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oude dagboeken

日録2020年6月


30 juni 2020(火)※水無月は水浸しで閉幕

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温21.4度.東風.早朝はときどき晴れ間も覗いたが,いまはすっかり曇り空の観音台.午前8時の気温は23.8度.南風.湿度81%.朝イチの BGM は Steve Reich の〈Drumming〉で原初的慾動を呼び覚ますことにする.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 「生物統計学」レポート課題の作成.

◆正午の気温は27.0度.雨降る昼休み.徘徊歩き読みするわけにはいかないので,居室にひきこもってひたすら弁当を食べるしかない.今日のおかずは厚めのスペイン風オムレツ(シンプルにじゃがいもと玉ねぎのみ)を中心にして構成.そして,梅雨時のお愉しみ,大粒さくらんぼが今季初登場!

◆[蒐書日誌]降っても晴れても本は日々積もっていく.

  1. 伊藤邦武・山内志朗・中島隆博・納富信留(編)『世界哲学史5 —— 中世III:バロックの哲学』(2020年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1464],東京, 307 + xxvii pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-480-07295-5 → 版元ページ)※この叢書はみだりに近寄るとライプニッツやスカリゲルに噛まれそうで,遠巻きに見ていたら,ご恵贈いただきました.この機会に全8巻揃えます.
  2. クリストファー・プレストン[松井信彦訳]『合成テクノロジーが世界をつくり変える:生命・物質・地球の未来と人類の選択』(2020年7月20日刊行,インターシフト,東京, 285 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-7726-9569-5 → 版元ページ)※お送りいただきどうもありがとうございます.
  3. 那須耕介・橋本努(編)『ナッジ!?:自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム』(2020年5月20日刊行,勁草書房,東京, vi+256 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-326-55084-5 → 版元ページ)※先日の大手町漁港でいったん針に引っかかったのに逃げられてしまった本.ご恵贈ありがとうございます.

いただきものは以上の3冊.それ以外の2冊:

  1. 岩波文庫編集部(編)『90年版 岩波文庫解説総目録 1927~2016』(2017年9月27日刊行,岩波書店,東京, viii+1287 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-00-061209-8 → 版元ページ)※新刊の『岩波新書解説総目録 1938-2019』を手にして,そういえば岩波文庫の解説総目録もアップデートされていたなと思い出した.夢枕に立たれるとコワいので速攻で発注.以前のバージョンは大判ハードカバーだったり,文庫版3冊揃だったりしたが,今回のは函入りでまるで広辞苑みたいな装幀だ.
  2. Mayra Calvani and Anne K. Edwards『The Slippery Art of Book Reviewing』(2008年刊行,Twilight Times Books, Kingsport, Tennesee, 190 pp., ISBN:978-1-933353-22-7 [pbk] → 版元ページ)※「書評を書く」というテーマに特化したこういう本はほとんど見当たらない.とくに Part One: The Art of Reviewing が役に立ちそうな気配濃厚.

◆午後の┣┣" 撃ち ——

  • #TodaiStat 前回6月25日(木)の講義要約とZoom録画URLはスラックとITC-LMSにアナウンスしました. posted at 13:41:33

◆風雨ますます強まる夜.生暖かい南風が吹き付ける.今宵は正調きつね丼を用意したので, “お水” は〈風の森〉の基本中の基本を.

◆[蒐書日誌]読中本と読了本 —— H・コリンズ,R・エヴァンズ[奥田太郎監訳|和田慈・清水右郷訳]『専門知を再考する』(2020年4月25日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, viii+179+30 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-8158-0986-7 → 目次版元ページ)※ゆっくり読み進んでいる.一般論はかなり歯ごたえがあるので,自分が見知っている専門分野に置き換えながら読まないと置いていかれそう./佐藤=ロスベアグ・ナナ『学問としての翻訳:『季刊翻訳』『翻訳の世界』とその時代』(2020年4月30日刊行,みすず書房,東京, 205+xi pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-622-08899-8 → 目次版元ページ)読了.かつて1980年代の『翻訳の世界』誌が青土社の『現代思想』や『ユリイカ』と同じ色合いの “思想性” を有していたことを知る.良書.

◆夏越の祓なのにどこにいっても水無月が置いていない地域が不毛すぎて言葉もなく.夜になって風雨がさらに強まってきた.ベランダに吹き込む南からの強い風.水無月は水浸しになって過ぎ去っていく.

◇本日の総歩数=2,795歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.35kg(−0.55kg) / 29.0%(+0.1%)


29 juni 2020(月)※オンライン対談の午後

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温20.1度.東風.週明けの観音台に夏の日差しが.午前8時の気温は24.1度.南東の風.すでに全館冷房が稼働していて居室は快適至極.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 駿河台の某大手予備校から講習会教材に使いたいからよろしくとの連絡あり.大学入試や予備校講習会に出題されるたびに,「小難しい文章でごめんなさいごめんなさい」と受験生や予備校生に心のなかで謝っている.

◆今日の午後は『現代思想』統計学特集(2020年9月号)のためのオンライン対談(小島寛之さんと)が予定されているので,いちおうは武器庫のチェックをしておかないといけない.Ronald A Fisher を筆頭に Jean-Paul Benzécri, John W. Tukey, 林知己夫とくれば “データ・サイエンス” がらみで一波乱あるにちがいない.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 青土社オンライン対談

  • [つくば]オンライン対談お座敷のしたくは整った. posted at 14:04:49
  • [つくば]青土社 Zoom お席亭登場なう. posted at 14:21:49
  • [つくば]『現代思想』統計学特集(2020年9月号)のためのオンライン対談(小島寛之×三中信宏)終了. posted at 16:18:29

—— 意外にもすんなり終わったのは幸いだった.話題はデータ可視化から,数理統計学,ベイズ主義,AI,モデル選択論, “データサイエンス”,そして “ビッグデータ” までいろいろと.そのうち文字原稿が出てきたらまたあちこち手を入れることになるだろう.

◆午後の最高気温は28.6度と中途半端な蒸し暑さの一日だった.今宵は正道を突き進む冷やし中華と CREW Republic のジャーマン・ペール・エール「Foundation 11」のペアリング.水無月ももう終わりだねえ.

◆[蒐書日誌]読売新聞小評が公開されました:三中信宏「怪異の表象空間 一柳廣孝著」(2020年6月21日)※一柳廣孝『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』(2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3 → 目次版元ページ).真の “怪異” は人の心の中にある.

◆明日はまた大雨になるとの予報だ.

◇本日の総歩数=4,084歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.90kg(+0.70kg) / 28.9%(−0.5%)


28 juni 2020(日)※梅雨本番の密造酒造り

◆午前7時過ぎのろのろ起床.本降りの雨,気温22.0度.東風.昨日は真夏日の上州焼きまんじゅう責め,天気は一転して今日は朝からざあざあ降り続く水責め.

この過酷な日々をしぶとく生き抜くため,遅めの朝餉はスタッフド・パプリカ.生パプリカをくり抜いて,千切り新じゃがと玉ねぎの粉パプリカ炒めをぎゅうぎゅう詰めにして,ミネストローネソースで煮込む.シンプルではあるが,柔らかく仕上がるまでには三日かかった.生パスタと上州産ヤングコーンを付け合わせ.

◆午後になって天気は回復.晴れ間と日差しが戻ってきた.小人閑居して不善をなす.思い立って「梅酒」を仕込むことにした.よくあるホワイトリカーではなく,やはりここはちゃんとした “お水” を使わないと日頃の言動と一致しないのでよろしくないだろう.

しかし,日本酒仕込みの梅酒の場合,「20度未満」のアルコール度数だと酒税法違反になってしまい,御縄を頂戴する不始末となるらしい.かと言って,ワタクシが知っている「20度以上」の日本酒といえば,どれもこれも “必殺系” ぞろい.いろいろ考えて今回は〈玉川〉自然仕込(山廃)白ラベル・無濾過生原酒 2019BY という最強の “お水” を用意した.

基本のレシピ:梅(1kg)・日本酒(1升)・氷砂糖(500g).梅の下準備はホワイトリカーのときと同じだが,氷砂糖は半量にした.梅酒造りに関しては,かの “ビール純粋令(Reinheitsgebot)” に当たるものはないはずなので,アルコール度数の下限さえ守っていれば “密造酒” の咎を負わされることにはならないだろう.

この〈玉川〉白ラベルは完全発酵の23度なので酵母は生存していないはず.仕込みから賞味できるまでは数ヶ月かかるというが,それまで暗く静かな場所に安置しよう.美味しくなってね.密造酒造りは蜜の味.いったい,どんな風味の梅酒になるかは未知数だけど.

◆[欹耳袋]毎日新聞「【時代の風】進化をめぐる誤謬 価値判断は別個のもの=長谷川眞理子・総合研究大学院大学長」(2020年6月28日)※こういう事態に直面して,複数の学会が連動しつつタイミングを逃さず,社会への “声” をあげるのはとても重要なポイントだろう.

◆[蒐書日誌]読売新聞・本よみうり堂「7月5日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」(2020年6月28日)※ワタクシの大評担当本:臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌:装幀百十年の系譜』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ)※よい装幀は「紙の本」に秘められたかぎりない可能性を解き放つ.書評原稿を少し書き改めてから大手町にメール送信.

◆水無月も終わりが見えてきた.

◇本日の総歩数=1,983歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 86.20kg(+0.20kg) / 29.4%(+0.5%)


27 juni 2020(土)※真夏日上州とんぼ返り

◆午前6時前起床.曇り.気温20.1度.東南東の風.今日は関東平野縦断の日.

◆[欹耳袋]管理栄養士国家試験では “正しい” お膳の配置が出題されたらしい(→ツイート).しかし,ワタクシの食卓の右利きデフォルト配置は:

汁 [左上]ーー副菜[右上]
主食[左下]——主菜[右下]
ですね.もし左利きなら “鏡像反転” させればいいのかな.配膳のお作法はよう知らんけど.

◆関東平野を爆走する一日だった.お昼時,蒸し暑い上州.観音山の上へ.ささやかなランチののちは,いつもの通過儀礼を粛々と執り行い,また関東平野を爆走してつくば帰還の夜.どこもかしこも車と人だらけ.大丈夫か?

◆[欹耳袋]日本人間行動進化学会「「ダーウィンの進化論」に関して流布する言説についての声明」(2020年6月27日)pdf ※すばらしい.進化関連学会としてはこれくらいの声明は出して然るべきだと思う.

