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日録2018年3月 


31 maart 2018(土)※桜色に染まる北条大池

◆午前6時起床.晴れ.気温3.4度.まずは昨日までの三日間の「湯けむり日録」を更新.

◆みちのく湯けむり旅の翌日くらいおとなしくしていればいいものを,春の陽気に誘い出されて北条大池へお花見に.満開の桜並木は大勢の花見客で賑わっていた.その勢いでつくば道を直登するという急坂ハードコースを登攀する.この坂は軽登山並み.つくば道のてっぺん近くから下界を見下ろす.さすがに疲れ果て,山麓の稲葉酒造にて “お水” を所望するという充実しまくりの一日.

◆明日から新年度なので,メールの署名を変更したり,プロフィールを書き換えたりとじたばたする.

◇本日の総歩数=12,895歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 89.20kg(−0.05kg) / 31.2%(+0.1%)


30 maart 2018(金)※最上川から酒田漁港へ

◆午前6時過ぎ起床.青空.最近隣の新庄では最低気温0.4度だった.朝イチの岩風呂へ.「責了」という甘美な言葉がたなびく日.あとのことはよろしく〜

◆[系統体系学の世界]というわけで,定価と目次ノンブルまですべて確定:三中信宏『系統体系学の世界:生物学の哲学とたどった道のり』(2018年4月20日刊行予定,勁草書房[けいそうブックス],東京, 507 pp.(xii+430+lxv pp.), 本体価格2,700円(本体価格), ISBN:978-4-326-15451-7 → 版元ページ)※予価は2,800円だったが,さらに下がって驚異的な定価2,700円!となった

◆午前10時前にチェックアウト.雪解けでめいっぱい増水した最上川をこたつ船で舟下り.気温こそ10度に届かなかったが,さんさんと降り注ぐ陽光を浴びてフルに光合成できた.最上川から流れ流れて日本海側の酒田漁港にたどり着いた昼下り.冷たい海風が吹きつける漁港を一回り.古い山居倉庫から鳥海山は雪をいただいてそびえ立つ.最上川・鳥海山・酒田漁港の三点セットの〆は酒田海鮮市場のなかにある〈海鮮どんや・とびしま〉の海鮮丼.ごちそうさまでした.

◆日本海から激走してつくば帰還は午後7時半.何かの辞令が今日手渡されることになっていたようだが,それはまあいいでしょう.今回の湯けむり旅は三日間で計1,300kmの走行距離だった.

◇本日の総歩数=4,383歩. 朝△|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


29 maart 2018(木)※赤倉温泉でぶくぶく〜

◆午前5時半起床.まずは朝の一番風呂を.残雪に囲まれた露天風呂は湯の花の被膜が広がっていた.田沢湖の気温は3.8度.さすがに寒い.

◆朝食前に〈鶴の湯〉露天風呂へ.湯治旅館の名残を残す本陣の建物を通り抜け,川沿いの露天風呂に.朝ごはん時間帯だったせいか独占入湯.さすがは秘湯番付トップ.乳白色の湯船の底から足元湧出.内湯の黒湯と白湯もみごとな析出物の “千枚田” を形成していた.朝餉はナラタケのお味噌汁.

◆午前10時にチェックアウト.残雪の残る田沢湖高原から田沢湖の湾岸道路を一回り.春休みとはいえ平日だったせいか,行き交う車はまるでなし.金色に輝く辰子姫像を背に,角館に向かう.東北のお花見シーズンは大型連休の頃なので,角館の桜並木は冬のまま,武家屋敷街も団体客がときおりあるものの閑散としていた.

◆夏日だった昨日とは一転して,終日10度前後の肌寒さ.小雨に濡れる鬼首街道を抜け,鳴子温泉から羽前街道を経て山形に入り,夕暮れの赤倉温泉〈三之亟〉にたどり着いた.巨大な手掘り岩風呂に直行.体育館並みの天井の高さがある.深湯の湯船は深さ1.5メートルもある.安山岩を手掘りした湯船の底のマーブル模様が揺らめいていた.60度の源泉はかけ流しどころか足元から溢れっぱなし.奥の中湯はやや熱い.階段を上がった高湯なる打たせ湯の横にはいわくありげな洞窟が.

◆行く先々の湯宿でゲラを読み続ける因果な稼業.ゴールはもう目前なのだが.

◇本日の総歩数=7,858歩. 朝△|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


28 maart 2018(水)※夏日と残雪鶴の湯温泉

◆午前6時前起床.晴れ.気温は9.0度.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 夜討ち朝駆けで着弾する念校ゲラたち.今日からは逃亡先でこれらの┣┣" に対峙することになる.

◆みちのく逃避行 —— 午前9時半つくば出発.常磐道から磐越道をひた走り,正午過ぎに東北道の安達太良サービスエリア着.気温は25度の夏日ラインに達している.穏やかな春の日和というよりは,初夏の日差しにくらくらして,どうしようもない.さらに東北道を爆走し,盛岡インターで下の道へ.田沢湖を経由して乳頭温泉にたどりついたのは午後5時すぎだった.〈鶴の湯〉別館「山の宿」チェックイン.600kmの長旅だった.

◆盛岡まではぜんぜん雪を見なかったのに,田沢湖高原一帯は雪また雪の雪景色.では,夕食前に本館の混浴風呂へ.混浴風呂を “激写” するわけにはいかないので,それはごくパーソナルに秘めておくことにして,湯上がりの夕餉は〈鶴の湯〉名物の山の芋鍋をいただいた.

◆[欹耳袋]椎名乾平 2016. 相関係数の起源と多様な解釈.心理学評論 59(4): 415-444 abstract | pdf [open access] ※「はじめに」(p. 415)では,統計学史のもつ意義に関するとても重要な点が指摘されていて,ワタクシは深く深く共感する:

  • 「統計学は実用的学問であるから,統計手法,統計理論はある具体的文脈から作り出されるのが常である。」
  • 「ある分野で大成功を収めた理論は,しばしば他の分野に移植されることになり,その際に「概念の読み替え」と「抽象化・脱文脈化」が行われる。」
  • 「その理論がスタンダードになると,初心者を迅速に教育する必要が生まれ,教科書の中で「単純化・手続き化」も行われる。その過程の中で,理論が育まれた土壌と創始者たちの思想が忘れられていくことになる。」
  • 「あまたの統計学教科書は,元の理論の文脈や思想部分の大胆な単純化・省略を行っていることが多く,その結果,時としてクックブックと揶揄されることになるし,参考文献は存在しないか他のやや難しい教科書が参照され原論文に対する言及は省かれることになる。」
  • 「研究を進めるためには過去の枝葉末節をあえて黙殺し,必要な部分を効率よく学習する必要があるからこれはいたしかたないのだが,オリジナルの問題設定との直接のつながりが失われ,「本当の意味」 や「 元々の意味」 が忘れられてしまう危険が出てくる。」

◆湯けむりに紛れようとしても,こんな山奥なのに容赦なく Wi-Fi 電波の追求は続く.『系統体系学の世界』の念校ゲラを秘湯で読み続けるというのはモダンというかなんというか.

◆いずれにしても長距離移動でへたばったので硫黄臭とともに寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

◇本日の総歩数=4,383歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 89.25kg(+0.25kg) / 31.1%(0.0%)


27 maart 2018(火)※農林団地は桜が見頃に

◆午前5時半起床.晴れ.気温6.8度.観音台.農林団地の桜並木は昨日のうちに花開いたらしくちょうど見頃を迎えている.お花見渋滞がイッキに激化するだろうなあ.午前8時の気温は14.1度.最後の出勤簿押印.

◆[系統体系学の世界]「念校の日」/念校ゲラが立て続けにDropbox着弾.加圧マックス./ひたすらゲラを読み,問題箇所に対応し続ける.

◆[統計思考の世界]文献リストmd更新→変換→txt, html, docx を編集部に送信./こちらも加筆修正を求められている.

◆[蒐書日誌]着便本 —— John S. Wilkins『Species: The Evolution of the Idea, Second Edition』(2018年2月刊行, CRC Press[Series: Species and Systematics], Boca Raton, xxxviii+378 pp., ISBN:978-1-1380-5574-2 [hbk] → 目次版元ページ)※十年前の旧版:John S. Wilkins『Species: A History of the Idea』(2009年9月刊行,University of California Press[Series: Species and Systematics 1],Berkeley,xiv+306 pp.,ISBN:978-0-520-26085-6 [hbk] → 目次版元ページ)と比較すると,種問題の現代的意義とその波及を論じた Section III が新規加筆されていることがわかる.【種】がコワい諸氏は枕頭の書にすると魔除けになるかも(知らんけど). なお,初版のコンパニオンブックだった:John S. Wilkins『Defining Species: A Sourcebook from Antiquity to Today』(2009年11月刊行,Peter Lang[Series: American University Studies; Series 5: Philosophy, vol. 203], New York, xiv+224 pp., ISBN:978-1-4331-0216-5 [hbk] → 目次版元ページ)はそのまま利用できるだろう.

◆午後の┣┣" 撃ち —— のうかんけん避難訓練なう!——などとツイートしたらしばかれる(かも).13:30から防災訓練.お花見渋滞を横切ってヘルメット避難軍団が圃場に集結した.気温はすでに21.4度まで上がり,長袖ではもう暑すぎるな./避難訓練から戻ってきたらプリントアウトの紙津波が居室に氾濫していた.

