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日録2020年7月


31 juli 2020(金)※夏空が戻ってきた午後

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温21.2度.無風.湿度91%.小雨に濡れる観音台.午前8時の気温は22.2度.無風.蒸し暑さが戻ってきた.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「[FT]英大学 コロナ禍で有期雇用教員を大幅削減」(2020年7月27日)※「任期付きの労働力を削減すれば教育の質が下がり、他の職員の仕事量が大幅に増える」.元記事:Financial Times「Universities to cut thousands of academics on short contracts」(2020年7月20日).

◆午前の┣┣" 撃ち —— 秋学期に開講される予定のお座敷は「対面リアルで実施します」との連絡をつい先日いただいたのだが,予定100人超えの高座噺(プレゼンテーション実習付き)をほんとうにやれるんですかとすでに疑心暗鬼状態.

  • [つくば]第1楽章第1主題871字だん. posted at 10:22:14
  • [つくば]第1楽章第1主題596字だん. posted at 11:09:54
  • [つくば]第1楽章第1主題514字だん. posted at 11:35:34
  • [つくば]第1楽章第1主題593字だん. posted at 12:52:10

◆雲は消え,夏の日差しがまぶしい昼下がり.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 計量生物学会のウェブベース管理移行体制に関するオンライン会議 13:00〜14:00./市役所とか郵便局とかうろうろと.

  • [つくば]第1楽章第1主題379字だん. posted at 16:10:04

◆今日は夏の日差しが戻ってきて梅雨明けの予兆か.最高気温も28.1度とそれなりに夏っぽくなった.〈玉川〉白ラベルに漬け込んでひと月あまりが経過した梅酒をテイスティングしてみた.だいぶ色づきはじめている.アルコール度数23度もあれば日本酒といえども問題なく梅酒になるようだ.まだ酸味が暴れているので,もうひと月はこのまま安置しておいた方がよさそう.今宵の夕餉は冷凍しておいたシロギスのフライに「いぶりがっこタルタルソース」をトッピング.

◇本日の総歩数=5,666歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.75kg(+0.25kg) / 28.5%(−0.6%)


30 juli 2020(木)※梅雨らしからぬ涼しさ

◆午前5時過ぎ起床.雨上がりの曇り空.気温19.6度と23度を下回る涼しい朝.北東の風.曇り空の観音台に湿った北東風が吹き込んでいる.今朝の最低気温は19.4度,湿度87%.

◆〈春の祭典〉を BGM にすると仕事にならない件.「賢者の行進」のぐちゃぐちゃなポリリズム.大太鼓と銅鑼の掛け合いを無意識のうちに叩いてしまって,ギロが四連符で絡みつくともうタイヘン.ストラヴィンスキーはなまじっか総譜を見ているので要注意.本務のキーボード叩きが怠慢になる.第2部「いけにえ」の “素数11連符” が終わったので,仕事に戻ろう.

◆けたたましく警報アラームが鳴り響いたが,ぜんぜん揺れない@観音台.誤報だったらしい.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 思い出したように書き始める:

  • [つくば]第1楽章第1主題2,337字だん.書いてます書いてます. posted at 10:58:28
  • [つくば]第1楽章第1主題568字だん. posted at 11:14:11
  • [つくば]第1楽章第1主題639字だん. posted at 11:44:15

◆[蒐書日誌]先週の大手町漁港の水揚げをやっとリスト化した ——

  1. 加藤公太『美術解剖学とは何か』(2020年7月30日刊行,トランスビュー,東京, 8 color plates + 279 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-7987-0178-3 → 版元ページ)※ポーズを取る骨格やうねる筋肉系とかサイエンスとアートの融合.図版いっぱい.
  2. ヴィンフリート・メニングハウス[伊藤秀一訳]『ダーウィン以後の美学:芸術の起源と機能の複合性』(2020年7月20日刊行,法政大学出版局[叢書・ウニベルシタス 1119],東京, vi+245*51 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-588-01119-1 → 版元ページ)※いろんな “ダーウィン” がいる.
  3. 佐藤直樹『科学哲学へのいざない』(2020年7月30日刊行,青土社,東京, 302 + viii pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-7917-7292-6 → 版元ページ)※生物学の哲学.
  4. ペッレグリーノ・アルトゥージ[工藤裕子監訳|中山エツコ・柱本元彦・中村浩子訳]『イタリア料理大全:厨房の学とよい食の術』(2020年7月15日刊行,平凡社,東京, 717 pp., 本体価格8,800円, ISBN:978-4-582-63222-4 → 版元ページ)※今回の釣り上がった最大級の一冊.700ページ超にぎっしり詰め込まれた伝統的イタリア家庭料理のレシピ790!
  5. エレイン・レオン[村山美雪訳]『英国レシピと暮らしの文化史:家庭医学、科学、日常生活の知恵』(2020年7月27日刊行,原書房,東京, 2 color plates + 264 +xlvi pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-562-05778-8 → 版元ページ)※こちらは17世紀イギリスのレシピブック.
  6. ドミニク・レステル[大辻都訳]『肉食の哲学』(2020年6月30日刊行,左右社,東京, 170 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-86528-279-5 → 版元ページ)※挑発的な真っ赤な装幀.ヴィーガンどもに明日はない(そうです).
  7. 安野久美子『選ぶ。そろえる。合わせる。うつわ使いがもっと楽しくなる本。』(2020年7月18日刊行,エクスナレッジ,東京, 128 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7678-2786-5 → 版元ページ)※食卓の器使いの本.
  8. 久保田麻琴(監修)・檜瑛司・原田是宏・西田茂雄・岡本羊五(写真)『檜瑛司 民俗芸能写真集:阿波の遊行』(2020年7月17日刊行,晴れたら空に豆まいて/河出書房新社, 127 pp.[CD-ROM付き], 本体価格3,000円, ISBN:978-4-309-92207-2 → 版元ページYouTube)※イッキ読みだん.阿波踊りをはじめ彼の地の民俗芸能の写真集.CD-ROM付き.これはスゴい1冊.

—— 水揚げリストは以上.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 書き始めると止まらない:

  • [つくば]第1楽章第1主題690字だん. posted at 15:28:46
  • [つくば]第1楽章第1主題632字だん. posted at 16:23:51

◆梅雨らしからぬ涼しかった一日が暮れ,今宵は生サーモンのムニエルのディルソースかけが登場. “お水” はちょいと張り込んで〈王祿〉R01BY純米吟醸・春季限定無濾過生原酒を抜栓.サイドメニューは白茄子ソテーの大葉味噌トッピング.実はこっちの方がはるかに手間がかかっているんですけど.

◇本日の総歩数=3,923歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.50kg(−0.25kg) / 29.1%(+0.3%)


29 juli 2020(水)※涼しさにホワイト餃子

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温21.6度.湿度88%.東北東の風.曇り空の観音台.午前8時の気温は22.3度とやや低め.北東の風.昨日までの “蒸し風呂” からはやっと解放されたようだ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 三中信宏「生物統計学」オンライン講義2020全14回の録画ファイル(動画・音声・チャット)のダウンロード完了.毎回平均して500MB程度で,計7.35GBのサイズになった.リアルタイム録画の無編集ファイルなので,まあこんなもんでしょう.

◆[欹耳袋]Retraction Watch | Major indexing service reverses decision to suppress two journals from closely followed metric | 28 July 2020 ※Zootaxa 誌と the International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology 誌の「IF削除」が撤回された.

◆午後の┣┣" 撃ち —— それにしてもダウンロード量が大きすぎると確認したら,動画ファイルがダウンロードされている隙きに,背後でコッソリ macOS Catalina 10.15.6 の3GBものインストーラーが降臨し始めていた.早くアップグレードせよとの天の声./『新種の発見』大評原稿の revision はなお続く.短い書評であってもたいてい2〜3回のディフェンスが必要になるのが〈本よみうり堂〉のオキテ.

◆macOS 10.15.6 へのアップグレードがやっと終わったらもう夕方じゃないか.夕暮れつくばに東寄りの涼しい風が吹き込んで心地よし.今日の最高気温は24.8度どまりで,夏日ラインにも達しなかった.夜はさらに涼しくなるとの予報.さて,今宵の夕餉は何を用意しましょうかねえ.ぜんぜん梅雨らしくない涼しい夜なので,たまには〈ホワイト餃子〉とクラフトビールを.

◆夜の┣┣" 撃ち —— 『新種の発見』書評ゲラのやり取りは夜が更けてもピンポンのように繰り返されている.そろそろ収束するかな.

◇本日の総歩数=3,239歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.75kg(+0.15kg) / 28.8%(+0.5%)


28 juli 2020(火)※朝から晩まで蒸し暑い

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温24.1度.南西の微風.蒸し暑すぎる.今朝も蒸し暑い観音台.小雨がぼとぼと降っている.午前8時の気温は25.5度,湿度87%の “亜熱帯温室” の朝.

◆[蒐書日誌]読売新聞小評が本日公開されました:三中信宏「大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ! 斎藤恭一著」(2020年7月19日) ※本書:斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ)はありのままの大学の “姿” を描いているんだけど,昨今の大学の状況とはまったく “別世界” の感あり.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 岡西政典『新種の発見:見つけ、名づけ、系統づける動物分類学』(2020年4月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2589],東京, 2 color plates + viii + 252 pp., 本体価格860円, ISBN:978-4-12-102589-0 → 目次版元ページ)※大評原稿を大手町にメール送信.

◆[蒐書日誌]連休前に大手町から発送された鮮魚トロ箱がやっと手元に届いた.今回のセレクションでは,煉瓦みたいな『イタリア料理大然』,真っ赤な『肉食の哲学』,『英国レシピと暮らしの文化史』,『うつわ使いがもっと楽しくなる本』など,いつもの選書と比べて “食べもの本” 率がとっても高いな.

◆雨が降り続く夕暮れ時.午後6時の気温は25.8度.湿度は88%と黴の培養には適しているかも.さて,夕餉をどうしようかと厨房で思案中.『新種の発見』の初校ゲラが間髪入れず返ってきたが,厨房作業が終わったら取りかかりますです,ハイ.

◆今日みたいな蒸し暑さに打ち勝つにはカレーしかないでしょ! ということでタマリンドの酸味をビシッと効かせた「レンズ豆と夏野菜のサンバル」が食卓に初登場.野菜庫に転がっていた玉ねぎ・じゃがいも・茄子・甘長・大根のしっぽを一掃処分.コリアンダーの葉っぱをトッピングしてまぜまぜわしわし食べる.

「レンズ豆と夏野菜のサンバル」【食材】レンズ豆(乾燥150g)・タマリンド(ペースト30g)・じゃがいも(大2個)・玉ねぎ(小1個)・大根(1/3本)・なす(大2個)・甘長(2本)・トマト(大1個)・サラダ油(大さじ4)・コリアンダー葉(適量)【調味料】岩塩(小さじ1)・ターメリック(小さじ1)【香辛料 A】コリアンダー粒(小さじ2)・カイエンペパー粉(小さじ1)・カレー粉(大さじ1)【香辛料 B】マスタードシード粒(小さじ1)・フェヌグリーク粒(小さじ1)・赤唐辛子(2本).