◇本日の総歩数=5,488歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.00kg(−0.70kg) / 28.9%(+0.1%)


26 juni 2020(金)※外は蒸し暑く中は激寒

◆午前5時前起床.曇り.気温18.5度.東風.今朝の朝ごはんは,残りもののミネストローネを刻んだベーコンとパルミジャーノ・レッジャーノのすりおろしで強化して,ブカティーニと和えて,ディルのみじん切りをトッピング.このうどんみたいに太いパスタ(マカロニの姉妹群)はフォークよりも割り箸の方が食べやすかったりする.

◆[欹耳袋]フジテレビからまた連絡あり.先日のフジテレビ番組:FNNプライムオンライン「自民 改憲アピール漫画が炎上 「進化論」“誤用”し総ツッコミ」(2020年6月22日)でのコメントを,本日昼の〈バイキング〉で使わせてほしいとのこと.「アレは年齢詐称や!」と指摘された前回のポートレート画像だけ別の写真に差し替えてもらうようコッソリ依頼した.

◆曇りときどき霧雨が降る観音台.午前8時の気温は19.0度.湿度87%.これでは不快指数も高くなる.でも,今日は朝からちゃんと全館冷房が入っているので,室温はいま19度台(温度調節はいっさいできない)と快適そのもの.BGM は The Modern Jazz Quartet の〈ポギーとベス〉.

◆午前の┣┣" 撃ち —— しばらく手入れを怠っていた倉庫ページ〈資料いろいろ〉のアップデートとリンク切れ修正をした.生物体系学と生物統計学に関係する資料を置いています.

◆[蒐書日誌]大手町から鮮魚トロ箱がつくばに到着.

  1. 長谷部光泰『陸上植物の形態と進化』(2020年7月1日刊行,裳華房,東京, 44 color plates + x + 248 pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-7853-5871-6 → 版元ページ)※とってもカラフルな植物進化学最新刊.はい,もちろん大評決定です.読みます読みます.
  2. 富士元寿彦『北海道サロベツ原野 鳥たちの365日』(2020年6月19日刊行,北海道新聞社,札幌,127 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-89453-994-5 → 版元ページ)※長年にわたる鳥の生態写真のベストショット.一瞬を逃さないプロの仕事.
  3. ジョン・A・シヴィック[染田屋茂・鍋倉僚介訳]『まとまりがない動物たち:個性と進化の謎を解く』(2020年5月28日刊行,原書房,東京, 8+255 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-562-05764-1 → 版元ページ)※メインタイトルを見ただけではわからないが,動物の「個性(=パーソナリティ?)」を論じた本.
  4. 西江雅之『ピジン・クレオル諸語の世界:ことばとことばが出合うとき』(2020年7月5日刊行,白水社,東京, 263 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-560-08874-6 → 版元ページ)※ダイナミックに生成変化するピジン・クレオール言語の世界.
  5. 杉原たく哉[武田雅哉監修|杉原篤子編]『アジア図像探検』(2020年5月31日刊行,集広舎,福岡, 288 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-904213-92-6 → 版元ページ)※中国を中心にてんこ盛りの図像が盛り込まれている.
  6. 坪内祐三『本の雑誌の坪内祐三』(2020年6月25日刊行,本の雑誌社,東京, 397 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-86011-443-5 → 版元ページ)※今年1月に亡くなった坪内祐三が『本の雑誌』に寄稿したすべての記事を集めたとのこと.インタビュー・対談・特集はもとより三角窓口の果てまで書きまくり.

◆中の最高気温は29.2度という中途半端な蒸し暑さ.雨雲もちょいちょいと通過したけど,けっきょく本降りにはならない中途半端な空模様の一日だった.今宵は中途半端でない鶏手羽元の炊いたんを食卓に出し,〈風の森〉の秋津穂「Come Again」を抜栓した.アルコール度数は15度とやや低め.

◆[欹耳袋]NHK News Web「京大霊長類研不正 調査結果公表」(2020年6月26日)※「この業者は、大学が確保した予算を大幅に上回る工事でしたが、将来、別の工事で赤字を補填すると約束されたため、実際より低い価格で入札したと主張」.

◆明日は関東平野を爆走する.

◇本日の総歩数=2,481歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.70kg(+0.30kg) / 28.8%(−0.2%)


25 juni 2020(木)※雨降るオンライン高座

◆午前5時過ぎ起床.雨.気温17.1度.北東の風が冷たい.午前4時くらいにグラっと揺れたが,震度4は揺れたうちには入らないのでそのまま二度寝.地面が揺れるのは日常茶飯事すぎる地域.土砂降りの混雑をかいくぐって水浸しの観音台にたどり着く.午前8時の気温は17.6度.北東の風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 師走の別府湯けむり巡業の日程が決まった.万難を排して湯船に沈まねばならぬ./別府湯けむり定宿をまず確保.残り一泊はどこにしようかな.

  • #TodaiStat 本日は一般化線形モデルを中心にした線形統計モデルの拡張について講義と演習を行います.スライドはすでに公開している「12-一般化線形モデル」です. posted at 09:26:41
  • #TodaiStat このフシアワセは R-4.0.2 でも除霊されていません.とりあえず,スクリプトとして:
    attach(Dataset) 
    REP <- as.factor(REP) 
    N <- as.factor(N) 
    V <- as.factor(V) 
    plotMeans(DATA, N, V, error.bars="se", connect=TRUE, legend.pos="farright") 
    detach(Dataset) 
    だと成功します. posted at 09:54:09

◆午後の┣┣" 撃ち —— 定例オンライン高座:

  • #TodaiStat 本日の生物統計学Zoom会議室は開店しました. posted at 14:35:52
  • #TodaiStat 一般化線形モデルのRcmdr実習は休憩後に. posted at 15:27:34
  • #TodaiStat RStudio はときどきバクダン印とともに吹っ飛びますが,あわてずさわがす再起動してください. posted at 15:30:03
  • #TodaiStat ロジスティック回帰の解説と実習だん. posted at 16:11:34
  • #TodaiStat ポアソン回帰まで終わりました.また RStudio バクダンが炸裂してすみませんでした. posted at 16:40:39

◆Rバクダンの炸裂とともに日が暮れ,夜は山陰は浜田直送のノドグロ一夜干しを炙ったので,ついでに甘長を焼いて付け合せたり,しらすおろしが付いてきたり,しめじのお味噌汁だの,それなりに和風な夕餉になった.秋田の〈春霞〉と日立の〈森嶋〉の空き瓶が転がる夜.

◇本日の総歩数=3,904歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.40kg(+0.20kg) / 29.0%(+0.8%)


24 juni 2020(水)※ざわめきのダーウィン

◆午前5時過ぎ起床.曇り.昨夜はほぼ “午前様” の帰宅だった.観音台は曇りときどき小雨.午前8時の気温は19.5度.北東の風.

◆午前の┣┣" 撃ち ——

  • #TodaiStat Windows 版 R-4.0.1 では R Commander が起動できないというフシアワセが憑依しましたが,最新版 R-4.0.2 ではめでたく除霊されたようです.CRAN からインストーラー R-4.0.2-win.exe をダウンロードしてシアワセを満喫してください. posted at 10:57:24

◆曇りときどき晴れ間が覗く昼休み.正午の気温は21.8度.蒸し暑いかと思ったら意外にも北東の風が涼しかったのでショートコース徘徊へ.歩き読み本:斎藤恭一『大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!: 「不人気学科教授」奮闘記』(2020年5月15日刊行,イースト・プレス,東京, 253 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-7816-1878-4 → 版元ページ)※ヘンに脚色していないリアルな大学の “なか” の日々が綴られている.

◆[欹耳袋]騒がしいダーウィン界隈 —— フジテレビでの放映はすでに YouTube で公開されている:FNNプライムオンライン「自民 改憲アピール漫画が炎上 「進化論」“誤用”し総ツッコミ」(2020年6月22日)※ワタクシのコメントはこの映像の後半で.めっちゃ京都弁になってるやん./このもやウィン漫画はおとなり韓国の東亜日報(동아일보)でも報じられている:동아일보「‘아베 내각 지지하지 않는다’ 49%…재집권 이후 최악 수준 하락」(2020年6月23日)/さらに,韓国経済新聞(한국경제)でも:한국경제「日집권당, 개헌 주장하며 어설프게 진화론 인용했다 '혼쭐'」(2020年6月23日)./The Japan Times | Darwinism in LDP pitch for Japan constitutional reform stirs controversy | 24 June 2020. ※はいはい,英語報道記事も出ましたね.

◆青空が広がってきた午後.今日のむしやしないは〈仙太郎〉の水無月が勢揃い.昨日,大手町漁港に行きがてら銀座三越に寄り道した釣果.新刊だけでなく和菓子も釣り上げるマルチタスキング.関東は水無月不毛の地.新宿伊勢丹か銀座三越に出向かないとこの水無月は手に入らず.

◆今日の最高気温は23.4度止まりで,蒸し暑さとは無縁の一日だった.夜も涼しい東風が吹いている.夕餉には盛岡冷麺を用意して,CREW Republic の「Drunken Sailor」を抜栓.タイ料理に合う IPA とのことなので,酸っぱ辛い盛岡冷麺でも大丈夫なホップ風味だった.

◆[蒐書日誌]臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌:装幀百十年の系譜』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ)の大評原稿を大手町にメール送信.7月5日(日)の〈本よみうり堂〉に紙面掲載予定.いい “紙の本” を手にするシアワセ.

◇本日の総歩数=9,044歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)=86.20 kg(−0.25kg) / 28.2%(−0.6%)


23 juni 2020(火)※雨に濡れて大手町漁港

◆午前5時過ぎ起床.雨.気温17.6度.北西風.小雨降る観音台は朝からじっとりしている.午前9時の気温は20.1度.不快指数はすでに十分に高いのでいつもなら暴れ始めるところだ.しかし,なんとついに全館冷房の “試運転” が今日からスタートしたので小躍りしている.今日は朝から気分よろし.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「「進化論」誤用、憲法改正訴え 自民広報ツイッター、専門家ら批判」(2020年6月23日)jpeg ※まとめ記事.佐倉統さんとワタクシのコメント,そして自民党広報本部からの返事が掲載されている(自民党広報本部の “聞き置く” 感がハンパない).事態の進行がとても早かったが,フジテレビにも顔出ししたし,とりあえず個人でできることはした.最後に水面下でもうひと押ししておいた.よろしくお願いしますね.ワルダクミをするって楽しいなあ.一方,昨日のフジテレビでの放映は YouTube で公開された:FNNプライムオンライン「自民 改憲アピール漫画が炎上 「進化論」“誤用”し総ツッコミ」(2020年6月22日).ワタクシのコメントはこの映像の後半で.めっちゃ京都弁になってるやん.

