ出版社が民事再生(帝国データバンク)」(2021年2月10日)※枻出版社がなくなったら『つくばスタイル』はもう出なくなるのかな.

◆ある “逃走本” を探しまくる昼休み.必要な本ほど視界から消える.くだんの “逃走本” がどうしても見つからないので,オンライン古書店に発注だん.最近,こういうケースが頻発している.

◇本日の総歩数=3,920歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.45kg(+0.15kg) / 29.3%(0.0%)

9 februari 2021(火)※身を切る北風が吹いて

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下0.6度.西風が身を切る冷たさ.寒気の反撃が続く観音台.今朝の最低気温は氷点下2.5度.午前8時の気温は1.6度.西風が吹きつける農林団地はすべてのものがカサカサしている.居室に忍び入るすきま風も乾いて冷たい.加湿 BGM として譚盾〈Water Passion〉なう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 標的となる “蟲” がミクロなら,やはりここは “拡大鏡” のご登場でしょう —— ということでヒミツ兵器を倉庫から動員する.

◆“蟲捕り” のゴールが見えてきた ——

  • [蒐書日誌]「文献リスト」(10 pp.)の “蟲捕り” だん.これで,いちおう『読む・打つ・書く』初校ゲラは通し読みしたことになるが,まだ油断はできない. posted at 12:28:34

◆午後の┣┣" 撃ち —— 昨年10月に原稿を出して以降の “アップデート差分” を初校ゲラに反映だん.とりあえずゲラ読みは完了したが,残されたひとつの問題は「謝辞」の〆をどうするか.原稿提出時は「2020年10月1日 「日本酒の日」を寿ぎつつ 三中信宏」と御祝儀モードだったが,もう年が明けたからねえ.

◆寒風が身にしみた一日だった.今宵は肉じゃがと〈シン・ツチダ〉という直球勝負の夕餉.

◇本日の総歩数=2,616歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 84.30kg(+0.40kg) / 29.3%(0.0%)

8 februari 2021(月)※またもや寒気の逆戻り

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温2.9度.南南西の風.週明けの観音台は曇り空.午前8時の気温は3.5度.北北東の風.

◆某学会から功労賞と名誉会員の推薦をいただいた.身に余る光栄です.

◆おだやかな日差しの昼休みはひさしぶりのロングコース徘徊.正午の気温は8.4度.西風がやや強いもののそれほど寒くはなかった.そぞろ歩き読み本:馬場悠男『「顔」の進化:あなたの顔はどこからきたのか』(2021年1月20日刊行,講談社[ブルーバックス・B-2159],東京, 270 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-522231-7 → 版元ページ).

◆春先の “蟲捕り” は続く ——

  • [蒐書日誌]第3楽章「「書く」—— 本を書くのは自分だ」(pp. 221-286)初校ゲラのチェック完了. posted at 15:31:40
  • [蒐書日誌]「ポストリュード —— 本が築く “サード・プレイス” を求めて」(pp. 287-299)初校ゲラのチェック完了. posted at 15:48:16
  • [蒐書日誌]「本噺納め口上 —— 「山のあなたの空遠く 『幸』住むと人のいふ」」(pp. 301-307)と「謝辞」(pp. 308-310)初校ゲラのチェックだん.あとは「文献リスト」を残すのみ. posted at 17:59:02
  • [蒐書日誌]巻末の「文献リスト」(10 pp.)をチェック開始したとたん,ものすごい数の “蟲” が湧き出した.こりゃ,タイヘンだ. pic.twitter.com/XRjts8OgU4 posted at 22:06:33

◆今宵の夕餉は紅苔菜のシンプルなパスタ.粘りのある紅苔菜は見かけることがあまりないので,機会を逃さずゲットしないと.

◇本日の総歩数=10,261歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 83.90kg(−0.25kg) / 29.3%(−0.6%)

7 februari 2021(日)※日光も花粉も降り注ぐ

◆午前6時前起床.快晴.最低気温は氷点下0.5度.西北西の風.

◆【Big Sur 人柱レポート】Mojave 砂漠に追いやられたり Santa Catalina 島に流刑されていた頃は「iCloud」と「写真」との同期が異常に遅かったが,Big Sur になってからはそういうイライラをあまり感じなくなっている.

