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日録2016年11月 


30 november 2016(水)※帰り道もあわただしく

◆午前5時半起床.小林の気温は6.0度.冷え込みがきびしい.午前7時,朝風呂の時間だ.気温5.5度とさらに冷え込んでいる.宿の話ではこのあたりは湿気がたまりやすいらしく,よく霧が出るとのこと.高濃度炭酸泉は泉温21度の源泉が掛け流されている.早朝入るのはほとんど “修行” のようなもの.冷鉱泉の高濃度炭酸泉にいったん入ったら不動の姿勢.それでも瞬時に泡泡が付着するサイダー泉の心地よさには勝てない.湯船の底からこんこんと流れ込み炭酸ガスの気泡が湧き上がる.露天風呂の中濃度炭酸泉はぬるめに加熱されているが,炭酸ガスはだいぶ少なくなっている.冷たいのをガマンしてでも高濃度炭酸泉に入るのがいい.高温加熱された「鉱水温泉」は赤っぽい黄土色をしている.源泉は同じなのにフシギ.加熱されているので炭酸ガス感はまったくないが,析出物が湯船の縁に厚く縞模様をつくっている.飲泉してみると金気の強い微炭酸水.割り水用に使うときっと美味だろう.

◆[欹耳袋]岩波書店「(有)信山社について」(2016年11月29日) ※「11月25日、(有)信山社(通称・岩波ブックセンター信山社)にたいして、東京地方裁判所において破産手続き開始の決定がなされました」— 信山社がつぶれたとは.

◆午前8時半にチェックアウトして,タクシーで高原駅に戻る.無人のホームで都城行きをひとり待つ.客が誰もいない無人駅はひなびすぎている.こんな機会でもなければこの無人駅で乗り降りするなんてことは一生なかっただろうなあ.「西諸県郡」が「にしもろかたぐん」であることをはじめて知った.誰もいない駅のホーム.北霧島の空は青く晴れわたる.神武天皇はこんなところで生まれたのか(そーかあ).9:10,吉都線のワンマン二両列車がごとごと入線してきた.ああ,なんとローカルな風景であることか.

◆お昼前に早々と宮崎ブーゲンビリア空港に着いたので,宮崎空港でマストの「飫肥天」を書い,オニのように小課題報告書案を書きまくる.ここのところ連日,観音台から「報告書お手本」がたえまないフォーマットの “微小変異” とともに降りそそぐ.遠隔地にいてもこうなんだから,観音台の地元ではさぞや(以下略

◆とりあえず小課題報告書の素案を観音台に発射したので,搭乗ゲート前でいっときの安らぎに包まれている.14:25 のソラシドエアで宮崎を離れ,午後4時前に羽田空港着.都内は曇り空.つくばセンター行きのバスに乗る.午後5時半につくばセンター着.一桁台の気温.関東はやはり寒い.

◆あちこち巡業している間にもう師走になってしまうではないか.明日はひさしぶりに観音台に午前中だけ実在し,懸案┣┣" と戯れることになっている.

◇本日の総歩数=6,883歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


29 november 2016(火)※巡業を終え泡泡温泉へ

◆午前6時前起床.気温5.2度と冷え込む夜明け前.

◆佐土原高座2日目 —— 午前9時,佐土原着.朝から青空が広がっている.今朝は最低気温が4.8度まで下がり,宮崎的には超寒いようだ.統計研修二日目の直前準備.

  • [佐土原]RからRcmdrは起動できるのに,RStudioからはRcmdrが起動できないという新手のフシアワセ.win-library へのリンクがマルチバイトの “壁” に阻まれているのか. posted at 09:18:11
  • [佐土原]さっきの新フシアワセは複数のRがインストールされていたことが原因であることが判明し解決.ドッペルゲンガーおそるべし. posted at 12:16:50

◆午前中は正規分布の性質について解説し,実験計画法の完全無作為化法の説明と実習.風もなく日差しがぽかぽかと降りそそぐ昼休み.気温は15.0度.恒例の白米食味検査タイムなう.佐土原に来るたびにお昼にたくさんごはんを食べてしまう.サラメシ的にいえば “宮崎農試メシ” か.

  • [佐土原]ではそろそろ午後の高座へ.午前中は実験計画法の完全無作為化法まで終わったので,午後は乱塊法へ. posted at 12:56:17
  • [佐土原]二要因乱塊法まで説明したところで,基礎編の統計研修は全日程を終了.おつでした. posted at 15:22:35

◆南九州鉄路旅 —— JR佐土原駅はいつ見てもひなびマックス.その駅舎は郷愁を誘いまくる.16:06発の特急〈にちりん13号〉宮崎行きは数分の遅延.宮崎駅で特急〈きりしま15号〉乗り換え.さらに都城駅で吉都線に乗り換える.ワンマン運転の二両だて. 霧島連峰に沈む夕日が西の空を真っ赤に染めている.なかなか発車しない吉都線.夕闇降臨.

◆吉都線の高原駅で下車.無人の高原駅でしばしぼおっと暗闇を眺めつつタクシーを待った.今日の宿は〈湯之元温泉〉.さて,まずはお風呂へ.ここの「高濃度炭酸泉(源泉)」は湯温21度の冷鉱泉だが,湯船の底からサイダーのような細かい泡が噴き上げてくるので,あっという間に泡だらけになる.金気が強いので,加温した別の湯船は黄土色に濁っている.すばらしいすばらしい.大分・長湯温泉大丸旅館のラムネ温泉を思い出す.

◆夕食には鉱泉水で炊き上げたごはんが出た.観音台の┣┣" 放牧場がタイヘンなことになっている.遠吠えが南九州にまで聞こえる.しかし今夜はよく食ってよく寝よう.

◇本日の総歩数=7,708歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


28 november 2016(月)※佐土原統計巡業の初日

◆午前6時過ぎのろのろ起床.気温10.8度.夜明け前の仄暗さ.宮崎の朝は冷や汁から.

◆佐土原高座初日 —— 午前8時半に車に乗り込み渋滞の一本道をひたすら北へ40分.一年ぶりの石崎川をわたって宮崎県総合農業試験場着.筋雲が流れるさわやかな青空.

  • [佐土原]もうすぐ統計研修スタートです. posted at 09:27:04
  • [佐土原]統計学概論だん. posted at 10:19:56
  • [佐土原]午前中の講義だん.データ視覚化・R作動確認・箱ひげ図まで. posted at 11:59:42

◆お昼の気温は15.7度.南国の日差しがぽかぽかと暖かい.

  • [佐土原]そろそろ午後の講義がスタートする. posted at 12:59:19
  • [佐土原]統計研修初日だん.みなさん,おつでした. posted at 15:58:32

◆ホテル帰還.今日は正規分布の入り口でおしまいだったので,明日はその先から実験計画法へ進む予定.午後の最高気温は17.1度まであがり,コートどころか長袖も不要なほど.観音台からの┣┣" たちが吠えている.

◆宮崎 夜の街 備忘メモ —— 橘通西を攻める.まずはカウンターのみの角打ち〈立ち呑みたたんばあ〉にてヱビス生.これは清涼飲料水ね.どんぶり勘定用のどんぶりの背後に林立する焼酎の一升瓶たち.〈たたんばあ〉は早い時間帯から開店しているのでウォーミングアップとしてもってこい,続いて〈いごこち屋あんばい〉へ.この日もあっという間に満席になった.まずは〈鍋島〉純米吟醸.鳥刺しには長崎の〈福田〉.地頭鶏せせりの炭火焼きには〈奥播磨〉山廃純米の四年ものを.〈播州一献〉はちょっとだけ味見.今宵は盛大に地頭鶏につつかれた.〈あんばい〉は宮崎市内ではめずらしい日本酒主体のお店でテンポよく心地よく呑める店.最後は日本酒バー〈花右衛門〉で静かなるエンディング.

◆明日も佐土原高座は続く.

◇本日の総歩数=10,420歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


27 november 2016(日)※マンゴーとチキン南蛮

◆午前5時過ぎ起床.気温7.5度.下界が濡れている.雨間の曇り空.午前6時の気温は7.4度.

  • [つくば]第3章173字だん. posted at 06:12:16

◆宮崎統計巡業(前半戦)への旅立ち —— 午前10時,つくば駅.曇り空.午前9時の気温は8.4度.先日の初雪以来,耐寒性が身についたみたい.西へ西へと移動開始.

  • [つくば]TX車中にて第3章1,100字だん. posted at 10:33:26

◆お昼前,羽田空港第2ターミナル.日曜の昼下がりの都内は曇り空.ランチタイムに空港に着いてしまったので,トルコ料理〈Mrs. Istanbul〉にて「鯖サンド」を注文.マジで焼き鯖のサンドイッチだ.焼きたてを mgmg.

  • [羽田空港]第3章199字だん.さて,保安検査場を突破するぞ. posted at 12:22:05

◆午後4時前,宮崎ブーゲンビリア空港着.雨がしとしと降っている.JR待ち時間に儀式としてのマンゴー100%ジュースを片手に一休み.その後,宮崎市街地へ進撃だ.夕暮れのJR宮崎駅前.ホテルにチェックイン.午後5時の気温15.7度.小雨がしとしと.かなり蒸し暑いかもしれないと腕まくり.夕刻の薄暗がり.しっとりと暖かくしかも夜は長い.

◆今宵の晩ご飯は「宮崎といえば〜」と誰もが思い浮かべる鉄板メニュー.はい,一番町アーケード街の道沿いに昔からある〈グリル爛漫〉の「特製チキン南蛮」です.若鶏のムネ肉なのでとってもジューシー.初日から正道を突き進んでいるぞ.