◆曇り空の昼休み.正午の気温は22.4度.全館冷房の “試運転” なので,ここはやはりちゃんと性能テストをしないといけないだろう.送風口の上に温度計を置いたらあっという間に「20.4度」まで下がることがわかった.これは快適すぎる.

◆[蒐書日誌]梅雨時に 本はしっとり 降り積もる:

  1. 西口克己『廓(くるわ)』(1956年11月20日11版刊行/1956年1月初版刊行,三一書房[三一新書・25], 京都, 278 pp.),『廓(くるわ)[第二部]』(1956年11月20日初版刊行,三一書房[三一新書・42], 京都, 224 pp.),『廓(くるわ)[第三部]』(1958年1月25日初版刊行,三一書房[三一新書・136], 京都, 252 pp.)※伏見の中書島遊郭に生まれ育った著者が描く “廓” のなか.ワタクシが幼少のおりによく遊んだ場所.もちろん売春防止法施行後だけどね.三一書房が元は京都にあったとは知らなかった.ワタクシ的には,この自伝小説『廓』が直木賞候補になったり,三橋達也と新珠三千代主演で映画化されたりという戦後の雰囲気が気になる.
  2. 西口克己追悼集刊行委員会(編)『西口克己:廓と革命と文学と』(1987年3月15日刊行,かもがわ出版, 京都, 1 plate + 237 pp., 本体価格2,000円, ISBN:4-906247-07-5)※『廓』の著者・西口克己は作家であると同時に,日本共産党代議士として京都市議・府議として蜷川虎三を支えた.没後に刊行されたこの追悼文集は読む人が読めばきっとおもしろいんだろうな.
  3. 岩波新書編集部(編)『岩波新書解説総目録 1938-2019』(2020年6月19日刊行,岩波書店[岩波新書・別冊12],東京, vi+628+88 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-00-439012 1 → 版元ページ)※はい,ちゃんと “自立” してますよ.
  4. アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『科学の女性差別とたたかう:脳科学から人類の進化史まで』(2019年5月10日刊行,作品社,東京, 194+xxxii pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-86182-749-5 → 版元ページ)※今年出た:アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『科学の人種主義とたたかう:人種概念の起源から最新のゲノム科学まで』(2020年6月10日刊行,作品社,東京, 351+xxxix pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-86182-810-2 → 版元ページ)とペアになる姉妹本.

◆[欹耳袋]まったくどいつもこいつも! —— —— 朝日新聞デジタル「二階氏「ダーウィンも喜んでいる」 進化論の誤用問われ」(2020年6月23日).

◆夕方の数寄屋橋交差点はそれなりに人出があった.銀座から有楽町にかけて所用をすませたのち大手町へ.前回同様今回も今回も漁獲は少なめ.読書委員会のあとはちょいと呑んでほぼ午前様のつくば帰還.

◇本日の総歩数=9,767歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 86.45kg(+0.10kg) / 28.8%(−0.7%)


22 juni 2020(月)※有楽町で逢いましょう

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温19.2度.北北東の風.曇りときどき小雨がぱらつく観音台.午前8時の気温は19.7度.湿度81%.昨日並みに気温はやや低めだが,湿度が高いのでぜんぜん爽やかではない.今週から全館空調の “試運転” が始まるはずだが,仄聞するところではなろ天守閣は先週からすでに涼しかったとのこと.おいっ!(怒)

◆雨降る昼休み.正午の気温20.3度.徘徊することなく居室に引きこもっていると,方々から┣┣” が飛び込む.フジテレビからの電話取材依頼1件.続いてお払い箱になったはずの南大沢の別の場所からまたしても統計お座敷の問い合わせ.お引き受けいたします.呼ばれるうちが花なのよ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— フジテレビからの電話取材.自民党広報部ツイートをめぐっては誰しも訊きたいところは同じね.放映予定:フジテレビ報道局報道センター〈Live News it!〉本日17:30〜18:00.ただし電話音声での登場.

  • [つくば]プレリュード 806 字だん. posted at 15:16:58
  • [つくば]プレリュード 281 字だん. posted at 15:37:26

◆外は本降りの雨がざあざあと降り続いている.夕方,有楽町に出撃する.今宵の隠れ家はガード下というか線路下の有名店〈新日の基〉へ.まだ客足が伸びていないようで店内は空いていたが,酒肴ともに大満足の一夜だった.ぱぁ〜っと弾けてから午後10時にはつくば帰還.なんて健全な!

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「進化論誤用は「分かりやすくするため」 批判に自民見解」(2020年6月22日)※ぜんぜん悔い改めていませんねえ……

◇本日の総歩数=6,927歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 86.35kg(+0.65kg) / 29.5%(+0.7%)


21 juni 2020(日)※すっきりしない夏至空

◆午前6時前起床.雲の多い朝.気温18.7度.東北東の風.お昼の〈だだ商店〉はお客でいっぱい.心洗われる紫陽花と田んぼと筑波山.一面緑の田んぼを見渡しながら,お蕎麦とねぎ味噌ごはん,そしていちい巻き.

◆[蒐書日誌]読売新聞小評が掲載されました:三中信宏「怪異の表象空間 一柳廣孝著」(2020年6月21日)※一柳廣孝『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』(2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3 → 目次版元ページ).人はなぜ怪異に惹かれるのか —— 明治から現代にいたる日本を見渡す.

◆今日の最高気温は23.9度と中途半端な空模様だった.夕餉はサーモンのムニエルにディルのソースをトッピング. “お水” は日立の森嶋酒造〈森嶋〉の純米吟醸・山田錦(瓶燗火入).以前の看板銘柄〈大観〉から一新されたので初トライ.シーフードと相性よし.

◇本日の総歩数=1,929歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 85.70kg(−0.45kg) / 28.8%(−0.7%)


20 juni 2020(土)※また夏日が戻ってきた

◆午前5時半起床.晴れ.気温15.9度とだいぶ低いけど,朝日がぎらぎらしていて,日中は真夏日になりそう.昨日のジトジト雨から一転して,朝から夏空が広がっている.午前8時の気温は23.2度と早くも昨日の最高気温19.9度を上回った.これで湿度が下がってくれればいいんだけど.

週末の朝餉は洋風に.性懲りもなくまた夏野菜の寒天寄せが登場する.水500ccに粉寒天2gで4つつくれるので寒天一袋(50g)で計100個もつくれてしまう.

◆[欹耳袋]こーいう “公的デタラメ” の垂れ流しはよってたかってタコ殴りにした方が世のため人のためだとワタクシは考える.→ 自民党広報 twitter | jpeg (2020年6月19日).叩かれるのがわかっていてこういう広報するのは,この前のNHKの番組〈これでわかった!世界のいま〉(→ pdf)と同じ.こういう政党広報がなんらかの宣伝効果をもつという期待がかなりフシギ.自分のクビを締めることになるとは思わないのか.

これはやはり書くしかないということで,ひさしぶりに EVOLVE メーリングリストに投稿した:

EVOLVE reader のみなさん

三中信宏です.おはようございます.

ワタクシには看過できない案件と考えますので,お知らせします.

昨日,自由民主党広報部ツイッターから下記のようなツイートが発せられました:

https://twitter.com/jimin_koho/status/1273893819579166720

自民党の政党綱領はこの際どうでもいいことです(EVOLVEは政治論議の場ではありません).しかし,一見してわかるように,上のツイートはダーウィン進化論を自民党政治的につごうのよいように歪曲し,しかも憲法改正というぜんぜん脈絡のない結論を導き出すように誘導しています.社会ダーウィニズムの臭いさえ漂わせる一種の印象操作をおおっぴらにしているわけです.

われわれのように進化学を少しでも知っている者としては,このツイートはどうしようもなく偏向した見解です.しかし,進化学の現状を知らない一般人には「進化学ってそういう学問なのか」と誤解されることは十分に予想できます.

問題はこのような誤った意見が公党の公式ツイッターからあたかも「ファクト」であるかのように発せられていることです.この件をそのまま放置することはそれを反論なく認めたことと同義です.

個人あるいは学協会の立場で自民党広報部に対して早急に反論することが必要だとワタクシは考えます.

◆夜になって朝日新聞から自民党広報ツイートの件を記事にしたいのでコメントをよろしくとのこと.素材として下記を提供した:

進化生物学は自然科学だけでなく人文・社会科学をも含む広範な影響力を現在もなおもっています.その影響は現代ならばたとえばゲノム情報に基づく分子進化の研究が新型コロナウィルスの伝搬に関する知見をもたらすことからも明らかです.しかし,進化学の黎明期である19世紀なかば以降,自然淘汰説を唱えたチャールズ・ダーウィンの見解はさまざまな政治的・思想的な思惑のもとに解釈(場合によっては曲解)されてきた経緯があります.今回の自民党広報部のツイートは,社会体制そのものを進化する「生きもの」とみなす点で,かつての社会ダーウィニズムがよみがえってきたようです.「変化できるものが生き残る」という主張をダーウィンに帰すのは単純なまちがいです.さらに言えば,ダーウィンの場合,生物の個体ではなくあくまでも個体群レベルでの進化を論じているわけですから,この漫画にあるように,ある個体(個体群ではなく)が変わるかどうかは進化研究の対象とはいえません.ましてや,変わるのが自然の真理だから,憲法もまた変わらねばならないという最後のコマの内容は支離滅裂です.集団内の遺伝的変異が適応的かどうかは環境によって変わります.この漫画のように事物をある方向に意図的に変更することは偶然変異に基づく進化とは何の関係もありません.以上のことから,この漫画は読者の判断を誤らせるための悪しきフェイクであると言わざるをえません.

—— そんなこんなで,夜遅く下記の朝日新聞記事がネット掲載された:朝日新聞デジタル「進化論の誤用、憲法改正に引用 自民のツイートに批判」(2020年6月20日)※本記事の最後にちょっとコメントを寄せただけだが,まずは個人レベルで動き出す.

◆今日の最高気温は29.2度とほどほどに暑かった.今宵はゆるめのハヤシライスと冷製パンプキンスープを用意した.事態が動くときはいきなり動く.冷製を喰って冷静になろう.いささか疲れたので早く寝る.

◇本日の総歩数=5,198歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.15kg(−0.15kg) / 29.5%(+0.6%)


19 juni 2020(金)※梅雨らしいしとしと雨

◆午前5時過ぎ起床.雨.気温18.2度.南東の風.蒸し暑い朝の食卓にはスーパーフルーツトマトの冷製パスタ.完熟気味のトマトを湯剥きしてざく切りに.EVオリーヴオイルを混ぜながら乳化させて,氷温室で冷蔵.パスタは時間通り茹で,氷水でしめてから,トマトソースと和える.岩塩で調味.最後にジェノベーゼソースをトッピングして完成.

