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日録2019年1月 


31 januari 2019(木)※雨に始まり霙から雪に

◆午前5時過ぎ起床.くもり.氷点下1.6度.早朝の最低気温は氷点下3.5度だった.曇り空の観音台は冷え切っている.ひさしぶりにエドガー・ヴァレーズを BGM にする朝.まずは〈アルカナ〉,続いて〈アンテグラル〉,そして〈イオニザシオン〉へ.

◆[欹耳袋]雑誌KOKKO|note(ノート)「東大の有期雇用職員8千人の「5年雇止めルール」を撤廃させた労働組合の力 #KOKKO 佐々木彈」(2019年1月27日).

◆午前の┣┣" 撃ち —— 本郷から来年度の非常勤講師の契約書類が届く.今までは「委嘱」での非常勤出講だったが,次年度からは「雇用」としての契約が新たな選択肢となった.今後は非常勤講師は「雇用」がデフォルトになるとのことだが,その手続きをしなければ自動的に「委嘱」扱いになる.この契約書類一式が農研機構に届いたもんだから,人事担当が飛んできて「雇用」は困るので(なろフルタイム雇用とダブってしまうから)「委嘱」でよろしくとのこと.でも来年度の再雇用書類はまだ出していないんですけどね./所議報告&領域会議 10:00〜10:40.

◆ “アコンカグア登攀” の合間に読み進めている某本.はじめは気が付かなかったのだが,よく目を凝らすと節の切れ目のセパレーターが “顔” だった.さすがは「顔だらけ本」だと感心した.原書にもあるんだろうか.

◆そして山登りに一日も休みなし ——

  • [つくば]第4章へ.172/821だん.鉄器時代に成立したケルト文化での動物と人間との関係について. posted at 12:02:47
  • [つくば]176/821だん.古代ヨーロッパの動物観の基層を形成したケルト的多神教と東方遊牧民文化との混淆. posted at 12:28:16
  • [つくば]178/821だん.農畜融合文化の自然への影響が拡大する. posted at 12:35:38
  • [つくば]197/821だん.古代ギリシャからローマ帝国へ.動物と人間との関わりを示唆する文字資料がどんどん増えてきた.第4章は以上. posted at 13:02:28

◆午後の┣┣" 撃ち —— 来年度のなろ城下町での居場所を申請./忘れ去っていた昨年暮れの出張復命書を提出し,ついでに3月の神戸への出張伺も提出した.これで今年度内のなろ会計システムとはおさらばだ.

◆[欹耳袋]IBM THINK Blog Japan「IBMリサーチが「Diversity in Faces(顔の多様性)」データ・セットを公開」(2019年1月28日)※ヒトの「顔画像情報」を19標識点を含む68点の座標データから抽出./[欹耳袋]帝国データバンク倒産速報記事「株式会社天牛堺書店」(2019年1月28日)※「堺市を中心に大阪府下で書店12店舗運営破産手続き開始決定受ける」— 大手の古書店だったのに.

◆夕暮れの陰鬱な灰色の空から冷たいものがぽつりまたぽつり.濡れ濡れて寒い夜は松代の〈ソウル屋〉で熱々のカムジャタンを.巨大な豚の背骨のかち割りとジャガイモの入った濃厚なお鍋.最後にラーメンが泳いだ.本降りの雨からしだいにみぞれ混じりに変わってきた.午後10時過ぎ,雪になった.気温はさらに下がって1.6度.

◆明朝は積雪と凍結がやや心配.明日は午後イチで雑誌インタヴュー,その後,都内へ出撃する予定.

◇本日の総歩数=3,141歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 84.70kg(−1.00kg) / 28.3%(−0.3%)


30 januari 2019(水)※登頂への道はるかなり

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下4.3度.今朝の最低気温は氷点下5.4度まで下がった.からから冬晴れの観音台は水気まったくなし.

◆[欹耳袋]毎日新聞「毎月勤労統計 不正調査 裏に硬直人事 専門性強い日陰の職場 他部署、目届かず」(2019年1月28日)※「統計部門は専門性が高いため、係長経験者が補佐や室長で戻るなど同じ人が何度も行き来するケースが頻発しているという」—— 「数理職」を増やすしかないでしょ.

◆午前の┣┣" 撃ち —— ゲラpdfの修正&返信.今回の pdf 校正はいつもの Acrobat ではなく Preview の注釈機能を試しに使ってみたがとっても快適だった.

◆[蒐書日誌]読売新聞>本よみうり堂>「2月3日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」(2019年1月27日)※ワタクシは早川公『まちづくりのエスノグラフィ:《つくば》を織り合わせる人類学的実践』(2018年12月7日刊行,春風社,横浜, 310+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-86110-626-2 → 目次版元ページ)と山出淳也『BEPPU PROJECT 2005 – 2018』(2018年10月13日刊行,NPO法人BEPPU PROJECT,別府, 345 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-9909005-0-2 → 目次版元ページ)の2冊を合わせて書評することになっている.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 明後日の計量生物学会対面理事会に提出する報告案を関係筋に投げる.

◆まだ “山” の裾野をうろうろしている ——

  • [つくば]95/821だん.農耕と家畜化に加えて搾乳による乳製品利用も同時に始まったと著者は推測する.生乳に対する乳糖不耐性に対する自然淘汰.チーズ及びヨーグルトの利用へ. posted at 12:30:09
  • [つくば]99/821だん.家畜としてのネコ問題.なぜ奴らはヒトとわざわざ共存するようになったのか.「ネコは,ネコ以上でもネコ以下でもなく,たんたんとネコであり続けてきた」(p. 98)というネコの “矜持” が絶妙な共生関係をもたらしたと著者は力説する. posted at 12:33:24
  • [つくば]102/821だん.人畜共通伝染病のルーツ.いつも家畜からヒトに病原菌が移ってきたとはかぎらない.ヒトから家畜への逆コースもあり得たのではないかとの推測. posted at 12:40:22
  • [つくば]104/821だん.現在の家畜の「有効集団サイズ(Ne)」は驚くほど小さい.数百万頭レベルで飼育されているホルスタイン牛てあってもその有効集団サイズはなんと「数十頭」であり,個体群としての存続すらおぼつかないレベルに落ち込んでいる. posted at 12:48:30
  • [つくば]107/821だん.今では家畜として扱われているミツバチはほんとうに家畜化されたと言えるのか.その繁殖様式にまったく介入できていないことから見ても,真の家畜とは言えないだろう.以上で,第2章読了. posted at 12:54:03
  • [つくば]第3章へ.121/821だん.アナトリアからの農畜融合文化の伝搬をたどる. posted at 13:11:18
  • [つくば]第3章へ.128/821だん.遺伝子と言語から見た農畜文化のヨーロッパ伝播経路の推定. posted at 15:20:47
  • [つくば]第3章へ.139/821だん.ヨーロッパでのヒト集団の形質人類学.新石器時代における自然淘汰と性淘汰による急速な遺伝的分化. posted at 15:34:26
  • [つくば]148/821だん.ウマの家畜化はいかにして成功したのか.最初に野生馬に飛びついた勇者に栄誉を. posted at 15:49:46
  • [つくば]157/821だん.新石器時代から青銅器時代のヨーロッパを蹂躙した遊牧騎馬民族クルガンについて.第3章はここまで. posted at 16:05:10

◆[蒐書日誌]日野原健司編『北斎 富嶽三十六景』(2019年1月16日刊行,岩波書店[岩波文庫・青581-1],東京, 230 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-00-335811-5 → 版元ページ)※『富嶽三十六景』の計46図版の見開きカラー図版と解説文をコンパクトにまとめた1冊.『富嶽三十六景』のなかには「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」のようにとても有名な図もある一方で,初めてしげしげと眺める図もある.葛飾北斎はリアルな情景を写実的に描くのではなく,架空ではあってもインパクトのある構図で描く傾向が強かったと解説では繰り返し強調されている.

◆明日は天気が下り坂らしい.しかも南岸を通る低気圧のため夕方には関東でも雪になるとの予報.夜遅く,本よみうり堂の最終ゲラ校正が終了.

◇本日の総歩数=2,434歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 85.70kg(+0.60kg) / 28.6%(+0.5%)


29 januari 2019(火)※北風の松見公園冬景色

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は3.6度と高めでも,冷たい北風が強すぎてかなりつらいかも.水気がまったくない観音台は冬晴れ.午前8時の気温は3.4度.強い北風が吹きつけて居室はすきま風がすーすーと.

◆[欹耳袋]共同通信「統計不正「信頼性に深刻な打撃」日本統計学会が声明」(2019年1月28日)|日本統計学会プレスリリース「厚生労働省毎月勤労統計調査に関する声明」(2019年1月28日)ならびに「厚生労働省毎月勤労統計調査における不適切な方法による調査に関する声明 [pdf] 」(2019年1月28日).

◆午前の┣┣" 撃ち —— 容赦ない北風に吹き寄せられて書類┣┣" どもが積み上がるお昼前.

  • [つくば]86/821だん.家畜に向く動物は何か? 必須条件はいくつもある. posted at 12:00:47
  • [つくば]91/821だん.アナトリア高原での家畜化の起源.ヤギ・ヒツジ→ウシ→ブタの順にBP1.1万〜9千年に農耕の副産物として家畜化成立. posted at 12:20:38

◆午後の┣┣" 撃ち —— 隔年開講の弥生キャンパス「保全生態学特論」——という名の生物体系学集中講義——の日程が確定./そういえば,同じく隔年開講だった常盤台からのお呼びが今回はないな.めでたくクビになったと理解しよう.

