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日録2019年6月


30 juni 2019(日)※風雨が強まる夏越の祓

◆午前7時前起床.風雨強し.気温19度.ややうう‥‥.午前7時に朝食.昨日は夜更けまで宴会が続いたはずだが,意外に出席率高し.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評が紙面掲載された:「古今東西 書物受難史——書物の破壊の世界史…フェルナンド・バエス著」(2019年6月30日)※書評本:フェルナンド・バエス[八重樫克彦・八重樫由貴子訳]『書物の破壊の世界史:シュメールの粘土板からデジタル時代まで』(2019年3月22日刊行,紀伊國屋書店,東京, 739 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-314-01166-2 → 目次版元ページ).

◆午前9時前,雨の中をNODAIピックアップトラックで出発.さらば山中湖,さらば(ぜんぜん見えなかった)富士山.濃霧の東富士五湖道路を下り,御殿場インターから東名へ.さすがに道路は空いていた.午前10時半には農大厚木キャンパス着.気温24度。蒸し暑い南風が吹いている.

◆厚木からの帰路,新宿伊勢丹にちょいと立ち寄って〈仙太郎〉へ.今日は夏越の祓の水無月が必修である.

◆[蒐書日誌]坂野徹『〈島〉の科学者:パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究』(2019年6月20日刊行,勁草書房,東京, viii+356+30 pp., 本体価格4,700円, ISBN:978-4-326-10274-7 → 目次版元ページ)を山中湖往復車中にて読み進む.旧日本領の最前線である南洋諸島での研究者群像.第4章まで読了.

◆午後3時前に早々とつくば帰還.曇りときどき小雨が降る蒸し暑さ.夏越の祓に〈仙太郎〉の水無月をいただく正しい夜.

◇本日の総歩数=7,279歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


29 juni 2019(土)※山中湖の晴れ男と雨男

◆午前5時半起床.雨が降ったり止んだり.気温は18.1度.北東風.午前7時過ぎ,つくば駅.ジメジメした曇り空.弘前までお見舞いに出かける知人に会う.これから関東甲信を旅して快適な週末を過ごそうではないか.

  • [霞ヶ関]通過なう。今朝の千代田線は遅延なし。よしよし。 posted at 08:24:08
  • [代々木上原]乗り換えなう。小田急も遅延なし。よしよし。 posted at 08:45:50
  • [相模大野]快速急行から急行に乗り換えだん。遅延なし。よしよし。気温は低くてもジメジメ。 posted at 09:21:32
  • [本厚木]なう。時間通りに到着。では、丘の上へ。 posted at 09:34:54

◆というわけで,とりあえず時間どおりに厚木に到着.大型バスがすでに来ていた.

  • [厚木]農大昆研なう。育ち過ぎた昆虫少年たち、虫愛づる姫君たちが数十人も、集結。 pic.twitter.com/c8U772pErE posted at 10:01:44
  • [厚木]ご本人は隠しているけど、あの「ちゅうセンセイ」はこの四月から教授に昇進されました!拍手拍手〜 posted at 10:13:50
  • @mothprog ワタクシもその場で本人に確認しましたのでガセではありません。 posted at 10:25:13
  • [厚木]では貸切バスで山中湖へ出発〜 pic.twitter.com/cl4lgWX6As posted at 10:28:38
  • [厚木]東名厚木インターなう。霧雨が断続的に降っている。 posted at 10:39:02
  • [大井松田]インター下車なう。雨足やや強め。 posted at 10:58:35
  • [大井松田]前泊している某学科長はこの雨の中を朝から虫採りに勤しんでいるとのこと。 posted at 11:02:50
  • [御殿場]山中湖方面へ右折。雨は本降り。 posted at 11:30:37
  • [東富士五湖道路]晴れていれば富士山が見えるはず。 posted at 11:41:17
  • [東富士五湖道路]濃霧の気配。 posted at 11:44:37
  • [東富士五湖道路]籠坂峠越え。 posted at 11:53:51
  • [東富士五湖道路]いきなり霧が晴れ、空が明るくなる。晴れ男、晴れ女がいるのか。 posted at 11:55:28
  • [山中湖]なう。 pic.twitter.com/zqu4ZM1rKW posted at 12:00:10

◆ほぼ予定通りに山中湖に到着.湖畔の〈平野屋旅館〉に無事たどり着いた.おお,ネットが5Gでつながるではないか! 荷物をおろしてチェックインまでひと休み.

  • [山中湖]チェックインだん.まずは荷物を開いて,と.携帯してきた “お水” 類は幹事さんに預けたが,バクハツ防止の保冷剤からの滴りでスーツケースが “浸水” してしまって大あわて. posted at 12:45:59
  • [山中湖]学生さんたちはさっそく捕虫網を片手に大挙して出撃していった.最近は真っ赤な捕虫網とか真緑のもあることを知った.収穫を祈念しつつ. pic.twitter.com/miaCTyKYc0 posted at 13:09:51
  • [山中湖]昼下がりの濃密ディスカッションタイム。 pic.twitter.com/zc7Cv6VFKQ posted at 13:24:23
  • [山中湖]ディスカッションはまだ続いている。学科長が富士山五合目から帰ってきたので、さらに突っ込んだステージへ。 pic.twitter.com/4iAuKuLkXN posted at 17:04:06
  • [山中湖]巨大ペンギンがどんどん少なくなってきた。 posted at 17:34:17
  • [山中湖]夕ご飯がすんで飲み会ステージへ。 posted at 18:57:28
  • [山中湖]二次会はまだまだ続く。 pic.twitter.com/FTfN0CLEwM posted at 20:19:49
  • [山中湖]宴会はエンドレス! posted at 22:23:56
  • [山中湖]うう‥‥ posted at 23:02:50

◆明日はさらに風雨が強まるとの予報.

◇本日の総歩数=4,793. 朝◯|昼△|夜×. 計測値(前回比)= 86.30kg(+0.85kg) / 28.5%(+0.8%)


28 juni 2019(金)※台風一過のトロピカル

◆午前6時前起床.雨上がりの曇り空.気温は23.5度.南風.湿度91%の温室状態.観音台は曇りときどき小雨が降りかかる.午前8時の気温は24.4度.湿度86%.じめじめ度マックス.空気を絞れば水が滴りそうな.

◆[欹耳袋]ほぼ日の学校ニュース「類まれなる分類愛」(2019年6月27日)※昨夜のダーウィン高座のレポートです.最後に「西洋の博物学が「原則」に目を向けるのに対し、アジアが「個別のものに執着しがちなのはどういう背景が考えられるだろうか」という質問も出ました.

◆今日は農環研に終日実在する.せめて室内ではスティーヴ・ライヒ〈The Desert Music〉を BGM にして “湿気取り” するしかない.外は蒸し暑すぎるが,いったん全館空調が稼働すればささやかなシアワセに浸れる.

◆[蒐書日誌]プチ台風にも負けずご恵贈本着便! —— 坂野徹『〈島〉の科学者:パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究』(2019年6月20日刊行,勁草書房,東京, viii+356+30 pp., 本体価格4,700円, ISBN:978-4-326-10274-7 → 目次版元ページ)※戦前戦中の南洋諸島の科学.土方久功・長谷部言人・矢内原忠雄・畑井新喜司・今西錦司・田山利三郎・阿部襄などなど.

◆[蒐書日誌]泊次郎『プレートテクトニクスの拒絶と受容:戦後日本の地球科学史』(2008年6月2日刊行,東京大学出版会,東京, vi+258 pp.,本体価格3,800円,ISBN:978-4-13-060307-2 → 書評目次版元ページ)※ここ数日の “地団研” がらみの件で本書をひさしぶりに手に取っている.本書に詳述されている戦後日本の地質学界における「理論軽視」と「個物重視」の傾向は地質学のみの現象ではないからだ.

昨年10月に出た考古学論文集へのワタクシの寄稿:三中信宏 2018「歴史科学としての現代考古学の成立 —— 研究者ネットワークと周辺分野との関係について」所収:阿子島香・溝口孝司(監修)『ムカシのミライ:プロセス考古学とポストプロセス考古学の対話』勁草書房, pp.151-168 でもこの論点に言及した.最後の節「日本の考古学における「理論軽視」と「個物重視」の問題 —— ミライに向けて」では,日本の考古学と分類学と地質学という畑違いの3分野がたどってきた道のりを振り返るとき,「総合的な体系化に関する一般理論の構築を脇に押しやって,もっぱら個々の事物の蒐集と記載を重視する文化的伝統」(p. 163)がこれらの分野に共通すると指摘した.

この「理論軽視」と「個物重視」という思考法を支えてきたのは「原理盲信」という奈落の “闇” だ.ここでいう「原理」とは,陰陽思想(たとえば三浦梅園や安藤昌益)だったり,天台宗華厳経(たとえば南方熊楠や早田文蔵)だったり,マルクス・レーニン主義(たとえば地団研)だったりする.西村三郎は名著『文明の中の博物学:西欧と日本(下)』(1999年,紀伊國屋書店)のなかで,そのような “超越観念論” 的な思弁は何ものも説明していないにもかかわらず,「説明したような気分,理解したような気分」(西村 1999,下巻 p. 602)という錯覚を生んだ点できわめて有害だったと結論する.

泊は最終章の冒頭「日本の地質学界ではなぜプレートテクトニクスの受容が遅れたのか」で次のように総括している:

「第一にあげなければならないのは,日本の地質学が地域主義的・記載主義的・地史中心主義的な性格がきわめて強いものとして成長し,日本の地質学の課題は日本列島の地質発達史の解明にある,と多くの地質学者が考えていた点である.言い換えれば,地震や火山などのグローバルな地質現象に感心を示す地質研究者が少なかったことである」(泊 2008, p. 229)

原理盲信・理論軽視・個物重視の “三点セット” は日本(を含む東アジア文化圏)での科学を考える上で避けては通れない問題を今なお提起しているようだ.

—— 以上の内容は元書評記事への「付記」として残すことにした.

◆駆け抜けた台風の余波で蒸し暑い昼休みになった.今日のランチは観音台から国道408号をはさんで至近にある〈タイの台所 コワタイ〉にてパッタイ(ผัดไทย)を.外は十分すぎるほど高温多湿でときおり雨がザーッと降るし,卓上にはナンプラーとか置いてあるし,デザートはココナッツとタピオカのスイーツだったりして,気分はもうトロピカル.なろ城下町の “城壁” を超えてすぐのところ.ランチタイムはすぐ満席になるらしく,待ち客の列が伸びていた.

◆この週末は人生初の山中湖滞在というイベントがあるのだが,日頃の行いがワルいせいか,空模様がイマイチとの予報.

◇本日の総歩数=5,383歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.45kg(−1.30kg) / 27.7%(−0.5%)


27 juni 2019(木)※本郷ほぼ日お座敷行脚

◆午前5時起床.晴れ.気温20.5度.東風.霞んだ青空の観音台は午前8時にはもう夏日ライン超えの25.5度に.湿っぽい南西風.今日は午前中だけ農環研に実在し,午後からは都内のお座敷をハシゴすることになっている.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 昨夜の Windows アップデートがやっとすんだと思ったら,今度は R が「Rtools」をインストールせよと命令するので “800MB” もの巨大なパッケージを落とすことに.さらに,Windows 10 のアップデートが実はまだ終わっていなかったというフシアワセな朝.