  • [宮崎]第3章1,837字だん. posted at 20:46:21
  • [宮崎]第3章291字だん. posted at 21:36:52
  • [宮崎]第3章121字だん. posted at 21:47:15
  • [宮崎]第3章最後の2,299字だん.これで第3章23,504字はおしまい. posted at 22:26:58
  • [宮崎]担当編集者に連絡だん.ふう〜 posted at 22:32:19

◆明日からの二日間は佐土原にて統計研修.

◇本日の総歩数=12,691歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.1kg(+0.5kg) / 11.8%(−10.2%)


26 november 2016(土)※ひとり書きまくる週末

◆午前6時起床.気温氷点下0.8度.寒い土曜の朝.昨日からつくばのエポカルで生物物理学会大会が開催されていて,昨夜は BiVi の飲み屋階で “ゲバ棒” (ポスター筒)を振りまわしている?集団があちこちに.ワタクシが静かにホッピーを呑んでいたとなりでも,酔っ払ったセンセイと威勢のいい院生たちというよく見る構図が.

◆週末の孤独な┣┣" 撃ち —— 誰もいない観音台で朝から粛々と┣┣" を撃つ.窓の外は乾いた冬晴れの青空が広がっている.まだところどころに残雪が./今月は月末までの勤務がすでに確定しているので「勤務状況報告書」を早々と事務に提出./平日不在していた間に超弩級の本たちが机の上に積み上がっていて,その開封作業に追われている.

  • [つくば]第3章99字だん. posted at 14:13:51
  • [つくば]第3章330字だん. posted at 14:28:00
  • [つくば]第3章253字だん. posted at 14:35:21
  • [つくば]第3章499字だん. posted at 14:43:21
  • [つくば]第3章538字だん. posted at 15:01:30
  • [つくば]第3章658字だん. posted at 15:42:10

◆午後4時を過ぎ,あたりが薄暗くなってきたので撤収.

  • [つくば]第3章264字だん. posted at 21:45:10
  • [つくば]第3章274字だん. posted at 22:00:05
  • [つくば]第3章1,055字だん. posted at 22:39:43
  • [つくば]第3章325字だん. posted at 23:37:54

◆自分がずいぶん以前に書き散らした文章ですっかり忘れていたものにたまたま遭遇するのはたいていの場合は心臓によくない.しかし,ときには「を,いいこと書いてるじゃん」と過去の自分を褒めてやりたいこともないではない.

◆旅支度の夜が更けゆく.

◇本日の総歩数=4,305歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.6kg(−0.6kg) / 22.0%(−8.3%)


25 november 2016(金)※凍結の朝に駆けまわる

◆午前5時半起床.最低気温はすでに氷点下2.5度まで低下している.こちんこちん.日の出.今季最低更新がさらに進んで氷点下2.8度.見上げれば青空がどこまでも高く,見下ろせば青葉に残雪のまだら模様 — などと感慨にふけっているヒマはなく,朝からじたばたと観音台〜二の宮〜竹園と駆け回ってきた.午前9時になっても2.5度という真冬の寒さが続く.

◆神田川を見下ろして —— お昼前のTXに乗って都内へ.有楽町線は日頃まったく乗る機会がないが,今日は江戸川橋まで.神田川沿いに文京区関口の台地を上がって,目的地の〈ホテル椿山荘東京〉へ.今日の午後は椿山荘プラザで毎日新聞社主催〈第70回毎日出版文化賞〉授賞式があり,ワタクシはそこに招待されている.受賞者自身のスピーチが聞ける機会はそうそうないのでいい経験だったかも.ワタクシ的には書評本『過去をもつ人』(2016年7月,みすず書房,東京,本体価格2,700円, ISBN:978-4-622-08520-1 → 版元ページ)で毎日出版文化賞書評賞(今年が最後とのこと)を受賞した著者・荒川洋治さんの受賞あいさつがとりわけ印象に残った(この本,買わないと).こういうきらびやかな場所に来る機会はほとんどないが,椿山荘が立つ関口台地の地形の凹凸と見晴らしは東京らしくない.平日にもかかわらず結婚式の記念写真を撮っている人たち多し.

◆午後4時前に椿山荘をあとにしてつくば直帰.夜はノバホールにてきわめて “南米” 的なコンサート.ブエノス・アイレスの街なかでこういうアップテンポのリズミカルな音楽が絶えず流れていたことを思い出した.その後,ホッピーなどという日頃体験しない “お水” を呑んで帰宅.

◆明日は追われて┣┣" 撃ちと旅支度.

◇本日の総歩数=14,515歩. 朝◯|昼−|夜×. 計測値(前回比)= 92.2kg(−0.5kg) / 30.3%(+7.9%)


24 november 2016(木)※初雪のつくば〜本郷へ

◆午前5時半過ぎ起床.雨.気温2.3度.余震ゆらゆら〜.昨夜から雨が降り出した.今朝になって雨まじりのみぞれからホンモノの雪に変わり降り積もり始めた.初雪.つくばの午前8時の気温は0.3度.通勤路はどこも渋滞していてよほど気をつけないと.都心でも降っているらしく,11月に降雪が観測されたのは54年ぶりだそうだ.農林団地は一面の雪景色で,全館暖房の試運転開始.今日は午前のほんの少しだけ農環研に実在し,さくっと本郷に移動する予定.

◆[欹耳袋]河野書店NEWS「献呈署名」(2016年11月23日)※「贈った相手の名も書かれている場合には、「献呈署名」と書く」「最も「献呈署名」が多いのは研究書の類で、これらは署名に値打ちがあることはほどんどありません」— ワタクシは古書を買う機会が多いので,その本がどういう来歴でやってきたのか,前所有者は誰か,献呈本かどうかなどの付随情報はできるだけくわしく調べることにしている.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「ニホンアマガエル、東西に違い 500万年前分かれた?」(2016年11月23日)※何べん言うたら科学記事の中で「国際専門誌に23日発表する」みたいな原論文探索の手がかりのない無情報言及を掲載するのん.ニホンアマガエルの学名 Hyla japonica を手がかりに検索検索したら,ある独語記事:Karl-Heinz Karisch | Internationales Forscherteam enttarnt verborgene Laubfrosch-Arten rund um das Japanische Meer | idw | 23 November 2016にたどりついた.この記事にはちゃんと原論文への言及と引用がなされていた(こうでなければ):Dufresnes C, Litvinchuk SN, Borzee A, Jang Y, Li J, Miura I, Perrin N, Stock M. 2016. Phylogeography reveals an ancient cryptic radiation in East-Asian tree frogs (Hyla japonica group) and complex relationships between continental and island lineages. BMC Evolutionary Biology, doi:10.1186/s12862-016-0814-x, 23 November 2016.

◆TX も降雪でダイヤ遅延しているし,道路もヤバそうなので,早めに観音台を撤収しないと.午前10時,つくば駅.気温0.3度.定刻よりやや遅れて発車したTX快速の車窓は見渡すかぎりの雪景色.赤門も雪に埋まっているだろうか.午前11時,本郷三丁目駅.みぞれに濡れる本郷通り.午前11時の都内の気温は1.3度.まだしばらく降り続きそうな気配.

◆いつもの〈ルオー〉にてウィンナ・コーヒーとともに原稿仕事.

  • [本郷]第3章945字だん. posted at 11:44:29

◆〈ルオー〉での担当編集者との打ち合わせ.リライト箇所がいくつか.今日もセイロン風カレーはうまかった(あ,撮り忘れっ).正午の都内の気温は1.6度.昼下がりの原稿書きは降り続くみぞれのようにいつまでも.

  • [本郷]第3章847字だん. posted at 13:13:20
  • [本郷]第3章1,109字だん. posted at 14:10:30

◆降りしきるみぞれの中を赤門から2号館へ.教室が使われていたので,外で立ち尽くすのみ.本日の講義は二要因乱塊法・分割区法・細分区法の解説.三要因実験計画の演習,そして統計モデル概論まで.来週はモデル選択論. 夕刻,講義を終えて2号館を出たときにはもう雪は止んでいた.

◆午後6時過ぎ,つくば帰還なう.気温1.7度.日中の気温は0〜1度台を推移した.つくばの積雪量は公式には「4cm」とのこと.明朝の道路凍結がかなり心配.夜が更けても気温は1度台をキープしている.この冷え込みのまま夜が明けたらまちがいなく “スケートリンク” になってしまうぞ.

◇本日の総歩数=7,410歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.7kg(+0.2kg) / 22.4%(−7.4%)


23 november 2016(水)※冷え込んでも勤労感謝

◆午前5時過ぎ起床.気温13.0度の(比較的)暖かい夜明け前.曇り空の朝.午前6時の気温は11.1度と下降.曇り空の牧園〈david pain〉にて朝ごはんのパンを買い出し.気温はさらに下がって9.7度と一桁に.冬っぽい冷え込み.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「国立大の若手教員、任期つき雇用が急増 今年度は63%」(2016年11月22日)/NHK NewsWeb「給付型奨学金 十分な財源確保のめど立たず」(2016年11月22日).

◆休日の┣┣" 撃ち —— これから年末に向けては┣┣" たちが柿の葉寿司のようにみっしりと詰まっていて,新規ご依頼をお引き受けすることはちょっとムリな状況です./そういえば,昨日,企画連携室が「なろの成果登録入力してして」と各研究室の尻を叩きにまわっていた.今月からやっと稼働開始した成果登録システムへの入力件数がのうかんけん全体でまだたった3件(原著1,学会発表2)らしい.成果登録システムの試行段階で試しに入力してみたら,あまりに煩雑すぎて途中で投げ出したけど,ちょっとはマシになっているんだろうなあ(疑心暗鬼)./年度末にかけて予定されている統計巡業先でのカリキュラムと配布資料をすべて用意した旨を方々の県の研修事務担当者に連絡メール.

