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日録2016年6月 


30 juni 2016(木)※水無月なく水無月去る

◆午前5時過ぎ起床.薄曇り.気温20.5度.薄曇りの観音台.午前8時の気温は22.6度.どんより蒸し暑い空気がよどむ農林団地.つくばも茄子の収穫日.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「霞が関でも労働組合離れ加速 外務省や文科省では消滅」(2016年6月28日)※「農林水産省は、それまで9割を超えていた組織率が8割台に」— 他省庁に比べればバツグンの組織率の高さなんだなあ.ワタクシが旧・農環研に就職した30年ほど前は,全農林の組織率はもっと高くてほぼ100%の全員加入状態,つまり「入るのがアタリマエ」.だから未加入あるいは脱退者に対しては分会(or地本)をあげて説得に当たるという空気があった.今は昔のことだが.今日のお昼休みは農環研?分会の次期役員選出委員会だった.筑波地本はすでになく,来期の組合体制はまだ固まっていないとのこと.まあ,これだけ独法組織が大きく変わったんじゃ,流動的になるのもしかたないか./なんだかもう……ガチな展開になってきた.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 所内的大魔神┣┣" が急にいなくなってしまったので,何となく “凪” のような心象風景.五ヶ月後の年末にふたたび “嵐” が来襲することは十分わかっているんだけど.

  • [つくば]第8章851字だん. posted at 11:23:06
  • [つくば]第8章234字だん.茄子が来た. posted at 11:58:23
  • [つくば]ここまでで計9056字.まだまだ続くぞ. posted at 11:58:57

◆[欹耳袋]logical cypher scape「『現代思想2016年5月号(特集:人類の起源と進化)』」(2016年6月29日)※紹介と書評,ありがとうございます.

◆蒸し暑い夏日の昼休みは曇り空が広がる.ロングコース徘徊.稲荷川にウシガエルの咆哮が響きわたる.倉嶋厚・原田稔(編著)『雨のことば辞典』(2014年6月10日刊行,講談社[講談社学術文庫・2239],東京,本体価格920円,266 pp., ISBN:978-4-06-292239-5 → 目次版元ページ)読了.二段組の辞書なので文字数多し.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 〆切まであと20時間のアブストラクトをひねり出す./専攻パンフレット原稿を本郷にメール送信.

  • [つくば]第8章712字だん. posted at 14:40:09

◆夕刻撤収.ダメもとで近場をまわって水無月を探索するも,当然の結末としてどこの和菓子屋にもない……(泣).Facebook なんか,どいつもこいつも〈出町ふたば〉の水無月のうまそうな写真をアップしやがって〜.「水無月くらい自分でつくれよ」との “天の声” が北から南から.

◆〈Squeeze〉のさらなる続き —— 職場の iMac Retina 5K でも試したところ,テスト版の Squeeze 2 では「書き出し」できるが,テスト版 Squeeze 2a と公開版 Squeeze 2.1b4 では「書き出し」できない.MacBook Pro と同一症状.テスト版の Squeeze 2 だけはまったく問題ないのにねえ.朝の時点ではこの状況だった.その後,テスト版の作動チェック依頼に断続的に応えた.夜になって Squeeze 2.1b5 が公開され,さらにバグ取りされた Squeeze 2.1b6 が追加公開.MacBook Pro (El Capitan) で起動・画像縮小・書き出し・保存まですべて成功.もちろん MacBook (El Capitan) でもまったく問題なし.[あとで確認したら,iMac Retina 5K でも正常に作動した]これで最終解決ということだろう.すばやい対応,どうもありがとうございました.

◇本日の総歩数=10078歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.4kg(−0.4kg)/ 29.6%(+3.4%)


29 juni 2016(水)※思案投げ首で匙が飛ぶ

◆午前5時半起床.曇り.気温19.2度.肌寒い北東風が吹く.曇り空の観音台.昨日の同時刻は17.1度だったが,今日は20.4度とだいぶ高め.同じ梅雨寒でも今日はやや蒸し暑くなるらしい.こんな低温なので,昨日に引き続き今日も全館空調を停止するとの通知あり.ま,当然でしょう.

◆[欹耳袋] “崖” の上で躊躇していたら,うしろから背中を押されると同時に,下から足を引っ張られるシンクロ経験が一度ならずある.それは「行け」という神託です.

◆午前の┣┣" 撃ち —— Evernote をプレミアムにアップデート./昨日の大課題ノックアウト会議で,あえなく「フリダシに戻る」感が濃厚に漂っている小課題┣┣" さま.さて,どうするかと一同思案投げ首ちう.ユニット長はすでにクビを投げ,領域長もサジを投げ,所長は投げる前のアタマを抱えているらしい.しかもタイムリミットは明日だ!/現実逃避の原稿書きしかないな.うん.

  • [つくば]第8章2003字だん. posted at 11:32:57
  • [つくば]第8章781字だん. posted at 11:56:50

◆曇りところどころ晴れ間がのぞく昼休みはロングコース徘徊.気温は24.3度と昨日よりも5度も高い.湿気があってやや蒸し暑いかも.うすら寒かった昨日は鳴りを潜めていた蝉軍団が合唱再開.

◆午後の┣┣" 撃ち —— なろ様のネットワーク管理がどんどん厳しくなって,事実上の「鎖国」への一途.そのあおりで,「そと」から「なか」に入り込むことがほとんどできなくなってしまいました.ワタクシの「なか」のサイトもダメ,管理下メーリングリスト(EVOLVE, BIOMETRY, TAXA などなど)の登録作業もダメ.文字通りの「疎外感」をひしひしと実感する今日このごろ./帰ってきた小課題┣┣" さまは “天の声” によりそのまま去っていった.あとに残るのはそこはかとない無力感と将来への漠たる不安感./けったくそわるいので,とりあえず,撤収するかー.

◆〈Squeeze〉の続き —— 夕刻,新バージョン〈Squeeze 2.1b4〉が公開された.さっそくテストしてみたところ,MacBook (El Capitan) では問題なく起動・編集・保存できるが,MacBook Pro (El Capitan) だとまたしても「保存できない病」が発症した.テスト版だと大丈夫だったのにフシギと思い,履歴をさかのぼったところ,2つ前のテスト版だと書き出しできるが,そのあとのテスト版だと書き出し不能になることが判明した.ナゾはなかなか晴れない.

◆疎外感と無力感と不安感を吹き払うには食べるしかない.今宵は元気づけにハンバーグを元気にこねて元気よく焼いた.サイズはちょうど100グラム.シェイプは直径5センチの丸い俵型.ひき肉をこねて整形したときは小判型なのに,ヘラでつぶさずにそのまま焼くから,焼いているうちにいつもどんどん分厚く丸くなっていく.厚みがあるので,ハンバーグからにじみ出る油を “アロゼ” しながら焼き上げる.今回もずっしり重い鉄のフライパンがしっかり仕事をしてくれた.ハンバーグソースは,生活クラプのケチャップと中濃ソースを合わせ,最後に粒マスタードを添えて仕上げる.

◆今年も水無月飢餓のまま水無月が過ぎ去ろうとしている.

◇本日の総歩数=11156歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.8kg(+1.4kg)/ 25.8%(−2.7%)


28 juni 2016(火)※肌寒い昼下がりの会議

◆午前5時過ぎ起床.本降りの雨.気温19.0度.梅雨寒の朝.雨に濡れる観音台.気温は明け方よりもさらに下がって午前7時に16.8度とひさしぶりに20度ラインを大きく下回っている.もちろん全館空調は停止.

◆[欹耳袋]データえっせい「男性の料理実施度の国際比較」(2016年6月27日)※「男女の家事スキル格差の問題」— 家庭料理に期待される「平均レベル」を達成するための料理スキルの高さに国ごとのちがいがあるんでしょうねぇ.昨年読んだ:筒井淳也『仕事と家族:日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(2015年5月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2322],東京,x+209 pp., ISBN:978-4-12-102322-3 → 書評目次版元ページ)には,日本の家庭料理に求められる平均レベルが高すぎるという点が指摘されていた.手抜きできないということ.これは厳しい.

◆午前の┣┣" 撃ち —— ユニット長┣┣" が領域長┣┣" を経て所長┣┣" へと変態し,本日午後の大課題ノックアウト会議ののち,最終形態の大魔神┣┣" へと脱皮して下々に災厄をもたらすことがほぼ確定したようだ.

  • [つくば]第8章968字だん. posted at 10:26:26
  • [つくば]第8章2050字だん. posted at 11:37:10
  • [つくば]ここまでのところ第8章は計4264字.それなりに快調ということ. posted at 11:42:22
  • ◆雨降る昼休みは組合の次期役員選出委員会(12:10〜).そして,午後は大課題ノックアウト会議(13:15〜)が夕方まで続く.

  • [つくば]第8章954字だん. posted at 15:10:29
  • [つくば]第8章807字だん. posted at 15:32:28
  • ◆今日の日中の最高気温は20度にも届かなかった.冷たい北東風が吹き込む午後だった.雨は上がったようただが,文字通りの梅雨寒.午後5時過ぎ,大課題ノックアウト会議がやっと終わり,速攻で帰るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

    ◆夜になって,〈Squeeze 2.1b3〉救済の手が差し伸べられる.開発者から送られてきた新しいバージョンを起動すると,画像の「書き出し」成功! あれほど苦労したのがウソみたい.El Capitan の MacBook Pro と MacBook 両方で画像「書き出し」OKを確認.ワタクシのような “症状” はほかにも報告があるのかどうか.いずれにしても,心から感謝.ツイッターさまさま.これでまた Squeeze ユーザーに戻れる.

    ◇本日の総歩数=4476歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.4kg(−0.7kg)/ 28.5%(−2.2%)


    27 juni 2016(月)※全館空調試験稼働開始

    ◆午前4時半起床.日の出を拝む.気温18.0度.爽やかな早朝.朝から蝉の合唱が響きわたる観音台.からっと乾いた夏空から朝日が降り注ぐ.気温はすでに22度超.本日から全館空調の「試験運転」が始まるとのこと.わくわく.

    ◆[欹耳袋]El Capitan の画像圧縮ツール〈Squeeze 2.1b3〉の「書き出し」ができなくてずっと困っていたのだが,「共有」メニューから「写真」にダイレクトに取り込めることがわかった(Mail 添付という手も).これでとりあえず使えるようになった.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— iMac のワイヤレスキーボードの接続がぶちぶち切断してしまってぜんぜん仕事にならない.有線キーボードに交換するしかないかな./一年ももう半分が過ぎてしまうので,来月の┣┣" 撃ちカレンダー更新./居室の “森” の上空を Ленинград 最終楽章の勝利のテーマが鳴り響き,全館空調がいま稼働開始.すばらしいタイミング./課題エフォート率の確認./領域長┣┣" がまたしてもお戻りになられるとの情報あり.