◆昼下がりのつくば駅.ラップをかけられたような薄曇りの蒸し暑さは今年初かもしれない.正午の気温は29.0度.湿度は67%.ぬるい南風が不快指数を押し上げる.午後の都内連続お座敷へ.午後2時前,本郷着.都内もまた蒸し暑い.午後2時の気温は27.4度.湿度70%.とりあえずは理学部2号館に駆け込んでひと休み.

  • #TodaiStat 今日は多変量確率分布と多変量解析がテーマです.実習はクラスター分析と主成分分析を取り上げます. posted at 14:12:18
  • #TodaiStat 二変量正規分布のR実習だん. posted at 15:56:30
  • #TodaiStat 今日はクラスター分析まで終わりました.来週は主成分分析から. posted at 16:40:02

◆教室内はちゃんと冷房していたはずだったが,人いきれとPCの発熱で最後はかなり暑く&熱くなってしまった.

◆ふらふら寄り道せず本郷三丁目から外苑前へ移動.午後5時半に到着.夕暮れの外苑前は地上に上がると蒸し暑さが淀んでいる.本日二つ目のお座敷は〈ほぼ日の学校〉だ.スタジアムプレイス青山ではすでに会場は準備が整いつつある.暖簾は今回のダーウィン高座用に特注された.とりあえず控室にて通されたらさりげなく “お供え物” が置かれていた.ありがたやありがたや.今日は99人の受講生が集まるとのこと.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「労働時間の3割だけで研究? 大学教員、他の仕事多く…」(2019年6月26日)※「[文部科学省の]担当者は「事務時間を研究に回せる対策が必要だ」と話している」—— どの口がそれを言うんや,この口かあっ,この口かあっ!/NHK News Web「大学教員 研究時間の減少続く「学内事務 減らすこと必要」」(2019年6月26日)※「文部科学省の担当者は……「研究自体の効率化も考えていきたい」」—— くれぐれもヘンなことを思いつかないように.

◆本日二つ目のお座敷 —— ほぼ日の学校講座〈ダーウィンの贈りもの I〉トーク:三中信宏「わけることとつなぐこと —— 進化の観点」2019年6月27日(木)19:00〜21:30@北青山〈ほぼ日刊イトイ新聞〉オフィス.

◆外苑前はしとしと雨が降り湿気がタダゴトではなかった.午後11時過ぎにつくば帰還.風雨がやや強まっていた.南開場の熱帯低気圧が台風3号になり,関東に接近しているとのこと.

◇本日の総歩数=9,440歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.75kg(+0.10kg) / 28.2%(−0.9%)


26 juni 2019(水)※高温高湿耐性実験中断

◆午前5時半起床.晴れ.気温17.3度.微風.江戸崎かぼちゃの丸ごとオーブン焼きポタージュの残務処理は冷製パンプキンスープ.一晩しっかり冷やして朝餉の食卓に登場.薄雲が広がる観音台は朝のうちはしのぎやすい.午前8時の気温は23.3度.日中は真夏日になるとの予報.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今週末に掲載される大評ゲラ修正を大手町に送った:フェルナンド・バエス[八重樫克彦・八重樫由貴子訳]『書物の破壊の世界史:シュメールの粘土板からデジタル時代まで』(2019年3月22日刊行,紀伊國屋書店,東京, 739 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-314-01166-2 → 目次版元ページ).

◆[欹耳袋]NHK 首都圏 NEWS WEB「“チバニアン”市条例制定目指す」(2019年6月24日).おお,かの “地団研” のつながりですかそうですか.

◆カンカン照りの昼休み.正午の気温は28.3度.ショートコース徘徊.先日の雨が引き金になったのか,木陰では大きな茸が頭をもたげ,日なたではネジバナが花開いていた.

◆[蒐書日誌]もし今どこかから “地団研” なる言葉が聞こえてきたら,まずはこれを読みましょう —— 泊次郎『プレートテクトニクスの拒絶と受容:戦後日本の地球科学史』(2008年6月2日刊行,東京大学出版会,東京, vi+258 pp.,本体価格3,800円,ISBN:978-4-13-060307-2 → 書評目次版元ページ)※十年前に書評を書いておいてよかったなあ.

◆ふと気がつけば全館空調の “試験運転” がもう始まっていた.ひんやり〜.

◆Windows が盛大すぎる「更新の祭典」を終わらせたのに,Parallels Desktop もつられて再インストールを始めてしまい埒が明かない夜.

◇本日の総歩数=7,706歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.65kg(+0.60kg) / 29.1%(+0.2%)


25 juni 2019(火)※夏空にさなぶりの儀式

◆午前5時半起床.曇り.気温16.6度.昨日のうっとうしい天気から一転,今朝の観音台は青空が見えるまずまずの空模様.午前8時の気温は19.7度. “黴” っぽいジョン・ケージではなく,スティーヴ・ライヒの〈六重奏曲〉をBGMに.軽快に駆け抜けるミニマル・ミュージックはまさに最節約法.

◆[蒐書日誌]新規着便本3冊 —— 鈴木洋仁『「ことば」の平成論:天皇、広告、ITをめぐる私社会学』(2019年6月30日刊行,光文社[光文社新書・1014],東京, 205 pp., 本体価格780円, ISBN:978-4-334-04420-6 → 版元ページ)※読売新聞の読書委員でもある著者からいただきました.ありがとうございます./レイ・ジャッケンドフ[大堀壽夫・貝森有祐・山泉実訳]『思考と意味の取扱いガイド』(2019年6月19日刊行,岩波書店,東京, xviii+315+26 pp., 本体価格, 3,600円, ISBN:978-4-00-005472-0 → 版元ページ)※こちらもご恵贈感謝です./C・P・スノー[松井巻之助訳]『二つの文化と科学革命[新装版]』(2011年11月10日刊行,みすず書房[《始まりの本》],東京, 本体価格2,800円, ISBN:978-4-622-08342-9 → 版元ページ)※書評参考本なので速攻で読了.時代も環境も異なる論争の意味を探るには過度の “浅読み” や “深読み” を回避しつつ適切に解読する困難がつきまとう.

◆正午の気温は24.8度.カラッとしたほどよい暑さの昼休み.今日は農環研公式行事の〈さなぶり[早苗饗]〉が圃場の作業棟にて例年通り「御田植えの儀」とともに開催された.毎年この時期にある〈さなぶり〉は,事実上の「昼食会」で,大量の炭水化物を摂取することが義務づけられている.今回もおにぎりはひとり「2.2個」がデューティだったので,なろの恒久平和のためしっかり「3個」も食べてきた.あ,おにぎり以外に焼きそばとかたこ焼きとかもあったなあ〜(げふぅ……).

◆午後は最高気温が27.4度まで上がり,初夏の日差しと紫外線が強かった.明後日の北青山高座・ほぼ日の学校〈ダーウィンの贈りもの I〉の紙芝居づくりがやっと終了.ハンドアウト原稿のpdfとともに事務局に送った.

◆地元の特産である江戸崎かぼちゃを丸ごとオーブンで焼き上げたクリームスープ.前準備の電子レンジ加熱とオーブン火加減の調節がやや難ありで,壁面にヒビが入ってしまってその “補修” にずいぶん手間取った.これはまだ “習作” 段階なので,さらなる厨房修行を積まないといけない.

◇本日の総歩数=2,989歩. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 86.05kg(+0.20kg) / 28.9%(−0.2%)


24 juni 2019(月)※梅雨のジョン・ケージ

◆午前5時前起床.本降りの雨.気温は17.8度.北東風が冷たい.濡れ濡れて観音台.梅雨本番の降り方.午前8時の気温は17.6度.今日はほとんど気温が上がらないとの予報.全館空調の “試運転” が今日から始まるとのことだが,この空模様だと今日はやらないのではないかな.雨がじとじと降り続く朝にふさわしい BGM は何だろうかと考えた末,菌類学者ジョン・ケージの〈ピアノとオーケストラのためのコンサート〉に決定.雨だれのような独奏ピアノのランダムな音型,まるで培地に “黴” が生えたような湿っぽい図形楽譜が梅雨にふさわしい.

◆[蒐書日誌]書評の週明け —— ジェリー・Z・ミュラー[松本裕訳]『測りすぎ:なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, xiv+189+22 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-622-08793-9 → 目次版元ページ)の書評ツイートを束ねた./先日の読売新聞大評がブックバンでも公開された:三中信宏「ネコ・かわいい殺し屋…ピーター・P・マラ、クリス・サンテラ著 築地書館/奄美のノネコ…鹿児島大学鹿児島環境学研究会編 南方新社」.

◆昼休みになってやっと空が明るくなり,雨は小降りになってきた.が,まだぽつりぽつりと降り続いている.

◆[欹耳袋]Togetter -「プロのライターは原稿を何で書いているのか?」※ワタクシの場合はずっとテキストエディターばっかり使っていて,経時的に並べると:MS-DOS時代=Vz Editor / Windows時代= Wz Editor / Mac時代=mi.ゲラ校正はpdfのプレビューで朱入れする. <

◆夕方,西日がまぶしいのに雨がぼたぼたと降り続く.まったくけじめのない空模様の一日だった.

◇本日の総歩数=3,147歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.85g(+0.10kg) / 29.1%(+0.3%)


23 juni 2019(日)※曇って晴れて降る高崎

◆午前5時起床.曇り.気温18.6度.北風.

◆[蒐書日誌]読売新聞小評が紙面掲載された:「万年筆バイブル 伊東道風著」(2019年6月23日)※伊東道風『万年筆バイブル』(2019年4月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・699],東京, 205 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-06-515358-1 → 目次版元ページ

◆曇り空の午後.高崎の上大類にある〈Sunny Kitchen〉にてパンケーキをいただく.午後2時の気温23.9度.湿度70%と高いが,南東風はそれなりに涼しい.

◆[蒐書日誌]書評原稿を書きまくる日曜 —— パウル・ザルトーリ[吉田孝夫訳]『鐘の本:ヨーロッパの音と祈りの民俗誌』(2019年5月1日刊行,八坂書房,東京, 454+x pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-89694-261-3 → 目次版元ページ)の小評原稿./クリス・チェインバーズ[大塚紳一郎訳]『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』(2019年4月1日刊行,みすず書房,東京, vi+330+xl pp., 本体価格4,400円, ISBN:978-4-622-08788-5 → 目次版元ページ)の大評原稿.

◆関越道の事故渋滞を踏み越え,通り雨のゲリラ攻撃をかわしつつ,つくば帰還.今日は高崎の最高気温25.7度止まりでしのぎやすかった.つくばの午後8時の気温は19.7度.北東風が涼しい.

◆[蒐書日誌]読売新聞「6月30日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」(2019年6月23日)※ワタクシの大評担当本は:フェルナンド・バエス[八重樫克彦・八重樫由貴子訳]『書物の破壊の世界史:シュメールの粘土板からデジタル時代まで』(2019年3月22日刊行,紀伊國屋書店,東京, 739 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-314-01166-2 → 目次版元ページ).

◆明日からは集中的に高座の支度をしないと間に合わない.ひー.

