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日録2019年4月 


30 april 2019(火)※冷たい雨に濡れる月末

◆午前6時半過ぎのろのろ起床.外は雨.気温13.1度.

◆[欹耳袋]四国新聞「香川の平成10大ニュース」(2019年4月29日)※第1位は「讃岐うどんブーム」.高松滞在中に “うどん爆走” してくれた学芸員氏は,ナビ無しの公用車をぶっ飛ばして徳島県境近くの製麺所まで迷わず到達.帰路も山越えの抜け道で時間ぴったりという美技.

◆雨の洞峰公園.気温は16度.日差しがないので,半袖だとやや肌寒いかもしれない.〈モルゲン〉にてひさしぶりに食パン3斤をゲットしたのち,〈コーヒー・ファクトリー〉にて珈琲充.

◆[蒐書日誌]BMC著・西岡潔写真『特薦いいビル 国立京都国際会館』(2019年4月刊行,大福書林[別冊月間ビル],東京, 税込価格2,376円, ISBN:9784908465093 → 版元ページ)※一昨日の高松ヒミツ宴会で同席した建築家・松隈洋さんから京都国際会館のいい写真集が出たと聞いたが,きっとこの本のことだろう.

◆夜になっても雨はしとしと降り続いている.今宵の夕餉は「鶏手羽元の塩ポトフ」.コンソメも何も要らない塩のみの味付けのポトフ.塩豚や牛すね肉を使うよりもお手軽かも.【食材】鶏手羽元(20本)・にんじん(大2本)・新玉ねぎ(大1個)・新ジャガ(中4個)・セロリ(1本)・小かぶ(2個)・オリーヴオイル(大さじ2)【調味料】岩塩(20グラム)・ローリエ(2枚).

  1. 鶏手羽元に岩塩を刷り込んで1時間ほど塩分を十分に染み込ませる.
  2. にんじんは皮をむいて大きく乱切り,じゃがいもは皮付きまるごと,玉ねぎは4分割の串切り,小かぶは皮をむいて2分割.
  3. フライパンを強火にしてオリーヴオイルをひき,1 の手羽元の皮の側に焦げ目を付け,キッチンペーパーで余分な油を拭き取る.
  4. 圧力鍋に水1リットルを入れ,3 の手羽元を投入して強火にかけ,沸騰したら弱火にしてていねいにアク取りする.
  5. 2 のにんじんとセロリの葉とローリエを加えて,高圧設定で10分加熱し,自然放熱させる.
  6. 5 を別の深鍋に移し,2 のじゃがいも,玉ねぎ,小かぶ,そしてセロリの茎を加えて加熱,煮立ったら弱火で1〜2時間煮込んで完成.
  7. スープごと深めの皿に盛りつけて食卓へ.

途中,圧力鍋を使うので,時間の節約にもなり,手羽元がほろほろ煮崩れるほど柔らかく仕上がる.そして “お水” は東出雲の王祿〈丈径blue〉29BY純米無濾過本生.“青く” なってから有意に呑みやすくなった気がする.アルコール度数も低いし.

—— レシピ:het dagelijkse keukenleven「鶏手羽元の塩ポトフ」|クックパッド「鶏手羽元の塩ポトフ」.

◆明日からは連休後半に入るが,本を読んで書評を書く以外なーーーんにも予定がない.いいことなのかワルイことなのか.

◇本日の総歩数=4,583歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.90kg(+0.40kg) / 28.6%(−0.2%)


29 april 2019(月)※最後の最後まで巻かれ

◆午前6時起床.曇り.気温13.2度.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「夢という非現実、現実の新聞に 横尾忠則さんの「画評」」(2019年4月27日)※前世紀末ドイツのハンブルクにある Verlag Paul Parey への発注本が本記事でいう “ヤレ” だった.著者が Rupert Riedl だったので何か意味があったのかもしれない.

◆午前9時過ぎ,ホテルをチェックアウトしてお座敷へ.今日は朝から曇り空.海からの風が冷たい.初夏の陽気はどこへ行ってしまったのか.

◆[欹耳袋]Skin stem cells in regeneration and aging「日本における若手研究者をめぐる課題」(2019年4月24日)※「助教レベルの若手研究者のPIポジションの数と、スタートアップ資金を、どうにかもう少し増やしてもらえないか」.

◆本日のお座敷 —— 香川県立ミュージアム特別展〈自然に挑む:江戸の超(スーパー)グラフィック — 高松松平家博物図譜〉にてスペシャルトーク(2).4月29日(月)10:00〜11:00.

◆今日の高座は事前アナウンスの追加トークだったので,集まった入館者は20名ほど.昨日の1/3の人数だが,大きさ的にはこれくらいの方がよかったかも.今日もまた展示会場をぐるりと回って説明.午前11時過ぎに高座がはけて,これにて解放.

◆正午前,JR高松駅にてコインロッカー探しまくり.しかし,ぜんぜん見つからない.しかたなく,駅外のバスターミナル側の有人手荷物預かりに預けてやっと身軽になれた.

◆「長い物には最後まで巻かれろ」@〈ゴッドハンド〉にて温玉肉ぶっかけの中サイズ.考古学担当の学芸員氏によれば,かの業界では「ゴッドハンド」は “忌み言葉” なので,たとえ「史上最強のウドン」と銘打たれていても入店に躊躇するうどん店とのこと.お昼時で大混雑.その界隈では “ヅカ系” で有名な前館長さんと店内でばったり.

◆まだ時間があったので,初めての琴電に乗って初めての栗林公園へ足を伸ばしてみた.高松松平家の所領.敷地が意外に広くて,園内には借景の山から大きな滝は流れ落ち,池には舟がゆうゆうと浮かび,見どころいろいろだった.松平の殿様はなんと優雅であることよ.

◆午後2時過ぎ,高松駅からマリンライナーが発車.さよなら高松,また来てうどん.予報通り天気は下り坂.雨に濡れる瀬戸大橋線.高松滞在中は連日の涼しさで半袖の人をほとんど見かけなかった.岡山駅で乗り換え.対岸もやっぱり雨だった.上りの新幹線は一昨日の下りほど殺人的な込み具合ではなかった.

◆午後9時過ぎ,つくば帰還.西も東も涼しいねえ.ぜんぜん初夏らしくないねえ.

◇本日の総歩数=14,074歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


28 april 2019(日)※長いものには巻かれろ

◆午前6時起床.晴れ.気温7.6度.昨日は瀬戸内海からの冷たい北風が吹きつける肌寒い一日だった.今日はどんな日和になるか.

◆[蒐書日誌]香川県立ミュージアム(編)『自然に挑む 江戸の超グラフィック — 高松松平家博物図譜』(2019年4月26日刊行,香川県立ミュージアム,高松, 128 pp., 本体価格1,667円, ISBN:978-4-9910845-0-8 → 目次)※ISBNが付けられており,博物館・美術館の出版物によくある “灰色文献(gray literature)” ではない.香川県内に広く展開している〈宮脇書店〉のリアル店舗とネット通販で入手可能とのこと.

◆午前9時過ぎにミュージアムに到着.会場の下見を一回りすませたところで,有無を言わせず拉致され,公用車で高松から遠く離れたところまで連行された.

まずは綾川町にて「長い物には巻かれろ(1)」@池内うどん店.入り口が隙間みたいでとっても狭すぎる.そばとうどんがセットになった「アベック盛り」なるアヤシイものを多くの客が食していた.店のすぐ下には湧き水(=「出水」【ですい】)が大きな池をつくっている.

さらに続いて徳島との県境近くまで連れていかれ,まんのう町にて「長い物には巻かれろ(2)」@三嶋製麺所.田んぼのど真ん中.ウワサには聞いていたが,田舎の看板もない製麺所に延々と長い行列ができるほどとは驚くしかなかった.さぬきうどん,おそるべし.

◆うどんに巻きつかれたまま,午後1時直前にミュージアム帰還.やっと高松での初仕事.

◆本日のお座敷 —— 香川県立ミュージアム特別展〈自然に挑む:江戸の超(スーパー)グラフィック — 高松松平家博物図譜〉にてスペシャルトーク(1).4月28日(日)13:30〜14:30.

◆13:30〜14:30 の高座には60名近くのお客さんが集まった.展示で披露されたNHKの「8K」映像デモ.確かにハンパなし.松平図譜の一枚一枚をマクロレベル画像から実体顕微鏡レベルまでシームレスに拡大されていくようすはひと目見れば感動する.「4K」ではもうダメね.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評は本日掲載:三中信宏「写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり…勝廣光著 南方新社 1800円」(2019年4月28日)※ネット公開は8日後の5月6日(月)./読売新聞>本よみうり堂「5月5日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」※ワタクシはマリ=クレール・フレデリック[吉田春美訳]『発酵食の歴史』(2019年2月27日刊行,原書房,東京, 341 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-562-05633-0 → 版元ページ)大評を担当.

◆ いったんホテルに撤収して一休み.外は曇り空.午後の気温は14〜15度台を推移.東風がとても涼しい.夜は某 “会員制” 会場にて宴.とある業界の内情についてとてもくわしくうかがった.

◆明日も長いものに巻かれて高座がある.

◇本日の総歩数=7,423歩. 朝◯|昼△|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


27 april 2019(土)※うどん県出撃ふたたび

◆午前5時過ぎ起床.本降りの雨.気温6.7度のうすら寒さ.

◆[蒐書日誌]版元ページで公開されている「目次」は,えてしてバージョンが古かったり(ゲラ段階のまま?),肝心のページ情報がまったくないことがよくあるので(ゲラだとノンブルが確定しないこともある),たいていワタクシが本の “実物” を確認しながら手入力している.出版社さんはせめて正確な目次情報をぜひよろしく(宣伝効果あるはず).目次を公開しない出版社は,市中引き回しの上,観音台に晒す.

◆うどん県への発進 —— 午前8時,つくば駅.雨上がりの涼しさ.気温は8度台.西へ西へと大移動開始.10連休初日の混雑のど真ん中に飛び込んでいく.午前9時,東京駅.都内も涼しい.新幹線乗り場は乗る人と降りる人の大波で大混雑.指定席はすべて満席とのこと.名古屋駅.車内アナウンスによると自由席は激混みらしい.京都も華麗にスルーしてさらに西へ西へ.天気は回復し,曇りところどころ青空がのぞく.新緑の山々がとても鮮やか.

◆[蒐書日誌]車中読書本:奥山淳志『庭とエスキース』978-4-622-08795-3 → 版元ページ)※あー,これはアカン.こんな本つくられたら,お仕事の書評本がぜんぜん読み進められまへん.みすず書房らしからぬ瀟洒な黄色の仮フランス装が手触り極上.アカンアカン.これはアカン.

◆午後1時,岡山駅にてマリンライナーに乗り換え.「おかやま」といえば「まつりずし」と同義語だ.実にうまい.瀬戸大橋線に乗ってうどん県へ直行! 午後2時,高松駅着.自他ともに認める「うどん県」の中心にある「さぬきうどん駅」だ.覚悟しなければならない.