◆春の野菜畑のような健康的夕餉の風景.ウサギか青虫みたいな食卓だから麦の “お水” の一択である.草食の後はゲラ読みが夜遅くまで続く.

◆[欹耳袋]年度が変わっても高座は続く.4月12日(木)19:00から,青山ブックセンター本店にて,先月出版したマニュエル・リマ『The Book of Circles — 円環大全』の刊行記念イベントに出演.対談者は山本貴光さん.

◆明日からは北への逃避行である.諸事もゲラも放り出して遁走する.

◇本日の総歩数=7,452歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.00kg(+0.40kg) / 31.1%(−0.1%)


26 maart 2018(月)※ゲラ読み最後のあがき

◆午前6時前起床.晴れ.気温は4.7度.朝日の観音台.午前8時の気温は11.1度.日中は20度を超えるらしい.農林団地は日に日に枝先の桜色が濃くなってきた.今週なかばは夏日になるとの予報なので,通勤者としてはお花見渋滞を覚悟しなければならない.しかし〈花粉の祭典〉は延々と続いているのでみだりに外に出るとタイヘンなことになる.

◆朝イチの居室BGMは〈春の祭典〉を.ゲルギエフ/キーロフ歌劇場.例の「オニの11連符」で素数のすばらしさを再認識する朝. 〈春の祭典〉がBGMとしてやや問題があるとしたら,無意識のうちに変拍子のリズムを数え始めてしまうこと.とくに第一部「大地礼賛」の「賢者の行進」はとくにアカン曲で,大太鼓と銅鑼の掛け合いをつい叩き始めてしまう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— はてしないゲラ読み./提出書類の「銀行口座の届け印を押印」というハードルでこけてフリダシに戻る(イマココ)./またゲラ読み./ひたすら難行苦行の視力検査が続く./キクマルがやってきた.

◆正午の気温は18.6度.暖かそうだが花粉の祭典もきっと賑やかなのだろう.『系統体系学の世界』索引項目のチェック終了.

◆[蒐書日誌]ゲラ読みに追われていた間にも,いただきものの本たちは静かに積み上がっていくのだった.ご恵贈感謝です —— 三宅陽一郎・山本貴光『高校生のための ゲームで考える人工知能 』(2018年3月10日刊行,筑摩書房[ちくまプリマー新書・296],東京, 264 pp., ISBN:978-4-480-68998-6 → 版元ページ)※山本貴光さんとは来月はじめに都内で対談する機会があります.よろしくよろしく./『世界思想・45号』(2018年4月10日発行,世界思想社,京都 → 版元ページ)※特集〈メディア・リテラシー〉.三中信宏「データ可視化の落とし穴 —— 見えること vs. 読めること」(pp. 76-80)を寄稿した./藤田博司『「集合と位相」をなぜ学ぶのか:数学の基礎として根づくまでの歴史』(2018年3月19日刊行,技術評論社,東京, 223 pp., 本体価格2,040円, ISBN:978-4-7741-9612-1 → 版元ページ)/石黒浩『僕がロボットをつくる理由:未来の生き方を日常からデザインする』(2018年3月20日刊行,世界思想社[教養みらい選書・001],京都, viii+155 pp., 本体価格1,300円, ISBN:978-4-7907-1708-9 → 版元ページ)/ステファノ・マンクーゾ [久保耕司訳]『植物は〈未来〉を知っている:9つの能力から芽生えるテクノロジー革命 』(2018年3月25日刊行,NHK出版,東京, 301 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-14-081733-9 → 版元ページ

◆午後の┣┣" 撃ち —— 昨年来ずっと放置してきた出張復命書をそろそろ出せと言われてあたふたと会計システム内を駆け回る./植物防疫協会への著作権許可書の返送./某出版社からの「私の番号」よこせ要請に対応./「勁草書房70周年フェア」小冊子の校正./PCの管理者変更手続きだのなんだの.

◆[統計思考の世界]ゴールデンウィーク明けの5月中旬刊行予定の三中信宏『統計思考の世界:曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎』(2018年5月近刊,技術評論社)の目次とノンブルがほぼ確定したので公開.「まえがき」と「あとがき」がさらに追加されるかもしれない.

◆今宵はプチ豪勢に上にぎり寿司.いただきものの福井の〈黒龍〉限定品・大吟醸純米酒「火いら寿」生酒を抜栓.有名な〈黒龍〉「しずく」とはぜんぜんちがう世界.ああシアワセ〜.

◆年度末の締め切り付きじたばたは明日も続くのだった.

◇本日の総歩数=5,319歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.30kg(−0.65kg) / 31.2%(−0.2%)


25 maart 2018(日)※農林団地はお花見開幕

◆午前5時半起床.晴れ.気温3.9度.送別会の大波が通り過ぎて静かな週末の朝を迎えている.この一週間はほとんど連日の呑み会で,ひたすら “送られまくった” 感がある.

◆[思考の体系学]logical cypher scape「三中信宏『思考の体系学』」(2018年3月25日)※やっかいな本を書いてしまって申し訳なく.

◆[蒐書日誌]最近の車中読書本 —— 道場親信『下丸子文化集団とその時代:一九五〇年代サークル文化運動の光芒』(2016年10月25日刊行,みすず書房,東京, viii+412 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-622-08559-1 → 目次版元ページ)※第二次世界大戦直後の京浜工業地帯にあった “下丸子文化集団” なるサークル運動の変遷をたどる.めっちゃおもしろい.第二次世界大戦後の約10年間にわたり,当時の文芸サークルや「うたごえ」サークルに対する日本共産党の草の根 “工作活動” の影響がとても具体的に叙述されている.科学者を巻き込んだ「民科」という言葉がふつうに出てくる長大な第2章「下丸子文化集団とその時代」が読ませる.当時の出版物はもちろん「ガリ版」で製作されていた.ガリ版印刷の歴史といえば,この本をまたいで通ることはできない:須永襄『『昭和堂月報』の時代:戦前戦後「ガリ版」年代記」』(2000年7月10日刊行,トランスアート市谷分室[HONCOレアブックス・2],東京, 196+12 pp., 本体価格7,239円, ISBN:4-88752-127-8 → (株)ショーワ〈「昭和堂月報」の時代〉).ワタクシもかつて鉄筆を握った記憶がかすかにある.

◆午後は観音台へ.街路樹の白辛夷はもう満開なので,次はいよいよ桜の出番だ.農林団地の桜並木はまだほんの咲き始めだが,早くも花見客が来ていた.

◆[欹耳袋]スポニチ「膳所、初戦敗退も野手の守備位置に驚きの声「データ野球すごすぎる」」(2018年3月24日)※「野球経験がない専門部員が「R」という統計ソフトなどを使いダイヤモンドを198分割し、対戦校の打球位置や角度などを管理し分析している」— ひょえ〜

◆明日からの今年度最後の一週間はやはりいろいろと雑用が押し寄せる.

◇本日の総歩数=2,456歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.95kg(+1.10kg) / 31.4%(+0.7%)


24 maart 2018(土)※馬がいななく夜の酒宴

◆午前6時起床.晴れ.昨夜の打ち上がりは健康的だったので「うう……」なく朝を迎えた.午前7時の気温は7.6度.

◆昨日の最終高座質疑メモ —— 質問者「農研機構の中で自由勝手な研究をずっとしてこられて “良心の呵責” はなかったんでしょうか?」/みなか「ぜんぜんありません」※ “天動説者” の辞書に「良心の呵責」などという言葉はもともとないのだ.|駒場のSMDセンセ「大学よりも農水省の研究機関の方がいろいろと “淘汰圧” がきびしいだろうねぇ.大学はなんのかんの言っても緩いしねぇ」/みなか「だから “隠れて生きよ” と何べんも言うしかないわけで」※淘汰圧に快感を覚える研究者もいるだろうけど.|最終高座は質疑を含めてすべて録音されているので,そのうちどこかからダダ漏れするかもしれません.ところどころ「ぴーーーーー」で “墨塗り” される可能性はありますが(やっばー).|あのご質問は「純OD」経験者であるワタクシにはとても共感を覚える問いでして,「明日のことは考えない」「理由のない楽観主義」「根拠のない自信」というワタクシの返答はいずれもODの数年間を乗り切るためのサバイバル術でした.けっして誰にでも当てはまる万能薬ではありませんが.

◆昼下りの観音台.昨日の後片付けののち,ごそごそしている.正午の気温は13.3度.南風に乗って花粉が降り注ぐ.春ですなぁ.

◆夕闇が迫ってきた.そろそろ再出撃タイムだ.遠くからお馬さんのいななきが聞こえてくる.夜10時過ぎ帰宅.馬また馬〜 みなさん,ご参集ありがとうございました.

◇本日の総歩数=8,151歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 88.85kg(−0.50kg) / 30.7%(+0.1%)


23 maart 2018(金)※最終高座をお務めして

◆午前5時半起床.曇り.気温8.3度.曇り空の観音台.午前8時の気温は9.9度.午後の紙芝居をつくり続ける朝.類友さらにひとり増え.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 紙芝居をひたすらつくり続けるドロナワ作業./午前11時から連携教員打合せ.ワタクシを含めて二人抜けて新たに二人加わるので,仕事の分担とか課題の洗い出しとか./その後も紙芝居をつくり続ける.

◆ネクタイを締めるお座敷の午後 —— 正午過ぎ,2階大会議室へ.MacBook Pro がHDMI接続でディスプレイにつながらないというフシアワセ.けっきょくVGA接続で事なきを得た.お花とお供え物の “お水” が並ぶ壇上.続々とお客さんが入ってくる.所内よりは所外の方が多いかも.遠路はるばるありがとうございます.