◆仕込んで三日目の魯肉飯が日曜の昼餉に登場.紹興酒を足しながら毎日火を見せ続け,遊離した脂を徹底的にすくい取った.そのせいかちょっと見には “真っ黒け” だが,すっきりした味わいの中にも,皮付き豚バラ肉のとろける食感がこたえられない.煮汁をごはんにたっぷりかけて,さあどーぞ!

◆ “蟲捕り” は今日も続く ——

  • [蒐書日誌]第2楽章「「打つ」—— 息を吸えば吐くように」(pp. 101-201)初校ゲラのチェック完了. posted at 18:21:35
  • [蒐書日誌]インターリュード(2)「「買う」—— 本を買い続ける背徳の人生」(pp. 203-220)初校ゲラのチェック完了. posted at 21:54:41

◆[欹耳袋]毎日新聞「九大教授死亡で労災認定「過重な業務が原因」 妻ら大学を賠償提訴」(2021年2月5日)※「男性は講義や研究生の指導、学会の理事としての職務のほか、大学発展のためのプロジェクトなどを担当」— 背負わされていた有形無形の “職務” の重さがズシンと伝わってくる./朝日新聞デジタル「九大教授の急死を労災認定 損害賠償求め、妻ら法人提訴」(2021年2月5日)※「タイムカードがないなど勤務時間を把握しにくいことが多い大学教員の死亡について、過重労働による労災が認定される事例は珍しい」— 専門業務に関する裁量労働にはあてはまらない仕事(雑用)の負担が過多だったという例外的事例ということか.なろもタイムカード導入試行が始まっているけど,このまますんなり出勤簿に置き換わるのか.

◆日に日に花粉が粉っぽい.

◇本日の総歩数=7,028歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.15kg(−0.40kg) / 29.9%(−0.4%)

6 februari 2021(土)※寒気遠のき花粉が迫る

◆午前7時前のろのろ起床.晴れ.冷え込みはそれなりに頑張って最低気温氷点下0.9度まで下がったが,もう根性が続かない.日中は暖かくなるとの予報.

◆昨夜の格闘レシピ → クックパッド「魯肉飯」|het dagelijkse keukenleven「魯肉飯」※自分が公表したレシピどおりにもう一回つくろうとして失敗したら,「再現不可能でした」と自己批判して◯ックパッドから “リトラクト” した方がいいんですかねえ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 某和文総説記事のレフリー指摘箇所をすぐさま修正しすぐさまメール返送.すぐさますませるのが肝要.

p> ◆[欹耳袋]読売新聞オンライン「若手研究者ら、科学普及のNPO法人設立へ…注目論文減少や理科離れに危機感」(2021年2月6日).

◆夕方の筑波大学へぶらりぶらり.かれこれ3ヶ月ぶりのことか.サザコーヒーにて一休み.

◇本日の総歩数=8,268歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 84.55kg(+0.05kg) / 30.3%(+0.4%)

5 februari 2021(金)※大格闘!魯肉飯初体験

◆午前5時起床.晴れ.気温0.8度.西風.快晴の観音台は空気が乾ききっている.午前8時の気温は4.0度.北北西の風.朝イチの BGM にはめずらしくバルトークの〈無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〉と〈44のヴァイオリン二重奏曲〉を.

◆[蒐書日誌]渡辺政隆『科学で大切なことは本と映画で学んだ』(2021年2月10日刊行,みすず書房,東京, 221 pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-622-08978-0 → 版元ページ)※科学エッセイ集新刊.ご恵贈どうもありがとうございました.「ぼくは,書評もエッセイの一ジャンルと考えている」(p. 220).

◆バルトークが終わったので,続いてコダーイの無伴奏チェロ・ソナタを.今日は朝からマジャール的パッショネイト.