  1. 洗ったレンズ豆と水600ccを鍋に入れて加熱.沸騰したら弱火にしてターメリックを入れ,煮崩れるまで1時間ほど炊く.
  2. 皮付きじゃがいもと茄子は乱切りにして水にさらす.玉ねぎ・大根・甘長・トマトも乱切りにする.
  3. 別の深鍋に水500ccを入れ,タマリンド・じゃがいも・大根を入れ,香辛料 A を加えて加熱する.
  4. 沸騰したら岩塩を振り,玉ねぎとトマトを投入して,火が通るまで弱火で炊く.
  5. 1 のレンズ豆を 4 に移してよく混ぜる.
  6. なすと甘長を 5 に投入して,ひと煮立ちさせる.
  7. フライパンにサラダ油を入れて中火で加熱.香辛料 B を投入し,焦げないようにテンパリングする.
  8. テンパリングした 7 の油を 6 の鍋に移す.はねるので要注意.
  9. 岩塩で調味してできあがり.コリアンダーの葉を刻んでトッピングする.

ご飯はちゃんと玄米にして健康にも気を付けて(たまには).

—— レシピ → het dagelijkse keukenleven「レンズ豆と夏野菜のサンバル」.このレシピの手順に従って結果が “再現可能” かどうかを確認する必要があるので,クックパッドへの公開は後日あらためて.

◆夜の┣┣" 撃ち —— 『新種の発見』大評原稿へのエディターからの改善意見対応完了.今回は minor revision ですんでよかった.と油断していると校閲部から修正意見が戻ってきたりしてジタバタすることに.

◇本日の総歩数=3,347歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.60kg(+0.35kg) / 28.3%(−1.2%)


27 juli 2020(月)※蝉しぐれと鱚祭りの夜

◆午前5時半起床.曇り.気温23.8度.湿度89%.南西の風.連休明けの通勤路はやたら混雑していた.蝉時雨の観音台.曇りところどころ青空が見え,朝日が指すこともある.午前8時の気温は25.7度.湿度85%.

◆[蒐書日誌]読売新聞>本よみうり堂「8月2日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」(2020年7月26日)※ワタクシの大評担当本:岡西政典『新種の発見:見つけ、名づけ、系統づける動物分類学』(2020年4月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2589],東京, 2 color plates + viii + 252 pp., 本体価格860円, ISBN:978-4-12-102589-0 → 目次版元ページ).そこかしこに生物分類学のパトスがにじみ出る本.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「科学論文、中国が自国誌を重視へ 学術界に衝撃 —— 科学記者の目(滝順一)」(2020年7月27日) ※「投稿料は平均20万円程度、著名誌では80万円程度とされ、研究費削減に苦しむ大学の研究室では負担できない。発表の舞台が事実上奪われかねない」.

◆[蒐書日誌]四連休前に観音台に届いていたいただきものの数々:

  1. エド・レジス[渡辺政隆訳]『ウイルス・ハンター:アメリカCDCの挑戦と死闘』(2020年7月25日刊行,早川書房[ハヤカワ文庫NF・561],東京, 382 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-15-050561-5 → 版元ページ)※1997年に出た『ウイルス・ハンター:CDCの疫学者たちと謎の病原体を追う』の文庫化.
  2. 茂木健一郎『クオリアと人工意識』(2020年7月20日刊行,講談社[講談社現代新書・2576],東京, 381 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-06-520066-7 → 版元ページ
  3. エドワード・O・ウィルソン[小林由香利訳]『ヒトの社会の起源は動物たちが知っている:「利他心」の進化論』(2020年7月30日刊行,NHK出版,東京, 190 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-14-081825-1 → 版元ページ
  4. 外山紀子『生命を理解する心の発達:子どもと大人の素朴生物学』(2020年7月31日刊行,ちとせプレス,東京, viii+195 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-908736-18-6 → 版元ページ

—— 以上.ご恵贈ありがとうございます.

◆[欹耳袋]NHK News Web「菅官房長官 「ワーケーション」普及で観光促進を」(2020年7月27日)※「リゾート地や温泉地などで余暇を楽しみながら、テレワークで仕事をする『ワーケーション』」— “なろ別府サテライト” とか “のうかんけん酸ヶ湯拠点” に長期赴任したい〜.

◆東京湾直送の鱚のフライと天ぷらに攻め&責めまくられる夜.なめこの味噌汁は小鯵でしっかり出汁を取り.そして白くまさんが全部かっさらっていったとさ.

◆「われわれに周知の言語で書かれた著書だけを読んで,ある著者なり,あるテーマなりについて論文を書くことはできない.われわれに未知な珍しい言語で,決定的な著書がこれまでに書かれたことはないなどと,誰が断言できようか」ウンベルト・エコ[谷口勇訳]『論文作法:調査・研究.執筆の技術と手順』(1991年2月25日刊行,而立書房[U. エコ監修〈教養諸学シリーズ〉・1],東京,xvi+274 pp., ISBN:4-88059-145-9)p. 30.

◇本日の総歩数=3,857歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.25kg(−0.10kg) / 29.5%(+0.1%)


26 juli 2020(日)※雨中の上州日帰り爆走

◆午前7時のろのろ起床.雨上がりの曇り空.気温24.0度,湿度90%.西風.

◆関東平野を爆走し,お昼過ぎに高崎にたどり着く.雨が降ったり日が差したり曇ったりをエンドレスに繰り返す不安定な天気.宮元町の〈一二三食堂〉の暖簾をくぐり,ひさしぶりにヒレソースかつ丼と対面する.屹立するお肉のタワー.

◆[欹耳袋]Tarotanのブログ「Fisherの紅茶実験は実話なのか?」(2020年7月25日).分野を問わず “逸話” や “ウワサ” はさまざまな変容を受ける系譜である.

◆夕刻,小雨がそぼ降る上州を発ち,関東平野を逆方向に爆走横断して午後7時半につくば帰還.昨夜いただいた東京湾直送の新鮮なシロギスが氷詰めのまま厨房で待ち構えていたので,休む間もなくさばきまくり.明日の夜は “鱚まみれ” になりそうな気配が濃厚.

◆今夜はドロのように寝るしかない.

◇本日の総歩数=5,471歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 86.35kg(+0.15kg) / 29.4%(+0.2%)


25 juli 2020(土)※夜半の雨雲が通り過ぎ

◆午前7時起床.雨.気温24.2度.東北東の風.雨は小止み.休日とはいえ,ずっと引きこもっているので厨房に滞在する時間が長くなる.今朝はいつものプレート.ブリーチーズが日に日に熟成していて喜ばしい.

◆[蒐書日誌]スティーヴン・ジェイ・グールドが亡くなった年に,たまたま東大生協書籍部の書評誌『ほん』〈特集:若書き〉にこんなエッセイを書いていた:三中信宏「グールドのデビューは2回あった」(2003年12月)『ほん』2004年1月号, p. 7 ※ふと思い出して加筆修正.「本を書くのは引退して時間ができたら」という弁解はほんとうにタチが悪い.たとえ時間はできても,気力・体力・知力の減退は隠せるわけがない.現役時代に書けるものはどんどん書かないといけないという教訓.

◆あ,晴れてきた,と思ったらまた雨が降り出す不安定な空模様.晴れたり曇ったり降ったりを繰り返して午後になる.午後1時の気温は27.4度,湿度は83%の蒸し暑さ.南から兇悪そうな顔つきの雨雲が這い上がってくる.そして雷雨.

◇本日の総歩数=2,374歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.20kg(−0.20kg) / 29.2%(−0.1%)


24 juli 2020(金)※朝から蝉しぐれが響く

◆午前5時半起床.晴れ.ミンミンゼミがもう鳴いている.気温20.6度.微風.

◆[蒐書日誌]杉本恭子『京大的文化事典:自由とカオスの生態系』(2020年6月25日刊行,フィルムアート,東京, 319 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-8459-1823-2 → 版元ページ)読了.すでに書評した『京大吉田寮』のさらに奥に広がる文化的背景を掘り起こす.京大的文化の核である “自治” とは飽くことない “サード・プレイス” への渇望なのだろう.

◆昨日みたいなスコールはなく,メリハリのない曇り空のままお昼を迎える.午前11時の気温は26.0度とこれまたメリハリのないぬるさ.早めのランチはジェノベーゼ・パスタ.バジルがとても安く出回っているので,どんどん食べてどんどん新しいジェノベーゼ・ソースをつくらないと.

◆[蒐書日誌]小人閑居して本を読みまくる午後 —— 川島昭夫『植物園の世紀:イギリス帝国の植物政策』(2020年7月10日刊行,共和国,東京, 237 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-907986-66-7 → 版元ページ「はじめに——著者に代わって[志村真幸]」)読了.をを,これは予想通りのアタリ本です.

西洋列強の海外進出(17〜19世紀)による有用植物(香辛料・食用・薬用)の資源探索と,各植民地に造られた植物園での移植栽培と大規模人為移入の歴史.イギリスが当時の海外植民地に次々につくった植物園の果たした役割,それを推進したプロあるいはアマの植物学者&プラントハンターたちの経歴がくわしく考察されている.ワタクシ的には本書の造本はことのほか快適だった.表紙の〈バウンティ号の反乱〉を描いた名画にはパンノキの鉢植えが.著者は今年はじめに逝去されたとのことで,ところどころレファレンスがたどれない箇所があるのはしかたがないだろう.

ワタクシ的には,内容にはぜんぜん関係ないんだけど,本文組版のこのちょっと変わった形状の横長フォントがとても気になるんですけど[→「筑紫アンティークL明朝体」とご教示いただいた].

◇本日の総歩数=3,103歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.40kg(+0.10kg) / 29.3%(+0.9%)


23 juli 2020(木)※たまには精進しないと

◆午前6時過ぎ起床.曇り.気温23.2度.南東の風.湿度93%.午前中はスコールのように雨が降り続いた.

  • #TodaiStat 生物統計学レポートは昨夜〆切りました.届いたレポートについては全員に受領メールを返信したのでご確認ください. posted at 06:52:19

◆[欹耳袋]leeswijzer | note 「オンライン授業あの声やこの声が」(2020年7月22日)※レポート〆切に間に合った分を追加して,受講生からコメント総数は計48となり,字数にして13,000字あまり.みなさんいろいろ書いてくれました.感謝です.

◆pdf のテキスト部分が範囲指定でゲットできないときの対処法(macOS):

  1. 当該テキスト部分をスクリーンショット;
  2. そのpng画像を「プレビュー」でpdf変換;
  3. Acrobat 上の「スキャンとOCR」で「テキスト認識」する.以上.