◇本日の総歩数=2,266歩. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


22 juni 2019(土)※夏至の上州ミッション

◆午前5時半起床.晴れ.気温19.9度.東風.朝イチで関東平野を縦断して高崎へ.道はかなり空いていたが,途中,北関東道ではけっこうな雨に打たれた.不安定な空模様.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「ネコ・かわいい殺し屋 ピーター・P・マラ、クリス・サンテラ著 — 絶滅種生み生態系にも影響」(2019年6月22日).

上州ミッション完了.蒸し暑い曇り空.幸い作戦中は雨には見舞われなかった.夕方,曇りときどき小雨がぱらつく.

◇本日の総歩数=4,741歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.75kg(−0.05kg) / 28.8%(+0.9%)


21 juni 2019(金)※曇り空の蒸し暑い夏至

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温20.7度.湿っぽい東風がひんやり.観音台は曇り空.気温22.7度.南東風.湿度はなんと87%.とても蒸し暑い.まあ夏至だからしかたないか(なんだそりゃ?).

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今朝の観音台は電波が比較的 “潤っている” みたいだが,油断禁物.いつ何時 “渇水” が起こるかわからないので./あ,また “断水” だっ.応急処置しないと./日々こういうことではどうしようもないので,念のため “代替策” を新規契約した.これでもう日々の “渇き” から脱却できるだろうか./もともと観音台というロケーションがどんなWiFiを使っても “電柱” の本数が少ないことはわかっているので,じたばたしてもしかたがないのだが.

◆[蒐書日誌]先日の大手町での “漁獲リスト” は下記の通り ——

  1. ガイ・オルトラーノ[増田珠子訳]『「二つの文化」論争:戦後英国の科学・文学・文化政策』(2019年6月10日刊行,みすず書房,東京, x+289+100 pp., 本体価格6,200円, ISBN:978-4-622-08801-1 → 版元ページ)※C・P・スノーとF・R・リーヴィスの「理系 vs 文系」論客が衝突した1960年前後の社会的背景を探った本.
  2. 増田直紀『海外で研究者になる:就活と仕事事情』(2019年6月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2549],東京, x+253 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-12-102549-4 → 版元ページ)※海外で研究活動を続けるための極意と事例集.国ごとのちがい.海外ラボ立ち上げの苦労と喜び,などなど.これもきっと注目されるにちがいない新刊.
  3. アルバート・アインシュタイン[ゼエブ・ローゼンクランツ編/畔上司訳]『アインシュタインの旅行日記:日本・パレスチナ・スペイン』(2019年6月20日刊行,草思社,東京, 358 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-7942-2400-2 → 版元ページ
  4. G・D・ラクストン,N・コルグレイヴ[麻生一枝・南條郁子訳]『生命科学の実験デザイン[第4版]』(2019年6月15日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, xii+304 pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-8158-0950-8 → 版元ページ)※これも名古屋大学出版会だっ.「実験計画法」新刊.無作為化・偽反復・検出力など全部載ってる.著者は進化学・生態学のプロ.これはオモテの仕事での必読本になりそう.
  5. 加賀美雅弘『食で読み解くヨーロッパ:地理研究の現場から』(2019年4月10日刊行,朝倉書店,東京, vi+165 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-254-16360-5 → 版元ページ)※ヨーロッパの食文化を「地理学」と連動させて理解するという趣旨か.カラー写真いっぱい.
  6. 水野仁輔『水野仁輔のスパイスレッスン』(2019年6月25日刊行,中央公論新社,東京, 189 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-12-005208-8 → 版元ページ)※厨房修行本.
  7. 宮尾大輔[笹川慶子・溝渕久美子訳]『影の美学:日本映画と照明』(2019年6月15日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, vi+324+41 pp., 本体価格5,400円, ISBN:978-4-8158-0951-5 → 版元ページ)※「照明(lighting)」という観点から日本映画の歴史をたどる本.また,名古屋大学出版会かっ.原書:Daisuke Miyao 2013. The Aesthetics of Shadow: Lighting in Japanese Cinema. Duke University Press.

◆パッとしない曇り空の昼休み.正午の気温25.9度,湿度は61%.本来の梅雨らしい蒸し暑さが観音台をすっぽり包み込んでいる.乗り気はしなかったがショートコース徘徊.予想通りあっつー.今日のお弁当はいつもの卵だし巻きのぐるぐると豚ロース肉スライスのしそ巻ぐるぐるなので,錯視を起こしそうなぐるぐるご飯.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 遺伝学会福井大会のアブストラクト送信.とりあえず6月28日〆切というラインは余裕のよっちゃんで守った./次なる仕事は一週間後に迫ってきた北青山高座.すでにいくつか注文があるので周到なる準備が必要.とりあえず紙芝居づくりから始めることにしよう.

◆夜になっても蒸し暑さは変わらない.午後8時の気温は22.7度.湿度は75%もある.今宵の夕餉は定番の鶏手羽元の炊いたん.“お水” は〈玉川〉2018BY純米酒にごり.絶妙な半熟卵は白ごはんの友だ.手羽元の煮汁をちょいとかけて,ついでに柳井の甘露醤油を垂らせばもう言うことなし.

◆明日は上州ミッションのため朝早く長距離移動する.

◇本日の総歩数=7,743歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.80kg(+0.05kg) / 27.9%(−1.6%)


20 juni 2019(木)※蒸し暑い本郷お座敷へ

◆午前5時半起床.曇り.気温20.1度.北東の風.曇り空の観音台は朝から空気が湿っぽい.午前8時の気温は21.1度.いつ雨が降り出してもおかしくない空模様.今日は午前中は農環研に実在し,午後は本郷お座敷のスケジュール.

◆[蒐書日誌]ご恵贈感謝いたします —— マーティン・プフナー[塩原通緒・田沢恭子訳]『物語創世:聖書から〈ハリー・ポッター〉まで、文学の偉大なる力』(2019年6月25日刊行,早川書房,東京, 471 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-15-209869-6 → 版元ページ).

◆[蒐書日誌]先日の大手町での “水揚げ” が観音台に直送されてきた.今回は “漁獲量” はいつもほどではないが,すでに書評対象本はほぼ確定している.

◆午後2時前.夏日が差す本郷通りの午後.気温は29.1度まで上がっていて,湿度は59%.それなりに蒸し暑い.とりあえず2号館に逃げ込んでひと休み.

  • #TodaiStat 今日は一般化線形モデル(GLM)と一般化線形混合モデル(GLMM)の噺をします. posted at 14:39:11
  • #TodaiStat 一般化線形モデルの解説と実習だん. posted at 16:43:51

◆夕暮れつくば帰還.けっきょく雨はぜんぜん降らなかった.昼間は夏日でも夜風は涼しい.

◆今宵はペスカトーレの単品メニュー.エビもイカもホタテもたっぷりと.トマト味のシーフードな一皿なのでキリッとした “お水” がベター.Léon Perdigal Côtes du Rhône Blanc 2015 を抜栓.

◆[欹耳袋]〈RStudio Cloud〉なるものが始動し始めているそうな.クラウド環境で RStudio を動かすので,ユーザーの端末PCひとつひとつに RStudio をインストールする必要がないというのはとてもラクそう.

◆明日は終日つくば実在の日.

◇本日の総歩数=6,365歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.75kg(+0.40kg) / 29.5%(+1.2%)


19 juni 2019(水)※おとなしく観音台実在

◆午前5時半起床.晴れ.気温17.7度.北東風.朝から気持ちよくからっと晴れた観音台.午前8時の気温は22.7度.今日はうろうろしないで農環研に実在する.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 書評原稿を大手町にメール送信./居室の “電波環境” がここのところどういうわけだか劣化の一途をたどっていて,電波の “柱” が林立する場所を求めてルーターを手に室内をあちこち移動するという苦行の日々が続いている.「もっと光を!(Mehr Licht !)」ではなく「もっと電波を!(Mehrere Funkwellen !)」.

◆居室の “本の森” の果てしない発掘作業.ひたすら掘り起こしては埋め戻すの繰り返しは修行以外の何物でもない.前後二列にみっしり並んだ本の後列本をさくさく “透視” するワザはないんだろーか.昼休みも返上してひたすら発掘し続けた末,ずっと探していたブツが居室最古の “地層” からほぼ20年ぶりに出土した.ホッとしたところでお昼ごはん.今日は三色丼を丼ごと自宅から持参するという念の入れよう.

◆[蒐書日誌]深い “森” の奥から発掘されたブツ(1) —— C. P. Snow『The Two Cultures and the Scientific Revolution —— The Rede Lecture 1959』(1959年刊行[1961年第7刷], Cambridge University Press, New York, iv+58 pp.)※スノーの1959年リード講演録『二つの文化』といえば “理系” と “文系” を二極対置して論じたとても有名な古典だ.この原書は,昔々,駒場東大下の古書店でゲットしたもの.たった60ページの小冊子だが,ちゃんとハードカバー装丁されている.あまりに薄っぺらい本なので,“森” のどこに埋もれたかぜんぜんわからなかったのだが,決死の捜索の末こうして発見されたのは幸いだった.

この本の日本語訳はいったいどこにお隠れになったんだろう.どこか別のところに埋まっているのかもしれないが,今回の発掘作業では発見できなかった.この機会だからみすず書房の新装版を買うことにしようか:チャールズ・P・スノー[松井巻之助訳]『二つの文化と科学革命[新装版]』(2011年11月10日刊行,みすず書房,東京, 本体価格2,800円, ISBN:978-4-622-08342-9 → 版元ページ).

深い “森” の奥から発掘されたブツ(2) —— F. R. Leavis『Two Cultures?: The Significance of C. P. Snow —— Being the Richmond Lecture, 1962』(1962年刊行, Chatto & Windus, London, 45 pp.)※スノーの積年の “論敵” となったリーヴィスの1962年リッチモンド講演録『二つの文化?』はこれまた50ページもない薄汚れたペーパーバックの冊子だ.同じ古書店でスノーの本の隣りに置かれていたので,よく考えずに買った記憶がある.今回,スノー本の隣りから仲良く “出土” した.

◆午後の外気温はすでに28.2度まで上がり,西日が差し込み始めた居室も気温28度に達している.全館空調の “テスト運転” が始まるのは来週月曜のことなので,それまではじっとガマンして “耐熱修行” し続けるか,それともどこか涼しいところに逃亡を企てるしかない.

◆夜になっても気温はなかなか下がらない.午後10時,気温22.0度,湿度83%という蒸し暑さ. “熱帯夜” という禁句はまだ口にする必要がないが,そろそろキケンな季節が近づいている.

◆明日は,午前は観音台,午後は本郷お座敷.

◇本日の総歩数=3,201歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.35kg(−0.40kg) / 28.3%(−0.5%)


18 juni 2019(火)※夜の大手町で地引網を

◆午前5時過ぎ起床.斑雲の隙間から朝日.気温18.2度.南東風.今日も湿度が低くて快適至極.今年の梅雨は蒸し暑くなくて過ごしやすい.

