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日録2021年1月


17 januari 2021(日)※日毎に寒暖入り乱れて

◆午前7時過ぎのろのろ起床.曇り.気温3.4度.東北東の風.曇り空の日曜の朝は,暖かかった昨日とは一転,寒さの反撃が染み込んでくる.

◆朝餉はありあわせのきのこと三つ葉の和風パスタ.EVオリーヴオイル・にんにく・アンチョビに火を入れ,きのこは適当に投入する.続いて,三つ葉を「2把/皿」を目安に大量投入する.最初は茎,次いで葉の順で.調味はだし醤油がベースで,風味付けに発酵バターを最後に加える.皿に盛りつけてから金胡麻と鰹節をトッピング.

—— 厨房で料理をするとき,シンクに鍋釜など調理道具が積み上がるのが耐えられないので,料理と並行してどんどん洗い始めてしまう.だから,調理が終わって皿に盛りつけた時点で,シンクには汚れ物はまったくないのが日常.食器類はあとで食洗機に放り込む.

◆午後はずっと観音台の陋屋居室に引きこもってすきま風に震えつつ紙芝居をつくっていた.

◆夕餉は景気づけに〈仙禽〉の初槽あらばしりを抜栓.活性にごり酒とは記されていなかったが,直汲みの無濾過生原酒だったせいか,けっこうなパワーで栓が吹っ飛んだ.アテはキャベツ入りのメンチカツ.飲み屋かい,ここは.

◆[蒐書日誌]みすず書房から近刊2冊 —— マーティン・J・S・ラドウィック[菅谷暁訳]『デヴォン紀大論争:ジェントルマン的専門家間での科学知識の形成』(2021年2月刊行予定,みすず書房,東京, 本体価格18,000円, ISBN:978-4-622-08935-3 → 版元ページ)※地質学におけるある科学者コミュニティーの動態をたどった名著.大手町漁港に入ったらすぐ釣ったのになあ./渡辺政隆『科学で大切なことは本と映画で学んだ』(2021年2月刊行予定,みすず書房,東京, 本体価格3,300円, ISBN:978-4-622-08978-0 → 版元ページ)※をを,チェックチェック.

◆明日からは連日の “お座敷” のハシゴだ.対面だったり遠隔だったりのちがいはあるが.

◇本日の総歩数=2,702歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 83.70kg(−0.05kg) / 30.6%(+0.7%)

16 januari 2021(土)※孤独カプサイシン修行

◆午前7時のろのろ起床.晴れ.気温3.6度と高め.北西の風.

◆国内外の出張が「ひとり」であることはもちろん,長年ずっと「ひとり旅」「ひとり飯」「ひとり呑み」を続けてきたので,今になって「ひとり」であることが “脚光” を浴びても何も言うことはないな.みんな「ひとり」で生きなアカンで.

◆〈コワタイ〉にてカプサイシン修行の昼下がり.カノムチン・ナムギャオは激辛! それにしても緊急事態宣言後は来店するお客さんが少ないな.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「研究室の段ボール開けてみたら…よみがえる昭和初期の森」(2021年1月16日)※「その由来を調べていくと、1926年に当時の農林省山林局が「国有天然林調査方法」という冊子を発行して調査を指示し、作成された資料類だとわかった」「見つかったのは山林局へ提出され、戦後になって森林総研の前身に当たる林業試験場へ引き渡されたもの。その頃の林試は東京都内にあり、78年の筑波研究学園都市への移転に伴って現在の場所へ運ばれたらしい。資料の一部は戦後間もないころの研究に利用されていたが、いつしか存在自体が忘れられていった」—— Cf: 新山馨・柴田銃江・黒川紘子・松井哲哉・大橋春香・佐藤保 2020. 昭和初期の国有天然林調査報告書の発見.森林総合研究所研究報告, 19(3): 275-324, October 2020 [pdf: open access].うちの研究室にも第二次世界大戦後から始まった農業試験研究への統計学普及に関する資料(農業試験地の設計計画,統計研修会資料など)がダンボールに入ったまま積み上がっているが,何とか整理すれば歴史的な資料価値はあるだろうな.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 居室での懸命の捜索活動の末,引き出しの奥深くから発見されたレーザーポインターたち.上から順に緑・青・赤の三色セット.かつては高座に上がるたびに三色のレーザー光がホールに交差したものだった.片手で同時に3本のポインターを操作する技はマリンバをやっていれば誰にでもできる.十年ぶりに単4乾電池を入れたら,ちゃんと発光してくれた.来週の〈プレゼンテーション入門〉最終高座で,「かつてはこんなレーザーポインターを壇上で使っていましたが,現在のプレゼンではまったく使わなくなりましたね」と学生たちに教えるため藤沢まで持参する.実際,今世紀に入ってからはレーザーポインターの出番はほぼなくなった.プレゼン機器としてはレガシーそのもの.

