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日録2017年1月 


31 januari 2017(火)※寒の戻りにあら炊きを

◆午前5時半起床.今の最低気温は氷点下0.2度.朝の観音台は乾ききった青空が広がっている.最低気温はいちおう氷点下1.2度まで下がって “冬” としての面目を保ったけれど,午前8時には3.0度と弱腰の冷え込み方.

◆[欹耳袋]IAAJ: Information Architecture Association Japan「World IA Day 2017 東京・京都・沖縄のご案内」(2017年1月30日)宣伝イノチである.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 午前中いっぱい,とある外部資金の〆切がぁ〜と追い立てられて(毎年の風物詩),あれこれと慣れないお金の計算と残額試算などしまくっていた.使わせていただけるのはありがたきことなれど,なろ様の財務入力システムにちくちくと調達要求を入力するのはとっても疲れるんですけど.

◆[蒐書日誌]倉谷滋『ゴジラ幻論:日本産怪獣類の一般と個別の博物誌』(2017年2月刊行予定,工作舎,東京, 本体2,000円, ISBN:9784875024828)※クラタニ・シゲルって複数クローンがいるんだっけ?(マジ顔).ほとんどビュフォンの『博物誌』のノリのタイトルということで./国立天文台(編)『環境年表 平成29-30年|第5冊』(2017年1月30日刊行, 丸善出版[理科年表シリーズ],東京, x+515 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-621-08994-1)※これはいただきもの.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 月末の今日はこまごました┣┣" 個体群を一網打尽にしたい./会計┣┣" 討伐./来週の熊本巡業の打合せメール./ついでに,再来週の越中お座敷の連絡も.初めての北陸新幹線体験になる予定./そして,4月はじめの生物地理学会大会(東大農学部)の裏方仕事メールを書く./白羽の矢を三島方面に放つ./やっと落ち着いたかな.

◆[欹耳袋]カレントアウェアネス・ポータル「米国図書館協会(ALA)と大学・研究図書館協会(ACRL)、トランプ新政権の政策に対して反対を表明」(2017年1月30日).

◆キハダマグロの巨大なあらがたまたま安く買えたので,これはもう大根と炊き込むしかない.レシピはこんな感じ:

  1. キハダマグロ(700gくらい)のあらは塩を多めに揉みこんでしばらく置く.熱湯をかけて “霜降り” にし,冷水で血合いをていねいに取り除く.
  2. キハダマグロのあらは塩を多めに揉みこんでしばらく置く.熱湯をかけて “霜降り” にし,冷水で血合いをていねいに取り除く.
  3. 平鍋にあらと日本酒300ccと水1リットルを入れて火にかけ,沸騰したら中火にして,浮いてくるアクをていねいにすくい取る.
  4. 続いて,みりん100ccと土生姜薄切り(1個分)を加えて,大根を投入し,煮立ったら弱火にする.
  5. さらに,濃口醤油50ccを加えて,弱火のまま1時間ほど炊く.いったん火を止めて一晩置く.
  6. 大根をいったん鍋から出して,あらを煮詰める.ときどきつゆをあらにまわしかける.
  7. 大根を鍋に戻して,つゆの味を染みこませて完成.

いいあらに出会ったら,いつでも安くつくれるスグレモノの一品.キハダでもカンパチでもハマチでもOK.大根の歯ごたえはあまり煮込みすぎるとなくなってしまうので,途中で鍋から “避難” させると大根の食感がコントロールできる.せっかくのあら炊きに合わせて,鳥取・山根酒造場の〈日置桜〉27BY純米新酒しぼりたて生原酒「山眠る」Type-II を抜栓した.玉栄100%&協会7号酵母.たった一年でこの色づき方はすばらしい.〈日置桜〉の「山」シリーズのうち春の「山笑う」,夏の「山滴る」,秋の「山装う」はすでに呑んだことがあるけど,「山眠る」は実は初めて.日本酒度「+11.9度」.この切れ口のよさは冷酒だと冴えわたる.〈日置桜〉の中でもこの「山眠る」は冷酒がオススメ.

◇本日の総歩数=4,563歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.4kg(−0.3kg)/ 30.4%(−0.3%)


30 januari 2017(月)※春めくぽかぽか陽気に

◆午前6時過ぎじたばた起床.曇り.気温6.1度.薄曇りの観音台は冷え込みとは程遠い温かい朝.午前8時の気温は6.6度.長袖1枚でちょうどいい.日中は20度近くまで気温が上がるそうなので,袖まくりが必要になるかも.朝イチの BGM は精緻なバッハ〈無伴奏ヴァイオリン〉,シギスヴァルト・クイケン.

◆[蒐書日誌]『画図百鬼夜行』の英訳本 —— Toriyama Sekien[Translated and annotated by Hiroko Yoda and Matt Alt]『Japandemonium Illustrated: The Yokai Encyclopedias of Toriyama Sekien』(2016年刊行,Dover Publications, Mineola, New York, xvi+320 pp., ISBN:978-0-486-80035-6 [pbk] → 目次版元ページ)※以前に国書刊行会から出た:鳥山石燕(高田衛監修|稲田篤信・田中直日編)『画図百鬼夜行』(1992年12月21日刊行,国書刊行会,東京, ii+348 pp., 本体価格7,573円, ISBN:4-336-03386-2)より図版が鮮明みたい.横書き右綴じ製本.

◆午前の┣┣" 撃ち —— なろ様ネットワークが死んでいる.幽閉されたも同然だが,ワタクシ的には実害はない.

  • [つくば]第6章3,433字だん. posted at 12:00:14

◆正午の時点での最高気温は14.4度だが,都内はすでに19.5度まで上がっている.夕方から都内に出撃する予定なのだが,やっぱり半袖かねぇ……(やめなさい).

◆午後の┣┣" 撃ち —— 安全運転講習会 13:30〜15:00.それにしても,なろ様は研修とか講習がお好きなようで.

◆[欹耳袋]前世紀末のことを思い出した.あるとき面識のない某大学のセンセイから電話がかかってきて,「いまこれこれの科研費の申請を考えていて,つきましては統計データ解析の件で研究分担者ーとして参画いただきたく云々〜」とのこと.いきなりどうしてなんだろうかといぶかしく思いつつも,「お声がかかるうちが花なのよ」とてきとーに「OKっすよ」と返事して,承諾書だのなんだのといろいろ事務書類をつくったり,所内手続きを進めたりと対応した.ところが,先方が参画依頼しようとしたのは,同じ研究所の「み◎◯」さんであって「みなか」ではなかったことが,申請後に発覚.事実を知った先方のセンセイは「いやぁ,まちがってしまって申し訳ないけど,袖すり合うも他生の縁ですから,このままいきますかぁ」とアバウトなお答えなので,「せっかくですからいきましょうよ」とこれまたええかげんな返事をしてしまった.けっきょく落ちたので事なきを得たというしだい.

—— 【教訓】課題責任者は参画を依頼する相手の名前を間違えてはいけません.たった一字の一致だけで突っ走るなんて “や◯ら並み” あるいは “◯わさ並み” の言語センス.ということで,お後がよろしいようで.

◆午後5時前,つくば駅.夕方になってもまだ気温は15度を超えている.後楽園まで出撃して,計量生物学会理事会 18:00〜19:00@中央大学後楽園キャンパス.ほんの1時間だけ2号館の高層階から暮れなずむ都内の光景を眺める.真ん中に文京区役所ビル,その右側は後楽園遊園地,左の奥にスカイツリーがそびえていた.“お水” も “お湯” もなくつくば直帰.

◆夜更けの┣┣" 撃ち —— 書いてます書いてます.

  • [つくば]第6章1,493字だん. posted at 22:57:13

◆明日は月末(gkbr)

◇本日の総歩数=7,247歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.4kg(−0.4kg)/ 30.7%(−0.8%)


29 januari 2017(日)※迫り来る月末の緊張感

◆午前5時過ぎ起床.気温は1.9度.氷点下じゃない! 午前7時過ぎに牧園に出撃し,〈david pain〉にてパンの買い出し.午前7時半の開店直後にはすでに車の列が.おそるべきパンの街つくば.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 午前9時から始まった自治会の総会はお昼まで続いた.雲がうっすらと広がる穏やかな青空.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「改ざんに計上ミス…揺らぐ政府統計」(2017年1月27日)※「浮かび上がるのは各省で統計に基礎的な知識を持つ人材の不足と統計軽視の姿勢だ」「だが長年の統計軽視の姿勢は、国の統計職員数が10年間で7割減ったことからも明らかだ。「公務員の総数を増やせないなか、統計部署は各省のスクラップ源となってきた」(内閣府幹部)。ビッグデータの活用など新たな分野開拓に沸く裏で、人材育成という地道に取り組むべき課題が待ち受けている」— その昔,農水国研の各地方場所にたくさんあった「情報処理研」なる部署が組織改革のたびに好き放題に “刈り取られ” て,「糞尿処理研」など別の名前に上書きされていったことを思い出す.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 正午の気温は10.4度.暖かな日差しの昼下がりに観音台へ.気温は12.3度と有意に春めいている.

  • [つくば]第6章3,231字だん.気がつけば外はもう暗くなってきた. posted at 17:06:27

◆本日の虫養いは,〈david pain〉の「柚子のタルト」.柚子の酸味とクリームの甘味のパランスが絶品.期間限定で,今週と来週の土日のみの販売とのこと.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「外国産クワガタ、特定外来生物に指定検討 販売禁止も」(2017年1月29日)/Togetter -「「この本ドイツんだ?」「オランダ」。。。」※つい調べたくなるんですよねぇ.

◆夜の┣┣" 撃ち —— 昨年の関西哲学会ワークショップ〈「種」とは何か:生物学の哲学の現場から論じる〉報告原稿のチェック&返信だん.関西哲学会機関誌『アルケー』26号に掲載予定とのこと.

◇本日の総歩数=5,978歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.8kg(+0.3kg)/ 31.5%(+1.3%)


28 januari 2017(土)※週末なのに書いている

◆午前5時過ぎ起床.気温は氷点下1.6度.

◆[欹耳袋]Gecko’s Eyes「トランプ政権発足後1週間でアメリカのサイエンスに起きたこと」(2017年1月28日)※良記事.

◆土曜の┣┣" 撃ち —— とある審査結果レポートをメール返信./そして書く.

  • [つくば]インテルメッツォ(2)の追補173字だん.計11,000字になった. posted at 10:41:11
  • [つくば]第6章1,280字だん. posted at 12:18:13
  • ◆今日はずっと引きこもっていたが,外は春めく日差しがさんさんと降り注ぎ,南側の部屋は温室みたいな暖かさ.朝の最低気温は氷点下3.0度なのに,午後は13.1度まで上がってきた.温度差が大きすぎる.夕方になってやっとふらふらと近辺をひとまわり徘徊.穏やかな土曜の夕陽が暮れていった.

    ◆[蒐書日誌]川手寛康『肉の火入れ:フランス料理のテクニック』(2017年1月26日刊行,柴田書店,東京,本体価格3,200円, ISBN:978-4-388-06259-1 → 版元ページ) 「本書は肉を最大限に生かすための火入れ方法を自分で探り、考える力をつけるための参考書です」——をををを,すぐ買わないと!