◆春先の “蟲捕り” ——

  • [蒐書日誌]「本噺前口上 —— 「読む」「打つ」「書く」が奏でる “居心地の良さ” 」(pp. i-v)と「プレリュード —— 本とのつきあいは利己的に」(pp. 1-12)は昨日のうちにゲラのチェックが終わっていた. posted at 12:34:28
  • [蒐書日誌]第1楽章「「読む」—— 本読みのアンテナを張る」初校ゲラ(pp. 13-81)のチェックだん. posted at 12:17:22
  • [蒐書日誌]「インターリュード(1):「棲む」—— “辺境” に生きる日々の生活」(pp. 83-99)のゲラチェックだん.「雑」と「雜」が遠目でもちゃんと見分けられたぞ.よしよし. posted at 14:06:32

◆コダーイの次は,ヤナーチェクの〈グラゴル・ミサ〉と〈シンフォニェッタ〉だ.どんどん異教的になっていく.ヤナーチェクは同郷の遺伝学者グレゴール・メンデルの葬儀に際して葬礼音楽の指揮をした.

◆[蒐書日誌]臺灣本2冊 —— 乃南アサ『美麗島紀行』(2015年11月30日刊行,集英社,東京, 262 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-08-781583-2 → 版元ページ)※年末年始の寝読み本として読了.台湾の風土と歴史を読み解く軽めの紀行本./乃南アサ『美麗島プリズム紀行』(2020年11月30日刊行,集英社,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-08-781696-9 → 版元ページ)※続編の本書も読了.台湾本は意外なほどたくさん出回っている.大手町漁港でよく釣れた.

◆冬の冷え込みが日に日に遠のいていく.今宵は初めての「魯肉飯」に挑戦してみた.皮付きの豚バラ肉を買ってきて,いつになく張り切ったのだが,いや,これはもっと経験を積まないと手間ヒマがかかりすぎてもうタイヘンかも.

「魯肉飯」【食材】皮付き豚バラ肉(1kg)・青梗菜(4株)・卵(4個)・玉ねぎ*)(1個)・干し椎茸(4個)・氷砂糖(50g)・小麦粉(大さじ1)・サラダ油(大さじ2)・白飯(適量)【調味料】中国醤油(大さじ4)・紹興酒(大さじ3)・オイスターソース(大さじ1)・はちみつ(小さじ1)【香辛料】八角(ホール2粒)・ローリエ(2枚)・五香粉**)(大さじ2).

  1. 中華鍋に豚肉がかぶるほどの冷水を入れ沸騰させる.アクをすくいながら10分茹でる.とりだした豚肉は洗って大きく切り分ける.茹で汁は取り分ける.
  2. 椎茸はぬるま湯でもどす.もどし汁はとっておく.
  3. 青梗菜の下茹でして二つ割りにする.
  4. 卵は熱湯から約 7 分茹で半熟にして殻をむく.
  5. フライパンに多めのサラダ油を熱し,薄切りにした玉ねぎに小麦粉を降ってから揚げ焼きにする.取り出して油を切る.
  6. 5 の残り油を深鍋に移し,加熱して氷砂糖をキャラメリゼする.焦がしすぎないように注意する.完成したら 2 の戻し汁を加える.
  7. 1 の豚肉を鍋に並べて,細切れの椎茸と調味料と香辛料をすべて投入する.
  8. 5 のフライドオニオンを入れ,具材が浸るように 1 の茹で汁を注いで強火にする.
  9. 沸騰したら弱火にして2時間ほど炊く.水分が蒸発したら紹興酒を注ぎ足す.
  10. 9 はできれば一晩冷ましてから,固まって浮いてくる脂の層を取り除いた方がいいかもしれない.
  11. 4 の茹で卵に 10 の煮汁を絡ませたのち二つ割りにする.
  12. 炊きたての白ごはんに,熱々の豚肉を並べ,3 の青梗菜と 11 の茹で卵を乗せてできあがり.

[註]*) 玉ねぎの代わりにエシャロットの「油葱酥」があればなおよし;**) 五香粉がなければシナモン・クローブ・フェンネル・花椒・陳皮を混ぜる.

—— 臺灣での魯肉飯レシピは実に奥が深い.かの美麗島では週に二度三度と食べるものらしく,つくり方もさまざまとのこと.

◇本日の総歩数=3,826歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.50kg(−0.10kg) / 29.9%(+2.5%)

4 februari 2021(木)※ゲラにまみれて春一番

◆午前5時前起床.気温は氷点下3.4度.南西の風.晴れ.NHKの花粉情報によるとまだたいして飛散していないはずだが,ビルトイン花粉センサーはすでに鳴り始めている.イヤな季節の到来だ.