◆雨が降ったり止んだりの蒸し暑い一日が暮れた.今宵は健康的に夏野菜(茄子・甘長・トマト・オクラ・紫蘇スプラウト)の煮浸し.左隅に見えてるのは江戸崎かぼちゃの炊いたん.たまには精進しないとね.

◇本日の総歩数=1,777歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.30kg(−0.20kg) / 28.4%(−0.3%)


22 juli 2020(水)※ペンギンと白くまの夜

◆午前5時半起床.曇り.気温23.8度.南東の風.小雨に濡れる観音台.午前8時の気温は24.6度,南南東の風.湿度89%の蒸し暑さ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今日は「生物統計学」レポートの提出〆切日.すでに20名余りから送られてきた.あと半数.

◆いきなり Microsoft Teams 会議に巻き込まれる.でもって,定番の “問題発生” .うーん,共有画面が表示されないフシアワセ…….Teams オンライン会議は正午を過ぎてやっと終わった.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「(取材考記)自民党、憲法改正マンガで誤用 正しい進化論、沈黙の学会は発信を 小坪遊」(2020年7月21日)※日本進化学会は深く反省しないとね.以下引用:

「一方、進化研究を扱う代表的な専門家集団である日本進化学会からの反応はなかった。学会関係者によれば「何かするべきではないか」という意見もあり、若手らの中にも問題意識を抱えた会員は少なくなかったという。状況を事務局に問い合わせたが、「取材には対応しない」とのことで、詳細は分からなかった。」

「日本進化学会は、無料の市民公開講座を毎年開くなど、社会との対話を大事にしてきた。他学会が動き、内部でも議論があったのに沈黙を続けるのは、かえって間違ったメッセージを社会に送ることにはならないだろうか。」

日本進化学会は考えられる選択肢のなかで おそらく“最低の対応” (=取材の門前払い)をしたことが公になってしまった.今後,同様の案件が起こったときにはもっとマシな行動をとって,これ以上 “社会的点数” を下げないようにしてほしい.学会執行部の問題.「沈黙は禁」というじゃないですか.

◆午後の┣┣" 撃ち —— leeswijzer | note 「オンライン授業あの声やこの声が」(2020年7月22日)※ワタクシが担当した東京大学大学院理学系研究科「生物統計学」(修士課程大学院生対象)のオンライン授業に関する受講生たちの感想を束ねた.

◆大暑の名前に負けない蒸し暑い一日だった.今宵は冷たいおろし蕎麦に “ペンギン” と “白くま” を総動員して青い瓶の夏酒の宴.

◆そして,雹のように次々に落ちてくる課題レポート.日が変わるまで降り積もったようだ(早々と寝たのでよう知らんけど).

◇本日の総歩数=2,833歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.50kg(−0.05kg) / 28.7%(−0.5%)


21 juli 2020(火)※大手町漁港で網を引く

◆午前5時半起床.雨上がりの曇り空.気温20.8度.東風.雨上がりの観音台.水たまりを踏み分けて出勤.曇り.午前8時の気温は21.4度.

◆以前とある本の進捗がはかばかしくなかったとき,担当編集者から「山中湖の保養所で書いていただくという選択肢もあるんですけどね」と囁かれた記憶がよみがえる.けっきょく,もっと近場の品川のホテルでカンヅメにされたけど.「作家を山の上ホテルにカンヅメ」という美化された(=ワタクシには縁遠い)伝説は別にして,ワタクシが実際に聞いたり体験したかぎりでは「地下牢がある出版社」とか「♨に流刑する出版社」とかは実際にある.原稿を書くみなさんは出版社や編集者を甘く見てはならぬ.「ライター監禁実話集」というのはごく一部で関心もたれるかも.

◆[蒐書日誌]H・コリンズ,R・エヴァンズ[奥田太郎監訳|和田慈・清水右郷訳]『専門知を再考する』(2020年4月25日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+179+30 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-8158-0986-7 → 目次版元ページ)の大評原稿を書き終えた.ハリー・コリンズ[鈴木俊洋訳]『我々みんなが科学の専門家なのか?』(2017年4月27日刊行,法政大学出版局[叢書・ウニベルシタス 1055],東京, vi+217+7 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-588-01055-2 → 版元ページ)もついでに登壇した.

◆夕方の大手町は湿気がまとわりついて蒸し暑い.今日は定例地曳き網の日.なんだか “お料理本” がたくさん釣り上がった.いつもながら新刊に揉まれて疲れた.会議後はちょっとだけ寄り道して夜の東京駅を見上げる.コロナ第二波の真っ只中でもライトアップされた駅舎は見映えがする.午前様寸前に雨のつくばセンターにたどり着く.

◇本日の総歩数=8,017歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 86.55kg(−0.25kg) / 29.2%(0.0%)


20 juli 2020(月)※円盤ブリーを切る悦楽

◆午前4時過ぎ起床.晴れ.昇る朝日.気温20.9度.微風.いつもより早く観音台に実在している.午前8時の気温は23.8度.夏っぽい蒸し暑さが帰ってきた.全館空調はすでに稼働中.週明けの BGM は KUNIKO の多重録音アルバムで Steve Reich の〈Drumming〉.

◆夏空の農林団地はそれなりに暑くなってきた.正午の気温は25.9度.東南東の風.湿度69%.タイミングを逃さず牧園〈パン・ド・メグモリ〉にてブリーチーズの1kgホールを首尾よく牧園でゲットできたのは,きっと日頃の行いがよかったからにちがいない.このブリーに合わせて〈ダヴィッド・パン〉のコルシカ産ワインを身柄確保できれば最上級のシアワセなのだが,残念ながら月曜定休.

◆日中の最高気温は27.3度とされなりに暑かった.夜は満を持してブリーのテイスティング.たったの100グラムなのでチーズ屋の店先を駆け抜けたくらいの少量.フロマージュには〈秋鹿〉が相性よし.今宵は純米の無濾過生原酒を抜栓しました.うまくて死むかも.これだけあればしばらくはもつでしょ.ナチュラルチーズの賞味期限はあってないようなものなので,低温保存しながらゆっくり熟成させる愉しみがある.

◆通り雨の夜.湿り気たっぷり.

◇本日の総歩数=4,547歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.80kg(+0.35kg) / 29.2%(−0.5%)


19 juli 2020(日)※梅雨寒から真夏日寸前

◆午前7時のろのろ起床.曇り.気温21.4度.無風.ずっと続いていた梅雨寒から脱し始めたか.

◆[蒐書日誌]読売新聞小評が掲載されました:三中信宏「大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ! 斎藤恭一著」(2020年7月19日)※本書:斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ)は大学のリアルな “日常” を描くが,昨今の “非日常” ではまるで「おとぎ話」だ.

◆ずいぶんひさしぶりに青空から日が差してきたお昼時.気温は26.1度で,これまたご無沙汰の夏日ライン超え.

◆『現代思想』誌の統計対談原稿が届いたので読まないと.

◆今日の最高気温は梅雨寒の日々を吹っ飛ばす29.7度だった.夕方の松見公園まで徘徊.梅雨空から一転して雲ひとつない青空が広がる.つかの間の “夏” が戻って,夕日に照らされた木立からはニイニイゼミとミンミンゼミの合唱が響いてきた.

◆夏が凱旋してきた一日が暮れ,今宵はハヤシライス(煮込みハンバーグ付き)とヤッホーブルーイングの「クラフトザウルス」サマーホワイトエールという鉄板夏メニュー.ビールがことのほか美味に感じられる.

◇本日の総歩数=7,405歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.45kg(−0.20kg) / 29.7%(+0.5%)


18 juli 2020(土)※お肉が踊る厨房お仕事

◆午前5時起床.雨に濡れる土曜の早朝.気温19.3度.北北東の風.雨がしとしと降り続く朝.朝餉は残りものを一掃処分.バスマティライスを炊いて冷凍カレーソースの再利用.昨日の残りのパンプキンスープ,野菜庫で黒くなり始めたバナナのヨーグルト和え.冷蔵庫がやや空いてきた.

◆本降りの雨の中をいろいろ買い出しに.〈コーヒー・ファクトリー〉にて水出しアイスコーヒーとともに一休み.そして,雨上がりの午後はお肉日和.オージービーフしめて1.5kg.昼下がりの緊縛に続き,常温での下味つけ.

◆[蒐書日誌]現代思想2020年9月号・特集=統計学/データサイエンス〔仮〕(2020年8月28日刊行予定,青土社,東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7917-1403-2 → 版元ページ )※冒頭に小島寛之+三中信宏対談あり.そろそろ原稿が出る頃かな.

◆夕刻からオーブンでロースト開始.150度30分のローストでばっちりミディアムの焼き上がり.肉々しい夕餉には先日北条でゲットしてきた〈つくばワイナリー〉の「Twin Peaks Marselan Premium」を抜栓.果実の香りが馥郁と漂う美酒.

◇本日の総歩数=1,815歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.65kg(−0.10kg) / 29.2%(−0.1%)


17 juli 2020(金)※涼しすぎて冷房は無用

◆午前5時前起床.曇り.気温18.1度.北東の風.曇りときどき小雨が降る観音台.午前8時の気温は18.8度という低さ.もちろん全館空調はオフになっているが,窓を全開にしておけばまったく支障なし.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「コロナ論文撤回、相次ぐ 緊急時に揺らいだ科学への信頼」(2020年7月15日)※既査読論文発表での研究不正と未査読プレプリントの社会的影響.

◆Hootsuite のインターフェイスが新しくなったが,オフ時の “お仕置き” がさらにきびしくなったよーな.いや,くつろいでいるわけでは決してないですけど…….

◆[蒐書日誌]ハリー・コリンズ[鈴木俊洋訳]『我々みんなが科学の専門家なのか?』(2017年4月27日刊行,法政大学出版局[叢書・ウニベルシタス 1055],東京, vi+217+7 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-588-01055-2 → 版元ページ)※読了.「専門知分類表」の解説書としては,H・コリンズ,R・エヴァンズ[奥田太郎監訳|和田慈・清水右郷訳]『専門知を再考する』(2020年4月25日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+179+30 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-8158-0986-7 → 目次版元ページ)よりも明快に書かれていて,格段に “消化” しやすい.これでやっと書評が用意できるかな.

◆終日,雨が降ったり止んだりした.今宵は江戸崎かぼちゃの冷製スープを “影の主役” にして,アスパラの豚バラ巻きとか大にんにくのローストなどが食卓に並んだ.

「江戸崎かぼちゃの冷製スープ」【食材】江戸崎かぼちゃ(中1/2個)・玉ねぎ(小1個)・牛乳(400cc)・バター(30g)・乾燥パセリ(適量)【調味料】顆粒コンソメ(小さじ2)・岩塩(適量)・白胡椒(適量).