    ◇本日の総歩数=4,236歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.5kg(0.0kg)/ 30.2%(−0.2%)


    27 januari 2017(金)※春の陽気に本が山積み

    ◆午前5時半過ぎ起床.気温は氷点下2.6度.薄曇りの観音台は雲間から朝日がときおり顔を出す.日中は春めく陽気になるとの予報だが,午前8時の気温は氷点下1.1度.早朝の氷点下3.6度の冷え込みの余韻がまだ続いている.景気づけのBGM はスティーヴ・ライヒの〈ドラミング〉.果てしないオスティナートに目を覚ます.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 来年度もまた農林交流センターワークショップに開催応募した.なんと10年連続!/そして今日も書きまくるのだ.

    • [つくば]インテルメッツォ(2)108字だん. posted at 09:51:06
    • [つくば]インテルメッツォ(2)607字だん.以上で,インテルメッツォ(2)は計10,824字でおしまい.次っ,第6章へ. posted at 10:35:18

    昨年8月末から書き始めたプロローグからさっき書き終えたインテルメッツォ(2)までの分量は計154,735字.400字詰にして386.8枚.残るは第6章(60枚)とエピローグ(30枚)なので,索引まで含めれば全体で500枚くらいになるかな.かの『分〜幻想』とか『新版〜物進化形態学』とかに比べりゃほんのささやかな短編ですよ.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 2号館からシラバス出せ出せメールが届く.読んでないフリをする.

    ◆[蒐書日誌]ここのところ脇目も振らず原稿を書きまくっているうちに,一冊また一冊と買った本やいただいた本が積み上がってしまい,もうタイヘンな事態に.向こう側が見えなくならないうちに “消化” しないと.まずは積み上がった本たちの目録づくりから.

    1. 倉谷滋『新版 動物進化形態学』(2017年1月5日刊行,東京大学出版会[Natural History Series],東京, xii+748 pp., 本体価格12,000円, ISBN:978-4-13-060198-6 → 版元ページ)※これまたお送りいただき感謝感激雨あられ.『分節幻想』と併読せよと強く強く勧められていて,いったいワタクシはどーすればいいんでしょ(逃げ道はない).
    2. 奥村晴彦・黒木裕介[改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門』(2017年1月25日刊行,技術評論社,東京, xii+432 pp. + 付録DVD-ROM], 本体価格3,200円, ISBN:978-4-7741-8705-1 → 版元ページコンパニオンサイト著者サポートページ)※はい,買いましたよん.
    3. 平野久『タンパク質とからだ:基礎から病気の予防・治療まで』(2017年1月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2417],東京, x+208 pp., ISBN:978-4-12-102417-6 → 版元ページ)※ご恵贈ありがとうございました.
    4. 小島寛之『証明と論理に強くなる:論理式の読み方から,ゲーデルの門前まで』(2017年2月1日刊行,技術評論社[シリーズ〈知の扉〉],東京, 351 pp., 本体価格1,780円, ISBN:978-4-7741-8664-1 → 版元ページ)※これまた先日いただいた本.よく売れているとのこと.
    5. アンドレア・ウルフ[鍛原多恵子訳]『フンボルトの冒険:自然という〈生命の樹〉の発明』(2017年1月30日刊行,NHK出版,東京, 493+6 pp., 本体価格2,900円, ISBN:978-4-14-081712-4 → 目次版元ページ※脚注と参考文献もこのページに掲載)※ご恵贈感謝.フンボルトはいつの時代も人気者.
    6. Mike Steel『Phylogeny: Discrete and Random Processes in Evolution』(2016年刊行, Society for Industrial and Applied Mathematics[CBMS-NSF Regional Conference Series in Applied Mathematics: 89], Philadelphia, xvi+293 pp., ISBN:978-1-611974-47-8 [pbk] → 目次版元ページ)※数理系統学新刊.この叢書はエフロン靴紐本から装幀が変わってない.
    7. Adam M. Ferner『Organisms and Personal Identity: Individuation and the Work of David Wiggins』(2016年3月刊行,Routledge[Series: History and Philosophy of Biology], London, xiv+237 pp., ISBN:978-1-848-93573-0 [hbk] → 目次版元ページ
    8. サミュエル・ボウルズ,ハーバート・ギンタス[竹澤正哲監訳|大槻久・高橋伸幸・稲葉美里・波多野礼佳訳]『協力する種:制度と心の共進化』(2017年2月2日刊行,NTT出版[叢書《制度を考える》],東京, xiv+456 pp., 本体価格5,000円, ISBN:978-4-7571-2289-5 → 目次版元ページ)※ご恵贈ありがとうございます.訳者解説が50ページも!

    —— 以上.リストアップするだけでもうタイヘンなお仕事.

    ◆今日は午後になって南風が強まり,気温がぐんぐん上昇.最高気温は15.9度というこの時期にしてはありえへん暖かさになった.夕方は薄着でオッケーだった.夜になっても冷え込みなし.

    ◇本日の総歩数=2,542歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.5kg(−0.4kg)/ 30.4%(+1.3%)


    26 januari 2017(木)※本郷で今年度最終高座

    ◆午前5時半過ぎ起床.気温は氷点下2.9度.今朝の最低気温は氷点下5.6度と強力だった.朝からすっきり冬晴れ観音台.

    • [つくば]インテルメッツォ(2)1,254字だん. posted at 10:39:28
    • [つくば]インテルメッツォ(2)99字だん. posted at 10:47:46
    • [守谷]通過なう.インテルメッツォ(2)306字だん. posted at 13:21:29
    • [八潮]通過なう.インテルメッツォ(2)366字だん. posted at 13:35:28

    ◆午後1時前,つくば駅.正午の気温は7.8度.北風もなく日差しが暖かい.今年度最後の本郷お座敷へ.しかし,講義開始時間になってもほとんど受講生がいない.切羽詰まった “季節感” が館内に満ち溢れている.一階セミナー室の前で待つ.中では修論予行演習らしき緊張した重苦しい空気が外にまで漏れていた.そのうち,ひとりまたひとりと人数が増えてきた.えらいぞ. 今季最後のお座敷が終わった.切羽詰まっているみなさんはがんばってください.あと,レポート提出をお忘れなく.2月9日(木)が〆切です.

    ◆[欹耳袋]いきなりの(しかも予期された)災厄としかいいようがないなあ —— Nature | Editorial | Scientists must fight for the facts: President Trump’s unconventional stances cannot go unchallenged | 24 January 2017. もちろん,アメリカ国内はもっと騒然としていて:Scientific American | Trump Administration Restricts News from Federal Scientists at USDA, EPA | 24 January 2017/Ecological Society of America | ESA letter to President Trump urges open communication of federal research and scientific information | 25 January 2017/もちろんAAAS も動く:AAAS Responds to Moves to Halt EPA and USDA Public Communications | 24 January 2017.

    ◆さあ,明日も書きまくるんだ.

    ◇本日の総歩数=7,253歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.9kg(+0.3kg)/ 29.1%(−0.8%)


    25 januari 2017(水)※今日もまた書きまくる

    ◆午前5時過ぎ起床.気温は氷点下4.1度.早朝の最低気温が氷点下6.0度まで冷え込んだ観音台は乾ききった青空が広がる.朝の BGM は10年ぶりくらいに聴くヘンデル〈合奏協奏曲〉全集.アルノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 所議報告&領域会議 10:00〜11:00.

    ◆[蒐書日誌]Jonathan Goodwin and John Holbo (eds.)『Reading Graphs, Maps, and Trees: Responses to Franco Moretti』(2011年刊行,Parlor Press[a Valve book event | Glassbead Books], Anderson, South Carolina, xxii+142 pp., ISBN:978-1-60235-205-6 [pbk] → 版元ページ | pdf [open access])※文学史における定量グラフ分析と系統学的方法を提示した:Franco Moretti『Graphs, Maps, Trees: Abstract Models for a Literary History』(2005年5月刊行,Verso, London, 124 pp.,ISBN:978-1-84467-026-0 [hbk] / ISBN:978-1-84467-185-4 [pbk] → 版元サイト)を標的本とする論文集.

    ◆本日の進捗 —— 日録がどんどんシンプルになっていく:

    • [つくば]インテルメッツォ(2)599字だん posted at 09:24:56
    • [つくば]インテルメッツォ(2)499字だん posted at 09:55:39
    • [つくば]インテルメッツォ(2)957字だん posted at 13:48:56
    • [つくば]インテルメッツォ(2)439字だん posted at 15:50:01
    • [つくば]インテルメッツォ(2)250字だん posted at 16:15:04
    • [つくば]インテルメッツォ(2)94字だん posted at 23:32:17

    —— 本の原稿を書き進めていると目次項目が自己増殖してゴールが遠のいていく.目次案を「改訂第14案」にアップグレードなう.書かない決断もまた書く仕事のひとつなんだけど.

    ◆明日は今年度の本郷お座敷の最終日.

    ◇本日の総歩数=5,594歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.6kg(+0.4kg)/ 29.9%(−1.4%)


    24 januari 2017(火)※もう寒すぎて加熱必須

    ◆午前5時過ぎ起床.気温は氷点下1.5度.今朝も乾燥した冬晴れの観音台.最低気温は氷点下2.5度まで下がったが,騒ぐような冷え込みではない.午前8時の気温は氷点下0.5度.北風が冷たすぎて痛い.

    ◆[欹耳袋]〈日本酒セミナー in 奈良〉【主催】大学生協 京滋・奈良教職員ネットワーク【日時】2017年2月11日(土)13:30〜17:00【場所】奈良女子大学生協食堂【講演】山本嘉彦(油長酒造取締役社長)「日本酒清酒発祥の地 奈良から次の日本酒へ向けて」/登和成(登酒店代表取締役)「美味しいお酒の出会い方と愉しみ方」【懇親会】利用者満足度全国トップの奈良女生協食堂の肴とともに,あの銘酒〈風の森〉を呑み尽くす!— そうです(主催者談).【会費】2000円(一般)/1000円(学生)【申込】 Keiji.Nara@ma2.seikyou.ne.jp

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 20年前に自分が訳した翻訳文の下手さに耐えられない今の自分がいる./いま必要な文献にかぎって第二次世界大戦の真っ只中に海外で出版されていて,日本のどこの公立機関にも所蔵されていないという不運.BHLにもエントリーがないんですけど(orz).

    ◆[欹耳袋]カレントアウェアネス・ポータル「「ハゲタカ出版」のリストとブログの内容が削除される」(2017年1月20日)※Jeffrey Beall の predatory OA 学術ジャーナルの一覧ページが削除された件.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 「私の番号」送れ案件がそれぞれ様式がちがっていてヤル気が失せる.「私の番号」は「私の方式」がてきとーに郵送だん.簡易書留とかじゃまくさいことどもはすべて華麗にスルー./昨年10月のブエノスアイレス出張の旅費決済書類が3ヶ月遅れの今ごろ回ってきていささかくらくらしている.農林団地から海外出張しようとすると,フトコロにお金(私費)がたっぷりないと立て替え払いで破産することになる(以後要注意).

    ◆終日冷たい北風が吹きつけ,午後の最高気温6.5度では下がり続ける体感気温には太刀打ちできない.これはもう体内からしっかり温まる必要に迫られる夕餉の厨房作業.今日はあまりに寒すぎた一日だったので,夕餉にはとても強力な “熱源” を投入した.まずは,ひさしぶりのきりたんぽ鍋に,新潟は長岡の〈極上吉乃川〉の「鷲頭」をきりっと冷やで.その上,念には念を入れて,久保本家酒造の〈生酛のどぶ〉の熱燗によるさらなる加熱を怠らなかった.完璧だ.