    ◆気温27.0度の昼休み.ひさしぶりのロングコース徘徊は夏の日差しがまぶしかった.見上げれば積雲の向こう側には毛羽立った雲が流れる.夏本番の空の表情ではまだない.しばらくご無沙汰しているうちに田んぼの稲が元気に伸びていた.歩き読み:倉嶋厚・原田稔(編著)『雨のことば辞典』(2014年6月10日刊行,講談社[講談社学術文庫・2239],東京,本体価格920円,266 pp., ISBN:978-4-06-292239-5 → 目次版元ページ)の続き.知らない「雨のことば」がたくさんある.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 書き始める:

    • [つくば]第8章298字だん. posted at 15:45:03
    • [つくば]第8章258字だん. posted at 16:33:55

    ◆[蒐書日誌]領域長室の本棚に古い統計学本(いずれも実験計画法関連)が数冊並んでいたので,まとめてかっぱらってきた.履歴を領域長経験者に訊いてみたら,前世紀から遺産として継承されてきたものらしい.

    • R・A・フィッシャー[渋谷政昭・竹内啓訳]『統計的方法と科学的推論』(1962年11月26日刊行,岩波書店,東京, x+227 pp.).原書:Ronald A. Fisher『Statistical Methods and Scientific Inference, Revised Edition』(1959年刊行,Oliver and Boyd, Edinburgh)
    • R・A・フィッシャー[遠藤健児・鍋谷清治訳]『実験計画法』(1971年,森北出版, 東京, x+266 pp.).原書:Ronald A. Fisher『The Design of Experiments, 8th Edition』(1966年刊行, Oliver and Boyd, Edinburgh)
    • William G. Cochran『Sampling Techniques』(1953年刊行, John Wiley & Sons [Modern Asia Edition], Tokyo, xiv+330 pp.)※1970年代まではアジアのみで販売された廉価版がたくさんあった.
    • William G. Cochran and Gertrude M. Cox『Experimental Designs, Second Edition』(1957年刊行, John Wiley & Sons, New York, xvi+617 pp.)

    —— さすが,のうかんけんの過去を掘り返せばこういう “遺物” がごろごろ出土する.

    ◆昼間は夏の日差しが暑かったが,夕暮れて雲が広がり,吹き抜ける夜風が涼しい.今日は枝豆の新モノを塩茹でし,エシャロットをオリーブオイルでじっくり炒めてバルサミコ酢を垂らしたのをアテに,常陸野ネストビールのホワイトエールをうぐうぐと.今宵もオムライスがくるんと巻けてうれしい.

    ◆〈Squeeze 2.1b3〉の件,夜になって開発元からツイートがあり,相談に乗っていただいたのだが,どうもはかばかしくない.一般的に見られるトラブルなのか,それとも特異的なことなのか.

    ◇本日の総歩数=11711歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.1kg(−0.5kg)/ 30.7%(+1.2%)


    26 juni 2016(日)※夏日が戻り引きこもる

    ◆午前6時起床.薄雲の向こうから朝日が差す.気温20.5度.二度寝ごろごろ.

    ◆朝イチのお仕事は連携講座パンフレット用の原稿と画像とりまとめ.なろ様のもとでは研究者ごとの公式ウェブサイトがなくなってしまったので(自発的につくるサイトは別として),対外的に紹介するときのURLはどうすべきか.いま全研究員が強制的につくらされている researchmap を流用すればいいか.ワタクシは「そと」ではなく「なか」をパンフレットに載せる.

    ◆来週開催される所内ノックアウト会議の関連配布資料をつらつら眺めている.この一ヶ月というもの引きずり回されたユニット長┣┣" ならびに領域長┣┣"のいわば「晴れ姿」なのだが,中長期計画との文言対応の確認とか,アウトプットやアウトカムの言語表現とかほとんど法律解釈の世界.この手の文章チェックとか内容評価は,そういう能力に欠けている(と思われる)研究者たちが時間と手間をかけてやるよりも,もっと事務文書・法律文書の扱いに熟練した専門職が一括してやった方がほころびがないだろう.あるいは,いっそのこと文言チェックアプリでも開発した方が効率的かも.年度はじめ(もう6月末だが)にこんな非効率なことをやっているようでは,年度末にはいったいどんな新たな大災厄が襲来するのか今から憂鬱になる.

    ◆午後になっても雲の広がる夏空は変わらない.気温は29度近く,買い出しにふらふら外出したものの即座に帰還.昨日と同じく固着生活が続く.夕方のむしやしないは〈fruits peaks〉のオレンジとグレープフルーツのタルト.

    ◆[欹耳袋]NHK NewsWeb「子宮頸がんワクチン調査 名古屋市が結果を事実上撤回」(2016年6月26日)※「今後、データの分析はしない方針」— 確かに「調査回答データ」は丸ごと公開されている:名古屋市「子宮頸がん予防接種調査の結果を報告します」(2016年6月22日).

    ◆さて,厨房へお仕事に.日暮れてもまだ蒸し暑さが残る.今宵の夕餉は,沖縄の島らっきょう(甘味噌添え)をアテにして,栃木〈仙禽〉の27BY無濾過生原酒・中取り「かぶとむし」さくら市雄町50%.そして,ご飯は関東にいると自分でつくるしか定番のきつね丼.

    ◆[欹耳袋]スリランカカレーの〈アンマーカリヤ〉2号店が筑波西武の1階に入ることになったらしい(→ ツイート).イートインコーナーもあるとのこと.これは朗報である.走って買いに行けば熱々が家で食べられるではないか.

    ◇本日の総歩数=1996歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.6kg(+1.0kg)/ 29.5%(−0.7%)


    25 juni 2016(土)※燃え尽き週末は休息日

    ◆雨降る土曜の朝は前夜の報いのうう…….お昼前になってやっと復活できそうな気配.

    ◆引っ越しのないまま四半世紀が過ぎたわが研究室には「太古の遺物」がそのまま残っている.たとえば,神棚のうしろから出土したフロッピーディスクたち.いずれも 1.2MB とか 1.4MB という “ミニマリストの極致” のサイズ.PAUP, MacClade, PHYLIP — その昔,お世話になったな.その中身を読みだすことはもうできないだろうが.ワタクシの『生物系統学』の “原盤” も発掘された.「MS-DOS 1.2 MBフォーマット」というなつかしさ.たった四半世紀を隔てただけなのにこのセピア色感は何?

    ◆思い出したように書き進めてみる:

    • [つくば]277字だん. posted at 17:16:53
    • [つくば]459字だん. posted at 17:28:30
    • [つくば]514字だん. posted at 17:41:20
    • [つくば]455字だん. posted at 17:56:11
    • [つくば]430字だん. posted at 18:20:39

    —— 思いのほか手間がかかった第7章はこれでおしまい.計7140字.図版が多いからこれくらいの文字数でもいいか.残る第8章以降の後半章はさくさく書かないと.

    ◆今日は終日ほとんど外出しない固着生活だった.蒸し暑さがまだ残る夕暮れどき,厨房で新たまねぎのフライを揚げる.甘みのある新たまねぎは厚く輪切りにして,しっかり衣を着けてから中までじっくり揚げる.揚げている最中に衣がはがれやすいので,“重ね着” させた方が成功率が高い.揚げたてには濃いとんかつソースが合う.新たまねぎの旬の一品.ビールがなかったので,〈亀泉〉純米吟醸原酒のハイボールとともに.

    ◆明日もゆるゆる過ごしたいが.

    ◇本日の総歩数=1412歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.6kg(−0.3kg)/ 30.2%(+1.2%)


    24 juni 2016(金)※雨降る都内をあちこち

    ◆午前5時過ぎ起床.朝日がさんさん.気温20.2度.東風が涼しい.まずは米とぎから始まる一日.午前8時の観音台は曇りときどき晴れときどき小雨という反証不可能な空模様.気温22.2度.今日はお昼まで所内でゆらゆらし,午後からは都内出撃の予定.今日は振替休日なのでワタクシをたとえ所内で見かけてもそれはマボロシです.声をかけたりしないでください.

    ◆[欹耳袋]@9postjp「熊本地震で被災した市民が出演する「別府温泉」の復興CMが面白い!「ピンチすぎて、つい作り­すぎてしまいました!」」※今年もまた別府湯けむり巡業がワタクシの高座カレンダーに記入されている.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 締切日よりも大幅に早く(←ココ重要)心理学評論ゲラをチェックし,メールで編集部に送信完了. “律速段階” にならずにすんでよかった.

    ◆雨に濡れて都内出撃 —— 午後2時前,つくば駅.蒸し暑い曇り空.予報では天気はさらに下り坂.夜は本降りの雨になるらしい.午後4時前,新宿サザンテラスに立つ.蒸し暑い曇り空から雨がぽつぽつ降りだした.女性率がきわめて高いお店でやや浮きまくりつつ某密議を小一時間.すぐに手がけなくてもいい案件.とりあえず目次構成案を月末までに送るということになった.

    その後,新宿御苑駅へ.今夜は毎年恒例の〈春の試飲会【ためしかい】〉を駅近くの〈やまちゃん〉にて.最初から最後まで日本酒のみのパラダイスである.ビールとか焼酎という言葉はこの店の辞書にはない.

    —— 雨に濡れて帰宅したのは午後11時半.当然の報いの「うう……」である.

    ◇本日の総歩数=10312歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 91.9kg(+0.1kg)/ 29.1%(−1.1%)


    23 juni 2016(木)※朝からしとしと雨降り

    ◆午前6時前起床.雨.気温21.1度.雨降り観音台は朝から湿気がむんむんしている.気温は22.3度.全館空調の “試験運転” 開始は来週からなので,まだガマン大会は続く.しかし,開始後も「気温30度以下」だと節電のため空調稼働停止もありらしいので,ワタクシ的には裁量労働を有効利用し速攻撤収する気まんまん.

    ◆[蒐書日誌]ブレント・バーリン,ポール・ケイ[日髙杏子訳]『基本の色彩語:普遍性と進化について』(2016年5月25日刊行,法政大学出版局[叢書ウニベルシタス1041],東京, x+273 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-588-01041-5 → 版元ページ

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 大課題ノックアウトミーティングへの泥縄仕事./SSB 投票.

    ◆[蒐書日誌]南半球の生物地理学2冊 —— Claudio J. B. de Carvalho e Eduardo A. B. Almeida (eds.)『Biogeografia da América do Sul: Analise de Tempo, Espaço e Forma』(2016年2月刊行,Editora ROCA, São Paulo, 324 pp., ISBN:9788527727860 [hbk] → 版元ページ)※今から5年前に出た同タイトルの論文集:Claudio J. B. de Carvalho e Eduardo A. B. Almeida (eds.)『Biogeografia da América do Sul: Padrões e Processos』(2011年1月刊行,Editora ROCA, São Paulo, 328 pp., ISBN:9788572418966 [hbk])の続編なのだろう.もちろんポルトガル語.最近は中南米でスペイン語やポルトガル語の生物体系学・生物地理学本がよく出るので見逃さないように注意している.地球のウラ側から入手できるかどうかは別問題./Michael Heads『Biogeography and Evolution in New Zealand』(2016年9月刊行予定, CRC Press[Series: CRC Biogeography Series], Boca Raton, 634 pp., ISBN:9781498751872 [hbk] → 版元ページ).

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— やはり帰ってきた領域長┣┣" .お昼休み返上.そして,領域長┣┣" の出征を見送る昼休み./外は雨上がりの曇り空.正午の気温23.3度.蒸し暑さが絶え間なく流れ込む居室./領域長┣┣" はめでたくもう戻ってこないことになったが,遠吠えが聞こえる(対応よろしく)./ユニット長┣┣" が去り,続いて領域長┣┣" も去り,先月来の長丁場仕事がやっと完了した.出張伺など事務書類提出.新年度になってから観音台実在率がとても高い.