◆四国だから暖かいと思ったら大間違いだった.高松駅を出たら,青空が広がり,日差しはあるのに,瀬戸内海からの冷たい風が吹いていて,半袖だとガマン大会みたいなことに.まずはホテルにチェックイン.そして「長い物には巻かれろ」@〈大吉うどん〉.中サイズの「ぶっかけ」がたった280円!(小サイズだったら200円と廉価コーヒー並み) 

◆その後,香川県立ミュージアムへ.明日からのお座敷の下見.空き時間にとなりのさぬき市まで乗せてもらって,〈平賀源内記念館〉と源内の旧宅(資料館)を案内してもらった.聞きしに勝る “奇人” だ.海に面した港町の志度村にある源内の実家は酢を醸造していたそうな.そのまま讃岐にとどまっていたら一商人として生きたかもしれない.

◆夜は高松駅前の〈海おやじ〉にてぱぁ〜っと.ごちそうさまでした.四国初日の健全なる夜メニューをこなしてホテル直帰.ああ健全.

◆明日からは香川県立ミュージアムにて二日連続のお座敷を務める.

◇本日の総歩数=9,368歩. 朝◯|昼△|夜×. 計測値(前回比)= 85.50kg(+0.10kg) / 28.8%(+0.6%)


26 april 2019(金)※巡業前日にじたばたと

◆午前5時半起床.曇り.気温13.2度.東風強し.冷たい雨に濡れる観音台.気温はぐんぐん下がって午前8時にはなんと一桁の9.8度という肌寒ささ.こんな涼しい日に半袖で出勤したのはみごとな誤判断だったかもしれない.世の中はすでに “おおいなる十連休 ” に向けて動き出しているようだ.次に出勤簿にハンコを押すのは5月7日.朝イチの BGM はグスタフ・レオンハルトのチェンバロで〈フーガの技法〉.

◆午前の┣┣" 撃ち —— なろ城下町の「欠勤届」の書式が変わり,既提出分まで含めて再提出せよとの御達し.書式変更とはいえあいかわらずの “紙ベース” での申請.しかも「理由(その都度記入すること)」などとごていねいに念押しされている.書いているうちにしだいに文字が自分でも判読できなくなってしまい…….手書き字形のごく自然な “descent with modification” ということでこのまま提出してしまった.

	雄山「中川っ,研究者どもに事務書類を書かせるなっ!」
	中川「ははっ……」

◆正午の気温はやっと10.4度.パッとしない空模様なので,昼休み徘徊抜きのお弁当タイム.今日は牛ひき肉ジャガをメインに卵焼きをぎゅっと詰め込んだシンプルなおかず.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 読売新聞の4月28日付大評:勝廣光『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』(2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86124-392-9 → 目次版元ページ)と5月5日付大評:マリ=クレール・フレデリック[吉田春美訳]『発酵食の歴史』(2019年2月27日刊行,原書房,東京, 341 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-562-05633-0 → 版元ページ)の読売新聞書評ゲラ修正.これは次の次の5月5日(日)は校了.これで心置きなく連休に突入できる.読売新聞読書委員会の場合,読売新聞に対して献本された新刊本の中から読書委員が選書し,書評本が決まる.だから,ワタクシたち書評委員は “タダ” で書評対象本を手に入れるわけだが,タダほどコワいものはない.原書や関連書購入は自腹だし,そもそも仕事として書評を書くわけだし.

◆[蒐書日誌]ご恵贈ありがとうございます!:アンジェラ・サイニー[東郷えりか訳]『『科学の女性差別とたたかう:脳科学から人類の進化史まで』』(2019年5月10日刊行,作品社,東京, 294 + xxxii pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-86182-749-5 → 版元ページ

◆[欹耳袋] “献本” スレッドがどんどん伸びている —— マガジン航:荒木優太「献本の倫理」(2019年4月26日)※「献本をしつづける理由は、私がまったく知らなかったような、また、私をまったく知らなかったような新しい読者に自分の本を届けたいから」「私が著者として他者に献本するさい、その人にもっとも期待しているのは本のPRであり、賞讃でも批判でも話題になること、注目が集まることを当てにしている」「自分が著者として献本したとき、やってもらったら嬉しいことを先取りしてやっているにすぎない」—— 良記事./YAMDAS現更新履歴「それでもワタシは献本されたことを正直に書き続ける」(2016年9月4日)※「「利害の衝突があれば開示する」ことを意識的に行っている」—— おお,なるほど!

◆合間に明日からのうどん県巡業の旅支度.連休用の大量の本を持ち帰ってきたものの…….そして,校閲部に繰り返し締め上げられて夜はふけゆく.

◇本日の総歩数=4,661歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.40kg(−0.20kg) / 28.2%(−0.6%)


25 april 2019(木)※蒸し暑い本郷お座敷へ

◆午前5時半起床.小雨.気温17.9度.曇りときどき小雨が降りかかる観音台は朝からじめじめしている.イヤな季節の予兆を感じる.朝餉のフレンチ・トースト.バゲット1/2本分に対して低温殺菌牛乳500ccと卵2個がちょうどよい分量(パンの吸水力おそるべし).午前8時の気温は19.0度.湿度92%.今日は午前中のみのうかんけんに実在し,午後は定例本郷お座敷へ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— なろ城下町の “高札” である「デスクネッツ」が「パスワードを即刻変更せよ.さもなければ御用だ」と脅しつけるので,しかたなくパスワードを変更してあげた.なのに,再ログインしようとしたら「パスワードが間違っています」と棒読みしやがった.十連休が終わるまでログインしてあげない./連休明け5月の不在届をまとめて提出.毎週3日の兼業ライフ.

◆午後1時,つくば駅.曇り.気温21.5度の蒸し暑い昼下がり.午後2時,本郷着.理学部2号館へ.気温22.7度.湿度84%.とても蒸し暑い本郷キャンパス.車中読書本としてピーター・P・マラ,クリス・サンテラ[岡奈理子・山田文雄・塩野﨑和美・石井信夫訳]『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』(2019年4月22日刊行,築地書館,東京, 287 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1580-1 → 版元ページ)をリュックサックに入れてきたら,高座で使うはずの “ねずみ” がいなくなってしまったという奇々怪々.困ったな.

  • #TodaiStat 本日の講義はいつもの201号室(第一講義室)ではなく,ぐるっと回った223号室(第二講義室)で行います. posted at 14:24:19
  • #TodaiStat 223号室は201号室よりもスクリーンが小さいので,前に座るようにしないと “視力検査” になってしまいます. posted at 14:46:17
  • #TodaiStat あと5分でスタート.まだ少ないな.集まりワルイ…… posted at 14:51:11
  • #TodaiStat はじまり〜 posted at 14:57:05
  • #TodaiStat 今日はRcmdrグラフ描画と箱ひげ図そして分散概念の導出まで話しました.次回はRStudioインストールとともに自由度に関する解説をします.シアワセな連休を! posted at 16:43:45
  • #TodaiStat Rcmdr 起動時に禍々しい「otool」エラーが出る場合は,アップルのサイトから「Xcode」をダウンロードすれば,魑魅魍魎は退散するはずです. posted at 16:46:37

今日は意外にフシアワセが少なくて拍子抜けした.

◆[欹耳袋]出版TIMES「献本はなんのためにある?→献本する意味や実際の手順をかんたん理解」(2019年4月23日)という記事を読んだ.いただいた本に対して「こんな新刊出たぞ!」ツイートを書影付きでつぶやくことは,ワタクシ的には最大の謝意表明だ.著者や出版社に個人的に御礼メールを出すことはまずない.自著新刊本を献本するにあたっては,版元から送られる新聞・雑誌などメディア宛の企業献本の他に,自腹を切っての個人献本も当然ある.献本する側の意図は十分にわかっているので,献本される側になったときは儀礼的ではなく実質的なお礼を心がけている.

ワタクシは大学院生のころから書評記事を書きまくってきたので,新刊をご恵贈いただく機会は他の人よりも累積的に多かったかもしれない.しかし,今年になって読売新聞の読書委員になってからというもの,その冊数が加速度的に増えていて,堆積本の山の切り崩し作業はタイヘンだが,とてもシアワセではある.

ときどき見聞きする「献本された本は書評しない」とかいう意味不明な “倫理基準” はワタクシにはいっさいない.「献本される/されない」は「書評しない/する」とは連動しない.内容的にとてもいい本なのに,献本されてしまったから自分は書評しないってどう考えても理不尽でしょ.本に責任はない.

一方,書評者の立場から言えば,献本されようが自費で買おうが,ダメな本はダメなわけ.過去にワタクシは献本された新刊をフルボッコのタコ殴りに酷評したことがある.献本された本を褒めるだけの書評者は論外の外.書評者は自分が書いた書評によっていつも “逆評価” を受けている.

世の中にはワタクシの想像を超えた反応を示す人もいるが,おそらく “3σ外” の見解だろうからいちいち目くじら立てることもない.Cf: Togetter -「「クッキーでも焼いてフリマで売ってろ」斬新な罵倒に様々な反応が集まる」.案の定, “本筋” ではないところで “オーブン” が炎上している.「"献本" -rt」でツイート検索すると意見百出状態.

—— 以上の私見は別途公開記事とした:leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek「献本する/される」(2019年4月25日).

◆蒸し暑い都内を脱出したが,つくばに帰還しても蒸し暑さから逃避できない.こういう夜はビシッと冷たい「冷や汁」を用意するしかない.味噌にいりこ粉末を混ぜてすり鉢でゴリゴリ擦ってから,煎り胡麻を振ってオーブンで焼き味噌に.出汁でのばし塩もみ胡瓜・大葉・木綿豆腐とともに炊きたて雑穀飯にかける.

◆明日は旅支度をしないといけない.特別10連休中の “民族大移動” が確実だが,あらかじめ「宿」と「足」は確保した.巡業先の高松では “長いものに巻かれる” 日々が始まる.

◇本日の総歩数=7,744歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.60kg(+0.45kg) / 28.8%(+0.1%)


24 april 2019(水)※曇りのち雨が降りだす

◆午前5時半起床.曇り.気温16.9度.曇り空の観音台は夜半に雨が降ったようで,水たまりが残っている.午前8時の気温はもう19.2度もあり,湿っぽく蒸し暑い.居室の窓を全開にして,扇風機オン.とりあえず空気をかき回してみる.朝のマイルス・デイヴィス.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 勝廣光『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』(2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86124-392-9 → 目次版元ページ)の大評ゲラ修正.

◆[蒐書日誌]稲葉振一郎『社会学入門・中級編』(2019年4月25日刊行,有斐閣,東京, ii+246 pp., 本体価格1,900円, ISBN:978-4-641-17446-7 → 版元ページ)※ワタクシには日頃もっとも縁がないはずの版元からご恵贈いただいた新刊.開封したら,をを,どうもありがとうございます. “社会学” と銘打たれているのに「統計的因果推論」とか「機械学習」とか.ワタクシの本も引用されていてありがたきことこの上なし.

◆雨に濡れる昼休み.午前のうちは順調に20.8度まで上がった気温はするする下がって19.2度に.いつもの徘徊は中止.しかたなく居室に引きこもる.

◆[欹耳袋]論座|小坪遊「野生ネコがもたらす害と人間の責任を考える:奄美大島で始まった「ノネコ管理計画」へのイチャモンに異議あり」(2019年4月22日)

◆午後の┣┣" 撃ち —— 投稿原稿査読報告書を返送.こーいう┣┣" を連休前に岸壁からお見送りできてよかった.