    ◆本日の進捗 —— 欲しがりません書くまでは.

    • [つくば]インテルメッツォ(2)1,603字だん. posted at 12:01:57
    • [つくば]インテルメッツォ(2)521字だん. posted at 16:04:30
    • [つくば]インテルメッツォ(2)1,138字だん. posted at 16:59:35
    • [つくば]インテルメッツォ(2)367字だん. posted at 23:19:44

    ◆明日も続く執筆の日々.

    ◇本日の総歩数=5,628歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.2kg(−0.3kg)/ 31.3%(+4.3%)


    23 januari 2017(月)※筑波颪が吹きすさぶ日

    ◆午前6時過ぎ起床.気温0.6度.冬晴れ観音台.早朝は氷点下1.9度まで下がったが,午前8時には2.7度.冷たい北風が吹いていて体感的にはもっと低い.今朝は “陋屋” 居室のすきま風が一段と身にしみる.

    ◆午前の書きまくり ——

    • [つくば]第5章505字だん. posted at 09:48:09
    • [つくば]第5章382字だん. posted at 10:21:44

    ◆昼休み前にちょっと外出しただけで,北風の冷たさに縮み上がった.午前11時の気温は6.4度と昨日と大差ないのだが,寒すぎて寒すぎて.

    ◆午後の書きまくり ——

    • [つくば]第5章341字だん. posted at 12:51:14
    • [つくば]第5章475字だん. posted at 13:31:46
    • [つくば]第5章569字だん. posted at 13:54:07
    • [つくば]第5章366字だん. posted at 14:19:49
    • [つくば]第5章165字だん. posted at 14:40:27
    • [つくば]第5章1,462字だん.以上,第5章は計37,976字でおしまい.この章は踏破がタイヘンだった. posted at 16:45:07
    • [つくば]第5章のエンディング差し替え1,139字だん.さらに900字ほど増えて,計38,875字でおしまい.次は「インテルメッツォ(2)」だ. posted at 19:15:13

    —— Dropbox の共用ボックスに第5章原稿と図版27枚を放りこんで,担当編集者にメール連絡.これにて一段落.

    ◆今宵はめずらしくパスタ料理.シチリアのトゥミニア小麦の全粒粉パッケリ(Paccheri di Tumminia, Ariannna Occhipinti)のミートソース和え.パッケリって何だかユムシを輪切りにしたみたいな形状.10分茹でるだけよりも煮込むのがよかったかも.“お水” は香川・川鶴酒造の〈讃岐くらうでぃ〉.香川名物の「骨付き鶏」を食べるためにつくられたという銘柄.アルコール度数も低くて,甘酸っぱいので,日本酒というよりはむしろ「アルコール入りラッシー」と呼ぶのが妥当かも.グラスに氷をいっぱい入れてオンザロックでごくごくと.この味だとインド料理のタンドーリチキンにぴったりかもしれない — などと検索してみたら,香川名物の「骨付き鶏」自体がタンドーリチキンっぽいのか.

    ◆明日は明日の文を書く.

    ◇本日の総歩数=5,868歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.5kg(+0.6kg)/ 27.0%(−3.3%)


    22 januari 2017(日)※日曜は背徳の昼呑み会

    ◆午前6時過ぎ起床.晴れ.気温は氷点下0.4度.まずはフレンチトーストの漬け込みから.

    ◆午前10時過ぎ,冬晴れ観音台.午前10時の気温は5.3度.北風が冷たい.午前の┣┣" 撃ち.

    • [つくば]第5章411字だん. posted at 11:12:31
    • [つくば]第5章831字だん. posted at 11:37:11

    ◆昼下がり,背徳の白昼呑みへ.午後2時から延々6時間呑み続けてうう…….

    ◇本日の総歩数=7,687歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 92.9kg(0.0kg)/ 30.3%(−0.2%)


    21 januari 2017(土)※ゲラ読みと開票の土曜

    ◆午前6時過ぎ起床.気温0.5度.今日は晴れそうな夜明け前の空.

    ◆[欹耳袋]Togetter -「京都大学のとある研究室が「私たちはお土産にどの八ッ橋を買えばよいのか」について大真面目に論文を執筆していた」※あんこの入ってない「短冊型生八ツ橋」のニッキ風味をじっくり味わうのが極私的ベスト.そういえば,4年前のみんぱく国際シンポジウム〈樹について考える〉で,京大の吉田豊さんが「生八ツ橋の系統発生」について熱く語られていたことをふと思い出した.ほんでもって,このシンポジウムの報告論文集のゲラ返送〆切日は今日だったりする……(大汗).

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 〆切日当日のゲラ手直し真っ最中.毎度のことながら,文献リストの “暗がり” から “腹中蟲” がわらわらと.集中作業によりゲラ読みと加筆・修正はほぼ終わった.5,449 words.もう一度チェックしてから西の彼方のアナザー万博記念公園にメール送信する.ゲラ読みするときは,アタマから一方向的に読むだけだと “蟲” をうっかり捕り逃がすことがある.読んでいるつもりでもついつい “飛ばし読み” してしまうから.最後のパラグラフから逆行するとか,ランダム読みするなど適度にゆさぶりをかけながらチェックすると効果的.

    ◆[系統樹思考]鴨川日記「哲学・哲学史をこれから始める人向けのごく簡単な文献案内」(2017年1月21日)※リストに上がるのはシアワセなこと.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 昼下がりのつくば駅.晴れ.午後1時の気温は10.4度.北風が冷たすぎる.これから埼玉方面へ出撃する.午後4時半に埼玉での開票作業を終え,景気を付けてからつくば帰還.夜風が冷たい午後9時.

    ◆[蒐書日誌]オスカー・ハインロートの比較行動学論文:Otto Koenig, Konrad Lorenz, und Oskar Heinroth (Autoren)『Beiträge zur Biologie, namentlich Ethologie und Psychologie der Anatiden』(1990年刊行, Verein für Ökologie und Umweltforschung[UMWELT – Schriftenreihe für Ökologie und Ethologie: 16], Wien → pdf [open access])※鳥類学者オスカー・ハインロートによるガン・カモ類の比較行動学の古典的論文:Oskar Heinroth 1911. Beiträge zur Biologie, namentlich Ethologie und Psychologie der Anatiden. Pp. 589-702 in: Herman Schalow (ed.), Verhandlungen des V. Internationalen Ornithologen-Kongresses in Berlin 30. Mai bis 4. Juni 1910. Deutsche Ornithologische Gesellschaft, Berlin. Biodiversity Heritage Library の復刻版が pdf 公開されている.

    ◆夜の┣┣" 撃ち —— 改訂原稿はさらに 100 words 増えて,計5,521 words で打ち止め.太陽の塔方面にメール送信.この企画が立ち上がってから4年目にしてやっとゴールが見えてきた.いずれにしろ〆切に間に合ったことはシアワセである.これで枕を高くして安眠できる.

    ◇本日の総歩数=10,742歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 92.9kg(−0.8kg)/ 30.5%(+12.2%)


    20 januari 2017(金)※雪舞いを眺める観音台

    ◆午前5時起床.気温は氷点下1.1度.観音台は灰色の曇り空.午前8時の気温は0.1度.いつ雪が舞い始めてもおかしくない空模様.午後9時前には小雪が舞い始め,そのうち本降りの雪になってきた.だから,ニールセンの〈不滅〉だ.

    ◆[欹耳袋]フランダース文学基金「Professor Willy Vande Walle — ヴァンデワレ教授 日本におけるオランダ語史について語る。

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 雪がざんざか降ってきたんですけど,書いてます書いてます.

    • [つくば]第5章341字だん. posted at 11:49:33

    ◆[蒐書日誌]ダレル・ハフ[高木秀玄 訳/永美ハルオ イラスト] 『統計でウソをつく法:数式を使わない統計学入門』(1968年7月24日刊行,講談社[ブルーバックス・B-124],東京, 223 pp., ISBN:978-4-06-117720-8 → 版元ページ)※ワタクシがもっているのは1972年6月8日刊行の第9刷だ.ブルーバックス・シリーズがまだ輝いていた高校生のころに買ったもの.統計学の世界に足を踏み入れようとは想像もしていなかったが,今でも本棚に並んでいる.半世紀も前の本書が今でも版を重ねている理由がよくわかる.統計でウソをつくような輩はハフ先生に単位を落とされ,フィッシャー師に死亡宣告を受け,ナイチンゲールさんに末期の水をもらいなさい.

    ◆午後になって雪から雨へ.しかし,最高気温は2.8度どまりの底冷えする一日だった.

    ◆[欹耳袋]環境省>報道発表資料>「「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する指針(案)」に関する意見募集(パブリックコメント)について」(2017年1月20日)※「ABS問題」のパブコメ受付中.

    ◆深更の┣┣" 撃ち ——

    • [つくば]第5章585字だん. posted at 22:43:57
    • [つくば]第5章437字だん. posted at 23:06:07

    ◆明日は原稿書きと開票作業の一日になる.

    ◇本日の総歩数=7,132歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.7kg(+1.6kg)/ 18.7%(−12.5%)


    19 januari 2017(木)※二日続きで本郷へ出撃

    ◆午前6時前起床.気温は氷点下1.3度.曇り空の観音台は氷点下0.3度.気温以上にしんしんと寒さがしみ込んでくる.今日の午前中だけ実在し,午後はまたしても本郷へ出撃する.

    ◆[蒐書日誌]早田文蔵の臺灣總督府民政部殖産局(編)『臺灣植物圖譜・臺灣植物誌料(全10巻)』が國立台灣大學植物標本館のデジタルアーカイブ〈台灣植物資訊整合查詢系統(Plants of TAIWAN)〉に入っていることは知っていたが(→ 臺灣植物圖譜),Internet Archive にも全巻が入っていた.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 東大理学部「生物統計学」のレポート課題作成と公開.

    ◆午前11時,つくば駅.薄曇り.気温は6.5度と昨日並み.寒風が吹いていないのが幸い. 二日続きの本郷出撃.薄曇りの本郷通りを冷たい北風が吹き抜ける正午過ぎ,またしても〈ルオー〉に根を生やす.とりあえずセイロン風カレーライスを注文.来月のお座敷の打ち合わせのち2号館へ.昼下がりの本郷キャンパスは気温10.6度.北風がやや冷たいが,許容範囲の寒さ.今日は2コマ続きの生物統計学(補講)という長丁場.

    ◆ベイズ統計学(補講1).「べいづ勉強しろしろ」とハッパをかけたので,きっとそのうち「大日本べいづ教会」から表彰していただけるにちがいない.

    ◆続いてベイズ統計学(補講2).マルコフ連鎖の緊縛プレイ.午後6時過ぎにやっと解放された.3時間あまりの高座はやはりきつい.

    ◆[欹耳袋]草薙の研究ログ「単変量の分布母数の推定からあれこれ:fitdistrplusパッケージが便利」(2017年1月16日)※Rパッケージ「fitdistrplus」.あとでちょっと試してみよう.

    夜はビール漬けのあげく,つくば午前さまとあいなった.うう…….

    ◇本日の総歩数=12,354歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 92.1kg(−0.3kg)/ 31.2%(−0.3%)


    18 januari 2017(水)※本郷にて今年初の会議

    ◆午前6時前起床.気温氷点下4.3度.午前8時半,つくば駅なう.乾いた冬晴れの朝.早朝の最低気温は氷点下4.9度だった.いまも氷点下から脱していない.本郷出撃.