    ◆[欹耳袋]多(≧2)言語の読み書きができる研究者は,たとえば「日本語だけ」とか「英語だけ」とかこだわらずに,多言語で発表することでさまざまな読者層を掘り起こせばいいと思う.

    ◆空がだんだん明るくなってきたが,居室の温度・湿度も単調増加.閾値を超える前にさくっと撤収する午後4時過ぎ.夕焼けに染まる西の空.

    ◇本日の総歩数=5367歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.8kg(−0.3kg)/ 30.1%(−0.9%)


    22 juni 2016(水)※蒸し暑い本郷会議三昧

    ◆午前5時半過ぎ起床.曇り.気温20.3度.北東風が涼しい.今日は観音台に実在しないので,遠隔操作により大課題ノックアウトミーティングに向けた領域長┣┣" のお世話.どうせまた戻ってくるんだろうけど.

    ◆[欹耳袋]農研機構|おむすびなろりんの丘|なろりんぶろぐ「たんけん!はっけん!のうかんけん!の巻」(2016年6月8日)※ひさしぶりにゆるキャラ「のうかんけん」が表舞台に.組織改編とともにお蔵入りせずにすんでよかったねえ.

    ◆湿度満点の本郷へ —— 常陽銀行本店を襲撃したのちつくば駅から逃走をはかる.曇り空.気温23.2度.やや蒸し暑い.転戦先は本郷だ.お昼前に雨上がりの根津に到着.気温は22.8度ながら,湿度が94%なので蒸し暑さの極致.弥生キャンパスの紫陽花が雨に濡れて風情あり.農学部3号館の隠れ部屋にて一休み.午後1時から専攻教員会議.配布資料210ページと短めだったが,議案がたくさんあって,終わったのは午後4時過ぎだった.引き続き専攻パンフレット委員会があったので弥生キャンパスを出たのは午後5時近かった.長丁場の会議三昧の一日.本郷では新規┣┣" さまが増えてしまった.おまけに観音台からは領域長┣┣" 殿がお帰りになられたとの通知.

    ◆午後7時につくば帰還.都内よりは不快指数が低いものの,十分すぎるほど蒸し暑い.今年も “虹色かぶとむし” が出現する季節になった.抜栓の儀は明日かな.この夏酒は LGBT movement とは何の関係もありません.

    ◇本日の総歩数=10567歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.1kg(+0.3kg)/ 31.0%(0.0%)


    21 juni 2016(火)※小雨の夏至のさなぶり

    ◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温20.2度.蒸し暑い早朝.曇り空から小雨がぽつぽつ観音台.午前8時の気温は21.6度.朝から蒸し暑さが淀んでいる.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— この一月にわたって回遊を繰り返したユニット長┣┣" (小課題研究計画案)が今度こそやっと巣立ってくれたと思ったら,入れちがいに大課題キックオフミーティングに向けた領域長┣┣" のお世話が乱入してきた.研究計画をちくちく立てているうちに一年がさくっと終わりそうな状況だ./世界最大の密林の本拠地でお買い物をしようとしたら,「ブラジル納税者番号(CFP)」なるものが必須であるとポルトガル語で責め立てられ,すごすご退散.ちょっとハードルが高かったようで./外はしとしと雨.室内は午前のうちにすでに29度の蒸し暑さ.ガマン大会はなお続く.

    ◆傘いらずの小雨がそぼ降る蒸し暑い昼休み.今日は業務棟にて当所恒例の〈早苗饗【さなぶり】〉昼食会.組織改編後は中止になるとのウワサが一時飛び交ったが,何の問題もなく挙行.炭水化物率がかなり高めだったが,とにかくばくばく食べるまた食べる.さなぶりをやったからには秋の収穫祭もきっと開催されるだろう.

    ◆[欹耳袋]科学の言語 —— Research Trends | The Language of (Future) Scientific Communication | Issue 31 - November 2012.結論「Although English clearly continues to be the preferred language of scientific communication, there are still plenty of disciplines within which researchers continue to publish in their native language as well」.

    ◆午前中は雨が降り続き気温も22度台どまりだった.さなぶりからの帰り道はもう雨が止んでいて,午後は夏至の日差しが降り注ぎ気温は何とか夏日ラインに達した.終日,湿度が高く,研究室にとどまる閾値を超えてしまったので,居室に西日が差し込む午後4時過ぎにさくっと撤収.長居は無用.

    ◆夕刻,厨房にこもって,昨日から仕込んだ丸ごとキャベツカレーが食卓にデビューさせる最後の仕上げ.キャベツの原形はすでになくなり,ラタトゥイユと渾然一体のやや辛口野菜カレーとなった.

    ここで急速浮上する難問は「カレーに合う日本酒は?」— 今宵の局所解は高知・亀泉酒造の〈亀泉〉純米吟醸原酒・生の炭酸水割り. この〈亀泉〉はCEL-24酵母のおかげで,濃厚なパイナップルの香りがする稀有の日本酒.しかも日本酒度マイナス13度という超甘口なので,冷えた炭酸水で割るとちょうどいい具合になる.カレーのスパイスにも負けないトロピカルな味わい.

    「カレーに合う日本酒は?」という問いへの他の解答としては,ワタクシ的には久保本家酒造〈生酛のどぶ〉炭酸水割りorドライジンジャーエール割りもある.あるいは玉川〈Ice Breaker〉のオンザロックもいいかもしれない.

    ◆明日は本郷出撃の日.低気圧の接近で梅雨らしいぐずついた空模様になるとの予報.

    ◇本日の総歩数=4130歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.8kg(+0.4kg)/ 31.0%(0.0%)


    20 juni 2016(月)※夏のスコールが初襲来

    ◆午前5時半起床.雨上がりの曇り空.気温20.2度.朝から蒸し暑い曇天の観音台.気温は22.2度.不快指数の高い日々が続く.〈つくば横の会〉ではヤバいヘンな人々にたくさん出会ったので,これまでみたいなマジメな生活をしていたのではダメであることを痛感.もっとオカシな人間にならねばと〈ハーリ・ヤーノシュ〉組曲をBGMに.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 領域長から緊急の呼び出し.小課題案の最終バージョンの詰め.ここ一ヶ月ずっと連れ歩いてきたユニット長┣┣" 最後の minor revision 通知.正午前,とりあえず関係者に向けて放流.

    ◆[欹耳袋]データサイエ「ソ」ティストは語る「miniCRANパッケージを使ってパッケージをオフラインインストールする」(2015年3月24日)※大学・国研・都道府県農試を問わず,インターネットに関して “ベルリンの壁”のような鉄壁の “鎖国体制” を敷いている場合があるので,オフラインで R をインストールすることは(残念ながら)当たり前と考えて対処しないと,出先でアタマを抱えることになる./Togetter -「第54回R勉強会@東京まとめ」 .

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 外気温28.5度なのに,室温が29.0度の理不尽に耐えられない. #もう帰りたい/阪大吹田キャンパスを神無月に襲撃するワルダクミが確定した./最終放流したはずのユニット長┣┣" がまた戻ってきた./「ゲラ刷りは 忘れたころに やってくる」/午後4時,室温30.0度.撤収だ.

    ◆蒸し暑かった一日の最後はスコールの初襲来.夕方になって兇相の黒雲が北の方から南下し,ほどなく大粒の雨がベランダを叩き始めた.洗濯物はすでに室内退避.雨足がいきなり強くなる夏の夕立.今宵の厨房作業は,昨日の残り物ラタトゥイユを丸ごとキャベツカレーに大変身させた.レシピはこんな感じ:深鍋で煮つぶしたラタトゥイユにみじん切りタマネギを投入,火が通ったらスパイス類,トマト缶とコンソメスープ(ついでに熟成しすぎた自家製サングリア)を投入.最後に丸ごとキャベツをどかんと放り込む.やや圧をかけて小一時間も煮込めば堅物のキャベツでも籠絡できる.キャベツ玉全体が柔らかくなったらパン切りナイフで真っ二つにして,カレーソースに沈めて,あとは弱火でふつふつ煮込むだけ.最後にヨーグルトとか加えて調味するんだけど,それは明日のお仕事.

    ◇本日の総歩数=3782歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.4kg(−0.6kg)/ 30.4%(+0.2%)


    19 juni 2016(日)※燃え尽きアモルファス

    ◆午前6時起床.カンカン照り.気温20.2度.

    ◆[欹耳袋]Togetter -「第2回つくば横の会 #つくば横の会 」※速攻で束ねられました.

    ◆昨日のような真夏の日差しはないが,それでも29度近い暑さになっている.燃え尽きた日曜にはシンプルな「目玉焼きトースト」を.レシピ:

    1. 厚切りトーストをしっかり焼く
    2. オムレツパンで半熟片面焼きの目玉焼きを焼く
    3. トーストが焼き上がったらすかさずパン切りナイフで薄切り二分割
    4. 目玉焼きを乗っけて塩胡椒.崩してはさんでさあどーぞ

    ワタクシ的にはオープンサンドではなく,厚切りトーストにはさみこむのが定番. 厚切りトーストの中は表面はカリカリに焼けていても,中は熱々でふんわりしていて,半熟卵の黄身がしっとり染みこむのが好ましい.

    ◆[欹耳袋]読売新聞「飲み方分からない…訪日客、日本酒に関心薄く」(2016年6月17日)※元になった報告書は今年3月に発表された:「金沢を訪れるアジア・欧米旅行客の意向調査:“爆買い” の先にあるもの」[pdf].サンプルサイズがやや小さすぎるのが難かも.

    ◆蒸し暑い南風が吹く午後は夕餉の買い出しに.気温は28度前後.雲間から雨粒がひとつまたひとつと降りかかる.夜になって雨雲がかかってきた.

    ◇本日の総歩数=約1500歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.0kg(0.0kg)/ 30.2%(−0.7%)


    18 juni 2016(土)※真夏日につくば横の会

    ◆午前5時半起床.この時期にはめずらしい霧筑波.気温19.1度.でびるまんにメール返信.遅くなってすまん.

    ◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「日本会議、改憲の先に目指す社会 「親学」にじむ憲法観」(2016年6月17日)※親学推進協会会長・高橋史朗は「主体変容(transformation)」とは「責任を他に転嫁しない、自分が変われば周りが変わるという考え方」と言う.この続きがスゴイ.主体変容なる概念は:「「全体論」という意味の「ホーリズム(holism)」について書かれた南アフリカの哲学者J・C・スマッツ(1870~1950)の本に出てくる。スマッツは、ホーリズムを「宇宙における統一体の起源と進歩を運命づける原理」としている」— スマッツの全体論思想とは.ここはもっとツッコまないと.この「場違い感」を以前どこかで感じたなあと “スマッツ” をキーワードにワタクシの日録を検索したら,はい,ありましたよ.11年前の2005年7月15日付けの日録 で,スマッツ『ホーリズムと進化』がどうしていま翻訳されたのかと書いていた.その本:J・C・スマッツ[石川光男・片岡洋二・高橋史朗訳]『ホーリズムと進化』(2005年7月刊行,玉川大学出版部,東京, 本体価格5,700円, ISBN:4-472-40316-1 → 目次版元ページ)※高橋史朗親学推進協会会長はこの本の翻訳に関わっていた.スマッツの全体論の政治的役割を知っていて訳したんだろう.スマッツの全体論が日本会議と関係していたとは新たな発見.そして要注意点:現在の状況は過去からの帰結.短期的な変化はすぐに感知できても,長期的な変動は見逃されやすい.欠測のない「定点観測」をずっと続けることでその問題は解決できる.