◆[欹耳袋]東洋経済オンライン「世界のタケミツは、いったい何がすごいのか 没後20年、世界での評価は高まるばかり」(2016年11月23日).

◆松代〈ラ・スタッラ〉本日のランチ —— 紅玉の焼きりんごにイタリアのタレッジョ(ウォッシュタイプのチーズ)をトッピングした前菜に La Stoppa: Ageno 2011 を,そして岩手産シカ肉のグラッシュには Cavallotto: Bricco Boschis 2010 を.最初のスイスのビール La Saison √225 が目が覚める酸味と香味だった.

◆灰色の曇り空からときどき雨粒が降りかかる午後.気温は9〜10度を行き来している.この寒さの中,イチョウのじゅうたんが一面に広がる洞峰公園では子どもたちのサッカー大会が開かれていた.

◆[欹耳袋]気象庁「大雪に関する関東甲信地方気象情報 第3号」(2016年11月23日16時41分)※「23日夜から雨や雪が降り始め、24日は、関東地方の山沿いと甲信地方を中心に大雪となり、関東地方の平野部でも積雪となる所がある」.

  • [つくば]第3章799字だん. posted at 19:36:12

◆日中も10度そこそこの寒さだったが,夜になって気温はさらに下がり続けている.午後11時には6.6度.まだ雨も雪も降り出してはいないが,明日の朝はいったいどうなっていることやら.雨雲が南からやってくるみたい.

◇本日の総歩数=2,639歩. 朝◯|昼△|夜△. 計測値(前回比)= 92.5kg(−0.1kg) / 29.8%(+0.4%)


22 november 2016(火)※早朝から地面が大揺れ

◆午前5時起床.気温10.3度.まだ雨雲がかかっているようだ.午前7時前に大揺れ.厨房でリゾットのソースがこぼれそうになった.雨上がりの観音台.昨夜の雨雲は東に去り,青空が西から広がってきた.午前8時の気温は10.6度.早朝の地震の被害はなく,居室の本の山も崩落箇所は見当たらなかった.

◆[欹耳袋]カクヨム | 山本弘「落語・掛け算」(2016年6月1日)※「掛け算に順序はあるの? 教育界を揺るがせる問題を落語で問う!」

◆午前の┣┣" 撃ち —— 学部生時代に指導教官のある私蔵書のコピー製本したものが,東日本大震災前には確かに居室にあったはずなのに,ここ数日間の捜索にもかかわらずいまだに所在不明のまま:I. C. Lerman『Les bases de la classification automatique』(1970年刊行,Gauthier-Villars [Collection Programmation], Paris, xiv+117pp.).いかにもフランスらしい数理分類学の本.こういう探索はキリがないので,あっさりあきらめてILL貸借依頼を出した.国内所蔵館はたった3館のみ.もう1冊の関連本は幸い古書でゲットできた:Jean-Paul Benzécri『L'analyse des données. Tome 1 : la taxinomie』(1973年刊行,Dunod, Paris).ずぶずぶと深みに巻き込まれていく感がただごとではない.

  • [つくば]第3章184字だん. posted at 09:51:21
  • [つくば]第3章205字だん. posted at 11:09:28
  • [つくば]第3章206字だん. posted at 11:30:46
  • [つくば]第3章323字だん. posted at 11:45:45
  • [つくば]第3章275字だん. posted at 12:00:49

◆[欹耳袋]映画『古都』公式サイト ※なんでパリやねん.

  • [つくば]第3章260字だん. posted at 12:54:51
  • [つくば]第3章328字だん. posted at 14:00:31
  • [つくば]第3章401字だん. posted at 15:57:58
  • [つくば]第3章115字だん. posted at 16:08:20

◆今日の日中は日差しが降り注ぐ暖かい一日だった.昼間の最高気温は18.9度.暖気が残っているせいか夜8時を過ぎても13度台とぜんぜん寒くならない.今宵は鶏手羽元を大根と煮込んでみた.“お水” は秋田・福禄寿酒造の〈一白水成〉28BY特別純米酒を抜栓.きりりと美味し.夜遅くまた大地がゆれるん〜.

◇本日の総歩数=4,386歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.6kg(+0.2kg) / 29.4%(+0.2%)


21 november 2016(月)※隠れ部屋に引きこもり

◆午前5時起床.気温10.3度.絶え間なく舞い散る落ち葉が冷たい北風に吹き寄せられて道路傍に山となる.曇り空の観音台は灰色の雲が広がり週明けにもかかわらずひっそり.午前8時の気温は12.7度と高め.天気はこれから下り坂で夜には雨が降るとの予報.朝イチの BGM はマーラー〈復活〉だ.

◆[欹耳袋]第32回国際生物学賞記念シンポジウム「生物多様性学の最前線」【日時】2016年11月22日(火)〜23日(水)【場所】東京大学本郷キャンパス.※同時通訳付き.

◆午前の┣┣" 撃ち —— みすず書房の『月刊みすず』年頭恒例〈読書アンケート〉特集原稿の依頼が届いた.例年は師走に入ってから依頼されていたように記憶しているが,今年は早めなのか.いずれにしてもこの書評依頼が届けば気分はもう「年の瀬」だ.ああ,今年ももう終わりだ.おしまいだ(おいっ).

  • [つくば]第3章1,256字だん.もうお昼休みだ. posted at 12:11:51

◆[蒐書日誌]Jan V. White『Using Charts and Graphs: 1000 Ideas for Visual Persuasion』(1984年刊行, R. R. Bowker, New York, x+202 pp., ISBN:0-8352-1894-5 → The Internet Archive [open access]).

◆午後の┣┣" 撃ち —— なろ様による “PC太閤検地”.このタイヘンな作業はすでに夏から始まっていて所全体ではまだ終わってはいない.農環研全体で800台ものPCが “台帳” に記載されることになるという.生贄の iMac は勝手に macOS Sierra にしてはダメとのこと.あらら.“人身御供” の iMac には有償ソフトウェアはまったく入れていないという実に “不毛” なPC環境.大本営デスクネッツにつなぐだけの箱.これからもその基本方針は変わらず./ “PC太閤検地” の作業中は居室の隠遁コーナーに避難して静かに読書に勤しんだ.ワタクシ的にはこーいう環境はとてもとても快適なので,今後も “俗塵” から逃れたいときはいつでもこの “キャレル” に籠もることにしよう.そうしよう.

  • [つくば]第3章152字だん. posted at 15:50:03

◆夕方から雨がしとしと降りだした.今宵は旬の「むかごごはん」が食卓に登場.この上なくシンプルなレシピ.

  1. 白米3合をふつうの水加減で研ぐ.雑穀やもち米を少し混ぜてもいい.
  2. むかご100グラムを水洗いし,油揚げ1枚を細く短冊切り.
  3. 酒大さじ2・塩小さじ1・薄口醤油大さじ1とともに炊きこむ.

“お湯” は首里土産のカラカラを湯煎して「奥鹿」23BY生酛無濾過生原酒・山田錦60%の熱燗.厚手のカラカラは燗酒がぬるくならないのですばらしい(邪道な使い方かも).

—— het dagelijkse keukenleven「旬のむかごごはんに燗酒」|クックパッド「旬のむかごごはん」.

◇本日の総歩数=6,154歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.4kg(−0.5kg) / 29.2%(+2.1%)


20 november 2016(日)※霧筑波と紅葉の観音台

◆午前6時起床.霧筑波.視界ゼロ.気温9.1度.今日は学園都市セントロで〈つくばマラソン〉が開催されるので交通規制に要注意.空は晴れているが霧がまだ晴れない.

◆[欹耳袋]三中信宏「統計学へのお誘い本リスト(Version 19-November-2016)」公開.今年2月の前バージョンからのひさびさのアップデート.差し替え項目が多かったのでブックリスト全体としてはややスリムになった.

◆観音台は昼下がりになってもまだ遠景が霧で白く霞んでいる.気温は15度を超えてはいるが,冷え冷えする湿っぽさ.冷たい雨が降るたびに農林団地の木々から色づいた葉が舞い散る. 農環研は人気もなくひっそりしている.

◆[蒐書日誌]石村貞夫『ミステリー統計学:ベイズ警部の事件簿 — 真犯人をベイズ統計で推理せよ!』(2016年12月刊行予定,講談社[講談社ブルーバックス],東京, ISBN:978-4-06-257998-8 → 版元ドットコム)※ずいぶんラノベっぽいタイトルだけど.

◆サンデー┣┣" 撃ち —— 人気のない居室にひとりでいると┣┣" が憑く./なろ様の会計システムから「調達要求」入力.このシステムに慣れる日がいつか来るのだろーか(遠い目)./集中講義の成績評価と南大沢への発射./そろそろ来年の学会費を支払う季節になってきたな./月末までに成績検討会資料を耳を揃えて提出しないといけない.

◆午後5時,外がすとんと暗くなってきたので撤収.

◇本日の総歩数=1,987歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.9kg(+0.6kg) / 27.1%(+6.7%)


19 november 2016(土)※真っ白な灰が氷雨に濡れ

◆午前6時半のろのろ起床.雨.気温7.2度.うう…….昨夜は燃え尽きたなあ.