◆[蒐書日誌]ふと気がつけば着便新刊が積み重なっている ——

  1. 落合淳思『漢字字形史小字典』(2019年3月31日刊行,東方書店,東京, 32+493+33 pp., 本体価格6,000円, ISBN:978-4-497-21912-1 → 版元ページ)※ワタクシが読売新聞書評した:落合淳思『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』(2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:978-4-12-102534-0 → 読売新聞書評目次版元ページ)とほぼ同時に出版された.対象漢字は小学1〜3年の教育漢字で計574字.中公新書と同じく,本書でも漢字の字形に関する系統樹ダイアグラム(「字形表」)が使われている.
  2. 小倉孝保『100年かけてやる仕事:中世ラテン語の辞書を編む』(2019年3月22日刊行,プレジデント社,東京, 2 color plates + 301 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784833423151 → 版元ページ)※かつて読んだ:サイモン・ウィンチェスター[鈴木主税訳]『博士と狂人 : 世界最高の辞書OEDの誕生秘話』(1999年4月刊行,早川書房,東京)を連想してしまう.
  3. 黄昭堂『台湾総督府』(2019年6月10日刊行,筑摩書房[ちくま学芸文庫・コ-48-1],東京, 285 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-480-09932-7 → 版元ページ)※原原本:黄昭堂『台湾総督府』(1981年4月15日刊行,教育社[教育社歴史新書・日本史・147],東京, ISBN:4315402729).
  4. ホルヘ・カリオン[野中邦子訳]『世界の書店を旅する』(2019年6月20日刊行,白水社,東京, 309+31 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-560-09693-2 → 版元ページ)※マンハッタンの〈ストランド書店〉もブエノスアイレスの〈エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド書店〉も載っている.

◆日中は27度を超えたが,夕暮れになればそれなりに涼しく感じる大手町.隔週の定例 “地引網” を引き続ける読売新聞読書委員会.今宵は新刊本が意外なほど少なく,また読書委員も少なめだった.それでも “坊主” にならなかったのは幸い.午後8時半に会議終了.ひさしぶりに神保町〈ブックハウスカフェ〉での懇親会に参加したら,案の定つくば帰還が午前さま寸前になってしまった.

◆明日は終日おとなしく観音台に実在する.

◇本日の総歩数=6,264歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.75kg(+0.50kg) / 28.8%(+0.3%)


17 juni 2019(月)※谷津田にトンボが舞う

◆午前4時半起床.もうすぐ夏至だから当たり前だが,日の出が早い.気温19.3度.涼しい西風が吹き抜ける.

◆午前7時半,早々と観音台へ.午前7時の気温は21.4度と高めだが,青空と西風が快適至極.湿度は53%.空気が乾いてさえいれば万難隠す.気持ちのよい朝イチの BGM はゲルギエフ/キーロフのスクリャービン交響曲4番〈法悦の詩〉.ちょいと地震がゆら〜り.北茨城が震源だったようだが,震度4くらいではぜんぜん大丈夫.

◆カンカン照りの昼休みはミドルコース徘徊.正午の気温は25.2度,湿度は41%と十分に乾いている.西風も心地よく蒸し暑さはぜんぜん感じない.今月に入ってやっと田植えされた農環研内の谷津田にははトンボが群れ飛んでいた.午後,経堂駅前〈小倉庵〉本店の小倉たいやきがつくばに飛んできた! 飛んで火に入る夏の鯛.いっただっきまあ〜す.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評記事が一般公開された:三中信宏「ネコを野に放つと… —— ネコ・かわいい殺し屋…ピーター・P・マラ、クリス・サンテラ著 築地書館 2400円/奄美のノネコ…鹿児島大学鹿児島環境学研究会編 南方新社 2000円」(2019年6月9日)※この書評にも書いたように,野放しネコに対してさえ「猫可愛がりする愛猫家」たちはその科学リテラシーの欠如と想像力の貧困が問われる事態になっている.確かに,「ノネコ問題は人間側の問題でもある」のだから,戦略的オペレーションとして “対ノネコ作戦” とともに “対人間作戦” をも同時並行で講じる必要がある —— 今回取り上げた『ネコ・かわいい殺し屋』と『奄美のノネコ』はこの問題の現状を知る格好の本だ.

◆まん丸い “ストロベリームーン” が煌々と照る観音台の夜は,生春巻きとガパオライスがとてもよく似合う.まるでストロベリームーンのようにまん丸いタイ米のご飯が盛り上がる.ここは甘くて酸っぱくて辛いタイの台所〈コワタイ〉.

◆明日は夕方から大手町にて “地引網” を引く定例日.

◇本日の総歩数=9,980歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.25kg(−0.60kg) / 28.3%(−0.4%)


16 juni 2019(日)※梅雨寒一転真夏日寸前

◆午前6時起床.雨上がりの曇り空.気温は18.7度.午前8時の気温は20.3度とすでに昨日の最高気温19.4度(しかも真夜中)を上回っている.今日の関東地方はどこもかしこも真夏日になるとの予報が出ている.

◆[蒐書日誌]読売新聞「6月23日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」※ワタクシの小評担当本は伊東道風『万年筆バイブル』(2019年4月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・699],東京, 205 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-06-515358-1 → 目次版元ページ)です.銀座中央通りから “万年筆愛” がひしひしと伝わってくる本.

◆お昼前の洞峰公園.気温はすでに27度に達し,昨日の最高気温17度台の梅雨寒とは一転して,初夏らしいからっとした夏日が戻ってきた.〈コーヒー・ファクトリー〉にて珈琲豆をゲットしてから一休み.午後もきれいな青空が広がり,午後の最高気温は29.7度と真夏日ライン寸前まで上がった.

◆フェンネルづくし —— 今日は真夏日ラインすれすれの29.7度まで暑くなったが,日が暮れてもぜんぜん気温が下がらない.今宵の夕餉はフェンネルを使い切るメニューを工夫した.前菜はオイルサーディンと生フェンネルのタリアテッレ.メインの一皿はノルウェー産トラウトサーモンのフェンネル・ソースかけ.「生フェンネルならサーモンでしょ」という天の声が厨房に届いた.

◆イワシとフェンネルのパスタ【食材(2皿分)】生タリアテッレ(120g×2)・オイルサーディン(1缶100g)・新玉ねぎ(大1/2個)・にんにく(2片)・アンチョビ(3尾)・松の実(適量)・黒オリーヴ(適量)・エキストラヴァージンオリーヴオイル(大さじ2)・白ワイン(50cc)【調味料】生フェンネル(2枝)・サフラン(10本).

  1. サフランはあらかじめ少量の水に浮かべて色を出しておく.
  2. 玉ねぎとにんにくはみじん切りにする.
  3. 鍋に湯を沸かし,1 のサフランと生フェンネルを枝ごと投入する.
  4. 3分加熱後にフェンネルを取り出し,葉はみじん切りにして,茎は 3 の鍋に戻す.
  5. フライパンにオリーヴオイルを入れて弱火で加熱し,にんにくをじっくり炒める.
  6. 5 に玉ねぎを投入し,透き通るまで中火で炒め,オイルサーディンの半量とアンチョビさらに松の実を加えてつぶしながら炒める.
  7. 6 に 4 のフェンネルの葉を投入し,白ワインを加えてひと煮立ちさせて火を止める.
  8. 3 の湯でタリアテッレを4分茹で上げ,オイルサーディンの残り半量を加え,7 のソースで和える.
  9. 皿に盛り付け,輪切りにした黒オリーヴの実をトッピングして食卓へ.

レシピ → het dagelijkse keukenleven「イワシとフェンネルのパスタ」|クックパッド「イワシとフェンネルのパスタ」.

◆ローストサーモンのフェンネルソースかけ【食材(2皿分)】ノルウェー産トラウトサーモン(4枚)・有塩バター(40g)・エキストラヴァージンオリーヴオイル(大さじ1)【調味料】生フェンネル(3枝)・胡椒(適量)

  1. サーモンは胡椒をやや多めに振る.今回は有塩バターを使うのでサーモンに塩を振る必要はない.
  2. フェンネルの葉をみじん切りにする.
  3. フライパンにオリーヴオイルを中火で熱し,1 のサーモンの両面をローストする.
  4. 小鍋に弱火でバターを溶かし,溶けたら 2 のフェンネルを投入してひと煮立ちさせる.
  5. 3 のサーモンを皿に盛りつけ,4 のフェンネル・ソースをたっぷりかければできあがり.

レシピ → het dagelijkse keukenleven「ローストサーモンのフェンネルソースかけ」|クックパッド「サーモンのフェンネルソースかけ」.

前菜もメインもフェンネルづくしの食卓になった.これだけシーフードが並べば,“お水” の選択は東近江〈ヒトミワイナリー〉の「h3 Caribou 2018」しかないでしょ.にごり系の白ワインの美味さは比類なし.

◆明日からは新たなステージへと “加圧” が始まる.

◇本日の総歩数=1,928歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.85kg(+0.30kg) / 28.7%(−0.1%)


15 juni 2019(土)※冷たい雨が終日降って

◆午前6時過ぎ起床.本降りの雨.気温は17.2度.北東風.ひんやり冷たい雨が降り続く土曜の朝.

◆生フェンネルがありすぎるので,朝餉はフェンネルのオムレツとフェンネル入りのポテトサラダとフェンネルのトッピング.フェンネルの茎は小口切りにしてお味噌汁に投入.もうフェンネルだらけ.

◆午前8時の気温は16.1度とさらに下がってきた.日毎に気温が±10度も変動するのではとてもとても対応しきれない.

◆雨が降りすぎて外出できないので,しかたなく翻訳作業に勤しむ:

  • [つくば]第14章407字だん.エールとラガーの単系統性について.エールは細かく分岐進化と多様化を特徴とする. posted at 11:09:36
  • [つくば]第14章605字だん.雨雨降る降る. posted at 11:35:16
  • をををを,「ビール周期律表(Periodic Table of Beer Styles)」 www.periodicbeer.com pic.twitter.com/YOYkg1mN4A posted at 11:45:15
  • [つくば]第14章315字だん. posted at 12:26:11
  • [つくば]第14章716字だん.個体群の遺伝構造解析のための STRUCTURE ソフトウェアを用いてビールの集団解析を行なうと「K=5」となるそうな. web.stanford.edu/group/pritchar… posted at 13:04:16
  • [つくば]第14章282字だん.STRUCTURE 解析の主成分分析.さまざまなビール属性に関する上位2主成分のクラスターはかなり重なり合っていて,解釈が難しい. posted at 13:30:13
  • [つくば]第14章137字だん. posted at 13:44:07
  • [つくば]第14章876字だん.Morten Meilgaard によるビール官能検査を行なう著者ら.正確を期すためにわざわざチェコから南ドイツを “フィールド調査” してまわったらしい. posted at 15:20:27
  • 続)「実に偶然なことに,私たちの調査期間はミュンヘンでのオクトーバーフェストの開幕とぴったり一致していた」—— おいっ. posted at 15:22:03
  • [つくば]第14章588字だん. posted at 15:31:49
  • [つくば]第14章495字だん. posted at 15:57:32
  • [つくば]第14章396字だん.以上で Chapter 14: Beer Phylogeny(pp. 179-197)の翻訳作業は完了です. posted at 16:09:19

◆夜になってもしとしと雨は止まない.午後の気温はずっと16〜17度台を推移した.湿っぽい今宵はメバチマグロの漬け丼と寄せ豆腐のお味噌汁という献立.“お水” は〈風の森〉純米しぼり華・秋津穂65というデフォルトに回帰した.