    ◆つくば横の会は暑くて熱い —— 午後2時前,筑波大学春日キャンパス(a.k.a. 旧・図書館情報大学)着.気温は正午前に29.9度.真夏日になるのは確実だろう.日差しが暑すぎる.今日は〈第2回つくば横の会〉のお座敷で5分間の高座をお務めする.会場である情報メディアユニオンではすでにスタッフが駆け回っていた.メディアホール(2階)では登壇者の席が指定されていた.ワタクシのとなりは,をを,バッタ博士ではないか! 実物にお会いするのは実は今日が初めてだったりする.2階のメディアホールとともに1階の別室にも映像音声が中継された.

    ◆[欹耳袋]Togetter -「大学の授業の教授方法について」※束ねられた当時,日録に記録したが,今日の噺とも関係するので再度メモクリップ.「多くの教員は「話し方」について技を磨かない」というのは当たっている(→ 参照ツイート).

    • #つくば横の会 第一セッションはすでに終わり,休憩もそろそろ終了.続いて第二セッションは「横のつながりから産まれるイノベーション」. posted at 15:30:45
    • #つくば横の会 ワタクシの五分間トークとディスカッションが終わったので,あとはラクラクだ. posted at 15:31:53

    ◆空調ききまくりの会場内だとわからないが,外は31.6度まで気温が上がっている.

    ◆暑さと熱さに白く燃え尽きました,はい.

    ◇本日の総歩数=10298歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 92.0kg(−0.5kg)/ 30.9%(+0.4%)


    17 juni 2016(金)※真夏日のじたばた仕事

    ◆午前5時半起床.曇り.気温19.5度.真っ青な夏空が広がる観音台.気温は午前8時にはすでに23.9度まで上がってきた.今のところ湿気がないので暴れずにすんでいる.研究所の上層階から見渡せばずっと遠くまで緑一色.木立からはセミの合唱.ここはいずこの森ですか.朝イチの BGM はヒリヤード・アンサンブルのペロタン.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— ユニット長┣┣" 様,朝のお世話の時間.そろそろ叩き出さないと「根付き┣┣"」と化すキケンあり./Fundación Museo de La Plata から「Le envio su Factura」とのメールあり.気分はいきなりアルヘンティーナ./またしても戻ってきたユニット長┣┣" 氏.ええかげんにせぇ.

    ◆正午前には早くも最高気温28.7度の夏がやってきた.今日の昼休みは方々を駆けまわっり,ごまめ┣┣" どもを一網打尽になぎはらった.

    ◆[欹耳袋]研究室の骨董品 —— 昔々その昔,論文を書くたびにこの「ロットリング定規」のお世話になりました.ほとんど廃棄したと思っていたのに,これだけが引き出しの奥深くに長年にわたって横たわっていた.ところどころの凹部にインクがこびりついている.いろいろな形状の「雲形定規」とか自由曲線を手書きする「スプライン定規」など.今世紀に入る前に “死語” と化してしまったブツをかつては使いまわしていた.もうひとつ,同じ引き出しから出土した物件は「OHPポインター」.前世紀の終わり頃はまだこの矢印をポインターとして使いまわしてプレゼンしていたなあ(遠い目).カラフルな数本組は日常使い,さらにドイツ製(Schwan STABILO)の透明樹脂ポインターも見つかった.先端部分のカッティングが精緻.透過光でくっきり示せた.大事なプレゼンに使った「勝負ポインター」だった.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— JSPS の予算がやっと配分された./なおも続くユニット長┣┣" の調教.室温は28度(空調なしガマン大会う),外気温はもうすぐ真夏日ラインに達しそう.

    ◆[欹耳袋]「研究所」は「ケンキュウショ」それとも「ケンキュウジョ」? —— いつも漢字で書くばかりで音読する機会がまったくなかったので気づかなかったが,「研究所」の「所」を「ショ」と読むか「ジョ」と読むかは統一的なきまりはないようだ.たとえば,たとえば「土木研究所」は「ドボクケンキュウジョ」だったり「ドボクケンキュウショ」だったり読みがゆれている.「音読」さえしなければ八方丸く収まるんだろうけど.

    ◆西日の直射攻撃を受けている居室は室温29.5度,外気温29.9度.午後4時過ぎ,めでたく(もなく)30.0度の真夏日ラインに達した.夕方になっても暑さが和らがない.ユニット長┣┣" が悠々と泳ぎ去るのを岸壁から見送ってから撤収.今夜はどんな夕餉にすればいいものやら.

    ◇本日の総歩数=5077歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.5kg(−0.1kg)/ 30.5%(−0.2%)


    16 juni 2016(木)※雨空の本郷で出張宣伝

    ◆午前5時半起床.曇り.気温19.2度.曇り空の観音台.午前8時の気温は22.1度と高めだが,日差しがない分,湿って涼しく感じないこともない.今日は都内出張日なので,出勤する義理はないのだが,ユニット長┣┣"のお世話に休みはない.

    ◆[欹耳袋]読売新聞「JAXA理事長ら給与10%返納…ひとみ分解」(2016年6月15日)※ということで,論文がリジェクトされたら,給与返納しような>職業研究者諸氏.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— ユニット長┣┣" の今後の “飼育” 方針について討議.明日の朝イチに放流することで意見一致.

    ◆哀愁の「のうかん犬」のこと —— 本日夕方,本郷にて大学院ガイダンスがあるので,ちょっとした紙芝居をつくるために「農研機構,ロゴ」と画像検索したら,末尾に哀れな「のうかん犬」がうなだれていてもはやナミダなくしては見られない. さすらいの「のうかん犬」はいま某領域長室で哀愁を漂わせている.はたして彼に「復活の日」は来るのだろうか?

    ◆雨空本郷にて —— 正午過ぎに撤収.しとしと小雨.午後2時過ぎ,つくば駅.大学院ガイダンス紙芝居の車中製作に勤しむ.今回は独法組織改編から話さないといけないので,枚数がやや増えてしまった.午後3時半,曇り空から雨粒が降りかかる弥生キャンパス着.都内の午後3時の気温は23.5度.湿度74%で蒸し暑い.大学院ガイダンスの紙芝居ファイルをUSBメモリーにコピーして準備完了.午後4時から,専攻ガイダンス(@農学部6号館A奥)開始.お務めを終え,午後5時半に撤収.

    ◆結局,雨らしい雨は降らず,午後7時つくば帰還.ペデストリアンデッキの樹上からはニイニイゼミの合唱が響く.南寄りの湿った風が吹き抜ける夜.また雨が降りだした.

    ◇本日の総歩数=8708歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.6kg(+0.2kg)/ 30.7%(−0.5%)


    15 juni 2016(水)※霧雨降りしきる観音台

    ◆午前5時半起床.曇りのように見えて実は霧雨.気温18.2度.降りしきる霧雨に煙る観音台.午前8時の気温は17.8度.今日は終日曇天との予報.

    ◆[欹耳袋]生態学者の系図様式 —— The Atlantic | RIP Bob Paine, A Keystone Among Ecologists.※生態学者としての訃報はさておき,この「家系図」が気になる.元をたどると:出典:Nature | Scientific families: Dynasty. Bob Paine fathered an idea — and an academic family — that changed ecology. 23 January 2013.さらにたどると:Nature | Bob Paine's Academic Family Tree. 16 January 2013.Paineのこの師弟系図の描画スタイルは,もちろんかの G. Evelyn Hutchinson の系図 [jpg] の様式を正しく踏襲している.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 「外」から「中」への接続がこう頻繁に「キケン」扱いされるようでは話にならない.渡りに船で,来月末には「外」からのVPN接続を一切遮断する “鎖国” になるとデスクネッツお代官様の通告あり.喜んで “鎖国” されてあげるよ.

    ◆曇り空のお昼休みはショートコース徘徊.正午になっても最高気温は19.7度と20度にも達しない.湿っぽい北寄りの風が吹く.歩き読み:倉嶋厚・原田稔(編著)『雨のことば辞典』(2014年6月10日刊行,講談社[講談社学術文庫・2239],東京,本体価格920円,266 pp., ISBN:978-4-06-292239-5 → 目次版元ページ).

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 後生だから「酒概念」とか「酒タクソン」とか「酒カテゴリー」とか変換するのはやめてくれないか> Google 日本語入力くん./だからぁ,ワークショップ名は〈酒とは何か〉じゃないんだってば!/酒問題ワークショップの要旨送信(おいっ!(怒))./秋の大旅行の early subscription をすませ,地球のウラ側に久しぶりに行くことになった.

    ◆[欹耳袋]TBS ラジオから電話あり.「Windows 10 強制アップグレードのせいで講義中あるいは講演中に “悲劇” に遭ったセンセイ」を探しているらしい.心当たりのある方は「おれおれ」ツイートすれば電話がかかってくるかもしれへんで.ワタクシが昨年11月にそんなふうなツイートをしたらしく,それを手がかりに電話がかかってきたようだ.そんなことつぶやいたかなあ(過去ツイート検索しても見つからへんけど).

    ◆ユニット長┣┣" にエサをやってさくっと撤収.今日はパッとしない一日だった.

    ◇本日の総歩数=6950歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.4kg(0.0kg)/ 31.2%(+1.3%)


    14 juni 2016(火)※今日も雑用エンドレス

    ◆午前5時過ぎ起床.青空.朝日がまぶしい.気温18.5度.青空の観音台.昨日のざあざあ降りで空中の塵芥が大掃除されたらしく,筑波山の稜線がくっきり見える.気温は早くも22.6度まで上がってきた.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— ですくねっつ代官様から「下々の者はみな researchmap に即刻登録せよ」とのなろ様の御下命あり.殿様が短気だとホンマに困る.あわてて researchmap に新規登録し,自分のポータルサイトを新規開設した.まだすっぴんだが,当分はこのまま放置することになるだろうな./今週土曜のつくば〈横の会〉の外勤届と振替申請を提出.

    ◆[欹耳袋]日本における「統計学部」ロスの影響 —— 欧米にはふつうにある「統計学部(Faculty of Statistics)」がどういうわけだか日本の大学には創設されなかった点について,ワタクシが読んだ関連記事を時間順に並べると:

    —— これから「統計学部」を日本で新設するのは前途多難すぎるということか.滋賀大学に新設されるデータサイエンス学部は首尾よく船出できる?

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— researchmap.jp のコンテンツをいじり始めたらキリがないので中断./またしても帰ってきたユニット長┣┣"のお世話 13:30〜15:00./現実逃避の researchmap コンテンツ詰め込み作業./夕方,ユニット長┣┣" の散髪をしたもののまだ見栄えが悪そう.今日は切り上げて,東風に吹かれてとぼとぼ撤収.

    ◆[欹耳袋]Chick Corea & Gary Burton: Tiny Desk Concert [YouTube] ※他にもあるようだ:TDC

    ◆夜の┣┣" 撃ち —— 〈横の会〉の紙芝居,やっと表紙だけできた.これだけで十分かもしれないが,もう数枚用意します./午後11時,横の会の紙芝居完成:三中信宏「研究者のための芸の心得 — 科学を語る可視化と可聴化」.持ち時間たった5分なので10枚で舞台に上がることにした.提出締切まで一時間を残して,事務局にメール送信.今日のお仕事はこれにて大団円.