◆雨がしとしと降る夜は湿度が高くて爽快ではない.フレッシュな新玉ねぎが出回り,完熟トマトもそれなりに甘くなってきたので,夕餉に今季初のラタトゥイユをつくった.ズッキーニや茄子はまだ値段が高い.これから夏にかけては何度もつくる機会があるだろう.夏野菜の原形を残したまま茹でたてのリングイネと絡めて.日をまたぐとともに煮くずれして新たなステージへと進む.

◆[欹耳袋]うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ「苗村弘太郎「物語的説明モデルの原型としてのヘンペルモデル」」(2019年4月24日)※Carl G. Hempel と Arthur C. Danto の揃い踏みだ.

◆夜の┣┣" 撃ち —— 勝廣光『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』書評校正ゲラのさらなる修正.

◆明日は,午前は観音台,午後は本郷お座敷.蒸し暑い夏日になるとの予報.

◇本日の総歩数=3,707歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.15kg(−0.30kg) / 28.7%(+0.1%)


23 april 2019(火)※日差しを浴び歩き読む

◆午前5時半起床.晴れ.気温12.7度.農林団地は今朝も暖かい日差しがまぶしい.午前8時の気温は17.1度.居室の窓を開けて,BGM はマーラー交響曲3番.夏がやってくる.

◆[蒐書日誌]フェルナンド・バエス[八重樫克彦・八重樫由貴子訳]『書物の破壊の世界史:シュメールの粘土板からデジタル時代まで』(2019年3月22日刊行,紀伊國屋書店,東京, 739 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-314-01166-2 → 目次版元ページ)読了.ヨシフ・ブロツキー「本を燃やすよりもひどいことがあるとすれば,それは読まないことだ」(p. 527)

◆今日の昼休みも日なたをてくてく歩いてロングコース徘徊.気温は22.6度.東風が心地よし.木陰でモクレンが花開く.川端裕人・本田公夫『動物園から未来を変える:ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』(2019年3月5日刊行,亜紀書房,東京, 279 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-7505-1567-0 → 目次版元ページ)最後まで読了.彼我の差を踏まえた動物園論.

◆[蒐書日誌]ご恵贈感謝:ジョン・エルダー・ロビソン[高橋知子訳]『ひとの気持ちが聴こえたら:私のアスペルガー治療記』(2019年4月25日刊行,早川書房,東京, 404 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-15-209857-3 → 版元ページ)※「経頭蓋磁気刺激法(TMS)」なる新しい中枢神経療法を受けたアスペルガー患者の実話.映画化されるらしい.

◇本日の総歩数=11,517歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.45kg(+0.25kg) / 28.6%(−0.6%)


22 april 2019(月)※初夏の陽気の水田灌水

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温11.7度.週明け観音台はぼやけた晴天が広がっている.午前8時の気温は16.8度.今日も20度超の夏日ライン接近が予報されている.

◆[欹耳袋]bunmaoのブログ「朝日新聞小宮山亮磨氏の記事に関する私見」(2019年4月19日)※「この分野は最近就職がなくなったというのではなく、創設以来、就職の困難な領域でした」—— 東大の “印哲” がなかなかポストがないことは畑違いのワタクシでも当時は知っていた.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今週末に迫ってきた香川県立ミュージアムでの特別展〈自然に挑む:江戸の超(スーパー)グラフィック—高松松平家博物図譜〉の解説図譜(pdf)が送られてきた,展示の配置とかワタクシの高座の構成についてそろそろちゃんと考えないといけない.

◆初夏の陽気の昼休みはロングコース徘徊.すでに気温は24.5度まで上がり,半袖はもちろんのこと.そろそろ短パン&サンダルという “のうかんけん的正装” が要るほど.日差しは暑いが,湿度は低いのでよし.集落のゴールデンウィークを前にした田んぼでは例年通り灌水が始まっていた.

照りつける日差しの下での歩き読み本:川端裕人・本田公夫『動物園から未来を変える:ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』(2019年3月5日刊行,亜紀書房,東京, 279 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-7505-1567-0 → 目次版元ページ).第3章まで読了.コンゴとかマダガスカルの展示についての話題が続くので,背景としてはちょうどよかったかもしれない.

◆午後の居室は日差しがかかって暑くなってきたので,窓を全開にして,扇風機を最強にしてぶん回している.暑〜.

◆[蒐書日誌]石川裕二『哺乳類の卵:発生学の父、フォン・ベーアの生涯』(2019年5月中旬刊行予定,工作舎,東京, 本体価格2,000円, ISBN: → 版元ページ近刊情報)※日本初の Karl Ernst von Baer 伝というからにはまたいで通るわけにはいきませんなあ.

◆今宵の夕餉は「あらめ・釜揚げしらす・桜えび」の三点セットを土鍋で炊き込んだご飯を用意した.

「あらめ・釜揚げしらす・桜えびの土鍋めし」:【食材】白米(3合)・乾燥あらめ(15g)・釜揚げしらす(100g)・桜えび(100g)・三つ葉(適量)・金目鯛アラ(1尾分)【調味料】かつおだし(600cc)・みりん(50cc)・薄口醤油(50cc)・だし昆布(10cm平方).

  1. 白米をといでざるに上げる.
  2. 濃いめのかつおだしを取って冷ます.
  3. 乾燥あらめは水で戻してから,ざく切りにする.
  4. 金目鯛のアラは水洗いしてから,強火で焦げ目をつける.
  5. 土鍋に昆布を敷き,1 の白米と 2 のかつおだしを入れ,みりんと薄口醤油を投入する.
  6. 釜揚げしらすと桜えびを敷き詰め,中央に金目鯛アラを置く.
  7. 土鍋を強火にかけ,沸騰したら中火にして5分,さらに弱火で5分炊き,火を止めて10分蒸らす.
  8. 三つ葉は適当に刻んでトッピングする.

いかにも “主役” という顔つきのキンメダイは単なるお飾り(or出汁の素)にすぎないハリボテで,食べるところはほとんどない.土鍋炊き込みご飯は例外なくうまい.土鍋バンザイ.

→ レシピ:het dagelijkse keukenleven「あらめ・釜揚げしらす・桜えびの土鍋めし」.

◆多少風邪気味ではあるのだが,こう暑くなってくると薄着にならないとどうしようもない.

◇本日の総歩数=12,547歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.20kg(−0.30kg) / 29.2%(+0.5%)


21 april 2019(日)※新緑の上州をてくてく

◆午前5時半起床.晴れ.気温10.3度.某ミッションのため関東平野を横断する.お出かけ準備.

◆[蒐書日誌]読売新聞大評出ました(8日後オープン):三中信宏「ブルキナファソを喰う!…清水貴夫著 あいり出版 1800円」(2019年4月21日)—— 清水貴夫『ブルキナファソを喰う:アフリカ人類学者の西アフリカ「食」のガイド・ブック』(2019年2月1日刊行,あいり出版[地球のナラティブ],京都, 8 color plates + 282 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86555-066-5 → 目次版元ページ).グッドタイミングで関連記事ふたつ:メシ通「バックパッカーから研究職へ。「ブルキナファソ」に魅せられた人類学者に聞く“アフリカメシ”の未知なる世界」(2019年4月17日)/けいそう ビブリオフィル「ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈9皿め〉:ブルキナファソの納豆炊き込みごはん!?――発酵世界とわたしたち――」(2019年4月19日).

◆午前9時,つくば駅.穏やかな行楽日和.つくばセンターは物財機構公開日と筑波山ハイキングの人出で混雑している.ワタクシは関東平野横断の小さな旅へ.南流山から南浦和へ,さらに乗り換えて大宮から上越新幹線.とき315号の自由席はとても混んでいた.ほんの半時間で高崎着.東口エリアだけでなく西口エリアもどんどん再開発されて,かつての面影はJR高崎駅ナカのタイル絵にしかない.まだ慣れない駅前西口ロータリーをうろうろしてから高崎絶メシリストに載る駅前通りの〈デルムンド〉へ.名物「ハンブルジョア」はあえてはずして「ナポリタン」を.

◆上州ミッション後,車でさくっとつくば帰還.北関東道沿線は山桜と新緑のツートンカラーに染まっている.もう夕暮れだ.

◆[蒐書日誌]読売新聞オンライン>本よみうり堂「4月28日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」※ワタクシは:勝廣光『写真でつづる アマミノクロウサギの暮らしぶり』(2019年3月1日刊行,南方新社,鹿児島, 108 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86124-392-9 → 目次版元ページ)の大評を担当します.毎週書きまくり状態.

◆明日からはまた読んで書く日々の再来だ.

◇本日の総歩数=6,693歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.50kg(−0.50kg) / 28.7%(+0.1%)


20 april 2019(土)※読んでます読んでます

◆午前5時半起床.晴れ.気温8.6度.東風が吹き込んでいる.今日はひたすら読みまくる日.

◆[欹耳袋]総務省統計局の公表データ「書籍の出版点数と平均定価」によれば,ここ数年の書籍出版点数は漸減しつつも毎年7万冊あまりとのこと.ということは,毎月6千冊もの新刊が出版されていることになる.ワタクシが大手町の隔週の読書委員会で毎回目にする書評候補本は毎回100〜150冊くらいだから,月あたりだと200〜300冊になる.したがって,読売新聞への献本があるかどうかのフィルター,ならびに文化部がそれらの新刊献本の海からすくう “地引網” のフィルターでかなり絞り込まれている.

ワタクシを含めて読書委員は毎回数冊の候補本をピックアップして,読書委員会の “せり” にかける.そこでは,各読書委員が選んだ本のセールスポイントをだいたい1分/冊の「ライトニング・ビブリオトーク」として話すのだが,これがワタクシにとってはとても勉強になる.各委員が5冊ずつ選んだとすると,20名全員出席と仮定して,計100冊の新刊本のライトニング・ビブリオトークを受講することになる.日頃けっして手にしないようなジャンルの新刊本の解説を “読書のプロ” たちから教えてもらうので,役に立たないはずがない.全方位的な新刊情報まるわかり.

各週ごとに夕方から夜まで4時間かけて読売新聞読書委員会は開催されるが,それだけのエネルギーを割くだけの価値は十分にあるとワタクシは感じている.

◆昨日は南風が吹き込んで夏日ライン寸前まで気温が上がったが,今日は一転して涼しい東風のせいで午後になっても18.0度止まり.よく晴れて湿度も30%台の低さなのでおでかけには格好の日和かもしれない.

◆[蒐書日誌]ローラ・J・スナイダー[黒木章人訳]『フェルメールと天才科学者:17世紀オランダの「光と視覚」の革命』(2019年2月18日刊行,原書房,東京, 16 color plates + 435 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-562-05634-7 → 版元ページ)※やっと読了.稀代の画家フェルメールと顕微鏡を駆使した生物学者レーウェンフックが黄金時代のデルフトで幾度もすれちがうストーリー.

◆週末の夕餉は,冷凍庫に散らばっていたカレーソース袋を動員して,根菜と牛肉を追加した即席ビーフカレーを.カレースパイスをつい多めに補強したら,かなり強力な辛口になってしまったので,半熟卵をトッピング.ひさしぶりに玄米を炊いた.