◇本日の総歩数=1,322歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 83.75kg(−0.30kg) / 29.9%(+0.3%)

15 januari 2021(金)※また一転して寒くなり

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温3.4度と高め.北北東の風.予報では,暖かかったという昨日と比べて格段に寒くなるとのこと.冷え冷えとした観音台に北風が吹いている.

◆午前の┣┣" 撃ち —— iDarwin 関連打ち合わせ.

◆[蒐書日誌]片岡一郎『活動写真弁史:映画に魂を吹き込む人びと』(2020年10月30日刊行,共和国,東京, 573 pp., 本体価格6,600円, ISBN: 978-4-907986-64-3 → 版元ドットコム)※昨年の師走からぼちぼち読み始めている.日本の歴史的な「幻燈文化」の系譜の末裔が現代のスライド・プレゼンテーションにも引き継がれている」という指摘(p. 29)にうなずく.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 来週の藤沢お座敷最終回で,「高座ではレーザーポインターは使うべからず」という噺をするのだが,そのレーザーポインターの実物が居室に見当たらない.そういえばここ十年ほど使った記憶がまったくないな…….ひょっとして廃棄処分にしたかも.

◆昨年から冷凍庫の一角を占拠してきたシーフード類を一掃すべく,今宵はひさしぶりにパエリアをつくった.パエリアパンの代わりに,40年あまり使い込んできた鉄のフライパンが今回も登場.黒豆を炊くのも,ハッシュドビーフも,そしてパエリアをつくるのもこれ一つで十分という万能ぶり.

◇本日の総歩数=3,921歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.05kg(−0.35kg) / 29.6%(−0.1%)

14 januari 2021(木)※寒波のあとの暖気到来

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下2.4度.西北西の風.《昨夜の夢》:野外で春雨スープをつくっていたら,煮過ぎて春雨が全部溶けてしまい,呆然と立ち尽くしているところで目が覚めた.良い一日でありますように.

◆今朝の最低気温は氷点下3.4度まで下がったが,午後8時には0.3度と順調に上がってきた.予報では日中は春めく陽気になるとのこと. “花粉の季節” 到来の心がまえをしておかないと.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 来週月曜の南山大学「文化の歴史と進化」オンライン高座の準備をしないとしないと〜:三中信宏「生物進化と文化進化をつなぐ思考法としての分類と系統」2021年1月18日(月)13:30〜15:00./某書の目次改訂案とともに仮題も付けてみた.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 紙芝居(pdfで150枚)をナゴヤ宛のメールに貼り付けて送信だん.たかだか25MBくらいのサイズだから(きっと)大丈夫だろう./即座に,「そんな大きいもんを貼り付けるなぁ」とごっつう怒られたので,すごすごとファイル転送サービスに駆け込む.

◆夕餉は〈福ビール2021〉を.

◆夜の┣┣" 撃ち —— 先方の要望を受けて某書の目次案を再改訂する.

◇本日の総歩数=3,819歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 84.40kg(+0.05kg) / 29.7%(−0.3%)

13 januari 2021(水)※霧筑波の朝は路面凍結

◆午前5時前起床.晴れ.気温は氷点下0.9度.西風.みるみるうちに霧筑波.早朝の禍々しい濃霧は朝日とともに消え去ろうとしている.最低気温は氷点下3.1度.通勤路はどこもかしこも凍結していて運転にはくれぐれも要注意.常磐道の側道には融雪剤が撒かれていた.