    ◆[欹耳袋]衆議院議員 河野太郎公式サイト・ごまめの歯ぎしり「更にもう一度研究者の皆様へ」(2017年1月17日)※「文科省からは、ローカルルールの多くは幻ではないか、との意見が上がってきています」「事務方に確認してみてください」!

    ◆午前10時過ぎ,本郷着.都内はおだやかな日差し.とりあえず〈ルオー〉へ.

    • [本郷]第5章1,295字だん.TX車内は原稿書きに適している. posted at 10:18:49
    • [本郷]第5章658字だん.さて,そろそろ別件の打ち合わせ時刻だ. posted at 10:48:08

    ◆「書けてません,ゴメンナサイ」の打ち合わせが終わって,弥生キャンパスへ.正午前の都内の気温は7.6度まで上がってきた.厳しい寒さは感じない.お昼休みには専攻の新任教員歓迎昼食会という公式イベントが始まる.昼食会が終わって,専攻教員会議まで一休み.本日の教員会議配布資料は計461ページなり.

    • [本郷]第5章99字だん.では,専攻教員会議へ. posted at 13:02:23

    ◆[蒐書日誌]左右社編集部『〆切本』(2016年9月20日刊行,左右社,東京, 366 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-86528-153-8 → 版元ページ)読了.「人生は長く,締め切り日は短し」(p. 325)— さ,また書き進むんだ.今日打ち合わせた担当編集者さんにもオススメしてしまった(自分のクビをしめるよーな).

    ◆午後4時過ぎに専攻教員会議は散開し,千駄木までぶらぶら歩いてつくば直帰.今日は冷え込みが弱く,都内の最高気温は10.3度まで上がった.つくばもとりたてて寒さを感じない.

    ◇本日の総歩数=10,570歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.4kg(+0.1kg)/ 31.5%(+0.7%)


    17 januari 2017(火)※〆切がたてこんできた

    ◆午前5時過ぎ起床.気温は氷点下0.7度.たいした冷え込みではない.朝日を浴びる農林団地はまだ氷点下の気温が続いている.空気からから,静電気びしびし.

    ◆[蒐書日誌]読了:長谷川眞理子・山岸俊男『きずなと思いやりが日本をダメにする:最新進化学が解き明かす「心と社会」』(2016年12月20日刊行,集英社インターナショナル,東京, 295 pp., ISBN:978-4-7976-7332-6 → 版元ページ)※小気味よいテンポの対談集.現代社会の向こうに透けて見える人類進化.われわれ現代人の行動や心理は長い人間進化のなかで経験した環境条件のもとで育まれてきたものである.過去の環境への適応として獲得された個人の心理的な情動や社会的行動の様相は現代社会のもとではえてして不適切な誤作動を招いてしまうことがある.さまざまな社会問題を個人の「心がまえ」に落としこむ精神論やスローガンでは真の解決にはいたらない.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— まずは書評記事ひとつをメール送信.

    ◆[欹耳袋]NHK NewsWeb「筑波大 ネットで研究費など資金調達へ」(2017年1月17日)※「特に資金が不足している基礎研究や、図書館の蔵書の充実、部活動の運営などへの支援を、提携した会社を通してネット上で呼びかける方針」.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— ちょっとしたコンサルティングを半時間./速攻で戻ってきた書評ゲラのチェック.

    ◆本日の進捗 ——

    • [つくば]第5章435字だん. posted at 13:40:15
    • [つくば]第5章683字だん. posted at 14:24:31
    • [つくば]第5章297字だん. posted at 14:40:09
    • [つくば]第5章191字だん. posted at 14:52:09
    • [つくば]第5章478字だん. posted at 15:26:14
    • [つくば]第5章228字だん. posted at 16:00:25
    • [つくば]第5章147字だん. posted at 16:11:14
    • [つくば]第5章247字だん. posted at 16:30:08

    ◆明日は本郷へ新年初出撃する.

    ◇本日の総歩数=3,339歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.3kg(+0.1kg)/ 30.8%(−1.3%)


    16 januari 2017(月)※凍りつく週明けの早朝

    ◆午前5時過ぎ起床.今朝は最低気温が氷点下7.3度まで下がり,ひさしぶりに今季最低を更新した.厳寒の観音台は静電気が飛ぶ.冷え切った冬の朝にふさわしい BGM はカール・ニールセンの交響曲1番しかない.ブライデン・トムソン/ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の全集から.

    ◆[欹耳袋]来月のお座敷でーす —— 〈World IA Day Tokyo 2017〉2017年2月18日(土)13:00〜20:00@amu(渋谷区恵比寿)※三中信宏「系統樹思考の時代(仮)」

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— さすがに85年前の本だと開くたびに徐々に “崩壊” していくのが実感できる.

    〆切に 遅れそうなら まずメール
    進捗を たずねられたら すぐ返事

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— ひさしぶりにのうかんけんリアル図書室のリアル書庫を徘徊してきた.心休まる空間である.

    ◆本日の進捗 —— 寒くても書くんだ.

    • [つくば]第5章213字だん. posted at 09:34:04
    • [つくば]第5章398字だん. posted at 09:48:11
    • [つくば]第5章129字だん. posted at 09:56:07
    • [つくば]第5章97字だん. posted at 10:15:24
    • [つくば]第5章352字だん. posted at 15:02:20
    • [つくば]第5章192字だん. posted at 22:53:50

    ◆[欹耳袋]Yahoo!ニュース「東京~大阪間2万円の業界初「完全個室」夜行バス、全貌明らかに 寝返りの必要なし(乗りものニュース)」(2017年1月15日)※運賃+ホテル代と考えれば「2万円」は確かに安いかも.

    ◆今夜もぬくぬく寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

    ◇本日の総歩数=4,042歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.2kg(−0.6kg)/ 32.1%(+1.2%)


    15 januari 2017(日)※寒中修行の原稿書きは

    ◆午前6時起床.朝焼けグラデーション.気温は氷点下1.8度と昨夜よりも高い.

    ◆[欹耳袋]高崎の街角から —— 上毛新聞ニュース「焼きそば人気店 60年の歴史に幕:高崎の「もりや食堂」」(2017年1月2日)※これはもう泣くしかない|「高崎ビューホテル 年末めどに撤退 建物解体 敷地売却へ」(2017年1月13日)※からっ風が身にしみる.

    ◆午前10時過ぎ,冬晴れ観音台.午前10時を過ぎても気温は1.5度と寒すぎる.陋屋研究室は足元暖房してもすきま風が冷たすぎて.

    ◆[蒐書日誌]長谷川眞理子・山岸俊男『きずなと思いやりが日本をダメにする:最新進化学が解き明かす「心と社会」』(2016年12月20日刊行,集英社インターナショナル,東京, 294 pp., ISBN:978-4-7976-7332-6 → 版元ページ)/多田智史著[石井一夫監修]『あたらしい人工知能の教科書:プロダクト/サービス開発に必要な基礎知識』(2016年12月16日刊行,翔泳社,東京, 351 pp., ISBN:978-4-7981-4560-0 → 版元ページ

    • [つくば]第5章459字だん. posted at 14:19:17
    • [つくば]第5章419字だん. posted at 14:58:54
    • [つくば]第5章425字だん. posted at 15:42:22
    • [つくば]第5章394字だん. posted at 16:26:59

    ◆[欹耳袋]国際日本文化研究センター「ある変化(山田奨治教授) 」(2017年1月11日) —— ワタクシの場合は,周囲を見回しても「単著で本を出し続けている」ロールモデルとなる研究者がほとんど皆無だったので,農水省の研究所に入って以来,誰からもじゃまされず,また誰にも言わずに本を書き続けることができたのはむしろシアワセだったのかもしれない.原著論文や特許取得に関しては目の色が変わるが,研究者が「本を書く」ことに関しては推奨も邪魔もされないという “国研” 独特の空気があることもまた事実だ.いい意味でも悪い意味でも “風当たり” がない.にもかかわらず,本を書く研究者はほんとに少数派だ.ワタクシの場合は幸いなことに途切れることなく本の執筆依頼があり,また内容に関してはフリーダムにさせてもらっているので,複数の本を同時に関連づけながら書くという方針が採れる.別の出版社の別の本どうしを内容的に連動させているということ.

    ◆夕焼けグラデーションのなかを帰還.午後の最高気温は4.4度とめっちゃ寒かった.

    • [つくば]第5章240字だん. posted at 22:03:37
    • [つくば]第5章414字だん. posted at 22:24:21
    • [つくば]第5章347字だん. posted at 22:45:09
    • [つくば]第5章359字だん. posted at 23:07:33

    ◆氷点下の夜更け.寒すぎてどうしようもない.

    ◇本日の総歩数=2,753歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.8kg(−0.3kg)/ 30.9%(+0.7%)


    14 januari 2017(土)※筑波おろしが寒すぎて

    ◆午前5時起床.いまの最低気温は氷点下4.0度.Adolf Naef の観念論形態学の崩壊寸前本を開く土曜の朝は氷点なかなか下の冷え込みから脱しない.イデアが飛び交う静かな朝にポトフの食材表を確認している.観念と実在が交錯する.

    ◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「出張先で休暇、欧米で広がる 国内企業も奨励の動き」(2017年1月14日)※ワタクシは事実上これと同じことを何年も続けてきたけど,みんなしてないの?

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— よしっ,ひとつステップが進んだ.しかし,演者集めをする前に,食材集めだ.

    ◆[欹耳袋]Adolf Naef の本が出た1919年の時点では Jena の Verlag von Gustav Fischer だった出版社は,後の東独時代には VEB Gustav Fischer Verlag Jena となった.「VEB」って何だろうと調べてみた.「VEB = Volkseigener Betrieb」は「人民公社」という意味だった.さすが旧共産圏.1970年代の東ドイツの本はどれもこれも入手不能本が多くて困った記憶がある.計画出版されていたようで,増刷はまったくなし.見たときに手に入れなければ二度と手に入らないと聞いた.たとえば,Rolf Löther『Die Beherrschung der Mannigfaltigkeit: Philosophische Grundlagen der Taxonomie』(1972年刊行,VEB Gustav Fischer Verlag, Jena → 目次)とかもう苦労の連続だった.それが今ではオンライン古書店で手に入る時代に.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 昼下がりの観音台はすっきり冬晴れ,ところどころ雲が広がっている.気温はずっと4度台のまま,寒気の底.しかし,雪が舞う気配はまったくなし.

    • [つくば]第5章431字だん. posted at 15:42:41
    • [つくば]第5章698字だん. posted at 16:06:04
    • [つくば]第5章106字だん. posted at 16:23:42

    ◆[欹耳袋]researchmap:松浦年男「その査読,本当にいりますか?」(2017年1月12日) ※「学内雑誌は「そこそこのものを定期的に出していく」ための媒体として使う方がメリットが大きい」— そうかも.

    ◆日没とともに気温は急降下.午後9時には早くも氷点下2.5度という厳寒の夜がやってきた.こんなに寒けりゃ,中からあったまらないとタイヘンなことになる.朝から仕込んだポトフを食卓へ.〈マルゲンミート〉の豚もも肉は1.2kg.しかし,これだけの分量でもブエノスアイレス的には「たった3人分」にすぎない.念のため,久保本家酒造〈生酛のどぶ〉26BYのウィルキンソン炭酸割りという最終兵器を投入した.