いちおう最終高座:三中信宏「隠れて生きよ —— 観音台の細道をたどって」2018年3月23日(金)13:30〜15:30@農業環境変動研究センター大会議室.午後3時半,最終高座終了.たっぷり噺をして,そのあと半時間は質疑応答.いろいろな質問が客席から届いた.全体構成としてはこれでよかったかもしれない.

今回の噺で使った紙芝居のうちアヤシイ写真類を除いた部分を SlideShare で公開した:「三中信宏いちおう最終講義2018年3月23日(金)@農環研(つくば)」(2018年3月23日).最後のスライドの陶淵明の漢詩がSlideshare上では表示されないが,ダウンロードしたpdfでは正しく表示されていることを確認.

ワタクシのいつもの高座では多くの枚数のスライドを流しながらわ~っと噺をするしゃべくりスタイルだが,今日の「いちおう最終高座」では写真を含めてたった20枚あまりのスライドだけで実質一時間半の噺をつむいだ.スライドにコンテンツが詰め込まれるほど聴衆は “噺家” を見なくなるので.

◆午後6時から東新井〈創作酒房ko-un〉にて送別会.最終高座には来れなかったが送別会だけ参加という人も.健全な呑み方だったので花束やら “お水” のさらなるお供え物とともに健全に帰宅.

◆明日のもっとディープな〈夜の会〉はさらなる覚悟が必要.

◇本日の総歩数=7,910歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 89.35kg(−1.10kg) / 30.6%(+0.2%)


22 maart 2018(木)※降って曇って晴れる日

◆午前6時前起床.雨また雨.気温10.1度.北風強し.朝イチの免許更新後,小雨の観音台へ重役出勤.予報では暖かくなるはずが,まだ10度ちょい超えの涼しさ.

◆[欹耳袋]前日じたばた宣伝:【演目】「隠れて生きよ —— 観音台の細道をたどって」【噺役】三中信宏【日時】2018年3月23日(金)13:30〜15:30【場所】農業環境変動研究センター大会議室(茨城県つくば市観音台3-1-3)※当日夕方の懇親会情報を追加しました.

◆水面下の策動 —— 類は友を呼ぶ.またひとり増えた.さらに濃くなった夜の闇にお馬さんが高らかにいななく./豪雪のニューヨークで「JFK足留め」を食らっている研究者が複数いるらしい./類はさらに友を呼びまくる./さらなる類友へと事態は進展するのだった.

◆『系統体系学の世界』の “蟲捕り” ははてしなく続く.その次は索引づくりだ.

◇本日の総歩数=8,341歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 90.45kg(+0.10kg) / 30.4%(+0.6%)


21 maart 2018(水)※春分に雪が降り積もる

◆午前6時過ぎ起床.曇り.気温5.2度.予期しない降雪の予報.厚木は雪みたい.午後の出撃は冬装備か.

◆[系統体系学の世界]残務┣┣" 撃ちの時間である.

◆午後2時,つくば駅なう.雨.気温はさらに下がって3.1度.雨と雪の微妙な境目.今日は厚木出撃の日.つくばは雨だったが,新宿に来たらみぞれのようなものが降っていた.午後3時の気温は2.0度.経堂から多摩川を越えるまでは屋根に雪が積もっていた.雨降る東京農大厚木キャンパスへ.さすがは日本唯一の日本酒蔵元養成大学,きわめてパーソナライズされた大吟醸酒の生詰がさりげなく昆研学生室に置かれていた(もちろん非売品).夜の厚木は冷たい雨が降り続く.午後6時から,本厚木駅前にて東京農大昆研の謝恩会があった.

◆真冬のような寒さの春分の日だった.午後10時過ぎ,つくば帰還.冷たい小雨に濡れる夜のセンター広場.近場よりも遠くでの呑み会の方が早く帰ってくることが多い.

◇本日の総歩数=6,407歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 90.35kg(+0.90kg) / 29.8%(−0.4%)


20 maart 2018(火)※雨降る本郷を北に南に

◆午前5時起床.本降りの雨.気温8.0度.朝風呂のあとゲラ読み開始.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「大学教員も「役職定年」 政府会議が検討へ」(2018年3月19日)※一般企業だと50歳代に入ると役職定年になるらしいが,大学で通用する? 学内の委員会とか学務とかからの “定年” だけだったらまだしも.

◆午前9時半,つくば駅.雨また雨.気温は6.5度.肌寒い.今日は本郷界隈を絨毯バクゲキするという特命を受けている.隙間なくミッションが詰め込まれている.まずは『統計思考の世界』ゲラ読みの続きだ.はたしてあと2時間で全部読めるのか.

  • [統計思考の世界]第8講〜第10講の再校ゲラ読みだん.時間との競争なう. posted at 09:03:38

◆午前11時,雨に濡れる本郷通りをてくてく歩いて〈ルオー〉へ.車中ゲラ読みをしまくったおかげで,『統計思考の世界』の再校ゲラ第4講〜第14講&エピローグ(pp. 39-219)はすべてチェック完了.滑り込みセーフ.あとはウィンナ・コーヒーをいただきつつ担当編集者を待つばかり.ゲラ束を担当編集者氏に手渡してやや身軽になったので,セイロン風カレーを食べてまた重くなる.大型連休明けの5月中旬に刊行予定とのこと.

◆正午,〈ルオー〉から〈こころ〉へ移動し,今度は『系統体系学の世界』の超重量ゲラどもを別の担当編集者に手渡してまた軽くなった.同時並行で複数の本を書くとこういうタイヘンなことになる. 本郷通り沿いで軽くなったり重くなったりを繰り返して,小雨が降り続く弥生キャンパスにやっとたどり着いた.春雨に濡れる農学部構内は最終講義の季節である.こちらはひと月後の4月半ばには刊行予定.勁草書房の創業記念日に遅れるわけにはいかないとのこと.

◆午後1時から専攻教員会議.配布資料は古今未曾有の「1,242ページ」! 午後3時,専攻教員会議終了.雨は止んで曇り空.また〈ルオー〉に戻り,今度は経済産業省の人と,とあるプロジェクトに関する打ち合わせ.すきまなく詰め込まれた一日だったが,午後4時半にやっと解放された.本郷キャンパスを横断し,湯島方面へ降りる.夕暮れの池之端へ.

◆今宵は不忍池を見下ろす〈東天紅〉にて専攻送別会.定年を迎えられる塩沢昌さんと久保成隆さんとともにワタクシも送られる側だった.ありがたいことだ.時節柄〈東天紅〉のどの部屋も送別会グループで満室だった.東天紅ビルはいつもは下から見上げるだけだったが,今日は上層階から見下ろすことができた.遠くにはスカイツリーが点滅し,上野の夜景が不忍池に映る.

◆二次会は湯島へ.相当呑んでつくばには午前様の帰還.

◆明日は東京農大昆研の謝恩会に本厚木まで出撃する.連日連夜の飲み歩きだ.

◇本日の総歩数=12,715歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 89.45kg(+0.35kg) / 30.2%(−0.2%)


19 maart 2018(月)※時間と競争する週明け

◆午前6時前起床.晴れ.気温6.6度.六日ぶりの観音台は曇り空.今日は生態学会札幌出張の代休日なので,ここに来る必要はぜんぜんなかったのだが,そんなことを言っている余裕がないのでやっぱり来てしまった.年度末の雑用がいろいろあってね.

◆[欹耳袋]生態学会大会あれこれ —— 「生態学会」をキーワードにツイート検索すると参加者の満足度が総じて高かったことを知る.昨夜,かえりのつくば行きバスでいっしょだった同じ農環研の某氏は大会会場では一度も出会わなかった.あー,もちろんワタクシの会場実在率が低かったわけですけどね.

◆正午前には早くも15.6度まで気温が上がっている.これはもうまどろむしかない春の暖かさ.

◆競り合いは果てしなく続く ——

  • [系統体系学の世界]まえがき〜第1章まで再校ゲラ本刷り転記だん. posted at 13:53:43
  • [系統体系学の世界]第2章の再校ゲラ本刷り転記だん.これでやっと半分. posted at 14:53:30
  • [系統体系学の世界]第3章の再校ゲラ本刷り転記だん.300ページ超え.あと200ページだ. posted at 16:00:05
  • [系統体系学の世界]第4章の再校ゲラ本刷り転記だん. posted at 16:44:15
  • [系統体系学の世界]第5章以降,エピローグ,あとがき,謝辞まですべての再校ゲラ本刷に転記だん.文献リストの抜け落ち2つも追加だん.日が変わる前でよかったぁ. posted at 23:49:19
  • [系統体系学の世界]そんなわけで本書500ページ分のゲラ修正作業はぎりぎりすべりこみですべて終わったことになる. posted at 00:02:19

◆明日は朝から夜まで都内出撃.

◇本日の総歩数=6,402歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.10kg(+0.55kg) / 30.4%(−0.6%)


18 maart 2018(日)※ワルモノが集う最終日

◆午前5時過ぎ起床.気温0.4度.サッポロ最後の朝.午前8時半,札幌コンベンションセンター.朝日がさんさん.積もった雪が溶けては凍りまた融けてかき氷みたいな路面.Room I に入ったらもうワルい人たちが集結していた.でびるまんが学会テロを決行することがすでに予告されている.全員悪人! 正午までの3時間は悪の枢軸である.