◆[欹耳袋]萩原真美|note「大学非常勤講師として、「人並み」に生きる―個人事業主という選択―」(2020年8月7日)/萩原真美|note「大学非常勤講師が個人事業主になることで、実所得が増えるしくみ」(2021年1月31日)※ワタクシも確定申告は「個人事業主」の書式で提出している.

◆午前の┣┣" 撃ち —— さっそくゲラ読み始め.朝から “添削” しまくり.冒頭からこれでは先が思いやられるなあ…….

◆[欹耳袋]参照表現あれこれ —— HUFFPOST「「前も言ったけど」は自粛します。料理中の夫を注意した女性の漫画に反響」(2021年2月2日)※原稿執筆時に「上述したように」とか「前章で説明したが」とかつい書いてしまうクセがワタクシにはあるようだ.しかし,読者にとってはこういう参照表現はきっとイライラのもとになるにちがいない.ましてや「賢明な読者ならおわかりだろうが」などと書くのはケンカを売っているにちがいない.その解決策はとてもシンプルだろう.「上述したように(第〜章〜節参照)」とか,ノンブルがフィックスされている場合は「前章で説明したが(p. 〜)」と書きさえすればいい.要するに,本の “どこ” を読めばそれが示されているかが明記されていればよい.タチが悪い書き手ならば,「すでに説明したように」は単なる口癖であって,著者本人でさえどこに書いたかを把握していないこともきっとあるにちがいない.そういう場合は,賢明なる読者ならおわかりだろうが,軽やかに読み飛ばせばいい.ワタクシ的には,ちょっと数学っぽい論文を読んでいて,「この定理の証明は自明である」と書かれると血圧が少し上がることもある.さらっとケンカを売られているような気配を感じる.それくらいだったら「この証明を示す余白は今はない(ページ超過料金のため)」とか書いてくれたらいいのにねえ.また,商売上手な書き手なら,「私の前著『◯』の第△章〜◆節 pp.※〜※で詳細に説明したが」とことさらに詳しく参照箇所を示して,ナイーヴな読者にその本を買わせるくらいの “悪辣” きわまりない販促戦術を弄することもきっとあるにちがいない.

◆関東地方に「春一番」が吹いたそうだが,どうせホコリや花粉が飛びまくっているんだろうから,ほいほい窓を開けるわけにはいかない.強風にあおられてゲラが舞い散ったらタイヘンだ.

◆[蒐書日誌]メアリ・ノリス[有好宏文訳]『カンマの女王:「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(2021年1月10日刊行,柏書房,東京, 本体価格2,000円, ISBN: 978-4-7601-5259-9 → 版元ページ)を読んでからというもの,小学館辞典編集部(編)『句読点、記号・符号活用辞典。』(2007年9月17日刊行,小学館,東京, 305 + xiv pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-09-504176-6 → 目次版元ページ)がまた手放せなくなってしまった.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 来年度の非常勤講師の事務手続きいろいろ.本郷は「雇用」と「委嘱」を選択できるが例年通り後者で.藤沢はもう必要なくなってしまった.南大沢と松本は集中講義だからまだ時間があるか.さて,今日オファーされたもう一件はどうなるんでしょうかね.

◇本日の総歩数=3,948歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.60kg(+0.80kg) / 27.4%(0.0%)

3 februari 2021(水)※立春なのに冷え込んで

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下2.5度.立春の朝は寒い.西南西の風.観音台は遠景こそ春霞だが,この冷え込みはぜんぜん春めかない.今朝の最低気温は氷点下3.7度だった.

◆午前の┣┣" 撃ち —— Big Sur がまたしても “更新の祭典” を始めようとしているので,懸命に押し留めている.

◆[蒐書日誌]またまた,居室に本が積み上がり始めた —— まずは購入本から.

  1. ハラルト・シュテュンプケ[日高敏隆・羽田節子訳]『鼻行類 : 新しく発見された哺乳類の構造と生活』(1987年4月25日刊行,思索社,東京, vi+118 pp., ISBN:4-7835-0145-9)※かつてワタクシの書棚に “いた” はずなのに,今世紀以降見かけなくなった.闇雲な探索に時間と労力を費やすのはもったいないので,再度オンライン発注した.
  2. キーラン・ヒーリー[瓜生真也・江口哲史・三村喬生訳]『データ分析のためのデータ可視化入門』(2021年1月26日刊行,講談社[実践Data Scienceシリーズ],東京, 365 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-06-516404-4 → 版元ページサポートページ)※はてしないRグラフィクスの奥の細道へ.