◆[蒐書日誌]平岡裕章『タンパク質構造とトポロジー:パーシステントホモロジー群入門』(2013年7月刊行,共立出版[シリーズ:現象を解明する数学],東京, 本体価格2,600円, ISBN:978-4-320-11002-1 → 版元ページ)※Cf: Yasuaki Hiraoka et al. 2016. Hierarchical structures of amorphous solids characterized by persistent homology. PNAS 113(26): 7035–7040, doi: 10.1073/pnas.1520877113 abstract.

◆朝から冷たい雨が降り続いていたが,午後になってやっと小止みになった.最高気温は正午過ぎの10.1度だったが,また一桁台に下がっている.午前中は真っ白に燃え尽きていたが,やっと原形を取り戻したので,雨雲がどんより垂れ込める観音台.今月末の宮崎巡業の配布資料とカリキュラムを佐土原に送信して撤収.夕暮れが日に日に早くなってきた.

◆[欹耳袋]〈日本文化を育んだ自然 / where culture meets nature〉※洛中の町家を借りて開催されているらしい.

◆もぎりキュウリの即席塩もみをぽりぽり齧りながらバドワイザーを呑むなんて別人28号に変身したとしか言いようがない夜.

◇本日の総歩数=5,064歩. 朝◯|昼△|夜×. 計測値(前回比)= 92.3kg(+0.6kg) / 20.4%(−9.9%)


18 november 2016(金)※研修大団円の夜は新宿

◆午前5時半起床.今の最低気温は2.1度.冬晴れ観音台はきりっと引き締まる乾いた冷え込み.今朝の最低気温は1.1度だった.今日は数理統計研修(応用編)の最終日.朝からべいづの北風が吹きわたると予報されている.ちょっとだけ顔出ししてくるか.午前9時過ぎ,電農館.筑波事務所のイチョウ並木がやっと真っ黄色クライマックスになっていた.研修室では予報通りべいづの風が吹いている.

  • [つくば]とてつもないローカルなフシアワセ降臨ちう.最強TAである大澤 "ジェド" 剛士登場するも除霊できず. posted at 09:32:37
  • [つくば]ささやかに MCMCpack なう. posted at 09:36:02
  • [つくば]RStudio は version 1 になってからさらに使いやすくなっている(再認識). posted at 09:38:58
  • [つくば]研修生のみなさん,zip ファイルは “解凍” してから使いましょうね(汗).たとえ中身が見えていても “瓶” ごと食べようとしてはいけません. posted at 09:43:39
  • [つくば]マルチバイト文字のフォルダー名をつくらない,ファイル拡張子をつねに表示する,zip ファイルは解凍してから使う —— これら R とは無関係の OS 操作でつまずく研修生が意外なほど多い. posted at 09:47:36
  • [つくば]しかし,フシアワセは講師にもおかまいなしに憑依するなう.やはり,Windows よりは Sierra の方がシアワセになれるようだ. posted at 09:52:08
  • [つくば]確かに OS レベルでの基本操作のつまづきが頻発するようでは,Stan のコンパイルなんか最大級のフシアワセの連鎖を引き起こすことは十分すぎるほど予想される. posted at 10:04:22
  • [つくば]ごくローカルな魑魅魍魎たちが跋扈する研修室. posted at 10:35:05
  • [つくば]Windows の R を殺す/殺さないという不穏当な発言なう. posted at 10:38:21
  • [つくば]フシアワセ,またしても講師に憑依なう.RStudio ではスペースが足りないとグラフ描画してくれないことがある. posted at 10:44:02
  • [つくば]とにかく『みどりぼん』嫁.『DS1』嫁.『StanとRでベイズ統計モデリング』嫁.嫁たくさん.(伊東師) posted at 11:56:54
  • [つくば]ベイズ統計講義が終わり農環研へ. posted at 11:59:02

◆研修室にて┣┣" 撃ちこまごま.

  • [つくば]第3章257字だん. posted at 11:28:12
  • [つくば]第3章137字だん. posted at 11:40:09

◆南風が吹き込む暖かなお昼休みののちふたたび電農館へ.

  • [つくば]午後の質疑討論 13:00〜14:00 が終わり,これにて数理統計研修(応用編)の全日程だん.みなさん,おつでした. posted at 14:19:43

◆新宿にて炸裂する夜 —— 観音台を早めに撤収して帰宅.午後4時過ぎ,つくば駅.これから夜の都内へ出撃だ.午後6時,丸ノ内線の新宿御苑駅にて下車.新宿の街並みにはすでに夜の帳が下りていた.とある雑居ビルの2階にある〈秋の試し会〉会場の〈やまちゃん〉へ.すでにテーブルの設営と今夜の料理の下準備は進んでいた.ワタクシたちのグループは10余名だったが,そのうち次々に他グループの客がやってきて店内は満席に.この店はたくさん日本酒がありすぎてもうタイヘン.料理もお酒も持ち込み可.午後10時のお開きまで満席の店内はおおいに盛り上がった.〈やまちゃん〉は来年で閉店となることが決まっている.残念至極.

◆[蒐書日誌]気がつけばお酒の新刊が書棚に積み上がっていた —— 古典酒場特別編集『熊本 酒援酒場 Vol.1』(2016年12月30日刊行,三栄書房[SAN-EI MOOK],東京, 64 pp., 本体価格500円, ISBN:978-4-7796-3158-0 → 版元ページ)※60ページのムック.熊本の蔵元大集結. /山中基康『山中酒の店 酒の本』(2016年10月25日刊行,洋泉社,東京,143 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-8003-1061-3 → 版元ページ)※はい,大阪の山中酒店の本です.どーぞ. /早坂登志男『日本酒がとまらなくなる絶品つまみ』(2016年11月18日刊行,洋泉社[洋泉社新書・303],東京, 8 color plates +191 pp., ISBN:978-4-8003-1060-6 → 版元ページ)/小坂剛『酒場天国イギリス:英国文化を味わい尽くす』(2016年9月10日刊行,中央公論新社[中公新書ラクレ・562],東京, 8 color plates +317 pp., ISBN:978-4-12-150562-0 → 版元ページ

◆午後11時半につくば帰還.もちろん,まったく使い物にならないまま爆睡への最短コース.

◇本日の総歩数=14,011歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 91.7kg(0.0kg) / 30.3%(0.0%)


17 november 2016(木)※銀杏舞い散る本郷界隈

◆午前5時半過ぎ起床.気温5.8度.よく晴れ上がった早朝は4.1度まで気温が下がったが,日なたでは上着いらずの暖かさ.朝日がまぶしい観音台.午前8時の気温は8.2度.今日は午後からまた本郷へ出撃する予定.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 所議報告&領域会議 10:00〜11:00.さくっと撤収.

◆[欹耳袋]【質問】某県のネットワーク担当者からの質問あり:「CRAN の多くのミラーサイトから R やパッケージをダウンロードが可能であるが,予期せず不正なプログラムを入手してしまうことはないか」.県として正式に R を導入する際の,セキュリティ上のリスクを知りたいとのこと.CRAN のサイトからマルウェアがばらまかれたことは過去に一度もないとワタクシは認識していますが,それで正しいでしょうか? あるいはどこかでそういう事案をご存知でしたら情報感謝です.

◆午後1時,つくば駅.ぽかぽかと暖かい昼下がり.気温は15度を超えている.午後2時過ぎ,本郷着.

  • [本郷]理学部2号館なう. #TodaiStat posted at 14:33:26
  • #TodaiStat 今週は多重比較の説明に続いて,乱塊法による実験計画法へ進みます. posted at 14:34:30
  • #TodaiStat 本日の講義では,多重比較と一要因乱塊法について解説しました. posted at 16:53:08

◆[蒐書日誌]松原始『カラスと京都』(2016年8月8日刊行,旅するミシン店,東京, 303 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-908194-03-0 → 目次版元ページ)※昨日,千駄木の〈往来堂書店〉平台でゲット.1990年代の京都大学界隈.折田像,着流し,進々堂 etc. 著者が京大理学部動物学教室に在籍した1990年代数年間の回顧録.実態はもっとハチャメチャなんじゃないかと思いつつ読了したのだが,そこはきっと四半世紀が経過したことによる “良識的編集” が施されているのだろうと思う.文字になっていない「裏レイヤー」がきっとあるにちがいない.そういう部分も含めてとても貴重で率直で共感を呼ぶにちがいない自伝だ.略されているファーストネームがすぐに “補完” できる読者ならきっと大喜びするだろう.今に比べて格段に “自由度” の高かった時代の大学ではこういう学生生活があったことをワタクシたちの世代は知っている.本書にはワタクシの知人も何人か登場しているし,以前に関係者たちから聞いてきたいろいろなウワサ話が随所で思い浮かぶ.イラスト秀逸.版元の〈旅するミシン店〉は谷中にある工房.本書は一般の書籍流通ルートには乗っていないとのこと.入手に手こずるかもしれないが多くの読者の手に届いてほしい.

◆午後6時過ぎつくば帰還.今日の都内は最高気温が18.3度と意外に暖かかったが,日暮れて急に寒くなってきた.

◆明日は数理統計研修(応用編)最終日.質問の束が届いている.

◇本日の総歩数=7,928歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.7kg(−0.1kg) / 30.3%(+11.4%)


16 november 2016(水)※谷根千ぜんざいの午後

◆午前5時半起床.朝焼けグラデーションが始まっている.今の最低気温は4.7度とまた冷え込みが強まってきた.初冬の青空は雲ひとつなく,明け方の最低気温は2.8度まで下がった.昨夜のきりたんぽ鍋の偉大なる “遺産” は翌朝に雑炊をつくれたことである.きりたんぽ,エラい! 今日は本郷出撃日なので観音台には近寄らない.