◆夜遅くなってまた雨が降り出した.今年の梅雨はつくづく “陰性” のようだ.例年なら蒸し暑さに暴れている季節だが,今年はまだそういう事態に立ち至っていない.

◇本日の総歩数=3,392歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.55kg(−0.10kg) / 28.8%(+0.7%)


14 juni 2019(金)※初夏の日差しさんさん

◆午前5時半起床.朝日がさんさん.気温14.8度.観音台を見上げれば初夏らしい爽やかな青空が広がる.午前8時の気温は23.0度.南風が吹き抜ける農環研.こういう快適な朝にふさわしい BGM はスクリャービン交響曲5番〈プロメテウス —— 火の詩〉しかない.ゲルギエフ/キーロフ.ほら,爽快でしょ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 翻訳日和ともいう(知らんけど)……

  • [つくば]第14章277字だん.BJCPタグ形質を用いたビールの形質状態行列の構築と数値コード化. posted at 09:20:57
  • [つくば]第14章855字だん. posted at 09:52:52
  • [つくば]第14章205字だん. posted at 10:07:35
  • [つくば]第14章1,174字だん. posted at 11:02:15
  • [つくば]第14章333字だん.原文のミス多いかも. posted at 11:37:39

◆曇りときどき晴れの昼休みは暖かな南風に吹かれてショートコース徘徊.湿度50%.いちおう夏日なのでウロウロすればそれなりに蒸し暑い.今日のランチはバゲット(1/2本)のサンドイッチを持参した.朝,ありあわせのハムとチーズと野菜を詰め込んのだが,思った以上に “巨大化” してしまい,いったいどこからかじればいいのか問題が急浮上.

◆午後の┣┣" 撃ち —— どこまで続くぬかるみぞ:

  • [つくば]第14章409字だん. posted at 14:01:18
  • [つくば]第14章625字だん. posted at 14:53:44
  • [つくば]第14章365字だん. posted at 15:16:06
  • [つくば]第14章737字だん.ワインとグルートを外群とするBJCPデータベース所収103ビールの最節約分岐図構築. posted at 15:59:46

◆朝イチの BGM がスクリャービン〈プロメテウス〉だったので,ひさしぶりに総譜を眺めていたら,「これ,いったい……」な打族問題が表面化した.グロッケンシュピールのパートなんだけど,奏者がどうしても二人必要という案件はまあこっちに置いといて,これいったい何オクターヴの音域が必要なんでしょー.最低でもC-Cの4オクターヴかと思ったら,いやいやF-Cの4+1/2オクターヴないと演奏できないことが判明.〈プロメテウス〉といえば,例の「色光ピアノ(clavier a luce)」なる架空楽器で有名だが,それだけに目をくらまされてはならぬ.どこの国に4オクターヴ超の鉄琴があるというのか.

◆昼間は夏日でも夜になるとそれなりに涼しい.今宵はシンプルなビーフステーキ(300g)と新にんにくのロースト.お肉はもちろんだが,ホクホクに焼き上がった新にんにくはオリーヴオイルを垂らしただけでも十分すぎるほどうまかったりする.遠景は健康きわまりない生フェンネルのポテトサラダを中心に野菜で囲む.ポテトサラダにもたっぷり生フェンネルを刻み込んだ.生のフェンネルはほとんど店頭に並ばないのでとても貴重.そして “お水” は〈玉川〉2018BY純米酒にごりをまずは冷やで,続けて炭酸割りで.ああシアワセな罪深い花金の夜.

◆明日は本降りな雨が終日続くとの予報.気温も大幅に下がるらしい.今年はよく降るなあ.

◇本日の総歩数=10,014歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.65kg(−0.30kg) / 28.1%(−0.7%)


13 juni 2019(木)※夏日の昼下がりに謀議

◆午前5時半起床.青空.気温15.3度.観音台も初夏らしいすっきりした晴天が広がっている.午前8時の気温は早くも20.1度.日中は暑くなるとの予報だが,湿度さえ高くならなければ暴れなくてもすむだろう.今日は午前中は農環研に生息し,午後は本郷通りにワープすることになっている.

◆[蒐書日誌]藤木TDC(文)・イシワタフミアキ(写真)『消えゆく横丁:平成酒場始末記』(2019年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま文庫・ふ-34-2],東京, 16 color plates + 222 pp., 本体価格920円, ISBN:978-4-480-43597-2 → 版元ページ)※寝読み読了.良書.かけがえのない “絶滅横丁” や “絶滅危惧横丁” の貴重な証拠写真が満載.「そういえばあの横丁は〜」という過去の記憶が蘇る.

◆[欹耳袋]〈進化学若手の会〉という新しい会が立ち上がったとのアナウンスあり.8月の進化学会札幌大会でキックオフミーティングを予定しているとのこと.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 書きてしやまん:

  • [つくば]第14章393字だん.Wheat wine を外群とする outgroup rooting. posted at 09:25:33
  • [つくば]第14章372字だん. posted at 09:53:42
  • [つくば]Beer Judge Certification Program (BJCP) が発行する「Beer Style Guidelines」を利用して,ビールの分岐分析をする.この文書には日本語版もある! beerstyles.jp posted at 10:04:16
  • [つくば]第14章463字だん. posted at 10:23:01
  • [つくば]第14章197字だん. posted at 10:34:24

◆午後1時前,夏の日差しが降り注ぐ本郷通りを北上.気温は25度台の夏日ライン超え.いつもの〈ルオー〉が店内改装?工事でお休みだったので,数年ぶりに〈万定フルーツパーラー〉の「ハヤシライス(大盛り)」がお昼ごはんとなった.掛け値なしの “タイムスリップ体験” だった.ぜんぜん変わってないもんね.別の某店で密議をしてから,理学部2号館へ潜入した.

  • #TodaiStat 今日は統計モデル一般論から入って,モデル選択論へと進みます. posted at 14:51:52
  • #TodaiStat 最尤法とモデル選択論の解説だん. posted at 15:49:21
  • #TodaiStat 本日はモデル選択論の実習まで終わりました. posted at 16:40:02

◆[蒐書日誌]田中祐理子『科学と表象:「病原菌」 の歴史』(2013年3月31日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, vi+271+53 pp., 本体価格5,400円, ISBN:978-4-8158-0727-6 → 版元ページ)※これは先週の大手町で水揚げされた最新刊:田中祐理子『病む、生きる、身体の歴史:近代病理学の哲学』(2019年6月3日刊行,青土社,東京, 318+VI pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7917-7168-4 → 版元ページ)の参考書として.

◆夕刻,つくば直帰.吹き抜ける南風が心地よい夜.

◇本日の総歩数=8,030歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.95kg(+0.45kg) / 28.8%(+0.1%)


12 juni 2019(水)※やっと戻ってきた青空

◆午前5時半起床.曇り.気温14.8度.観音台は薄曇りときどき日差しあり.午前8時の気温は18.0度.北寄りの微風.まあまあの空模様.朝イチの BGM はシャンティクリア・シンフォニア演奏のメキシカン・バロック.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 大手町へ小評原稿ひとつをメール送信.

◆連日ノ加圧攻勢ニモマケズ.

  • [つくば]第14章632字だん.Willi Hennig on beer phylogeny. posted at 10:22:46
  • [つくば]第14章397字だん.Distance methods on beer evolution. posted at 10:57:18
  • [つくば]第14章572字だん.ビールの系統推定における最節約法と最尤法について. posted at 11:22:23
  • [つくば]第14章791字だん.ビールの無根系統樹をどのようにして “有根化” するかについて,ウィーナー・ラガー,アメリカン・ラガー,ベルジアンIPAを例に説明する. posted at 11:57:16
  • [つくば]Ʊ”-ʓ Ʊ”-ʓ Ʊ”-ʓ posted at 11:57:39

◆薄曇りの昼休みはロングコース徘徊.正午の気温は19.4度.東風が涼しい.田んぼの緑がどんどん濃くなってきた.

◆[蒐書日誌]大石善隆『苔登山:もののけの森で山歩き』(2019年6月7日刊行,岩波書店,東京, x+106 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-00-022964-7 → 版元ページ)※ご恵贈感謝!:本日の歩き読み本として読了.前著:大石善隆『苔三昧:モコモコ・うるうる・寺めぐり』(2015年3月25日刊行,岩波書店,東京, 本体価格1,600円, ISBN:978-4-00-006314-2 → 版元ページ)の続編./傳田光洋『皮膚はすごい:生き物たちの驚くべき進化』(2019年6月5日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・285],東京, viii+125+5 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-00-029685-4 → 版元ページ)※これまた同時に着便したご恵贈本./服部英二『転生する文明』(2019年6月10日刊行,藤原書店,東京, 326 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-86578-225-7 → 版元ページ)※これもいただきもの.「文明誌」の本.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 進化学会札幌大会の参加登録をすませた.あさって6月14日(金)が早期参加登録と演題登録の〆切. /夏のサッポロ往復の「足」を確保した.「宿」はとっくの昔に確保してあるので,これでとりあえず行って帰れる手はずは整った./大会参加登録の受領メールがまだ届かないんですけど……./梱包作業を終え,帰りしなに榎戸の黒猫さん宅に立ち寄って,13.3kgもの重量級の本たちを北青山に発送した.

◆今日の最高気温は20.6度まで上がったが,日が暮れてまた涼しくなってきた.今宵の夕餉は何の変哲もない「三色丼」が食卓に登場. 【食材】牛挽き肉(250g)・卵(4個)・絹さや(20本)・しょうが(1個)・サラダ油(大さじ2)・白ごはん(適量)【調味料】日本酒(100cc)・みりん(50cc)・濃口醤油(大さじ3)・きび砂糖(小さじ3).

  1. 卵はきび砂糖小さじ1を加えて溶き卵にする.
  2. しょうがは皮付きのまますりおろす.
  3. サラダ油大さじ1をひいたフライパンを強火で熱し,1 の溶き卵をイッキに流し込み,菜箸4本で手早く炒り卵をつくって取り出す.
  4. 鍋に熱湯を沸かし,筋取りをした絹さやを色よく茹ででざるに上げ,せん切りにする.
  5. フライパンにサラダ油大さじ1を強火で熱し,牛挽き肉をかたまりのまま投入する.焦げ目を付けながら段階的に崩して炒める.
  6. 5 に日本酒・みりん・濃口醤油・きび砂糖(小さじ2)と 2 のおろししょうがを加えて,水気を飛ばしながら強火でぽろぽろに炒めて取り出す.
  7. 炊きたての白ごはんを丼に盛り,3 の炒り卵,4 のせん切り絹さや,6 の牛挽き肉を盛り付ければできあがり.

卵を真っ黄色に炒るのはスピード感が必要,絹さやは彩りよく茹でるには見極めが必要,そして挽き肉をしっかり焦げ目を付けながら炒めるのは根性が必要.

—— レシピ → het dagelijkse keukenleven「三色丼」|クックパッド「三色丼」.