    ◇本日の総歩数=3657歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.4kg(−0.2kg)/ 29.9%(−0.2%)


    13 juni 2016(月)※梅雨本番観音台水浸し

    ◆午前5時過ぎ起床.風雨強し.気温19.9度.本降りの雨に霞む観音台は朝から水浸し.午前8時の気温17.4度.日付が変わってから下がり続けているが,湿度が高すぎて涼しくない.週末ずっと締切っていた居室は熱気がこもっているので窓を全開したが,気をつけないと “森” の本たちが「除湿剤」のように湿気を吸い込んでしまう.今日みたいな梅雨らしい水も滴る朝の BGM はブランデンブルク協奏曲に限る(何となく).

    ◆[欹耳袋]統計曼荼羅の御利益は衆生のため —— Robert Gerwien「A Painless Guide to Statistics」の末尾にある「統計手法フローチャート」[pdf] が翻訳されている.たいていこういう図を描けば批判されるのだが,それでもあえて描いた方が “公共の利益” にはなると思う.統計学の数々の “曼荼羅” は悩める衆生のためにあるのであって,天上人たちのためにあるのではないから.さらに言うなら,ユーザーの置かれる「場」によって御利益のある曼荼羅は異なる.ワタクシの場合,農業試験研究で用いられる統計分析に最適化された「統計曼荼羅」だから,医学統計学とかバイオインフォマティクス分野は誰かが別の「統計曼荼羅」を描いてくれないと.裾野がどんどん広がってきたので,手が回らないというのが実情だ.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 先週から湾内を回遊し続けているユニット長┣┣" 君.今朝もエサをもらって岸壁から泳ぎ去ったが,さて今度はいつお帰りになることやら.

    ◆[蒐書日誌]ご恵贈本2冊 —— 岩波データサイエンス刊行委員会(編)『岩波データサイエンス・Vol. 3』(2016年6月9日刊行,岩波書店[岩波データサイエンス(第I期)],東京, 160 pp., 本体価格1,389円, ISBN:978-4-00-029853-7 → 版元ページコンパニオンサイト)※今回の特集は〈因果推論 ― 実世界のデータから因果を読む〉.最近,暗闇で背後から「いんが」とか「べいず」とか「しぜんしゅ」という幻聴が聞こえてしまうのはもうオシマイということですかそうですか./吉川浩満・山本貴光『脳がわかれば心がわかるか ── 脳科学リテラシー養成講座』(2016年6月71日刊行,太田出版,東京,317 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-7783-1519-1 → 版元ページ)※2004年の旧版の改訂版とのこと.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 回遊するユニット長┣┣" 君.今日ニ度目の放流だん.しかし,これで根負けしてはならぬ./向こう一ヶ月の┣┣" 撃ちカレンダー更新./ユニット長┣┣" の最後の放流.お達者で〜

    ◆[欹耳袋]スーパーグローバル学部増田准教授「残念な大学教員」(2016年6月13日) ※「教育に携わる資質に疑問符がつくような大学教員」「学生の関心を惹きつけることに失敗しているのは、純粋に教員の問題であって、学生の問題ではない」— 正論である.先日の白山高座では,大教室での教壇に立つ教員は「藝人」として何が求められているかという噺をした.昨今流行の「アクティヴ・ラーニング」とは対極の内容だったと思うが,大勢の聴衆(=お客)を相手にするのが日々当たり前なのだから,「藝人」としての心得はもたないと.

    ◆朝から降り続いた雨は夕暮れになっても霧雨.やっと西の空が明るくなってきた.明日は晴れて暑くなるとの予報.

    ◇本日の総歩数=4747歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.6kg(−0.6kg)/ 30.1%(+1.3%)


    12 juni 2016(日)※日曜背徳昼酒シアワセ

    ◆午前5時起床.晴れ.気温18.9度.曇って蒸し暑い昼下がり.呑み集えと呼ぶ声に誘われ,〈ゆはらっぱの日曜市〉へ.屋上ベランダでは〈はしばみ〉のお菓子と〈パネッツァ〉のパン.〈ラ・スタッラ〉のまかないカレー,牛久〈季よりそば〉のそばがき,苺家のスムージー.いい天気だったので,大勢のお客が列をつくっていた.鳥取〈日置桜〉の特別純米生酒「山滴る」とともに夏を愛でよう.背徳の昼飲みである.

    ◆[蒐書日誌]ジャン=マルク・ドルーアン[辻由美訳]『昆虫の哲学』(2016年5月20日刊行,みすず書房,東京, 212+xxxi pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-622-07988-0 → 目次版元ページ).原書:Jean-Marc Drouin 2014. Philosophie de l'insecte. Seuil, Paris, ISBN:9782021118896 → 版元ページ.著者はパリの国立自然史博物館に所属していた科学史家.フランス博物学の長い伝統に裏打ちされた歴史的逸話の数々がそこかしこに.自然史博物館にこういう科学史の専門家のポストがあるのはうらやましいかぎりだ.昆虫の分類・進化・形態・生態・行動をめぐって過去と現代を行き来しつつ,幅広く話題を渉猟していて読者を飽きさせない.ワタクシの蒐書アンテナにヒットしないフランス語の文献や資料が巻末リストとしてまとめられているのはたいへんありがたい.

    個別の点をいくつか:

    1. 文献リストの改行がなされていない箇所が散見された.
    2. 日本語訳の存在が抜けている項目がある(Toby Appel 1987本とか).
    3. アリの大家のお名前は Holldobler でも Hülldobler ではなく正しくは Hölldobler ね.
    4. 分岐学をめぐる Claude Lévi-Strauss のコメント「真の系統分類のカギをにぎっているのは,結局のところ分子生物学ではないか」(p. 49)が引用されていて興味深い.元ソース:Claude Lévi-Strauss 2002. Guillaume Lecointe & Hervé Le Guyader, Classification phylogénétique du vivant. L'Homme, 162 avril-juin 2002, pp. 309-312 → html
    5. ワタクシ的には,これまでたどりきれなかった下記連作文献の書誌情報がやっとすべて解明されて,とてもシアワセになれた:
      • Claude Dupuis 1978. Permanence et actualité de la systématique: La «systématique phylogénétique de W. Hennig» (historique, discussion, choix de références). Cahiers de Naturalistes (Bulletin des Naturalistes Parisiens), N. S., 34(1): 1-69.
      • Claude Dupuis 1988. Permanence et actualité de la systématique II: La taxinomiste face aux catégories. Cahiers de Naturalistes (Bulletin des Naturalistes Parisiens), N. S., 44(3-4): 49-109.
      • Claude Dupuis 1992. Permanence et actualité de la systématique III: Regards épistémologiques sur la taxinomie cladiste. Adresse à la Xle session de la Willi Hennig Society (Paris, 1992). Cahiers de Naturalistes (Bulletin des Naturalistes Parisiens), N. S., 48(2): 29-53.

    昆虫のエッセイ本といえば,60年前の Lucy W. Clausen『Insect and Folklore』(1954年刊行,Macmillan, London)の翻訳が同じみすず書房から出ていた:ルーシー・W・クラウセン[小西正泰・小西正捷訳]『昆虫と人間(1, 2)』(1972年刊行|1993年に博品社から『昆虫のフォークロア』という書名で復刊された).ただし,このクラウセン本はかなり民俗学寄りのそして実利的な内容だったと記憶している.日本語だと昆虫エッセイ集は山のように出版されている.

    ◆初夏の青空は今日まで.明日は梅雨前線の北上で,本降りの雨になるとの予報.

    ◇本日の総歩数=4697歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.2kg(+1.0kg)/ 28.8%(−2.0%)


    11 juni 2016(土)※真夏日ラインに超接近

    ◆午前5時半起床.晴れ.気温16.1度.早朝から夏の日差しがぎらぎらと.今日も暑くなりそうだ.

    ◆[蒐書日誌]日本植物学会(編)『植物学の百科事典』(2016年6月下旬刊行予定,丸善出版,東京, 824 pp., 本体価格20,000円, ISBN:978-4-621-30038-1)※ワタクシも「分岐図と系統樹」という項目(見開き2ページ)を担当した.

    ◆お昼はつくばの北の小田にあるかなり有名な〈名無しラーメン〉にて醤油チャーシュー麺&水餃子&焼き餃子という学生のようなランチをしてしまった.自家製麺の平打ち縮れ麺.塩ラーメンスープの水餃子が美味.塩ラーメンを注文すると「水餃子2個」のトッピングができる.国道125号沿いではあるが,市街中心部からは遠く離れた “名も無い” このラーメン店が満員御礼なのはさすが.「無印〜」に通じるノーブランド戦略か.

    ◆[蒐書日誌]プリニウス新刊2冊 —— ヤマザキマリ,とり・みき『プリニウス・IV』(2016年6月15日刊行,新潮社[バンチコミックス45プレミアム],東京,ISBN:978-4-10-771899-0 → 版元ページ)ならびにヤマザキマリ,とり・みき[「新潮45」編集部編]『プリニウス完全ガイド』978-4-10-771897-6 → 版元ページ)→ プリニウス特設サイト

    ◆[みなか先生]Na-Ruの川根茶んS改め「山のおッ茶ん」日記~その日暮し「新しい月の始まりです、ジム屋の一日」(2016年6月1日)/粉末@それは風のように (日記)「三中信宏:みなか先生といっしょに統計学の王国を歩いてみよう」(2016年3月15日).

    ◆本日の最高気温は29.9度.真夏日すれすれだった.暑かったねー.

    ◇本日の総歩数=2924歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 92.2kg(−0.3kg)/ 30.8%(+0.9%)


    10 juni 2016(金)※蝉の初鳴き夏日の麦秋

    ◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温19.0度.米とぎ.朝から青空に筋雲が浮かぶ観音台はからっと暑い.午前8時の気温は23.7度と余裕で夏日ライン超えが射程に入っている.

    ◆[欹耳袋]毎日新聞「毎日フォーラム・視点:統計検定センター長(東京大学名誉教授)・国友直人」(2016年6月10日)※「欧米など国際的には統計は数学と関連はするものの、独立した教育カリキュラムを持つ」.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 今日はユニット長┣┣" のとどめを刺す日./ユニット長┣┣" (初版)を岸壁から放流し,やや燃え尽きているお昼前.外気温はすでに26.0度.あつ〜

    ◆[蒐書日誌]日本植物学会(編)『植物学の百科事典』(2016年6月下旬刊行予定,丸善出版,東京, 824 pp., 本体価格20,000円, ISBN:978-4-621-30038-1)※ワタクシも「分岐図と系統樹」という項目(見開き2ページ)を担当した.