◆午前の┣┣" 撃ち —— とある大学に “三行半” を送りつける.金の切れ目は縁の切れ目だ.

◆[蒐書日誌]ここしばらく着便本を並べていなかった.まずはいただきものから ——

  1. M・R・オコナー[梅田智世訳]『WAYFIDING 道を見つける力:人類はナビゲーションで進化した』(2021年1月20日刊行,インターシフト,東京, 415 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-7726-9571-8 → 版元ページコンパニオンサイト文献リスト[pdf])※生得的なナビゲーションといえば,ハロルド・ギャティ[岩崎晋也訳](2019年9月10日刊行,みすず書房,東京, 2 color plates + iv + 279 pp., 本体価格3,600円 → 版元ページ)を前に読んだな.
  2. 宇根寛『地図づくりの現在形 :地球を測り、図を描く』(2021年1月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・741],東京, 251 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-06-522384-0 → 版元ページ)※最近「測地学」とか「地図作成」の新刊が多くないですか.
  3. 小林正弥『ポジティブ心理学:科学的メンタル・ウェルネス入門』(2021年1月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・742],東京, 301 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-06-522230-0 → 版元ページ)※ “シアワセ” を目指す心理学ってのがあるんだあ.

—— ご恵贈本は以上.どうもありがとうございました.続いて,年明けの着便本.

  1. メアリ・ノリス[有好宏文訳]『カンマの女王:「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(2021年1月10日刊行,柏書房,東京, 本体価格2,000円, ISBN: 978-4-7601-5259-9 → 版元ページ)※するする読了.「昆虫学的あら捜し屋」(p. 168)たるプロ校正者が遭遇してきたさまざまな事例がおもしろすぎる.それははたして “蟲” なのか.
  2. 山崎まゆみ『女将は見た:温泉旅館の表と裏』(2020年12月10日刊行,文藝春秋[文春文庫・や-74-1],東京, 221 pp., 本体価格650円, ISBN:978-4-16-791620-6 → 版元ページ)※さくっと読了.温泉旅館はとにかくサイコーである.
  3. Deborah G. Mayo『Statistical Inference as Severe Testing: How to Get Beyond the Statistics Wars』(2018年9月刊行,Cambridge University Press, Cambridge, xvi+486 pp., ISBN:978-1-107-05413-4 [hbk] → 版元ページ)※メイヨーさんの統計学本はどれも “破壊力” がありそうで. ハードカバー版をあえて買ったのはいざというときに投げr(やめなさい

—— 以上でリスト化完了.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 某出版社に目次案を放流する昼下がり.うまく進められればシアワセになれる.

◆冬野菜が安く出回っている.せっかく白菜がたっぷりあるので,この季節ならではの「白菜と豚バラ肉のぎゅうぎゅう蒸煮」を用意した.白菜と豚肉を重ねた “ミルフィーユ” を土鍋にぎゅうぎゅう詰めにして日本酒をふりかけ蒸し煮に.調味は黒胡椒と岩塩のみ.柚子をしぼってポン酢でどうぞ.レシピ→ het dagelijkse keukenleven「白菜と豚ばら肉のぎゅうぎゅう詰め土鍋蒸し」.

◆来週のオンラインお座敷 —— 本屋 B&B|網谷祐一×岡西政典×三中信宏「「種(しゅ)」に交われば明るくなる!~生物学者のタテマエとホンネに科学哲学者が迫る~」『種を語ること、定義すること』(勁草書房)刊行記念 2021年1月20日(水)20:00~22:00 Zoomウェビナー※挙行一週間前になったので宣伝イノチ.

◇本日の総歩数=3,806歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.35kg(+0.45kg) / 30.0%(0.0%)

12 januari 2021(火)※小雪が降りかかる藤沢

◆午前5時過ぎ起床.曇り.ときどき水気が空から降っているせいか下界は湿っている.気温は0.8度.西北西の風.