◆本日午後は半日年休を取って松見公園あたりに出没.午前中吹き荒れた北風はおとなしくなった.冬晴れの松見池周辺は人影もなく鳩と鴨の楽園に.そして,かつては何でも貪食していつでも陸上進出する気満々だった巨大鯉軍団はもう見る影もなく水面はとても静かだった.驕れる鯉は久しからず.

◆夜,大手町から書評ゲラ着弾.明日,速攻で修正しないと.

◇本日の総歩数=6,513歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 85.10kg(+0.05kg) / 28.1%(+0.2%)


28 januari 2019(月)※とにかく読むしかない

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温は氷点下2.4度.週明けの観音台は冷え冷えとした曇り空.午前8時になっても氷点下1.3度.居室で凍えないように個別足元暖房を全開している.すきま風が吹き込まないのがせめてもの救い.

◆[欹耳袋]来月の五反田お座敷アナウンス! —— ゲンロンカフェ〈科学と科学哲学:はたして科学に哲学は必要なのか?〉伊勢田哲治×三中信宏|司会=山本貴光.2019年2月22日(金)19:00〜21:30@ゲンロンカフェ(五反田).

◆昼下がりの山登りスタート ——

  • [つくば]登攀開始の昼下がり.11/821だん.まだまだ準備運動ですな. posted at 13:07:36
  • [つくば]37/821だん.メガファウナ絶滅要因としてのヒトによる「オーバーキル仮説」論議. posted at 14:30:18
  • [つくば]46/821だん.初期人類の狩猟法の変遷. posted at 15:11:06
  • [つくば]61/821だん.最初の家畜であるイヌについて.ここまでが第1章.先は長すぎる. posted at 15:26:06
  • [つくば]第2章に入る.82/821だん.家畜化総論. posted at 16:15:42

◆[蒐書日誌]アレクサンダー・トドロフ[中里京子訳|作田由衣子監修]『第一印象の科学:なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?』(2019年1月16日刊行,みすず書房,東京, 本体価格3,800円, ISBN:978-4-622-08762-5 → 目次版元ページ)※ヒトによる「顔」認知と機作と心理に関する形態測定学(morphing)的な画像解析による実験研究.カラー図版満載./盛口満『琉球列島の里山誌:おじいとおばあの昔語り』(2019年1月15日刊行,東京大学出版会,東京, iv+251 pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-13-060321-8 → 版元ページ)※帰ってきたゲッチョ先生.琉球の島々の昔日の風景と文化をたどるインタヴュー本./民俗学絡みの本がワタクシのもとに引き寄せられるのはなぜ?:田和正孝『石干見の文化誌:遺産化する伝統漁法』(2019年1月31日刊行,昭和堂,京都, 8 color plates + xvi + 262 + viii pp., 本体価格4,800円, ISBN: 978-4-8122-1802-0 → 版元ページ)※「石干見(いしひび)」と呼ばれるある伝統的定置漁法について九州〜琉球〜台湾での調査を踏まえて考察する./野本寛一『近代の記憶:民俗の変容と消滅』(2019年1月22日刊行,七月社,調布, 396 pp., 本体価格3,400円, ISBN:978-4-909544-02-5 → 版元ページ)※木地師の「小椋」姓を見ると伝統こけし製作者をすぐ連想してしまう.それにしても,民俗学絡みの本がワタクシのもとに引き寄せられるのはなぜ?

◆夕餉.二晩を越したパプリカ肉詰めは,予想はしていたが,自重(推定500g)に耐えかねて “重力崩壊” したようで,ぎゅうぎゅう詰めにしたはずの挽き肉やらごはん粒が脱走して,トマトスープと渾然一体となった.

◆[蒐書日誌]読売新聞の2019年1月20日掲載の書評(→ jpeg)が公開された:三中信宏「『謎のカラスを追う』 中村純夫著」(2019年1月28日) — 中村純夫『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』(2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1572-6 → 目次情報版元ページ).

◆読む日々はまだ始まったばかり.

◇本日の総歩数=3,492歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)=85.05kg(+0.10kg) / 27.9%(−0.9%)


27 januari 2019(日)※ふたたび寒気の底へと

◆午前7時起床.快晴の青空が戻ってきた.気温は氷点下3.2度.

◆[蒐書日誌]近年まれに見る超弩級本が接岸してあわてふためいている:三浦慎悟『動物と人間:関係史の生物学』(2018年12月5日刊行,東京大学出版会,東京, xvi+821 pp., 本体価格20,000円, ISBN:978-4-13-060232-7 → 目次版元ページ)※二段組計850頁,2万円の巨大本.大手町の読売新聞読書委員会でも白状したように,本書の登攀は南米アコンカグアの登頂に匹敵する大仕事ではないかと.

◆[欹耳袋]環境省「環境省レッドリスト2019の公表について」(2019年1月24日)※「2種(トキ、トキウモウダニ)についてカテゴリーを見直したところ、絶滅危惧種が1種増加」—トキは「野生絶滅(EW)」から「絶滅危惧ⅠA類(CR)」に,トキの固有パラサイトであるトキウモウダニは同じく「野生絶滅(EW)」から「情報不足(DD)」にそれぞれ変更.情報不足って何? 野生絶滅したはずの “種” がよみがえるニッポン.「政治的種概念」はいつでも政治的に変更可能.上げ膳据え膳のトキはよみがえり,哀れなダニは “行方知れず” に.もっと激しい議論が内外からあるかと思ったら,こうもあっさりとニッポニア・ニッポンが “復活” してしまうとは想定外の外だった.トキが残念無念にも「野生絶滅」したと宣言したことと,今回めでたく「復活宣言」できたこととの大いなる “齟齬” をどう釈明するのか.同時に公開された「環境省レッドリスト2019補遺資料 [pdf] 」にはトキとトキウモウダニの指定変更に関わる補足説明が付されているが,一読するかぎり納得できない.行間を深く読まないといけない? トキ近縁群とそのパラサイトの分子系統樹がほしいところ

上の下線部についてはつい最近になって論文が出たことを知った:Shaohong Feng et al. The Genomic Footprints of the Fall and Recovery of the Crested Ibis. Current Biology published 10 January 2019, DOI: https://doi.org/10.1016/j.cub.2018.12.008 html | pdf [open access]. この論文によると,日本の在来トキ集団(NE)は明らかに「絶滅」しており,他地域のトキの現存個体数2,600頭も有効集団サイズはきわめて小さく絶滅の淵に立っていることはまちがいないようだ.

—— Togetter -「種数の推計から政治的種概念へ」※かつて佐倉さんとはこんなコワいやりとりをしていたんだなあと朝からいささか回顧モード./あー,かつて書いたこんな記事もヒットしてしまう:archief voor stambomen「「種問題」ははてしなく続く」(2016年9月10日)※【種】をめぐってははてしない議論の連鎖がどこまでも伸びていく(しかも解決にはほど遠い).

◆今夜も氷点すれすれまで気温が下がっている.夕餉には青森産のクロソイを丸ごと2尾使ったシンプルな土鍋炊き込みご飯を用意した. “お水” もシンプルに〈奥播磨〉29BY純米直汲み生.

◆[欹耳袋]数学者的思考回路「第2回 嵐に飛ばされる研究集会」(2015年10月7日)※「九州大学で計画されていた私も参加すべき研究集会が過去に2度,福岡ドームでの嵐のコンサートとかぶって飛ばされた」— ワタクシも師走の伊都巡業では “嵐” と “林檎” でタイヘンだった.

◆月末ウィークが始まってしまうではないか.

◇本日の総歩数=1,838歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.95kg(+0.05kg) / 28.8%(+1.2%)


26 januari 2019(土)※雪雲は筑波山を越えた

◆午前6時半起床.曇り.気温は0.5度.うすら寒い土曜の朝.雲間から青空が覗いている.湿度70%なので昨日までのような干からびた日々からは解放された.今朝のデザートは松江彩雲堂の〈一花〉を.新春限定の羊羹とのこと.

◆正午の気温は7.3度.北風.雲が切れて晴れ間が広がる.日差しが暖かい昼下がりは買い出しいろいろ.しかし,その後は不穏な冷気とともに空模様は一変した.

  • [つくば]雪なう@竹園. posted at 15:32:19
  • [つくば]北の方から灰色の “雪っぽい” 雲が空を覆い始めたと思ったら,いきなり雪が降り出した. posted at 15:35:57
  • [つくば]そして,いま雪はもう止んでいる.速攻即撤収だった. posted at 15:47:32
  • [つくば]あ,また降り出した@竹園. posted at 16:07:19

同じ時刻,おとなりの常総市では竜巻のような突風による被害があったとのニュースあり.

◆まだ晴れていた午後3時の気温は8.2度もあったのに,雪雲の到達とともに気温は急降下.午後4時には5.2度,午後5時には3.2度とイッキに5度も下がった.まるで瞬間芸のような降雪だったが,雪雲が通過してしまえば元通り.流れ込んだ寒気で冷え切った夜のために,芯から暖まるメニューの仕込みに余念がない夕暮れの厨房.

◆すでに氷点近くまで冷え込んでいる寒すぎる夜には,温かすぎるメニューが熱烈歓迎.宮城産の巨大なパプリカにひき肉と玉ねぎと白米をぎゅうぎゅう詰めにしてトマトソースでことこと煮込む.

◆明日はひたすら本を読みます読みます.

◇本日の総歩数=6,136歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.90kg(−0.5kg) / 27.6%(−0.7%)


25 januari 2019(金)※読んで書いて送る日々

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下2.8度.からからに乾いた観音台の朝.気温は午前8時を過ぎてやっと1.0度まで上がってきた.昨日のような身を切る北風が止んでいるのはよいこと.メシアン〈クロノクロミー〉を朝の BGM にする.