  1. かぼちゃは皮をむいて種を取り,厚さ5mmの薄切りにする.玉ねぎも薄切り.
  2. 弱火のフライパンでバターを溶かし,1 の玉ねぎをじっくり炒める.焦がすの禁物.
  3. 鍋に水300ccとコンソメを入れ,1 のかぼちゃと 2 玉ねぎを加えて中火で柔らかくなるまで加熱する.
  4. 3 の粗熱が取れたらミキサーで十分に撹拌する.
  5. 4 に牛乳を加え,岩塩と白胡椒で調味し,冷蔵庫で冷やす.
  6. パセリをトッピングしてできあがり.

江戸崎かぼちゃといえば,たいていはそのままさっくり炊き上げるものと相場は決まっているが,たまにはスープにしてみると別の味わいが楽しめる.

レシピ → het dagelijkse keukenleven「江戸崎かぼちゃの冷製スープ」|クックパッド「江戸崎かぼちゃの冷製スープ」.

◆[蒐書日誌]斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ)※最後の最後に校閲部ディフェンスあり.これにて雨夜の校了.

◆夜が更けるとともに雨音が大きくなってきた.

◇本日の総歩数=4,410歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.75kg(+0.35kg) / 29.3%(+0.2%)


16 juli 2020(木)※時には涼しい日もよし

◆午前5時前起床.雨上がりの曇り空.気温は17.2度とひんやりしている.北東の風.雨上がりの観音台は水たまりがまだ残っている.今朝の最低気温は16.9度まで下がった.午前8時の気温は19.6度.しかし油断禁物.湿度は85%もあるので密閉空間は蒸し暑くなる.朝からちゃんと全館空調は稼働している.なろはたまには的確な判断をすることもあるな.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 某NPO法人の監査作業が終了.報告書に署名と捺印.あとはレターパックで書類一式を返送すれば本件は一件落着.

◆先日から所内に掲示されるようになったこの(↑)張り紙はきっとイタズラされるためのものにちがいない.笑いは日々の潤いである.

◆曇り空の昼休み.正午の気温21.6度.ほぼ無風.涼しいんだか蒸し暑いんだかよくわからなかったが,別ルートのロングコース徘徊だん.歩き読み本:村上貴弘『アリ語で寝言を言いました』(2020年7月1日刊行,扶桑社[扶桑社新書・335],東京, 246 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-594-08546-9 → 『アリ語で寝言を言いました』の引用文献版元ページ)を快調に読み進む. “フセインの弟子” は豪傑だ.

◆午後3時,いつもならこの時間にはオンライン高座が始まっているのだが,先週でもう終わってしまったのでゆるゆるして,お茶などすすっているという余裕ありまくり.時間があったので,読売新聞読書委員会の宿題「夏休みの一冊」の書評原稿をささっと書いて大手町に速攻でメール送信.

◆[欹耳袋]Togetter -「日本地球惑星科学連合 JpGU 2020」※オンライン学会大会も規模が大きくなるとタイヘンなことになる,と.ポスター発表セッション(iPoster)がとりわけ地獄篇.試行錯誤をしながら経験値を上げるのはいいことだが,ほぼ “ぶっつけ本番” だと犠牲者多数.

◆ “小さいペンギン” が食卓を歩き回る夜.手前は豚肉キムチ炒め,奥は空芯菜に生キクラゲとたもぎ茸と大ニンニクの炒めもの,そして五目豆.ひさしぶりのペンギンさんは定石通りオンザロックに.

◇本日の総歩数=11,068歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.40kg(−0.35kg) / 29.1%(+0.2%)


15 juli 2020(水)※外は涼しく食卓は熱く

◆午前5時前起床.雨上がりの曇り空.気温19.7度.湿ってひんやり.南東の風.曇りときどき霧雨が降る観音台.午前8時の気温は20.3度.さすがに今日は全館空調は稼働しないみたい.

◆[欹耳袋]YouTube「学生から見たオンライン授業」武居悠菜 東京大学教養学部2年/東大UmeeT編集部(2020年6月2日)※スライドだけじゃなく,動画も公開されていたのか./【大学教員の授業におけるICT利用に関するアンケート調査】「どのようなオンライン授業を実施されましたか?是非お聞かせください。」実施期間:2020年7月13日(月)〜8月13日(木)※さっそくアンケートに協力した.

◆昼休みの本読み:石毛直道『大食軒酩酊の食文化[第1集]』(2020年6月27日刊行,教育評論社,東京, 143 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86624-028-2 → 版元ページ)読了.飲むわ食べるわで1冊終わってしまった.ワタクシももっと修行しないと.

◆[蒐書日誌]昨日届いた本たち:

  1. リチャード・ドーキンス[大田直子訳]『さらば、神よ:科学こそが道を作る』(2020年7月25日刊行,早川書房,東京, 327 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-15-209957-0 → 版元ページ)※ご恵贈ありがとうございました.ドーキンスの “神叩き” はすっかりお家芸になってるなあ.
  2. J・D・バナール[鎮目恭夫訳]『【新版】宇宙・肉体・悪魔:理性的精神の敵について』(2020年7月16日刊行,みすず書房,東京, 123 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-622-08923-0 → 版元ページ)※お送りいただきありがとうございます.原書が1929年出版で,1972年に出た日本語訳の新版とは息が長い本.解説は瀬名秀明さん.
  3. ハリー・コリンズ[鈴木俊洋訳]『我々みんなが科学の専門家なのか?』(2017年4月27日刊行,法政大学出版局[叢書・ウニベルシタス 1055],東京, vi+217+7 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-588-01055-2 → 版元ページ)※書評予定本:H・コリンズ,R・エヴァンズ[奥田太郎監訳|和田慈・清水右郷訳]『専門知を再考する』(2020年4月25日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+179+30 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-8158-0986-7 → 目次版元ページ)の前に読むべきだったかも.
  4. Jan Sprenger and Stephan Hartmann『Bayesian Philosophy of Science: Variations on a Theme by the Reverend Thomas Bayes p(H|E)=p(H)・p(E|H)/p(E)』(2019年8月刊行,Oxford University Press, New York, xxx+383 pp., ISBN:978-0-19-967211-0 [hbk] → 版元ページ) ※サブタイトルに「ベイズの定理」がぁ〜(悲鳴)
  5. 香川県立ミュージアム(編)『香川県立ミュージアム ミュージアム調査研究報告 第11号』(2020年3月31日発行,香川県立ミュージアム,高松, 120 pp. + CD-ROM → 版元ページ)※昨年開催された特別展〈自然に挑む:江戸の超(スーパー)グラフィック—高松松平家博物図譜〉に関連する調査報告:鹿間里奈「衆鱗図と衆鱗手鏡」(pp. [118-103])が掲載されている.Bashford Dean が来日時に東大三崎臨海実験所で入手した『衆鱗手鑑』の図版と高松に所蔵されている『衆鱗図』との比較検討.

—— 新着リストは以上.

◆曇りときどき雨が降った今日の最高気温は22.5度どまり.全館空調がオフでも暴れなかった.こう涼しいと夕餉のメニューも変わってくる.梅雨時のいつもの蒸し暑さなら忌避していたにちがいないシーフードのパエリアを長粒インディカ型のバスマティ米で炊いてみた.粘り気のなさといい,ほのかな香りといい,ふだん炊いている粘りのある短粒ジャポニカ型とはぜんぜんちがって,とてもいい.パエリアやピラフには最適かも.スープ代わりの夏野菜ラタトゥイユとともに.

◆[蒐書日誌]斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ)小評改訂ゲラを確認.これでいいでしょう.

◆また雨が降り出す夜.

◇本日の総歩数=3,031歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.75kg(+0.20kg) / 28.9%(−0.4%)


14 juli 2020(火)※憑依するポテトサラダ

◆午前5時半起床.雨.気温19.7度.東北東の風.本降りの雨が降り続き,農林団地は水浸し.車道はまだしも,歩道が盛大に冠水している場所がいくつかあって,歩行者にとっては受難の朝.午前8時の気温は20.3度.気温は低いが湿度満点なので,全館空調は必須.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 4月分と5月分の「在宅勤務終了書」提出.もうすっかり “日常” が戻っているので提出をすっかり忘れていた.何ヶ月かぶりにプリンターが動いた.

◆[欹耳袋]朝日新聞〈好書好日〉「本屋は生きている —— #3 往来堂(東京) 本好きの集まる谷根千で、地味に生活に欠かせないものを売る」(2020年7月12日)※谷根千に行く機会には必ず立ち寄るポイントのひとつ.谷根千エリアは “毛根” のような横丁や路地が活きている場所なのでいつ行っても飽きない.〈往来堂書店〉は他では入手できないような本や雑誌が並んでいるので重宝する.かつての地域雑誌『谷中・根津・千駄木』も大半の号はここで買ったし,最近なら近くの橋本倫史さんが発行している谷根千リトルプレスもここでしか買えない.きっと見配りと選書眼がいいのだろう.

◆[蒐書日誌]昨日やっと水揚げリストをつくったと思ったら,今日もまた梅雨空の中を新刊が何匹も観音台に泳ぎ着いた.ドーキンス『さらば、神よ』,コリンズ『我々みんなが科学の専門家なのか?』,バナール『宇宙・肉体・悪魔』,香川県立ミュージアム調査研究報告11号,そしてベイズ科学哲学本.また,新着リストを更新しないと.

◆雨降る昼休みはアンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『科学の人種主義とたたかう:人種概念の起源から最新のゲノム科学まで』(2020年6月10日刊行,作品社,東京, 351+xxxix pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-86182-810-2 → 版元ページ)を読了.人類を飽くことなく「分類」し続ける人種主義の執念深さを追跡する.たまに煽ってるなあという箇所も散見するがいい本.

◆[欹耳袋]Yahoo!ニュース「猫が大量繁殖し、海鳥が激減  「島の生態系を守れ」――捕獲活動に奮闘する人たち」(2020年7月13日)※ワタクシがノネコ本2冊:ピーター・P・マラ,クリス・サンテラ[岡奈理子・山田文雄・塩野﨑和美・石井信夫訳]『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』 (2019年4月22日刊行,築地書館,東京, 287 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1580-1 → 目次版元ページ)と>鹿児島大学鹿児島環境学研究会(編著)『奄美のノネコ:猫の問いかけ』(2019年3月31日刊行,南方新社,鹿児島, 282 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86124-400-1 → 目次版元ページ)の読売新聞書評「ネコを野に放つと…」(2019年6月9日)を出したのはもう1年前のことだ.

◆午後のお茶の時間は石毛直道『大食軒酩酊の食文化[第1集]』(2020年6月27日刊行,教育評論社,東京, 143 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86624-028-2 → 版元ページ)を読み進む.ウクライナの「サーロ」なる豚の脂身の塩漬け.それを生のままスライスして黒パンに乗っけ,生にんにくをかじりながらウォッカをあおるとかもう背徳の極み.コレに比べたら,ローストした厚切り豚ロースの脂身を細かく刻んで炊きたてご飯に包埋し,脂身が少し融けたくらいを見計らってお醤油をちょいと垂らしてからわしわしかきこむなんてのは,実にヘルシーすぎるな.