◆[系統体系学の世界]オビとソデの “檄文” の文案だん.よろしく〜

◆午前のワルモノ劇場がはけたあと,ホテルでスーツケースをピックアップしてから,午後1時過ぎに札幌駅.気温6.8度.青空が広がり南風が心地よし.では空港へ.今回は長居をしたのでゲラ読みがとても捗った(それか).諸方面,お世話になりました.

◆[欹耳袋]生態学会会場の書店ブースでの立ち話.生物系の専門書をつくれる編集者の定年退職が相次いでいて,今後の出版物刊行に黄信号が灯っているという話.どの出版社でも生物系の本を扱える編集者はごくかぎられているので,退職とともに刊行が途切れたり叢書が途絶えたりしているとのこと.

◆午後2時過ぎ,新千歳空港.変更したはずの帰路フライトがキャンセル扱いになっていたようでチェックインできず.羽田までの片道を新規ご購入という最後の最後にフシアワセが千歳に降臨.しかし,ここで負けるわけにはいかないので,〈函館きくよ食堂〉にて函館巴丼と麦の “お水” の験直しの儀式を挙行.フライトは午後4時半,羽田空港には午後6時.珈琲充しながらつくばセンター行のバスを待つ.

◆[欹耳袋]BUSINESS INSIDER「おかず3品以上、ご飯は手作り呪縛は誰のせい?手作り至上主義が共働き家庭を追い詰める」(2018年3月15日)※ご飯と汁物とあと一品の「ミニマル三点セット」がいつでも用意できるスキルを維持したい.あとは “お水” の常備ね.

◆午後9時,つくばセンター着.この生暖かさはいったいどーしたことだ.

◇本日の総歩数=15,600歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


17 maart 2018(土)※ゲラ読み追込み銀世界

◆午前5時半起床.昨夜の雪は止んで青空が見える.気温は氷点下7.8度まで下がっている.真冬の朝.

◆北の街でのゲラ読み進捗 ——

  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 205-216)の再校ゲラ修正だん. posted at 09:30:54
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 216-231)の再校ゲラ修正だん. posted at 09:58:07
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 231-251)の再校ゲラ修正だん. posted at 10:28:01
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 251-261)の再校ゲラ修正だん. posted at 10:37:11
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 262-267)の再校ゲラ修正だん. posted at 10:48:56
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 267-284)の再校ゲラ修正だん. posted at 11:00:08
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 284-292)の再校ゲラ修正だん. posted at 11:07:23
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 292-299)の再校ゲラ修正だん. posted at 11:12:58
  • [系統体系学の世界]第3章(pp. 299-307)の再校ゲラ修正だん.第3章はこれでおしまいっ. posted at 11:18:11

◆ランチは大通公園方面へ.昨夜のうちに10センチの積雪があり,真っ白な銀世界に.正午の気温は2.4度だったが,日なたでは雪がどんどん融けていて,かき氷の末期状態.足元は取られる,交差点は冠水する,走行車に水をはねられるなど数々の災難を乗り切って,握り寿司に到達できたシアワセよ.

  • [系統体系学の世界]第4章(pp. 309-344)の再校ゲラ修正だん.次っ,第5章. posted at 15:07:54
  • [系統体系学の世界]第5章(pp. 345-399)の再校ゲラ修正だん.これで第5章もすべて攻略だん. posted at 16:25:38
  • [系統体系学の世界]エピローグ(pp. 401-419)の再校ゲラ修正だん.ゴールが見えてきたぞ. posted at 16:38:49
  • [系統体系学の世界]あとがき(pp. 419-426)の再校ゲラ修正だん.残るは謝辞のみ! posted at 16:44:03
  • [系統体系学の世界]謝辞(pp. 427-430)の再校ゲラはだいじょーぶ.これにて本文はすべてチェックだん.あとは視力検査表である文献リスト(52 pp.)のみ(汗). posted at 16:46:51

◆とりあえず┣┣" 撃ちはここまでにして,夕刻の北大農学部に攻め入るしたくをしないと.

◆でびるまんに召喚され,夕暮れの雪景色の北大構内を横切って農学部へ.オニのように映画の話をされ,ぜんぜん見てもいないのに,耳学問だけは十分に刷り込まれた.札幌駅の〈福よし〉にて美唄焼き鳥をよく食べてホテル帰還.明日は朝イチに会場に駆けつけないと.

◇本日の総歩数=13,730歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


16 maart 2018(金)※雪降る札幌の夜は長い

◆午前5時半起床.雪.一晩中降り続いたようで,ホテルの窓越しにうっすら積もっているのが見える.気温は0.3度.

◆午前8時半,札幌コンベンションセンター着.まだ小雪が舞っているが,青空がだんだん広がってきた.積雪は2〜3センチ,吹き溜まりだと5センチほど.溶けかけのシャーベットにかき氷をトッピングしたような路面が東札幌から続く.午前9時からの統計教育シンポジウム会場(room F)に来た.午前中の統計教育シンポジウム終了後,演者のみなさんたちとなごやかにランチを.実にヘルシーな昼下り.外はまだ雪が舞い,冬の風が吹きつけている.

◆北の街でのゲラ読み進捗 ——

  • [系統体系学の世界]第2章(pp. 140-163)の再校ゲラ修正だん. posted at 15:22:49
  • [系統体系学の世界]第2章(pp. 163-174)の再校ゲラ修正だん. posted at 16:22:04
  • [系統体系学の世界]第2章(pp. 174-182)の再校ゲラ修正だん. posted at 16:33:06
  • [系統体系学の世界]第2章(pp. 182-189)の再校ゲラ修正だん. posted at 16:44:05
  • [系統体系学の世界]第2章(pp. 189-203)の再校ゲラ修正だん.第2章は以上で終わり. posted at 16:58:13

◆雪の降る街を♫•*¨*•.¸¸♪ —— 夜になって本降りに.雪また雪のサッポロの夕闇.一次会がはけた面々はきっと北や南の方角に分散移動しているにちがいない.海産物がうますぎるのはいいことだ.さすが北海道である.降りしきる雪のなか,すすきの原っぱをちょいと覗いてきたら “お水” がこんこんと湧いていた.原っぱは奥が深いぞ.

◆[欹耳袋]〈丸メガネ研究会〉の「現代の丸メガネ~日本編(1950~1960年代)」にワタクシが載っていることを知る.

◆明日はゲラ読みにケリをつける日.

◇本日の総歩数=14,949歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


15 maart 2018(木)※旅先でのゲラ読み三昧

◆午前5時半に目が覚めたが,ぜんぜん使いもんにならんので二度寝.午前8時になってやっと朝ごはんへ.まだアカンな,これは.深夜の “カネサビル” がまだ取り憑いているようだ.隣席の北大熊研の呑み会に巻き込まれたことも.その昔,サッポロに非常勤講義に来たときはカネサビル2Fの〈つくしん坊〉でSS(=サッポロソフト)を浴びるように飲まされた記憶がある.カネサビルは魔界である.

◆昨夜の懇親会ではお祝い物をいただいてしまった.どうもどうもありがとうございます!

◆北の街でのゲラ読み進捗 ——

  • [系統体系学の世界]まえがき(pp. ii-vii)と目次(pp. viii-xii)の再校ゲラ修正だん. posted at 17:22:42
  • [系統体系学の世界]プロローグ(pp. 1-20)の再校ゲラ修正だん. posted at 17:49:04
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 21-36)の再校ゲラ修正だん. posted at 18:03:45
  • [札幌]外は本降りの雨なう.今日は終日うすら寒い空模様だった. posted at 18:18:47
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 37-51)の再校ゲラ修正だん. posted at 18:32:39
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 52-64)の再校ゲラ修正だん. posted at 18:51:15
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 64-80)の再校ゲラ修正だん. posted at 19:08:19
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 80-91)の再校ゲラ修正だん. posted at 19:50:45
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 91-101)の再校ゲラ修正だん. posted at 20:16:04
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 101-112)の再校ゲラ修正だん. posted at 20:40:18
  • [系統体系学の世界]第1章(pp. 113-126)の再校ゲラ修正だん.第1章はこれでおしまい. posted at 21:02:29
  • [系統体系学の世界]第2章(pp. 127-140)の再校ゲラ修正だん. posted at 21:25:36
  • [系統体系学の世界]第2章(pp. 127-140)の再校ゲラ修正だん.寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪ posted at 23:35:56

◆今日はつくばからお連れした┣┣" の世話で一日が終わった.札幌は朝から曇り空.雲間からときどき雨が降りかかるあいにくの空模様.夕方には本降りに.夜になって雨は雪に変わった.午後10時の気温は1.0度.冬仕様の服装がやっと活躍しだす.こんなに寒い夜なので遅めの晩ごはんは健康的に白味噌味付き玉子らーめん@〈奥原流 久楽〉本店.

◆[系統体系学の世界]コンパニオンサイトのウェブ版文献リストを更新している.それぞれの文献のURLをわざわざ書いたところで,時間が経てばそのほとんどは「リンク切れ」になってしまう.それくらいだったら書誌情報を略さずにきっちり記す方が有益だろうと思う.必要な人はその都度検索すればよい.

◆明日も続くよ生態学会.

◇本日の総歩数=4,961歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


14 maart 2018(水)※残雪を踏み分けて札幌

◆午前5時半起床.晴れ.気温3.6度.旅支度完了,紙芝居まだ(汗).