◆午前の┣┣" 撃ち —— お仕事インタヴュー案件ひとつ漂着./とりあえず,五反田と高松の「宿」を予約.巡業先のホテル確保は早いもの勝ち./統計コンサルティング業務1件.三次元散布図描画「scatter3d()」関数だと軸の原点移動ができない?

◆[欹耳袋]NHK News Web「厚労省不適切調査 問題の本質は 専門家に聞いた」(2019年1月23日)※竹村彰通談:「長年、誰も気付かないのは職員の専門的な知識が不十分であることが原因で、数字を大事にする姿勢が欠けていた」「今回の問題は統計の専門性が軽視されていたこと」.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 書評原稿ひとつ書き終えたので即メール送信.

◆[蒐書日誌]本日のいただきもの2冊 —— 小澤祥司『メタボも老化も腸内細菌に訊け!』(2019年1月23日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・281],東京, x+132 pp., 本体価格1,300円, ISBN:978-4-00-029681-6 → 版元ページ)/小林登志子『古代オリエントの神々:文明の興亡と宗教の起源』(2019年1月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2523],東京, xxiv+316 pp., 本体価格940 pp., ISBN:978-4-12-102523-4 → 版元ページ).

◆牛すね肉のアイリッシュ・シチューも三日目ともなればいろいろと煮崩れてきて味わいが深まる.寒い夜ほどほかほか湯気が立つ夕餉の食卓がふさわしい.

◆明日は関東平野部でも雪がどうこうとの予報が出ているが,たまには空から水気の補給があってもいいだろう.

◇本日の総歩数=3,604歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 85.40kg(+0.10kg) / 28.3%(+0.3%)


24 januari 2019(木)※書評のネタは尽きまじ

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下0.8度.乾ききった冬晴れの観音台を吹き抜ける北風は冷たくて痛い.午前8時の気温は4.5度.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 提出書類に何個もの真っ赤な訂正印を押して再提出./分類学会連合の登録アドレス更新./香川県立ミュージアムへの貸出資料に関する連絡.大型十連休期間中のイベントなので,そろそろ「宿」と「足」の確保を考えておかないと “出張難民” のリスクが高まるかも.

◆一昨日の読売新聞読書委員会でワタクシのもとに接岸した新刊本たちがお昼前に着便した.読むのが仕事なら書評を書くのも仕事.浜の真砂は尽きるとも世に書評の種は尽きまじ.

◆正午の気温は8.8度.北西風がごうごうと吹き荒れている.観音台の遠景が茶色いのは土煙が巻き上げられているせいだろう.これから春先にかけてのつくばは砂塵嵐でどこもかしこも砂だらけになる日が多くなる.

◆午後の┣┣" 撃ち —— とあるプロポーザルへの肯定的返信.お声がかかるうちが花なのよ.近いうちに対面打ち合わせをすることになった./プロポーザルもう1件.これまた,とりあえず顔合わせから.時間調整しまくり./なぁるほど,大手町の読売新聞近くの密談カフェというと店の “最適解” はほぼ一択というわけですな.なぁるほど.ワタクシは移動する必要がないのでとってもラクです.

◆_・) 。oO (そういえば,そろそろ来月の五反田のお座敷の段取りが……)

◆[欹耳袋]Togetter -「2019年1月23日国大協総会 毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班まとめ」(2019年1月24日)

◆夕刻,遅れ馳せの冬タイヤ交換ののち帰宅.午後5時の気温は5.7度.北風が冷たいのなんのって.

◇本日の総歩数=2,853歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 85.30kg(+0.80kg) / 28.0%(+0.5%)


23 januari 2019(水)※寒中暖あり扉に鍵あり

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.厨房でばたばたと仕度をすませ,やっと一息.午前7時の気温は氷点下2.4度.朝日の観音台.午前8時の気温は氷点下0.9度と昨日よりも低いが,風が弱いせいか寒さはそれほどではない.朝イチの BGM は〈トゥーランガリラ交響曲〉の後半「愛の眠りの庭」から.あちこちから鳥のさえずりが聞こえる曲.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 本日からワタクシの研究室ドアに頑丈この上ないキーボックスがぶら下がることになった.居室管理を厳格化せよとのなろ天守閣からの号令なのでしかたない.それにしても,この “見た目感” はただごとではない.さっそく東大オケの優秀なる打族後輩からは「みなかさんが研究室から逃げないように施錠するんでしょう」とのスルドイ指摘あり.また,同じ東大オケのTb同輩からは「居室の冷蔵庫の “お水” を厳重保管するための施錠にちがいない」との非精緻なコメントも.キーボックスなので中には部屋のキーが入っているのだが,もっと予期しないキケンなものを詰めた方が防犯上はいいのかも.耐えられない悪臭がするとか,触ると即座にバクハツするとか.

◆[蒐書日誌]♨本が続々3冊も —— 1)魚谷祐介『侘寂温泉:東日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7778-2231-7 → 版元ページ著者サイト)※新潟〜長野〜静岡以東の東日本編.類書とはちがって立ち寄り共同浴場や素泊まり旅館を中心にセレクトされている点がユニーク.確かに,本書に取り上げられている温泉はいずれも “侘寂温泉” にふさわしいかも.ワタクシ的には青森〈新屋温泉〉(pp. 50-51)が取り上げられていてとてもうれしかった.ここの緑色の源泉かけ流しは極楽そのものだった.もう20年近く前の2001年7月27日(金)に新屋温泉をワタクシが再訪したときの日録が残っている:

「午前4時30分につくばの自宅を出発.[桜土浦]常磐道→磐越道→[郡山]東北道と乗り継いで,青森の黒石インターをおりたのが,ほぼ正午.途中3ヶ所計1時間半の休憩を除けば,約6時間の走向で青森にたどり着いたことになる.黒石インターまでの走行距離はおよそ650km.ご近所の赤塚師の話では「8時間くらいはかかるのでは」とのことだったが,意外にスムーズに走れた.天候は曇りときどき小雨で,台風の遠い影響ど北東気流が流れ込んでいたせいか,気温も低く,東北道にところどころ掲示されている温度計はおしなべて21〜23度を示していた.

新屋温泉(平賀町,300円,午前6時〜):黒石インターをおりて,十和田道を黒石市街地方向に進み,最初の信号を鋭角に左折して吹上金屋黒石線に入る.リンゴ畑を縫うやや細い道をそのまま2kmほど直進,新屋の集落のくねくね道をさらに進むと,郵便局(平賀新屋局)の近くに新屋温泉は見つかる.新屋温泉については,すでにたびたび絶賛されているので,重複は避けよう.長時間にわたる運転でいささか凝ってしまったからだは,緑色に透き通った湯と独特の硫黄臭に即座にほぐれていった.ぬるぬる感と泡のつき方も以前来訪したときとまったく同じ.先客のお年寄り4人が掛け流しの中で常連トドとなっていたが,私もちょっと失敬して新米トドと化した.極楽.インターから数分以内の距離にこんな温泉があるのは,言うことなし.」

◆午後の┣┣" 撃ち —— 研究室ドアに設置したキーボックスだけだとぜんぜん威圧感がないので,試しに “こけし” をぶら下げてみた.照明で明るいときはそうでもないが,暗がりだとそれなりにおどろおどろしさが加味されてとてもナイスであることがわかった.秋田・木地山系の伝統こけし.さわると祟るので要注意./方々の兼業先から連日のように源泉徴収票が送られてくる.確定申告の季節が近づいてきた.こけしよりも税務署の方が現世的にはもっとコワいかもしれない.

◆[蒐書日誌]2)魚谷祐介『侘寂温泉:西日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7778-2232-4 → 版元ページ著者サイト)※東日本編よりもよりディープ度が増しているようだ.別府鉄輪温泉〈谷の湯〉・妙見温泉〈田島本館〉・湯川内温泉〈かじか荘〉など入湯したことのある温泉がピックアップされている./3)温泉達人会(編著)『温泉達人会・Volume 12 - 2018』(2018年12月20日発行,温泉達人会事務局/栞文庫,東京,120pp., 本体価格1,000円,ISBN:978-4-9906360-8-1 → 温泉達人会ホームページ)※今号の特集は〈ジミ泉に行こう!〉.“侘寂系” の共同湯はひょっとして流行っている?

—— これらの♨本を読むと,全国いたるところに “侘寂温泉” がまだ残っていることがわかる.しかし,食事付き宿泊→素泊まりのみ→立ち寄り湯→廃業という “絶滅” へのリスクもまたきわめて高くなっているらしい.まずは保全せよ!

◆南風が吹く夜.昼間も暖かかったが,日没後も気温はあまり下がらない.今宵は牛すね肉のアイリッシュ・シチューを麦の “お水” とともに.

◆明日からは気温がぐんと下がるとの予報.

◇本日の総歩数=3,831歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 84.50kg(−0.70kg) / 27.5%(−1.2%)


22 januari 2019(火)※夕暮れ大手町への出撃

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下4.6度ときびしい冷え込み.連日の乾いた冬晴れが続く観音台.今朝の最低気温は氷点下5.6度.午前8時を過ぎてやっと0.1度まで上がってきた.朝イチの BGM はメシアン〈トゥーランガリラ交響曲〉から.オンド・マルトノと鍵盤付きグロッケンシュピールの「愛の歌」で暖まらないと.