◆クックパッドに出したレシピ「メークインのポテトサラダ」のアクセス数がここ数日急上昇している.世の中そんなにポテトサラダが人気を博しているのだろうか.おそらく原因はコレだろう:Togetter -「『母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ』お惣菜コーナーで遭遇した、高齢男性と子連れの母親のやり取りに様々な声「作るの面倒臭い類なのに…」」.そういうメイワクな “ポテトサラダ爺さん” がいるのか.いずれにしても,ポテトサラダはたいした手間がかからない料理なのですぐつくれる.

◆そんなわけでポテトサラダが脳裏に焼きついてしまったので,今宵はポテトサラダをひさしぶりにつくってみた.お芋はキタアカリ,きゅうりの塩もみを加え,松田のマヨネーズ(辛口)とサワークリームで酸味を付けてみた.

◆しかし,ポテトサラダだけではさすがにおかずにならないので,これまたひさしぶりに「五目豆」を炊いた(レシピ → 「土鍋で炊く五目豆」).半日吸水させた大豆に人参・蒟蒻・牛蒡・昆布のさいの目切りを混ぜて,土鍋で2時間ほど炊けばできあがり.調味料はほんの少しに抑えるのがポイント.今日は炊きあがりだったが一晩おくと味が染み込む.

◆夜の┣┣" 撃ち —— 斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ)の小評ゲラ修正.

◇本日の総歩数=4,268歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.55kg(−0.20kg) / 29.3%(+0.2%)


13 juli 2020(月)※梅雨の合間には芋と鹿

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温18.3度.東北東の風.空気が入れ替わったのか,とても涼しい朝.曇り空の観音台.午前8時の気温は19.6度,東風.湿度が82%もあって,十分に湿ってはいるが,昨日みたいな “亜熱帯温室” のような息苦しさはない.

◆正午の気温は21.9度.曇って蒸し暑い昼休みはロングコース徘徊だん.蝉の鳴き声が日に日に大きくなってきた.歩き読み本:権代美重子『日本のお弁当文化:知恵と美意識の小宇宙』(2020年4月20日刊行,法政大学出版局,東京, 252 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-588-30052-3 → 目次版元ページ )読了.弁当を育んできた日本文化の水脈が見えてくる.

◆[蒐書日誌]先週の大手町漁港で水揚げされた鮮魚リストづくりがやっと終わった:

  1. 川島昭夫『植物園の世紀:イギリス帝国の植物政策』(2020年7月10日刊行,共和国,東京, 237 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-907986-66-7 → 版元ページ「はじめに——著者に代わって[志村真幸]」)※イギリス国内外の植物園が果たして役割を考察する論集.こういういい装幀の本は黙っていても向こうから声がかかる.
  2. 村上貴弘『アリ語で寝言を言いました』(2020年7月1日刊行,扶桑社[扶桑社新書・335],東京, 246 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-594-08546-9 → 『アリ語で寝言を言いました』の引用文献版元ページ)※寝言は寝て言えは罵倒表現だが,寝言はアリ語で言えは称賛のアラシ.最近アリの本が多いような気がするな.
  3. 杉本恭子『京大的文化事典:自由とカオスの生態系』(2020年6月25日刊行,フィルムアート,東京, 319 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-8459-1823-2 → 版元ページ)※京大の “なか” を見る本.読売新聞はここのところ「発酵本」と「京都本」を取り上げる確率が高いというオモテの声があるが,読書委員の構成を見ればそれは想定内の事態だろう.
  4. 落合淳思『漢字の構造:古代中国の社会と文化』(2020年7月10日刊行,中央公論新社[中公選書・108],東京, 325 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-12-110108-2 → 版元ページ)※昨年立て続けに出た2冊:落合淳思『漢字字形史小字典』(2019年3月31日刊行,東方書店,東京, 32+493+33 pp., 本体価格6,000円, ISBN:978-4-497-21912-1 → 目次版元ページ)とワタクシが書評した:落合淳思『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』(2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:978-4-12-102534-0 → 読売新聞書評目次版元ページ)に続く3冊目.著者独自の系統樹ダイアグラム(「字形表」)はこの本でも大活躍.
  5. 深津さくら『怪談びたり』(2020年6月26日刊行,二見書房,東京, 239 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-576-20098-9 → 版元ページ)※読書委員会の最中につい “内職読み” してしまいまして.
  6. 石毛直道『大食軒酩酊の食文化[第1集]』(2020年6月27日刊行,教育評論社,東京, 143 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86624-028-2 → 版元ページ)※読書委員会で「ミナカさん,はいっ」と手渡された.これくらいえらいセンセイになると呑んでも食べてもちゃんと本になる.「第1集」ということは続巻が出るということね.
  7. ヤン・デ・ホント,メンノ・フィツキ[松野明久・菅原由美訳]『A Narrow Bridge[一本の細い橋]:美術でひもとくオランダと日本の交流史』(2020年3月31日刊行,大阪大学出版会,大阪, 253 pp., 本体価格6,000円, ISBN:978-4-87259-701-1 → 版元ページ)※大阪大学適塾記念センターが出した日蘭交流本.適塾!ナットクです.

—— 大手町鮮魚リストは以上.続いて,いただきものの新刊:

  1. 橋本五郎『虚心に読む —— 書評の仕事2011–202』(2020年7月10日刊行,藤原書店,東京, 279 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-86578-274-5 → 版元ページ)※読売新聞読書委員会の “生き字引” 橋本五郎さんの第二書評集.
  2. 橋本五郎『新聞の力:新聞で世界が見える』(2020年6月30日刊行,労働調査会,東京, 276 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-86319-757-2 → 版元ページ
  3. 木村覚『笑いの哲学』(2020年7月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・729],東京, 244 pp., 本体価格1,750円, ISBN:978-4-06-520293-7 → 版元ページ)※「笑い」に真正面から取り組む本.
  4. 松島憲一『とうがらしの世界』(2020年7月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・728],東京, viii+245 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-06-520292-0 → 版元ページ)※ “辛い本” もワタクシのもとに引き寄せられる傾向があるようだ.

—— いただきものは以上.

◆まずまずしのぎやすい一日が暮れ,夕餉は鯖と肉じゃがというどうしようもなく和風なメニューになった.いただきものの〈秋鹿〉純米吟醸・無濾過生原酒を抜栓.うまくて死む.秋の鹿さんはひさしぶり.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評が本日公開された:三中信宏「紙の本に秘められた力 —— <美しい本>の文化誌 臼田捷治著」(2020年7月5日掲載|2020年7月13日公開)※書評本:臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌:装幀百十年の系譜』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ).

◆夜になって本降りの雨になった.本来の梅雨にまた戻る.

◇本日の総歩数=10,017歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.75kg(+0.85kg) / 29.1%(+0.6%)


12 juli 2020(日)※夏色の筑波山周辺徘徊

◆午前7時起床.薄曇り.気温25.3度.南南西の風.湿度88%.遅めの朝ごはん.スペイン風オムレツを中心に,タイバジルの葉を散らしたブジアーテのジェノベーゼソース和え,にんじんのラペ,そして〈マルゲンミート〉ペッパーポークの残りを添えて.

◆外は青空が広がってきたが,午前9時の気温はすでに27.3度,湿度79%と蒸し暑すぎて暴れそう.

◆[欹耳袋]オンライン講義に関する備忘メモ:leeswijzer | note「オンライン授業千秋楽を迎えた日」(2020年7月10日)を連日加筆している.書くべきことが次々に湧き出してくるみたい.

◆意外なことに青空が広がってきたので,これ幸いと近場をうろうろすることにした.まずは雨引観音へ.紫陽花の季節の終わりなので境内のそこかしこにデコレーションが施されていた.至るところ紫陽花だらけ.日曜の人出いと多し.日中の最高気温は27〜28度だったが,とにかく湿気がすごすぎて蒸し暑さの極致だった.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「創文社が解散 学術書に救い手 — 競合他社が刊行引き継ぎへ」(2020年7月11日)※「厳しい状況が続く出版業界で、事業をたたむ決断をする出版社はさらに出てくるかもしれない」— 本を書く人もだんだんいなくなってきたもんねえ.

◆通り雨の洗礼を受けながら石の街・真壁にひっそり隠れる〈べんべら庵〉へ.お昼ごはんはスパイスとまとカレーラーメンとつるんこ餃子.竹園からこの地に移転して初めてやってきた.味は変わらず.その後,筑波山麓の〈あんばい〉にて白いちじくかき氷.夏ですなあ.日曜徘徊の終わりは昨年秋にオープンした北条〈つくばワイナリー〉へ.それなりに良き行楽日和だった.

◆[蒐書日誌]読売新聞・本よみうり堂「7月19日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」(2020年7月12日)※ワタクシの小評担当本:斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ).

◆明日からは新たなステージに入るのだ(と決意する).

◇本日の総歩数=2,753歩. 朝◯|昼△|夜○. 計測値(前回比)= 85.90kg(−0.60kg) / 28.5%(−0.5%)


11 juli 2020(土)※まとわりつく蒸し暑さ

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温25.9度の熱帯夜.南風がまた強まっている.午前7時の気温は27.0度,湿度84%の蒸し暑さ.南風が強い.

◆朝餉は茸(乾燥ポルチーニ・柿の木茸・白しめじ)のクリームソースで和えたパッケリにディルをトッピング.朝っぱらから “ホースの輪切り” をパックリ.自家製の梅ジュースの炭酸割りとともに.確かにパッケリは濃厚なソースによく合う.一方で,パッケリの最適な茹で時間をどうすればいいのかまだよくわからない.今回使ったパッケリは「12分」が指定されていたが,念のため「14分」茹でてみた.それでもまだ歯ごたえがありすぎて硬いような気がする.

◆午後は予報通りの雨になり,蒸し暑い空からぼとぼと降り出した.昼下がりにはいったん30.0度の真夏日ラインにタッチしたものの,雨とともに下がって今は28.1度.湿度74%.南風がやや強め.

◆[欹耳袋]〈読書アシスト〉※「読書アシストの効果」—「早く読める」・「心地よい」・「読む気になる」.そーかそーか.

◆突然の雨にあわてて洗濯物を取り込んだら,すぐまた日差しが戻ってきて,いったい何やってんだか状態.気温28.9度.湿度74%.まだまだ蒸し暑い夕方.夜,元気な “鹿” が3頭も乱入してきたので,すぐさま取り押さえて氷温室へ連行した.どうもありがとうございました.