◇本日の総歩数=11,062歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.50kg(−0.15kg) / 28.7%(+0.2%)


11 juni 2019(火)※千字の文も一字からだ

◆午前5時半起床.雨上がりの曇り空.気温14.8度.北風.寒い寒い.しかし,予報を裏切って,ひさしぶりの朝日が! 曇り空の隙間から青空がのぞく観音台.午前8時の気温は17.7度.北風.昨日の雨で塵芥が洗い流されたせいか,遠景までくっきり.農環研前池にも睡蓮の季節がもうすぐやってくる.

◆日本語の「括弧類」の使い方は個人ごとにずいぶん差異というか “癖” があると感じる.ワタクシの場合,「」は「引用文」あるいは「 “お水” の銘柄」くらいしか使わない.あえて強調したい語句があれば日本語でも「隔 字 体(gesperrt / Sperrdruck)」を使ったりするが.そういえば,ワタクシの書棚には:小学館辞典編集部(編)『句読点、記号・符号活用辞典。』(2007年9月17日刊行,小学館,東京, 305 + xiv pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-09-504176-6 → 目次)というきわめて特殊な辞典があり,括弧類の用法も含めてかなり “執拗” に事例がピックアップされていて,とても参考になる.

◆ポール・J・シルヴィア師の天の声「言い訳は禁物 —— 書かないことを正当化しない」が聞こえてきた.本日の格言:「千字の文も一字から」.

  • [つくば]第14章513字だん.いきなり「Brett Peat Daydream」のエピソードから.いきなりものすごい “変態” さん. posted at 11:47:09
  • [つくば]第14章205字だん.わーお popchart.co/products/the-v… posted at 12:07:48

◆正午の気温20.0度.曇りときどき晴れ.北風が心地よし.雨の心配がないのでショートコース徘徊.ここ数日の梅雨で水分供給が十分だったせいか,苔のようすがとてもよろしいようで.

◆午後も続くよ翻訳生活 ——

  • [つくば]第14章333字だん.エールとラガーの系統ネットワークについて. posted at 14:04:59
  • [つくば]第14章785字だん.ビール系統関係図示.ここでもツリーとネットワークの戦いが. posted at 15:01:35
  • [つくば]第14章211字だん. posted at 15:24:00
  • [つくば]第14章393字だん. posted at 15:47:06
  • [つくば]第14章513字だん.ビールからダーウィンへの軽やかな跳躍. posted at 16:20:38

◆[欹耳袋]NHKニュース「島根大 裁量労働制で是正勧告受け 未払いの9000万円支払う」(2019年6月11日)※「深夜や休日に論文作成や実験などを行った際に、教員側が、自主的な研さんにあたるとして勤務時間として記録をしない実態」—— 今後どうするんでしょ? 時間外は居室をロックアウトして出入り禁止にするとか.

◆夕方はまた雲が広がり,はっきりしない天気になってきた.明日も降ったり止んだりとの予報.

◇本日の総歩数=8,060歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.65kg(+0.20kg) / 28.5%(+0.3%)


10 juni 2019(月)※雨降る梅雨寒の週明け

◆午前5時半起床.雨.気温16.1度.北東風強し.寒いなあ.本降りの雨に打たれる観音台.いかにも梅雨らしい梅雨空.午前8時の気温は16.5度.湿気はあっても気温が低いので許してあげよう.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 加圧メールきたーーーーっ./北青山に返送する契約書.ついでに,高座用の文献資料一式セレクション.高松よりも重量級になりそうな気配.しかし,雨が止まないことには黒猫に預けに行けないではないか.発送するブツが重すぎてカートを使用するため.

◆[蒐書日誌]読売新聞小評記事が一般公開です:三中信宏「遺伝子・多様性・循環の科学…門脇浩明、立木佑弥編」(2019年6月2日掲載|6月9日公開)※書評本:門脇浩明・立木佑弥(編)『遺伝子・多様性・循環の科学:生態学の領域融合へ』(2019年2月28日刊行,京都大学学術出版会,京都, 8 color plates + 432 pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-8140-0190-3 → 目次版元ページ).

◆雨降りの昼休み.正午の気温は16.8度と朝からぜんぜん上がらず.もちろん雨中を徘徊することもなく,湿っぽい居室に引きこもる.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 北青山に発送予定の巨大本たちの梱包作業がやっと終わった.でも,雨がまだざんざか降り続いていて,今日中に黒猫に持っていってもらうわけにはいかないな.榎戸営業所にたどりつくまでに濡れてしまうし.

◆ひと仕事が終わったあとのご褒美は新宿〈仙太郎〉直送の「黒米ぼた」.うまくて死む〜

◆[蒐書日誌]降り続く梅雨,降り積もる新刊 —— 藤澤房俊『地中海の十字路=シチリアの歴史』(2019年6月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・703],東京, 261 pp., 本体価格1,750円, ISBN:978-4-06-516328-3 → 版元ページ)※ご恵贈ありがとうございます.トリナクリア!/野村剛史『〈日本語の焦点〉日本語「標準形」の歴史:話し言葉・書き言葉・表記』(2019年6月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・704],東京, 269 pp., 本体価格1,850円, ISBN:978-4-06-516385-6 → 版元ページ)※これまたいただきもの.明治以降の「標準語」よりももっとさかのぼる「標準形【スタンダード】」についての本.

◆冷たい雨が降り続く夜.午後8時の気温は15.3度と初夏とは思えない涼しさ.今宵は天然ブリかまのローストをオリーヴオイルでマリネしてオーブンで焼き上げた(240度25分).巨大なブリかまがたった400円というコスパの良さ.〈ゆきの美人〉純米吟醸活性にごり生酒が空っぽになったのは当然の結末.

◆[蒐書日誌]坂本泰宏・田中純・竹峰義和(編)『イメージ学の現在:ヴァールブルクから神経系イメージ学へ』(2019年4月26日刊行,東京大学出版会,東京, iv+542+xv pp., 本体価格8,400円, ISBN:978-4-13-010140-0 → 版元ページ) 読了なう. “イメージ学” を標榜する割りには,ものすごく “文字” が多い.また,「ダイアグラム論(Diagrammatik)」という言葉を見つけることはなかった.

◆明日もぐずついた天気になるとの予報.困ったもんだ.

◇本日の総歩数=2,643歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.45kg(−0.35kg) / 28.2%(+0.3%)


9 juni 2019(日)※厳重警備をかいくぐり

◆午前5時半起床.曇りときどき小雨.気温16.1度.今朝も梅雨寒.北東風が冷たい.午前9時の気温は17.4度.エポカル界隈は,昨日と同じく,早朝からG20厳戒態勢が敷かれ,交差点ごとに警官が林立し周辺道路はほぼ半封鎖.そのうち街宣車も走り回るだろうから,早々と竹園を脱出し観音台へ.こういう決断はすばやく.

◆行きしなにひさしぶりの牧園〈ダヴィッドパン〉にてクレームブリュレをゲット(もうほとんど残っていなかった).そして,いま人気のない観音台に引きこもっている.遅くなってしまった先月の弥生お座敷レポート成績報告を片付けて,と.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評記事が紙面掲載された:三中信宏「ネコを野に放つと… —— ネコ・かわいい殺し屋…ピーター・P・マラ、クリス・サンテラ著 築地書館 2400円/奄美のノネコ…鹿児島大学鹿児島環境学研究会編 南方新社 2000円」(2019年6月9日)※書評本はこの2冊:ピーター・P・マラ,クリス・サンテラ[岡奈理子・山田文雄・塩野﨑和美・石井信夫訳]『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』(2019年4月22日刊行,築地書館,東京, 287 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1580-1 → 目次版元ページ)と鹿児島大学鹿児島環境学研究会(編著)『奄美のノネコ:猫の問いかけ』(2019年3月31日刊行,南方新社,鹿児島, 282 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86124-400-1 → 目次版元ページ).

◆[蒐書日誌]先週の大手町で新規水揚げされた “トロ箱” の漁獲リストをまだつくってなかった…….

  1. 佐藤洋一郎(編)『日本のイネ品種考:木簡からDNAまで』(2019年4月30日刊行,臨川書店,京都, 2 color plates + 260 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-653-04414-7 → 目次版元ページ)※日本における飯米・酒米の品種分化の歴史を遺伝学・考古学・古文献学から考える.
  2. 栗田秀法(編著)『現代博物館学入門』(2019年4月20日刊行,ミネルヴァ書房,東京, x+296 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-623-08466-1 → 版元ページ)※博物館学の新しい教科書っぽい内容.
  3. 小川原辰雄『人を襲うハチ:4482件の事例からの報告』(2019年6月1日刊行,山と渓谷社,東京, 199 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-635-23010-0 → 版元ページ)※奥付によれば本書は小川原辰雄『身近な危険・ハチ刺し症』(2002年9月刊行,クリエイティブセンター,東京)の改訂版とのこと.の改訂版とのこと.
  4. 梅宮創造『英国の街を歩く:街にあるメッセージを読む』(2019年6月10日刊行,彩流社,東京, 2 color plates + 282 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-7791-2589-8 → 版元ページ)※英国エッセイ集.街ナカを “読み歩く” 30章.
  5. 大野幸則『「うたごえ喫茶ともしび」の歴史:歌いつづけた65年間(上)』(2019年6月3日刊行,唯学書房,東京, xiv+293 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-908407-20-8 → 版元ページ)※かつて一世を風靡した「うたごえ喫茶」のシンボル〈灯〉の経営者による記録.上下巻で計600ページ.
  6. 大野幸則『「うたごえ喫茶ともしび」の歴史:歌いつづけた65年間(下)』(2019年6月3日刊行,唯学書房,東京, xii+303 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-908407-21-5 → 版元ページ
  7. 田中祐理子『病む、生きる、身体の歴史:近代病理学の哲学』(2019年6月3日刊行,青土社,東京, 318+VI pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-7917-7168-4 → 版元ページ)※生物学・社会史・科学史にまたがるエッセイ集.前著:田中祐理子『科学と表象:「病原菌」 の歴史』(2013年,名古屋大学出版会,名古屋, 本体価格5,400円, ISBN:978-4-8158-0727-6 → 版元ページ)もついでに発注した.
  8. 桐生眞輔『文身 デザインされた聖のかたち —— 表象の身体と表現の歴史』(2019年5月30日刊行,ミネルヴァ書房,東京, vi+272 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-623-08507-1 → 版元ページ)※書名の「文身」のルビは「いれずみ」となっている.日本の歴史の中でのイレズミの系譜.

◆昼下がり,やっと日差しが戻ってきた.しかし,またはっきりしない空模様に逆戻り.湿っぽい曇り空の夕暮れ時.午後5時の気温は18.3度.あいかわらずの北東風.厨房が呼んでいる.

◆[欹耳袋]現代ビジネス「私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野真太郎)」(2019年6月9日)※ワタクシの周囲でも定年前に国立大から私立大に異動したという話をときどき耳にする.以前にはなかったことだ.

◆雨夜.午後7時時点で15.9度まで気温が下がってきた.ここ数日は暑さとは無縁でいられるとの予報.湿気にどう耐えるかが問題.

◇本日の総歩数=2,544歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.80kg(−0.15kg) / 27.9%(+1.0%)


8 juni 2019(土)※梅雨寒のしっとり週末

◆午前7時起床.曇り.気温19.4度.やや うう…….ご乱行の夜が明けて,朝餉は残りもの有効利用のメバル雑炊.出汁がとても美味.この週末はすぐ近くでG20サミット絡みの大臣会議が開催されるとのことで,朝から大勢の警官が巡回している.ワタクシはどういうわけだかよく職質されるので,みだりに徘徊しないように気をつけないと.