    ◆カンカン照りの昼休みはセミロングコース徘徊.稲荷川沿いの林からは蝉の初鳴きが響いてきた.もちろん空も夏の顔立ち.気温は正午前に27.2度に達している.実験圃場は一面の麦秋.刈り取りがすでに始まっていた.まだ青みが残るライ麦畑の前面圃場は大豆の豆まきがすぐにも始まろうとしていた.その昔,学部生だった頃,塩尻の長野県中信農業試験場(桔梗ヶ原)で大豆の播種をしたことを思い出した.ちょうど今の季節だっただろうか.今日も歩き読んだ:山本紀夫(編著)『トウガラシ讃歌』(2010年4月25日刊行,八坂書房,東京, 16 color plates + 294 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-89694-954-4 → 目次版元ページ)は,ブータンから中国,チベット,韓国を経て日本にたどり着き,やっと読了.炎天下のトウガラシ本は修行と言うしかない.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— お昼前に岸壁から見送ったユニット長┣┣" が “湾内” を一周しただけで当たり前の顔を戻ってきやがったので,再度ごていねいに接待して差し上げているところ./来週末の〈つくば横の会〉の高座紙芝居を用意しないといけない.ワタクシはかのバッタ博士の前座という位置づけかな./夕方,ユニット長┣┣" をふたたび岸壁から見送った.さよ〜なら〜.もう帰ってくるなよー.

    ◆一昨日の東洋大学経営学部FD講演会:三中信宏「大学教員のための『役者論語』〜聴衆を寝かさない高座の奥義〜」は学内クローズドだったので,噺の内容はリアルタイムには流さなかったが,事前に流した要旨はこれだった:

    「私は農水省系の国立研究開発法人に所属する研究員です.本務先はもともと教育機関ではありませんが,個人的に例年多くの大学で教壇に上がり生物統計学や進化生物学を教えてきました.大学に所属する教員ならば教壇に立つことは日常業務のひとつに過ぎないかもしれません.しかし,私のような立場の研究者にとってそれは非日常の舞台にほかなりません.あえてたとえるならば,「お座敷」に呼ばれた「芸人」,あるいは「高座」に上がる「噺家」と言ってもかまわないでしょう.それは私がかつて予備校に勤めていた頃にしっかり身につけた自覚です.教壇に立つとは「客」である学生から講義分の時間をもらって「芸」をさせてもらうということです.しかし,その「芸人」としての自覚のない大学のセンセイはいまでも多すぎます.予備校だったならば,受講生が集まらなければ即クビになるでしょう.講義を盛り上げる小手先の技はいくらでもあるでしょう.しかし,そもそも「客」の目が気になる「芸人」の自覚があるかどうか.そこがもっとも重要な根幹であると私は考えます.今回のFD講演会では,みなさんの時間をいただいて,大学教員のための『役者論語』についてお話をさせていただきます.」

    ◆今日の最高気温はお昼すぎの27.6度だった.こう蒸し暑くなってくると,一日の終りにはもう使い物にならなくなる.

    ◇本日の総歩数=11883歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.5kg(+0.2kg)/ 29.9%(+1.1%)


    9 juni 2016(木)※梅雨本番の降りまくり

    ◆午前5時半起床.雨.気温19.4度.本降りの観音台で梅雨本番を実感.午前8時の気温は19.8度.昨日と同じくじめじめ蒸し暑い.本降りと小降りを行きつ戻りつ.

    ◆はてしない┣┣" 撃ち —— 今日はユニット長┣┣"を退治するという大仕事がある./手強しユニット長┣┣" .ぐぬぬ…….進捗がない.

    ◆[蒐書日誌]山口裕文・金子務・大形徹・大野朋子(編著)『「中尾佐助 照葉樹林文化論」の展開 ― 多角的視座からの位置づけ』(2016年5月25日刊行,北海道大学出版会,札幌, 本体価格16,000円, ISBN:978-4-8329-6820-2 → 版元ページ)※おお,900ページ近い電話帳だ.

    ◆そろそろあがりの時でせうか.午後5時,雨はすでに上がり,雲間から青空がのぞく夕暮れ時.しかし,蒸し暑さはまだ淀んでいる.

    ◇本日の総歩数=3843歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.3kg(−0.2kg)/ 28.8%(−2.3%)


    8 juni 2016(水)※妖怪博士の白山お座敷

    ◆午前5時半起床.曇り.気温17.7度.曇り空だがときどき雨が降るかもと傘を持つか持たないかの意思決定ができない予報.

    ◆[欹耳袋]日本経済新聞連載記事「私のアマオケ探して」:「(1)昔吹いたクラリネットで挑戦 入団オーディションは狭き門」(2016年6月6日)|「(2) バイオリン転向、念願の入団 ブラームスの壁、無念の退団」(2016年6月7日)※打楽器へどーぞ.

    ◆本郷出撃の朝 —— 午前8時過ぎ,つくば駅.蒸し暑い曇り空.朝から本郷出撃.午前10時前,弥生キャンパス着.曇り空の都内はすでに気温が23.3度まで上がっていてたいそう蒸し暑い.午前10時から専攻研究会議という名の設計検討会.一時間ほどで終了.弥生キャンパス構内は紫陽花の紫色が鮮やかだった.農学部3号館の隠れ部屋にて一休み.正午前,そろそろ白山にてくてく移動しようかな.昼下がりの都内のすでに26.6度まで気温上昇.湿度も高めでよくない.

    ◆白山上はかつて昔はうろうろしていた時代もあったが,弥生から白山への道はここ何十年も歩いていない.実は東洋大の敷地に立ち入るのは今日が初めて.白山の斜面にそって高層ビルが林立するキャンパス.人工池が設えられた正門スロープの上には開学者・井上圓了先生がすくっと立つ.井上圓了記念博物館にも行きたかったのだが,館内改装中で入れなかった.

    ちょうどお昼どき.東洋大学に来たからには対外的に超有名な6号館地下の学生食堂へ行くしかない.広大な学食フロアに専門店がいくつも入っている.この日は〈Curry Mantra〉のナン付きタンドーリチキンのランチにした.目の前で焼いてくれる熱々のナンに,タンドーリチキン,そしてナスとチキンのカレー,サラダとラッシーまで付いてたった550円.すばらしい.うらやましい.東洋大に入りたい.

    しかし,ご飯を食べにわざわざここまで出向いたわけではない.ワタクシの本日のお座敷:東洋大学経営学部FD講演会:三中信宏「大学教員のための『役者論語』〜聴衆を寝かさない高座の奥義〜」.経営学部の教授会メンバー80名が基本の参集範囲と聞いたが外部からの参加者もOKとのこと.お座敷は2号館最上階の〈スカイホール〉である.前もって MacBook のプロジェクターとの接続は確認した.午後2時半,定刻通り始まったFD講演会では50分の高座をお務めして,質疑10分で時間通りに終了.

    「学会プレゼンテーション」については20年前に応動昆小集会で講演したことがあるが,教壇プレゼンテーションについては今回が初めてのことだ.

    ◆白山お座敷を終え,本郷にいったん帰還.正門前の〈ルオー〉にて一休み.午後の最高気温はいまところ27.3度か.晴れて蒸し暑く徘徊には不適切な空模様.午後11時過ぎにやっとつくば帰還.うう……

    ◇本日の総歩数=21276歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 92.5kg(+0.9kg)/ 31.1%(+0.1%)


    7 juni 2016(火)※┣┣" 降って雨降らず

    ◆午前6時前起床.曇り.気温17.5度.今朝はつくバス出勤で曇り空の観音台へ.気温は19度台.湿気があるので締め切られたバス車内は蒸し暑かった.昨夜の懇親会の “負の遺産” を引きずって,やや「うう……」状態である.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 筑波事務所宿泊施設へ出向き,昨夜の忘れ物を引き取ってきた.あいかわらず曇り空.気温は20度ちょい超え.涼しいといえば涼しいが快適ではけっしてない.

    ◆明日の白山お座敷の紙芝居をチェック真っ最中.ワタクシの場合,スライドをつくりながら,同時並行でアタマの中では想定される “セリフ” が流れ,“場” の光景を思い浮かべている.だから,こんな看板みたいなスライドもあり.わざわざ Adobe InDesign を立ち上げて《しかし》という紙芝居をつくるまでもないのかもしれないが,InDesign はワタクシにとって不可欠の Slideware なので PoorPoint の出番はまったくない.明日の白山お座敷で話すことだが,一枚のスライドにたくさんの図表や字を詰め込むのは愚の骨頂で,逆に空白が多いほど望ましいとつねづね思っている.ジョン・ケージの名作〈4分33秒〉の旋律を思い浮かべれば誰にでもわかるが,完全に真っ白なスライドこそ理想だろう.落語や講談の名人がパワポを映しながら高座を務めるなんてことはどう考えてもありえない.壇上に上がったとき,何が主で何が従かは最初からはっきりしている.紙芝居はどうあがいても「従」の地位に甘んじるしかない.だから,単なる従である「紙芝居」にすべてを語らせようという態度はそもそも大間違い.主であるアナタが自分の口で語りなさい —— というような話を明日するつもり.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 緊急ユニット長┣┣" が発生したので,その退治のため領域長室と所長室を襲撃したところ,新規┣┣" を連れて居室に戻ってくるはめになった.ぜんぜん先の展開が読めまへんな./夕方,すり減りつつ撤収.

    ◆昼間は湿度が高かったが,夕方ちょっとだけお湿りがあったせいか夜になってやっと涼しくなってきた.今宵は海老名・泉橋酒造の純米生原酒〈夏ヤゴ ブルー〉が食卓に登場.トンボになる前の今しか味わえない夏酒.塩トマトと新じゃがの煮っころがしをアテにして.

    ◆[欹耳袋]Togetter -「阿子島・溝口・中尾考古学対談『ムカシのミライ:プロセス考古学×ポストプロセス考古学』」※ワタクシのツイートをすばやく束ねていただきました.

    ◆明日は朝から夜まで本郷界隈をうろうろするん.

    ◇本日の総歩数=5710歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.6kg(−0.6kg)/ 31.0%(+0.6%)


    6 juni 2016(月)※見学案内役で朝も夜も

    ◆午前5時起床.晴れ.気温16.6度.米とぎ.しだいに雲が広がり,朝日が見えなくなった.曇り空の観音台.午前8時の気温は18.9度.湿度が高く,雨は降らなくても梅雨入りを感じさせる朝.今日は見学者対応の一日.

    ◆[欹耳袋]加藤司 2016.[エディトリアル]『パーソナリティ研究』に採択される方法―投稿論文の問題点とその対応策.パーソナリティ研究, 25(1): 1-9. jstage | pdf [open access].「1. 投稿規程を無視する」「2. 日本語になっていない,誤字脱字が多い」「3. 何度読んでも理解できない(論旨が不明確)」「4. 査読者のコメントに対応しない」「5. 査読者のコメントに対して言い訳をする」— 世の中には猛者が多いということか.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— Firefox はときどき “リフレッシュ” すると確かに動作が軽くなる(と感じる)./午前10時前,玄関にて東大農学部学生御一行様を待ち受ける.農業環境変動研究センター所内施設の見学対応が午前のお仕事.インベントリー展示館のモノリスから始まり,別棟の温室効果ガス実験施設へ.曇り空から時おり小雨がぽつぽつ落ちてきた.気温は20度前後をうろうろしている.風が吹けば涼しいが,湿度が高いので快適ではない.正午前に御一行様を送り出した.次の予定は夕方からの懇親会./さて,お昼休みが近づいている.