◆[欹耳袋]オンライン講義に関する備忘メモ:leeswijzer | note「オンライン授業千秋楽を迎えた日」(2020年7月10日)を昨日公開した後,東大理学部の専攻で集計中のオンライン講義アンケートを読んでいる.教員に比べ学生はオンライン講義をおおむね好意的に受け止めているようだ.何人もが指摘している点は「オンライン講義ではちゃんと休憩タイムを入れること」.教員側は注意しよう.ワタクシの場合,105分オンライン講義では10分間の休憩を途中2回入れるようにしている.

◇本日の総歩数=2,017歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.50kg(−0.60kg) / 29.0%(+0.2%)


10 juli 2020(金)※今日もまた降り続く雨

◆午前5時前起床.雨上がりの曇り.気温22.4度.微風.午前6時の気温は22.8度.湿度92%.雨こそ降っていないが,水分たっぷりの空気がまとわりつく.

◆朝餉はレモンバジルとフルーツトマトの冷製パスタ.

◆ ときおり雨粒がぼたぼた落ちる観音台.午前8時の気温は23.9度.南風.朝イチの BGM は Jan Garbarek & The Hilliard Ensemble の〈Officium〉から.

◆「オンライン授業千秋楽を迎えた日」 —— 4月以来3ヶ月におよんだ東大理学部の「生物統計学」オンライン高座が昨日終わったので,忘れないうちに下記に備忘メモを残しておく.

  1. 講義内容は例年の “80%” ほど —— 例年通り全12回の高座だったが,4月9日(木)と4月16日(木)は「試行回」という位置づけだったので,実質的な講義は4月23日(木)から開始された.スタートが遅かったので,その後も順繰りに講義項目を後にずらしていったが,後半の多変量統計学やベイズ統計学については内容をかなり端折ることになり,リサンプリング統計学については講義予定から削ってしまった.対面授業に比べてオンライン授業では話すスピードを遅くしたことも原因の一つだったかもしれない.いずれにせよ,例年よりも講義時間が実質的に少なくなることは最初からわかっていたので,講義内容を減らすことは想定内だった.
  2. 実習は意外なほどスムーズに —— 一方,R実習については,当初危惧していたよりははるかにスムーズに進められたのではないかと思う.オンラインでの実習をどう進めるかについてはかなり不安だったのだが,Zoom での画面共有と ZoomIt を使った画面拡大を利用することで R の実習はとくに問題は生じなかった.スライドによる講義は mac OS の方で行った.Zoom の画面注釈機能はあまり役立たなかったので,実習は Windows 10 on Parallels Desktop で行った(ZoomIt の注釈機能が使える).
  3. 毎回の講義では “インターバル化” を遵守 —— 講義時間は毎回「105分」なので,予定通り「(25分講義+10分休憩)×3=計105分」の “インターバル化” にしたがって,ちゃんと休憩を取ることを心がけた.間に休みをはさまずに講義を続けることは,受講生側に負担なのはもちろんだが, “噺家” の側も疲れてしまうので適切な措置だったと思う.場合によってはその休憩時間にトラブル対処をすませることもできた.
  4. オンライン送受信はまずまずの接続状況 —— 本講義では MacBook Pro を使ったオンライン授業を行ない,サブマシンとして同スペックの MacBook Pro を横に常備した.さらに,オンライン講義の受信モニターとして iPhone をマイクオフにして Zoom 会議室に別途入室し,映像と音声の受信状態をチェックした.インターネットの接続状況については各受講生側の事情にもよるが,大きな問題はほとんど生じなかったのではないか.ときどき,送信側あるいは受信側の電波状況が悪くなって,画像や音声が届かない事態が何度かあったが.
  5. 受講生は “カオナシ” でもいいでしょう —— オンライン講義の際には受講生の “顔” を画面に出すことを要求する教員もいると聞いたが,ワタクシの場合は “カオナシ” でいいことにした(実際ほぼ全員が “カオナシ” だった).むしろ “顔” が見えないと受講生どうしがつながらないかなという気もするが,大学院生なんだしそれはまあいいかな.ワタクシはもちろん “顔” を出さないわけにはいかないが,背景は,よくある “ヴァーチャル画像” ではなく,ワタクシの居室の “リアル画像” に設定した.それでなくてもオンラインだと “実体感” が希薄になるので,せめて背景画像くらい “リアル” にしておいた方がいいだろう.あと,MacBook Pro の下に厚めの本をはさんで嵩上げすることで,講義時に “上から目線” にならないよう配慮した.また,とくに出欠をとることもなかった(リアル対面授業でもそうしてきた).
  6. “噺” はリアルタイム配信にかぎる —— オンラインで授業をすることが決まったとき,最初に気がかりだったのは「顔の見えない相手に向かってはたして “噺” ができるのか?」という点だった.しかし,何度かリアルタイムで授業を進めるうちに,対面授業のときと本質的には何のちがいもないことに気がついた.もちろん,オンライン授業では受講生の顔がぜんぜん見えないので,反応の有無を表情からすぐ実感できないことは確かだ.しかし,それは対面授業であっても似たような状況ではないだろうか.むしろ,目の前に座っていようが,ネットの向こう側にいようが,リアルタイムで話しかけることができるという点こそワタクシにとってとても重要だ.毎回の講義の Zoom 動画ファイルは平均して500MBほどのサイズになる.リアルタイム配信しなければもっとファイルサイズは節約できるはずだと主張する “データ・ダイエット運動” に与するつもりはさらさらない.リアルタイム配信がワタクシにとってはゆずれない一線ということになる.もちろん,リアルタイム配信した録画(Zoomクラウドに保存されている)はすべて無編集のまま受講生に公開している.
  7. 質疑応答とトラブル対応はその場で —— 講義内容に関する質疑やR 関連のトラブル・シューティングは,Zoom の音声やり取りやチャットあるいは Slack の会議室で行うことで個別対処することを心がけた.教室での対面講義のときも机間巡視で質問に答えていたが,オンラインの場合もやり方を選べば同等の質疑対応ができるようだ.受講生からの質問も多かった.むしろつまづいたのは講義期間中にあった R のメジャー・アップデート(version 3 → version 4)に伴うトラブルだったかもしれない.以前から R のバージョンアップにはすぐ手を出してはいけないという “教訓” があったのだが,今回もそうなってしまった.
  8. 講義前後にはこまめに連絡を —— 毎回の講義に先立って内容の予告と教材類のダウンロード通知をし,講義後には内容の要約と Zoom クラウド録画URLを ITC-LMS でアナウンスした.それと並行して Twitter と Slack 経由により周知の確認をはかった.ややしつこいくらい頻繁に情報を流した.
  9. オンライン授業の光と影 —— さて,予想もしなかった新型コロナウィルスの大流行により,オンライン授業という新たな扉がいったん開かれてしまったからには,今後はもうリアル対面授業にまた逆戻りすることはきっとできないだろう.ワタクシたちは新しい道を見つけてしまった.授業だけではない.大小さまざまな会議やセミナーあるいは学会大会までオンラインで開催される時代がいきなり目の前に到来している.どのように使いこなすのかはこれからの慣れにかかっているだろう.それでも「オンライン〜」という選択肢が今後は常備されることはまちがいない.選択肢が広がることそれ自体に異論はまったくない.その一方で,毎週木曜の4限に常時40名ほどの受講生が “オンライン教室” に集まってきたわけだが,けっきょくワタクシはこの「生物統計学」の受講者たちがどんなリアルな存在(人間)なのかを一度も見ないまま授業が終わってしまった.ごくたまに何人かの受講生から質問を “肉声” で受けることが唯一の “実在性” の証だった.ほんとうにそれでいいのか?と問い詰められればきっと答えに窮するだろうなあ.
  10. 最後に:サポート体制のありがたさ —— Sセメスターが始まる前の3月時点では,オンライン授業に関する情報が末端の非常勤講師までぜんぜん伝わってこなくて,さんざん悪口雑言を吐き散らしていた.しかし,その後はオンライン授業の開講にともなうさまざまな情報が怒涛のように押し寄せてきて,それはそれでまたタイヘンなことになった.しかし,東大が全学的にさまざまな組織レベルでサポート体制(〈オンライン授業・Web会議 ポータルサイト@ 東京大学〉,学科・専攻ごとの支援,各教科へのTAの配置など)をつくってくれたおかげで,ビギナー教員が一学期のオンライン授業をまがりなりにも完遂することができたことはまちがいない.どうもありがとうございました.

—— 公開:leeswijzer | note「オンライン授業千秋楽を迎えた日」(2020年7月10日).

◆今日も不安定な空模様だったが,午後になって晴れ間がのぞき,ひさしぶりに夕日がまぶしかった.今宵はいやが上にも健康的な冷やし稲庭うどんを用意した.サイドメニューは夏野菜の煮浸しの残り.そして〈日置桜〉生酛強力の飛び切り燗をほんの少し.ヘルシーすぎるな.

◆[欹耳袋]UmeeT|ゆうな「【ドキュメンタリー】東大オンライン授業化はなぜ成功したのか」(2020年7月9日)※お世話になりまくりでなんべんでもアタマを下げないわけにはすまされない.

◇本日の総歩数=3,846歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 87.10kg(+0.10kg) / 28.8%(0.0%)


9 juli 2020(木)※本郷Zoom高座大団円

◆午前5時過ぎ起床.雨.気温23.7度.南風.朝から土砂降りで通勤路は水浸しだった.

昨日は最大瞬間風速20m超の強風でベランダのゴーヤ棚がひっくり返ってしまい,ベランダが土だらけに.帰宅後はその復旧作業に大わらわだった.それに比べれば今朝の南風はおとなしくて幸い.

観音台も池のような水たまりが広がっている.午前8時の気温は23.4度.蒸し暑さマックスで忍耐度試験を受けている気分.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今日は本郷オンライン寄席の千秋楽なので,お座敷のセッティングはとりわけ念入りにしないと.

◆風雨の中,大手町漁港から鮮魚トロ箱が届いた.リストづくりは明日のお仕事.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 生物統計学 Zoom 高座の最終日:

—— 本郷の Zoom お座敷(全12回)が終わってホッとしている.実習付き高座のノウハウを身に着けておけばこれからきっと何かの役に立つだろう.

◆けんこー的な夜はまたまた夏野菜の煮浸しを.今宵ははぐら瓜の皮も剥かないわ,茄子の飾り包丁もしないわという手抜きの極み.野菜のメニューには必ず登場する “お水” は〈風の森〉秋津穂.野菜料理とか卵料理にはピッタリの相性.

◆[欹耳袋]ラジオ『「株式会社わたしは」のAIなんてクソ喰らえ』:Radiotalk「#72-4 「”図鑑”の時間だヨ!全員集合」」(2020年7月9日) ※「”図鑑”界の王たち、荒俣宏、三中信宏」という見出しが付いている.聞き始めて4:00あたりからその “三中信宏” さんの話題が出てくる.いや,これはだいぶ強めの “偏光板” がかかっているぞ.