◆[蒐書日誌]小畑弘己『昆虫考古学』(2018年12月21日刊行, KADOKAWA[角川選書・610],東京, 234 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-04-703645-1 → 版元ページ)読了.考古学的遺跡から出土する昆虫の一般論ではなく,もっとフォーカスを絞り込んで,土器などに “混入” した昆虫の遺物あるいはその圧痕から見えてくる古代人の生活と文化が議論されている.昆虫タフォノミーの本だとは意外な収穫だった.なぜコクゾウムシが縄文時代の土器に “練り込まれて” いたのかをめぐる著者の推論はとても魅力的だった.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「つくばの商業施設「クレオ」、日本エスコンが取得へ」(2019年1月22日)※「スタートアップのオフィスなどとして活用し、一部は環境配慮型のマンションに建て替えたい考えだ」—— つくばセンターにマンションはもういらないと思うが.

◆大手町ふたたび —— 夕刻の都内へ出撃.午後5時から読売新聞読書委員会.隔週で開催されるこの読書委員会では毎回平均して数冊の書評候補本を “せり” にかけた上で各委員が持ち帰る.そして,二週間後の委員会までに候補本を読んだ上で書評に取り上げるかどうかを検討する.そんなわけで,欲張ってたくさん持ち帰るとタイヘンなことになる.趣味で書評を書いているのとはちがって,読書委員というのは “兼業” のお仕事なのでそれなりの “加圧” と責任が乗っかってくる.

ワタクシのお持ち帰り本は「3冊」を自主的な上限にしているので,今のところは難行苦行にはなっていない.しかし今月は,陳列本の冊数そのものは少なめだったにもかかわらず,超弩級の重量本が1冊接岸した.これはとても持ち帰れないので宅急便での発送を依頼.800ページ余りの紙のカタマリを二週間でいったいどこまで登攀できるのだろうか(かなり不安).

◆読書委員会は午後8時半終了.アフターの神保町ブックカフェで炸裂したりせず,今日はおとなしくつくば直帰.健全この上ない夜.満月が空高く煌々と輝いていた.

◇本日の総歩数=6,101歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 85.20kg(+0.10kg) / 28.7%(0.0%)


21 januari 2019(月)※寒風にさらされる月曜

◆午前5時半起床.晴れ.気温3.2度.相変わらず乾いた冬晴れが続く観音台.午前8時の気温は3.9度と高めだが,風速4メートルの冷たい西風が吹きつけているので体感的には氷点下の寒さ.

◆[蒐書日誌]季刊『大学出版』最新号117号(2019年冬)が着便.特集〈学術書を読む〉にはワタクシも寄稿している:三中信宏「学術書を読む愉しみと書く楽しみ —— 私的経験から」大学出版, (117): 1-8.これまでのバックナンバーと同様に,今号もそのうち版元ウェブサイトからフリーで pdf ファイルをダウンロードできるようになるだろう.

◆[欹耳袋]カレントアウェアネス・ポータル「生態学、進化生物学のプレプリントサービス “EcoEvoRxiv” が公開」(2019年1月21日).既存の bioRxiv とは別に,もっと特化したプレプリント・サーバーを開設するというわけね.Cf: EcoEvoRxiv Preprints

◆[蒐書日誌]続々読了 —— 早川公『まちづくりのエスノグラフィ:《つくば》を織り合わせる人類学的実践』(2018年12月7日刊行,春風社,横浜, 310+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-86110-626-2 → 目次版元ページ)読了.筑波北条をフィールドとする文化人類学的な参与観察の記録.研究者的な冷静な視点を終始保ちつつ,「中」と「外」を行き来するおもしろさ.なお著者の連載記事:「ぼくとつくば①―地域開発(まちづくり)が展開される中での「筑波」と「つくば」」(2018年11月17日)が公開されている(全5回予定)./山出淳也『Beppu Project 2005 – 2018』(2018年10月13日刊行,NPO法人BEPPU PROJECT,別府, 345 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-9909005-0-2 → 目次版元ページ)読了.芸術活動家として別府北浜温泉街の「町おこし」を主導した自伝的記録.ところどころ寂れた湯の街と現代アートが混じり合う.油屋熊八像も大活躍.

◆日が暮れて冷たい北西風がようやく止んだと思ったら,気温がするする下がってきた.明朝は放射冷却の予感.凍えないように温かい “お湯” を補給する夕餉.〈睡龍〉21BY生酛生詰の燗冷まし.

◆[欹耳袋]歴史学研究会編集部「論文の注について」(29 pp.)いわく:「補足説明の注は,行論に直接の深い関係のない場合でも読者の見解を助けたり,参考のための情報を提供するために重要であり,実際にも注の多くを占めることがある。ただ,この種の注があまりに頻出するのは感心しない。一般に注というものは読者をそこで立ち止まらせ,いささか煩わせるものだからである」(p. 18) —— うん,いいこと言った!

◆明日はまた朝から深夜まで本を抱えて動き回ることになる.

◇本日の総歩数=2,970歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 85.10kg(+0.35kg) / 28.7%(+0.7%)


20 januari 2019(日)※おでんを仕込む日曜日

◆午前6時半起床.薄曇り.気温は氷点下2.3度.朝焼けグラデーション.

◆日曜の┣┣" 撃ち —— マンション管理組合総会 9:00〜12:00 だん.これにてまる二年の理事としての任期が終わった.今季は大規模修繕という非日常的イベントがあったので,ことのほか忙しかった.残務は次期役員への引き継ぎのみ.

◆日差しがぽかぽかと降り注ぐ午後は気温が10度を超えておだやかな日和になった.自治会┣┣" が去っていったので,いささか遅めのパンの買い出しに出かけたら,案の定,どこのお店も売り切れ状態.「パンの街つくば」を標榜しても,それ以上にお客がやってきたら品薄になるのはしかたがない.

◆今宵はおでんを仕込んだ.出汁は秋田・男鹿の諸井醸造の「しょっつる」をベースにして秋田おでん風に. “お水” は〈羽根屋〉特別純米酒・瓶燗火入が空っぽになった.

◇本日の総歩数=4,643歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 84.75kg(−0.80kg) / 28.0%(−0.5%)


19 januari 2019(土)※ゆらゆら歩いて神保町

◆午前5時半起床.晴れ.気温2.7度.冷え込みゆるむ.

◆[欹耳袋]毎日新聞「「国際ハゲタカ学会」横行 料金払えば審査なく参加 「業績」ではく付け」(2019年1月19日)※「predatory=ハゲタカ(vulture)」と訳すのはそろそろやめましょう.The Vulture Conservation Foundation がそのうち怒り出すぞ.

◆土曜の┣┣" 撃ち —— 段取りがスムーズにはかどったので,来年度の農林交流センター分子系統ワークショップの申請書メール提出.

◆午前11時,つくば駅.気温は9.9度.冬晴れ.北風.週末の都内出撃.ひさしぶりの神保町すずらん通り.日差しが暖かい昼下がりにぶらりぶらり.古書店と新刊書店を探書したあとは,遅めのランチタイム.しかし,神保町は混雑していたので,神田須田町の〈トプカ〉へ.マトンカレーとキーマカレーの合盛りダブルパンチの迎撃を受ける.ゆらりゆらり歩いて万世橋たもとの〈mAAch ecute〉で行き交う船を眺めながらひとやすみ.

◆[蒐書日誌]たまに本の街をゆるゆる歩くのは精神衛生上とてもよろしい.本日の神保町での収穫は新刊が中心だった —— 魚谷祐介『侘寂温泉:東日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7778-2231-7 → 版元ページ著者サイト)/魚谷祐介『侘寂温泉:西日本編』(2018年12月10日刊行,辰巳出版,東京, 127 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-7778-2232-4 → 版元ページ著者サイト)/柳川堯『P値:その正しい理解と適用』(2018年11月30日刊行,近代科学社[統計スポットライト・シリーズ 3],東京, x+117 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-7649-0583-2 → 版元ページ)/周作人[中島長文訳注]『周作人読書雑記 4』(2018年8月10日刊行,平凡社[東洋文庫・891],東京, 395 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-582-80891-9 → 版元ページ)/日野原健司編『北斎 富嶽三十六景』(2019年1月16日刊行,岩波書店[岩波文庫・青581-1],東京, 230 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-00-335811-5 → 版元ページ)/草森紳一『随筆 本が崩れる』(2018年11月25日刊行,中央公論新社[中公文庫・く-28-1], 東京, 308 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-12-206657-1 → 版元ページ)※元本:草森紳一『随筆 本が崩れる』(2005年10月20日刊行,文藝春秋[文春新書472],ISBN:4-16-660472-4 → 感想版元ページ)の文庫化.文庫版付録が新たに増補された代わりに,元本にあった池内紀の巻末エッセイ「【跋】やわらかい本」は文庫版からは省かれている.

本日最大の収穫は崇文荘書店で出会った論理学者アルフレト・タルスキの論文集だった:Alfred Tarski[Translated by Joseph H. Woodger]『Logic, Semantics, Metamathematics: Papers from 1923 to 1938』(1956年刊行, Oxford at the Clarendon Press, xiv+471 pp. → 目次)※盟友ジョゼフ・ヘンリー・ウッジャーの訳.前所有者「Dr. E. Gehr」は巻末見返しにわざわざ Alfred North Whitehead & Bertrand Russell 『Principia Mathematica』と Jan Łukasiewicz の論理式表現の違いを対照表としてまとめてくれている.ポーランド学派,コワすぎる.

◆午後5時前つくば帰還.夕日が西の空を染めている.今日はゆらりゆるりの神田逍遥だった.