◆[蒐書日誌] “爆読み” に終わりなし —— フェルナンド・バエス[八重樫克彦・八重樫由貴子訳]『書物の破壊の世界史:シュメールの粘土板からデジタル時代まで』(2019年3月22日刊行,紀伊國屋書店,東京, 739 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-314-01166-2 → 目次版元ページ)※いったん読み始めたものの途中頓挫.今ふたたび再起を期す.でも計740ページもあるんですけど.総研大学長はちゃんと読んでてエライぞ → 朝日新聞・好書好日:長谷川眞理子「「書物の破壊の世界史」 繰り返される記憶と価値の抹殺」(2019年4月20日).

◆明日はひさしぶりの上州ミッションが予定されている.

◇本日の総歩数=2,347歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.00kg(+0.05kg) / 28.6%(+0.1%)


19 april 2019(金)※一般公開とは露知らず

◆午前5時半起床.晴れ.気温10.9度.春から初夏へと更新中の観音台.昨日あたりからのうかんけん内で右のような “標識” が貼り出されていることに気が付いた.なろ天守閣から日々尻を叩かれ続けている研究員たちがきっと前方不注意で廊下や階段を猪突猛進しているからにちがいない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— なろ城下町が朝からそこはかとなくものものしい雰囲気なのは今日が一般公開日だからだと当日になって初めて知った.本館前の駐車場も半分がロックアウトされている.城下町関連のいろんな情報が頭上を通り過ぎていくことは昔からたびたびあったが,昨年からフリーダムな身分になってからはさらに “スルー度” が高まっている.

◆[蒐書日誌]新刊本の “山” を切り崩す作業は “逆-賽の河原” というしかない.切り崩しても切り崩しても気がつけばまたうずたかく積み上がっている ——

  • 好中球の貪食』(2019年4月刊行,タイムラプスビジョン[ぱらぱらミクロ・01],志木, 186 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-9910750-0-1 → 版元ページ版元ドットコム)※顕微鏡映像製作会社が手がけたミクロな世界を可視化する “ぱらぱらアニメ本” 三部作の第一作.好中球が細菌を取り込む瞬間が感動的.
  • 細菌の増殖』(2019年4月刊行,タイムラプスビジョン[ぱらぱらミクロ・02],志木, 186 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-9910750-1-8 → 版元ページ版元ドットコム)※シリーズ第二作はインフルエンザ菌(インフルエンザ・ウィルスではない)の増殖のようす.増えて増えて増えまくる.
  • パンに生えたカビ』(2019年4月刊行,タイムラプスビジョン[ぱらぱらミクロ・03],志木, 186 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-9910750-2-5 → 版元ページ版元ドットコム)※シリーズ第三作はクロコウジカビの菌糸がどんどん伸びるようす.三部作の中ではもっとも “ぞわぞわ” するぱらぱらミクロ本かもしれない.
  • 日本自然科学写真協会(編)『自然写真の平成30年とフォトグラファー:進化するネイチャーフォト』(2019年4月24日刊行,小学館,東京, 239 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-09-682267-8 → 版元ページ)※動植物を含む日本の自然写真撮影の歴史.自然写真家とメディア(書籍・雑誌)の変遷.カメラの撮影技術の進歩は大きな駆動力になった.
  • 英国キュー王立植物園:庭園と植物画の旅』(2019年4月10日刊行,平凡社[コロナ・ブックス 216],東京, 127 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-582-63515-7 → 版元ページ)※キュー公認の初めての日本語ガイドブックとのこと.
  • 鈴木朱紀子『クラゲ水族館BOOK』(2019年5月5日刊行,扶桑社,東京, 111 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-594-08194-2 → 版元ページ
  • 青柳健二『オオカミは大神:狼像をめぐる旅』(2019年5月1日刊行,天夢人/山と渓谷社,東京, 159 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-635-82138-4 → 版元トップページプレスリリース)※狛犬ならぬ狼像を巡り歩く本.
  • 松本紀生『極北のひかり』(2019年4月25日刊行,クレヴィス,東京, 237 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-909532-21-3 → 版元ページ)※アラスカ写真家による極北紀行.
  • 相見滿『分類と分類学:種は進化する』(2019年3月20日刊行,東海大学出版部,平塚, xii+127 pp., 本体価格3,500円, ISBN:978-4-486-02161-2 → 版元ページ)※半世紀前に書店に並んでいたらよかったのにね.
  • 奥山淳志『庭とエスキース』(2019年4月16日刊行,みすず書房,東京, 20 color plates + 286 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-622-08795-3 → 版元ページ)※手にした感じは写真家の一人語りのようなちょっとフシギな本.
  • 細谷和海(編著)『シーボルトが見た日本の水辺の原風景』(2019年3月30日刊行,東海大学出版部,平塚, xii+270 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-486-02095-0 → 版元ページ)※19世紀初頭に来日したフィリップ・フォン・シーボルトが日本から持ち帰った淡水魚類コレクションに関する論集.
  • ピーター・P・マラ,クリス・サンテラ[岡奈理子・山田文雄・塩野﨑和美・石井信夫訳]『ネコ・かわいい殺し屋:生態系への影響を科学する』(2019年4月22日刊行,築地書館,東京, 287 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1580-1 → 版元ページ)※先月,三宮・北野坂の焼肉屋で繰り返し “口寄せ” されたよーな記憶がある本.いわゆる “ノネコ戦争” は一筋縄ではいかない闘い.
  • リディア・ケイン,ネイト・ピーダーセン[福井久美子訳]『世にも危険な医療の世界史』(2019年4月20日刊行,文藝春秋,東京, 430 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-16-391017-8 → 版元ページ)※「瀉血」に「水治療」に「蛭」に「水銀」という盛り沢山な本.
  • リジー・コリンガム[松本裕訳]『大英帝国は大食らい:イギリスとその帝国による植民地経営は、いかにして世界の食事をつくりあげたか』(2019年3月30日刊行,河出書房新社,東京, 398+XLVII pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-309-22759-7 → 版元ページ)※大英帝国はその植民地だった国々の食文化にどのような影響を及ぼしたか.著者は10年あまり前に同じ河出書房新社から出た『インドカレー伝』の著者.

—— 以上でやっと大手町で積み上がった山の切り崩しが終わった.ゴールデンウィーク明けまで新刊本のさらなる堆積は一休みだ.日中の最高気温は24.6度と夏日ラインすれすれの暑さだったが,居室での “山崩し” 作業に追われてそれどころではなかった.

◆稲光と雷鳴とともに雨に濡れる夜.今宵は〈風の森〉ALPHA Type 1 DRY というアカン “お水” を大量に摂取し,あまつさえ肴として鰹とひろうす(がんもどき)の煮物を用意してしまったので,もう使いものにならないかもしれません状態. 「鰹とひろうすの煮物」【食材】鰹切身(8切れ)・ひろうす(小5個)・生姜(1個)・クレソン(1把)【調味料】日本酒(100cc)・濃口醤油(大さじ4)・砂糖(大さじ2)・みりん(大さじ1).

  1. 鰹切身は塩を振ってから熱湯をかけて霜降りにする.
  2. ひろうすは熱湯で油抜きをしてから,半月に2等分する.
  3. 生姜は皮付きのまま薄切りにする.
  4. クレソンは熱湯でさっと色よく下茹でする.
  5. 平鍋に水300ccを加熱し,調味料類をすべて投入してから,1 の鰹と 2 のひろうすを並べ,3 の生姜を加える.
  6. 沸騰したら中火にして,アルミホイルの落し蓋をしてから,半時間炊き続ける.煮汁が少なくなったら,スプーンで回しかける.
  7. 鰹とひろうすを皿に盛りつけてから,4 のクレソンを添えてできあがり.

生鰹よりも半干しされた「生節(なまり)」の方が味わいがあってよいと思うが,関東だとフシギなことに生節があまり手に入らない.

—— レシピ:het dagelijkse keukenleven「鰹とひろうすの煮物」|クックパッド「鰹とひろうすの煮物」.

◇本日の総歩数=3694歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.95kg(+0.20kg) / 28.5%(0.0%)


18 april 2019(木)※本郷お座敷は災厄続き

◆午前5時半起床.曇り.気温12.3度.今日も振替休日だが観音台に遊びに来た.穏やかな青空.午前8時の気温は16.1度.長かった「花粉の祭典」がようやくフィナーレを迎えたので,今日は居室の窓を全開し,昨年からじっとり取り憑いた邪鬼どもを退治する.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 日本進化学会第21回大会のシンポジウム開催が確定し,シンポジウム S07〈適応進化の永続性パラダイム3—競争は協調へ—〉のコメンテーターとして登壇することになった:2019年8月8日(木)9:00〜11:00@北海道大学(札幌).

◆[蒐書日誌]大手町から新刊が大量に着弾.一昨日の読書委員会で大ウケしたのは右端の〈ぱらぱらミクロ〉三部作『好中球の貪食』『細菌の増殖』『パンに生えたカビ』(2019年4月,タイムラプスビジョン).一冊10秒で読了できるパラパラアニメ!どうやって “書評” するのかとか訊くのはヤボの極み.

◆正午過ぎ,つくば駅.本郷へ.昼下がりの本郷通りは気温が23.5度まで上がり,半袖は正解だった.東大農学部にて事務手続きをすませ,東大博物館の〈家畜〉展示を見てから,理学部2号館なう.弥生は花の園,本郷はホネの園.今日こそはフシアワセが憑依しませんように.しかし……

  • #TodaiStat 先週の初回高座は想定外のフシアワセがあまた取り憑きました.今週こそはシアワセへの輝ける道を進みましょう.では,後ほど2号館で. posted at 09:09:38
  • #TodaiStat 今日は残務のRインストール作業に決着を付けてから,ようやく統計学概論に入れます. posted at 14:43:59
  • #TodaiStat 数々のフシアワセの憑依を受けつつも,最後には全員がシアワセに なれたと思う.来週からはハッピーな高座になるでしょう. posted at 17:00:17

◆憑き物落としにすり減ってつくば帰還.ブルキナファソ書評ゲラ修正が飛び交う涼しい夜.天理から昨夜クール便で “お水” が着弾した.ありがたやありがたや〜.ドライな〈風の森〉ALPHA Type 1 DRY と醸造タンクの底に溜まった澱酒を集めた〈神韻〉BOTTOM 29BY 無濾過生原酒.

◆明日はおとなしく観音台に終日実在する.

◇本日の総歩数=9,211歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.70kg(−0.20kg) / 28.5%(+0.1%)


17 april 2019(水)※読んで書く日々の再来

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.昇る朝日.気温は7.2度.観音台は薄曇り.午前8時の気温は12.5度.南風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 息するように書評原稿1本.これで読売新聞書評は向こう三回分の原稿を前倒しで送ったことになる.10連休明けまでは一息つけるだろう.

◆うちの界隈でフルーツタルトといえば〈フルーツ・ピークス〉に限る.

◆雲が広がる観音台の昼休みはロングコース徘徊.正午の気温は19.0度台と昨日と同じくらいだが,南風がちょいと湿っぽい.歩き読み本:川端裕人・本田公夫『動物園から未来を変える:ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』→ 版元ページ). いたるところサクラソウが満開だ.