◆[欹耳袋]Togetter -「「紙の辞書はもう死にました」」 ※媒体は「紙」も「電子」も両方欲しいんだけど,つくる人たちが存続できますように.

◆午前9時半,つくば駅.午前9時を過ぎても気温は11度台のすっきりした涼しさ.本郷出撃.千駄木駅で降りて不忍通りをぶらぶら南下した.まずは〈往来堂書店〉にてしばし “新刊壁” にトラップされたのち,根津駅前の〈秋田屋〉にて「ぜんざい(汁なし)」にまたまた誘引された.谷根千エリアはいたるところに強力な “磁石” あり.

◆正午前,弥生坂を上がって弥生キャンパスへ.都内は気温13.1度の曇り空.北風がやや冷たい.

  • [本郷]第3章505字だん.遅々たる進捗. posted at 12:26:18
  • [本郷]第3章286字だん.そろそろ専攻教員会議が始まる. posted at 12:54:53

◆本日の専攻教員会議配布資料は た っ た 313ページである.専攻教員会議・専攻会議・ホームページ委員会 "三連荘" がやっと終わったらもう午後5時.外はすっかり暗くなっていた.つくば直帰.

◆いささか会議疲れしてしまったので,夕餉には今が旬のきのこづくしの一品を用意した.名付けて「きのこ蒸篭蒸しのケッパー&オリーヴオイル和え」.レシピはこんな感じ:

  1. エリンギ,ひらたけ,本しめじ,ブラウンマッシュルーム(要するに何でもOK)を石づきを取って適当にカットする.分量は500〜700グラムくらいあれば十分.
  2. 中華鍋にお湯を沸かし,蒸籠を乗せて,1 のきのこたちを10分間蒸す.
  3. 塩漬けケッパー20個(大きめ)をみじん切りにして,エキストラヴァージンオリーヴオイル大さじ5を投入.
  4. 2 のきのこが蒸しあがったら,ボウルに入れ,3 を投入してよく和える.
  5. 大皿に盛り付けて,レインボウペッパーをトッピング.
  6. 各自お好みでバルサミコ酢をまわしかけてどーぞ.

こういうきのこ料理には〈風の森〉がバツグンの相性だ.うぐうぐ呑んでしまって28BY露葉風70・しぼり華・純米が空っぽになった.在庫がもうなくなってきたんですけど.

◇本日の総歩数=8,837歩. 朝◯|昼−|夜△. 計測値(前回比)= 91.8kg(−0.1kg) / 18.9%(0.0%)


15 november 2016(火)※小春日和つくバス出勤

◆午前5時半過ぎ起床.まだ雨が降り続いている.気温12.9度.つくバス出勤の朝は慌ただしい.雨上がりの観音台はイチョウの落葉の黄色い絨毯が敷き詰められ,遠景の靄が差し込む朝日に白く浮かび上がる.午前8時の気温は13.8度.冷え込みとは無縁の湿った暖かい朝.一時間後には電農館にて数理統計研修(応用編)二日目の高座が始まる.

◆[欹耳袋] Species in the Age of Discordance | 23-25 March 2017, University of Utah, Department of Philosophy, Salt Lake City.

◆午前8時半過ぎに電農館着.「計算機統計学」高座 9:00〜10:30.今日はフシアワセもなく良き日である.系統推定に関わるブーツストラップの質問に答えようとしたら,MEGA 7 for Mac をまだインストールしていなくて,しかも PAUP* が expire していたので,あわててダウンロードした.電農館から農環研へ帰還なう.薄曇りときどき晴れ間.午前11時の気温は17.0度.風もなくぽかぽかと暖かい.

◆[欹耳袋]livedoor NEWS「新大阪駅を発車すると強烈な臭いが…新幹線に豚まんを持ち込む客たち」(2016年11月13日)※こんなに551が糾弾されるとは…….リヴァロとか鮒ずしもきっとアウトなんでしょーね.

◆昼間の最高気温は18.8度だったが,夜になって寒くなってきた.今宵の今季初のきりたんぽ鍋.きりたんぽはけっして煮込んではならぬと秋田県出身者たちから刷り込まれてきた.“お水” は〈不老泉〉山廃仕込純米吟醸・滋賀渡船の冷酒.〈高清水〉とか〈太平山〉にすべきだったかも.きりたんぽ鍋を食べると「ああ,そろそろ “鴨吸い” の季節だなあ」と.別府がワタクシを呼んでいる.

◆[欹耳袋]YAMDAS現更新履歴「クックパッドにおける各国大使館の公式キッチン」(2016年11月13日)

◆[蒐書日誌]『温泉批評・2016年秋冬号』(2016年10月15日発行,双葉社[双葉社スーパームック],東京,ISBN:978-4-575-45644-8 → 版元ページ)※総力特集〈にごり湯の誘惑〉.

◇本日の総歩数=7,501歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.9kg(−0.2kg) / 18.9%(−6.6%)


14 november 2016(月)※雨降る統計研修後半戦

◆午前5時過ぎ起床.気温11.1度.もちろん真っ暗な夜明け前.週明けの観音台は肌寒い曇り空.午前8時の気温は10.7度.先週に引き続き,今週は数理統計研修(応用編)がスタートするので電農館生活が続く.

◆朝イチの┣┣" 撃ち —— 年末までの出張伺をすべて提出した.11月の観音台実在率は「10実在日/20全労働日=50%」,12月は「8実在日/19全労働日=42%」で確定.

◆電農館にて —— 午前10時,電農館着.電農館VCホールには人間やらPCやらの “排熱” を除去するため冷房がすでに入っている./応用編の “出家者” は30名あまりと先週に比べてほぼ半減している.例年通りの “個体数” だ./本日の統計研修高座ではフシアワセが降臨しませんように.すべての “出家者” にシアワセがやってきますように./MacBook ちゃんをラクにしてあげるために,とりあえず Firefox はオフにしないと,また高座中に RStudio がバクダン印とともにダウンしてしまう.夜フクロウはひっそり動かしておいてもじゃまにならないだろう.あ,電源忘れてきた…….はたして「残81%」でいけるか.

◆「多変量解析概論」10:45〜12:15.ものすごく強力なフシアワセが “憑依” してしまい, “除霊” がとてもタイヘンだった.基礎編でもまったく同様の “症状” に出くわしたのだが,Windows 環境で R のパッケージ zip ファイルをオフラインでインストールする際,アルファベット順で「lmtest.zip」まで来るとインストールが強制中断されてしまう.その後の zip に「アクセス不能」との警告が出る.「lmtest.zip」以降のパッケージ群を指定してもダメ.zip ではなく解凍後の「win-library」フォルダーをそのままコピペする “生体肝移植” もダメなケースあり.これは新たなフシアワセであって,対処法がぜんぜんわからなかった.

  • [つくぱ]第3章535字だん.千字の文も一字から. posted at 16:48:38

◆外が薄暗くなってきたので,アヤシイ “お湯” を小脇に抱えて懇親会会場へと向かう.こーいう憑き物の日はしっかり験直ししないといけない.やかん大活躍で一升瓶ごと熱燗になったので,懇親会が始まるころにはちょうどいいぬる燗になっている予定.午後5時半から筑波事務所食堂での懇親会.午後7時半に解散.しとしと雨の中をつくバス帰宅.気温13.7度の暖かい夜.

◇本日の総歩数=9,349歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.1kg(+0.6kg) / 18.9%(−4.8%)


13 november 2016(日)※新蕎麦をたぐるお昼時

◆午前6時半のろのろ起床.晴れ.気温5.6度と冷え込みが戻ってきた.しかし,朝日とともに気温上昇.日差しも暖かく,外出や行楽にはもってこいの日和になったが,諸般の事情で今日はもうひたすら “binge writing” しまくるしかない宿命.妙義山のような険しい “writer's block” が行く手を阻んでいる.カピオでイベントをやっていて大清水公園が大賑わい.

◆[蒐書日誌]柏田雄三『虫塚紀行』(2016年10月刊行,創森社,東京,本体価格1,800円, ISBN:978-4-88340-310-3 → 版元サイト)※そういえば,のうかんけんの昆虫標本館ヨコにも「蟲塚」があるよねぇ.

◆青空が広がる日曜の昼下がりはぽかぽか陽気.今の最高気温は18.6度.金田の手打そば〈いちい〉へ.新蕎麦の十割そば(大盛り)は極太で,これまた沖縄そばを髣髴とさせる.今日の午後は19.2度まで気温が上がり,寒さとは無縁の一日だった.

◆[分類思考]本日の残響:毎日1冊、こちょ!の書評ブログ「日本で一番低い山を知っていますか?~『分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか 』三中信宏氏(2009)」(2016年11月13日)

◆すとんと夕暮れ.東の空に大きな月が昇ってきたが,今夜はまだ「準スーパームーン」か.

◆[欹耳袋]つくば市>(選管発表)つくば市長選挙・つくば市議会議員一般選挙(平成28年11月13日執行).次期つくば市長は「いがらし立青」で確定.

◇本日の総歩数=3,048歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.5kg(−0.4kg) / 30.3%(−0.8%)


12 november 2016(土)※小春日和の暖かい土曜

◆午前7時前,ゆらりと揺れてのっそり起床.雲間から青空がまだらに見える.気温10.6度.週末の観音台へ.国道409号沿いに松代から南下してきた.榎戸以北のフウノキ街路樹はけっこう鮮やかに色づいていたが,以南はまだ緑色率が高い. “榎戸微気象ライン” は健在か.