◆[蒐書日誌]読売新聞>本よみうり堂「読書委員が選ぶ「2020年の3冊」<上>」(2021年1月12日)※読売新聞での最後の書評お仕事.ワタクシのセレクションは:アーノルド・ゼイブル[菅野賢治訳]『カフェ・シェヘラザード』(2020年8月10日刊行,共和国[境界の文学],東京, 317 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-907986-72-8 → 版元ドットコム),オタ・パヴェル[菅寿美・中村和博訳]『ボヘミアの森と川 そして魚たちとぼく』(2020年4月20日刊行,未知谷,東京, 223 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-89642-602-1 → 版元ページ),そしてブルーノ・ドゥーセ[小宮輝之・山口杉朗監修|柴田里芽訳]『ジビエレシピ:プロのためのジビエ料理と狩猟鳥獣』(2020年9月25日刊行,グラフィック社,東京, 319 pp., 本体価格3,900円, ISBN:978-4-7661-3351-6 → 版元ページ)の3冊.いずれも未書評の新刊たち.

◆新年初の藤沢お座敷の日.幸い雪が降ることもなく藤沢駅にたどり着いた.午後の〈プレゼンテーション入門〉高座紙芝居と実習課題を Google Classroom にアップロード.今日も対面&オンライン同時双方向の授業です.手間ひまかけない主義なのでどんどんラクになっていく.火曜定例の藤沢版〝孤独のグルメ〟はいつもの〈湘南魚つるHanare〉にて「魚屋の海鮮気まぐれ丼」を.六会日大前駅.人気のない駅前ロータリーに小雪がちらちら舞っていた.

◆_・) 。oO (「金の切れ目が縁の切れ目」という格言を反芻している)

◆小雨降る藤沢からやはり小雨降るつくばに帰還.緊急事態宣言が出たせいか,リアル対面授業の出席者は前回の1/3ほど,その代わりzoom受講者は3倍くらいに激増していた.藤沢お座敷は残すところあと1回のみ.それをもってきれいさっぱりおさらばすることになる.長居は無用.

◇本日の総歩数=7,693歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 83.90kg(−0.10kg) / 30.0%(−0.5%)

11 januari 2021(月)※連休なのに加圧されて

◆午前7時過ぎのろのろ起床.晴れ.気温は氷点下5.9度.北西の風.

◆曇り空の昼下がりは〈コワタイ〉でカオトムを.たいてい開店直後に即座に満席になるのに,今日はガラガラに空いていた.いつもなら店外まで伸びる待ち行列はまったくないので,今日が狙い目だぞ.

◆午後は暗くなるまで観音台の独房で紙芝居づくり.

◆連休最終日の今日は最低気温は氷点下7.8度だったが,あまり日が差さない日中の最高気温は4.9度止まりの寒さだった.そして明日は雪が降るとの予報.

◇本日の総歩数=1,687歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 84.00kg(−0.75kg) / 30.5%(+0.1%)

10 januari 2021(日)※厳冬には食卓から防戦

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下7.5度.北西の風.連日のきびしい冷え込み.

◆午前9時を過ぎても氷点下1.4度.朝干したばかりの洗濯物が乾く間もなくカチンカチンに凍りついている.ここは北海道ですか.例年にない寒波が押し寄せているせいで,今朝の最低気温も昨日並みの氷点下8.0度まで下がった.近所のコンビニでは水道管凍結で直売コーヒーの販売を取りやめたらしい.

◆[欹耳袋]大橋靖雄 2020.【巻頭言】コロナ禍:学問としての計量生物学はどこに向かうか? 日本計量生物学会ニュースレター, no. 134: 1-2(2020年12月)pdf [open access] ※「明治時代の東大に招聘されたベルツ医師は,「日本人は西洋の科学技術成果だけを手軽にもぎとろうとする・・・果物を実らせるまでに,我々がまず種子をまき,若木が大きな樹になるまで大切に育て上げたのだということを忘れている」と正鵠を得た意見を残しています」「,機械学習・データサイエンス(無神論,いまのところ哲学不在)の攻勢の中で,認識論としての統計学の有りかた,意思決定支援としての統計学(得られたデータのコミュニケーション)を考えることが専門家に求められているのではないでしょうか」—— 大橋靖雄さんにザブトンを!