◆[欹耳袋]まちがいなく “卓球奏者” にとっては超難曲! Andy Akiho 023 "Ricochet" (Ping Pong Concerto) Hsing, Landers, Zeltser, Cossin → YouTube.ピンポンの “楽譜” がスゴイ.ほんとにこんなに細かいリズムをラリーでつなげるのか,と.

◆いつの間にか Dropbox の容量が 1TB → 2TB に増量されていた.もちろん年額も2,400円アップしたけど,これくらいだったら許容範囲だろう.

◆街宣車ががなりたてる土曜の昼下がりは小雨が降ったり止んだり.午後1時の気温は19.4度の梅雨寒.お昼ごはんは冷やしぶっかけ蕎麦(ありあわせ全部乗せバージョン).

【食材】そば(乾麺2把)・青ねぎ(小口切り)・みょうが(せん切り)・大根(おろし)・卵黄・焼海苔(せん切り)・かつおぶし・金胡麻・桜海老揚げ玉【調味料】めんつゆ.

ありあわせの食材を冷たいお蕎麦にトッピングしただけなので,とくにレシピみたいなものはない.

◆曇って湿っぽい今日の最高気温は21.2度どまり.午後は20度にもとどかない涼しさだった.吹き抜ける東風がやや肌寒い夕暮れ時.蒸し暑さからは遠ざかる.

◆今宵の夕餉は完熟スーパーフルーツトマトの冷製パスタを用意した.生バジルをたっぷり使って健康的に.

【食材】スパゲティ(適量)・完熟スーパーフルーツトマト(8個)・エクストラヴァージンオリーヴオイル(大さじ4)・生バジル(適量)・種抜きブラックオリーブ(適量)【調味料】岩塩(適量)・レインボウペパー(適量).

  1. トマトは湯剥きしてざく切りしたのち,冷蔵庫で冷やす.
  2. 1 のトマトにオリーヴオイルと岩塩とレインボウペパーを少しずつ混ぜこむ.その後,冷蔵庫へ.
  3. トマトソースが冷えたら,生バジル葉を投入して和える.
  4. スパゲティは時間通り茹で,氷水で冷やす.
  5. スパゲティとトマトソースを和え,輪切りにしたブラックオリーブをトッピング.

“お水” は昨夜の宴でいただいた宮崎・東諸県郡〈雲海麦酒醸造所〉の「Strong Ale 10」を抜栓.アルコール度数10%の真っ向勝負.とってもまいう〜.ああ,ヘルシー.

◆明日も不安定な空模様との予報.

◇本日の総歩数=3,346歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.95kg(+0.45kg) / 26.9%(−1.2%)


7 juni 2019(金)※梅雨入り宣言酒池肉林

◆午前5時半起床.曇り.気温19.8度.北東風が涼しい.曇り空の観音台.午前8時の気温は20.4度.湿度83%で朝からむっと蒸し暑い.居室温度は28度.窓全開で扇風機をぶん回してもたいして効き目はない.

◆[蒐書日誌]先日の夜の大手町で水揚げされた “鮮魚” たちが観音台に着便.いつもながらピックアップの “分散” が大きいなあ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 先月末に終了した香川県立ミュージアム特別展〈自然に挑む:江戸の超(スーパー)グラフィック — 高松松平家博物図譜〉に貸し出していたエルンスト・ヘッケルとマリア・シビラ・メーリアンの図録が返送されてきた.会期中多くの来場者があり成功裡に終わったのは善きこと.

◆雨がしとしと降り出すお昼前.予想通り,午前11時,関東全域に梅雨入り宣言が出された.湿度が高いのでみだりに身動きしてはならぬ.昼休み徘徊は断念.湿っぽい居室でお昼ごはんを.今日のお弁当は生バジルを包み込んだオムレツのほかはあれやこれやの野菜だらけ.ごはんは昨夜のメバル土鍋飯の残りをぎゅうぎゅうに詰め込んできた.とにかくお肉が不足しているので今夜の反動がコワいぞぉ.

◆雨がしとしと降り続く夕暮れ時.いったん帰宅してから,東新井のイタリアンレストラン〈Gigi osteria〉へ再出撃.参加者は少数でも,呑むわ呑むわ.ボトルが林立するタイヘンな酒池肉林に.当然の報いのうう……

◇本日の総歩数=6,294歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 85.50kg(−0.05kg) / 28.1%(−0.5%)


6 juni 2019(木)※真夏日本郷キャンパス

◆午前5時半起床.晴れ.気温17.6度.朝から晴天の観音台.気温は22.5度.湿度75%.

◆今月末の農大昆研新歓合宿の予定表が送られてきた.今年はしっかり “虫採り” に専念するタイムテーブルとなっている.で,ワタクシは昼間の山中湖でどーしましょ. “ナイター” は観戦してもいいけど.

◆正午前,軽やかに真夏日ライン突破の30.0度.さて,これから出撃する都内はといえば……もう31.3度(orz).

◆午後2時前,昼下がりの本郷キャンパスへ.気温はすでに32.3度まで上がっている.湿度34%と低いのがせめてもの救いか.アロハシャツにビルケンシュトックのサンダル,もちろん裸足という夏仕様の高座スタイルで2号館へ潜入.

  • #TodaiStat 今日の講義は先週の続きです.一要因乱塊法のR実習から始まって,要因実験における交互作用など.時間があれば線形統計モデル概論に入ります. posted at 14:30:13
  • #TodaiStat 一要因乱塊法R実習だん. posted at 15:40:12
  • #TodaiStat 実験計画法の説明は本日ですべて終了です.次回は統計モデル論. posted at 16:45:31

◆都内の最高気温は32.3度まで上がった.夜になってもなかなか涼しくならない.午後9時というのに気温は21.4度.湿度は77%もある蒸し暑い夜.今宵は大きなメバルの土鍋ごはんをドーン!と用意した.大きすぎて土鍋に入らなかったので尾の部分をカットして.“お水” は〈風の森〉秋津穂・純米しぼり華.当然の空っぽ.

サイドメニューの一皿はさや大根の炒めもの.これまでの長い人生で「さや大根」なる食材に出会ったのは初めて.要するに大根の “実” ね.サラダ油でサクッと炒めて,ちょいと熱湯を通して,岩塩をかければできあがり.鮮やかな緑色がイノチなので,くれぐれも焦がさないように.歯ごたえがあった方がむしろ美味しいかもしれない.

「さや大根の炒めもの」【食材】さや大根(1袋≒40〜50本)・サラダ油(大さじ1)【調味料】岩塩(適量).

  1. さや大根は元の “柄” を取ってから水洗いし,ざるに上げて水切りする.
  2. 中華鍋にサラダ油を入れて中火で熱し,1 のさや大根を炒める.焦げ目がつかないように手早く炒める.
  3. 2 の中華鍋に熱湯50ccを投入しすぐ湯切りする.
  4. 3 のさや大根をキッチンペーパーを敷いた皿に取って余分な水分と油分を吸い取らせる.
  5. 皿に盛りつけ,岩塩を振ればできあがり.熱いうちにどーぞ.

この鮮やかな緑色には,いつも料理をきびしく選ぶあの口うるさいお皿も文句は言わなかった.

→ レシピ:het dagelijkse keukenleven「さや大根の炒めもの」|クックパッド「さや大根の炒めもの」.

◆日中は真夏日でも夜が更ければ風は冷たく感じる.明日は梅雨の走りの雨空になるとの予報.いよいよジメッとした季節の到来か.

◇本日の総歩数=6,596歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.55kg(+0.70kg) / 28.6%(+0.4%)


5 juni 2019(水)※日に日に不快指数上昇

◆午前5時半起床.曇り.気温18.7度.南東風.蒸し暑い曇り空の観音台.午前9度の気温は早くも22.5度,湿度72%.不快指数高し.

◆午前の┣┣" 撃ち —— まだ終着が見えない遠い道のり…….

◆[欹耳袋]中日新聞「岐阜大に学術アーカイブズ 古文書など保管、一部公開へ」(2019年6月5日)※「アーカイブズには、適切な温度や湿度管理が必要とされる古文書などを置く収蔵庫のほか、鳥類や哺乳類の標本など一部を展示した収蔵庫の二種類がある」.Cf: 岐阜大学創立70周年記念事業「【70周年記念事業】学術アーカイブズ」.※非公認(?)ツイッターアカウントもある @GUArchives

◆薄曇りの昼休み.気温は夏日ライン超えの25.4度まで上がり,湿度58%で蒸し暑い.ショートコース徘徊.あっつ〜.農環研正面の池では蓮の花が咲き始めた.歩き読み本:ナガタユイ『卵とパンの組み立て方:卵サンドの探求と料理・デザートへの応用』(2019年2月14日刊行,誠文堂新光社,東京, 191 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-416-61840-0 → 版元ページ)読了.たまごの基本から始まって,サンドイッチ,オープンサンド,フレンチトーストなど卵こだわりの料理がいろいろ.卵しっかり食べないと! でもって,今日のお弁当はスペイン風オムレツがメイン.いささかしっかり焼きすぎてしまった.しかし,見てくれはイマイチだが,しっかりおかずになる.

◆[蒐書日誌]鶴ヶ谷真一『記憶の箱舟:または読書の変容』(2019年5月30日刊行,白水社,東京, 260+xii pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-560-09701-4 → 目次版元ページ)の印象深い一節.『五月雨草紙』からの引用:

「博覧強記,凡そ天下の書に於て読まざる所なし.壮年の頃は一旦夜に書籍の厚き一寸ずつを読まれたり.冬夜,燈火の上に酒銚子を釣り下げて置く.時は深更に至り,寝に就く時は微温にして丁度燗せし程になりしといふ.其の頃は雑書を博く読む事流行して,読む毎に必ず抄録する事なり」(p. 130)

—— 極楽の情景.こういう心の余裕があって初めて読書は成り立つ.読むことと書くことは車の両輪だ.

◆夜になっても気温は20度,湿度は70%もあって蒸し蒸しする.いささかへばり気味なので,今宵の夕餉は豚ヒレ肉(200g)の一本揚げでトンカツ勝負をかけた.そして “お水” は秋田の〈ゆきの美人〉純米吟醸活性にごり生酒.これまたけっこうな元気さ.バクハツ事故するくらいの意気込みがないと明日のための再起動ができない.

◆明日の午後は定例本郷高座.ひさしぶりに真夏日になるとの予報.罰ゲームですかそうですか.

◇本日の総歩数=7,760歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 84.85kg(−0.60kg) / 28.2%(+0.2%)


4 juni 2019(火)※蒸し暑いけど大手町へ

◆午前5時半起床.晴れ.気温15.8度.涼しい.つくばエクスプレスが運転見合わせとな.モバイルバッテリーの発火事故が原因とのこと.通勤時間帯にタイヘンなこと.観音台は青空.午前8時の気温は21.9度.湿度71%.南風が吹いているので今のところは蒸し暑くない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』(築地書館)と『奄美のノネコ:猫の問いかけ』(南方新社)の書評ゲラ修正を大手町にメール送信.