◆[欹耳袋]つなぽんのブログ「へっぽこポスドクから河野太郎議員へのレスポンス」(2016年11月11日)

◆今日のお昼は天久保に新しくできた〈松屋食堂〉にてチャーシューメン.筑波山麓の松屋製麺所の極太麺.お魚系スープがうまい.豚バラとロースの叉焼.隣の老夫婦は「昔風の喜多方ラーメン」と評.朝7時から営業.カウンター6席のみ.ものすごく太い麺だが,沖縄そばにこういうのがあったなあと記憶がよみがえる.コーレーグースーとかフーチーパーにも合いそうな濃いめの味(血圧ちうい).メニューは「ラーメン」,「チャーシューメン」,「炙り焼き厚切りチャーシューメン」の三種類のみ.

◆正午の気温は17.5度.ひさしぶりの日差しが心地よく暖かい農林団地.筑波事務所構内ののイチョウ並木はすでになかば散ってはいるが今が黄色の見頃か.農環研のフウノキもそれなりに赤く色づいてはいるが,景気が悪いせいかイマイチ冴えてませんなあ.午後5時前に撤収.

◆今宵はひさしぶりにハンバーグを焼いた.何度もつくっているので,レシピを意識したことはこれまでなかったが,きちんと書いておくとのちのち役に立つこともあるだろう.

  1. 合い挽き肉800グラムを室温にもどし,岩塩小さじ1とナツメグ小さじ1を投入する.
  2. 卵1個をボウルに割り入れておく.
  3. 玉ねぎ中1個をみじん切りにして,サラダ油大さじ1でしんなり炒め,冷ます.
  4. パン粉大さじ5を牛乳50ccに漬ける.
  5. 1 の挽き肉を筋繊維がつながるまでよくこねて,2 の卵を混ぜ,さらに3の玉ねぎを投入し,4 のパン粉をよく絞って混ぜる.しっかりこね続ける.
  6. 5をざっくり8等分して100グラム大の小判型ハンバーグに整形する.
  7. 厚手の鉄フライパンを強火で熱し,サラダ油大さじ2を引く.
  8. 6 のハンバーグの片面を焼き(蓋をして5分間),裏返して焼く(蓋をして5分間).これで両面に焦げ目がつく.
  9. 火力を中火にして,しみ出る油を丹念にハンバーグにまわしかける(「アロゼする」).5分程度アロゼすれば中までジューシーに焼きあがる.
  10. トマトケチャップ100cc,中濃ソース50cc,粒マスタード小さじ1をよく混ぜて,電子レンジで温める.
  11. 9 のハンバーグを付け合せの焼き野菜やパスタとともにお皿へ盛り付け,10 のケチャップソースをたっぷりかけて食卓へ.

合わせる “お湯” は滋賀・高島の〈不老泉〉26BY山廃仕込純米吟醸・滋賀渡船・無濾過生原酒の熱燗.ケチャップソースがたっぷりかかった合い挽きハンバーグに太刀打ちできる日本酒は選択肢が限られている.

—— het dagelijkse keukenleven「正調ハンバーグには〈不老泉〉の熱燗を」|クックパッド「ハンバーグと日本酒のマリアージュ」.

◇本日の総歩数=4,225歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.9kg(−0.1kg) / 31.1%(+2.3%)


11 november 2016(金)※冷たい雨が降る観音台

◆午前5時半起床.雨.気温6.5度.夕方のように暗い観音台.雨はざあざあ降り続いている.通勤路を行き交う車はライトを点灯している.午前8時の気温は7.7度.凍える寒さ.今日は数理統計研修(基礎編)の最終日.午後の質疑討論が出番.

◆午前の┣┣" 撃ち —— ユニット紹介文の修正連絡./なろ様による「PC太閤検地」の日程が確定した./異動希望調書の修正版を提出.自分の身を守れるのは自分の力だけであるということ.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 午後1時前,電農館.研修最終日の最後は質疑討論タイム.

  • [つくば]pairwise.t.test() で水準間の対比較をするとき,不等分散の場合は「pooled.sd=FALSE」とする(三輪哲久法話なう). posted at 13:46:26
  • [つくば]library(multcomp) のglht() 内で多重比較の「対」を明示できる(三輪哲久法話). posted at 14:03:21

◆午後2時半に質疑討論を終え,氷雨降る中を農環研帰還.数理統計研修(基礎編)受講生たちは閉講式ののち解散.来週の応用編まで “出家生活” がずっと続く人も.農林団地でいかに週末を乗り切るかは “QOL” にとってとても大事なこと.昼下がりに12度近くまで上がったものの,午後3時の今は10.1度と冷え冷えしている.今夜も何か温かいものを摂取しないと.

◆[蒐書日誌]ご恵贈感謝:橋本毅彦『図説 科学史入門』(2016年11月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1217], 364 pp., ISBN:978-4-480-06920-7 → 版元ページ)※360ページに図版たくさん.

◆氷雨が降り続いた今日は夜になってもうすら寒い湿った冷気が身にしみる.今宵は辛口ビーフカレーにチーズをトッピングしたカレードリアをオーブンでこんがり焼き上げた.カレーに対抗できる “お水(お湯)” といえばこれはもう〈秋鹿〉しかない.「奥鹿」23BY生酛無濾過生原酒・山田錦60%の熱燗は無敵である.

◇本日の総歩数=5,333歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.0kg(+0.3kg) / 28.8%(+1.5%)


10 november 2016(木)※つくばと本郷で統計噺

◆午前5時過ぎ起床.今の最低気温は4.5度.意外に下がっていないな.みごとな朝焼けに染まる東の空.意外に冷え込みがゆるいのは雲が広がっているせいかも.薄曇りの観音台.今朝の最低気温は2.9度までしか下がらなかった.榎戸方面の国道409号も常磐道沿いの側道も渋滞がいつもより激しかった.熊本農試の依頼出張書類を提出して電農館出撃.

◆[欹耳袋]衆議院議員 河野太郎公式サイト:ごまめの歯ぎしり「研究者の皆様へ」(2016年11月10日)

◆午前中は電農館にて「R実習 I」.Rしまくる.薄曇りの昼休み.気温10.0度のうすら寒さ.午前の統計研修を終えて直帰.午後は本郷へ.午後2時,本郷.理学部2号館へ.曇り空の本郷通り.忘れた頃に開講される生物統計学.今日は実験計画法の完全無作為化法の事例を提示しながら,計算の手順と背景の論理について説明した.多重比較までなだれ込みつつ,続きはまた来週.

◆[自然を名づける]BEAYS(新装版)「分類の未来と客観性と~『自然を名づける』を読んで」(2016年5月31日)※「そのうち、本もフルテキストデータ化された上、テキストマイニングで分類するような時代が来るのかしらん。○○と××という単語が頻出するから、とか、比較検討した結果、この本のこの部分は、別の本のある部分を受けて書かれている可能性が86.2%だから、とかで、客観的かつ自動的に分類されるようになる日が来るのかも」— 生物分類学の世界でかつて数量表形学派がたどった道を振り返れば,クラスター分析は確かに “分類” のための手法ではあったが,“生物の分類” では成功せずに撤退した.その結果,生物「以外」への適用により汎用性のあるヒューリスティックな多変量解析法としてより広く用いられるようになった.

◆午後6時つくば帰還.今日は午前いっぱいは電農館にて統計研修,午後は本郷に移動して2号館で生物統計学の講義とフル出動だった.夜になってもうすら寒いので,なめこたっぷりのきのこ汁をつくってみた.ほかには舞茸としめじそして長ねぎと油揚げ入り.那覇空港で買ってきたコーレーグースーをひと垂らし.“お水” は〈風の森〉露葉風・純米しぼり華の残り.きのこにもよく合う.

◆[欹耳袋]Togetter -「小学生の親からの提案『マンション内では挨拶禁止にして』に意見続々「ついにここまできたか」」※子どもが挨拶しないよりも,すれちがう大人が挨拶しないことの方がはるかにオカシイと感じるワタクシ.

◆夜遅く,雨で下界が濡れはじめた.明日はひさしぶりに本降りになるらしい.

◇本日の総歩数=7965歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.7kg(−0.2kg) / 27.3%(+2.2%)


9 november 2016(水)※雨上がり木枯らし一号

◆午前5時半過ぎ起床.雨上がりの曇り空.気温8.4度.観音台は西の方から青空が広がってきた.午前8時の気温は9.2度.北風.予報では関東地方は今年初の木枯らしが吹くとのこと.

◆[欹耳袋] _・) 。oO (「学び」と「気づき」という言葉はすべて「学べ」と「気づけ」という潜在的命令形と考えていいよね)

◆[蒐書日誌]読書の初冬にふさわしい本たちが大挙して着便 —— 結城浩/たなか鮎子[イラスト]『数学ガールの秘密ノート:やさしい統計』(2016年11月7日刊行,SB クリエイティブ,東京, x+301 pp., ISBN:978-4-7973-8712-4 → 版元ページ)※ひさしぶりのテトラちゃんとミルカさん./渡辺澄夫『ベイズ統計の理論と方法』(2012年4月12日刊行,コロナ社,東京,本体価格3,000円, viii+226 pp., ISBN:978-4-339-02462-3 → 版元ページ)/奥村晴彦『Rで楽しむ統計』(2016年9月15日刊行,共立出版[Wonderful R・1], 東京, x+190 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-320-11241-4 → 版元ページ)※本シリーズがこんなに大判の本だったとは意外や意外.てっきり「しまりす本」みたいな携帯サイズだと思い込んでいた先入観のコワさ./松浦健太郎『StanとRでベイズ統計モデリング』(2016年10月25日刊行,共立出版[Wonderful R・2], 東京, xii+264 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-320-11242-1 → 版元ページ)/Ian L. Dryden and Kanti V. Mardia『Statistical Shape Analysis with Applications in R, Second Edition』(2016年7月刊行,Cambridge University Press, Cambridge, xxvi+454 pp. + 16 color plates, ISBN:978-0-470-69962-1 [hbk] → 目次版元ページ

これら必殺な統計本たちの堆積層の底には:安倍夜郎『深夜食堂(第16巻)』(2016年6月4日刊行, 小学館,東京, ISBN:978-4-09-187697-3 → 版元ページ一覧リスト)と最新刊である『深夜食堂(第17巻)』(2016年10月5日刊行, 小学館,東京, ISBN:978-4-09-187847-2 → 版元ページ一覧リスト)が横たわっていた.深夜食堂で味わいつつ統計本を読めという “天の声” かも.