◆[欹耳袋]nippon.com 「「博士」に未来はあるか—若手研究者が育たない理由(仲野徹)」(2018年3月14日)※他の道を拓くにはどうすればいいか,という問題もある.

◆午前7時前,つくば駅.サッポロ逃避行の始まり(逃げ切れるか).今日は多くの同業者?たちが北に飛ぶようだ.浜松町で乗り換え.朝の通勤時間帯はモノレールが激混み.都内は暖かく晴れわたり,花粉だらけでどうしようもない.午前9時,羽田空港第2ターミナル.ゲートにて搭乗待ち.サッポロ仕様の服装だとかなり暑いんですけど.正午,新千歳空港.残雪ありまくり.空港周辺の気温は4度だそうだ.心なしか花粉センサーも静か.では,正午発の快速エアポートでサッポロに進撃だ〜

◆午後1時,札幌.とりあえずホテルにチェックイン.気温は4.4度.意外に暖かいと感じるが.手袋もいらないみたいだし.ランチをすませ,珈琲充しながら紙芝居づくりの続き(まだ終わらない……).街ナカは残雪で濡れている箇所はあまりなさそうだが,雪景色が広がる郊外はびしゃびしゃの雪道が車窓から見えた.午後3時,札幌コンベンションセンター.地下鉄東西線の東札幌駅から,滑り止めの木炭が巻かれた雪道をてくてく歩く.足元は融けかけのジェラートみたいな水たまりが水深10cmくらいあったりしてかなりスリリング.雪原の彼方に見える札幌コンベンションセンター.今年の第65回日本生態学会大会はここが会場だ.午後4時から形態測定学自由集会だが,奥の院みたいな会場(C)なのではたしてどれくらい集まるか.

◆[文化進化の考古学]『文化進化の考古学』はスタンフォード大学の東アジア図書館(East Asia Library)にも入ったらしい(→「Bunka shinka no kōkogaku」).日本語で書かれた文献が外国には知られないとは一概には言えない.日本人が想像する以上にその情報は広く伝わるものだ.

◆今日のお座敷は自由集会W03道具としての形態測定学:形の解析から見る過去と未来〉16:00〜18:00.50名ほどの聴衆.総合討論は個室居酒屋〈蝦夷〉すすきの店にて.けっこうな飲み方をしてしまい,その余勢をかって北大の結界である北17条「カネサビル」の〈つくしのこ〉に拉致された.当然の午前様で,店を出たのが午前1時過ぎ.タクシーでホテル帰還.初日からもうへろへろだ〜.

◇本日の総歩数=16,950歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 88.55kg(−0.25kg) / 31.0%(−0.5%)


13 maart 2018(火)※旅立つ前日のじたばた

◆午前5時過ぎ起床.気温2.7度.朝日が差す観音台はすでに「花粉の祭典」が始まっている.今朝の最低気温は氷点下ではなかったが,午前7時の気温は4.2度と低め.薄着をしてきたのは判断ミスだったかもしれないが,日中は20度近くになるとの予報を信じよう.

◆[欹耳袋]cafeglobe「“積ん読”はムダじゃなかった! 「アンチライブラリー」という考え方」(2018年3月11日)※「読んでいない本は自分が知らないことをリマインドしてくれる「antilibrary(アンチライブラリー)」だ」— 物は言いよう.ワタクシの棲む “森” にもあるぞ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— うず高く積み上がったゲラの “ボタ山” が崩落寸前.初校と再校の本刷りと控え刷りそして携行コピー. “土石流” になる前にサッポロに運び出さないと.

◆[欹耳袋]IT media ビジネス online「「551蓬莱の豚まん」が新幹線で食べられなくなる日」(2013年3月13日)※東海道新幹線における「豚まん vs たこ焼き」の激戦があったとは知らなんだ〜.そーか,今はたこ焼きは「車内禁止」になっているのか.それで551の一人勝ちと.

◆午後の┣┣" 撃ち —— で,サッポロにはいったいどんな服装で出撃すればいいんだろーか.半袖とか論外? 手袋とかマフラーは必需品? 足回りはがっちり防水靴? 彼の地の最高最低気温の推移を見ると,つくば基準の「真冬」と考えればいいのか./服の話はこっちに置いといて,明日の紙芝居がまだ未完成で……(おいっ./サッポロで遊び呆けてはならぬという天の声が./スーツケースに厚手の手袋を放り込んでいる場合ではないかも.

◆今年に入って自分の書いた本のコンパニオンサイトをつくる時間が増えている.年度の変わり目にかけてさらに2冊出る予定なので,水面下でのつくりこみ作業がコッソリと進んでいる.紙の本では利用できないオンライン付加素材を載せるのが愉しみのひとつ.

◆旅支度と紙芝居の夜.明日は早い出発だ.

◇本日の総歩数=4,566歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.80kg(0.0kg) / 31.5%(+0.5%)


12 maart 2018(月)※花粉の祭典に青息吐息

◆午前5時半起床.夜明け.最低気温は氷点下0.3度とちょっと寒いかも.春霞の観音台は朝日も花粉も降り注ぐ.午前8時の気温は6.2度.北風が冷たい.

◆[欹耳袋]国立科学博物館・特別展〈昆虫〉が開催される.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 午前中は次年度の「再雇用」に関する条件提示.ワタクシの場合,過去の前例からいろいろと “逸脱” しているらしく(兼業件数と依頼出張件数が飛び抜けて多い),“開拓者” のように道を切り拓いていかないといけないらしい./再雇用者は兼業に際してなろ様の許可を取る必要がなくなる.兼業依頼先からの申し出には個人として対応可能.要するに個人営業主みたいになるのか.もちろん欠勤扱いなので給料は減るが,それ以上に稼げば問題なし.裁量労働制以前の農環研時代は欠勤続きで給料が半減したこともあった./なろ再雇用者は定義により “エフォート” がつかないので,デフォルトでは研究費と出張費は「ゼロ」となる.外部資金に加わるなど自助努力をしないと “研究” はできない.ワタクシの場合,この点は問題なし./しかし,そもそも担当業務に “研究” が含まれるかどうかはケースバイケース.ワタクシのように,なろ城下町で一研究員として定年を迎えれば引き続き何らかの研究関連業務が割り振られるが,管理職として定年を迎えれば企画などの事務部門に配属されるようだ( “雲の上” のさらなる高みに上っていく人も).当事者の意向通りの仕事に就けるとは必ずしもかぎらない./なろ城下町では,研究員の再雇用者をどうするかの扱いをめぐって雇う側も雇われる側も手探りの試行錯誤をしているみたい.兼業や依頼出張をしなさすぎる再雇用者がこれまでは多かったようで.この機会を利用(=悪用)して “フリーダム” に生きてみるのも悪くないかもしれない —— こういうメモは “経験者” がそのつど書き残しておけば後で何かの役に立つだろう.

◆巨大かつ兇悪なゲラはしっかり緊縛しないと暴れて害をなす.特大のダブルクリップが届いたので,さっそく400ページ分200枚をきっちり拘束した.500ページまでだったら余裕のよっちゃん.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「日本の研究、生産性低く オランダ出版社調査、投資あたり論文数 最低水準」(2018年3月12日)※「研究開発投資一定額あたりの論文数」という尺度そのものがいったい何の意味があるんですかと小一時間問い詰めたい気分.今の研究者は「大きな外部資金」を当てることを強く強く要求されている.運よくそれに恵まれたとしても,「論文数/資金額」という尺度を押し付けられれば,それこそ “魔法” のように大量の “サラミ” を生産しないと許されなくなるのでは?という疑問だ.しかも,この尺度によって最後に利益を得るのは「オランダのアムステルダムに本社を置く学術出版大手」だけという身も蓋もない図式が垣間見えて.

◆本日のゲラ読み進捗 —— 「読んでない」というご指摘は当たっていません(キリっ).

  • [系統体系学の世界]夜陰に乗じて文献リスト(52pp.)の再校ゲラが着弾なう. posted at 22:03:44
  • [系統体系学の世界]必然的にワタクシは500ページ超のゲラを抱えてサッポロに向かわねばならない. posted at 22:04:37

◆明日こそは明後日のための紙芝居づくりをしないと!

◇本日の総歩数=5,359歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.80kg(+0.10kg) / 31.0%(−0.4%)


11 maart 2018(日)※花粉の祭典に青息吐息

◆午前5時半起床.気温は4.2度.マンション理事会 9:00〜12:00だん.月イチの┣┣" .

◆[欹耳袋]杉山昂平・森玲奈・山内祐平 2018「成人の趣味における興味の深まりと学習環境の関係:アマチュア・オーケストラ団員への回顧的インタビュー調査から」日本教育工学会論文誌 [open access] ※ワタクシは匿名インフォーマントのひとりだけど,すぐバレるよねぇ.

◆あらためて7年前の日録:2011年3月11日「3・11:大地は揺れ本棚は崩れ」を見ると,この日を境にホンマにもうタイヘンな日々が続いたことを思い出す.

◆西日の観音台.さすがに年度末のこの時期は人が少ない.そういう世の中の動きとはまったく関係なく,ワタクシの┣┣" 撃ちはいつまでも続くのだった.

◆日に日に「花粉の祭典」がうるさくなってきた.お祭りの夜は佐賀・天山酒造の〈七田〉純米七割五分磨き雄町の無濾過生を抜栓.微炭酸の喉ごしが春らしい.鶏手羽元ともも肉の煮物とともに.