◆梅雨本番の雨が降り続く観音台はすでに水浸しになっている.午前8時の気温は18.5度.北東の風.昨日の最高気温は25.1度とかろうじて夏日ラインに達したが,今日は20度そこそことの予報.「老若男女みんな長袖で」とNHKでは言っていたが,そんな格好をしてきたら蒸し暑くて息絶えてしまう.

◆昼休み徘徊は今日もなし.正午の気温は19.5度.雨.北北東の風.外は涼しいはずなのに,どういうわけだか居室は窓を全開放しているのに28度もあって,ぜんぜん涼しくない.アヤシイ “瘴気” がまだ淀んでいるのだろうか.

◆[蒐書日誌]フランチェスカ・ビアゼットン[萱野有美訳]『美しい痕跡:手書きへの讃歌』(2020年4月16日刊行,みすず書房,東京, 本体価格3,400円, ISBN:978-4-622-08882-0 → 版元ページ)※ぽつぽつ読み進んでいるのだが,「カンチェッレレスカ体」という舌を噛みそうな書体名が出てくる.本書 p. 100まで進んでやっとそれが英語で言う「チャンセリー体」であることが判明した.いわゆる “イタリック体” の「チャンセリー体」だったら,組版工学研究会(編)『欧文書体百花事典』(2003年7月7日刊行,郎文堂,東京,本体価格12,000円,xviii+546 pp., ISBN:4-947613-55-6 → 目次版元ページ[普及版])かなと,書棚の奥から橙色の重いのを引っ張り出してきたら,白井敬尚「Italics:書字から印刷用活字へ —— イタリック体の成立」(pp. 101-126)にしっかり書かれていた.脇道ネタだが,『美しい痕跡:手書きへの讃歌』p. 97 に,イタリアのカリグラフィーでのアルファベット書き順のお手本が示されている.日本にこれが伝わっているとは思えないんだけどいかが? 読了.「おわりに」の一節:「テクノロジーによって手にしたものを自覚した上で,私はなにを失いはじめているのか自問しているのだ」(p. 143).

◆午後の┣┣" 撃ち —— ほんの2ヶ月前は,オンライン講義をめぐる怒涛のようなやり取りがあったけど,今月に入ってすっかり “沈静化” したような雰囲気が漂っている.教員が “ユーチューバー” としてのライフスタイルになじんだかどうかは知らないが,少なくともじたばたあわてる状況は少なくなっているんだろう.

  • #TodaiStat 昨日6月18日(木)の講義要約とZoom録画URLはスラックとITC-LMSにアナウンスしました. posted at 15:29:09

◆しとしと雨が降り続く夜.夕餉にはここのところ超局所的に流行している「夏野菜の寒天寄せ」がまたしても.今宵はコンソメ味にしてみた.もちろんメインのおかずには豚ロースのみそ漬けを焼いた.やっぱりお肉は無敵.

◆あー,また本を発注してしまった…….オッカムの剃刀を振り回さないと.

◆今日の最高気温は昼下がりの19.9度と20度にも届かなかった(しかし,涼しいとはいえない蒸し暑さ).明日はこの雨も上がって天気は回復し,今日よりも10度高い真夏日の暑さが戻ってくるとの予報.

◇本日の総歩数=3,934歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.30kg(−0.25kg) / 28.9%(−0.5%)


18 juni 2020(木)※太刀魚に巻かれる夕餉

◆午前5時過ぎ起床.朝日に雲がかかる.気温18.6度.北東の風.薄曇りの観音台は朝から蒸し暑い.午前8時の気温は21.8度でも,湿度は74%もある.昨日は同時刻22.8度だったが,湿度が低かったのでまだ許容できた.今日みたいな高湿度で夏日ラインを超えるようならもう帰りたい —— しかし,午後は定例オンライン高座が入っているので帰ってはならぬ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 定例オンラインお座敷のセッティング中.Zoom を最新版5.1.0にバージョンアップ.

  • #TodaiStat 本日午後は線形統計モデルを中心にモデル選択論について解説と R 実習をします.予定内容と使用スライドについてはスラックと ITC-LMS にアナウンスしました. posted at 09:58:40

◆午後の┣┣" 撃ち —— 定例オンラインお座敷:

  • #TodaiStat 本日の生物統計学 Zoom 会議室はオープンしました. posted at 14:43:09
  • #TodaiStat plotMeans() のフシアワセがどういうわけか再現されてしまった.Windows の R-4.0.0 で Rcmdr だとエラー発生.一方,RStudio から Rcmdr を起動すればエラーなし.何これ? posted at 15:32:18
  • #TodaiStat 旧バージョン R-3.6.3 だとフシアワセに遭わなくてすむとの証言あり.やはり,メジャーバージョンアップは鬼門だったか……. posted at 15:34:25
  • #TodaiStat モデル選択論まっただなか. posted at 16:11:00
  • #TodaiStat 花も嵐も踏み倒し,時間通りに終わりました.来週は一般化線形モデルに入ります.おつかれさまでした. posted at 16:49:40
  • #TodaiStat macOS RStudio でスクリプト「〜」を「Ctrl+Return」で実行すると,必ず「names(〜)」が実行されてしまうという局所?的フシアワセが観察されました.原因不明です. posted at 16:57:04

◆昨夜いただいた新鮮な太刀魚はムニエルとなって夕餉の主役となりました.どうもありがとうございました.タイミングよくジェノベーゼソースを仕込んでいたのでとても彩りよし.デザートは缶詰フルーツの寒天寄せ.

「太刀魚のムニエル」【食材(1皿分)】太刀魚(切り身20cm大×2枚)・発酵バター(5g)・EVオリーヴオイル(大さじ1)・小麦粉(適量)・レモン(1切れ)【調味料】岩塩(適量)・白ワイン(大さじ2)・ジェノベーゼソース(適量).

  1. 太刀魚はさばいてから,ぶつ切りにして,塩を振り水気を拭き取る.小麦粉を振っておく.
  2. フライパンにオリーヴオイルを中火で熱し,1 の太刀魚を入れて焼き目をつける.揺すると皮が剥がれてしまうので要注意.
  3. 2 の太刀魚をフライ返しを使って慎重に裏返し,反対側にも焼き目を付ける.バターを投入してじっくりと.
  4. 焼き目が付いたら白ワインを投入し,ふたをしてさらに2分焼く.このときローズマリーやタイムなどハーブを投入してもよし.
  5. 付け合せ野菜とともにさらに盛り付け,上からバターソースをかけ,最後にレモンをしぼる.ジェノベーゼソースをトッピングして完成.

レシピ → het dagelijkse keukenleven「太刀魚のムニエル」.

◆夕方から降り出した雨はしだいに本降りに.梅雨本番.

◇本日の総歩数=5,102歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.55kg(+0.45kg) / 29.4%(+0.5%)


17 juni 2020(水)※しのぎやすい日もある

◆午前4時半起床.晴れ.日の出.気温17.1度.西北西の風.朝餉にも登場する「夏野菜の寒天寄せ」.カップの周囲をぬるま湯で温めるときれいに抜け落ちる.夏の日差しが降る観音台.農林団地のあちこちに水たまりがあったが,昨日のうちに夕立でもあったのか.午前7時の気温は21.5度.南東の微風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 一柳廣孝『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』(2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3 → 目次版元ページ)小評ゲラの二訂だん.校閲部へ送られる.字数的にもあふれていないのでこれでOKかな.

◆[欹耳袋]もう十年以上前にNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催されたシンポジウムと鼎談(石田英敬・中谷礼仁・三中信宏)の動画が公開された:HIVE » シンポジウム » 連続シンポジウム —— メディア・テクノロジーと生成する〈知〉「アーカイヴが紡ぐ未来:再連結する情報[前半中間後半]」(2007年6月16日録画)※全3篇.CC BY-NC-SA.

◆[蒐書日誌]ご恵贈本2冊.ありがとうございます:

  1. 時本真吾『あいまいな会話はなぜ成立するのか』(2020年6月12日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・295],東京, iv+120+2 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-00-029695-3 → 版元ページ
  2. 永野裕之『とてつもない数学』(2020年6月3日刊行,ダイヤモンド社,東京, 358 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-478-10882-6 → 版元ページ

◆先日の修業の場である〈三浦飲食堂〉にて確保したベルギーの〈Poperings Hommelbier〉を抜栓.ホップが効いているので,辛味が残るさや大根の岩塩炒めと豚肉のXO醤炒めをアテに.夕餉の合間に東京湾直送の新鮮な太刀魚をいただいた.ありがたやありがたや〜.とりあえず氷詰めにして,明日の夜にでもしかるべき料理の食材に使わせていただきますです.

◆今日は暑くもなくジメジメせず拍子抜けするほどしのぎやすい一日だった.

◇本日の総歩数=4,648歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.10kg(−0.30kg) / 28.9%(−1.0%)


16 juni 2020(火)※たまには新規メニュー

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温20.5度.南西の風.観音台は朝から日差しが強い.午前8時の気温は25.0度.北西の風.朝のうちはまだいいものの,午後はまたガマン大会(=耐暑性選抜実験)になるんじゃないかな.

◆午前の┣┣" 撃ち —— どんなに暑くても┣┣" どもはへばらない:

  • #TodaiStat 最新版 R-4.0.1 が公開されましたが,Windows 10 環境だと R Commander が起動できないようなので(いま確認しました),とりあえず “更新の祭典” には参加せず,旧 R-0.0.0 のまま静観してください.macOS についてはアップデートしても大丈夫みたいです. posted at 11:05:44
  • 続)あ,ごめん「R-0.0.0」→「R-4.0.0」です. posted at 11:08:14
  • #TodaiStat 前回6月11日(木)の講義要約とZoom録画URLをスラックと ITC-LMS にアナウンスしました. posted at 11:18:46

来週22日公開予定の R-4.0.2 では上記フシアワセは退散しているとのことなので,ただ待つしかない.

◆午後の最高気温は30.5度.西日がまともに差し込む居室の窓際もいま30.5度.全館冷房なし,ただ扇風機が暖かい風をかき回しているのみ —— 気分はもう本日撤収.

◆観音台できびしい真夏日ガマン大会をこなした夜は,新規メニュー「夏野菜の寒天寄せ」を試作してみた.食材はミニトマト・オクラ・ズッキーニ・みょうがの4種類.白だしで和風にしてみた.そして “お水” は秋田・栗林酒造店の〈春霞〉純米吟醸「田んぼラベル」.蒸し暑い季節にピッタリの夏酒として.