    ◆気温はさらに下がり続けて,日が変わるときには氷点下5.7度に.

    ◇本日の総歩数=6,044歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.1kg(−0.1kg)/ 30.2%(−1.3%)


    13 januari 2017(金)※会議の幕間フリーダム

    ◆午前5時半起床.気温は氷点下3.0度.今朝も冬晴れの観音台なう.最低気温は氷点下4.0度まで下がり,午前8時の今も氷点下0.4度の寒気に中にある.

    ◆[欹耳袋]Adolf Naef 『Idealistische Morphologie und Phylogenetik (Zur Methodik der systematische Morphologie)』(1919年刊行,Verlag von Gustav Fischer, Jena, vi+77 pp. → 目次)のある図版.裏頁の活版圧痕に快感を覚える.ページ紙面の凹凸の触感がこれまた心地よい.原本が手元にあるからこそこういう密やかな悦楽がある.紙コピーではそういうモノとしての質感は期待できないし,ましてや電子本など論外の外.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— おふぃす様がまたまた650MBもの盛大なる「更新の祭典」を挙行ちう.どーせ使わないからほったらかしにしておこう./所内検討会 9:00 開始./講演依頼メール送信.

    ◆[欹耳袋]文化進化学の Alex Mesoudi博士 が2月28日(火)に明治大学中野キャンパスで講演されるとのこと:パレオアジア文化史学「Alex Mesoudi博士 特別講演」【日時】2017年2月28日(火)15:00〜16:00【場所】明治大学(中野キャンパス)6階603室→ 講演要旨

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 所内検討会は 15:00 過ぎにやっと終わった.

    ◆[蒐書日誌]『画図百鬼夜行』英語版刊行 —— Toriyama Sekien [Translated and annotated by Hiroko Yoda and Matt Alt]『Japandemonium Illustrated: The Yokai Encyclopedias of Toriyama Sekien』(2017年1月刊行,Dover Publications, New York, ISBN:9780486800356 [pbk] → 版元ページ)※訳者のひとり Matt Alt によると鳥山石燕の妖怪画集『画図百鬼夜行』『今昔画図続百鬼』『今昔百鬼拾遺』『百鬼徒然袋』の英訳とのこと.日本語版:鳥山石燕[高田絵衛監修|稲田篤信・田中直日編]『画図百鬼夜行』(1992年12月21日刊行,国書刊行会,東京, 348 pp., 本体価格7,800円, ISBN:4-336-03386-2)および鳥山石燕『画図百鬼夜行全画集』(2005年7月25日刊行,角川書店[角川ソフィア文庫319],東京, 260 p., ISBN:4-04-405101-1).

    ◆本日の内職進捗 ——

    • [つくば]第5章322字だん. posted at 08:49:06
    • [つくば]第5章1,322字だん. #おかげさま posted at 15:39:19
    • [つくば]第5章488字だん. posted at 16:11:13
    • [つくば]第5章377字だん. posted at 16:40:19

    ◆今週末はさらなる集中執筆の日々である.

    ◇本日の総歩数=4,454歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.2kg(+0.1kg)/ 31.5%(+0.3%)


    12 januari 2017(木)※きりがなく書き続けて

    ◆午前6時前起床.気温は氷点下1.6度.連日の冬晴れで空気が乾ききっている観音台.早朝の冷え込みはたいしたことなかったが,朝日が差す午前8時になっても気温は1.0度とぜんぜん上がらない.朝イチの BGM は鈴木秀美のバッハ〈無伴奏チェロ組曲〉.ズシンと地鳴り.

    ◆[欹耳袋]衆議院議員 河野太郎公式サイト・ごまめの歯ぎしり「さてと研究者の皆様へ」(2017年1月12日)※「罫線、枠線のない書式がスタートすることを文科省が確認」「神エクセル書式もあわせて全廃されることが確認」「リサーチマップに入力し、それを各書式で使用するという点について、文科省が内閣府と調整しています」「公募に関しても、経歴はこれを参照してもらうことにすれば、経歴書の書式が機関ごとに違ったり、公募ごとに違ってそれぞれの書式に合わせて入力しなおさなければならないといった無駄が省ける」「「卓越研究員候補者」については、昨年の七月に文科省がアンケートを行っています。内容を伏せておくものでもないと思いますので、結果の公開を含め検討中です」.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 某大学の来年度シラバス作成要領に「授業改善のPDCAサイクルの確立」なる文言が散らばっていてもうナミダするしかない(そんなことできるんですか?).「出たとこ勝負」とか「予定は未定」とか「明日は明日の風が吹く」といったありとあらゆる “対抗武器” を手にして戦いたい./所議報告&領域会議はたった20分で終わってしまった.短いことはいいことだ./華麗なるスルーをかまして某大学のシラバスをメール返送.

    ◆[欹耳袋]トランプ次期政権へのアメリカ生物科学学会連合(AIBS)からの申し入れ:「The Role of Science in the Trump Administration」(2016年12月22日).

    ◆年明けてから研究所宛の郵便物が年賀状以外まったく届かないのはどこかで滞留しているからか.昨日,クロネコヤマトでも「やっと年末年始の “嵐” が過ぎ去って」と言われたし.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 書いてます書いてます:

    • [つくば]第5章1,165字だん. posted at 14:09:44
    • [つくば]第5章880字だん. posted at 15:11:19
    • [つくば]第5章258字だん. posted at 15:44:41
    • [つくば]第5章475字だん. posted at 16:30:46
    • [つくば]第5章296字だん. posted at 16:40:02

    ◆西の空が夕焼けグラデーションに染まるころ,東の空から巨大な満月が昇ってきた.

    ◇本日の総歩数=3,239歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= kg(kg)/ %(%)


    11 januari 2017(水)※今日も書き続ける一日

    ◆午前5時起床.気温2.9度.米とぎ.冬晴れ観音台なう.夜明け前には氷点ぎりぎりの0.9度まで下がったが,午前8時の今は3.8度.朝の BGM はモーリス・ラヴェル管弦楽曲集.小澤征爾/ボストン交響楽団の40年前の録音.

          小節の
        区切りが違って
         フリーダム

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 情報セキュリティー映像研修 11:30〜12:00.やたらと “研修” が降ってくる今日このごろ.

    • [つくば]第5章300字だん. posted at 10:30:11
    • [つくば]第5章345字だん. posted at 10:38:13

    ◆[欹耳袋]ウミガメの頃「動的分類系に関する早田文藏のドイツ語論文 Hayata, “Über das „Dynamische System” der Pflanzen” 」(2016年11月25日)./手話言語の系統樹 https://twitter.com/sourd/status/817947768253579266

    • [つくば]第5章645字だん. posted at 13:27:39
    • [つくば]第5章114字だん. posted at 13:34:52
    • [つくば]第5章466字だん. posted at 14:10:31
    • [つくば]第5章85字だん. posted at 14:36:00
    • [つくば]第5章198字だん. posted at 15:14:20

    ◆[蒐書日誌]R Commander の公式マニュアル本 —— John Fox『Using the R Commander: A Point-and-Click Interface for R』(2016年8月刊行,Chapman & Hall / CRC[The R Series], Boca Raton, ISBN:978-1-4987-4190-3 [pbk] → 版元ページコンパニオン・サイト)※これはもう買うしかないっ.

    • [つくば]第5章201字だん. posted at 22:34:13
    • [つくば]第5章303字だん. posted at 23:18:43
    • [つくば]第5章161字だん. posted at 23:25:54

    ◇本日の総歩数=5,206歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.9kg(−0.1kg)/ 31.1%(+0.1%)


    10 januari 2017(火)※春の兆しの昼休み徘徊

    ◆午前5時起床.気温2.3度.米とぎが辛い夜明け前はちょっとだけ氷点下になったが,たいした冷え込みではない.乾いた冬晴れの観音台.午前8時の気温は2.6度.通勤路は霜が下りていた.連休明けの朝イチ BGM はガーシュインの歌劇〈ポーギーとベス〉全3幕.ロリン・マゼール/クリーヴランド管弦楽団.あ,ワタクシは今日は振替休日で「実在しない」ことになっています.廊下ですれちがった気がしてもそれは “幻影” ですから,うっかり声をかけたりしないでください>なかのひと.

    ◆[欹耳袋]衆議院議員 河野太郎公式サイト・ごまめの歯ぎしり「謹賀新年研究者の皆様へ」(2017年1月9日)※「科学技術振興予算をもっと増やせるという幻想」「現実を直視していただきたい」「科学技術振興予算は今後、増えません」.

    ◆[欹耳袋]ローレンツつながり(さらなる展開) —— Konrad Lorenz 1941. Vergleichende Bewegungsstudien an Anatinen. Journal für Ornithologie, 89 (Ergänzungsband 3: Festschrift Oskar Heinroth): 194-293 pdf [open access] は,その後,彼の論文集:Konrad Lorenz『Über tierisches und menschliches Verhalten: Aus dem Werdegang der Verhaltenslehre. Gesammelte Abhandlungen, zwei Bände』(1965年刊行,R. Piper & Co. Verlag[Piper Paperback], München → 目次:Band I Band II)に所収されている(Band II: 13-113).

    タイポグラフィー的に見たとき,このローレンツ論文の独自性は,カモ類の鳴き声の “声調” を夢枕獏的な “タイポグラフィクション” によって地の文で可視化している点だ(写真上).ワタクシはこういう表現をほかの科学論文で目にしたことがない.このドイツ語原書は1965年出版なんだけど,いったいどうやって組版したんだろうか.版元の R. Piper & Co. Verlag すごい!

    このローレンツ論文集は日本語に翻訳されている:コンラート・ローレンツ著[丘直通・日高敏隆訳]『動物行動学(全4巻)』(1977年~1980年,思索社,東京 → 目次:第I-上巻第I-下巻第2-上巻第II-下巻)の「第II-下巻」所収(pp. 9-138).該当ページ(p. 54)を見てみると,これまたすごい縦書きのタイポグラフィクションを組版していた(写真右).思索社も相当すごいぞ.

    なお,ローレンツ論文の英訳:Konrad Lorenz[Translated by C. H. D. Clarke]『Comparative studies on the behaviour of the Anatinæ』(1953年刊行, Reprinted from the Avicultural Magazine, 87 pp., The Avicultural Society, London)のタイポグラフィーは地の文ではなく別パラグラフとして “図表化” されていて,しかも組版が粗雑に “線形化” されているので,可視化表現としては “誤訳” “劣化” かもしれない(写真下).でも,電算写植がなかった時代だからしかたないよねぇ.そんなことをいったら,おおもとの1941年の原論文はいったいどんな組版なのかが興味津々ではある.

    —— いささか現実逃避的ではあるが,振替休日だからフリーダムなはず.

    ◆新年初の昼休み徘徊ロングコースだん.気温は12度を超え,北風もなく暖かな日差しがぽかぽかと.そこはかとなく春の兆しか.年越しの歩き読み本:甲斐扶佐義[編著]『追憶のほんやら洞』(2016年4月19日刊行,風媒社,名古屋,300 pp., 本体価格1,800円,ISBN:978-4-8331-3171-1 → 版元ページ)の後半.戻ってきたら書評依頼ひとつ.厚くて重い本の書評依頼がやってくる確率が高いような気が何となくするんですけど(気のせいか).はい,900ページ,承知いたしました.