◇本日の総歩数=8,568歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 85.55kg(−0.20kg) / 28.5%(+0.3%)


18 januari 2019(金)※吹きつける筑波おろし

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温2.8度.北風強し.身を切るような北風が吹きつける観音台.日差しはあっても寒々としている.午前8時の気温は3.5度でも,平均風速が5メートルもあるので,体感気温は氷点下.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 統計コンサルティング業務.Rスクリプトを書いて,Rマークダウンで出力して,まとめpdfを先方にメール送信./舞台袖ではおふぃす様が鳴り物入りで「更新の祭典」を展開している./茨城は県下全域でインフルエンザが大ブレイク中.のうかんけんの当ユニットも今週は高熱欠勤率がとても高い.要注意./所議報告&領域会議 10:00〜10:20.会議は短いのがいいね!/統計コンサルティング業務(続)——質問者「反復n=1なんですけど」| ワタクシ「それはいかんともしがたいですなあ」|老F師「お前の実験はもう死んでいる」|ワタクシ「フィッシャー先生,今日は筑波おろしがひときわ冷たいのでご降臨いただかなくても」|老F師「反復実施しろと何度言ったら」.

◆午後になって北風がさらに強くなってきた.陋屋居室の窓際にいるとすきま風で縮み上がりそう.気温は8度台のまま.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 来年度の交流センターWS開催に関する事前申請の段取り./段取りセカンド・ステージをクリア./読売新聞書評ゲラの再修正.短い書評にも校閲部による “査読” が入るので気が抜けない.しかし,これにておしまい.

◆北風が冷たい今宵はひさしぶりに「白菜と豚バラ肉のぎゅうぎゅう詰め土鍋蒸し煮」をつくった(レシピ → クックパッド).旬の白菜に豚肉をはさんで土鍋にみっしり詰め込む.マジな話,全体重をかけてぎゅうぎゅう詰めにするのが肝心.あとは白菜の水気だけでじっくり蒸し煮にする.最後は岩塩と黒胡椒と柚子で調味する.

◆夜遅く,カラス本の書評の再々修正.さすがにこれにて完了.

◆明日の週末はゆるりと過ごす予定.

◇本日の総歩数=5,169歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 85.75kg(+0.15kg) / 28.2%(−0.3%)


17 januari 2019(木)※屋外はやや暖かい気配

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下0.7度.朝日がさんさん観音台.意外に冷え込んで最低気温は氷点下3.5度まで下がった.乾燥しすぎてひび割れやらささくれがいたるところに.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 本よみうり堂の書評ゲラ修正.即返信./ひさしぶりに RcmdrPlugin.EZR をインストールしてみたが,方々での統計高座で今後はもっと利用してもいいかなと思うようになった./フリードマン検定とノンパラ多重比較に関する質問対応.

◆[蒐書日誌]Scott Lidgard and Lynn K. Nyhart (eds.)『Biological Individuality: Integrating Scientific, Philosophical, and Historical Perspectives』(2017年5月刊行, The University of Chicago Press, Chicago, iv+361 pp., ISBN:978-0-226-44645-5 [pbk] → 目次版元ページ)※「生き物の個体性(biological individuality)」とは何かを生物学・生物学哲学・生物学史の観点から考察した論文集.個体性みたいな “存在論” に関わる概念的議論がこんがらがることは昔も今もぜんぜん変わっていないのかもしれない.もう20年も前に読んだ同一書名の本:Jack Wilson『Biological Individuality: The Identity and Persistence of Living Entities』(1999年刊行,Cambridge University Press[Series: Cambridge Studies in Philosophy and Biology], Cambridge, xii+137pp. ISBN:0-521-62425-8 [hbk] → 書評目次)では,さまざまな生き物の “ありかた” をまず知ることが個体性に関する哲学的な議論を進める上での前提だと指摘されていた.その問題意識は本論文集にも継承されているようだ.

◆[欹耳袋]早川公『まちづくりのエスノグラフィ:《つくば》を織り合わせる人類学的実践』(2018年12月7日刊行,春風社,横浜, 310+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-86110-626-2 → 目次版元ページ)の関連イベントが来月早々開催される:up Tsukuba「まちづくりから考える《つくば》のこれからと人文社会科学」(2019年1月10日)【日時】2019年2月5日(火)18:30–21:30【場所】up Tsukuba(つくばセンタービル内).

◆午後の┣┣" 撃ち —— 昨日と同じく日中は12.0度まで気温が上がって,日差しもあり,外は寒くないにちがいない.ここのところ昼休み徘徊はすっかりご無沙汰しているので季節の移り変わりをまったく体感していない./別件の書評ゲラが着弾.さくさく修正して速攻で返送せよとのリクエスト.そんなわけで,速攻で修正し,編集部にメール返送.一件落着./砂利のようにこまごまとした┣┣" どもを情け容赦なくすりつぶしていく.

◆[蒐書日誌]桑木野幸司『記憶術全史:ムネモシュネの饗宴』(2018年12月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・689],東京, 348 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-06-514026-0 → 目次版元ページ)の書評がブックバンでも公開された.

◆平日がいつまでも続くなあ.

◇本日の総歩数=3,455歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 85.60kg(+0.40kg) / 28.5%(−0.5%)


16 januari 2019(水)※奥播磨のお出迎えあり

◆午前5時半起床.氷点下1.3度.晴れ.今朝は冷え込みがやや緩んだようで,最低気温は氷点下2.5度.乾ききった冬晴れの観音台はあいかわらず居室に吹き込むすきま風が冷たい.午前9時の気温は3.9度.昨日の最高気温は7.1度止まりだったが,今日はどこまで上がるのだろう.今のBGMはバッハ〈無伴奏チェロ組曲〉.独奏は鈴木秀美.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「(耕論)文系は負け組なのか 三木義一さん、浦本直彦さん、隠岐さや香さん」(2019年1月16日).

◆午前の┣┣" 撃ち —— 某ヒアリング報告書をメール送信.飛び入り┣┣" だった.

◆[蒐書日誌]1月20日(日)に出る予定のワタクシの読売新聞短評ゲラ着弾:中村純夫『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』(2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1572-6 → 目次版元ページ)※極東ロシアはいろいろスゴイ.

◆ありがたいことに加西から〈奥播磨〉が届いたので,今宵は天然ブリの巨大なカマをオーブンで焼き上げ,丸ごと玉ねぎスープとともに食卓へ.〈奥播磨〉は29BY純米「袋しぼり」仕込第二十九號・直汲み生を抜栓.脂の乗ったブリにとてもよく合う “お水” .

◇本日の総歩数=3,672歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 85.25kg(−0.60kg) / 29.0%(+0.9%)


15 januari 2019(火)※社会復帰への道は遠い

◆午前5時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下3.3度.連休明けの冬晴れ観音台は冷え切っている.午前8時前の気温は氷点下1.8度.北西風.居室の気温は13度.窓からのすきま風がことのほか冷たい.今日からちゃんと社会復帰しないといけないのだが,まだ連休の慣性のままアイドリングが続いている.

◆[蒐書日誌]読売新聞>本よみうり堂「1月20日(日曜)朝刊で紹介する予定の本」(2019年1月13日)※ワタクシの担当書評原稿は大手町に送信した.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 生態学会神戸大会の自由集会タイムテーブルが公表された.幸いにして自由集会の “ダブルブッキング” は時間差で回避できたが(W13とW23),夜の “自由集会” の重なりはいかんともしがたい.それに合わせて神戸滞在日程を変更調整.ワタクシがコメンテーターとして登壇するのは,自由集会 W13 〈ノンパラメトリック検定の過去・現在・未来~分布を仮定しないデータ解析〉17:00-18:30 Room Bおよび自由集会 W23〈道具としての形態測定学:共変動する形の解析法と実例〉18:45-20:15 Room F.

◆[蒐書日誌]早川公『まちづくりのエスノグラフィ:《つくば》を織り合わせる人類学的実践』(2018年12月7日刊行,春風社,横浜, 310+iv pp., 本体価格3,700円, ISBN:978-4-86110-626-2 → 目次版元ページ)※つくば北条での “まちづくり” の紆余曲折の実践記録.この新刊がワタクシの元にたどり着いたのは必然かもしれない.山出淳也『Beppu Project 2005 – 2018』(2018年10月13日刊行,NPO法人BEPPU PROJECT,別府)と響き合うところがあるので,できれば合わせて取り上げたい./小畑弘己『昆虫考古学』(2018年12月21日刊行, KADOKAWA[角川選書・610],東京, 234 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-04-703645-1 → 版元ページ)※遺跡や遺物から発見される昆虫の痕跡を手がかりに考古学的な考察へと導く.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「(ひもとく)歴史の実験 社会の差異比べ世界史を遠望 柄谷行人」(2019年1月12日)※ジャレド・ダイアモンドの「比較法」と柳田国男の「周圏論」とはもともと別物だとワタクシは考える.柳田を勝手に “先駆者” に祭り上げるのは牽強付会の極みに過ぎない.

◆夕方,〈コーヒー・ファクトリー〉にて珈琲豆をゲットして帰宅.まだ本調子ではないな.

◇本日の総歩数=3,059歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 85.85kg(+0.25kg) / 28.1%(+0.6%)


14 januari 2019(月)※静寂至極なる成人の日

◆午前7時のろのろ起床.晴れ.気温は氷点下3.1度.昨日はカピオでつくば市主催の成人式があり,土浦学園線からのエントランスは警察による道路封鎖というものものしい “防戦態勢” が敷かれた.それでも威嚇的な若者集団が乗り付け小競り合いがあった.成人の日の今日は静かな一日であってほしい.

◆[蒐書日誌]桑木野幸司『記憶術全史:ムネモシュネの饗宴』(2018年12月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・689],東京, 348 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-06-514026-0 → 目次版元ページ)の読売新聞書評(2019年1月6日付|jpeg)が〈本よみうり堂〉でオンライン公開された:三中信宏「試行錯誤の歴史を解明」(2019年1月14日).