◆[蒐書日誌]一柳廣孝『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』(2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3 → 目次版元ページ)の小評ゲラが届いたのでさっそく修正して大手町メール送信完了.

◇本日の総歩数=5,009歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.40kg(−0.05kg) / 29.9%(0.0%)


15 juni 2020(月)※猛暑日ガマン大会脱出

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温20.7度.西風.朝から蒸し暑い観音台.午前8時の気温は25.6度と “初期値” からして夏日ライン超え.湿度は69%.今日の関東地方内陸では猛暑日になるところもあるとの予報.昨日は最高気温23.2度だったので,週明けの農環研はまだ許容範囲内だが,日が昇るとともにガマン大会になるだろう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 一柳廣孝『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』(2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3 → 目次版元ページ)の書評原稿を書こうとしたら居室の本棚がしきりに揺れるので,ここは敬意とともに “妖怪博士” をお招きすることになった./小評原稿を書き上げて大手町にメール送信.圓了先生もきっと納得してくれるはず.

◆[蒐書日誌]読売新聞の大評が本日公開されました:三中信宏「進化はネットワークだ —— 生命の〈系統樹〉はからみあう デイヴィッド・クォメン著 作品社 3600円」(2020年6月7日掲載|2020年6月15日公開)※書評本:デイヴィッド・クォメン[的場知之訳]『生命の〈系統樹〉はからみあう:ゲノムに刻まれたまったく新しい進化史』(2020年2月29日刊行,作品社,東京, 8 plates + 376 + 60 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86182-796-9 → 目次版元ページ).時宜を得た新刊. “系統樹” ならぬ “系統ネットワーク” が,分子進化学の擡頭とともに,生物進化の基本イメージとして広がった経緯をたどった科学史の力作です.カール・ウーズ,リン・マーギュリス,フォード・ドゥーリトルら個性あふれすぎる登場人物たちも魅力的.

◆正午の気温は31.3度.軽々と真夏日ラインを超え,外はカンカン照り.熱中症にならないように,徘徊自粛.

◆[蒐書日誌]何よりも先週の大手町直送トロ箱の整理とリストづくりが終わっていなかった:

  1. 大橋喜之『立昇る曙[アウロラ・コンスルジェンス] :中世寓意錬金術絵詞』(2020年6月10日刊行,八坂書房,東京, xxx+363+6 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-89694-273-6 → 版元ページ)※アヤシイ本はきまってワタクシの手元に引き寄せられることになっている.中世図像学の彩色本の翻訳と解説.
  2. アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『科学の人種主義とたたかう:人種概念の起源から最新のゲノム科学まで』(2020年6月10日刊行,作品社,東京, 351+xxxix pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-86182-810-2 → 版元ページ)※昨年出た前著:アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『科学の女性差別とたたかう:脳科学から人類の進化史まで』(2019年4月刊行,作品社,東京, 本体価格2,400円, ISBN:978-4-86182-749-5 → 版元ページ)の姉妹本. “人種” って文字通りの「真怪」だと思う.
  3. ジャン・ロペズ(監修)|ヴァンサン・ベルナール,ニコラ・オーバン(著)|ニコラ・ギルラ(データデザイン)[太田佐絵子訳]『地図とグラフで見る第2次世界大戦』(2020年5月30日刊行,原書房,東京, 195 pp., 本体価格8,000円, ISBN:978-4-562-05758-0 → 版元ページ)※まな板のように巨大なインフォグラフィックス本.
  4. 星野修『海の極小!いきもの図鑑:誰も知らない共生・寄生の不思議』(2020年6月10日刊行,築地書館,東京, 173 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-8067-1599-3 → 版元ページ)※ほんの数ミリしかない海中動物の楽園.こういう写真が撮れるというのはプロの仕事.
  5. レベッカ・ウィーバー=ハイタワー[本橋哲也訳]『帝国の島々:漂着者、食人種、征服幻想』(2020年5月25日刊行,法政大学出版局[叢書ウニベルシタス・1118],東京, X+402+41 pp., 本体価格4,800円, ISBN:978-4-588-01118-4 → 版元ページ
  6. 山田陽一(編)|堀米ゆず子・鈴木学・上野真・池松宏・岡田全弘・池上亘・吉田將・矢部達哉・下野竜也・小曽根真(著)『グルーヴ!:「心地よい」演奏の秘密』(2020年5月20日刊行,春秋社,東京, viii+398 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-393-93500-2 → 版元ページ)※楽器パートごとに “グルーヴ感覚” は異なるのだろうか.
  7. 門玲子『玉まつり:深田久弥『日本百名山』と『津軽の野づら』と』(2020年5月24日刊行,幻戯書房,東京, 226+17 pp., 本体価格2,800円, ISBN: 978-4-86488-198-2 → 版元ページ
  8. 黒田勝雄『黒田勝雄写真集 最後の湯田マタギ』(2020年6月1日刊行,藤原書店,東京, 143 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-86578-271-4 → 版元ページ)※マタギの写真集は過去に何度か大手町漁港で釣り上げたことがある.今回も引き込まれる写真集.

大手町での釣果は以上.以下はいただきものです:

  1. 合田一道『評伝 関寛斎 1830-1912:極寒の地に一身を捧げた老医』(2020年6月10日刊行,藤原書店,東京, 323 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-86578-272-1 → 版元ページ
  2. 山田鋭夫『内田義彦の学問』(2020年6月10日刊行,藤原書店,東京, 378 pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-86578-273-8 → 版元ページ
  3. 湯浅博雄『贈与の系譜学』(2020年6月9日刊行,講談社[講談社選書メチエ・726],東京, 230 pp., 本体価格1,650円, ISBN:978-4-06-519439-3 → 版元ページ

◆午後の最高気温は33.1度まで上がり,耐暑ガマン大会は適当なところで切り上げて退散した.

◇本日の総歩数=5,286歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.45kg(+0.25kg) / 29.9%(+0.5%)


14 juni 2020(日)※じっとり雨降る日曜日

◆午前6時半起床.霧雨.気温19.4度.北東風が涼しい.昨夜からぶり大根を炊き始めたが,まだ半日あまりしか経っていないので先は長い.このぶりさん,朝から新潟の純米酒(調理用日本酒ではなく)を呑み続けている.湯水のように “お水” が減っている.

◆[蒐書日誌]読売新聞「6月21日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」(2020年6月14日)※ワタクシの小評担当本:一柳廣孝『怪異の表象空間:メディア・オカルト・サブカルチャー』(2020年3月23日刊行,国書刊行会,東京, 360+XIX pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-336-06577-3 → 目次版元ページ).奇談怪談・現代民話・都市伝説・怪奇漫画のオンパレード.

◆雨が降ったり止んだりの一日だった.最高気温は23.2度と昨日と同じく夏日ラインにも届かず.純米酒の燗酒風呂をまる一日堪能したぶり大根が食卓に登場した.かかった食材費は一鍋たったの数百円(<400円). 〈王祿〉の活性にごり酒「純米にごり出雲麹屋」とともに.

◇本日の総歩数=6,079歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.20kg(−0.70kg) / 29.4%(%)


13 juni 2020(土)※雨がざあざあ降り続く

◆午前7時前やっと起床.まだ雨が残っている.気温22.3度.東風.昨夜の “修行” の疲れがにじむ朝.

◆修行明けの身なので,今朝は「新たまねぎと茸の和風パスタ」が食卓に登場.新たまねぎとありあわせの茸を発酵バターで炒めて醤油で調味.茹でたて太めのパスタをからめて熱いうちにかつお節をトッピング.ヴィジュアル的にはイマイチだが,テイスト的には美味.お肉の気配がまったくない.

◆本降りの雨が降り続く昼下がり.午後1時の気温19.4度と,最高気温31.4度だった昨日に比べればずいぶんマシだが,湿度が高いのでエアコンをかけないと蒸し暑い.今日のむしやしないは吉瀬〈ナチュカフェ〉のメロンケーキをエチオピア・イルガチェフェ浅煎りとともに.

◆雨がしとしと降り続く一日.昨夜はビールをさんざんのんだくれたので,今日は性根を入れ替えて正しい燗酒の道を邁進した.カツオのたたきをアテにして,まだ残っていた〈日置桜〉27BY生酛強力純米酒を熱燗で.

◆今日の最高気温は午前6時の22.4度.午後は18〜19度台という夏日ラインにもほど遠い一日だった.

◇本日の総歩数=2,741歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.90kg(−0.05kg) / 27.6%(−0.9%)


12 juni 2020(金)※迫る雨雲を麦酒で迎撃

◆午前5時起床.曇り.雨は止んでいる.気温23.0度.湿度90%の蒸し暑い朝.観音台の上に水分たっぷりの青空が広がっている.午前8時の気温はもう24.7度.湿度81%.

◆昨日は南からの強風が吹き荒れて,そこらじゅうがホコリっぽくなってしまった.今日は西からの微風なので,窓を全開にしても被害は少なそう.それにしても朝から蒸し暑さのガマン大会だ.

◆正午前に気温は30.5度まで上がってきた.外はカンカン照り.昨日みたいな強風は吹かないが,ただ単に蒸し暑いだけでそれはそれで困るんですけど…….昼休み徘徊は今日も自粛.扇風機に吹かれながら,届いた新刊本をめくっている.午後になってしだいに雲が広がってきた.

  • #TodaiStat 昨日の二要因乱塊法のエンディングで憑依したフシアワセについての問題点の所在と暫定対処法は下記の通りです:【症状】Rcmdrの「グラフ」>「平均のプロット」で,処理平均を描画しようとしたら「Arguments factor1 and factor2 must be factors」なるエラーメッセージが出た. posted at 17:36:30
  • #TodaiStat 【診察】旧バージョンの R-3.x.x ではこの症状は見られないが,新バージョンの R-4.0.0 では macOS と Windows の区別なくつねに発症する.当該「平均のプロット」はパッケージ RcmdrMisc の関数 plotMeans() から出力されるが,R-4.0.0 に追いついていないからかもしれない. posted at 17:41:05
  • #TodaiStat 【治療】「平均のプロット」はRcmdr の R スクリプトで書くと,「with(Dataset, plotMeans(DATA, N, V))」となる(二要因乱塊法 Box3_R.txt データ).この部分を「attach(Dataset); plotMeans(DATA, N, V); detach(Dataset)」と書き換えて再計算すればきっと救済される.詳細は次回また. pic.twitter.com/TK1hihEMTS posted at 17:47:44

◆蒸し暑いまま時間は過ぎていく.夕方,たいへんキケンな積乱雲が接近.ほどなく本降りの雨になった.これはもうしっかり夜のお祓いの儀式をしないことには災厄が! 某所にて雨にも負けず修行するぞ! お肉が並んだり,ピンクの象さんが通り過ぎ,はてしなく続く麦酒修行の夜.