◆今日の観音台は冷たい北風が吹き荒れている.のうかんけんの “陋屋” では窓ガラスの隙間から寒風が吹き込んでこごえそう.瞬間風速10メートルを超える北西風.観音台にも木枯らし1号が吹きつける.気温は11度台.外に出たらさぞかし寒かろう(だから出ない).お昼近くになっても気温はやっと12度台.窓の外を見やると色づいた木々が木枯らしに揺さぶられ,落ち葉が吹き飛ばされているのがわかる.今日の午後は希望調書面談ののち,電農館に出向いて質問対応などお世話係のお仕事をすませ,自宅直帰.

◆夕暮れ時になっても北風は止まず.鮮やかな夕焼けグラデーションは明朝の冷え込みを予想させる.午後5時の気温はまだ9.1度もあるが,これからぐんぐん低下していくにちがいない.来年2月の熊本行きフライト確保.

◆研究室への闖入セールス電話に対しては,定石通りの「受話器開線放置戦術」で撃退すればいい.しかし自宅への乱入セールス電話に対してはそれは使えないが,代わりに「親族危篤演技戦術」を使うとたいていすぐに撤退してくれる.先ほどの乱入に対しては「父が危篤でこれから病院へ」と.

◆夜遅く Windows 10 がまたしても「更新の祭典」に突入しやがったおかげで寝るに寝られない.「更新プログラムを構成しています」というナゾの疑似日本語メッセージ.饒舌なんだけどイミフな文字表現が多すぎる.明日の午前3時間は電農館で実験計画法R演習,午後は本郷に出撃してひさしぶりの #TodaiStat にて実験計画法講義.一日中 “実験計画法” 漬けだけどそれは周知のようにワタクシの世を忍ぶ仮の姿にすぎない.

◇本日の総歩数=7,026歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.9kg(+0.3kg) / 25.1%(−4.9%)


8 november 2016(火)※冷え込む朝のバス出勤

◆午前5時半起床.仄暗い朝焼けグラデーション.気温2.3度.冷え込み強し.青空が広がる早朝.午前6時前に最低気温1.9度となった.もちろん今季最低を更新.午前7時半,つくばセンターからつくバス出勤.観音台は冬めく冷え込みだ.午前8時の気温は7.3度.

◆今日もまた電農館ライフ —— 午後いっぱいは「実験計画法」の高座を務めることになっている.午前中はいちおうフリーだが適当な時間に出撃しないといけない.

◆[欹耳袋]シアワセのかたちはどれも同じに見えるが,フシアワセのかたちはそれぞれちがっている —— 長年にわたって方々でR実習の経験を積んできたおかげで,たいていのフシアワセには即座に対応できるようになったが,それでも新たなタイプのフシアワセに毎回遭遇するので,経験値はどんどん上がっていく.昨日の統計研修R実習のフシアワセのほとんどは,必要なRcmdr関連パッケージ群がちゃんとインストールされていないことが原因だった.あるいは,古いRが残っていて,新しいパッケージとのバージョン不適合というケースもあった.これらのフシアワセは最新バージョンのRに最新のパッケージ群をインストールすることをつねづね心がければ事前回避が可能だろう.その一方で,必要なパッケージ群をzipから解凍できないという重篤なフシアワセは処置がタイヘンだった.何度トライしても途中で解凍が中断されてしまう.どうしようもないので,ちゃんと起動している別の受講者の「library」フォルダー(解凍済みの約10,000ファイル)を丸ごとコピペするという “生体肝移植” みたいなオペを施してやっと成功した.Rがうまく動かないときの施術方針の基本はちまちまとした対症療法ではなく,Rとパッケージ群の丸ごと再インストールにかぎる(今回の数理統計研修のようなオフライン環境だとけっこうじゃまくさい作業になるが).それでダメなら “生体肝移植” という根治療法.ユーザー名がマルチバイト文字だとほぼ治療不能なので,別途PCを貸し出して対応する.

◆午前11時過ぎ,電農館にやや早めの到着.薄雲が広がって日差しが届かないうすら寒い筑波事務所だが,電農館の研修会場は高密度出家者たちとノートPCの排熱でみっしり熱気がこもっている.

  • [つくば]第3章162字だん.ひさしぶりの進捗ツイートである(大汗). posted at 12:26:38
  • [つくば]第3章282字だん. posted at 12:44:02
  • [つくば]第3章254字だん.そろそろ午後の実験計画法の高座が始まる. posted at 12:55:01

◆実験計画法の講義は午後1時〜5時.分散概念の導出から始まって,完全無作為化法と乱塊法まで説明した.午後5時にお座敷がはけて外に出たらあたりはもう暗くなって冷たい小雨が降り出していた.明後日のR実習の時間を使って,さらに乱塊法の深みへ.統計研修のPC実習中にときどき RStudio がオチることがあるのだが,MacBook で Parallels Destop を乗せて Windows 10 を起動するというのはそもそもスペック的にきびしいのかもしれないな.

◆自宅直帰.ぬ〜ぼ〜と時間が過ぎていく.夕刻,予期された原稿加圧メールあり.ポール・シルヴィア語録を反芻する.誰かさんの “檄文” 原稿を読め.夜遅くなっても雨が降り続いている.しかし,そんなことはお構いなしに寝るん〜♫•*¨*•.¸¸♪

◇本日の総歩数=5,317歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 91.6kg(−1.0kg) / 30.0%(−0.8%)


7 november 2016(月)※立冬の電農館出勤開始

◆午前5時過ぎ起床.気温6.5度.立冬の朝の観音台はきりっと冷え込んでいる.街路樹のフウノキから色とりどりの落ち葉が舞い散る季節になった.午前8時の気温は8.7度.青空が高い.今日から数理統計研修(基礎編)が始まる.南から受講生にとってはさぞかし寒さが身にしみていることだろう.

◆[蒐書日誌]農業技術研究所80年史編さん委員会『農業技術研究所八十年史』(1974年12月13日刊行,農業技術研究所,東京, XVIII + 724 pp. → CiNii Books)※わけあってかつて東京都北区西ヶ原にあった農技研のことを調べている.旧・農技研の通史である本書は700頁あまりもある電話帳だ.本書が出版される前年に『未定稿』(→ CiNii Books) なるものが配布されたようで,現在では定本である『八十年史』よりも『未定稿』の所蔵館の方が倍近く多いのは皮肉なことだ.さらに,『未定稿』刊行10年後のつくばに移転する直前1983年11月に100頁余の『追補』(→ CiNii Books)が出されている.

ワタクシにとっていま必要なのは,『農業技術研究所八十年史』の中の「物理統計部」に関する10頁ほどの記述だけだ.旧農技研は日本の農業試験を先導したのだが,1930年代に Ronald A. Fisher 流の無作為化による誤差の偶然化に基づく実験計画法の導入する試みは,誤差そのものを排除しようとする「精密実験法」なる真逆の手法が当時幅を利かせていたため大きく停滞し,第二次世界大戦敗戦後の連合国軍総司令部天然資源局による上からの指導によりやっと定着したという.スネデッカー&コクラン『統計的方法』の翻訳者である畑村又好やその後の日本の統計学を主導する奥野忠一らは戦後の旧農技研でその活動を開始した.物理統計部はその牙城だった.

畑村又好はのちにワタクシの出身研究室である東大農学部「生物測定学研究室」の教授になり,奥野忠一は東大工学部計数工学科に移る前は今ワタクシがいる農環研の研究室のルーツである旧農技研「試験設計研究室」の室長だったので,いろいろと絡み合っている.物理統計部がらみの関係者の多くはかつて個人的に接点のある人たちだったが,もう引退してそろそろ “向こうの世界” に去り始めている.今日から電農館で始まる「数理統計研修」もその始まりは1964年とのことなので,もう半世紀を超える歴史があることを知った.さらにさかのぼれば,その16年前の1948年に,畑村と奥野は早くも各農試の種芸主任を集めて「統計講習会」を開催していたという.

歴史の長い研究機関に所属しているとそれはそれは “昔話” がたくさんある.今の若い世代の研究員たちは自分が生まれる前の事情なんかきっと何も知らないだろうけど,ときどき「一皮剥く」お仕事はワタクシたちの世代の責務かもしれない.とくにワタクシは気分的には “外のひと” なので.半世紀前の奥野忠一は九州各県の農試をまわって実験計画法の講習会を開いていたという.ワタクシがいま同じような九州巡業をやっているのも何かの “縁” かもしれない.ただし,ワタクシの場合はあくまでも「オモテの仕事」として引き受けているにすぎないけど.

日本における農業試験への統計的手法の導入史については次の文献がある:伊勢一男 2006. 日本の農業研究における統計学的実験計画法導入の初期について.生物科学, 57(3): 172-182.