◆[欹耳袋]NHK ためしてガッテン「激あま!シャキシャキ!魅惑のたけのこ新世界」(2019年4月10日)※この回はワタクシも見たのだが,筍を茹でずにアク抜きできるところがポイントだと知人から勧められた.大根おろし汁に数時間漬けるだけでアクが抜けるのはスゴイなあ.

◆明日は振替休日.午前中は観音台に遊びに行き,午後は本郷お座敷.

◇本日の総歩数=11,092歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.90kg(−0.75kg) / 28.4%(+0.2%)


16 april 2019(火)※新刊は新緑と相関する

◆午前5時半起床.晴れ.気温4.7度.昨日と同じくすっきり爽やかな青空が広がっている.今日は振替休日だが,観音台に遊びに来た.午前8時の気温は13.5度.湿度は38%.

◆[蒐書日誌]川端裕人・本田公夫『動物園から未来を変える:ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』→ 版元ページ)※これは書評本.15年ほど前,ニューヨーク植物園に毎日メトロノースで通ったことがあるが,ブロンクス動物園はその真南に位置している.

◆午前の┣┣" 撃ち —— シンポジウムよりも先に懇親会会場を決めるデビルマン./清水貴夫『ブルキナファソを喰う:アフリカ人類学者の西アフリカ「食」のガイド・ブック』のゲラ修正完了.

◆[蒐書日誌]小倉ヒラク『日本発酵紀行』なる本が来月出るのか.予約締切ぎりぎりの昨夜のうちにメールで一冊発注した.

◆大手町の書評確定本が “未読了” のまま林立しているというのは精神衛生上とてもよろしくない.しかし,その背後にはもっとたくさんの書評候補本がすでに堆積していることを誰も知らない.もちろん呼吸するように読んでは書いているのだけどぜんぜん追いつきません状態.

◆午後3時,つくば駅.初夏の陽気.気温21度.大手町へ.午後4時半過ぎ,大手町着.読売新聞東京本社ビルへ登攀.すでに新モノの “鰹節” を物色中.また堆積新刊本の山が隆起するぞ.

◆iPhone via MOBO キーボードが読書委員の間で大評判.本体が iPhone なので,PC の代わりにはきっとならないだろう.しかし,テキスト入力に関しては指の太いワタクシにとっては救世主のような外付けキーボードで,読売新聞書評原稿の執筆くらいはもうこれで十分だ.

◆午後6時から読書委員会.大型10連休をはさむので,今回はいつもより多い3週間分の掲載書評記事を決める.午後9時に終了.またまたたくさんの新刊本を抱えることになった.アルコール依存症ならぬ新刊依存症.

◆神保町のヒミツの二次会には立ち寄らず,つくば直帰.明日はおとなしく観音台に自在する.

◇本日の総歩数=7,111歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.65kg(−0.25kg) / 28.2%(+0.8%)


15 april 2019(月)※桜花から新緑の季節へ

◆午前5時半起床.雨.気温12.3度.昨夜からの雨雲は昇る朝日とともに消えていった.青空が広がる観音台は雨上がりの水たまりがまだ点々と残っている.桜が散り始めた農林団地は早くも新緑が萌え出ている.午前8時の気温は13.6度.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 早くも来年の中島ホール予約の件.さくさく依頼.

◆[欹耳袋]_φ(・・

  • Alexei Nikolajewitsch Sewerzow = Алексей Николаевич Северцов = アレクセイ・ニコラエヴィチ・セヴェルツォフ
  • Alchalaxis[独] = アルハラクシス

上記の件についてポートアイランドの著者に問い合わせ.即返信があり納得した.

◆初夏のような日差しが降り注ぐ昼休みはロングコース徘徊.正午の気温は21.2度と安定の20度ライン超え.でも北西風が強いので気温ほどの暑さは感じない.湿度25%と乾いているので,爽快な天気.花見客の波が引いた桜並木はもう若葉への移行中.

◆[蒐書日誌]本日の歩き読み本:伊東道風『万年筆バイブル』(2019年4月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・699],東京, 205 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-06-515358-1 → 版元ページ)読了.世界の名だたる万年筆メーカーを紹介した最終章と付録の万年筆年譜は読み応えがある.万年筆に歴史あり.良書.ちなみに,ワタクシがいつも愛用しているのは,『万年筆バイブル』には載っていない Rotring の〈CORE〉という廃番万年筆.あの黒々としたインクは格別.その他には,もっとも歴史が長い Faber-Castell の学童習字用万年筆が2本.インクは黒とロイヤルブルーの2色.

◆[蒐書日誌]読売新聞書評が8日が経過して予定通りネット公開:三中信宏「満ちあふれる愛情 —— フクロウの家…トニー・エンジェル著 白水社 3000円」(2019年4月7日)※みなさんもフクロウちゃんに癒やされてくださいな.

◆近所のスーパーに寄るたびに,掘りたての筍が「買え〜買え〜」と呼びかけるので,今宵は土鍋で筍ごはんを炊いた.毎年この季節にしか出回らない旬の食材は食べ損ねないうちに食卓に招待する.炊きたてで熱すぎたせいか,新緑をイメージする木の芽がどんどん萎れてしまってさあタイヘン.

ちょうど一年前の4月にアップしたクックパッドの自分レシピ「土鍋で炊く筍ごはん」のアクセス数が今月に入って急上昇している.みんな筍が好きなのね.筍を茹でるのに「米ぬか」みたいな邪魔くさいものは不要.ワタクシは筍を茹でるときは「白米とぎ汁」+「玄米ひとつかみ」+「酒粕」と決めている.失敗したことはない.

◆明日は振替休日.夕方からは大手町にて読書委員会がある.

◇本日の総歩数=9,590歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.90kg(+0.85kg) / 27.4%(−1.1%)


14 april 2019(日)※今日も弥生にて司会業

◆午前5時半起床.雲が多い.気温7.5度.午前8時半,つくば駅.

◆[蒐書日誌]読売新聞オンライン「4月21日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」※ワタクシは:清水貴夫『ブルキナファソを喰う:アフリカ人類学者の西アフリカ「食」のガイド・ブック』(2019年2月1日刊行,あいり出版[地球のナラティブ],京都, 8 color plates + 282 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-86555-066-5 → 目次版元ページ)の大評を担当する.

◆午前10時前,弥生キャンパス.薄曇りときどき晴れ間.都内の気温は17.7度.暖かすぎる.長袖を来てきたのは失敗だったかも.まずは農学部正門横のハチ公パパにご挨拶してから,フードサイエンス棟へ.中島ホールへ.10時半から生物地理学会大会二日目のスタート.本日は,一般講演のあとに,特別講演が予定されている:中村純夫「謎のカラスを追って樺太へ,大陸へ」2019年4月14日(日)15:00〜@東京大学農学部フードサイエンス棟中島ホール.ワタクシは今日もまた司会業だ:

  • [弥生]もうすぐ生物地理学会大会二日目のスタート. posted at 10:29:01
  • [弥生]本日は,一般講演のあとに,特別講演が予定されている:中村純夫「謎のカラスを追って樺太へ,大陸へ」2019年4月14日(日)15:00〜@東京大学農学部フードサイエンス棟中島ホール.ワタクシはまたまた司会業. posted at 10:35:18
  • [弥生]特別講演なう。 posted at 15:05:24
  • [弥生]カラスカラスカラス〜 posted at 15:11:01
  • [弥生]カラスを求めてサハリン縦断。さらに、極東ロシア探査へ。 posted at 15:33:39
  • [弥生]ハシボソガラスとハシブトガラスの雛の幼綿羽の有無による分布への影響。 posted at 16:06:35
  • [弥生]特別講演だん。総会なう。 posted at 16:21:43

◆総会後は根津に下り,しばし歓談.

◆[蒐書日誌]車中読書本:伊東道風『万年筆バイブル』(2019年4月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・699],東京, 205 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-06-515358-1 → 版元ページ)※第3章まで読了.万年筆とインクとの相性とか,万年筆の製造工程写真とか,微細なペン先まで,いたるところ “万年筆ラヴ” な本.図版いっぱい.おもしろい.

◆午後10時過ぎにつくば帰還.小雨が降り出していた.

◇本日の総歩数=8,159歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 86.05kg(+0.35kg) / 28.5%(+1.0%)


13 april 2019(土)※青空の本郷にて司会業

◆午前5時半起床.晴れ.気温2.5度の冷え込み.午前8時過ぎ,つくば駅.予報通り絶好の行楽日和.これから本郷へ.

◆伊藤謝恩ホール着.赤門・桜・青空は本日の特選三点セット.10:00から小会議室にて日本生物地理学会評議員会.〈カメリア〉にて昼食後ホールへ.午後いっぱいに市民シンポジウムの司会を務めた.

  • [本郷]開場なう。午後のイベントはは400席満席の満員御礼。 posted at 12:29:31
  • [本郷]もうすぐ開幕。席がどんどん埋まっている。 posted at 12:52:45
  • [本郷]シンポ受付がやや遅延。まだ入場しきれていないので開始時刻が数分ずれることに。 posted at 13:00:44
  • [本郷]延々と続くシンポジウム。 posted at 15:29:23
  • [本郷]カラーボールがぼんぼん飛ぶ講演会場。 posted at 15:46:25
  • [本郷]談笑の開場。神戸和佳子さんのユニークなトーク。 posted at 15:51:33
  • [本郷]橘玲さんの質疑コメントなう。 posted at 16:47:19
  • [本郷]シンポジウムだん。 posted at 16:59:56

◆学会懇親会は東大中央食堂2Fの〈エ・プロント〉にて.理性的な時間につくば帰還.

◆[欹耳袋] @jcast_news 「「ニコ動っぽい」京大講義に反響 コメント参加型で「学生の没入度大きい」」(2019年4月12日)※〈パパパコメント〉は一時期ワタクシの高座でも使ってみたが,最近はぜんぜん使わなくなった.画面をズームアップすると弾幕が見えなくなるからね.

◆明日の生物地理学会大会はいつもの農学部中島ホールにて.

◇本日の総歩数=11,234歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 85.70kg(+0.05kg) / 28.5%(+0.8%)


12 april 2019(金)※桜花が舞い散る曇り空

◆午前5時半起床.夜明けはまだ青空がのぞいていたが,しだいに雲が広がってきた.午前8時の気温は7.9度.日中もあまり暖かくならないとの予報.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今月末から始まるうどん県での展示資料として某巨大本を発送する準備がなかなかタイヘン.高松から事前に送られてきた梱包材一式が厳重きわまりない.詰め物用のふかふかした “綿ふとん” が何枚もある.これだけ厳重に “ふとん蒸し” にすれば,重さ10kgのヘッケル本だって問題ないだろう.

◆午後の┣┣" 撃ち —— ぐるぐる巻きに梱包した巨大な荷物を郵便局に持ち込み,着払いで高松へ発送.

◆夕方の厨房.意外なことにミートソースをつくったのはほんとうに久しぶりのことだった.盲点のように忘れられていた.

◆明日は本郷の伊藤謝恩ホールにて,日本生物地理学会大会の評議員会出席と市民シンポジウムでの司会業.絶好の行楽日和になるとの予報.