◆向こう1週間は安定?した梅雨空で雨が降りまくるとの予報.今年の梅雨は陰性というか,台風並みというか.

◇本日の総歩数=2,950歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 87.00kg(+1.10kg) / 28.8%(+0.8%)


8 juli 2020(水)※風雨に飛ばされる一日

◆午前5時過ぎ起床.風雨強し.気温25.3度.南風.熱帯夜が明けて,曇りときどき雨.午前8時には気温26.8度,湿度86%の天然温室.農林団地の木々を台風みたいな南風がゆさぶっている.今日もまたとりあえず涼しい居室に逃げ込むしかない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 秋の南大沢「統計学」お座敷の日程が絞り込まれた.これでほぼ確定かな.

◆[蒐書日誌]本日発売の新刊:チャールズ・ダーウィン[渡辺政隆訳]『ミミズによる腐植土の形成』(2020年7月20日刊行,光文社[光文社古典新訳文庫・KDタ1-3],東京, 326 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-334-75428-0 → 版元ページ)※ご恵贈ありがとうございます.きっと書評を書くことになるでしょう.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ)の小評原稿を大手町に送信.7月19日(日)掲載予定.

◆湿った南風が吹き抜ける夜はひさしぶりに松代の〈ラ・スタッラ〉へ.前菜3品,パスタ2品,そしてメインとデザート.茄子の前菜,アグレッティの炒めもの( “おかひじき” みたい),トリッパ.お豆のパスタと桃と水茄子のパスタ.豚ロース塊肉の130度で低温ローストした切り身がドン.最後にベリーのデザート. “お水” はシシリア産の必殺系16%赤ワインとか,とどめのクラフトジンとかいろいろ攻めまくられた.

—— 蒸し暑い背徳の夜は更け行く.

◇本日の総歩数=4,678歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 85.90 kg(−0.75kg) / 28.0%(−1.2%)


7 juli 2020(火)※雨降る七夕の大手町へ

◆午前5時過ぎ起床.曇りときどき小雨.気温25.7度.蒸し暑い南風が吹き荒れている.

◆観音台の空も朝からざわめいている.雲間から青空がところどころ覗いているのに,ときおり大粒の雨がぼたぼた降ってくる.午前8時の気温は26.6度.南風があいかわらず強い.湿度85%の蒸し風呂から逃れて居室に立てこもるしかない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 昨日の半日年休届を提出.

  • #TodaiStat 「生物統計学」最終回の7月9日(木)はベイズ統計学について解説と演習をします:
    1. ベイズの定理とベイジアン確証推論について
    2. 事後確率分布の推定とベイジアンMCMCによる強行突破
    スラックと ITC-LMS でもアナウンスしました. posted at 09:30:06

◆蒸し暑い曇り空の昼休み.正午の気温は27.1度,湿度79%.南からの強風止まず.お弁当タイムの BGM は John Coltrane の〈Ballads〉.探していた石川英輔『大江戸仙境録』(1986年11月5日刊行,講談社,東京, 231 pp., ISBN:4-06-203051-9)がやっと届いた.これで名作〈大江戸神仙伝〉全7巻のハードカバー版がすべて揃ったことになる.

◆[蒐書日誌]本日着便の進化論史本 —— G. Clinton Godart『Darwin, Dharma, and the Divine: Evolutionary Theory and Religion in Modern Japan』(2017年1月刊行,University of Hawai‘i Press[A Study of the Weatherhead East Asian Institute Columbia University], Honolulu, x+301 pp., ISBN:978-0-8248-5851-3 [hbk] → 版元ページ)※明治時代から1960年代にいたる日本の進化論受容史.表紙の系統樹は石川千代松のスケッチ.異なる文化圏で進化論がどのように受容されていったかはきっとおもしろいテーマがあるのだろう.数年前にイスラム圏での進化論受容史の本を手にしたことがあった:Marwa Elshakry 『Reading Darwin in Arabic, 1860-1950』(2014年1月刊行,The University of Chicago Press, Chicago, viii+439 pp., ISBN:978-0-226-00130-2 [hbk] / ISBN:978-0-226-00144-9 [eBook] → 目次版元ページ).そういえば,南半球アルゼンチンでの進化論受容史の本も出てるけどまだ手にしていない:Adriana Novoa and Alex Levine 『From Man to Ape: Darwinism in Argentina, 1870-1920』(2010年12月刊行, The University of Chicago Press, Chicago, ISBN:978-0-226-59616-7 [hbk] → 版元ページ).

◆夕方の都内は蒸し暑い.今日は大手町漁港にて定例の読書委員会.それなりに漁獲があったのでよしとしよう.終了後はお肉の夜.午後11時過ぎにつくば帰還.蒸し暑い南風が吹き荒れ,ときどき大きな雨粒と椋鳥軍団のおしゃべりが上の方から降ってくる.

◇本日の総歩数=9,299歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.65kg(0.00kg) / 29.2%(−0.2%)


6 juli 2020(月)※雨しとしと雨しとしと

◆午前5時過ぎ起床.雨また雨.気温23.5度.南風.終日降り続くとの予報.午前の半日年休を取ったので,正午前に観音台へ “重役” 出勤.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 年度内後期に南大沢での新規リアルお座敷を開くため,急遽 “身上検分書” を出せとのお達しあり.しかたなく「くされワード」(先方お席亭のお言葉)をぐちゃぐちゃいじってメール添付返信.急なお呼ばれなので,日程やコンテンツはこれから詰めないといけない.なにとぞよろしくお願いいたしますです.

◆雨上がりの昼下がり.農林団地はものすごい湿気で熱帯温室みたいな昼休みになっている.正午の気温は26.8度とたいしたことはないのだが,湿度は87%もあってこれはどこにも逃げようがない.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 某監査作業のための素材が届いた.〆切は2週間後必着とのこと.

◆今宵は「手抜き肉じゃが」.平鍋にだしと調味料を全部入れて加熱.沸騰してきたらざく切りのじゃがいもと玉ねぎを放り込んでひと煮立ち,だいたい火が通ったら牛肉切り落としを投入して弱火で炊くだけ.アク取りとか邪魔くさいことはいっさいせず.小一時間でできあがり.

◆明日の七夕はあいにくの雨になるとの予報.

◇本日の総歩数=2,004歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.65kg(+0.35kg) / 29.4%(−0.4%)


5 juli 2020(日)※週末厨房に根が生える

◆午前7時起床.曇り.気温21.6度.東風.浸けて1週間目の “密造酒” のようすを定期チェック.今のところ泡がぶくぶく湧くこともなく,黴が生えることもないようなので,このまま静観しよう.ホワイトリカーに比べて日本酒だとできあがりまでかなり長丁場になるとのことなので.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評が掲載されました:三中信宏「紙の本に秘められた力」(2020年7月5日)※書評本:臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌:装幀百十年の系譜』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ). “紙の本” と “電子本” は「別種」であるという認知がそろそろ必要かもね.

◆雨降る洞峰公園の昼下がり.〈コーヒー・ファクタリー〉にて珈琲豆をゲットして一休み.午後になって雨は降ったり止んだり.生のブラックベリーが店先を飾る季節.

◆降ったり止んだりのぐずついた空模様の一日だった.旬の “はぐら瓜” が手に入ったので,これまた新鮮な茄子と稲本豆腐店の油揚げとともに煮びたしをつくってみた(→ レシピ).冷蔵庫でしっかり冷やした冷製の野菜の煮物はかぎりなく大量に摂取できる.

ついでにパプリカの挽き肉&玄米詰め.いつもはマジャール風にトマトソースで煮込むけど,今日は試しに昆布&かつおだしで煮込んでみた.けっこういけるかも.

「パプリカの和風肉詰め煮」【食材】生パプリカ(大4個)・合挽き肉(250g)・玄米ご飯(1合)・玉ねぎ(1/2個)・小麦粉(小さじ1)・サラダ油(大さじ1)・片栗粉(大さじ1)・だし(600cc)【調味料A】白ねぎ(1/2本みじん切り)・しょうが(1片すりおろし)・岩塩(適量)・ネパール山椒(適量)・大葉みそ(大さじ2 → レシピ)【調味料B】日本酒(大さじ3)・みりん(大さじ3)・薄口醤油(大さじ3)・きび砂糖(小さじ1).

  1. 昆布とかつおぶしで濃いめのだし600ccをつくる.
  2. 玉ねぎのみじん切りをサラダ油で炒め,続いて挽き肉を炒める.さらに調味料群 A を投入して炒め合わせる.
  3. 2 をボウルに移し,玄米ご飯を投入し,小麦粉を加えてよく混ぜる.
  4. パプリカはへたをくりぬいて種を除去して中をよく水洗いする.3 をすき間なくみっしりぎゅうぎゅう詰めにする.
  5. パプリカがきっちり立つ幅の深めの鍋を用意し,パプリカを並べてから 1 のだしを上端すれすれまで注ぎ,調味料群 B を投入する.
  6. 5 を加熱し,沸騰したら弱火にして1〜2時間ふつふつ炊く.パプリカの厚みによって炊きあがり時間は変わる.
  7. 6 の煮汁は適当を取り分けて片栗粉でとろみを付ける.
  8. 深めの皿に炊きあがった 6 のパプリカを取り出して二つ割りにし,7 の煮汁をたっぷりかけてできあがり.

—— そんなこんなで,今宵はいつもの “お水” の〈風の森〉が登場.野菜のアテには最適な相性.

レシピ → het dagelijkse keukenleven「パプリカの和風肉詰め煮」|クックパッド「パプリカの和風肉詰め煮」.

◆週明けから梅雨本番の水浸しになるとの予報.今年はよく降るなあ.

◇本日の総歩数=4,143歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.30kg(−0.15kg) / 29.8%(+0.9%)


4 juli 2020(土)※またも梅雨空に逆戻り

◆午前6時半起床.雨.気温19.9度.北東の風.しとしと雨が降り続く週末の朝.午前9時の気温は23.1度.風向きは北東から南西に変わった.前線の通過中か.

◆食卓の上もゆるゆる動き出した.朝餉は一昨日つくったレンズ豆カレーの残りと雑穀ごはん.ผักชี の葉を刻んでたっぷりトッピング.野菜サラダとフルーツ寒天はいつもどおり.

◆雨が降ってはどうしようもないので日中は本読み.午後になってやっと雨が上がったので,夕方の近場徘徊.なんともメリハリのない一日だったが,アタマの黒い “紙魚” は着実に成長している.

◇本日の総歩数=6,293歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.45kg(−0.55kg) / 28.9%(0.0%)


3 juli 2020(金)※蝉の初鳴きポルチーニ

◆午前5時前起床.スッキリ青空.朝日がまぶしい.気温20.9度.北東の風.青空に雲が広がってきた観音台.午前8時の気温は24.2度.東風.湿度は73%と蒸し暑い.農林団地の木立からニイニイゼミの初鳴きが響いてくる.