◆連休中日の観音台に出没している.もちろん全館空調はオフのままなので,居室の気温は10度そこそこ.懸命に部分床暖と個別ヒーターを駆使して居住性を上げるべく格闘するお昼前.

◆休日の┣┣" 撃ち —— 藤沢お座敷の次年度シラバス登録をすませた.

◆日中の最高気温は7度台まで上がったが,北風が冷たすぎて体感的には寒いままだった.日暮れてからはするすると気温低下.午後8時にはすでに氷点下3.2度とヤル気満々の寒気の攻めこみ.せめてもの抵抗として夕餉はボルシチ風のシチューを用意して,中から暖まることにした.

◇本日の総歩数=3,861歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測

9 januari 2021(土)※今季最強の寒波が襲来

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温はすでに氷点下7.5度まで下がっている.今季最低を更新するかな.西北西の風.午前7時の気温は氷点下7.7度.最低気温は氷点下8.2度と今季最低気温を軽やかに更新した.

◆寒すぎてどうしようもない.だからといって,朝から “お湯” や “お水” をいただくわけにはいかないし(分類学会連合オンライン総会があるもんで).けっきょく,尋常ではない冷え込みに打ち勝つために,三連休初日の朝餉は雪国っぽいきりたんぽミニ鍋を.

◆休日┣┣" 撃ち —— 分類学会連合オンライン総会 10:00〜11:00./藤沢お座敷は緊急事態宣言をものともせず,対面講義を突き進むとの事務連絡あり.またまた紙芝居をつくらないといけない.あー,次年度シラバスの入力〆切も迫ってきた.

◆日が暮れてまたしても氷点下の夜がやってきた.どこにいてもぞくぞく寒いので,今宵は酒粕中心のメニューを用意した.左側の汁ものは川場村の土田酒造で仕入れてきた〈誉国光〉の生酛 “黒粕” の粕汁(根菜いろいろ&むかご).右側のメインディッシュのポテトサラダには地元・来福酒造の〈来福〉 “白粕” を混ぜ込んだ.あとは玉ねぎフライとお肉を少々.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「ポスドク11年、ついに見切り データサイエンスに活路」(2021年1月9日)※Cf: web岩波|リレー連載〈アカデミアを離れてみたら〉第1回「ポスドク街道11年の果てで進退窮ま……らなかった話」(2020年4月22日).酒井聡樹さんの「これ論日記」によく登場したマキノさんか.

◆例年,関東の冬は単に「寒い」だけでなく,極度に乾燥するのであちこちがひび割れを起こして「痛い」ことこの上ない.何やらクリームを塗りたくってしのいでいるが,そろそろ加湿器が必要ということか.それとも燗酒用のやかんを火にかけておけばいいのか.

◇本日の総歩数=2,838歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.75kg(−0.25kg) / 30.4%(−0.4%)

8 januari 2021(金)※温泉逃避から日常復帰

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下2.0度.西北西の風.今年初めての出勤簿押印の儀.今朝の最低気温は氷点下3.9度とそれほどでもなかったが,観音台に吹きわたる乾いた西風が冷たすぎる.午前9時過ぎにやっと氷点を超えたものの,陋屋居室には冷たいすきま風が窓から忍び込む.オンドル付き研究室があればなあ……(夢見る目)

◆日常復帰のリハビリテーションとして,昨年末よりなろ様から繰り返しせっつかれていた「パワハラ eラーニング」を受講したり,日大の〈プレゼンテーション入門〉講義のアナウンスをしたり(来年度のシラバスを書かないと書かないと).