    ◆[欹耳袋]ローレンツつながり(まだまだ続く) —— 我孫子の山階鳥類研究所から連絡をいただき,ローレンツ論文の翻訳掲載誌 Avicultural Magazine の該当号が所蔵されているとのこと.掲載ページについてはまたまた修正が必要で,正しくは:Konrad Lorenz 1951-53. Comparative studies on the behaviour of the Anatinae. Avicultural Magazine, 57:157-182 (1951), 58:8-17, 61-72, 86-94, 172-184 (1952), 59: 24–34, 80–91 (1953).書誌情報に関してはこれでやっと一件落着した.しかし,Journal für Ornithologie については山階鳥研でも戦時中のものは欠号とのこと.ドイツは第二次世界大戦の同盟国だったので,日本に入っていてもよさそうなものだが,戦中戦後期の学術誌は日本では欠号になっていることがよくある.もちろん学術書も抜け落ちが多い.

    ◆本日の進捗 ——

    • [つくば]第5章48字だん. posted at 09:41:38
    • [つくば]第5章399字だん. posted at 16:06:04
    • [つくば]第5章436字だん. posted at 16:25:18
    • [つくば]第5章394字だん. posted at 21:42:19
    • [つくば]第5章205字だん. posted at 21:59:45
    • [つくば]第5章730字だん. posted at 23:03:11

    ◆今日は春めく暖かさだったが,明日からは今季最強の寒気が流れ込んでくるとの予報.

    ◇本日の総歩数=9,910歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.0kg(−0.4kg)/ 31.0%(+4.2%)


    9 januari 2017(月)※三連休最終日カンヅメ

    ◆午前6時半過ぎ起床.気温5.8度.北風とともに冷たい雨が降り続いている.午前8時の気温は5.4度.

    ◆[蒐書日誌]数理系統学新刊 —— Mike Steel『Phylogeny: Discrete and Random Processes in Evolution』(2016年刊行,SIAM, Philadelphia, ISBN:978-1-611974-47-8 [pbk] → 目次 [pdf]|版元ページ).十年以上前に出た:Charles Semple and Mike Steel 『Phylogenetics』(2003年2月刊行,Oxford University Press[Oxford Lecture Series in Mathematics and Its Applications: 24], Oxford, xiv+239 pp., ISBN:0-19-850942-1 [hbk] → 紹介と目次版元ページ)に続く新刊.

    ◆[欹耳袋]Togetter -「大学教員は、趣味を仕事にし、上司もおらず、スーツ着る必要もなく、通勤ラッシュと無縁で、裕福な暮らしをしている存在」※まぁ,赤の他人からどう思われても関係なし — ということで華麗にスルーしようね.

    ◆お昼前,連休最終日の観音台.雨はまだぱらぱらと降り続いているが,雲間から薄日が差してきた.午前11時の気温は8.1度.全館暖房が切れたまま日が経っているので,居室の気温は14.0度.しかもサッシの隙間からは冷たいすきま風が容赦なく吹き込んでくる.キーボードを打つ指先がかじかんできたので温風機スイッチオン.

    ◆[欹耳袋]ローレンツつながり(新展開) —— Konrad Lorenz[Translated by C. H. D. Clarke]『Comparative studies on the behaviour of the Anatinæ』(1953年刊行, Reprinted from the Avicultural Magazine, 87 pp., The Avicultural Society, London).Konrad Lorenz のカモ亜科の比較行動に関する古典論文(1941)の英訳書誌情報を突っつき始めたらキリがなくなり,せっかくの連休最終日にワタクシはいったい何をやってんだか状態.とりあえず決着がついてよかったけど,以前に記した書誌情報を修正しなければならなくなった.元連載の正しい巻号は:Konrad Lorenz 1951-53. Comparative studies on the behaviour of the Anatinae. Avicultural Magazine, 57:157-182 (1951), 58:1-17, 61-72, 86-93, 172-184 (1952), 59: 24–34, 80–91 (1953)のようだ(→情報源1情報源2).

    また,元の独語論文についても,正しい書誌情報は下記の通りだ:Konrad Lorenz 1941. Vergleichende Bewegungsstudien an Anatinen. Journal für Ornithologie, 89 (Ergänzungsband 3: Festschrift Oskar Heinroth): 194-293 pdf [open access].この修正に伴って,Lorenz 論文を引用した20年前の『生物系統学』の引用文献リストも修正しなけりゃならなくなった.まったくもう,こういう “重箱の隅” を性懲りもなく飽くことなくつついてしまうワタクシっていったい何者?

    書誌情報の確認に手間取ったのは,そもそも第二次世界大戦敗戦直後の Avicultural Magazine を所蔵している国内機関がどこにもなく,Journal für Ornithologie も東京農大(オホーツク)にしかないというのが元凶でして.あ,ひょっとして我孫子にはあるのかな.

    ◆午後2時を過ぎて,やっと青空が広がってきた.気温は10度ライン超え.

    • [つくば]第5章171字だん. posted at 16:10:33

    ◆三連休最後の夜はバクハツしながら肉を喰った.〈マルゲンミート〉の牛さんはやはりうまかった.千代酒造〈篠峯〉純米吟醸生酒もろみとともに.活性にごり酒に活性化される夜.研究者人生はバクハツだっ.

    ◆[欹耳袋]Colorless Green Ideas から「整然データ」関連記事3つ:

    ◆明日からは平日労働日が続く.所内会議や研修なども連日カレンダーに記入されている.

    ◇本日の総歩数=2,384歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.4kg(+0.7kg)/ 26.8%(−3.1%)


    8 januari 2017(日)※西方から迫り来る雨雲

    ◆昨夜は遅かったので,午前7時半にのろのろ起床.外はよく晴れている.今朝の最低気温は午前7時前の氷点下4.2度だった.

    ◆[欹耳袋]エヴァン・P・エコノモ(Evan P. Economo) 2016. [国外で研究職に就くには(2)]西洋アカデミアを理解するために:求職者と推薦書執筆者へのアドバイス. 日本生態学会誌, 66: 735-742. jstage | pdf [open access]/Economists Japan「国内の経済学者」※「スーパーな研究者には*を付け」「ハイパーな研究者には**を付け」「掲載論文が5本増える毎に*を一つずつ増やし」— をををを.

    ◆午前10時を過ぎても気温は2.5度どまり.寒すぎる三連休中日.しだいに雲が広がってきた.予報では午後から雨が降り出すが,雪にはならないだろうとのこと.正午の気温は5.7度.冷え冷えした昼下がりの薄曇り.カピオ前が成人式イベントで賑やかになってきた.成人式会場近くでは誘引された珍走団が爆走したが,パトカーと警官に蹴散らされ,賑わいが戻ってきた.

    ◆[蒐書日誌]連休中の “気つけ薬” として左右社編集部『〆切本』(2016年9月20日刊行,左右社,東京, 366 pp., 本体価格2,300円, ISBN:978-4-86528-153-8 → 版元ページ)を読み進む.一年の中でも今の時期は妖怪 “〆切” に憑依されてしまう人も多いだろう.このエッセイ集には “毒” と “薬” がある.外山滋比古「のばせばのびる、か」から:

    1. 「ことしは無理だ、一年論文留年をしようという気持ちをおこす学生がかならず何人かあらわれる。いま急いで不本意な論文を提出するより、もう一年じっくり時間をかけて悔いのない論文を完成しよう。この空想は甘美である」(p. 279)
    2. 「何が何でも書き上げろ。死んだつもりで書け。でき栄えなど自分で気にするのは生意気である。ことしかけないのなら、来年はもっと書きにくい。来年になれば名論文が書けるようになると思うのは幻想にすぎない.来年のいまごろになれば、いまとまったく同じ気持になる」(p. 279)
    3. 「仕事にかかるのは気迫だが、仕事をし終えるには諦めが必要である。大論文を書こうと思ったら決して完成しない。できるだけの努力はする。あとはもう運を天にまかせる。不出来であってもしかたがない.そう思い切るのである。色気をすてる。そうすれば案ずるより生むはやすし,である」(p.280)
    4. 「仕事を先にのばせば、いくらでものびる。そしてのびた仕事ほど、やりにくくなる。あがりもおもしろくない。兵は拙速をたっとぶ。どうせ上々の首尾などということは叶えられないことだとあきらめる」(p. 282)— 拙速主義!
    5. 「今日できることがあったら、してしまえ。明日までのばすな。忙しい人は、すぐに手をつける。ひまな人は明日に期待をかける」(pp. 282-283)— けだし名言だなあ.

    ◆午後3時の気温は8.5度.氷雨に濡れる観音台.連休中日の農林団地はひっそりしている.

    • [つくば]第4章647字加筆だん. posted at 16:22:10

    ◆夜になって雨足がさらに強くなってきた.今日の成人式で逮捕者が出たカピオも冷たい雨に打たれている.Cf: livedoor news「つくば市の成人式で乱闘騒ぎ、会場周辺に改造車も 19歳少年を逮捕」(2017年1月8日).

    ◇本日の総歩数=1,999歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.7kg(−0.1kg)/ 30.1%(−1.3%)


    7 januari 2017(土)※上野の森でも原稿書き

    ◆午前6時起床.最低気温は氷点下5.9度まで下がり,昨日の朝と同じく冷え込み強し.

    ◆[欹耳袋]NHK NewsWeb「News Up「おもしろすぎる」と話題に 辞書編さん者が見た紅白」(2017年1月6日)→Togetter -「国語辞典編纂者、飯間浩明さんの「紅白歌合戦の国語的解説」が面白すぎた」.

    ◆午前9時,つくば駅.午前8時を過ぎてもまだ氷点下2.9度という厳冬の朝.今日は上野へ:第16回日本分類学会連合公開シンポジウム〈若手分類学者の底力を見よ!~社会の眼も意識しつつ~〉【日時】2017年1月7日(土)13:30~17:00【場所】国立科学博物館(上野本館).

    • [TX車内]第4章147字だん. posted at 09:17:14

    ◆正午の都内の気温は7.0度.ゆるっと北風.三連休初日の上野恩賜公園は人出が多い.お昼時の公園内では “ランチ難民化” するので,JR上野駅内に入り込んで食料調達.速攻で科博本館に戻ってきた.国立西洋美術館のルーカス・クラナッハ展は行列が長く伸びていた.

    • [上野]第4章737字だん. posted at 13:23:19
    • [上野]第4章397字だん. posted at 13:38:04
    • [上野]第4章427字だん. #内職ちう posted at 13:57:32
    • [上野]第4章250字だん. posted at 14:23:55
    • [上野]第4章245字だん. posted at 14:50:58
    • [上野]第4章277字だん. posted at 16:15:30
    • [上野]第4章530字だん. posted at 16:23:41
    • [上野]第4章307字だん. posted at 16:56:49

    ◆分類連合シンポジウムは午後5時に終了.つくば直帰.

    • [つくば]第4章524字だん. posted at 22:45:44
    • [つくば]第4章664字だん. posted at 23:16:06
    • [つくば]第4章411字だん. posted at 23:26:36
    • [つくば]第4章1,013字だん.以上,第4章は計24,134字で大団円. posted at 00:25:28

    ◆寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

    ◇本日の総歩数=9,068歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.8kg(0.0kg)/ 31.4%(+0.7%)


    6 januari 2017(金)※寒気の底を這いまわる

    ◆午前6時起床.今朝の最低気温は氷点下5.6度とひさびさにきびしく冷え込んでいる.きりきり冷え込む観音台は冬晴れの青空が広がっている.午前8時を過ぎてもまだ氷点下1.8度の寒さ.朝イチの BGM はピエール・ブーレーズ記念盤/シカゴ交響楽団.