◆[欹耳袋]上毛新聞「《ニュース最前線》未来に残そう「絶メシ」 老舗の味 伝承へ」(2018年3月11日)※高崎の街ナカにはとんかつ〈きらく〉も焼きそば〈もりや食堂〉も喫茶〈芭蕉〉ももうないもんねぇ.Cf: 絶品高崎グルメ〈絶メシリスト〉.

◆あー,紙芝居をつくらないと〜.

◇本日の総歩数=2,320歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.70kg(−0.10kg) / 31.4%(+0.4%)


10 maart 2018(土)※雨上がりのおろしスパ

◆午前6時前起床.雨上がり.気温は4.0度.

◆[欹耳袋]日本生物地理学会大会シンポジウム〈進化生物学から見た生物学哲学の過去・現在・未来〉【日時】2018年4月8日(日)15:00〜17:30【場所】東京大学農学部中島ホール【演者】三中信宏(農研機構)/森元良太(北海道医療大学)/大塚淳(京都大学大学院文学研究科)【演題】三中信宏「系統体系学の現代史を振り返る:生物学と生物学哲学の相互関係の事例として」/森元良太「進化生物学から現代統計学へ:科学と科学哲学の関わり」/大塚淳「進化生物学の存在論:これまでとこれから」 —— 生物地理学会シンポジウムのアナウンスをツイッターのほかにフェイスブックとメーリングリストに配信.

◆今日のお昼ごはんは「大根おろしの和風パスタ」をつくった.【食材】パスタ150g・大根1/3本・水菜1把・シーチキン小缶・醤油・オリーヴオイル.レシピはこんな感じ:

  1. 大根はひたすらおろす.
  2. 水菜はざくざく刻み,茎と葉を分ける.
  3. パスタが茹で上がったら,オリーブオイル適量とともに水菜の茎と和える.
  4. 皿に盛りつけて,まず大根おろしを汁ごとどさっと積み上げ,次にシーチキンを油ごと乗っけて,最後に水菜の葉を一面にトッピングする.
  5. 食卓で濃口醬油をまわしかけ,わしわし喰うのみ.

レシピ → het dagelijkse keukenleven「大根おろしの和風パスタ」|クックパッド「大根おろしの和風パスタ」.

◆[系統体系学の世界]近刊予約サイトが続々と —— amazon | honto | e-hon | 版元ドットコム | 近刊検索デルタ | 7net

◆二冊の本の再校ゲラが同時に着弾し,夕陽を浴びるガメラ対ギャオスみたいなタイヘンな事態.

◆[欹耳袋]読売教育ネットワーク「異見交論40「国立大学法人化は失敗だ」山極寿一氏(京都大学学長)」(2018年3月9日)/AFPBB News「島で発見の人骨、女性飛行士イアハートの可能性高い 研究成果」(2018年3月9日)※形態測定判別分析ソフトウェア ForDisc を使って解析.元論文 [open access] ./〈統計科学のための電子図書システム〉※統計数理研究所から公開されている.ずいぶん前からあったような気がするが.

◆明日の日曜は紙芝居づくりに専念する.

◇本日の総歩数=3,250歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.80kg(−0.55kg) / 31.0%(−0.2%)


9 maart 2018(金)※雨に濡れつつ確定申告

◆午前5時半起床.本降りの雨.気温は何と16.9度.台風みたいな風雨.午前6時の気温は17.3度.風雨はおさまり,西から空が明るくなってきた.生暖かい南風が吹き荒れている.午前7時の気温は17.5度.雨は上がっても観音台はそこらじゅう水浸し.午前8時の気温は17.6度.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 所議報告&領域会議 10:00〜11:20./今月の東大専攻教員会議の配布資料はなんと「1,242ページ」もあるんですけど(驚倒).いったいどーするの,この厚さ…….

◆三中信宏 — いちおう最終高座:

【演目】「隠れて生きよ —— 観音台の細道をたどって」
【噺役】三中信宏(農研機構・農業環境変動研究センター)
【日時】2018年3月23日(金)13:30〜15:30
【場所】農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター大会議室
    〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
【備考】誰でもご自由にご来場ください(木戸銭不要).なお,終了後,夕方から懇親会が予定されていますが,詳細が決まりしだいあらためてアナウンスします.
【URL】 http://leeswijzer.tumblr.com/post/171679040874/
【噺】メイキング・オブ・“インサイド・スリー” —— 私個人の研究生活を振り返れば,1989年10月に農林水産省農業環境技術研究所に入ってからもう30年近くが過ぎようとしています.旧国研の時代から独法研究所を経て現在にいたるまで,研究者たちは「役に立つ研究をしろ」という有形無形の “逆風” に日々さらされてきました.時間も金も単調に削られ続ける昨今の大学や研究機関では,個々の研究者が好き勝手なことができる環境あるいは雰囲気はすでにありません.それでも,単なる “歯車” になることに納得できないならば,研究者として生きるすべ,すなわち,しなやかな “したたかさ” を身に着けることが不可避です.研究者は職業ではなく人生です.どんな研究環境であっても研究者キャリアをこじらせずにちゃんと築いていけばまちがいなく生き残れるでしょう.そして,研究者として生き続けるつもりならば,確信犯的な “面従腹背” あるいは “面の皮の厚さ” はきっと必要になります.たとえ対外的には公言しなくても,自分がやらなければならないあるいはやりたい研究テーマは “隠し田” で,あるいは “机の下” で,ひとりで黙って続ける.ウラを返せば,研究者が自分の手の内を外に全部見せるのはスジの悪い生き方だということです.研究活動にとっていろいろと憂き世の不自由さがあることは確かです.しかし,世界はいつも自分を中心にまわっているという “天動説” は最後に勝ちます ——「隠れて生きよ」.

最終高座の案内文をツイッター,フェイスブック,そしてメーリングリストに流した.おヒマな方は観音台へおこしやす〜

◆午後の┣┣" 撃ち —— 冷たい雨が戻ってきた.午後3時の気温は12.0度.生暖かかった午前よりも6度近く低い.ここ数日ずっと格闘してきた確定申告書類一式をつくば市役所の窓口ですべて放り出してきて一件落着.必要経費については収支内訳表なる別表を提出すれば,領収書類は提出不要であることを初めて知った.

◆次々と着岸するゲラ流氷 ——

  • [系統体系学の世界]第3章再校ゲラ(pp. 205-307)着弾なう.サッポロ行きの荷物がさらに重くなる〜 posted at 09:41:25
  • [系統体系学の世界]再校ゲラの第4章(pp. 309-344)と第5章(pp. 345-399)が夕闇の中を着弾なう. posted at 18:19:03

◆明日はゲラ読みと紙芝居づくりの一日になる.

◇本日の総歩数=4,898歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.35kg(+0.40kg) / 31.2%(−0.1%)


8 maart 2018(木)※春雨が降り続く昼食会

◆午前5時半起床.夜中に雨が降ったようだ.気温は3.1度.今にも雨が降り出しそうな観音台.午前7時の気温は3.8度と冬に逆戻り.そして雨が降り出す.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 平穏な日々は遠し.

  • [系統体系学の世界]まえがきの図版を改訂だん.じたばたはなお続く. posted at 09:09:51
  • [系統体系学の世界]第2章再校ゲラ(pp. 127-203)着弾なう. posted at 09:27:20

◆本日は〈ひたち野いしざき〉にて昼食会.花束とプレゼントをいただきました.感謝感謝.今月中にイベントがいくつかある.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 雨降る午後は静かにゲラを読む.あ,また “蟲” がいた./某省からの返信メールに「このメールは、フリーメールを利用して送信されております。実在する組織や職員を詐称した不正メールである可能性もございますので、添付されているファイルや本文中のリンクにつきましては、事前に送信者に電話確認するなど、十分に注意してください」と注記あり.

◆確定申告の野郎にそろそろ引導を渡さないと.

◇本日の総歩数=5,884歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.95kg(−0.50kg) / 31.3%(−0.1%)


7 maart 2018(水)※冷たい北風が吹き込む

◆午前5時半起床.晴れ.朝焼けグラデーション.気温は0.5度.冷たい北風が吹きわたる観音台は冬が戻ってきた.今朝の最低気温は氷点下1.2度.春めく暖かさが続いていたのでこの冷え込みは堪える.今日は寒気が入って日中も気温は上がらないとの予報.Heyden White の訃報が流れている.メタヒストリー…….

◆[欹耳袋]WEBRONZA「高校数学での統計学必修化は間違っている - 小島寛之」(2018年3月5日)※「まったく異なる原理を持つ「数学」と「統計学」、だから別の科目にするのが最善」— 正論でしょ.できることなら高校での “数理統計負傷者” は少ない方がいい.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 最終トークの案を練るなど.

◆[蒐書日誌]逸見功『統計ソフト「R」超入門:実例で学ぶ初めてのデータ解析』(2018年2月20日刊行,講談社[ブルーバックス・B2049],東京, 285 pp., ISBN:978-4-06-502049-4 → 版元ページ)※統計言語Rを用いたデータ解析の開設書だが,全編にわたってRコマンダーを用いた手順が示されている.Rコマンダーの入門書としても使えそう./『講談社ブルーバックス通巻2000番記念』(2017年2月20日刊行,講談社,東京, 159 pp., 非売品)※ちょうど一年前にこんな小冊子が出ていたことを初めて知った.同じ頃に出た『解説目録2017』を見るとすでに絶版になってしまったブルーバックスの多いこと多いこと.ざっと計算すると全体の3/4はすでに入手できないようだ.賞味期限がとても短いということか.