—— 続いて,いただきものの数々.

  1. Marc Kery,J. Andrew Royle[深谷肇一・飯島勇人・伊東宏樹監訳]『生態学のための階層モデリング:RとBUGSによる分布・個体数量・種の豊かさの統計解析』 Marc Kery,J. Andrew Royle[深谷肇一・飯島勇人・伊東宏樹監訳|飯島勇人・伊東宏樹・奥田武弘・長田穣・川森愛・柴田泰宙・高木俊・辰巳晋一・仁科一哉・深澤圭太・深谷肇一・正木隆訳](2021年2月15日刊行,共立出版,東京, 32 color plates + xl + 756 pp., 本体価格13,500円, ISBN:978-4-320-05814-9 → 版元ページ)※ “子犬本” ならぬ巨大な “トンボ本” をいただいた.ありがとうございました.昨日この新刊を手にしたときワタクシはフシギな既視感を覚えた.こういう本をかつて手にしたことがあるぞ,と森を探書したところ,ありました! これだー. “メガネウラ” 並みのトンボ本は他にもあった.判型・頁数・重量・装丁のいずれをとっても,この “収斂” は実にみごとだ.ジャケットを見ただけだと,きっと:Philip S. Corbet[椿宜高・生方秀紀・上田哲行・東和敬監訳]『トンボ博物学:行動と生態の多様性』(2007年4月5日刊行, 海游舎,東京, 17 color plates + xxxvi + 798 pp., 本体価格26,000円, ISBN:978-4-905930-34-1)の姉妹本かとまちがえて,うっかりレジにお連れすることもあるかもしれない!(知らんけど)
  2. 山本貴光・吉川浩満『人文的、あまりに人文的:古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』(2021年1月22日刊行,本の雑誌社,東京, 300 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-86011-451-0 → 版元ページ)※カバージャケットのイラストがほんわかと.
  3. パトリック・スヴェンソン[大沢章子訳]『ウナギが故郷に帰るとき』(2021年1月25日刊行,新潮社,東京, 267 + iv pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-10-507241-4 → 版元ページ)※『モービー・ダック』みたいな「人生重ね合わせサイエンス本」なのかな.
  4. ディヴィッド・フー[的場知之訳]『空飛ぶヘビとアメンボロボット:動物たちのスゴ技から生まれたテクノロジー』(2020年12月30日刊行,化学同人,京都, iv+286 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-7598-2061-4 → 版元ページ
  5. 阿部修士『あなたはこうしてウソをつく』(2021年1月27日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・300],東京, viii+134 pp., 本体価格1,300円, ISBN: 978-4-00-029700-4 → 版元ページ

—— ご恵贈本は以上です.感謝感謝また感謝.

◆午後の┣┣" 撃ち —— ワタクシの『読む・打つ・書く —— 読書・書評・執筆をめぐる「理系」本ライフ[仮題]』は今年6月に東京大学出版会から刊行されることになっている.その初校ゲラ(pdf)約330ページが着弾した.また,自宅には紙の初校ゲラ一揃いがドサッと届いていた.

◆立春の夕餉はあんこう鍋を用意した.あんこうの肝を味噌と出汁でのばして味のベースにする.この鍋をしっかり受け止めるのは南会津・花泉酒造の〈花泉〉活性純米にごり酒.数年前に呑んだときはいささか甘すぎる気がしたが,ひさしぶりに抜栓したらとても締まりのある味わいだった.

◆夜の┣┣" 撃ち —— macOS Big Sur 11.2 アップデート完了.

◇本日の総歩数=2,741歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 83.80g(−0.65kg) / 27.4%(−2.1%)

2 februari 2021(火)※明け方の春雨のち青空

◆午前5時過ぎ起床.雨.気温4.0度.西風.観音台に大粒の雨が降っていたが,空はだんだん明るくなってきた.午前9時の気温は5.2度.今日は暖かくなるらしい.ということは,大作〈花粉の祭典〉の予告編が上映されるにちがいない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 【事務連絡】ご依頼の “蟲捕り” は完了しました.なお,文献リストには微小な “蟲” どもが他にも棲息しているようです.