◇本日の総歩数=4,750歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.65kg(+0.10kg) / 27.7%(−0.9%)


11 april 2019(木)※本郷お座敷は波乱万丈

◆午前5時半過ぎ起床.雨上がりの青空.朝日が眩しい.気温は4.2度.北風強め.すっきりと青空が広がる観音台.午前8時の気温は8.2度.北西風が冷たい.農林団地の桜並木は意外なほど散っていない.今日は午前中だけのうかんけんに実在し,午後は本郷お座敷の雪辱戦である.今日こそは開講します.今日こそは.

◆午前の┣┣" 撃ち —— R周りのもろもろアップデート作業.たった1週間にしてはたくさんのパッケージがバージョンアップされていた.RStudio インストーラーが巨大すぎる./新規┣┣" お一人様ご到着〜.人生初の福井大学文京キャンパス高座.

◆昼下がり,つくば駅.晴れて北風が冷たい.午後2時,本郷着.懐徳門から理学部2号館へ.午後2度の気温は15.4度.日差しは暖かいが強い北風が冷たすぎる.先週は履修期間外の “丸ぼーず” だったので,今週こそは.初日の顛末は以下の通り:

  • #TodaiStat やっとひとり登場なう. posted at 14:45:51
  • #TodaiStat 今年は40人もいる! すばらしい. posted at 15:23:58
  • #TodaiStat 盛大なるフシアワセの降臨で忙殺された105分だった(orz).いつもはフシアワセと背中合わせの Windows ではなく,今日は macOS の深刻なフシアワセが多々発生した.とくに「tcl/tk」周りの御不幸.再起動してもカスタムインストールしてもダメ.別件は “生体肝移植” のオペが必要. posted at 17:05:27
  • #TodaiStat 来週の高座では諸々のフシアワセどもを皆伐したいが. posted at 17:06:26

去年よりも多くの受講生が集まってくれたのはよかったが,生まれいづる数々のフシアワセに時間いっぱい追いまくられた.来週は実質的な噺をしたいが,まだ R の悩みは尽きないにちがいない.

◆数々の “救命活動” でとてもすり減ったので,夜はどこかでちゃんと “再生” しないと.

◆[蒐書日誌]読み中のクリス・チェインバーズ[大塚紳一郎訳]『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』(2019年4月1日刊行,みすず書房,東京, vi+330+xl pp., 本体価格4,400円, ISBN:978-4-622-08788-5 → 目次版元ページ)にはスピン(しおり紐)が2本も付けられている.最近の本では稀有ではないだろうか.

◆午後11時過ぎ,つくば帰還.当然の報いのうう…….

◇本日の総歩数=11,185歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 85.55kg(−0.35kg) / 28.6%(0.0%)


10 april 2019(水)※冬の雨に濡れる桜並木

◆午前5時半起床.曇り.気温6.4度.寒〜.農林団地の桜並木が冷たい雨に打たれている.午前8時の気温はさらに下がって5.7度と冬に戻ったような冷え込み.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死」(2019年4月10日)※「首都圏大学非常勤講師組合の幹部は「博士課程まで進んでしまうと、破滅の道。人材がドブに捨てられている」と語る」.→ 参考ツイート

◆こんな日は優雅な10時のティータイムがあっても怒られることはないわなあ.

◆冷たい雨が降り続く昼休み.正午の気温は5.7度と真冬並みの寒さ.もちろん外をふらふら徘徊することなく,暖かい居室に立てこもるしかない.今日のお弁当は変わり映えしないが,一週間目の最長不倒ぶり大根が真っ黒に照り光りしている.

◆[蒐書日誌]音羽から〈選書メチエ〉新刊3冊ドーンといただきましたっ! ありがとうございますっ —— ギヨーム・ド・ベルティエ・ド・ソヴィニー[鹿島茂監訳|楠瀬正浩訳]『フランス史』(2019年4月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・697],東京, 667 pp., 本体価格3,150円, ISBN:978-4-06-515029-0 → 版元ページ)※破格に分厚いメチエ.いきなり700頁のアッパーカットを食らってよろめく昼下がり.ローマ属州ガリアからミッテラン政権まで. /ジャック・ラカン[藤田博史・片山文保訳]『アンコール』(2019年4月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・698],東京, 265 pp., 本体価格1,950円, ISBN:978-4-06-515340-6 → 版元ページ)※「後期ラカンの真髄がここにある」とオビに書かれている1972〜1973年のセミナー記録.数式と “性的関係” の話って『「知」の欺瞞』で糾弾されたアレのことね./伊東道風『万年筆バイブル』(2019年4月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・699],東京, 205 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-06-515358-1 → 版元ページ)※日頃から万年筆ヘビーユーザーのワタクシ的にはこの新刊は読むしかないでしょ.著者「伊東道風」ってかの銀座〈伊東屋〉の “チコちゃん” みたいな存在?「ボーっと書いてんじゃねーよ!」.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 今年度初の出張伺の会計システム入力という微小┣┣" 征伐.何年経ってもこのシステムには慣れないねえ.

◆雨夜.午後はずっと5度台の寒さだった.こんな寒いときにはお鍋に限る.やや季節はずれ感は否めないけどきりたんぽ鍋を〈睡龍〉21BY生酛生詰の燗酒とともに.

◆[蒐書日誌]古居智子『100年前の東京と自然:プラントハンター ウィルソンの写真』(2019年4月10日刊行,八坂書房,東京, 127 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-89694-259-0)読了.東京を中心として関東一円にわたる巨木や古木のみごとな写真が満載.その後の戦火に遭う前の日本の風景が見られる.桜・銀杏・小石川植物園・日光・箱根など.

◆明日は本郷高座.さて,お客さんは来るのかなぁ〜.それとも “坊主” かなあ.

◇本日の総歩数=3,776歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.90kg(+0.30kg) / 28.6%(+0.3%)


9 april 2019(火)※本たちに囲まれる人生

◆午前5時半起床.晴れ.気温は1.0度と寒い.朝日に映える農林団地の桜並木はまだまだ見ごたえがある.ここ数日は気温が低いと予報されているので,風雨にさらされなければ桜吹雪にはならないだろう.午前は8時の気温は8.4度.

◆[蒐書日誌]前回の大手町で “水揚げ” された新刊本たち —— クリス・チェインバーズ[大塚紳一郎訳]『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』(2019年4月1日刊行,みすず書房,東京, vi+330+xl pp., 本体価格4,400円, ISBN:978-4-622-08788-5 → 目次版元ページ)※当然ワタクシのところに流れ着きました./倉谷滋『進化する形:進化発生学入門』(2019年3月20日刊行,講談社[講談社現代新書・2517],東京, 350 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-06-515112-9 → 版元ページ)※東京大学出版会とか工作舎の “重厚長大本” に比べれば有意に薄い./坂井建雄(編)『医学教育の歴史:古今と東西』(2019年3月20日刊行,法政大学出版局,東京, xiv+572+12 pp., 本体価格6,400円, ISBN:978-4-588-37127-1 → 版元ページ)※600ページ.重いなあ.医学を含む自然科学がどのように日本に入ってきたのか.蘭学ファンとしては手に取るしかない.

◆正午の気温は14.1度.のどかな春霞のお昼休みにロングコース徘徊.近辺の集落ではそろそろ田植えの前準備が始まっていた.あと半月もすれば田んぼへの灌水が始まるだろう.農林団地の桜並木はお花見客が戻ってきたようだ.よき日和である.本日の歩き読み本:宮野公樹『学問からの手紙:時代に流されない思考』(2019年3月6日刊行,小学館[入門!ガクモン 人気大学教授の熱烈特別講義],東京, 215 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-09-388672-7 → 目次版元ページ)※第2章まで読了.学問・研究・科学をめぐるベーシックな議論.前著:京都大学学際融合教育研究推進センター編『異分野融合、実践と思想のあいだ。』(2015年3月31日刊行,京都大学学際融合教育研究推進センター,京都,119 pp., 非売品 → 目次)よりももっとラディカルな主張.

◆[蒐書日誌]新刊本の “山” を切り崩す作業は午後も続く —— 古居智子『100年前の東京と自然:プラントハンター ウィルソンの写真』(2019年4月10日刊行,八坂書房,東京, 127 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-89694-259-0)※植物学者 Ernest Henry Wilson(1876–1930)による日本の植物写真集.本書の刊行と同時に国立科学博物館で同名の企画展〈100年前の東京と自然:プラントハンター ウィルソンの写真から〉が開催予定(2019年4月13日〜6月16日)./アーダーム・ミクローシ[小林朋則訳]『イヌの博物図鑑』(2019年2月15日刊行,原書房,東京, 223 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-562-05612-5 → 版元ページ)※全編イヌだらけ.大きいのも小さいのも,細いのも太いのも. /村山由佳 『もみじの言いぶん』(2019年3月30日刊行,ホーム社,東京, 95 pp., 本体価格1,300円, ISBN: 978-4-8342-5327-6 → 版元ページ)※イヌちゃんの次はネコちゃん.大阪弁をしゃべる天国ネコちゃんの一人語り.ネコだからこそこの突き放したスタンスで語れるわけで,これがイヌだったら密着しすぎて本にならなかっただろう./フランソワ・ドゥラランド[柿市如訳]『クセナキスは語る:いつも移民として生きてきた』(2019年4月15日刊行,青土社,東京, 266+xxxxiv pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-7917-7148-6 → 版元ページ)※オビには「数式を使わずに平易な言葉ではじめて語られる」と.数学者ですかそうですか./今尾恵介『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み:関西(2)近鉄・南海』(2019年3月30日刊行,白水社,東京, 315+iii pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-560-09687-1 → 版元ページ)※鉄分多し.すべてカラーマップ.この調子で全5巻出すんだ./井坂理穂・山根聡(編)『食から描くインド:近現代の社会変容とアイデンティティ』(2019年2月21日刊行,春風社,横浜, 391+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-86110-633-0 → 版元ページ)※ここのところとても高い確率で「食」の本を手にしていることが多いのはなぜだろーか. —— 以上で,作業終了.

◆夜,大量の新ジャガが届いたので,定番の「新ジャガの煮っころがし」をつくった.新ジャガを皮付きのままごま油で炒め,黒砂糖の甘辛い濃いめのタレを煮詰めてからめる.うっかり食べすぎるとタイヘンなことになる.熱いうちに発酵バターと和えるという究極の必殺ワザは繰り出さなかった.

◆明日は真冬の寒気が入りこんで雨やら雪が降るとのコワい予報が出されている.せっかく夏タイヤに履き替えたばかりなので,まかりまちがっても雪がちらつくような “天変地異” は勘弁してほしい.

◇本日の総歩数=11,249歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 85.60kg(−0.40kg) / 28.3%(−0.4%)


8 april 2019(月)※桜花を散らす雨が降り

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温9.0度.北東風強し.曇りときどき小雨が降る観音台は地面も桜色に染まり始めている.風雨があれば桜吹雪になるだろう.午前8時の気温は7.6度.東風が冷たい.週末の陽気とはおおちがい.

◆[欹耳袋]アレクサンダー・トドロフ[中里京子訳|作田由衣子監修]『第一印象の科学:なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?』(2019年1月16日刊行,みすず書房,東京, 本体価格3,800円, ISBN:978-4-622-08762-5 → 目次版元ページ)の読売新聞書評原稿.大評原稿として書いたので,掲載記事よりも長かったりする.