    ◆[蒐書日誌]生物命名の技法 —— Michael Ohl『Die Kunst der Benennung』(2015年刊行, Matthes & Seitz, Berlin, 318 pp., ISBN:978-3-95757-089-5 [hbk] → 目次版元ページ)※Amazon.de から本日着便.書名は『命名の技法』で,動物分類学の「命名」をテーマで書かれた本.ワタクシは類書をほとんど知らない.著者 Michael Ohl はベルリン自然史博物館の研究員.分類学での「命名」をめぐる言語空間(Sprachwelt)の歴史的諸相に光を当て,動物分類命名の技法(技芸)についてさまざまなエピソードをたどりながら書かれた本のようだ.ドイツ語のできる分類学者ならばジャケ買いしたくなるにちがいない.でしょ? この本は造本も魅惑的.(そこですかっ)

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— ユニット長┣┣" がエンドレスに回遊を続けている.行っては帰り,去っては戻る.キリがないのでそろそろ見切り発車した方がいいように思う./秋に上方お座敷へのお誘いあり.二つ返事でお引き受けする.大阪大学吹田キャンパスでの高座./研究記録をつぶやく午後.もう900ツイートに達している.

    ◆午後5時半から筑波事務所食堂にて懇親会.懇親会で並んだ “お水” のうち,久留米〈庭のうぐいす〉特別純米なつがこいはいかにも夏酒らしい爽やかさ.対照的に,郡山〈金寶〉生酛純米とろとろにごりは “呑むごはん” という表現がしっくりくる.オンザロックもよし. 午後7時半にさくっと(一次会は)終了し,つくバスにて観音台から帰宅する.

    ◇本日の総歩数=6875歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 92.2kg(+0.3kg)/ 30.4%(−1.1%)


    5 juni 2016(日)※梅雨入りの神保町往復

    ◆午前5時半起床.気温17.9度.小雨が降っていたが,そのうちやみ,日が差してきた.今日の〈つくばフェスティバル2016〉や〈つくいち〉は空模様的にまったく問題なしだろう.午前9時過ぎ,二日目の準備真っ最中のお祭り会場を通り抜け,つくば駅へ.薄雲はまだ残っているが,青空が広がってきた.午前9時の気温は20.7度.これから神保町へ出撃する.

    ◆午前11時前,神田一ツ橋の学術総合センター着.今日の興行は〈ムカシのミライ:プロセス考古学×ポストプロセス考古学〉【日時】2016年6月5日(日)11:00〜14:30【演者】阿子島香・溝口孝司・中尾央.いちおう「関係者席」に誘導されたが,今回は参加するだけなのでとてもラク.さっそく午前の対談(阿子島香×溝口孝司)が始まった.一切合切ツイートしまくる.

    • #考古学対談 プロセス考古学側(阿子島香).文化進化論(1950年代〜)がバックボーンのひとつ.人類学の進化生物学を背景とする. posted at 11:07:19
    • #考古学対談 長期的な人間集団の自然淘汰に基づく適応がもうひとつの柱. posted at 11:08:29
    • #考古学対談 アメリカの歴史を踏まえた研究の蓄積がもうひとつの柱. posted at 11:09:08
    • #考古学対談 多数派であることが四つ目の柱. posted at 11:10:46
    • #考古学対談 なぜプロセス考古学が日本では批判されるのか. posted at 11:11:39
    • #考古学対談 考古学業界でのきびしい競争がアメリカ考古学(プロセス考古学)にはある. posted at 11:13:04
    • #考古学対談 ポストプロセス考古学(溝口考司).ポストプロセス考古学はつねに複数形で存在する. posted at 11:13:51
    • #考古学対談 プロセス考古学は正しい知識への接近を考えたが,ポストプロセス考古学はその知識の認識的相対論がクローズアップされてきた. posted at 11:15:57
    • #考古学対談 ポストプロセス考古学の歴史的背景には.1970年代に生じたポストインダストリアル,ポストモダンな傾向性がある. posted at 11:19:13
    • #考古学対談 サイバネティクス,複雑性理論の影響もある.マイクロのゆらぎがマクロの動態にどのように影響するのかという議論. posted at 11:20:43
    • #考古学対談 偶発性やエージェントの影響を考えると,単純な因果性への楽観主義が衰退していく. posted at 11:22:59
    • #考古学対談 観察主体が観察対象になるという入れ子状態. posted at 11:23:58
    • #考古学対談 存在論がより優位になるというのがポストプロセス考古学の根底である. posted at 11:26:49
    • #考古学対談 以上,両演者のトーク終了.これから対談開始. posted at 11:27:43
    • #考古学対談 相対主義をめぐって. posted at 11:31:08
    • #考古学対談 (阿子島)進化主義について.1970年代,文化進化の普遍的な原動力はないという見方(エルマン・サーヴィス)は,ベルタランフィの一般システム理論と関わりつつ発展してきた. posted at 11:36:26
    • #考古学対談 (阿子島)1960年代の一般システム理論的な法則定立的スタンスから,ビンフォードによるカール・ヘンペル的な仮説検定法の採用へ(1970年代).新しい考古学(new archaeology)はデータ主体の論議を進めようとした.1980年代以降のポストプロセス考古学へ. posted at 11:42:14
    • #考古学対談 (溝口)定向的な進化ではなく個別的な文化進化へ移行したプロセス考古学. posted at 11:44:15
    • #考古学対談 (阿子島)文化唯物論という1980年代の思潮は当時アメリカではたいへん流行したが,同じ考古学でもアメリカとヨーロッパでは文化的にずいぶんちがっていると感じた. posted at 11:47:30
    • #考古学対談 (溝口)1980年代のマルクス主義考古学の洗礼を受けて,因果性がこんなに簡単にわかるはずがないという疑念.ドゥルーズ&ガタリの『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』にみられる変形システム論を知って,その確信を強めた. posted at 11:58:21
    • #考古学対談 (溝口)最近の分子進化学の中立説はドゥルーズ&ガタリに通じるものがあると感じる. posted at 11:59:46
    • #考古学対談 (溝口)プロセス考古学では観察対象が限定されすぎているのではないか. posted at 12:00:35
    • #考古学対談 (阿子島)Middle-range theory.歴史考古学・民俗考古学・実験考古学. posted at 12:11:06
    • #考古学対談 (溝口)ポストプロセス考古学もまた middle-range theory 的なものをよりどころにして考察を進めている. posted at 12:13:40
    • #考古学対談 (溝口)考古学の基礎はパターンを認知して,その共変動に基づく推論をすることである. posted at 12:14:27
    • #考古学対談 (溝口)そのパターン認知に及ぼす観察者の影響を避けることはできないだろう. posted at 12:15:25
    • #考古学対談 Middle-range theory (archaeology) en.wikipedia.org/wiki/Middle-ra… [Wikipedia] posted at 12:16:20
    • #考古学対談 (溝口)パターン認知は統計学的に実施することはできるが,その関係性を論じることには観察者の世界観の介在を考えざるを得ない. posted at 12:17:26
    • #考古学対談 (阿子島)観察可能なデータをどのように選択するかについては意見は同じ.パターンとその解析についても同意する. posted at 12:19:59
    • #考古学対談 (阿子島)考古学的記録はすべて palimpsest である.時間的な厚みと重なりあいがあるデータを考古学者は手にしている. posted at 12:27:16
    • #考古学対談 (溝口)反証可能性を確保するという点ではポストプロセス考古学も重視するが,あまりリジッドには考えない. #Popper posted at 12:32:43
    • #考古学対談 対談終了なう. posted at 12:33:24

    ◆遅めのお昼ごはんは別室にて演者のみなさんとともに.関東が梅雨入りしたとのニュースあり.しかし,雨の気配はまるでなし.午後1時過ぎから鼎談(阿子島香×溝口孝司×中尾央)が始まる.

    • #考古学対談 午後の鼎談スタート.第三のワルモノが乱入する. posted at 13:16:48
    • #考古学対談 (中尾央)私の役割はリングに殴りこむことである. posted at 13:17:38
    • #考古学対談 ハッシュタグは「対談」のままにしておく. posted at 13:18:10
    • #考古学対談 (中尾)考古学を「科学」とするにはどうすればいいか? posted at 13:18:37
    • #考古学対談 (溝口)考古学は科学ではあるのだが,科学ではない帰結についても責任を取る必要があるだろう. posted at 13:22:57
    • #考古学対談 (阿子島)発見された史料にもとづいて歴史に関する推論をするかという点では科学だが,その社会的含意については科学ではない. posted at 13:23:55
    • #考古学対談 (溝口)考古学研究の社会的影響についてはしかるべき「構え」が研究者コミュニティとして必要だろう. posted at 13:36:28
    • #考古学対談 (阿子島)60年代 new archaeology, 70年代プロセス考古学,80年代ポストプロセス考古学の影響をもっとも受けなかった国が日本にほかならない. posted at 13:47:06
    • #考古学対談 (阿子島)なぜ日本はそういうことになったのか. posted at 13:47:47
    • #考古学対談 (阿子島)それぞれの国の考古学の特徴を解説した記事が 1980年代に World Archaeology という雑誌に掲載された. posted at 13:50:19
    • #考古学対談 (溝口)日本にもプロセス考古学とポストプロセス考古学の波は確かに到達していたのではないか.フーコーの『知の考古学』にいうエピステミックな “断絶” がマルクス主義考古学からの移行にはあった. posted at 13:54:20
    • #考古学対談 (溝口)ポストプロセス考古学の場合よりどころとなる「参照枠」がなくなってしまったので,それに替わる柱がない.悪い場合,かつての「古物学」への退行すら始まっている. posted at 13:56:02
    • #考古学対談 (溝口)日本考古学においては「言語化」を忌避する(美化する)ハビトゥスがあるのではないか. posted at 13:58:10
    • #考古学対談 (阿子島)日本の考古学の過去半世紀をちゃんと見なおして,諸外国との比較検討をしないと. posted at 14:05:29
    • #考古学対談 司会の菅野智則が初めて発言なう. posted at 14:07:31
    • #考古学対談 あ,ごめん,「さん」忘れましたぁ. posted at 14:08:06
    • #考古学対談 (中尾)これからの日本考古学はどうなるのか? posted at 14:11:48
    • #考古学対談 (中尾)実証は大事なのだが,積極的に説を立てないことにはダメなんじゃないか. posted at 14:12:57
    • #考古学対談 (阿子島)日本はたいへん質の高い史料が蓄積されてきたので,日本だけではなく海外にも通用する一般的な歴史叙述を公開していく必要がある. posted at 14:15:55
    • #考古学対談 (中尾)先行き不安な日本の考古学はどうなるだろうか? posted at 14:26:46
    • #考古学対談 (溝口)【訂正】K. Mizoguchi 2015. A future of archaeology. Antiquity 誌掲載.t.co/ZZ6TuWgVkRK posted at 14:28:13
    • #考古学対談 (溝口)日本の考古学が生き残るためには「パッケージ化」による効率化が必要だ. posted at 14:32:58
    • #考古学対談 (溝口)徹底的な理論化と成果の集積. posted at 14:36:40
    • #考古学対談 (影のボス・井原泰雄)認知されたパターンの因果的な解析をするのは進化生物学でも考古学でも難問.定量モデル化すればブレークスルーがあるのでは? posted at 14:40:57
    • #考古学対談 鼎談だん.ふー. posted at 14:43:11

    ◆最後は質疑を残すのみ.