◆休日の┣┣" 撃ち —— マンション大規模修繕引渡し立ち会い.チェック箇所の点検のため上がったり下がったりした.管理組合理事としてのお仕事はこれでほぼおしまい.あとは来週の総会を残すのみ.

◆[蒐書日誌]山出淳也『Beppu Project 2005 – 2018』(2018年10月13日刊行,NPO法人BEPPU PROJECT,別府, 345 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-9909005-0-2 → 目次版元ページ)※長年にわたって別府北浜を中心にレトロな温泉街でのモダンアート活動を長年続けてきた〈BEPPU PROJECT〉主宰者による回顧と展望.去年の師走に別府に行ったときは駅ナカの書店では見かけなかった本書を,年明けに大手町で手にしたのは何かの縁にちがいない.

◆[欹耳袋]Nature News | Crowdfunding research flips science’s traditional reward model — Students and junior investigators are more likely than senior scientists to secure crowdfunding for their research | 11 January 2019.

◆静かなる三連休のエンディング.明日からは平日復帰(できるのか……).

◇本日の総歩数=2,774歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 85.60kg(−0.45kg) / 27.5%(+0.3%)


13 januari 2019(日)※連休中日ごろりごろり

◆午前5時前起床.曇り.気温3.0度.

◆[欹耳袋]ナメクジに擬態するイモムシの動画.とてもインプレッシヴ.リプライに〈もののけ姫〉が出てくるところがクール.

◆青空に雲が点々と浮く観音台.午前9時の気温は4.9度と低めだが,1.1度だった昨日よりは暖かい(と思うことにしよう).着弾していたたくさんの本たちのすき間に事務書類┣┣" どもがはさまっている.

◆連休中日の夕餉は牛スネ肉の黒ビール煮込み.今回はギネスを投入したのでほろ苦さがしっかり.今年初の〈トレイル・ベーカリー〉のチャバタとともに.お水は Emilia Romagna 州の Colli Piacentini DOC 微発泡赤ワイン Tenuta Pernice〈Maria Poggi Azzali Bonarda Frizzante〉を抜栓.

◆[欹耳袋]通崎好み製作所「読売新聞、読書委員!」(2019年1月6日)※木琴奏者の通崎睦美さんは以前から存じ上げていたが,偶然にも同時に読売新聞読者委員になった.今後は隔週で “木琴話” をしましょうね.六年前に出た通崎睦美『木琴デイズ:平岡養一「天衣無縫の音楽人生」』(2013年9月9日刊行,講談社,東京,342 pp., ISBN:978-4-06-218592-9 → 目次版元ページ)の書評記事:三中信宏「栄光の “木琴の時代” とともに」(2013年10月1日)をアップデートして,すでに切れていたリンクを張り直した.

◆明日も続くだらだらなだらだら生活.

◇本日の総歩数=2,727歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 86.05kg(−0.50kg) / 27.2%(+0.2%)


12 januari 2019(土)※初雪都内ぶらりぶらり

◆午前6時半起床.曇り.気温は0.2度.午前8時半,つくば駅.曇り空.気温0.2度.上野出撃の朝.

◆[欹耳袋]べっぷる「別府エキスが凝縮されたガチ昭和スポット「べっぷ駅市場」全20店紹介!! 」(2018年11月2日)※網羅的マップ.すばらしい.

◆午前10時から分類学会連合総会.正午前に終了.うすら寒い上野公園は正午を過ぎても気温4.1度.鯨を見上げてうろうろしている.都内に初雪宣言が出たが,降ったかどうかはわからなかった.銀座から八重洲までぶらりぶらりと.うすら寒い灰色の冬空は確かにいつ雪がちらついてもフシギではない.

◆加西巡業でスーツケースのキャスターが崩壊してしまった.最近のスーツケースはなまじっか丈夫すぎるので,ついつい長持ちしてしまって,満身創痍になるまで使い倒すことになる.御臨終のスーツケースも20年以上使い続けたはず.東京駅大丸の東急ハンズに立ち寄って新しいのをゲットした.

◆夕方,新品のスーツケースを引き連れてつくば帰還.地面が濡れているみたいだが雨でも降ったのか? 冷え込む夜のささやかな夕餉はきりたんぽ鍋.富山の銘酒〈羽根屋〉特別純米酒・瓶燗火入を抜栓.今夜ははたして雪になるのかどうか.

◆[欹耳袋]Nakatani Norihito's Blography「賀頌・かたち三部作仕上がりました」(2019年1月1日)※ジョージ・クブラーの記事:G. Kubler 1982. The Shape of Time Reconsidered. Perspecta: The Yale Architectural Journal, 19: 112-121 jstor | pdf [scribd] があることを知る.

◆明日は何もない連休中日.

◇本日の総歩数=12,350歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 86.55kg(+2.15kg) / 27.1%(−1.2%)


11 januari 2019(金)※北条戎神社大祭御利益

◆午前5時半起床.曇り.気温2.4度.朝食会場の混雑状況が部屋からリアルタイムで “遠隔観察” できるホテルは初体験.とてもいいサービス.やっと空いてきたようなので出撃だ.

◆R-3.5.2 on Mojave の名前空間フシアワセは,該当パッケージの tgz を展開して “生体移植” することでやっと解決した(Rcmdr起動OK).昨夜,戎神社にお参りしてきた御利益にちがいない.

◆午前9時過ぎ,兵庫農試.統計研修最終日の朝は昨日よりも冷え込みが緩んでいる.晴れ間が広がってきた.

  • [加西]統計ブックリストの紹介だん. posted at 10:01:59
  • [加西]質疑討論タイム. posted at 11:01:03
  • [加西]質疑討論だん.さ,今日もうどんだ! posted at 11:52:44

◆連日の〈がいな製麺所〉.今日のランチは日替わり定食「カレーうどん(とり天付き)」.やはり必殺かもしれない.

  • [加西]一般化線形モデルの説明と実習は続く. posted at 14:17:30
  • [加西]多変量解析だん.以上で巡業高座はすべて終了. posted at 16:01:44

◆統計研修終了後の午後4時半,加西市街地の北条バス停まで送ってもらって,中国ハイウェイバス特急大阪行きに乗車.しかし,特急バスにもかかわらず,千里中央あたりからのだらだら渋滞で,新大阪に着いたのは午後6時前だった.駅構内の〈ケラケラケイヴ〉にてしばし水分補給.551にトラップされたのち新幹線ホームへ.午後11時過ぎにつくば帰還.長距離長時間移動だった.

◆すぐ寝るんから♫•*¨*•.¸¸♪

◇本日の総歩数=5,530歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 未計測 /未計測


10 januari 2019(木)※がいなうどんの昼休み

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下1.7度.午前7時の気温は氷点下1.1度.東の空が燃えるように染まっていた.

◆午前9時過ぎ,兵庫農試着.薄曇り.氷点下0.3度.今日も冷え込みが厳しく,圃場は凍りついている.研修室にてセットアップ.

  • [加西]統計高座二日目まもなく開始. posted at 09:22:43
  • [加西]分散分析と多重比較の解説と実習だん. posted at 12:04:37

◆今日のランチは〈がいな製麺所〉にて「バター釜たまうどん」と「とり天」のおすすめセットを.とり天も巨大だったが,バター釜たまに鎮座する厚切りベーコンの天ぷらが実は必殺であることを知った.

  • [加西]乱塊法の解説と実習. posted at 14:53:15
  • [加西]モデル選択論の解説と実習だん.本日はここでおしまい. posted at 16:37:24

◆[欹耳袋]The New York Times | The Sounds That Haunted U.S. Diplomats in Cuba? Lovelorn Crickets, Scientists Say | 4 January 2019 ※コオロギの鳴き声が “音響兵器” になるんだったら,日本なんかそこらじゅう “最終兵器” だらけではないか.記事によると「Indies short-tailed cricket」というコオロギが “犯人” らしいが,その鳴き声は日本で言えばたとえばクビキリギス程度だろう.

◆今宵はおとなしくホテル近所の定食屋〈かつ美〉にて晩ごはんをすませ,北条町の戎神社大祭に立ち寄ってさくっと帰還.暗くて寒い町並み.第三セクター北条鉄道北条線の終着駅である北条町駅近辺にもほとんど人通りがない.

◆明日は統計巡業最終日,終わったら即座に撤収し,中国ハイウェイバスで新大阪まで高速移動してつくば直帰する予定.

◇本日の総歩数=5,257歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 /未計測


9 januari 2019(水)※雪が降りしきる中国道

◆午前5時半起床.気温5.5度.ぬくすぎる.午前6時半に朝食,午前7時過ぎにチェックアウト.御堂筋線をくぐって上がって新大阪高速バス乗り場へ.バス停がたくさんあるので要注意.生き馬の目を抜く新大阪駅.それにしても殺風景なバス停.ワタクシはどこへ運ばれていくのだろーか.バス路線図をいくら見つめてもぜんぜん想像が湧かない terra incognita.青空なのに雨が降っている.摩訶不思議なるオオサカ.

  • [新大阪]青空なのに雨が降っている.摩訶不思議なるオオサカ. posted at 07:54:16
  • [宝塚]朝日はさんさん.しかし,雨は本降り.山は雪化粧.ここはどこ? posted at 08:21:28
  • [西宮名塩]どうやら中国道に入ったらしい. posted at 08:25:08
  • [西宮北インター]車窓風景は見渡すかぎり雪景色.ああ,雪国ですかそうですか. posted at 08:29:36
  • [長尾バス停]牡丹雪が舞っているどころか大雪なんですけど.マジですかそうですか. posted at 08:34:11
  • [神戸三田]雪で視界不良. posted at 08:35:42

◆中国道の泉バス停で降りる.バス停のドアの外に出る.まわりにはまったく何もない.「動物が侵入するのでドアはしっかり閉める」ようにとの注意書き.人間よりも動物さんの方がよく利用するのだろうか.エンドレスな田園風景が広がる.