    ◆[欹耳袋]朝から “Analyse de données” を —— François Husson, Sébastien Lê et Jérôme Pagès『Analyse de données avec R, 2e édition』(2016年刊行,Presses Universitaires de Rennes, Rennes, ISBN:978-2-7535-4869-5 [pbk] → 版元ページ)※この著者らが公開している R のパッケージ〈FactoMineR〉は,フランス「データ分析」派のアウトプットであることを知った.Cf: François Husson, Julie Josse et Jérôme Pagès 2010. Analyse de données avec R: Complémentarité des méthodes d'analyse factorielle et de classification. pdf.R Commander のプラグイン〈RcmdrPlugin.FactoMineR〉で遊んでみた.けっこう使えるツールかもしれない.

    ◆正午を過ぎたというのに気温は6.5度と寒すぎる.北風が吹きつけるわけでもなく,ただただ空気が冷たい.雑用┣┣" を追い回す午後のひととき.岡山と横浜にそれぞれ来年度の非常勤講師調書をメール送信.

    ◆研究機関は「ニーズ」とか「社会実装」とか「イノヴェーション」と口走った時点でアウトでしょ.もちろん,農水独法はむかしむかしの旧国研時代から「実用的」であることを耳タコなほど要求されてきたので,社会実装とかニーズという言葉を聞いてもさほど驚きはしないのだが,ここにきて「ニーズがなければ探してこい」みたいな “マッチポンプ” 的傾向が強まってきたように感じる.現在の農水独法は「どこかで実用と結びつく」という大義名分があり,その点では産総研とまったく同じだろう.ただし,以前ならばもっとフトコロが深くて,一見したところ実用にはすぐに結びつかないみたいだけど,そういう “種(=シーズ@農水省)” あるいは “実生” をゆっくり育てていく余裕があった.ところが,昨今はそういう「のりしろ」がなくなってしまったようで,どんな研究課題であってもすべて “社会実装” を目指して “ニーズ” の掘り起こしに努めよという号令が各研究者にかかっていて,これはなかなか肩が凝る時代になったなぁと嘆息している今日このごろ.個々の研究成果を組み合わせて社会に出していくという仕事は,研究者個人に丸投げするのではなく,もっと組織的かつ戦略的に実行する部門が担うべき仕事だろうとワタクシは思う.

    ◆夜遅く書く一節 ——

    • [つくば]第4章172字だん. posted at 22:30:54

    ◆今夜も氷点下の気温だ.ぬくぬく寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

    ◇本日の総歩数=5,611歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.8kg(−0.7kg)/ 30.7%(+0.4%)


    5 januari 2017(木)※寒風吹く本郷で初高座

    ◆午前5時起床.いまの最低気温は氷点下0.9度.土鍋で鶏がらスープを煮出しているところ.小寒の観音台は冬晴れ.今朝の最低気温は氷点下0.9度どまりでたいしたことなかった.今日は午前中だけのうかんけんに実在して,午後は本郷で新春初高座.

    ◆[欹耳袋] WIRED.jp 「「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて」(2017年1月3日)※「「fact」はない、あるのはただ「opinion」のみ」.そういえば,ワタクシの「統計学概論」では20年前のこの引用文(→右図)が今も現役のスライドとして使われている.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 日々是執筆.

    • [つくば]第4章1,201字だん. posted at 10:50:31

    ◆[欹耳袋]伊豆経済新聞「三島の遺伝学研究所が「お宝」出品 「遺伝学研究のバイブル」に驚きの評価額」(2016年12月29日)※『種の起源』初版本のアノ話題./朝日新聞デジタル「乾杯しよう、泡立つ日本酒で 9蔵元が結束、認定制度」(2016年1月3日)※「活性にごらない酒」ね.Cf: 一般社団法人〈awa酒協会〉.

    ◆午後1時前,つくば駅.正午の気温8.3度.乾燥した青空.北風が冷たい.本郷新年初高座.午後2時,本郷.冷たい北風が本郷通りを吹き抜ける.気温は9.6度.今日の講義はリサンプリング統計手法について解説し,最後にRStudio 実習,最後に PAUP* による分子系統樹のブーツストラップ/ジャックナイフ(「Jac」エミュレーション)の実習をした.次回の補講は “べいづ責め”.あ,レポート課題はまだつくっていないので,二週間後ということで.すまんすまん.

    ◆夜,気温がするする下がってきたぞ.

    ◆[欹耳袋]ベンゼクリ結界を突き進む夜 ——

    • Valérie Beaudouin 2016. Retour aux origines de la statistique textuelle : Benzécri et l’école française d’analyse des données. JADT 2016 : 13es Journées internationales d’Analyse statistique des Données Textuelles, pp. 17-36. pdf ※テクスト分析とベンゼクリ派の関わり.
    • Michel Armatte 2008. Histoire et Préhistoire de l'Analyse des données par J.P. Benzecri : un cas de généalogie rétrospective. Journ@l Electronique d’Histoire des Probabilités et de la Statistique, Vol 4, n°2; Décembre/December 2008, pp. 1-24. pdf ※ベンゼクリ派の歴史.
    • Jean-Paul Benzécri 2006. L’@nalyse des données : histoire, bilan, projets, …, perspective. Revue MODULAD, 2006, numéro 35, pp. 1-5. pdf ※ベンゼクリによる盟友ピエール・ブルデューの追悼記事.

    —— はてしなく引きこまれる予感ありまくり.

    ◆外は氷点下.寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

    ◇本日の総歩数=6,914歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.5kg(−0.1kg)/ 30.3%(−0.1%)


    4 januari 2017(水)※正月気分から連れ戻し

    ◆午前5時半過ぎ起床.気温は氷点下1.6度まで下がっている.日常復帰の夜明け前.午前8時半,仕事始めの観音台は穏やかな冬晴れ.通勤路も農林団地も空いているのはまだ正月休みから社会復帰していない人たちが多いということか.午前8時の気温は1.2度.新年最初の居室 BGM はマーラー8番〈千人の交響曲〉.そして,〈タイタン〉の次は5番が流れている.この光と影のコントラストが絶品.インバル/フランクフルト放送交響楽団.年明けのいまの気分にはやっぱりマーラーである.けっしてメシアンやヒンデミットではない.

    ◆午前の┣┣" 撃ち —— 今朝,居室の引き出しを掃除していたら,1989年秋に旧・農環研に就職したとき以来数年間の┣┣" 撃ち記録が発掘された.空白年がなくなったので,記録としてはこれでコンプリートだろう.“黒” だろうが “白” だろうが自分史はすべて保存されるべきである./『月刊みすず』の「読書アンケート」原稿を編集部に送信だん.書評本文1,932字→リストアップした本5冊./そーいえば,所内行事的「年頭の挨拶」とか何十年も参加したことないな./年度末までの┣┣" 撃ちカレンダーを掲示.

    ◆午後の┣┣" 撃ち —— 「今年も給料は上がりませんよ」という年頭の辞令を手渡された(はいはい)./SSB と WHS の年会費支払い./まいくろそふと大魔神がいきなりおふぃす様の「更新の祭典」を始めやがったおかげで,4.6GBものダウンロードに3時間ほどかかってしまった.宇宙全体が降誕したんですかそうですか.

    ◆[蒐書日誌]ワタクシ的には昨年末の〈ベンゼクリ〉神つくば降臨の方が大ニュースかもしれない:Jean-Paul Benzécri et 46 collaborateurs『L'Analyse des Données, Tome I: La Taxinomie, Deuxième édition』(1976年刊行, Dunod, Paris, VIII+631 pp., ISBN:2-04-003316-5 [hbk] → 目次).ベンゼクリの主著であるこの『データ解析』は,1973年に初版が出版され,1976年に増補改訂第2版が出た.全2巻構成で,第1巻は本書『分類学(La Taxinomie)』,続く第2巻は『対応分析( L'Analyse des Correspondances)』である.合計はすれば1,300ページもの厚さがある.“ベンゼクリ” という名前はもちろん昔から知ってはいた.しかし,林知己夫の〈数量化理論〉と過度に関連づけて先入観をもっていたせいか,てっきり「コレスポンデンス分析」の本だとばかり思い込んでいた.しかし,それは第2巻についてであって,先行する第1巻は理論分類学の著作であることを確認した.

    第1巻の冒頭にはリンネの似顔絵が掲げられ,最初に生物分類学の歴史が概観され,その後はいかにもフランス的な「数理分類学」の理論体系がもっともベーシックな順序理論の公理から構築される.「なんて “ブルバキ的” な」という印象は当然で,ベンゼクリは “ブルバキ” の構成員の一人だった.現物を手にして初めて知ったのだが,この本の著者は Jean-Paul Benzécri の単著ではなく,全46名もの collaborateurs が書いたことになっている.もちろんベンゼクリは “ニコラ・ブルバキ” とはちがって実在しているが,何となく秘密結社的な結界を感じる.

    ベンゼクリの『データ解析』はいわゆる “神棚本” であって,遠くに見上げて拝むことはあっても,実際に手にとって読まれることがないタイプの本だ.これだけ有名なのに日本の大学や公的機関にはほとんど所蔵されていないから,めくったことのない人がほとんどだろう.方々で繰り返し参照される “神棚本” は,たとえ自分で手に取らなくても,「何となく読んだ気になってしまう」錯覚を引き起こす.とくにベンゼクリの本みたいに現物にアクセスしにくい場合はよけいにそのリスクが高くなる.自分の専門分野の “神棚本” は心して手元に置くように気をつけたい.

    実物を手にとってすぐに連想したのは,翌年に出版されたジョン・W・テューキーのオレンジ本:John W. Tukey『Exploratory Data Analysis』(1977年刊行,Addison-Wesley[Addison-Wesley Series in Behavioral Science: Quantitative Methods], Reading, xvi+688 pp., ISBN:0-201-07616-0 [hbk])だ.分厚く重くそして孤高という3点でみごとに似通っている.フランスの「自動分類(classification automatique)」の研究者たちが,英語圏の数量分類学派の「クラスター分析」にとどまらない,より基礎数学を目指したのは Benzécri 経由で “ブルバキ” につながっていたからであることを感じた.

    —— 本書はカナダのモントリオールにある古書店 Caron Librairie から入手した.ずっしり重いクロス装幀のハードカバー本.もう40年も前の古書なので,角が擦り切れ見返しが破れて,“のど” がやや崩壊気味だが,造本はしっかりしている.

    ◆[欹耳袋]〈卓越研究員候補者リスト〉※「卓越研究員候補者達が一体どのような研究を行っているのか、どのような人物達なのかについての一般向けの情報提供が行われていないため、各研究機関側としてもポストを提供するための検討材料に乏しい」.

    ◆シアワセを呼ぶお雑煮と燗酒. 明日は新春初の本郷お座敷である.北風が吹きつけて身に染みるとの予報だ.

    ◇本日の総歩数=3,127歩. 朝△|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.6kg(+0.6kg)/ 30.4%(−0.1%)


    3 januari 2017(火)※雪降る水上でカンヅメ

    ◆午前4時起床.雪ならぬ雨が降りしきる山間の温泉街.気温1.5度.夜明け前のお風呂へ.午前8時,小雨はしだいに雪に変わってきた.気温は2.0度.朝食になっても小雪はまだちらついている.午前9時の気温はさらに下がって1.3度.