◆明日も雨が続くとのこと.心安らかに過ごすことにしよう.

◇本日の総歩数=3,910歩. 朝◯|昼△|夜×. 計測値(前回比)= 86.90kg(+0.80kg) / 28.5%(+0.1%)


11 juni 2020(木)※梅雨明けの遠隔お座敷

◆午前5時起床.晴れ.昨夜からの強い南風はまだ吹き続けている.気温23.8度と熱帯夜寸前.湿度84%とべたつく蒸し暑さ.トロピカル.朝から蒸し暑い農林団地に風速10m超の強い南風が吹き抜ける.水蒸気たっぷり空がざわめいている.午前8時の気温はすでに26.2度.湿度は80%.全館空調は月末まで稼働しないので,窓を全開にして扇風機を最強にするというなろお得意の “竹槍作戦” で耐え続けるしかない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今日も午後は定例オンライン高座があるので,朝イチで “観音台スタジオ” のセッティング完了.試行回も含めてさすがに10回目ともなると,それなりに慣れてきた.

◆関東に梅雨入り宣言.蒸し暑さへの覚悟と対策が急務になってきた.正午の気温27.9度.晴れ.湿度65%.南風強し.雨の気配はぜんぜんないけど昼休みは念のため引きこもり.

◆午前中は天気はもっていたが,午後になって雨雲が西の方から接近し,南風がいよいよ強まってきた.そして雨がざーっと降り出す.

◆[蒐書日誌]めでたく?梅雨入りして蒸し暑い農林団地に大手町漁港からの鮮魚トロ箱が届いた.今回はええ感じに “魚種” がばらけている.

ヴィジュアルには小さくきれいな『海の極小!いきもの図鑑』(築地書館)と塗り壁みたいに巨大なインフォグラフィックス本『地図とグラフで見る第2次世界大戦』(原書房)が双璧かな.中世図像学のアヤシさから言えば彩色本『立昇る曙:アウロラ・コンスルジェンス』(八坂書房)が魅惑的.以前同じ訳者のマージョリ・リーヴス[大橋喜之訳]『中世の預言とその影響:ヨアキム主義の研究』を読んだことがあるが,あれも八坂書房だったか.『科学の人種主義とたたかう:人種概念の起源から最新のゲノム科学まで』はタイムリーな本なので,きっと取り上げることになるだろう.昨年出た『科学の女性差別とたたかう: 脳科学から人類の進化史まで』の姉妹本とのことなので,並べて読まないといけませんかそうですか.ちょっと気になるものの内容がすぐにはつかみきれないのは,幻戯書房の新刊『玉まつり:深田久弥『日本百名山』と『津軽の野づら』と』.『死の棘日記』みたいな危うさを感知してしまう.『グルーヴ!:「心地よい」演奏の秘密』はクラシック音楽にも “グルーヴ” はありえるのかを問う論集.読響の岡田さんがティンパニ奏者として登場している.

—— ということで,今回は漁獲高そのものは少なめだったが,ワタクシ的には豊漁といえる.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 数えてみたら生物統計学 zoom お座敷も残すところあと4回となった.

  • #TodaiStat 本日の生物統計学 zoom 会議室はすでに営業中ですので,いつでもどーぞ. posted at 14:14:27
  • #TodaiStat 乱塊法の手順と線形モデル.休憩後に R Commander による実習をします. posted at 15:27:35
  • #TodaiStat 一要因乱塊法の次は二要因乱塊法です. posted at 16:11:09
  • #TodaiStat 二要因乱塊法の最後の最後でフシアワセが降臨してしまいました.「平均値のプロット」で「Arguments factor1 and factor2 must be factors.」なる呪いの言葉をRコマンダーが吐いたので,次回までに解毒剤を用意しておきます.このフシアワセは初めてです. posted at 16:41:13

◆関東全域が入梅した夜はひさしぶりに土鍋鯛めしを炊いた.豚ヒレ肉の和風ソテーとともに,仁井田本家の〈穏〉純米吟醸うすにごりが転がる蒸し暑い夜.土鍋鯛めしの基本レシピ → het dagelijkse keukenleven「土鍋で鯛めし,そして〈篠峯〉愛山の純米大吟醸」.

◆今年初めて自宅の冷房が稼働した.明日からは連日の蒸し暑さ攻撃が予報されている.しっかり覚悟しないと.

◇本日の総歩数=5,176歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.15kg(+0.10kg) / 28.4%(−0.1%)


10 juni 2020(水)※真夏日耐暑ガマン大会

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温18.9度.東風.今日も夏がみなぎる観音台は午前8時にはもう25.2度の夏日ラインを超えている.南風.居室の扇風機はフル稼働.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今年10月21日(水)〜23日(金)に予定されていた今年度の農林交流センターワークショップ〈分子系統樹推定法:理論と応用〉の開催は見合わせることになりました.コンピューター実習の対応を考えると,オンライン開催という選択肢も困難だろうという判断にいたりました.残念ですが,またの機会に.

  • [つくば]前口上410字だん. posted at 08:52:18
  • [つくば]前口上189字だん.これにておしまい.計4,085字. posted at 09:03:09

◆[欹耳袋]日本の研究.com 「【プレスリリース】シカの角の枝の相同関係と進化史を解明 -角溝とダイヤグラムを用いた新たな手法-」(2020年6月8日)※元論文:Samejima, Y., Matsuoka, H. A new viewpoint on antlers reveals the evolutionary history of deer (Cervidae, Mammalia). Scientific Reports 10: 8910 (2020) ※シカの角の祖先形質状態復元のヴィジュアル衝撃度がものすごい.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 真夏日の昼下がり,macOS Catalina version 10.15.5 アップデート.

  • #TodaiStat 明日の「生物統計学」講義は実験計画法の最後です.乱塊法と要因実験について解説と実習をしたのち,時間があれば線形統計モデル論に進みます.講義スライドについては Slack と ITC-LMS にアナウンスしました. posted at 11:35:06

◆午後の居室は空調なしの耐暑ガマン大会会場と化した.

◇本日の総歩数=3,472歩. 朝◯|昼○|夜○. 計測値(前回比)= 86.05kg(−0.10kg) / 28.5%(−0.6%)


9 juni 2020(火)※真夏日の大手町漁港へ

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温18.1度.北東風.朝から夏の日差しが照りつける観音台.午前9時の気温は早くも26.0度と軽く夏日ラインを超えている.天気予報では真夏日になるとのことだが,どうやって逃げ回るか.

◆[蒐書日誌]臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ)読了.昨今の電子本とは別の,モノとしての tangible な「本」の文化的伝統が今なお連綿と受け継がれていることを知る.カバージャケットの “箔押し” がきれいすぎる.

◆正午前に気温は30.0度の真夏日ラインに達した.昼休みではあるが,外はカンカン照りなので,徘徊は自粛.

◆日中の┣┣" 撃ち —— 動き出すまでが大仕事:

  • [つくば]前口上1,370字だん.やっと事態が動き始めた. posted at 12:28:21
  • [つくば]前口上1,073字だん. posted at 13:50:00
  • [つくば]前口上877字だん. posted at 15:00:15

◆夕方の大手町はじっとりと蒸し暑い.2ヶ月ぶりの東京出撃.TXに乗るのも70日ぶり.読売新聞リアル読書委員会.早めに終わったので,一仕事のあとの快楽.そして,つくば機関は午後11時.

◇本日の総歩数=8,160歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 86.15kg(−0.40kg) / 29.1%(0.0%)


8 juni 2020(月)※蒸し暑さにファヒータ

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温18.2度.北東風.曇り空の週明け観音台.午前8時の気温は19.9度.北東風.湿度74%の蒸し暑さ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 統計コンサルティング業務ひとつ.等分散性がダメっぽかったら「ウェルチ検定」を使ってはいかがですかと答えたら,「どこぞの飲料メーカーみたい」とすかさず答えるアナタはさすが某巨大食品企業の関係者.甘い検定ではないですけど.

◆曇りときどき晴れの昼休みはショートコース徘徊.夏日に照りつけられて歩き回るのはやはり暑い.歩き読み本:田口善弘『生命はデジタルでできている:情報から見た新しい生命像』(2020年5月20日刊行,講談社[講談社ブルーバックス・B-2136],東京, 222 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-519597-0 → 版元ページ)の “オミックス攻撃” を生き抜いて読了.ブルーバックスの “あるべき姿” を思い出した.

◆長年リストオーナーをしてきたワタクシから見れば,かつて(=1990年代)のメーリングリストは「それひとつしかないSNS」だったので,ありとあらゆる情報が飛び交い,論争が戦わされ,人と人とがつながった “社会装置” だった.しかし,今はもうすっかりちがう時代になってしまった.

かつてのメーリングリスト古株ユーザーたちは,自分には関係(関心)のない話題がML上を飛び交っても華麗にスルーするすべを身に着けていたが今はちがう.関心のない話題やトピックは見たくないという若い世代のML会員は少なくないかもしれない.一方で,個別の議論のためのよりクローズドな “場” が,メーリングリストとは別のところで, Slack とか Facebook などを通じてつくれるようになったのは,そのような若手にとってはシアワセなことだと思う.

ワタクシ的には,たとえ学会長経験者でもリタイアした大御所でも,かつての “MLスタイル” が今でもきっちり染み付いているのをひさしぶりに確認できてよかったよかったと深くうなづく.これくらい長年にわたってリストオーナー稼業を続けていると,ML登録申請の際に「指導教員から教えられて」はもちろんのこと,「親から入会を勧められて」という経験もたまにあったりして,あゝ生まれ死ぬる人いづかたより来たりていづかたへか去るを実感する.

◆今宵はディープサイス的ファヒータみたいな牛肉の炒めものとケイジャン・ライスのような炒めご飯を用意した.ビールを片手に気分はニューオーリンズ.

◆明日はほぼ2ヶ月ぶりの読売新聞リアル読書委員会が開催される.TXに乗って都内に出るのも実に2ヶ月ぶり.

◇本日の総歩数=8,336歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.55kg(−0.15kg) / 29.1%(−0.2%)


7 juni 2020(日)※食って食って書かない

◆午前6時起床.曇り.気温19.1度.北北東の風が冷たい日曜の朝.