◆送迎車で兵庫県立農林水産技術総合センターへ.ただただ広い.同じ敷地内にある兵庫県立農業大学校の情報処理研修室が今回のお座敷.

  • [加西]携帯の microSD が急逝したらしい.写真が撮れないフシアワセな巡業先. posted at 09:41:20
  • [加西]例によって WiMAX はつながらない.Y!mobile の出番. posted at 10:01:10
  • [加西]午前10時の気温が3.9度しかないので,凍えないように気をつけないと. posted at 10:16:40
  • [加西]そろそろ受講生が集まってきた. posted at 10:23:08
  • [加西]わらわらと参集なう. posted at 10:26:06
  • [加西]今回の受講生は30名くらいとのこと. posted at 10:28:17
  • [加西]満席御礼ですな. posted at 10:32:22
  • [加西]概論とグラフ描画実習で午前は終了. posted at 11:53:58
  • [加西]昼休みは続く.本館と農業大学校とを行き来する. posted at 12:50:01
  • [加西]午後の部のスタート. posted at 13:00:11
  • [加西]統計研修初日だん.パラメトリック統計学から実験計画法イントロまで噺をした. posted at 16:50:01

◆農業大学校から研究本館に戻って一休み.今夜は所内で懇親会が催される.兵庫の “お水” を浴びるように.〈大黒正宗〉は純米大吟なのでフレーバー高めの食前酒向き.とりわけ新しい酒米を醸した山名酒造「Hyogo Sake No. 85」は純米吟醸ながらボディがしっかりしているのでローストビーフに合うかも.〈龍力〉は定番の銘柄.〈奥播磨〉の蔵元も近くにあるとのこと.兵庫県は東西南北にとても広いなあ.午後8時にお開き.加西市のホテルへ.microSD をコンビニで買って一安心.加西市の中心街ってよくわからないとりとめのなさ.

◆初日の受講者は40名近くになったとのこと.明日も続く統計高座.

◇本日の総歩数=4,829歩. 朝◯|昼○|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


8 januari 2019(火)※のぞみ最終で新大阪へ

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下3.9度.乾ききった冬晴れの観音台を北風が吹き抜ける.今朝の最低気温は氷点下4.9度まで下がった.午前8時になっても氷点下2.5度.静電気が飛びまくる冬晴れ.また旅に出るので向こう一週間は出勤簿押印がいらない.朝イチの BGM はプッチーニの歌劇〈ラ・ボエーム〉.ボヘミアン仲間.ホンマにしょうもない男にけなげな女が懸命に尽くす筋書きはプッチーニお好みの演歌趣味.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 「名前空間の魔物」がときどきワタクシを苦しめる——「名前空間 ‘pillar’ 1.2.3 はロードされていますが、>= 1.3.1 が要求されています エラー: パッケージ ‘car’ をロードできませんでした」※ちゃんと最新版パッケージ pillar 1.3.1 がインストールされてるんですけどと,ぶつぶつゴネ続ける.しかし,このフシアワセは Mojave 砂漠だけのこと.Windows 版 R の方は問題ないので明日からの巡業には支障はないだろう.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「ラグビーと温泉、コラボ再び 別府市が新作PR動画」(2019年1月8日)※また別府かぁ〜.YouTube | NO SIDE - BEPPU CITY

◆夕方,大手町の読売新聞「猫に鰹節」部屋へいそいそと.今回も鰹節が何本も並んでいる.鰹節だらけでお腹がいっぱい.まだ先は長いぞ.鰹節の “山” がひとつふたつと回覧されていく.もうすぐ “せり” が始まる.読売新聞読書委員会は午後9時前に終了.そのまま東京駅に直行し,新大阪行きの最終のぞみに乗ったところ.旅路は切れ目なく続く.都内の気温は5.1度だが,新幹線車内がとても暑いのでそでをまくりあげたところ.23:45に新大阪着.駅ビルのホテルに即チェックインして爆睡.明日からは高座が続く.

◇本日の総歩数=8,225歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 84.40kg(+0.05kg) / 28.3%(+0.1%)


7 januari 2019(月)※週明け強制的社会復帰

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下1.1度.冷たく乾いた観音台は冷え切っている.冬晴れの外気温は1.5度.居室の気温はいま11度.全館空調はまだ入らない.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 年末年始の “根雪┣┣" ” の観察会開催./某学会の理事引継案件を少し(だけ)進捗./加西統計巡業の直前連絡.とくに何もなければそのままでOK.ついでにめっちゃ遠い加西市へのルートマップを確認.中国ハイウェイバスなる路線でワタクシはいずこへ搬送されるのだろーか.

◆[欹耳袋]桑木野幸司「古代からルネサンスまで、思想史の深部を流れる「記憶術」とは何か」(2019年1月4日)

◆日本中を連れ歩いた MacBook Pro の “鼠” がいきなり御臨終されてしまった.帰りがけに新しい “鼠”を探しに行ったら,表現型的にぜんぜん “鼠” らしくないのがしつこくまとわりついてきたので,しかたなくレジへお連れした.これ使いやすいんだろうか? サイズ的には収納時3×4×5cmと極小.定価は6000円超だが,その何分の一かの低価格で買えた.アマゾンだともっと安いらしい:ELECOM Bluetoothワイヤレスマウス「CAPCLIP」→ 製造元サイト.さっそく明日からの巡業先で使ってみよう.

◆旅支度が終わった.寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

◇本日の総歩数=2,872歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 84.35kg(+0.55kg) / 28.2%(−0.4%)


6 januari 2019(日)※つくいちは正月の気分

◆午前7時半のろのろ起床.晴れ.気温は0.2度.社会復帰できないゆるゆるさ.新年早々のつくいちへ.〈パネッツァ年が明けても R-3.5.2 on Mojave のフシアワセは解消されていない=Rcmdrが起動しない.でも,Win 10 版は問題なく起動するので半分シアワセ状態.

◆[蒐書日誌]中村純夫『謎のカラスを追う:頭骨とDNAが語るカラス10万年史』(2018年12月6日刊行,築地書館,東京, 12 color plates + 268 pp., 本体価格2,400円, ISBN:978-4-8067-1572-6 → 目次版元ページ)読了.著者はどこの大学や研究機関にも属さない “独立研究者” としてカラスの研究を長年続けてきた.本書の前半200ページは,サハリンから極東ロシアにかけて実施されたフィールドワークの詳細な記録である.最後の2章の計60ページでは,形態データと分子データの両面からハシブトガラスの系統関係と地理的分布が考察されている.ただし,あまり深くは論じられていないので,詳細については本書だけではわからない部分が多い.本書のベースとなった著者の下記原著論文はすべてがインターネットからpdfとしてダウンロードできるので,関心のある読者はそれらを参照する必要があるだろう.

  • Alexey Kryukov, Liudmila Spiridonova, Sumio Nakamura, Elisabeth Haring, Hitoshi Suzuki 2012. Comparative Phylogeography of Two Crow Species: Jungle Crow Corvus macrorhynchos and Carrion Crow Corvus corone. Zoological Science, 29(8): 484-493. pdf
  • Sumio Nakamura and Alexey Kryukov 2015. Phenetic analysis of skull reveals difference between Hokkaido and Sakhalin populations of the Jungle Crow Corvus macrorhynchos. Русский орнитологический журнал, 24: 1845-1858. pdf
  • Sumio Nakamura and Alexey Kryukov 2016. Postglacial colonisation and diversification of the Jungle Crow (Corvus macrorhynchos) in its north-eastern frontier as revealed by morphological analysis. Journal of Ornithology, 157:4: 1087-1101. pdf
  • Sumio Nakamura 2016. Male-biased latitudinal cline of Jungle Crows on Sakhalin Island. Acta Zoologica Cracoviensia, 59(2): 177-189. pdf

◆遅めの健全なるアフタヌーンティーというべきか,はたまた早めの不健全なる “準備運動” と言うべきか.だらだら正月の〆は豚バラ肉のポトフが登場.こういう洋風おでんにあわせて,東近江〈ヒトミワイナリー〉の発泡にごりオレンジワイン「Dela Gris 2017」を抜栓.即からっぽに(当然ですな).そろそろ食生活を “社会復帰” させないといけない.

◆[蒐書日誌]桑木野幸司『記憶術全史:ムネモシュネの饗宴』(2018年12月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・689],東京, 348 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-06-514026-0 → 目次版元ページ)をとりあげたワタクシの読売新聞書評は本日付で掲載された(が,未見).おそらく著者が想定している以上に,記憶術は現代の自然科学や情報科学ともっと深くつながっているだろう.良書.

◆明日からはワタクシ自身もちゃんと “社会復帰” しないといけない.

◇本日の総歩数=3,777歩. 朝◯|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 83.80kg(−0.55kg) / 28.6%(−0.3%)


5 januari 2019(土)※ぽかぽか陽気の土曜日

◆午前7時のろのろ起床.晴れ.気温は氷点下3.2度.今日はおだやかな冬晴れの一日で,午後の最高気温は15.5度.厚手のコートはまったく不要な暖かさだった.

◆今宵は明太子パスタが食卓に登場:【食材(2皿分)】明太子(2腹)・パスタ(200g)・発酵バター(大さじ1)・オリーヴオイル(大さじ1)・ブロッコリースプラウト(適量)【調味料】甘口醤油(小さじ1)・レモン(適量)・胡椒(適量).