◆[欹耳袋]パン袋クリップの最新の系統樹!— Proposed Phylogeny of the Occulpanidae

◆[系統体系学の世界]再校ゲラ(まえがき+プロローグ+第1章)pdf着弾.新たな登攀の予感が.

◆確定申告の作業がぜんぜん終わりそうにない.源泉徴収票や領収証を積み上げてはひたすら計算をするというのはどう考えてもワタクシの性分に合っているはずがないのだが,毎年の年度末になるとこの難行苦行が科される.やはり “罰ゲーム” とあきらめるしかないのか.還付金という名の “甘い果実” が取れればいいのだが.とにかく金額の合計計算がひとつひとつちゃんとできている気がぜんぜんしないというところがとてもコワいんだが…….例年,源泉徴収票やら領収書類一式をふん縛って税務署に投げ込むという荒っぽいことをしている.税金計算はあちらさんの方がはるかにウワテでしょ.

◆青空は今日まで.明日からは雨がずっと続くらしい.気温も乱高下するとの予報.

◇本日の総歩数=6,311歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.45kg(+0.15kg) / 31.4%(+0.6%)


6 maart 2018(火)※いささか涼しめの啓蟄

◆午前5時半起床.厨房でじたばたしてやっと一息ついた.雨上がりの曇り空.午前6時の気温は6.1度.今日は一転して寒くなるらしい.曇り空の観音台は北風が冷たい.午前7時の気温は5.8度.じわじわと下がっている.西の方には青空が見えてきた.

◆[欹耳袋]本郷での理学系研究科大学院講義「生物統計学」は4月5日(木)から開講しますので,受講予定者は4限にご参集ください.教室は理学部2号館の201号室だと思います(近日中に教務からアナウンスされます).学内ネットに繋がるPCを持参して下さい.初回はガイダンスとRインストール作業です.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 験証度をなおも突っつく午前中.ハラワタを吐かれることも藪から蛇が飛び出すこともなくそれなりに納得できた.

◆薄曇りの昼休み.正午の気温は8.7度と昨日とは大違いの寒さ.北風が冷たい.ふと思い立って高野台のJICA筑波国際センターへ.10年前までは毎年統計研修に来ていたが今ではすっかりご無沙汰.国ごとの民族衣装や伝統楽器の展示を見てからハラル・マトンの焼肉定食を注文.一般客OKの穴場だ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 新年度に向けてのあれやこれやの雑務が降りかかる今日このごろ./学会大会アルバイトをかき集めるという重要な雑用とか./来年度に犬山城で予定されている統計道場の打合せも進めないといけないが,もうひとつ「伊都キャンパス[ウェスト・ゾーン]」からも召喚されていて,その返事を書かないといけない.箱崎の方がよかったなぁ(こらこら)./犬山の城下町といまはまだ箱崎とついでに天王台宛てに来年度の非常勤出講に関する連絡事項をメール送信.

◆[欹耳袋]来週の残雪サッポロお座敷はこちら —— 第65回日本生態学会大会自由集会W03〈道具としての形態測定学:形の解析から見る過去と未来〉 … 2018年3月14日(水)16:00〜18:00@札幌コンベンションセンター.→演題と要旨

◆確定申告って何かの罰ゲームですかそうですか.オニのように領収書類が湧き出てきてもうタイヘンな夜に.こういう作業がもう何日も続いている.毎年こーいう騒ぎになる.もう寝るしかないな…….

◇本日の総歩数=3,160歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.30kg(+0.35kg) / 30.8%(+0.3%)


5 maart 2018(月)※台風みたいな春雨襲来

◆午前5時半起床.曇り.気温11.0度の暖かすぎる夜明け前.曇り空の観音台.午前8時の気温は13.4度.空気に適度な湿り気があって,静電気とひび割れの日々は去りぬ.

◆[系統体系学の世界]版元ページ公開! —— 三中信宏『系統体系学の世界:生物学の哲学とたどった道のり』(2018年4月中旬刊行予定,勁草書房[けいそうブックス],東京, 512 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-326-15451-7 → 目次案)※定価とISBNが確定した.500ページ超で2,800円とかホンマありえへん安さ!  トレッキングでのアブナイ箇所には “縄梯子” とか “命綱” とか “ドローン” を配備しましたので,きっと生きて帰れると思う.ハイ.

◆[蒐書日誌]更科功『絶滅の人類史:なぜ「私たち」が生き延びたのか』(2018年1月10日刊行,NHK出版[NHK出版新書・541],東京, 250 pp., ISBN:978-4-14-088541-3 → 目次版元ページ)— 週刊文春2018年3月8日号のワタクシの書評がさっそくオンライン公開された:文春オンライン「人類の進化史が語る「私たち人間が存在するのは偶然なのか」——三中信宏が『絶滅の人類史』(更科功 著)を読む」.

◆本日の┣┣" 撃ち —— ひさしぶりの別件ゲラ読み

  • [統計思考の世界]第6講「パラメトリック統計学:数理の世界」pp. 57-75 再校ゲラ修正だん. posted at 11:08:55
  • [統計思考の世界]第7講「実験計画法(1):完全無作為化法への道」pp. 76-87 再校ゲラ修正だん. posted at 12:03:00

◆[蒐書日誌]絵は口ほどにものを言う —— 林洋子『藤田嗣治:手紙の森へ』(2018年1月22日刊行,集英社[集英社新書ヴィジュアル版 044-V],東京,206 pp.,ISBN:978-4-08-721018-7 → 目次版元ページ)読了.民俗学者・柳田国男が家族に宛てた書簡集:田中正明(編)『柳田國男の絵葉書:家族に当てた二七〇通』(2005年6月25日刊行,晶文社,東京, 331 pp., 本体価格4,800円, ISBN:4-7949-6654-7 → 書評)では国内外の既製品の絵葉書が使われていた.一方,本書にまとめられている画家・藤田嗣治の彩色絵手紙は文章だけでなく絵も本人が手がけていて,さながら画文集のような雰囲気を漂わせている.文字起こしされた文章とそれが埋め込まれている絵を交互に眺めるのは心地よい読書体験だった.全編にわたってカラー図版とモノクロ写真が散りばめられているが,ワタクシ的には「第七信 フランク・シャーマンへの手紙 —— GHQ民政官との交流」のことのほかヴィジュアルな一連の絵手紙が強く印象に残った.

◆観音台は午後になって風雨がしだいに強まってきた.夕暮れ時はまるで春の嵐.台風がやってきたような湿った生暖かい南風が吹き荒れ,横殴りの雨粒に叩かれる.気温は18.5度まで単調に上がり続けている.夜になっていっそう雨足は強くなってきた.

◇本日の総歩数=3,884歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.95kg(−0.45kg) / 30.5%(−0.4%)


4 maart 2018(日)※初夏の陽気の確定申告

◆午前7時のろのろ起床.朝日がまぶしい.気温は2.6度.

◆[欹耳袋]投稿論文の若手査読候補者データベース〈Early Career Reviewer Database〉.一方では査読者がいなくて放置される原稿があり,他方では投稿原稿にふさわしい査読者のもとに届かないという現実がある.投稿原稿と潜在査読者とのマッチングのためのシステムづくり.

◆春爛漫の午前中は月イチの〈つくいち〉会場をうろうろと.気温は早くも15度を超え,日差したっぷりの中央公園は家族連れで賑わっていた.ひさしぶりに来たので,〈ナチュカフェ〉の長い行列に並んで「ほうれん草とミートソースのラザニア」をゲット.春ですなぁ.

◆[欹耳袋]MPBoot: fast phylogenetic maximum parsimony tree inference and bootstrap approximation ※超早い「ultrafast bootstrap approximation (UFBoot) 」を最節約法でも使えるようにしたという論文.“ultrafast” ってスゴいネーミング.

◆昼下りの観音台はぽかぽかと暖かく,冬の気配はすっかり消え去っている.正午前の気温は19.5度.こんないい天気なのに「カクテイシンコク」という名の┣┣" がおぶさってきたので,何とか今日中に退治しないといけない.今年の「カクテイシンコク」┣┣" は例年よりも兇悪かもしれない.申告書の書式がいきなり変わったりすると “自暴自棄” になるというのは困った習性である.去年までは領収書類をすべて一括りにして,税務署に投げ込んできたのに,今年からは細々と合計して記入せよなんてとてもやれる気がしないんですけど.計算ってもうムリかも.ムリムリ.

◆明日は雨になるとの予報.

◇本日の総歩数=4,978歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.40kg(+0.25kg) / 30.9%(0.0%)


3 maart 2018(土)※ひな祭りの後楽園にて

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下1.6度と冷え込みが戻ってきた.朝餉のだしを取る厨房の朝.

◆[蒐書日誌]【種】のための3冊 —— John S. Wilkins『Species: The Evolution of the Idea, Second Edition』(2018年2月刊行, CRC Press[Series: Species and Systematics], Boca Raton, ISBN:978-1-1380-5574-2 [hbk] → 版元ページ)※現物はまだ届かない.十年前の旧版:John S. Wilkins『Species: A History of the Idea』(2009年9月刊行,University of California Press[Series: Species and Systematics 1],Berkeley,xiv+306 pp.,ISBN:978-0-520-26085-6 [hbk] → 目次版元ページ)の改訂版.本シリーズそのものが版元変更になり,価格が大幅に上がった./Brent D. Mishler『What are Species?』(2018年3月刊行予定, CRC Press[Series: Species and Systematics], Boca Raton, ISBN:978-1-4987-1454-9 [hbk] → 版元ページ)/Julia Sigwart『What Species Mean』(2018年8月刊行予定, CRC Press[Series: Species and Systematics], Boca Raton, ISBN:978-1-4987-9937-9 [hbk] → 版元ページ) —— よくもまあ,同じ叢書から【種】本ばっかり3冊もと思わないでもない.