◆[蒐書日誌]網谷祐一『種を語ること、定義すること:種問題の科学哲学』(2020年12月20日刊行,勁草書房,東京, viii+238+xv pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-326-10288-4 → 版元ページ)※水上〜草津〜つくばと転戦した末に読了しましたー(事務連絡).自他共に許す “分類学者” はこーいう本をたまには読まないとね.

◇本日の総歩数=3,916歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 85.00kg(+0.40kg) / 30.8%(+0.5%)

7 januari 2021(木)※草津温泉の朝は七草粥

◆午前5時半起床.湯の街はまだ闇の中.曇り時々晴れ.今の気温はまだ氷点下7度と、つくば程度の冷え込み方だが,これからの気温低下が尋常ではなく,明朝からは氷点下10度を下回るとの予報.凍りつく前に脱出しないと.凍結しないためにはまずは朝風呂でしょ.大木をくり抜いたお一人様湯船がことのほか極楽すぎて,もう出られまへん〜

◆軒先から氷柱が垂れ下がる冷え込み.草津で味わう七草粥の朝餉.ゆっくりゆっくり温泉に沈んでからお昼前にチェックアウト.

◆強烈な上州空っ風に吹き飛ばされてつくば帰還.身を切るようなこの北風はただごとではない.寒すぎる〜

◆[欹耳袋]私が考えていること、考えても分からないこと。 「図書館で読んだ本3。」(2020年11月30日)※「私は曼荼羅という言葉が本の内容とそぐわないのではと思っている。著者の口癖なのだろうか?」—— 年来の口癖でーす.

◆後ろ髪を引かれつつ明日からは日常復帰.

◇本日の総歩数=5,550歩. 朝△|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測

6 januari 2021(水)※なろ源泉資源調査拠点

◆午前6時起床.晴れ.雪が降り積もる山間の湯の街に朝日はまだ届かない.午前6時の気温は氷点下0.9度.北北東の風.利根川源流を見下ろす露天風呂には寒風が吹き込んで,まさに寒中修行の早朝だ.午前9時半にチェックアウト.観閲経由で沼田ICへ.せっかく近くまで来たので,川場村の土田酒造へ立ち寄る.

◆その後は “日本ロマンティック街道” 経由で山越えして中之条へ.その後は長野原から草津へとたどった.

◆なろ源泉資源調査開発研究拠点(仮)にて —— 標高千メートルに小雪が舞う.今宵の宿〈奈良屋〉は湯畑のすぐ近くで,白旗源泉を引いている旅館のひとつ.湯守がきちんと手を入れているので,湯加減は申し分なし.極楽極楽.「御汲上の湯」の露天風呂に入っていたら,湯守さんが湯温のチェックに来た.訊いたところ,この宿では「平均42.0度」をはさんで「±0.5度」の範囲にばらつきが収まるように細かく温度制御しているとのことだった.

◆夕餉はもちろん “お水の研究” も怠りなし.群馬なんだし〈水芭蕉〉が登場するのは妥当なセレクションでしょ. 昨日に続いて,今日も “お湯” と “お水” の修行のおかげで爆睡できるぞ.

◇本日の総歩数=5,479歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測

5 januari 2021(火)※なろ温泉科学研究拠点

◆午前6時前起床.曇り.気温は氷点下2.3度.西風.しばらくいなくなります.探さないでください.

◆一路,上州へ —— 正午前に高崎に入る.ランチはひさしぶりの〈栄寿亭〉C丼.混雑する時間帯だったが,幸いなことに空席があった.「栄養が偏っている」とのきびしい指摘に事前反撃するために〈栄寿亭〉名物の「ポテトサラダ」を完食したことも付け加えておかないと.

〈栄寿亭〉の倒錯メニューのひとつに「カツ付きポテトサラダ(ライス付き)」なるものがある.上のポテトサラダにカツが一枚乗っていて,さらにライスが付く.それくらいだったらメニューの隣にあるカツライス(A, B, C)から選べよと言いたくなるが,それでは元も子もない.あくまでもポテトサラダが主役で,カツは脇役.そのカツをそっと支える黒衣がライスという配役だ.さすがは老舗洋食店,発想がちがうぞ.