    ◆[欹耳袋] Naomi Altman and Martin Krzywinski 2017. Points of significance: P values and the search for significance. Nature Methods, 14: 3–4. Published online: 29 December 2016.doi:10.1038/nmeth.4120. ※オミックス・データにおける多重比較の問題.第一種過誤が頻発している.

    ◆昨夜の験直しの御利益か,夜明け前に書き進む ——

    • [水上]第4章119字だん. posted at 04:29:22
    • [水上]第4章263字だん. posted at 04:59:15
    • [水上]第4章377字だん. posted at 05:26:55
    • [水上]第4章183字だん. posted at 05:41:44
    • [水上]第4章355字だん. posted at 07:09:37
    • [水上]第4章154字だん. posted at 07:50:05
    • [水上]第4章655字だん. posted at 08:21:10

    ◆午後5時,夕暮れのつくばに帰還.明日からはまたしても世俗の生活へ引き戻されてしまう.

    ◇本日の総歩数=未計測. 朝△|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測/ 未計測


    2 januari 2017(月)※ちょいと山奥で雪見酒

    ◆午前6時過ぎ起床.気温1.7度.今日は雲が多いな.

    ◆[欹耳袋]Togetter -「「鳥は恐竜の子孫」ではなく「鳥が恐竜そのもの」?恐竜の学説は20年くらいで大きく変わった」※恐竜は魚類と同じく非単系統群なので系統学的には「ない」けど,認知分類としては気にしなくっていいでしょ.「分類」と「系統」とは別物だということでして.

    ◆[蒐書日誌]Fred L. Bookstein 『Biometrics and Morphometrics for Anthropologists』(2017年10月刊行予定,Wiley-Blackwell, Hoboken, ca 300 pp., ISBN:9781118656075)※ISBNが付いたぞ.Cambridge UP じゃないのか./Adam M. Ferner『Organisms and Personal Identity: Individuation and the Work of David Wiggins』(2016年3月刊行,Routledge[Series: History and Philosophy of Biology], London, ISBN:9781848935730 [hbk] → 版元ページ)※出版されていたことをうっかり失念していた.即発注.

    ◆上州の山奥へちょいと逃げ込む —— 年明けで空きまくっている高速道をたどり,関東平野を軽やかに横断する.関東平野を穏やかな高崎では毎年恒例の〈だるま市〉で駅前通りが賑わっていた.本家だったはずの少林山の方は俗なトラブル(→高崎市広報)のせいでダメになってしまったのはとても残念(お寺とだるま屋さんが電気代をめぐってケンカするようではもうどうしようもない).午後,関越道を北上.水上の山々はこの季節は雪に埋もれているはずなのに,今年はぜんぜん雪なしでノーマルタイヤでもまったく問題なし.午後のみなかみの最高気温は9.6度まで上がった.谷川温泉に余裕でたどりつき,宿にチェックインして,湯船から白銀に輝く谷川岳を眺めている.元日の日録をやっとアップ.もう一回お風呂に行ってくるかな.

    ◆夕暮れ,InDesign が作図中に突然オチてしまって,小一時間の仕事が水の泡となり(orz).これはもう験直しに呑むしかないっ.

    ◆[欹耳袋]第16回日本分類学会連合公開シンポジウム〈若手分類学者の底力を見よ!~社会の眼も意識しつつ~ 〉【日時】2017年1月7日(土)13:30~17:00【場所】国立科学博物館(上野本館).

    ◆験直しの夜は静かに更けゆく.

    ◇本日の総歩数=未計測. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 93.0kg(+0.4kg) / 30.5%(+1.0%)


    1 januari 2017(日)※元旦は笑門来福を寿ぐ

    ◆元旦は午前7時半起床.すっきりした冬晴れ.すでに初日の出は昇りまくっている.最低気温は氷点下3.0度.

    ◆笑う門には福来たる —— 大晦日に焼いたローストビーフを一晩寝かせてからスライス.年始めの “お水” は新年を言祝ぐ〈風の森〉初しぼり「笑う門には福来たる」あらばしりを抜栓.秋津穂100%の無濾過無加水生酒.しゅわしゅわの微炭酸なのでローストビーフとの相性がとてもいい.みなさんのもとにもシアワセが届きますように.

    ◆新春のローストビーフのレシピ —— 並木〈マルゲンミート〉のお肉は最高である:

    1. 牛もも肉赤身500g×2個.まずは岩塩と黒胡椒を多めにふってタコ糸でしっかり緊縛する.
    2. 下味つけのベースは白ワインと日本酒(にごり酒)主体の和風.濃口醤油をまわしかけ,味噌大さじ2とスライスにんにく2片と鷹の爪2本とともにビニール袋に密封し,冷蔵庫で一晩寝かす.
    3. 翌日,半日かけて肉を室温に戻す(ここがポイント).フライパンにサラダ油をひいて強火で肉にしっかり焦げ目をつける.
    4. オーブンの温度設定は150度で焼き時間40分.これでミディアム・レアに焼きあがる.
    5. 焼き上がったら即座に戸外で空冷.さらに冷蔵庫に入れて落ち着かせてからスライスする.

    焼く前に肉が常温に戻っていることが “生焼け” にならないための最重要ポイント.温度設定は同じでも,肉の量や形状によって焼き時間をその都度調節する.

    ◆[蒐書日誌]毎年恒例の『月刊みすず』の「読書アンケート」原稿依頼が年末に届いた.今年は下記の5冊を選び,次点5冊と合わせてリストアップする.書評原稿は正月三が日のうちに書き上げよう:

    ◇今年の5冊

    【書名】『早田文藏:臺灣植物大命名時代
    【著者】 吳永華
    【刊行】 2016年8月
    【出版】 國立臺灣大學出版中心,臺北
    【ISBN】 978-986-350-170-1
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160905/1473382316
    【短評】旧日本統治時代の台湾の植物相を研究し,晩年は「動的分類学」へと傾斜していった植物分類学者・早田文蔵の初の伝記.著者は台湾と日本に分散する関連資料を蒐集し,早田の台湾での足跡をたどっている.早田と同時代の日本人研究者たちも多く登場していて,その意味でも貴重な文献である.台湾語で書かれた大部の本だが,繁体字に慣れていればとくに大きな問題なく読み進められるだろう.

    【書名】『Die Kunst der Benennung
    【著者】 Michael Ohl
    【刊行】 2015年
    【出版】 Matthes & Seitz, Berlin
    【ISBN】 978-3-95757-089-5 [hbk]
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160606/1465197217
    【短評】生物分類の歴史を「命名」の視点から綴った興味深いエッセイ.学名や通俗名の背後に潜む歴史的エピソードや社会的背景,そして人間模様を織り込んで,生き物に名前をつけることの意義を論じる.命名のためのしかつめらしい規約や条文もこれくらいおもしろく一般読者にアピールすることができるのかと驚きをもって読んでいる.ぜひ日本語に翻訳してほしい一冊.

    【書名】『The Future of Phylogenetic Systematics: The Legacy of Willi Hennig
    【編者】 David M. Williams, Michael Schmitt, and Quentin D. Wheeler (eds.)
    【刊行】 2016年6月
    【出版】 Cambridge University Press, Cambridge
    【ISBN】 978-1-107-11764-8 [hbk]
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160708/1468099871
    【短評】生物体系学における系統樹のみに基づく分類体系の構築を主張したドイツの昆虫学者 Willi Hennig の没後100年を記念する500ページを超える論文集.Hennig の系統体系学理論は,1960〜70年代には,分岐学派(cladistics)として進化分類学派や数量表形学派との間で大きな論争を引き起こし,1990年代以降の分子系統学の時代になっても最節約法として現在にいたるまで生き続けている.科学のある学派の半世紀に及ぶ系譜と変遷そして現代への影響と将来への波及について本論文集はさまざまな視点から再検討している.ワタクシも系統関係の可視化についての一章を寄稿した.

    【書名】『The Monkey’s Voyage: How Improbable Journeys Shaped the History of Life
    【著者】 Alan de Queiroz
    【刊行】 2014年1月
    【出版】 Basic Books, New York
    【ISBN】 978-0-465-02051-5 [hbk]
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20140226/1393374588
    【書評】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160126/1453854925
    【短評】生物の遺伝子あるいはゲノムの情報は,それまでは断片的にすら情報が得られなかった系統関係と地理的分布に関する知見により,1990年代以降の生物進化学と生物地理学に大きな変革をもたらした.本書はさまざまな具体例を通じて,生物の地理的分布域が変遷する進化的メカニズムを分子データに基づいて描く.長距離分散移動の仮説を支持する著者は過去の歴史的生物地理学の見解を一蹴し,新たな生物地理学の到来を予言している.その壮大な物語は読者に強いインパクトをもたらすだろう.その一方で,生物地理学の歴史叙述として見るならば,本書の視点はあまりにも偏っていて,ワタクシはまったく支持しない.

    【書名】『生物学の哲学入門
    【編者】 森元良太・田中泉吏
    【刊行】 2016年8月
    【出版】 勁草書房,東京
    【ISBN】 978-4-326-10254-9
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160828/1472650503
    【短評】21世紀の生物科学はとりわけめざましい分子データの蓄積により,これまで未解明だったさまざまな諸問題に新たな光を投げかけている.しかし,それと同時に,生物学が依拠してきた概念や理論の体系には[科学]哲学の側から論じることができる要素がいくつも含まれている.たとえば自然淘汰をめぐる因果性の問題や,種あるいは高次分類群に関わる存在論的問題を論じるにあたっては,データ駆動型の研究ではなく,むしろ仮説駆動型のアプローチの積極的な活用が有意義だろう.1970年代以降の「生物学の哲学」はまさにそのような方向性を目指してきた.本書のようなバランスの取れた入門書の出版は多くの日本人読者にとって朗報だろう.

    ◇次点の5冊

    【書名】『〆切本
    【著者】 左右社編集部
    【刊行】 2016年9月
    【出版】 左右社,東京
    【ISBN】 978-4-86528-153-8

    【書名】『これからのエリック・ホッファーのために:在野研究者の生と心得
    【著者】 荒木優太
    【刊行】 2016年3月
    【出版】 東京書籍,東京
    【ISBN】 978-4-487-80975-2
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160321/1458555994
    【書評】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160320/1458555966

    【書名】『作家の収支
    【著者】 森博嗣
    【刊行】 2015年11月
    【出版】 幻冬舎[幻冬舎新書401],東京
    【ISBN】 978-4-344-98402-8
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160116/1453038265
    【書評】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160119/1453172958

    【書名】『学術書の編集者
    【著者】 橘宗吾
    【刊行】 2016年7月
    【出版】 慶應義塾大学出版会,東京
    【ISBN】 978-4-7664-2352-5
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160816/1471427377
    【書評】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160831/1472650679

    【書名】『謎のアジア納豆:そして帰ってきた〈日本納豆〉
    【著者】 高野秀行
    【刊行】 2016年4月
    【出版】 新潮社,東京
    【ISBN】 978-4-10-340071-4
    【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160511/1462841599

    —— あとは書評原稿にまとめるだけ.

    ◆明日は上州の山奥に遁走する.今年は雪がぜんぜんないらしく,やや残念だが.

    ◇本日の総歩数=3,098歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 92.6kg(+0.5kg) / 29.5%(+0.4%)


    --- het eind van dagboek ---