    ◆午後3時半の終了後はワルい寄り道をせず,つくば直帰.午後5時前につくば帰還.梅雨入りしたにもかかわらず青空が広がり,センター広場では〈つくばフェスティバル〉の後始末がさくさく進んでいた.

    ◇本日の総歩数=10014歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.9kg(−0.2kg)/ 31.5%(+0.9%)


    4 juni 2016(土)※下界はお祭りで昼酒背徳

    ◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温13.9度.朝から日差しがまぶしい.見下ろせば今日から始まる〈つくばフェスティバル2016〉の準備が着々と進んでいる.今日は正午からスタート.しかし,両日ともまだ日が高い夕方には店じまいしてしまう.ということは,真っ昼間から飲みなさいという昼酒背徳が公認されたわけだ.すばらしい!

    ◆[蒐書日誌]杉田衛保『究極の日本酒:マリアージュで楽しむ純米無濾過原酒16本』(2016年5月25日刊行,花伝社,東京, 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7634-0778-8 → 版元ページ)※高田馬場〈真菜板〉のご主人が書かれた本.すぐ買います買います,買いに行きます〜./橘宗吾『学術書の編集者』(2016年7月刊行予定,慶應義塾大学出版会,東京, ISBN:978-4-7664-2352-5)※名古屋大学出版会の編集部長の本.それにしてもなぜ名古屋大学出版会から出さない?

    ◆昼下がりのつくばセンター広場界隈は早くもお祭り一色.〈フィンラガン〉で苦みばしった IPA をいただきつつ,アルヘンティーナのエムパナーダを.セネガルの太鼓が響きわたる.

    ◆[欹耳袋]国際文化会館「【クローズドセッション】 英文学術書刊行をめぐるワークショップ」(2014年5月22日)※二年前の会議録.

    ◆明日は神保町に日帰り出撃である.あいにく雨の予報が出ているが.

    ◇本日の総歩数=3295歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.1kg(0.0kg)/ 30.6%(−0.4%)


    3 juni 2016(金)※初夏の陽気はからりと

    ◆午前5時半起床.雲一つない青空.明け方の最低気温は7.9度まで下がり,寒いほどだった.季節外れに冷え込んだ今朝午前4時の東の空には,鮮やかな朝焼けグラデーションに針のように細い三日月が浮かんでいた.新しい日が始まる前奏である.今朝の観音台は湿度が低くてしごく快適.気温はすでに15度を超えている.朝イチの BGM はバッハ〈フランス組曲〉.エディット・ピヒト=アクセンフェルトのチェンバロで.

    ◆[欹耳袋] “電子楽譜” なるもの —— INTERNET Watch「世界初の見開き型「2画面電子ペーパー楽譜専用端末」商品化へ、ワコムのペン入力技術で書き込みもOK」(2016年6月3日)※この前の〈ラ・フォル・ジュルネ〉でも小曽根真さんが「電子楽譜」を使っていた.譜めくり用の付き添い者が必要ないというのは画期的かもしれない.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— ユニット長┣┣" が室内をうろうろして目障りなことこの上なし./ユニット長┣┣" 放流./水無月お座敷紙芝居さらに5枚追加.

    ◆からっと晴れ上がった昼休み.気温は23度台.ショートコース徘徊.ウシガエルの低周波が響く池の周り.歩き読む山本紀夫(編著)『トウガラシ讃歌』(2010年4月25日刊行,八坂書房,東京, 16 color plates + 294 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-89694-954-4 → 目次版元ページ)の続きは,インドネシアからネパール,ブータンへ.日本で言う「山椒は小粒でもぴりりと辛い」に相当するインドネシアの格言に「小さくてもキダチトウガラシ」という言い方があるらしい.それくらいキダチトウガラシは強烈に辛いそうだ.タンザニアとかインドネシアとかでは,生でキダチトウガラシをかじるようで,ジモティでも “犠牲者” が少なくない.ネパールやブータンにはさらに強力なのが植わっているとか.ワタクシは辛いのはちょっと,なので,近寄らない方が身のためかも.あー,ひょっとしてキダチトウガラシって沖縄の「コーレーグースー」のアレのことか.次回オキナワに行く機会があったとしても,きっと体験しない方がいいだろう.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 昼下がり,“森” に分け入りある本の探索を小一時間.やっと見つけて一休み.確かに “森” で探しものをするのはいつでもタイヘンなこと.

    ◆[蒐書日誌]「ポストp値時代」の夜明けはべいづなのか —— 豊田秀樹『はじめての統計データ分析:ベイズ的〈ポストp値時代〉の統計学』(2016年5月25日刊行,朝倉書店,東京, viii+204 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-254-12214-5 → 版元ページRスクリプトとデータ[ダウンロード] ).「データばかりでなく母数も分布すると考えることが自然です」(p. 14)— いや,それはちがうでしょう.本来,科学哲学的なはずの議論を技術的な議論にすり替えてはいけないとワタクシは考えます.

    ◆[欹耳袋]毎日新聞「大学成績1年で決まる? 卒業時と一致 東京理科大調査」(2016年6月3日)※山本誠副学長は「特に1年の6月第1週の出欠状況が、その後の学生生活を左右する」と — 今日がその第1週の最終日だ!(すぐ大学へ).この記事が先週出ていたらもっと効果的だったにちがいない./東洋経済オンライン「【奨学金制度はどうあるべきか】奨学金問題の根本原因は教育・雇用の歪みだ:高すぎる大学の学費は、少子化も加速させる」(2016年6月3日)※駒崎弘樹インタビュー記事.

    ◇本日の総歩数=11304歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.1kg(−0.1kg)/ 31.0%(+2.7%)


    2 juni 2016(木)※ふたたび原稿山へ登攀

    ◆午前4時半起床.日の出を拝みつつ米とぎ.気温12.9度.午前8時前,観音台.乾いた西風が涼しく心地よし.

    ◆[欹耳袋]Washington Post | Two of the most famous examples of evolution have the same, simple explanation | 1 June 16.超有名な HeliconiusBiston betularia の自然淘汰は同じ遺伝子 cortex が関与しているという記事.元論文:Nicola J. Nadeau, Carolina Pardo-Diaz, Annabel Whibley, Megan A. Supple, Suzanne V. Saenko, Richard W. R. Wallbank, Grace C. Wu, Luana Maroja, Laura Ferguson, Joseph J. Hanly, Heather Hines, Camilo Salazar, Richard M. Merrill, Andrea J. Dowling, Richard H. ffrench-Constant, Violaine Llaurens, Mathieu Joron, W. Owen McMillan, Chris D. Jiggins. The gene cortex controls mimicry and crypsis in butterflies and moths. Nature, 534: 106, 02 June 2016 doi: 10.1038/nature17961 abstract.もうひとつ:Arjen E. van’t Hof, Pascal Campagne, Daniel J. Rigden, Carl J. Yung, Jessica Lingley, Michael A. Quail, Neil Hall, Alistair C. Darby & Ilik J. Saccheri. The industrial melanism mutation in British peppered moths is a transposable element. Nature 534: 102–105, 02 June 2016 doi:10.1038/nature17951 abstract.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 水無月の事務的重要案件「平成28年度住宅事情調査について」のエクセル書式に入力しようとしたら,マクロが逝去して使用不能.じたばたしても時間がムダなので,「書けるところまで書きましたのであとはよろしく」と放り出した.

    • [つくば]第7章516字だん. posted at 10:58:54
    • [つくば]856字だん. posted at 11:16:14

    ◆[蒐書日誌]スロー・プロフェッサー —— Maggie Berg and Barbara Seeber『The Slow Professor: Challenging the Culture of Speed in the Academy』(2016年3月刊行,University of Toronto Press, Toronto, x+115 pp., ISBN:978-1-4426-4556-1 [hbk] → 版元ページ)※スローな割にはさくっと着便した.ハードカバーでもたった120ページという薄さは,時間に追いまくられて本を読む時間もない大学教員のための「Slow Professor Manifesto」だから.参考記事:Cf: NPR | Resisting The Corporate University: What It Means To Be A 'Slow Professor'. 12 May2016.

    ◆夏のような積雲が青空に点々と浮かぶ昼休み.ショートコース徘徊.正午の気温は23.2度と,昨日のような夏日にはなっていないが,日差しと紫外線の猛攻を受けてへばり気味.歩き読み:山本紀夫(編著)『トウガラシ讃歌』(2010年4月25日刊行,八坂書房,東京, 16 color plates + 294 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-89694-954-4 → 目次版元ページ).アフリカはエチオピア高原からタンザニアのピリピリを経て,東南アジアのトウガラシ王国タイへ上陸.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 秋の数理統計研修のTA「人柱」が次々と決まっている.ありがたやありがたや.今年もいい「人柱」になってください〜./┣┣" のピンポン往復が続いている.

    ◆さくっと帰宅.夜風が涼しい今宵は常陸野ネストビール〈Nipponia〉を開栓.たまにはホップの効いたボディのあるビールが美味である.新ジャガ&新玉ねぎでしっかりつくったジャーマンポテトとともに.

    ◆[蒐書日誌]橘木俊詔・参鍋篤司『世襲格差社会:機会は不平等なのか』(2016年5月25日刊行,中央公論新社[中公新書2377],東京,viii+211 pp., ISBN:978-4-12-102377-3 → 目次版元ページ)※前著:橘木俊詔・迫田さやか『夫婦格差社会:二極化する結婚のかたち』(2013年1月25日刊行,中央公論新社[中公新書2200],東京,viii+196 pp., ISBN:978-4-12-102200-4 → 書評版元ページ)に続く「格差社会」本の続刊.傾向スコアに基づく統計的因果推論が用いられている.

    ◆また原稿書きの日々が続く.

    ◇本日の総歩数=8902歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.2kg(+0.5kg)/ 28.3%(−3.2%)


    1 juni 2016(水)※初夏の暑さ水無月初日

    午前5時半起床.曇り.気温17.3度.満を持して水無月である.メーリングリストへの月例アナウンス配信.朝方の雲はしだいに消え,観音台は穏やかな青空が広がっている.気温はすでに20度を超えていて,今日も夏日になるとの予報.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 管理下の三メーリングリストの幽霊メールアドレスを一括削除.ずーーーっと放置していたせいもあり,のべにして300アドレスほども蓄積していた.こういうお掃除はこまめにやる限ると実感.朝からMLお掃除疲れ.

    ◆日差しがまぶしい昼休みはロングコース徘徊.いまの最高気温26.3度.田んぼでは稲がすくすく.歩き読み:山本紀夫(編著)『トウガラシ讃歌』(2010年4月25日刊行,八坂書房,東京, 16 color plates + 294 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-89694-954-4 → 目次版元ページ).南米から始まったトウガラシ行脚はメキシコを経て旧大陸へ.スペイン,イタリア,ハンガリー,トルコ,そしてアフリカ大陸へと広がっていく.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 東洋大学での水無月お座敷用の紙芝居計65枚のつくりこみがやっと終わった.104.3MBのpdfを3.3MBに圧縮してほぼ完成か.今回はすべて新作だったので,日数がかかってしまった.あとはハンドアウト用のスライドpdfを別途用意して白山キャンパスに送るだけの簡単なお仕事.夕方,ハンドアウトpdfを文京区に発射したのを見届けて撤収.

    ◇本日の総歩数=10242歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.7kg(−0.2kg)/ 31.5%(+0.1%)


    --- het eind van dagboek ---