◆[蒐書日誌]着便しました〜:『月刊みすず(63巻1号[no. 700]2021年1-2月合併号)』(2021年2月1日発行,みすず書房,東京,本体価格300円 → 版元ページ)※この「2020年読書アンケート特集号」があれば,しばらくの間は “活字飢餓” に陥らなくてすむ.ワタクシがセレクトした5冊は(pp. 77-78)は下記の通り ——

  1. 川端裕人『「色のふしぎ」と不思議な社会:2020年代の「色覚」原論』(2020年10月25日刊行,筑摩書房,東京, 7 color plates + 348 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-480-86091-0 → 目次版元ページ
  2. 大塚淳『統計学を哲学する』(2020年10月30日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, iv+242 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-8158-1003-0 → 目次版元ページ
  3. 野本寛一『採集民俗論』(2020年11月20日刊行,昭和堂,京都, xiv+707+xiv pp., 本体価格7,500円, ISBN:978-4-8122-1823-5 → 目次版元ページ
  4. 高野秀行『幻のアフリカ納豆を追え!:そして現れた〈サピエンス納豆〉』(2020年8月25日刊行,新潮社,東京, 8 color plates + 366 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-10-340072-1 → 目次版元ページ
  5. ブルーノ・ドゥーセ[小宮輝之・山口杉朗監修|柴田里芽訳]『ジビエレシピ:プロのためのジビエ料理と狩猟鳥獣』(2020年9月25日刊行,グラフィック社,東京, 319 pp., 本体価格3,900円, ISBN:978-4-7661-3351-6 → 版元ページ

—— 『統計学を哲学する』と『採集民俗論』は読売新聞書評でも取り上げた.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 初校ゲラ一式が出揃ったと駒場から連絡あり.

◆今日の日中は最高気温が17.7度とアホほど高くなった.明日はまた寒くなるとの予報.

◆[欹耳袋]大きな仕事がやっと終わったので顛末をまとめました:三中信宏|note|leeswijzer 「藤沢でのプレゼンテーション高座を終えて」(2021年2月2日)※受講生のみなさん,どうもありがとう.

◇本日の総歩数=2,169歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.45kg(−0.05kg) / 29.5%(0.0%)

1 februari 2021(月)※あられぱらぱら観音台

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温は氷点下0.7度.北西の風.月例アナウンスを各メーリングリストに配信.あられがぱらぱら観音台.午前8時の気温は0.2度.西北西の風.二月に入っても寒さは続く.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 藤沢お座敷の成績登録が無事に終わってよかったよかった.

◆[欹耳袋]とあるツイッター動画を見て,タンバリンはできることならやりたくないと実感する.もう時効を過ぎた大昔のことだが,大学オケのサマコン旅行でリムスキー・コルサコフの〈スペイン奇想曲〉のタンバリンを担当したことがあった.例によって三石精一さんの指揮が回を追うごとにどんどん速くなり,出だしの16分音符の刻みはいつも極限的スピードの苦行だった.そして,演奏旅行の最終日,本番直前の舞台袖で三石さんが,例の笑顔で「今日はすごく速いからな」とニコッと笑った時点で,タンバリン奏者としてのワタクシの命運は完全に尽きたはずだった.実際,その日の〈スペイン奇想曲〉の出だしはまさに “神速” で,16分音符を全部刻むのは不可能だった.窮地に陥ったワタクシがどう対処したかといえば,その場で音符の “サンプリング” を実行した.アタマ拍だけはちゃんと叩いて,それ以外の弱拍はランダムに一つあるいは二つだけ抽出して叩く.かくして修羅場を乗り切った.あとで聴衆のアンケート回答を見たら「タンブリンがすごく上手だった」と.

—— 良い子の打楽器奏者はこんなマネをしてはいけません(クギ).

◆暖かくなりそうでならなかった二月の初日.夕餉は昨夜のおでんに加えて,大分のクロメの味噌汁.そして “お水” は香取・寺田本家の自然酒〈五人娘〉生酛を常温で.

◇本日の総歩数=3,722歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.50kg(−0.10kg) / 29.5%(+0.7%)