◆さらに関越道を北上する.風景が急速に雪景色へと変わってきた.水上ICで降りて,水上の温泉街へ.目的地のホテルは見えているのになかなかたどり着けない.まるでカフカの『城』だ.カーナビを信用したらすれ違いもできない裏道に誘い込まれてしまい,けっきょくホテルの人に先導してもらってやっと〈水上館〉にたどり着いた.

◆なろ雪氷温泉科学研究拠点(仮)にて —— 温泉に来たからにはまじめに “お湯” の研究を遂行する夕暮れ.もちろん “お水” の研究も怠りなし.夕餉に登場する〈誉国光〉はひさしぶり.川場村の土田酒造にまた行かないと.

◆旅先にはたいてい何冊か本を持参するのだが,温泉に来ると “お湯” の調査に没頭して湯疲れすることが多く,そのせいでたいてい爆睡してしまう.今回も “お仕事本” をもってきたにもかかわらず,まったく読み進めることができずに熟睡への一直線.

◆明日はまた別の “拠点” に移動することになっている.

◇本日の総歩数=3,338歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 84.60kg(−0.10kg) / 30.3%(−1.3%)

4 januari 2021(月)※まだまだ続く正月休み

◆午前5時過ぎ起床.薄曇り.気温は氷点下2.3度.西北西の風.

◆[蒐書日誌]塩川伸明『国家の解体:ペレストロイカとソ連の最期』(2021年2月刊行予定,東京大学出版会,東京, 2,426ページ, 本体価格38,000円, ISBN:978-4-13-036282-5 → 版元ページ)※元日の朝日新聞朝刊に載っていた “サンヤツ広告” によると,本書『国家の解体』は「東京大学出版会創立70周年記念出版」のひとつに位置づけられているとのこと.「計2,426ページ」&「本体価格38,000円」に卒倒する向きもあるようだが,3分冊なので概算すれば「13,000円/800ページ」→「6,500円/400ページ」だから,東大出版会の出す本としてはぜんぜん高くない,ごくふつうの価格設定でしょう.

◆世間的には今日から仕事始めではあるが,出勤簿上はワタクシの正月休みはまだまだ続く.それでも,某申請書類のマークダウンファイルを学会に送ったりするという中途半端さ.早めのランチは芹とトマトのペペロンチーノ.

◆査読レポートを編集部に送信.〆切は1月9日なので,かの “ネルー値” [pdf] はめでたく「+5」という余裕のよっちゃんで決着をつけたことになる.今夜はマクラを高くして寝られるぞ.査読はさっさと放流しよう.

◆カレンダー的には “平日” に戻ってしまったので,今宵の夕餉はローストビーフ丼を中心にして正月遺産の有効利活用を心がけた.厨房的に言えば,今年はムダなくシームレスに年末年始から日常へと移行できそうだ.

◇本日の総歩数=1,931歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 84.70kg(+0.65kg) / 31.6%(+2.4%)

3 januari 2021(日)※背徳続きの正月三が日

◆午前7時過ぎのろのろ起床.晴れ.気温は氷点下5.9度.ほぼ無風.

◆お正月の「揚げ餅おろし」は必殺.食べすぎるとタイヘンなことになる.夕暮れ時の初むしやしないは運良く(悪く?)開店していた〈シーゲル〉のザッハトルテ.正月三が日はイケナイものが次から次へと押し寄せてくる.

◆いわゆる「研究者(researcher, Forscher/in)」は「研究に従事する者」という意味では中立的な言葉だから,われわれのような立場の研究労働者は全員がこのカテゴリーに含まれるとみていいだろう.とすると,一方の「学者(scholar, Wissenshaftler/in)」は別のカテゴリーだとするとその定義はどうする?

◆かたや揚げ餅おろしとザッハトルテの波状攻撃を果敢にも迎撃しながら,かたや年越し査読の残務┣┣” 撃ちを怠らない正月三が日最後の夜.