◆[蒐書日誌]読売新聞の大評が紙面掲載されました:三中信宏「進化はネットワークだ —— 生命の〈系統樹〉はからみあう デイヴィッド・クォメン著 作品社 3600円」(2020年6月7日)※書評本:デイヴィッド・クォメン[的場知之訳]『生命の〈系統樹〉はからみあう:ゲノムに刻まれたまったく新しい進化史』(2020年2月29日刊行,作品社,東京, 8 plates + 376 + 60 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86182-796-9 → 目次版元ページ).本書は, “系統樹” ならぬ “系統ネットワーク” が,分子進化学の擡頭とともに,生物進化の基本イメージとして広がった経緯をたどった科学史の力作だ.カール・ウーズ,リン・マーギュリス,フォード・ドゥーリトルら個性あふれすぎる登場人物たちも魅力的.

◆青空の昼下がり.最高気温は24.4度とまだ夏日ラインにも達していない.湿度50%.涼しい北東風が吹き抜けて体感的にも心地よい.

◆おととい仕込んだハンガリー風パプリカ肉詰め(Töltött Paprika)は連日とろとろ煮込んでいたが,さすがに “重力崩壊” しそうになってきたので,日曜の昼餉としてパッケリと和えて完食.挽き肉・米・パスタの三つ巴で充実しまくりランチ.パッケリはヴィジュアルには “ゴムホースの輪切り” そのものだが,濃厚なソースをしっかり受けて立つところがポイント高し.筑波大学構内の〈カスミ〉に常備されていることを昨日発見してしまった.

◆今日のむしやしないは土浦〈コン・フォーコ〉のミルフィーユ.

◆[欹耳袋]ASANOT BLOG / アサノタカオの日誌「内田樹氏によるホ・ヨンソン詩集『海女たち』の書評に異議を表明します」(2020年5月10日)※「800字という限られた文章量の半分以上、控えめに計算して全57行中42行を、対象となる本ではなく《自分語り》に費やす文章を《書評》とは呼べない」—— 十年ほど前,豊崎由美『ニッポンの書評』(2011年4月20日刊行,光文社[光文社新書515],東京,230 pp., ISBN:978-4-334-03619-5 → 目次版元ページ)の書評記事を書いた:三中信宏「書評ワールドの多様性とその保全について」(2011年5月5日).その中でも指摘したことだが,日本の書評文は概して短すぎ,しかも “多様度” が低い.

現在のワタクシは読売新聞の書評委員なので,ひとつの “職業” として書評記事を書いている.大評で上限800字というきつい制約の中でどこまでコンテンツを盛り込むかは休みのない格闘だが,同時に読売新聞側の担当者や校閲部の “査読” があるので好き放題に書くことは実際上ムリだろう.

書評者は自分が書いた書評記事を通して読者に評価されるし,逆に書評に対する意見やコメントを通して読者側の理解や読み込みの深さを書評者は評価することができる.書評者と読者の生産的な「育つ/育てられる」の関係がつくれるといいのだが.

◆けっきょく一歩も外出しなかった日曜の夜は,dancyu 2020年7月号特集〈元気になる肉料理〉の最初のメニュー:「上田淳子さんのフランス惣菜店風豚肉のソテー」をつくった.レモンやピクルスやマスタードやケッパーを効かせた味付けはとても美味.付け合せは新じゃがとズッキーニとクレソン.

◆明日からはまた出勤日が続く.

◇本日の総歩数=0歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.70kg(+0.35kg) / 29.3%(+0.5%)


6 juni 2020(土)※意外に涼しい週末読書

◆午前6時半のろのろ起床.晴れ.気温22.0度.北北西の風.

◆[蒐書日誌]デイヴィッド・クォメン[的場知之訳]『生命の〈系統樹〉はからみあう:ゲノムに刻まれたまったく新しい進化史』(2020年2月29日刊行,作品社,東京, 8 plates + 376 + 60 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86182-796-9 → 目次版元ページ)の校閲部ディフェンスだん.これにて校了.予定通り明日の〈本よみうり堂〉に紙面掲載されます.

◆曇り空の今日は日差しもなく,昨日のような派手な真夏日にもならないようだ.午後2時の気温は26.5度と良識ある夏日.涼しい東風が吹き抜け,本読みにはベストコンディションだろう.

◆本日のむしやしないは〈ハシバミ〉のブルーベリータルト.

◆[蒐書日誌]次なる大評予定本:臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌』(2020年4月17日刊行,Book&Design,東京, 16 color plates + 318 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-909718-03-7 → 目次版元ページ)を快調に読み進む土曜の昼下がり.本の装幀の世界ははてしなく奥深い.ふと気がつけば,書庫の奥から「これ読め〜,あれ読め〜」と類は友を呼びまくる.こんなにあったっけ.

◆夕方,雷鳴ののち雨がぱらぱら降り出した.夜になっても降ったり止んだり.

◇本日の総歩数=9,068歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 86.25kg(−0.35kg) / 28.8%(−0.3%)


5 juni 2020(金)※煮玉子ごはんと肉詰め

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温19.5度.東風.観音台の朝はもう蒸し暑い.午前8時の気温は24.0度.南風.湿度は79%もある.全館冷房は今月下旬にならないと稼働しないので,居室の窓を全開にして,扇風機をぶんぶん回すしか打つ手なし.

  • #TodaiStat 昨日6月4日(木)の講義内容とzoom クラウド録画URLを Slack と ITC-LMS にアナウンスしました. posted at 09:35:02

◆真夏の日差しが照りつける昼休み.正午直前には気温29.5度と真夏日ラインが目前に迫る.今日の昼餉は,昨夜のかしわの炊いたんの残りもの有効利用の「煮玉子ごはん」.煮汁に半熟卵を浸すだけでできあがり.ひとり用の土鍋に雑穀飯を詰めて持参.半熟卵を崩しながらいただくシアワセ.もちろん,煮卵だけではおかずにならないので,かしわを炊くときに付け合わせた大根と鍋の底に残った鶏肉の破片を盛り付ければ,りっぱに一人前のお昼ごはんになる.煮物は一晩じっくり味を含ませるとグレードが確実に上がる.

◆今日の最高気温は30.3度の真夏日だった.夜になっても24度台の蒸し暑さがべったりとはりついている.

◆こう蒸し暑くなってくると県内産の大きなパプリカが出回るようになる.今宵は夏バテしないようパワーアップのため,ハンガリー風パプリカ肉詰め(töltött paprika)をつくってみた.豚ひき肉と生米を炒め合わせて,パプリカ(粉)を大量投入.くり抜いたパプリカにすき間なくみっしり詰め込むのがポイント.トマトソースでじっくり煮込む.150〜200グラム/個くらいの重さになる.ひとつ食べたらもう十分のサイズ.付け合せはそら豆とアスパラガスのパスタにパルミジャーノ・レッジャーノのすりおろしをトッピングしたもの.〈ランブルスコ〉の赤のスパークリング・ワインとともに.

基本レシピはすでに2年前に公開している → het dagelijkse keukenleven「パプリカのみっしり肉詰め」|クックパッド「パプリカのみっしり肉詰め」.

◆気温がなかなか下がらない.ひさしく忘れていた “熱帯夜” という言葉がよみがえる夜.

◇本日の総歩数=3,908歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.60kg(−0.10kg) / 29.1%(−0.1%)


4 juni 2020(木)※今週の定例遠隔お座敷

◆午前5時過ぎ起床.霧.気温19.6度.北東風.曇りときどき霧雨の観音台.湿った北東の風が朝から蒸し暑さをせっせと搬入している.午前8時の気温は19.9度.湿度82%.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今月分の欠勤届を提出./読みたい and/or 読むべき本が “地層” の最古層に埋没していることがときどきある.見当がつかなければ手当たりしだいに掘り返すしかないので,今回は埋まっている “場所” がすぐ特定できただけまだマシなのかもしれない.下敷きになってる本を引っ張り出すカンタンなお仕事だが,さて,いかにすれば掘り出せるか…….

  • #TodaiStat zoom の最新版 5.0.5 が6月3日に公開されましたので,念のためバージョンアップしてください. posted at 07:25:30

◆積み上がる本の山の切り崩しは今日も続く.

  1. 学問としての翻訳:『季刊翻訳』『翻訳の世界』とその時代』(2020年4月30日刊行,みすず書房,東京, 205+xi pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-622-08899-8 → 版元ページ)※『翻訳の世界』といえば別宮貞徳の名物コラム「欠陥翻訳時評」を即座に思い出す.あの頃の自然科学系翻訳書の中にはトンデモ本がときどきあった.ワタクシが修士の頃,スティーヴン・J・グールド『ニワトリの歯』の翻訳を手がけていたとき,「あのコラムで血祭りにされないような翻訳に仕上げないと」と共訳者の渡辺政隆さんと話していたこともあったなあ.
  2. フランチェスカ・ビアゼットン[萱野有美訳]『美しい痕跡:手書きへの讃歌』(2020年4月16日刊行,みすず書房,東京, 本体価格3,400円, ISBN:978-4-622-08882-0 → 版元ページ)※すでに新聞書評がいくつか出ている新刊.わかる人にはすぐわかり,わからない人にはいつまでもわからない世界があるのだろう.
  3. 岡西政典『深海生物テヅルモヅルの謎を追え!:系統分類から進化を探る』(2016年5月30日刊行,東海大学出版部[フィールドの生物学・20],平塚, xx+299 pp., 2,000円, ISBN:978-4-486-02096-7 → 版元ページ)※新刊『新種の発見』を読み終えたと思ったら,テヅルモヅルが夢枕に立った(這った)?のであわてて発注したしだい.
  4. デザインのひきだし編集部(編)『印刷用紙サンプルBOOK』(2020年5月25日刊行,グラフィック社,東京, 4 pp. + 1表 + 202葉, 本体価格5,400円, ISBN:978-4-7661-3407-0 → 版元ページ)※「増刷絶対不可能な完全保存版です!」とのことなので,これはもう買うしかないでしょ.さらに言うなら,逆立ちしても “電子本” にはなりえない本.紙は神である.
  5. レイ・オルデンバーグ[忠平美幸訳]『サードプレイス:コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』(2013年10月25日刊行,みすず書房,東京, 480+xxxv pp., 本体価格4,200円, ISBN:978-4-622-07780-0 → 版元ページ)※みすず書房の本なのに(←ここ重要)10刷とはおそるべし.確かに “場の居心地” はとても大事.
  6. 瀧澤美奈子『150年前の科学誌『NATURE』には何が書かれていたのか』(2019年7月25日刊行,ベレ出版,東京, 293 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-86064-575-5 → 版元ページ)※本書は最近書評した『南方熊楠のロンドン』の前に読んでおくべきだった本.うっかり見落としてしまった.
  7. 金凡性『紫外線の社会史:見えざる光が照らす日本』(2020年5月20日刊行,岩波書店[岩波新書・新赤版1835],東京, iv+169+12 pp., 本体価格800円, ISBN:978-4-00-431835-4 → 版元ページ)※ご恵贈ありがとうございます.紫外線にかぎらず「不可視的なもの」はいずれも人間を不安にする.
  8. 根本正之 ・山田晋 ・田淵誠也(編)『在来野草による緑化ハンドブック:身近な自然の植生修復』(2020年5月1日刊行,朝倉書店,東京, 40 plates + viii + 377 pp., 本体価格9,800円, ISBN:978-4-254-42042-5 → 版元ページ)※これもいただきもの.
  9. Stephen B. Heard『Charles Darwin’s Barnacle and David Bowie’s Spider: How Scientific Names Celebrate Adventurers, Heroes, and Even a Few Scoundrels』(2020年3月刊行,Yale University Press, New Haven, xii+241 pp., ISBN:978-0-300-23828-0 [hbk] → 版元ページ)※最近はほんとうに “生物名の新刊本” が多いなあ.