◆降ったり曇ったりのあいにくの空模様で,今日はさすがに農林団地のお花見渋滞はないだろう.今日のお弁当は仕込んでから5日目のぶり大根をメインに,新ジャガのサラダとトルティージャ.鍋のなかで “年季” が入りまくったぶり&大根は黒々と鎮座する.アンタッチャブルかも.たまご色のナガタユイ『卵とパンの組み立て方:卵サンドの探求と料理・デザートへの応用』(2019年2月14日刊行,誠文堂新光社,東京, 191 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-416-61840-0 → 目次版元ページ)をつまみ食いしていたら,たたみかけるように,dancyu 最新号の2019年5月号の特集がなんと〈たまごデイズ〉だった.一面のたまご色は卵業界の壮大な戦略なんだろうか.

◆[蒐書日誌]Charles R. Darwin 1897 (1876). The Variation of Animals and Plants under Domestication, Volume 1. D. Appleton, New York. Chapter 1: Domestic Dogs and Cats. イヌに対する人為淘汰と家畜化については pp. 15-45: "Man thus closely imitates Natural Selection". (p. 42)

◆スーパーの鮮魚売り場に寄ったら,見慣れない “変顔” の赤い魚が「買え〜買え〜♫•*¨*•.¸¸♪ 」と合唱していたので,レジにお連れした.午後7時の気温は7.2度の一桁台.今宵はとても寒いのであたたまるものをつくることが夕方の自分会議で決まっている.赤い “変顔” のお魚はひさしぶりのアクアパッツァとなり,冷え込む夜を温めてくれましたとさ.千葉県産のホウボウをすぐ近くのスーパーで見ることはひょっとしたら初めてかもしれない.

◆明日も気温が低いとの予報.とりわけ明後日の水曜は真冬のような寒さが降りてくるらしい.暑かったり寒かったりとめまぐるしい.

◇本日の総歩数=3,642歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.00kg(+0.15kg) / 28.7%(+0.1%)


7 april 2019(日)※お花見つくいち春爛漫

◆午前6時前起床.晴れ.気温11.2度.北風.今朝は何ものにも追い立てられないのでゆるゆると厨房へ向かう.

◆[蒐書日誌]読売新聞書評出ました:三中信宏「満ちあふれる愛情 —— フクロウの家…トニー・エンジェル著 白水社 3000円」(2019年4月7日)※トニー・エンジェル[伊達淳訳]『フクロウの家』(2019年2月10日刊行,白水社,東京, 277+7 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-560-09675-8 → 目次版元ページ).

◆お昼時のつくば中央公園.薄雲が広がっているせいか,昨日のような直射日光攻撃はなく,穏やかな良き日和だ.〈お花見つくいち〉には大勢の人が集まり,テントやマットを敷いて思い思いにくつろいでいる.

◆[蒐書日誌]落合淳思『漢字の字形:甲骨文字から篆書、楷書へ』(2019年3月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2534],東京, viii+207 pp., ISBN:978-4-12-102534-0 → 目次版元ページ)読了.本書が読者を惹きつけて離さない理由は,漢字のもつ本来的な “ヴィジュアル性” を「祖先漢字フォント」をわざわざ新規製作してまで著者が最大限に引き出した点にある.

◆[欹耳袋]読売新聞オンラインが今年度から事前登録制となり,「読売ID」なるものを取得する必要が生じた.〈本よみうり堂〉の書評記事はすべてこれまで同様に読めると聞いていたので,一般無料登録をすましたのだが,ログインできないんですけどですけど.これじゃ自分の書評記事が読めない(泣).読売新聞オンラインの内部処理に時間がかかっているのかもしれないから,明日またログインしてみよう,と思ったら,なんだ,すでに “紙新聞” を購読している「読者会員」しかオンライン書評記事は読めないわけね.ワタクシは読売新聞を購読していない人なので,ワタクシの書いた読売新聞書評をワタクシ自身は読めないことが確定.いったいどーしてくれんの,これ. ← この箇所はワタクシの誤解であることが判明.書評記事のオンライン公開に関しては, “紙” での掲載から8日後に “ネット” 公開され,一般読者にも読めるとのこと.2〜3月については “紙” と “ネット” が特別キャンペーンとして同時に公開されたが,4月以降は8日間の時差をもたせるというデフォルト体制に戻ったと聞いた.一安心一安心.お騒がせしてたいへん申し訳ありませんでした.

◆明日からはいつもの日常が始まる.

◇本日の総歩数=6,751歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.85kg(−0.30kg) / 28.6%(−0.3%)


6 april 2019(土)※黄砂と花粉の春爛漫に

◆午前6時半過ぎのろのろ起床.朝日がまぶしすぎる.気温は12.6度.高すぎる.今日はヒノキ花粉とともに黄砂も襲来するとのこと.春爛漫の土曜の朝は「冷凍ご飯バターライスのオムライスのハヤシライス」というフクザツな名前の一皿をつくった.名は体を表わす.しかし,食材はすべて残りものばかりなので手間は全然かかっていない.

◆お昼前.桜吹雪の観音台はすでに花見客でいっぱい.農林団地の道路は路側駐車のためにいたるところで詰まっている.午前10時の気温は19.2度.昨日よりも急勾配で暖かくなっている.この分だと来週は盛大に散ることだろう.今日と明日のチャンスを逃すべからず(煽る煽る).

◆先日から使い始めた iPhone XS は100%フル充電すると48時間後に20%ラインを下回るようだ.日々の使い方にもよるが,意外によくもつなあという印象.

◆[欹耳袋]iOS の外付けBluetoothキーボードから「日本語かな入力」する方法は iPhone 側で設定変更すればいいことがわかった.以下は ELECOM サポートサイトから:

ELECOMさん,ありがとう.MOBO Keyboard にも使えた.やっぱり「かな入力」は心地よし.ブラインドタッチできるし.いくつかの文字や約物のキー配置にまだ慣れないけど.

◆試しに,iPhone & MOBO で書評原稿を書いているのだが,まったく支障なくさくさく文章が書けてしまう.これはもうラクすぎて,わざわざ MacBook Pro を持ち歩くのがバカらしくなってしまうほどだ.iPhone 側のエディターは〈メモ〉アプリを使用.iCloud にアップロードして,MacBook Pro 側でも編集可能.テキスト入力だけだったらこれでもう十分かも.

◆iPhone で書評原稿もう1本.MOBO の日本語かなキー配列にもやっと慣れてきたかな.

◇本日の総歩数=4,188歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.15kg(−0.25kg) / 28.9%(+0.1%)


5 april 2019(金)※農林団地はお花見渋滞

◆午前5時半起床.晴れ.気温は2.6度.やっと氷点下の冷え込みから脱出した.飛行場橋をわたればもう満開の桜並木が続く観音台.朝早くから花見客が途切れない.午前8時の気温は11.5度.昨日のようなうすら寒さは微塵もない.そろそろ今季のクライマックスだろうから,終日大勢の人と車で農林団地は大混雑するにちがいない.この週末はタイヘンなことになるだろう.

◆[欹耳袋] #ほぼ日の学校 新講座〈ダーウィンの贈りもの I〉参加申込開始|講師紹介.ワタクシのトーク:三中信宏「わけることとつなぐこと —— 進化の観点」2019年6月27日(木)19:00〜21:30@北青山〈ほぼ日刊イトイ新聞〉

◆午前の┣┣" 撃ち —— お昼前,気温はすでに19度に達しそうな上がり方.小さすぎる iPhone XS のキー入力に難儀したので,MOBO Keyboard なる Bluetooth キーボードを使い始めた.かな入力派のワタクシにとってはローマ字入力はハードルが高いが,とてもラクなことは確か.

◆[蒐書日誌]大手町から着弾した今回の読書委員会での “漁獲物”.その内訳は —— 罪深き心理学あり,異分野融合と領域融合,東京プラントハンター,喰うインド,今尾 “鉄道” 本,重くて厚い医学教育史,クセナキス対談本,イヌ図鑑,そして絶讃ネコ(=もみじ)本.以上.ちゃんと読まなあきまへんで.

◆ぽかぽか陽気の昼休み.のうかんけん構内にはお花見グループの輪がいくつもできていた.気温は20.8度まで上がり,ぶらぶら歩きには絶好の天気.実に5ヶ月ぶりにロングコース徘徊.半袖出勤は正解だった.今日のお弁当は,ぶりの照焼きをメインにして,筍の煮物とスナップえんどうと牛肉しぐれ煮を詰め込んだ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 書評1本.発酵バンザイ! もう1本も仕上げてしまいたいな.

◆[蒐書日誌]Laura J. Snyder『Eye of the Beholder: Johannes Vermeer, Antoni van Leeuwenhoek, and the Reinvention of Seeing』(2015年刊行,W. W. Norton & Company, New York, xvi+432 pp., ISBN:978-0-393-07746-9 [hbk] → 版元ページ)※最近翻訳が出た:ローラ・J・スナイダー[黒木章人訳]『フェルメールと天才科学者:17世紀オランダの「光と視覚」の革命』(2019年2月18日刊行,原書房,東京, 16 color plates + 435 pp., 本体価格3,800円, ISBN:978-4-562-05634-7 → 版元ページ※原注pdfはネット公開)の原書. この原書には詳細な原注(pp. 331-390)と文献リスト(pp. 391-405)そして索引(pp. 407-432)の三点セットが付けられているが,訳本ではすべて省かれている.訳本の版元ページでは「原注」の翻訳 [pdf] がオンライン掲載されてはいるのだが,その分量はたった28ページしかない.原書では60ページもあるのだから翻訳に際して “部分的” に “抄訳” されたのではないかと推察される.サンプリングした限り,訳されている注もあれば,訳されていない注もあるのでやっぱり “抄訳” なのだろう.しかも,原注で参照されている文献リストが訳本には含まれていないので,各出典をたどることがそもそもできない.文献リストはたった15ページなんだから入れればいいのに.もちろん索引26ページ分がまるまるないのも相当な減点対象だとワタクシは考える.

◆最高気温が21.5度まで上がった今日は日が暮れても気温が下がらない.砂塵が舞う夕方,厨房で必死のパッチでハヤシライスをつくったら,お肉だらけのハヤシライスになってしまった.洋風肉丼みたい.デミグラスソースをもっとかければよかったか.そのスキを狙って落とし箱に巨大な┣┣" が降臨していた.とりあえず,ハヤシライスを完食してからお相手しよう.それとは別件の大┣┣" も出現.肉盛りハヤシライスは┣┣" を誘引する作用があるのか.

◆夜遅く,もう1本の書評を書き終わった.これで宿題のいくつかはすんだので,心置きなく寝られる.

◇本日の総歩数=10,888歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.40kg(+0.05kg) / 28.8%(+0.1%)


4 april 2019(木)※本郷お座敷験直しの儀

◆午前5時半起床.晴れ.気温は今朝も氷点下1.0度の差寒さ.朝日の観音台は氷点下の冷え込みを引きずっている.午前8時の気温は7.3度.西風が冷たすぎる.今日は午前中のみのうかんけんに実在し,午後は今季初の本郷お座敷へ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 査読┣┣" 様おひとりをお迎えする朝./本日の本郷お座敷で配布するファイル一式の用意完了.