  1. 明太子は皮をとってよくほぐす.
  2. 発酵バターは20秒ほど加熱して溶かす.
  3. 明太子とバターを和え,甘口醤油で調味する.
  4. パスタを時間どおり茹で,オリーヴオイルで和えて,熱いうちに 3 を混ぜ合わせる.
  5. 皿に盛りつけ,スプラウトを周囲にちらし,胡椒を振ってレモンを絞る.

◆ゆるゆるしていられるのも明日まで.

◇本日の総歩数=5,147歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 84.35kg(−0.05kg) / 28.9%(+0.8%)


4 januari 2019(金)※ひさしぶり出勤簿押印

◆午前5時半起床.晴れ.気温は氷点下5.1度.新年初の出勤簿押印.

◆[欹耳袋]大学ジャーナルONLINE「電子ジャーナル価格が高騰、関西4私大が危機表明」(2019年1月3日)※「個々の大学の対応だけでは限界があるとして、政府が学術面の国家的危機が訪れたと認識、対処を図るよう強く求めている」.

◆暦的には “平日” でも気分はまだお正月.今宵の夕餉は「正月の名残りのローストビーフ丼」.年末年始にローストビーフを焼くのは毎年の恒例行事となっている.そろそろ正月が過ぎてまだローストビーフが余っていたので,趣向を変えて「ローストビーフ丼」へと変身させた.今回はマルゲンミートの赤身肉をミディアムレアにローストしたもので,赤ワインベースで味付けされている.そこで,ローストビーフ丼用のタレは煮きりした味醂に再仕込み醤油を加え,最後にバルサミコ酢で調味した.炊きたてのごはんだとローストビーフの色が変わってしまうので,器によそってしばらく冷ましてからローストビーフを並べるようにする.タレをまわしかけ,最後にブロッコリーのスプラウトをトッピングしてできあがり.

◆朝だけ一瞬の “平日” ののち,またまた休日スイッチが入ってしまう.

◇本日の総歩数=2,907歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 84.40kg(+0.55kg) / 28.1%(−0.1%)


3 januari 2019(木)※年が明けてもぶらぶら

◆午前7時前起床.もちろん晴れ.気温は氷点下4.5度.最低気温は氷点下5.6度.この季節らしい乾ききった冷え込みだ.

◆[蒐書日誌]絶え間なく湧き出る【種】の本 —— Julia D. Sigwart 『What Species Mean: A User's Guide to the Units of Biodiversity』(2018年10月刊行,CRC Press[Series: Species and Systematics], Boca Raton, xvi+241 pp., ISBN:978-1-4987-9937-9 [hbk] → 目次版元ページ)※新年早々また【種】ですか,というカゲの声はどこからも聞こえません.それにしても,このタイトルと書影はどこかで見たよーな気がするなあ. 気のせいかなあ…….

◆お昼ごはんを秋葉原まで食べに行ってつくば直帰というあわただしい午後になってしまった.

◆明日は新年初の出勤簿押印の儀である.

◇本日の総歩数=5,090歩. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 83.85kg(−0.50kg) / 28.2%(+0.6%)


2 januari 2019(水)※うすけぼーな寝正月を

◆午前7時過ぎのろのろ起床.晴れ.気温は氷点下2.8度.怠惰なる正月三が日は今日も続く.年末年始は寝るに限る.

◆しかし寝てばっかりいると根が生えるので,正月でもないかぎり行く機会がない一ノ矢八坂神社へ初詣に.元日ではなく混雑時間帯を外したせいか,境内はとても空いていた.今日は日差しの温かいおだやかな日和だった.

◆[蒐書日誌]伊勢田哲治『科学哲学の源流をたどる:研究伝統の百年史』(2018年11月20日刊行,ミネルヴァ書房[叢書〈知を究める〉・13],東京, x+316+36 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-623-08431-9 → 目次版元ページサポートサイト)※年越し読了.科学哲学がたどってきた道のりを振り返る本.序章「科学哲学の来た道」冒頭で,著者は本書全体の問題設定をする.

「「科学哲学」が「科学」と離れて独自の問題意識を育ててきたのは事実であり,その問題意識を科学者に説明するのにたいへんな苦労をすることもある.科学哲学はどうしてこういう分野になってきたのだろうか.本書では,十九世紀を中心に,科学哲学のやってきた道をたどることで,この問いに答える手がかりを得たいと思っている」(p. 1)

このように目標を設定した上で,著者は「研究伝統としての科学哲学」という視点を提示する.

「言葉の意味からいえば,「科学哲学」というのは,科学について哲学の観点から考える営み全般を指すだろう.これを「概念としての科学哲学」と呼ぶことにする.それに対して,実際に「科学哲学」という名前のもとに行われている研究は,もちろん「概念としての科学哲学」の範囲内に収まる研究が多いものの,その中でも特定の問題意識にそって,特定の課題を集中的にとりあげてきた.さらにいえば,そうした問題意識は,個々の科学哲学者が勝手にやっているというより,お互いに影響を与え合う哲学者たちのゆるやかな研究コミュニティで共有され,受け継がれてきたものである.このような形で受け継がれてきた問題意識や,その問題意識に基づく研究を「研究伝統としての科学哲学」と呼ぶことにしたい」(p. 2)

著者のいう「研究伝統としての科学哲学」が,研究者集団内外での継承や反発あるいは支持などさまざまな “動態” を示唆していると考えるならば,ワタクシ的にはとても首肯できる.個別の科学と同じく,科学哲学もまた時空的に限定された研究者コミュニティの中で共有されてきた基幹テーマを連綿と継承してきたと考えられるからだ.

本書の以降の章では,この「研究伝統」に着目しながら,科学哲学という研究分野の成立について19世紀から20世紀初頭までの歴史をたどる.第1章「帰納と仮説をめぐる論争」では,推論様式としての演繹と帰納をめぐる論議をさかのぼる.第2章「「サイエンティスト」の起源」は,科学者という呼称をめぐる歴史.第3章「一九世紀のクリティカルシンキング」は現代にも連なるクリティカルシンキングの黎明期を探る.

本書の後半章の第4章「実証主義の成立」では,実証主義すなわち「科学の対象は観察可能なものの法則的な関係に限定する」(p. 138)という思潮がどのような経緯で成立したのかについて,ルーツを求めて18〜19世紀にまでさかのぼる.続く,第5章「19世紀末から20世紀初頭の科学哲学」では,英独仏の広域圏に視野を広げて,物理学にかぎらず生物学や心理学,そして社会科学における哲学的問題が議論された.「科学と哲学との距離が今と比べて非常に近かったし,両者の境界にある問題が注目を集めていた」(p. 186)という時代背景が語られる.

最後の第6章「論理実証主義へと続く道」では,20世紀前半の論理実証主義からウィーン学団へとつながる道をたどる.そして,第4章で考察された「実証主義」が科学から哲学へとその舞台を変えていった経緯が語られる.

「なぜウィーン学団以降の科学哲学は哲学内部の運動になっていったのか,という問題を考えてみたい.……十九世紀においてはジョゼフ・フーリエ,グスタフ・キルヒホッフ,マッハら科学者たち自身が実証主義を積極的に主張し,実際の科学の営みの中でそれを実践していた.……それに対し.二十世紀の論理実証主義は哲学者による運動という側面が強い.……ここには実証主義という運動の変質があるように思われる.ある意味で「科学者たちが手を引いた」ことが今われわれが知る形での論理実証主義,ひいては科学哲学という専門分野が生まれる一つの原因となったとも言えるだろう」(pp. 261-262)

本書では個別科学の実例のほとんどは物理学から取られている.1920年代末のウィーン学団成立までは,確かに物理学を中心にして「科学と科学哲学との関わり」を論じることに異論はない.むしろ,それ以降のより現代的な科学哲学は個別科学との新たな関わり合いを模索していったと考えればつじつまが合うのかもしれない.

19世紀以前の科学哲学揺籃期に関する本書のくわしい解説はワタクシ的にはとても勉強になった.

◆寝正月は続くよどこまでも.

◇本日の総歩数=3,267歩. 朝◯|昼○|夜◯. 計測値(前回比)= 84.35kg(−0.10kg) / 27.6%(+0.2%)


1 januari 2019(火)※怠惰なる新年めでたし

◆午前4時起床.晴れ.最低気温は氷点下5.6度まで下がった.新年早々冷え込んでいる.大晦日はぐっすり安眠できたので,今年もそれなりにいい年であると考えることにしよう.謹賀新年.

◆月例アナウンスをメーリングリストに配信.新年早々の初仕事はサクッと終わった.

◆今日は一歩も外出せずごろごろ根読みしていた.たまにはこーいう怠惰なる正月があってもいいでしょ.

◆[蒐書日誌]読了 —— 岩槻邦男『ナチュラルヒストリー』(2018年12月5日刊行,東京大学出版会[ナチュラルヒストリーシリーズ],東京, vi+366 pp., 本体価格4,500円, ISBN:978-4-13-060256-3 → 目次版元ページ)※一冊丸ごとロングエッセイ.1950年代から現代にいたる日本のナチュラルヒストリーがたどった道を語るまた語る.随所にシダ分類の話題が散りばめられている.ただし,語られていないことがらも多々あるようなので,今のうちに誰かが “聴き取り” をしておいた方がいいように感じた.

◆明日も寝正月は続く.

◇本日の総歩数=0歩. 朝△|昼○|夜△. 計測値(前回比)= 84.45kg(+0.05kg) / 27.4%(−0.4%)


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