◆週末の都内出撃は丸の内〜神田須田町〜後楽園 —— 午前9時,つくば駅.ひな祭りなのに野暮用で都内出撃.花粉に霞む青空.午前9時の気温は7.0度.北風がまだ冷たいが厚着するほどではない.丸の内オアゾ丸善本店にてマニュエル・リマ『The Book of Circles — 円環大全』出版記念ブックフェアの証拠写真を撮ってきた.

都内は行楽日和だが,野暮用のワタクシにはその余裕はどこにもない.しかし,野暮用で来たとはいえお昼時にはちゃんと食べないと.ということで,神田須田町の〈トプカ〉へ.11:30開店と同時に突入.人気店なのですぐいっぱいに.激辛マトンカレーと “火消し” 用のポークカレーの合盛りセットBを完食.ひさしぶりに目から火花が飛ぶ辛いカレーを食べた.左側に広がるポークカレーの優しげな表情に比べて,右側の真っ黒なマトンカレーは「みんなみんな死んでしまえ」的な必殺スパイシーさ.マトンカレーを注文した客席からはときおり咳き込むようすが.生玉ねぎが添えてあるところからして結界なり.

そんなこんなの寄り道の末,中央大学後楽園キャンパスへ.あたたかな春の日差しの昼下り.午後1時から計量生物学会の対面理事会へ.高層階のオープンラウンジは見晴らしがよくて快適.遠景が霞んでいるのはやっぱり花粉か.昨年暮れに学会庶務を切り盛りしていた浜田知久馬さんが急逝してからの態勢の立て直しがいろいろたいへん.

◆[分類思考][系統樹思考]日々の雑記「改めて読んで面白かった池田『分類という思想』」(2018年3月2日)※うわぁ,またずいぶん古い “悪行” を掘り出していただいたようで.構造主義生物学については1997年の『生物系統学』ですべて決着をつけたはず.

◆明日は確定申告の下準備をしないと.せっかくの日曜なのに.

◇本日の総歩数=12,982歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 89.15kg(+0.20kg) / 30.9%(−0.6%)


2 maart 2018(金)※春一番は花粉とともに

◆午前5時半起床.朝焼けグラデーション.気温6.8度.北西風強し.晴れわたる観音台は冷たい西風が吹きつけている.春の陽気の昨日に比べたら十分すぎるほど寒いが,それでも午前8時の気温は8.4度.先日までの氷点下の日々はもう遠くなってしまった.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「関東地方、1日に春一番吹く 昨年より12日遅く」(2018年3月2日)※そーかそーか.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 先月の汐留〈築地本マルシェ〉での大学出版部協会企画:鼎談「学術書を読む ——「専門」を超えた知を育む」原稿チェック.文面修正ののち〈ブック・アサヒ・コム〉で公開されるとのこと.

◆[系統樹思考]「重版決定」の連絡はシアワセの使者 —— 三中信宏『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』※三年ぶりに重版決定の連絡を受ける.2018年4月なかばに第7刷刊行予定のこと.電子本の売上げを除く紙本の累計は16,100部になる.十年以上にわたって版を重ねることができるのはありがたいことだ.もちろん “蟲” フリー(だと思う).今年1月に第5刷が出た:三中信宏『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』は累計15,800部なので,冊数的には『系統樹思考の世界』と競り合っていい勝負となっている.ワタクシが書いた本の書評やコメントなどは日頃から気をつけて拾い集めることにしている.『系統樹思考の世界』と『分類思考の世界』はどちらも大学入試問題に採用されているが,出題頻度は『分類思考の世界』が圧倒している.「系統」よりも「分類」の方が作問しやすい?(点差がつきやすい?)

◆[蒐書日誌]いま開催中のマニュエル・リマ[三中信宏監訳|手嶋由美子訳]『The Book of Circles — 円環大全:知の輪郭を体系化するインフォグラフィックス』出版記念ブックフェアでの選書リストを公開しました.絶版本や未出版本もちょこっとありますが(こらっ)

◆昼休みショートコース徘徊.正午の気温は11.7度.日差しは春でも,北風は冷たい.歩き読み本:本の雑誌編集部『絶景本棚』(2018年2月25日刊行,本の雑誌社,東京, 223 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-86011-411-4 → 版元ページ)読了.きちんと “アラインメント” された本棚もあれば,崩壊寸前の書棚もあり.床に堆積した本の山もあり.書斎のイラスト本は過去に何冊か読んだことがある:磯田和一『書斎曼荼羅:本と闘う人々(1)』(2002年3月15日刊行,東京創元社,東京, 143 pp., ISBN:4-488-01420-8)/磯田和一『書斎曼荼羅:本と闘う人々(2)』(2002年3月15日刊行,東京創元社,東京, 143 pp., ISBN:4-488-01421-6)/内澤旬子『センセイの書斎:イラストルポ「本」のある仕事場』(2006年5月30日刊行,幻戯書房,ISBN:4-901998-16-1 → 書評目次).これらの書斎イラスト本は,ディテールへのキャプション説明を付けやすいが,その代償として写真そのものがもつリアリティーには欠ける.書斎の写真集といえば,国書刊行会編集部(編)『書物の宇宙誌:澁澤龍彦蔵書目録 Cosmographia Libraria』(2006年10月20日刊行,国書刊行会,東京, ISBN:4-336-04751-0 → 目次)という樹海のごときおそるべき本が屹立していて,ワタクシの書棚にも鎮座しているのだが,まだ未登攀のままになっている.

◆午後の┣┣" 撃ち —— “ちろり” とは何かをこんこんと説明する昼下り./験証度(degree of corroboration)の定義式をいじりまくる午後.

◆[欹耳袋]ブック・アサヒ・コム「学術書をどう読む?~専門を超えた知を育むには 専門家らが鼎談」(2018年3月2日)※汐留〈築地本マルシェ〉のイベントである鈴木哲也×三中信宏×三浦衛の鼎談記録.初顔合わせにしてはおもしろかった.

◆明日は野暮用で後楽園へ.せっかくのひな祭りなのに.

◇本日の総歩数=8,635歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.95kg(+0.30kg) / 31.5%(+0.3%)


1 maart 2018(木)※弥生は初夏の陽気から

◆午前4時半起床.本降りの雨.気温は9.9度と暖かすぎる.月例アナウンスをメーリングリストに配信.雨はなお降り続き,気温は11度を越えた.春ですかそうですか.降り続く雨で観音台は水浸しだが,西から青空が広がってきたので,もうすぐ止むだろう.しだいに南風が強まってきた.午前7時の気温は12.0度.日中の最高気温は20度を超えるとの予報.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 所内広報記事の改訂.怒濤の昨日に比べたら天国のような安らかさである./『計量生物学』誌寄稿記事ゲラ返送.ああ,安らぎの時が静かに流れる./先月の勤務状況報告書を庶務に送信.何気ない日々の静謐さは貴重である./せっかくの安らぎをかき乱す「確定申告がー」という雑音はとりあえず音源をオフにしよう./日本生態学会札幌大会・自由集会W03〈道具としての形態測定学:形の解析から見る過去と未来〉でのワタクシの話題提供:三中信宏「生物形態学と文化進化学の接点としての形態測定学」の要旨を送信.安息の時間は続く.

◆正午前,風雨をもたらした低気圧は通り過ぎ,青空と日差しが戻ってきた.気温はすでに13度を超えている.花粉の総攻撃を受けそうでとても外には出られない.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 出版契約書に割り印を押したり「甲は〜乙は〜」をいちおう読んでから署名したりして返送.ついでに,身近な方の某事務書類にもハンコを押して提出./あれほどマッシヴな大著を多々書いていても,なお新書は書きづらいとのメールをいただいた./再雇用者は兼業規程の制約がいっさいなくなるとのこと.フリーダム! しかし,フルタイム再雇用者の兼業は前例がないらしい.みんな,自由に兼業しろよ.

◆[蒐書日誌]心穏やかな日には心安らぐ本が届く —— 周作人[中島長文訳注]『周作人読書雑記 1』(2018年1月25日刊行,平凡社[東洋文庫・886],東京, 446 pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-582-80886-5 → 版元ページ)※著者・周作人(1885-1967)は魯迅の弟.稀代の読書人による読書論集成.全5巻構成で第2巻は今月刊行予定.これはもう全巻揃えるしかないな./本の雑誌編集部『絶景本棚』(2018年2月25日刊行,本の雑誌社,東京, 223 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-86011-411-4 → 版元ページ)※絶景だ絶景だ〜. しかし,これだったら,ワタクシの居室の「絶壁本棚」も観光スポットになるかも!

◆午後の最高気温は20.9度まで上がった.こんなに暑くなったらそろそろ半袖を引っ張り出してこないと.夜になっても気温は一向に下がらず,西風がごうごうと吹き抜ける.ざわめく三月の最初の夜.

◇本日の総歩数=5,390歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 88.65kg(−0.95kg) / 31.2%(0.0%)


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