◆曇り空の午後.さらに蒸し暑くなってきた.いまの最高気温は25.6度.湿度は60%台.オンラインお座敷のセッティング真っ最中.本日の多重比較オンライン高座で使う紙芝居の一部.組版は Adobe InDesign を用い,フォントは BIZ UD のPゴシック(見出しは60Q,本文は50Q),数式は LaTeXiT からpdf出力して張り込み,グラフは R Commander から出力したpng画像.ときどきホリディMDJP03 のフィラー紙を挿入する.あー,もちろん,紙芝居本体は pdf ね.PoorPoint ではなく.

◆愛用していたハリオのごはん炊き土鍋 GNN-150B(1合炊き)の取っ手をうっかり欠いてしまったしまったので,さっそくオンライン再購入.すでに廃盤商品のようだったが,送料込みで1万円はかからなかった.〈フタがガラスのご飯釜〉シリーズの最新モデル GNR-150-B(1〜2合炊き)が出ていたので,それもついでに買ってしまった.家中もう土鍋だらけ.

◇本日の総歩数=4,029歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.70kg(−0.15kg) / 29.2%(+0.5%)


3 juni 2020(水)※紙芝居作りに明け暮れ

◆午前5時起床.晴れ.気温19.0度.北東風.朝の観音台.午前8時の気温は22.1度と上がる気満々.北東の風は吹いているものの湿度が69%もあって,不快だあ.不快だぁ〜

◆[欹耳袋]ケイン樹里安 | note |「非常勤講師の問題は1人だと解決しないし1人だけで直面してる問題でもないのでNHK #ニュースウォッチ9 に出演してみた話」(2020年5月19日).

◆午前の┣┣" 撃ち —— とってもひさしぶりに InDesign と LaTeXiT のコラボで統計高座の紙芝居をつくっている.

◆この写真はそのまんま「実験計画法」の圃場無作為化配置の教材として使えそう.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 午後1時から進化学会オンライン理事会.終わったのは午後4時.3時間ですかそうですか.

  • #TodaiStat 明日6月4日(木)は多重比較法についての解説・実習ののち,乱塊法と要因実験に進みます.講義スライド「9-多重比較(新).pdf」を ITC-LMS に置きましたので,各自ダウンロードしてください. posted at 16:09:51

◆夜になってやっとしのぎやすくなった.今宵は土鍋蟹ごはんを炊いた,奮発して蟹缶を投入したので,濃厚な蟹フレーバーが食卓に漂う.食後の水無月.関東にはもともと水無月が根付いていないが,探せばないこともない.ま,月末の夏越の祓のまでは水無月 “準備運動” やな.

◆夜の┣┣" 撃ち —— デイヴィッド・クォメン[的場知之訳]『生命の〈系統樹〉はからみあう:ゲノムに刻まれたまったく新しい進化史』(2020年2月29日刊行,作品社,東京, 8 plates + 376 + 60 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86182-796-9 → 目次版元ページ)のゲラ修正.やっぱり「ドメイン」って一般読者には伝わりにくいですよねえ.

◇本日の総歩数=3,760歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.85kg(+0.15kg) / 28.7%(−0.5%)


2 juni 2020(火)※夏野菜カレー俊足登場

◆午前5時起床.晴れ.気温17.8度.南南東の風.朝の観音台は雲が広がってきた.午前8時の気温は21.3度.西風.今のところまだ不快指数は高くなっていない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— デイヴィッド・クォメン[的場知之訳]『生命の〈系統樹〉はからみあう:ゲノムに刻まれたまったく新しい進化史』(2020年2月29日刊行,作品社,東京, 8 plates + 376 + 60 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-86182-796-9 → 目次版元ページ)大評原稿を大手町にメール送信.からみあいからみあってからみあうがんじがらめ.

◆本を読み終えてもさらに本が増えてしまう理不尽な日常.

◆曇りときどき晴れ間がのぞく昼休み.正午の気温は24.6度.湿度66%.生ぬるい南風が吹く下界はすでに蒸し暑い.ショートコース徘徊.歩き読み:田口善弘『生命はデジタルでできている:情報から見た新しい生命像』(2020年5月20日刊行,講談社[講談社ブルーバックス・B-2136],東京, 222 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-519597-0 → 版元ページ).

◆午後の┣┣" 撃ち —— 『Newton』監修記事のゲラチェック完了.

◆[欹耳袋]英語の力で開く!A+な未来の扉「アルファベットブロック体書き方指導の現状」(2018年5月15日)※アンテナに引っかかった記事.まったく意味のないアルファベットの “書道” を学校で生徒に強制するのはぜひやめてほしいなあ.ラテン文字はもちろんのこと,ギリシャ文字や漢字まで含めて,手書き文字の「正しい筆順」なんてどこにもないでしょ.ローカルな “きまり” を勝手(恣意的)に決めて強制するのは害毒の極み.ワタクシたちは “カリグラフィー(書道)” の世界に生きているわけではない.ギリシャ文字の驚くべき書き順については動画が公開されている:Filoglossia - Learning Greek as a foreign language. The Greek Alphabet.また,漢字の「書き順」がいかにええかげんなものかはこの本を読めば誰にでもわかる!—— 松本仁志『筆順のはなし』(2012年11月10日刊行,中央公論新社[中公新書ラクレ・435],東京,270 pp., ISBN:978-4-12-150435-7 → 目次版元ページ)→ ワタクシの書評:三中信宏「漢字筆順の自然的変異と教育的規範との二律背反」(2014年5月13日).字の書き順に関してのワタクシの意見は,他人には強制しないが,同時にこの点に関して他人からとやかく言われてもワタクシは聞く耳はもたない.指図するな,ということ.単なる “学校ローカル” にすぎない決まりごとがそのまま大手を振って社会をのし歩いているのが問題.

◆今日の最高気温は27.0度.日が暮れてもまだ22度近くもある.やや蒸し暑い一日だったので,夕餉は夏野菜カレーを用意した.冷凍庫に安置されたさまざまなカレーソース遺産を総動員した “多系統カレー” に夏野菜のソテーやら素揚げをトッピング.ついでに賞味期限間近の冷凍ホタテも賛助出演.カレーソースは冷凍しておくとこういうときに超便利.

◆[欹耳袋]昆虫分類学若手懇談会「オンライン基礎昆虫学会議」2020年8月8日(土)※参加費無料.オンライン懇親会あり.7月17日(金)が講演申込み〆切とのこと.新しい形の “学会” がどんどん出てくる気配.

◇本日の総歩数=8,234歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.70kg(+0.35kg) / 29.3%(0.0%)


1 juni 2020(月)※塩豆大福とビフカツと

◆午前5時起床.雨.気温18.3度.東南東の風.小雨がしとしと降る観音台.今日から通常勤務となり,定時出勤の日々がまた始まる.通勤路にはいつもの混雑が戻ってきた.午前8時の気温は18.7度.今日はずっと雨の予報.

◆[欹耳袋]東大新聞オンライン「「こういう時こそ学生と協力を」 教員・学生に聞く授業のオンライン化」(2020年6月1日).

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今月の┣┣” 撃ちカレンダー更新./メーリングリストへの月例アナウンス送信./本日から当研究室に配属されるポスドクさんが初出勤.やや緊張しつつもネクタイ姿で隣室に初日出勤.さっそく「のうかんけんではネクタイをしていると災いを引き寄せるので,もっと “ちゃんとした正装” で出勤するように」と教育的指導した.その後,オーストラリアに逃亡している室員から遠隔電話操作されている模様.

◆昼休み徘徊に出かけようと農環研の果てまで来たら,霧雨がさらさら降り出したので,これは縁起がよくない前兆と引き返す.正午の気温21.3度.湿った南風が吹き込んでいる.験直しの豆大福.

◆[欹耳袋]山形浩生 — 新・山形月報! 「ナチスのオカルト研究所と隕石仏像」(2020年6月1日)※ミヒャエル・H・カーター[森貴史監訳|北原博・溝井裕一・横道誠・舩津景子・福永耕人訳]『SS先史遺産研究所アーネンエルベ:ナチスのアーリア帝国構想と狂気の学術』(2020年2月29日刊行,ヒカルランド,東京, 797 pp., 本体価格9,000円, ISBN:978-4-86471-827-1 → 目次版元ページ)と浜本隆志『ナチスと隕石仏像:SSチベット探検隊とアーリア神話』(2017年7月14日刊行,集英社[集英社新書・0892N],東京, ISBN:978-4-08-720892-4 → 版元ページ)の書評.

◆今日の最高気温は21.9度どまりだったが,湿度が高かったのでけっこう蒸し暑かった.今宵はめったにないビフカツを揚げてみた.オージービーフのサーロイン250g/枚.大きすぎてフライパンからはみ出した.関東に暮らしていると,きつね丼と並んで,けっして店では見かけないメニュー.

◆[蒐書日誌]読売新聞ヴィジュアル評が本日公開されました:三中信宏「平林克己・写真、宮西建礼、岡田裕子・文 「京大吉田寮」 」(2020年5月24日掲載|2020年6月1日公開)※書評本:平林克己(写真)|宮西建礼・岡田裕子(文)『京大吉田寮』(2019年12月6日刊行,草思社,東京, 79 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-7942-2425-5 → 版元ページ吉田寮記録プロジェクト).この寮が末永く生き続けることを祈念しつつ.

◇本日の総歩数=4,245歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.35kg(−0.15kg) / 29.3%(+0.2%)


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