◇本日の総歩数=9,240歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.05kg(−0.20kg) / 29.2%(−1.3%)

2 januari 2021(土)※もうお節に飽きてきて

◆午前7時過ぎのろのろ起床.晴れ.気温は氷点下5.2度.北北西の風.年が明けてから例年並みの冷え込みが続いている.

◆[欹耳袋]Togetter -「『涼宮ハルヒの直観』読んでたら、「よくあるけど実際あんま見た事無い」代表格みたいな誤字見つけた」※他人事ではなく,こういう “蟲取り” は著者や編集者がゲラを血眼で探しても出版されるまで見つからないことがよくありましてな(うんうん).

◆黒豆炊いてお肉を焼いているばかりではちょっとなので,年越しの査読仕事でもしてみようと某投稿原稿を読み始めたら,過去論文を芋づるのように引きずり出さないと埒が明かないことが判明し,Researchgate やら arXiv を引っ掻き回している.せっかくの正月三が日がどんどん蒸発していく.

◆大晦日に仕込んだローストビーフがやっと落ち着いた味わいになってきた.いつものように下味は味噌・酒粕・再仕込醤油・味醂・大蒜・赤唐辛子・生酛日本酒をベースにした和風なので,マスタードよりはわさびの方が似合っているかもしれない.

◆おせち料理はすぐに飽きるものだが,たくさん残しても困ってしまう.今年は趣向を変えて「おせち残務処理混ぜご飯」にしてみた.お煮しめをはじめ具材になりそうなアイテムをことごとく賽の目に切り刻み,炊きたての白ごはんに混ぜてしまうという簡単至極.下味は十分なのでただ混ぜるだけ.

【食材】おせちの残り(たけのこ・れんこん・しいたけ・こんにゃく・きんぴらごぼう・油揚げ・かまぼこ)・柚子(1個)・三つ葉(1把)・白ごはん(適量):

  1. おせちの残り物はすべて賽の目に切り刻む.
  2. ご飯が炊きあがったら熱いうちに 1 をすべて投入しざっくり混ぜる.
  3. 柚子の実をしぼりかけ,皮はみじん切りにして混ぜこむ.
  4. ざく切りにした三つ葉を混ぜこんでできあがり.

おせちの味付けにもよるが,もし甘辛すぎるようなら,ご飯にちょっとだけ酢を効かせて,さっくり薄味に炊いたお揚げさんに詰めて,関西風の五目いなり寿司にするという選択肢もありそう.

レシピ → クックパッド「おせちの残りの混ぜごはん」|het dagelijkse keukenleven「おせちの残りの混ぜごはん」.

◇本日の総歩数=8,705歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.25kg(−0.10kg) / 30.5%(+1.5%)

1 januari 2021(金)※元旦初日の出黒豆お肉

◆午前6時半ゆるゆる起床.冬晴れ.最低気温は氷点下7.2度とひさびさの冷え込み.もうすぐ初日の出.あけましておめでとうございます.

◆一年の計は厨房にあり.笑う門には福来たる.みなみなさま,良き一年でありますように.三日がかりのお豆さん.今年の黒豆のできは上々.続いて,元日ローストビーフ入刀の儀.予想通りミディアムレアの仕上がり.空気に触れると切断面がどんどんレアっぽい色あいと質感になっていく.

◆おだやかな日和の元日の昼下がりはぶらぶら歩いて苅間の八坂神社へ初参り.夕餉には満を持してローストビーフが登場した.

◆[蒐書日誌]年末年始用の新刊を何冊も抱え込んできたが,『読む・打つ・書く』ならぬ「呑む・炊く・焼く」の繰り返しで,なかなか思ったようにはかどらない.年始めの本はこれ:メアリ・ノリス[有好宏文訳]『カンマの女王 :「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(2021年1月10日刊行,柏書房,東京, 本体価格2,000円, ISBN: 978-4-7601-5259-9 → 版元ページ)※校正と校閲をめぐる逸話集. “ウェブスター” と “OED” の鍔迫り合いとかのっけからおもしろい.

◇本日の総歩数=9,437歩. 朝△|昼○|夜△. 計測値(前回比)=未計測 / 未計測