◆昼休みの観音台はお花見渋滞で身動きが取れない.正午の気温は15.2度.日差しがさんさん,南風も暖かく.今季の花見にはベストコンディションだろう.ワタクシは混雑に巻き込まれないうちにとっとと撤収するのみ.

◆午後2時過ぎ,ひさしぶりの本郷お座敷へ.午後の都内は気温15.0度と春らしい日和になっている.しかし,教務に立ち寄ったら,「センセイ,Sセメスターは明日4月5日開始ですが……」と言われ,「でも,確かに4月4日開始と教務からメールが……」と,一転にわかに不安の雲が湧き上がる.いさささか不安をいだきつつ理学部2号館第1講義室にて高座の支度をしてじっと待つも,学生がだれもこないという事態。やはり,例年よりも1日早いスタートが周知されなかったのが原因のようだ(おいっ)。

◆本郷お座敷の初日ということで、気合を入れて懐徳門をくぐったにもかかわらず、予期しない不運に取り憑かれた.とぼとぼと2号館をあとにして,験直しのため〈廚菓子くろぎ〉へ。あんみつがなかったので、葛きりをいただく。 東大の構内にある別天地。天井を見上げると、木琴の音板にしか見えない。

◆[欹耳袋]読売新聞「銀座から臨海部へ都が地下鉄、10~20年後に」(2019年4月4日)※「将来的には茨城、千葉県方面と都心をつなぐつくばエクスプレスなどとも接続し、羽田空港まで直結させることを目指す」— TXを茨城空港方向に延伸する案よりはマシかもしれない.

◆午後5時半,つくば帰還.今日はとても験の悪い一日だったので,夜もしっかり験直しの儀式を執り行った.天然ぶりカマのぶり大根と郡山・仁井田本家の〈穏〉純米吟醸うすにごり生.活性にごり酒のシュワシュワ~.バクハツ系でも呑まんことには厄落としにならない.ぶり大根は煮込みがまだぜんぜん足りないが,3日目くらいになれば味が染みてもっとよくなるはず.

◆明日はきっとシアワセがやってくるにちがいない.

◇本日の総歩数=7,335歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.35kg(+0.10kg) / 28.7%(+0.5%)


3 april 2019(水)※昼休みのお花見ランチ

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下1.7度.寒すぎてどうにもならん.4月になったというのに最低気温が氷点下2.3度まで下がると服装に困る.青空の観音台は朝早くから花見客がゆるゆる運転をしていてうっかり追突しそうになる.午前8時の気温は5.5度.朝日を浴びてもまだひんやりしている.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 季節はずれの五月雨のように着弾する「私の番号」よこせリクエスト.簡易書留で返送せよという指定あり.返信封筒の「簡易書留」表示を “墨塗り” してからポストに投函すればいいやと思ったら,ご丁寧なことに「ポストに投函しないように」と大きく朱書きされている.敵もさるものである.しかし,当方側の事情として遠くの郵便局の窓口までわざわざ出向く余裕はないので,その簡易書留返信封筒そのものを別の封筒に入れて普通郵便で返送するという新たな迎撃策を編みだした.時間を浪費しないための時間を浪費してしまったが,首尾よくミッションを完遂したということで納得しよう.

◆[分類思考]ブクログ 「『分類思考の世界』のレビュー 三中信宏 (ぐぐぅさん)」(2019年4月2日).

◆昼休み.正午の気温は10.7度とやっと10度を超えたが,冷たい北風が吹き体感気温はもっと低い.農林団地構内道路がお花見客でとても混雑しているのを横目に,のうかんけん構内にてお花見ランチを決行.日だまりの地表付近に円座するとそれなりに暖かい.シートが飛ばないように甘藷や瓜で押さえつけるのは農研スタイル. 各自ランチ持参ということで,ワタクシも曲げわっぱを持ち込んだ.とんかつ・ポテトサラダ・スティックセニョール・筍というコンテンツ.帰りがけに重し代わりの瓜をもらってきた.

◆[欹耳袋]ほぼ日の学校新講座〈ダーウィンの贈りものⅠ〉は2019年4月5日(金)11:00から参加申込開始とのこと.ワタクシも登壇噺家のひとり:三中信宏「わけることとつなぐこと:進化の観点」2019年6月27日(木)19:00〜21:30@北青山〈ほぼ日刊イトイ新聞〉

◆午後の┣┣" 撃ち —— 書評原稿をまたひとつ大手町に送信.書きまくり.

◆日中は13度近くまで上がったが,日が暮れてするすると気温は下がり,7度台の寒さに.4月とはいえ,連日こう冷え込むようでは,暖かいものを用意するしかない.ずいぶんひさしぶりに牛スネ肉のボルシチを仕込んだ.圧力鍋でちゃちゃっとつくるのでたいして時間はかからない.

◆明日の午後は本郷お座敷の初日.はたして何人の “お客” が来てくれるだろうか.

◇本日の総歩数=4,061歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.25kg(+0.35kg) / 28.2%(−0.4%)


2 april 2019(火)※花冷えの氷点下の早朝

◆午前5時半起床.昨夜の雨はやんで曇り空.気温は1.5度と氷点近くの冷え込み.雨上がりの観音台は朝日が差しても水たまりはまだ乾かない.今朝の最低気温は氷点下0.4度まで下がり,花冷えにしては寒すぎた.午前8時の気温は6.1度.日中もあまり暖かくならないとの予報.

◆午前の┣┣" 撃ち —— ひさしぶりに R のお手入れ.最新版 R-3.5.3 にアップデートしたら,またまた Rcmdr が癇癪を起こし,「名前空間 ‘rlang’ 0.3.0.1 は既にロードされましたが,>= 0.3.1 が要求されています」などとゴネ始めた.R内から再インストールしてもダメ.この手の名前空間エラーは常態化している.こういうときは四の五の言わずに CRAN から該当パッケージ(ここでは「rlang_0.3.1.tgz」)をダウンロードして解凍し,それを R のライブラリに手作業で “移植” すれば解決する.以前は,ルートユーザーがどうのこうのと言っていたけど,今では “外科手術” が手っ取り早い.

◆農林団地の桜並木は日に日にお花見客が増えている.午後1時の気温は12.7度.今日は心地よく晴れてはいるが,西風がいささか冷たいかも.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 次のお仕事は,何ヶ月も放置していた Windows 10 on Parallels Desktop のお手入れ.こちらは華やかな「更新の祭典」で時間がかかるだろうなあ./R-3.5.3 for Windows だけ先にアップデート.Win 10 の「更新の祭典」はまだ舞台ウラでの準備に追われているようで,開幕すらいつかわからない./本郷出講のための欠勤届をまとめて提出(今月分のみ)./バックヤードで「更新の祭典」はつつがなく終わったようだ.意外に早くすんだ./本よみうり堂の次回書評ゲラ修正.どのページも「フクロウ愛」に満ち溢れる本だ.次の日曜に掲載される.

◆夕刻,大手町へ.都内は不安定な天気で,通り雨が降ったり夕日が差したりまた曇ったりしている.気温はすでに一桁台のうすら寒さ.午後5時,読売新聞読書委員会.新刊本の山を前に〈今半〉のお弁当.午後9時過ぎ,終了.これから神保町へ自発的に拉致される.

◆神保町のいつもの〈ブックハウスカフェ〉へ.かつての〈北沢書店〉を思い出させる一角は今ではトトロの居場所と化している.レバノン製の香炉の上で,オマーンの乳香がたかれるアヤシイ奥の隠し部屋.人によっては幻覚が見えることもあるらしい.摘発されないよう注意また注意.

◆[蒐書日誌]生態学翻訳新刊 —— Mark Vellend[松岡俊将・辰巳晋一・北川涼・門脇浩明訳]『生物群集の理論:4つのルールで読み解く生物多様性』(2019年3月10日刊行,共立出版,東京, xiv+269 pp., 本体価格3,600円, ISBN: 978-4-320-05788-3 → 版元ページ)※これまたいただきもの.

◆そんなこんなでつくば帰還は華麗なる午前さま.この寒いのに明日はお花見ランチが予定されている.本日の新刊本の “漁獲” は一両日中に観音台に着弾するだろう.

◇本日の総歩数=7,601歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


1 april 2019(月)※朝からトルティージャ

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は0.9度とまたまた冷え込む.新年度初めの朝餉は新ジャガ&新玉ねぎのスペイン風オムレツ.奥久慈卵を使ってたっぷりのオリーヴオイルで厚さ5センチに鉄製のオムレツ専用フライパンで焼き上げた.中心部分が生焼けにならないよう注意また注意.世の中まぁるくつながっていきますように.

◆すっきり青空が広がる観音台.西風が吹いているが,農林団地の桜並木はそろそろ見頃.気温はすでに10.4度と順調に暖かくなってきた.てっきり朝イチで辞令交付があるものと思い込んでいたら肩透かしに遭うエイプリールフール.農林団地桜並木の開花情報は農研機構中央農業総合研究センターの公式ツイッター @Eho3Qg4lD0KTO1L から配信あり.たまには世の中の役に立たないとね.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 月例アナウンスをメーリングリストに配信./わくわくする新規ハカリゴトが湧き出る朝.

◆[蒐書日誌]門脇浩明・立木佑弥(編)『遺伝子・多様性・循環の科学:生態学の領域融合へ』(2019年2月28日刊行,京都大学学術出版会,京都, 8 color plates + 432 pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-8140-0190-3 → 目次版元ページ)※ご恵贈ありがとうございます.

◆[欹耳袋]ノネコによって根絶やしにされる絶滅危惧動物 —— Newsweek | Cats Should Be Killed to Save Earth's Most Endangered Species From Extinction, Scientists Say | 28 March 2019 ※最近,兇悪な捕食者としてのノネコの危険性を耳にすることが多いので,参考にしたい.その一方で,この英文記事を翻訳した日本語訳記事「絶滅危惧種を保護するためにはネコも駆除せよ!」の無情報さには唖然とするばかり.原文にはちゃんと明記されている誌名やリンク先に言及がないので,これでは出典がぜんぜんたどれない.

午前中はお花見日和だったのに,午後になって雲が広がりアカン空模様に.雨が降らないうちに撤収しないと.帰り道,早くもポツポツと降り出した.

◆冷たい雨が降り続く夜.今宵は「まるごと新玉ねぎスープ」が食卓に登場.新鮮で巨大な新玉ねぎを皮付きのままオーブンで真っ黒に焼き,さらに土鍋でじっくり煮込むという単純きわまりないスープ.調味はコンソメと発酵バターのみ.スープ皿をわが物顔に占拠する新玉ねぎ.気温5度の寒さに打ち勝つにはこれくらいの一品が好ましい.でも,玉ねぎスープだけではおかずにならないので,冷蔵庫を漁って「豚肉と白菜の旨煮」と「牛肉切落しのしぐれ煮」をちゃちゃっと用意.どう考えても立ち飲み居酒屋カウンターの料理ですな.

◆明日の夜は大手町読書委員会がある.都内の桜は散り始めているだろうか.

◇本日の総歩数=5,955歩. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 85.90kg(−0.05kg) / 28.6%(−0.2%)


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