◆[欹耳袋]中尾暁 2017. 早田文藏の手紙および檄文「敢て本邦の分類學者に檄す. 生物学史研究, 96: 1-9(pdf [open access]).

◆お昼休みは万年筆 Rotring CORE のペン先水洗い.ときどき清掃しないとインクの出が悪くなる.そういえば,インクカートリッジをそろそろ買い足しておかないと.ヨーロッパ統一規格なので,Faber-Castell のカートリッジを使いまわしても問題ないのだが,インクの黒さ(濃さ)がぜんぜんちがうし.

◆[蒐書日誌]情報いろいろ —— Judea Pearl and Dana Mackenzie『The Book of Why: The New Science of Cause and Effect』(2018年5月刊行, Basic Books, New York, ISBN:978-0-465-09761-6 [hbk] → 版元ページ)/Jon Agar『Science Policy under Thatcher』(2019年6月刊行,UCL Press, London, ISBN:978-1-787-35341-1 → 版元ページ [pdf: open access]).

◆午後5時,大手町.夕方になっても蒸し暑さが残る都内.ほぼ日学校〈ダーウィンの贈りもの I〉の打合せ.当日のトークの段取りと展示資料・配布資料についての詰め.その後,読売新聞社へ向かう.大新聞社ともなるといつ来ても玄関前はお花畑である.さっそく新刊本のチェックしまくり.ついでに書評ゲラもチェック完了.新刊の山と今半のお弁当.午後7時前から読書委員会での書評候補本の “せり” .全体の冊数はやや少なかったが,今日もそれなりの漁獲があってよかった.

◆[欹耳袋]Togetter -「研究者がブラタモリから学んだこと」.

◆午後10時半,つくば直帰.夜になっても湿度が高いな.イヤな季節がいよいよやってくる予兆.

◇本日の総歩数=6,794歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.45kg(−0.15kg) / 28.0%(−0.1%)


3 juni 2019(月)※小雨降る朝から青空に

◆午前4時過ぎ起床.曇り.気温18.3度.曇りときどき小雨ところにより青空という正体不明の空模様.午前7時の気温は19.5度,湿度79%という不快指数の高い朝の観音台.

◆[蒐書日誌]鶴ヶ谷真一『記憶の箱舟:または読書の変容』鶴ヶ谷真一 (2019年5月30日刊行,白水社,東京, 260+xii pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-560-09701-4 → 目次版元ページ)読了.書物と読書と記憶をめぐって東洋と西洋を行き来する.キーワードは:書物・素読・記憶術・索引.注目される対比は:音読/黙読・修道院/寺院・ムネモシュネ/虚空蔵菩薩.柳田国男と西行法師が結びつく意外性.

◆東大オーケストラのサマーコンサート(東京公演)チケットをいただけることになった.東大オケのサマコンを聴きに行くのはいったい何年ぶりのことか.〈火の鳥〉組曲はワタクシもサマコンで演奏したことあり.東大オケ後輩のみなさん,がんばってください.

◆[蒐書日誌]パウル・ザルトーリ[吉田孝夫訳]『鐘の本:ヨーロッパの音と祈りの民俗誌』(2019年5月1日刊行,八坂書房,東京, 454+x pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-89694-261-3 → 目次版元ページ)読了.ドイツの鐘は饒舌すぎる.祝いや呪いの言葉はもちろん,誕生と死没の伝言,うらみつらみ,意味のない言葉遊び,果ては厨房での料理の出来具合まで,しゃべるつぶやく.

◆とある人事書類をちくちく書くお昼前.すっきり青空の昼休み.正午前には気温25.7度と夏日ライン超え.湿度60%.湿った東風に吹かれてショートコース徘徊.歩き読み本:中野理枝『フィールド図鑑 日本のウミウシ』(2019年5月24日刊行,文一総合出版,東京, 143 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-8299-7228-1 → 版元ページ)読了というか見了.初夏の日差しが容赦ない陸上で,海中のウミウシ写真集を眺めるのは涼しげでよろしい,ただし,「シロボンボンウミウシ」「ブッシュドノエルウミウシ」「シンデレラウミウシ」とか平気で付けるネーミング感覚にやや違和感あり.「キスジカンテンウミウシ」と「キリヒメミノウミウシ」は実物を見てみたいものだ.今日のお弁当は昨夜の残りものローストビーフの端っこを詰め込んだ “残務処理弁当” .これからもっと暑くなる季節だとこの食材はヤバいかも.

◆午後の┣┣" 撃ち —— もう一つのワルダクミが真っ暗な奈落の底で動き始めた.ワルダクミは蜜の味.

◆夜風が心地よく涼しい.日中の暑さとの落差が大きすぎる.

◇本日の総歩数=8,424歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.60kg(−0.10kg) / 28.1%(−0.6%)


2 juni 2019(日)※盛大にお肉を焼く日曜

◆午前6時前起床.雲のベールを透して朝日が見える.気温18.5度.東風.日中は暑くなっても朝夕はまだまだ涼しい.薄雲が広がる日曜の朝.午前8時の気温は21.1度.湿度は70%もあって湿っぽい.朝餉には先日の手羽元塩ポトフの残りを再利用した鶏雑炊を用意した.クレソンをトッピング.鶏さんは二度おいしい.そして,朝の目覚めに「水無月」があるのはシアワセいっぱい.今朝は抹茶バージョンで.

◆[欹耳袋]茨城新聞クロスアイ「TX 8両編成に増強 30年代前半、混雑緩和へ」(2019年6月1日)※「朝のラッシュの最も混む時間帯(午前7時半〜8時半)は混雑率169%に上っており、混雑と遅延の常態化が懸念されるとして、8両編成化を決めた」—— 確かに,朝夕の混み具合はタダゴトではないもんね.

◆午後1時の気温は24.2度と夏日ラインにも達していないが,蒸し暑く曇っている.しめて1.3kgのオージービーフを緊縛する昼下がり.

◆[蒐書日誌]読売新聞小評掲載:三中信宏「遺伝子・多様性・循環の科学…門脇浩明、立木佑弥編」(2019年6月2日)※書評本:門脇浩明・立木佑弥(編)『遺伝子・多様性・循環の科学:生態学の領域融合へ』(2019年2月28日刊行,京都大学学術出版会,京都, 8 color plates + 432 pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-8140-0190-3 → 目次版元ページ)./読売新聞「6月9日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」※ワタクシが次回大評を担当するのは:ピーター・P・マラ,クリス・サンテラ[岡奈理子・山田文雄・塩野﨑和美・石井信夫訳]『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』(2019年4月22日刊行,築地書館,東京, 287 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1580-1 → 目次版元ページ)と鹿児島大学鹿児島環境学研究会編著『奄美のノネコ:猫の問いかけ』(2019年3月31日刊行,南方新社,鹿児島, 282 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86124-400-1 → 目次版元ページ)の2冊.

◆たとえ「水無月」はなくとも,ローストビーフはいつでも用意できるのはシアワセの証かも.ローストビーフをオーブンで焼く日曜日の夕方.150度40分間でちょうどミディアムレアの焼き加減になる.肉用温度計ミートサーモでお肉の内部温度を測定したらちょうど50度で確かに適温.今宵のお水は東近江〈ヒトミワイナリー〉の発泡にごり赤ワイン「h3 Ikkaku 2018」.お肉にはユニコーンですな.パンは〈トレイルベーカリー〉のターメリックパンと赤ワインぶどうパン.蒸した新ジャガの発酵パター添えは神保町のカレー屋〈ボンディ〉のマネっ子.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「研究を自動化、技術開発速く AI自ら仮説・検証」(2019年6月2日)※「実現すれば、研究のあり方が大きく変わる可能性がある」—— ホンマですか?

◆明日からはまたさらさらと平日が流れ過ぎていく.

◇本日の総歩数=2,157歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.70kg(−0.45kg) / 28.7%(−0.2%)


1 juni 2019(土)※水無月の銀座をぶらり

◆午前5時起床.晴れ.気温17.8度.北東風が涼しい.月例アナウンスを各メーリングリストに配信するという月初めの定例お仕事をこなす.

◆[欹耳袋]Togetter -「【1日1時追記】フランスにて発見された読解不能な日本語の古葉書、内容を知りたいと投稿→2時間で年代、差出元、大体の内容が解き明かされる【集合知】」(2019年5月31日)※暗号解読みたいなタイムラインを最後まで読んでしまった水無月の朝.

◆水無月の始まりは銀座から —— 主目的は〈銀座コア〉地下にあるビルケンシュトック専門店.持参した三足のうち,修理に出せたのは一足のみ.十数年前の廃番サンダルは専門店でも修繕できないことを知った.まあしかたないか.最後の頼みの神宮前に駆け込むほどの事態ではない.主目的をいちおう果たしたので,銀ブラを満喫.やや雲が多いが,銀ブラするにはいい日和だ.

◆ちょうどお昼時だったので,東銀座の〈ナイル・レストラン〉に入った途端,ワタクシが一言も発しないうちに,「ハイ定番ねー」「ハイ完全に混ぜてねー」とすべてが決定されて何ひとつ自由度がない心地良さよ.運ばれてきた「ムルギーランチ」(=定番)はあわてて食べてはいけない.店主のナイルさんがぶっとい腕で,ホネ付きチキンをさばいてくれるのをじっと待つ.しかし,さばかれても,いきなりスプーンを差し出そうものなら,肩越しに「てってー的に混ぜてね,てってー的に」とのナイル店主の野太い教育的指導の声が響く.そんなわけで,てってー的に混ぜて,ぜんぜんインスタ映えしない風にしてからやっと食べることができる.この店に “自由” はどこにもないのだ.こんな快適なことがあるだろうか.

◆日中は夏日ラインに達したが,日が暮れれば夜風が涼しい.今宵は春大根のおろしぶっかけそば.ついでに出汁巻きも用意したので,当然の流れとして “お水” はいつもの〈風の森〉秋津穂・純米しぼり華を抜栓.蒸し暑い季節が来る前のシアワセなひとときを味わうココロの余裕があった方がよい.

◆[欹耳袋]ゲンロン完全中継チャンネル「三中信宏×山本貴光×吉川浩満「知はいかに体系化されるか? ――『系統体系学の世界』『統計思考の世界』刊行記念イベント」 @leeswijzer @yakumoizuru @clnmn」(2019年6月1日)※昨年7月のイベントのニコニコ動画配信開始(有料).

◆毎年,水無月になると「水無月」の騒ぎをしているような記憶があるが,今年はダンドリよく,銀座三越の〈仙太郎〉で「水無月」を買って帰ってきたので,例年のようなことにはならない.まだ夏越祓でもないのに早々と「水無月」を食べてしまうというのも,それはそれで無作法なことかもしれないが.

◆[蒐書日誌]青柳健二『オオカミは大神:狼像をめぐる旅』(2019年5月1日刊行,天夢人/山と渓谷社,東京, 159 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-635-82138-4 → 版元トップページプレスリリース)読了.秩父を出発点として全国に散らばる狼信仰をたどった本.狼らしからぬ姿をしたさまざまな狼像のカラー写真が印象的.

◆今日はとても充実した一日だった.

◇本日の総歩数=9,174歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.15kg(+0.35kg) / 28.9%(+0.3%)


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