◆[欹耳袋]東京新聞「創文社の全書籍が絶版免れる 講談社がオンデマンド形式で出版へ」(2020年7月2日)※「一つの出版社の書籍を丸ごと別の出版社が引き継ぐのは業界では異例。良書を残したい、という両社の思いが結実した」

◆午前の┣┣" 撃ち ——

  • #TodaiStat 昨日7月2日(木)の多変量解析講義の要約と Zoom 録画URLはスラックと ITC-LMS にアナウンスしました. posted at 09:21:56
  • #TodaiStat 昨日配布した課題レポートに関連して,エクセルファイルからのデータの読み込みができないなどのフシアワセがありましたらスラックにお問い合わせを. posted at 09:23:37

◆正午の気温は27.2度.かなり蒸し暑い曇り空の昼休み.すっかり忘れていたロングコース徘徊へ出撃.雨上がりの湿った農林団地の茂みはキノコの天国.そして,近隣の集落では田んぼが青々としていた.本日の歩き読み本:権代美重子『日本のお弁当文化:知恵と美意識の小宇宙』(2020年4月20日刊行,法政大学出版局,東京, 252 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-588-30052-3 → 版元ページ )※実に法政大学出版局 ら し く な い 装幀.カラフルなお弁当の数々.日々弁当派のみなさんはきっと読みたくな〜る.

◆たったいま農林団地産のポルチーニ茸(ヤマドリタケモドキ)いただきました! ヒトが食べる前に他の動物たちが試食していたらしいが,それはきっとうまい証拠だろう.ありがとうありがとう.リゾットにしようかなあ.とつぶやいたら,間髪入れず,「ポルチーニはクリームソースのパスタにせよ」との指令が飛んできた.

◆[蒐書日誌]H・コリンズ,R・エヴァンズ[奥田太郎監訳|和田慈・清水右郷訳]H・コリンズ,R・エヴァンズ[奥田太郎監訳|和田慈・清水右郷訳]『専門知を再考する』(2020年4月25日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+179+30 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-8158-0986-7 → 目次版元ページ)読了.最後まで手強かったなこれは.従来的な「貢献型専門知」に対する新手の「対話型専門知」の関わりがクローズアップされている.とくに,これまできちんと論議されてこなかった「対話型専門知」をどのようにとらえるかについて,実験研究をも実施して解明しようとしているところが目を惹く.ワタクシ的には,ふたつの専門知の相互関係を描いた図4(p. 87)を見ながら,生物体系学と生物学哲学の関わりを思い浮かべていた.表1「専門知の周期表」(p. 17)が本書全体の “大黒柱” に相当するが,専門領域の「内と外」をどのようにイメージ化するかによって,本書の主張をどこまで広げられるかが変わってくるだろう.ワタクシ的には科学と哲学との関係にしぼりこんでとらえるかぎり比較的わかりやすい議論だった.

◆今日の夕餉は稀少なる農林団地産ポルチーニを使ったパスタが食卓に登場した:

「ポルチーニ茸のクリームパスタ」【食材(1皿分)】太めのパスタ(100g)・乾燥ポルチーニ(10g)・生ポルチーニ(あれば)・にんにく(1片)・イタリアンパセリ(適量)・生クリーム(50cc)・バター(10g)・パルミジャーノレッジャーノ(10g)・EVオリーヴオイル(適量)【調味料】顆粒コンソメ(小さじ1)・岩塩(適量)・黒胡椒(適量).

  1. 乾燥ポルチーニはやや熱めのお湯に浸して半時間ほどかけて戻す.もどした汁は取り分けておく.
  2. 1 のポルチーニと生ポルチーニは大きめに乱切りする.イタリアンパセリは刻み,パルミジャーノ・レッジャーノはすりおろす.
  3. フライパンを弱火にしてバターを溶かし,みじん切りのにんにくを焦がさないようにゆっくり炒める.
  4. 2 のポルチーニを 3 に投入して,バターをからめるように炒める.
  5. 1 のポルチーニもどし汁を 4 に加え,コンソメを投入してひと煮立ちさせる.岩塩と黒胡椒で調味する.
  6. 5 に生クリームを加えて火を止め,よくかき混ぜる.
  7. パスタは時間通りに茹で,水気を切ってから 6 のクリームソースと和える.
  8. 熱いうちに皿に盛りつけて EV オリーヴオイルをひとまわし.パルミジャーノ・レッジャーノをふりかけ,イタリアンパセリをトッピングする.

—— 美味しすぎて人生のシアワセをかみしめている.香りよし味よし.サイドメニューの茄子の丸焼きはオーブントースターで40分焼けばできあがり.途中ボスんボスんとバクハツしていたがとろけるようにやきあがり.自家製ジェノベーゼソースをかけていただく.モロッコいんげんの肉巻きはほんの付け足し.

レシピ → クックパッド「ポルチーニ茸のクリームパスタ」|het dagelijkse keukenleven「ポルチーニ茸のクリームパスタ」.

◆[蒐書日誌]臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌:装幀百十年の系譜』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ)※夜遅く大評ゲラのマイナー修正.これにて校了.

◇本日の総歩数=11,058歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 87.00kg(−0.05kg) / 28.9%(+0.5%)


2 juli 2020(木)※夏の日差しの遠隔高座

◆午前5時過ぎ起床.雨雲は通り過ぎて朝日が雲間にのぞく.気温22.4度.南南西の風.夏の日差しが戻ってきた朝の食卓には定番の冷製トマトパスタ.

◆ひさしぶりに夏空が広がる観音台.午前8時の気温は25.3度.南南西の風がやや強め.ちょっとだけ爽やかに感じるのは湿度が昨日よりも低いせいか.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 午後の生物統計学オンラインお座敷のアップデート.

  • [つくば]プレリュード 243 字だん. posted at 10:19:48
  • [つくば]プレリュード 522 字だん. posted at 10:42:56
  • [つくば]プレリュード 591 字だん. posted at 11:00:41
  • [つくば]プレリュード 425 字だん. posted at 11:10:25
  • [つくば]以上 プレリュード だん.計 8,076 字. posted at 11:22:25

◆青空の昼休み.最高気温は30.7度まで上がり,ひさしぶりの真夏日.湿度は昨日ほどではなかったが,涼しい引きこもりが続く.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 梅雨の晴れ間のオンライン高座:

  • #TodaiStat Rcmdr の「平均値のプロット」描画のバグは解決されたようです.まだフシアワセのままの受講生は R を version 4.0.2 にアップデートし,パッケージもすべて最新版にアップデートしてください.シアワセがやってくるはずです. posted at 12:32:40
  • #TodaiStat 課題レポートをスラックとITC-LMSで公開しました.提出〆切は2020年7月22日(水)です.提出の際はpdfファイルを三中までメールでお送りください. posted at 14:32:41
  • #TodaiStat 生物統計学 Zoom 会議室は開室なうです. posted at 14:35:40
  • #TodaiStat 多変量解析始まってます. posted at 15:32:20
  • #TodaiStat クラスター分析終わりました.UPGMA がデフォルトですよ. posted at 16:11:29
  • #TodaiStat 主成分分析だん.おつでした〜 posted at 16:37:48

—— このお座敷も残すところあと1回になった.よくぞ “非対面” のまま10回あまりも続いたものだ.レポート出題もすませたので,あとは来週のラスト高座でベイズ統計学の噺をして大団円?となる.

◆それなりに暑かった一日が過ぎ,今宵の夕餉はシンプルなレンズ豆のカレーに香菜をたっぷりトッピング.ついでに〈ゆきの美人〉のバクハツ系活性にごり酒を抜栓.この美人さんはすぐキレるのでなだめるのがもうタイヘンで,盛大な噴出事故がないように繰り返しご機嫌取りをしていたら数分間経過してしまった.美人はほんとうに手がかかる.

◇本日の総歩数=3,278歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 87.05kg(+0.15kg) / 28.4%(−0.3%)


1 juli 2020(水)※元気すぎる梅雨の風雨

◆午前5時過ぎ起床.雨は降ったりやんだり.気温24.8度.南風強し.観音台は雨上がりの曇り空.午前8時の気温は26.1度.湿度87%. “熱帯温室” のなかに放り込まれたようなもの.南南西の強風がやまない.強風に吹きちぎられた枝葉がいたるところに散らばったり吹き溜まったりしている.

◆午前の┣┣" 撃ち —— メーリングリストへの月例アナウンス送信./今月の┣┣” 撃ちカレンダー更新だん.年度初めにあれほどじたばたした前期の本郷オンライン高座も残すところあと2回でおしまい.やっと Zoom お座敷に慣れたというのに.で,南大沢と藤沢の後期はいったいどうなるんでしょうねえ./そして,めずらしく原稿に向かう:

  • [つくば]プレリュード 216 字だん. posted at 10:24:43
  • [つくば]プレリュード 273 字だん. posted at 10:51:38
  • [つくば]プレリュード 390 字だん. posted at 11:06:45
  • [つくば]プレリュード 158 字だん. posted at 11:27:53
  • [つくば]プレリュード 490 字だん. posted at 11:57:00

◆昼休み.正午の気温は25.3度.雨はやんでいるようだが,南風がまだ吹き荒れ,農林団地の木立が大きく揺さぶられている.お弁当の時間.タイムリーにも:権代美重子『日本のお弁当文化:知恵と美意識の小宇宙』(2020年4月20日刊行,法政大学出版局,東京, 252 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-588-30052-3 → 版元ページ )着便.カラー写真満載.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 原稿書いてます書いてます:

  • [つくば]プレリュード 346 字だん. posted at 14:05:13
  • [つくば]プレリュード 263 字だん. posted at 14:34:05
  • [つくば]プレリュード 281 字だん. posted at 14:39:03
  • [つくば]プレリュード 342 字だん. posted at 15:04:05
  • [つくば]プレリュード 395 字だん. posted at 15:21:11
  • [つくば]プレリュード 193 字だん. posted at 15:54:18
  • [つくば]プレリュード 855 字だん. posted at 16:25:14

◆風雨の夜は手を抜いて天ぷらおろし蕎麦.オレゴンは〈Rogue〉 の「Hazelnut Brown Nectar」を抜栓.食後はレンズ豆カレーの仕込みに没頭.今回はタマリンド・ペーストで酸味を付けてみた.南インド風?

◆[蒐書日誌]臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌:装幀百十年の系譜』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ)の大評ゲラが届いた.めずらしく字数ピッタリで,大きな修正箇所も見当たらず.このまま校閲部ディフェンスに進められるかな.

◆夜が更けても南風に乗って雨がベランダを濡らしている.しかし,明日は青空が戻ってくるとの予報.

◇本日の総歩数=4,453歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.90kg(+0.55kg) / 28.7%(−0.3%)


--- het eind van dagboek ---