—— 備忘メモ:第二次大戦後に農技研で統計学の推進を旗振りした種芸部長・福島要一は当時の日本ミチューリン協会の会長だったはず.ワタクシはのちに六本木の日本学術会議自然保護研連で福島要一本人と対面することになる.旧・農技研が日本共産党の “細胞” のひとつだったことはよく知られている.福島要一が日本共産党に後押しされたルイセンコ派(ミチューリン運動)の要職にあったのもそのつながりだろう.のちに「メーデー事件」で逮捕長期勾留される伊藤嘉昭もこのころの農技研にいた.西ヶ原時代の昆虫科については:岩田俊一(責任編集)・昆虫科西ヶ原OB会有志『農技研昆虫科 ― 西ヶ原三十年の記憶』(2013年4月発行,非売品, ii+67 pp.)という冊子がワタクシの手元にある.伊藤嘉昭も「メーデー事件被告に研究を許し続けた「農研・昆虫科」」という回顧記事を寄稿している.

◆電農館の日々ふたたび —— 午前9時,電農館へ出撃.筑波事務所のイチョウはあまり色づくことなく虚しく散り始めていた.統計研修の “出家者” たちが続々と集結.午前9時半,数理統計研修(基礎編)開始.午前10時からR作動確認タイム.今年から設けられた時間帯だが,事前にインストールガイドを徹底したものの,やはり方々で大小取り混ぜてさまざまな形のフシアワセが降臨した.TAを3名配置したので大半のフシアワセは即座に蹴散らされたが,大物が数頭生き残り,10時半からのワタクシの統計学概論の時間を削り取ってくれた.

◆正午の気温12.6度.よく晴れて日差しが暖かい.電農館から農環研へ.午後1時過ぎ,所内の小課題検討会議へ.終わったのは午後4時過ぎだった.電農館にとんぼ返りして午後5時まで “R救命措置” 数件,また農環研に戻り〈神亀〉一升瓶のやかん燗つけ.そして筑波事務所食堂の懇親会会場直行.午後7時半まで飲み食いして午後8時すぎにつくバス帰宅.実にめまぐるしい午後から夜にかけての時間だった.

◆夜になって冷え込みがいちだんと厳しくなった.午後11時の気温は4.8度.明日もまた電農館出勤だ.

◇本日の総歩数=8,017歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.6kg(−0.1kg) / 30.8%(0.0%)


6 november 2016(日)※日曜も諸事待ったなし

◆午前5時過ぎ起床.夜明け前の薄暗がり.気温は6.5度まで下がっている.冬がだんだん近づいてきた.冷え込む明け方に親子丼のしたくをする厨房.あちこちから段雷が打ち上がる午前7時.青空が広がる.今朝の最低気温は6.4度.

◆[欹耳袋]中日新聞「【社説】若手に研究費をばらまけ 週のはじめに考える」(2016年11月6日)※「「ばらまく」というと刺激的です。でも、「選択と集中」と称して、流行の分野に大金を注ぎ込むよりもブレークスルーを生み出せそう」.

◆そういえば,以前から私的定番メニューだった「親が多めの親子丼」のレシピはまだ公開していなかったな.下記は二人分なので,たっぷりひとり200グラムのかしわを親子丼にするという “お肉” な一品.

  1. 鶏むね肉400グラムを厚さ5ミリにスライスする.
  2. 厚鍋でみりん50ccを煮切り,1 の鶏肉と日本酒100ccを加えて強火にする.煮立ったら粒山椒10粒を投入して中火のまま15分間煮る.
  3. 粒山椒を取り出し,濃口醤油大さじ1を加えて弱火でことこと15分間煮続ける.
  4. 溶き卵3個を用意し,2/3を3の鍋にまわしかける.半熟に固まってきたら,残り1/3の溶き卵を入れて蓋をして火を止める.
  5. 丼にごはんをよそり,4 を汁ごと盛る.お好みで粉山椒をトッピングする.

甘みがしっかり染み込むように醤油を入れる前に煮るのがコツ.最後のオプションとしては,卵を投入するときに甘くてフレーバーのある日本酒をほんの少し垂らすといい.

この「親が多めの親子丼」は,ふつうにごはんとしていただくのはもちろん.よく味の染みた鶏肉をアテにして日本酒を呑むのはシアワセなひとときである.日本酒として炭酸ガスがシュワシュワするタイプが合うだろう.ワタクシの経験では,天理・増田酒造の〈神韻〉26BY活性純米酒・無濾過生原酒 WT[ホワイト]Version S とか鈴鹿・清水清三郎商店の〈作〉26BY「Prototype-G」直汲み純米無濾過原酒はとても相性がよかった.

—— het dagelijkse keukenleven「親が多めの親子丼にはシュワシュワ日本酒を」|クックパッド「親が多めの親子丼」.

◆日差しがぽかぽかと暖かい昼下がり.最高気温は20.4度まで上がった.竹園の中央公園では〈つくいち〉が,竹園公園やカピオ前でもいろいろイベントが開催されている.ワタクシはといえば,追いつ追われつの観音台へ.この週末はあってないようなもの.

◆午後の┣┣" 撃ち —— macOS Sierra 人柱レポート:Time Machine バックアップの件.MacBook だとたった1時間半で Time Capsule へのバックアップ作業が終わってしまった.どうやら “準備時間” が長くかかるようで,いったん始まったら意外にさくさくと終わった./とりあえず,明日の小課題検討会の資料(コンテンツ)は関係者回覧にまわした./某学会の次期理事依頼を受諾した.

◆午後4時半,観音台を撤収.夕暮れが日に日に早まってきた.暮れなずむ西の空の三日月を見上げながら帰宅.

◆[欹耳袋]日本経済新聞「大学入試国語新テスト、文科省「利用こだわらず」:有力大の対応カギ」(2016年11月5日)※国語だけでなく数学も?

◆明日から二週間は電農館での数理統計研修(基礎編・応用編)がある.担当講義以外の質疑などなどコーディネーターとしてのお仕事も待っているだろう.

◇本日の総歩数=4,656歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 92.7kg(−0.7kg) / 30.8%(+2.7%)


5 november 2016(土)※うすら寒く暖かい週末

◆午前6時過ぎのろのろ起床.曇り.気温8.9度のうすら寒い朝.路面が濡れていたけどいつ雨が降ったんだろう.

◆[欹耳袋]オキナワ話題(1) —— 朝日新聞デジタル「(Re:お答えします)2千円札、いまもあるの?」(2016年11月5日)※確かに沖縄では二千円札の実物を何度も見た./そういえば,沖縄はいま慢性的なヤギ不足で,糸満の〈玉城やぎ料理店〉がワタクシの滞在中に閉店してしまったと聞いた.そんなわけでヤギ刺しとかヤギ汁とかは未履修のまま.

◆曇り空の朝のうちはうすら寒かったが,お昼になって青空が広がり,陽光がさんさんと降り注ぐ.気温は18.9度とイッキに上がり,日なたは長袖では暑いほど.追われる前に追うしかない┣┣" 撃ちの週末.お昼過ぎに観音台へ.

◆[欹耳袋]Colorless Green Ideas「数学好きから統計好きに――『数学ガールの秘密ノート/やさしい統計』」(2016年11月5日)※ワタクシもテトラちゃんの話を聴きに行かないとダメか.そろそろ「統計学へのお誘い本リスト」のアップデートをしないと.

◆[蒐書日誌]オキナワ話題(2) —— R・ゴールドシュミット[平良研一・中村哲勝訳]『大正時代の沖縄』(1981年3月27日刊行,琉球新報社[発行]/那覇出版社[発売],沖縄, 175 pp. → 目次)※高名な動物遺伝学者にして「hopeful monster」説の提唱者としても有名な Richard Goldschmidt による旧日本領紀行文集『Neu-Japan: Reisebilder aus Formosa den Ryukyuinseln ・ Bonininseln ・ Korea und dem südmandschurischen Pachtgebiet』(1927年刊行,Verlag von Julius Springer, Berlin, VIII+303 S mit 215 Abbildungen und 6 Karten → 書評目次)所収の琉球列島「Die Ryukyuinseln」(pp. 111-208)を抄訳した本.そのほとんどは沖縄本島に関する自然・民俗・産業・宗教に関する記述である.原書ではコントラストがもっとはっきりした明瞭なモノクロ写真だが,本訳書の写真は画質が著しく劣化していて,細部が判読できないのは残念だ.

原著者は行く先々で地元民と幅広く交流したようだ.およそ90年前の沖縄や首里の街や人についての記述は,後の第二次世界大戦で大きく損なわれることになった事情を考えれば,重要な歴史記録なのだろう.私が数日間滞在した泉橋あたりのかつての風景も撮られていて興味深かった(pp. 86-87).沖縄戦で破壊されてしまった首里城の元の姿も写真に残されている.原著者は詳細な地名や建物の固有名まではきっちり記していないようだが,訳者はそれらの多くを特定している.

原書の他の章である台湾「Formosa」(pp. 5-110),小笠原諸島「Die Bonininseln」(pp. 209-234),朝鮮半島「Korea」(pp. 235-200),そして南満州租借地「Das südmandschurische Pachtgebiet」(pp. 291-303)も貴重な記録をきっと含んでいるのだろう.

◆[欹耳袋]NHK〈世界入りにくい居酒屋〉※今までまったく見る機会がなかったが,どこの国にもあるんですなあ.「日本入りにくい居酒屋」ならいくつも知っているけど.

◆夜の macOS Sierra 人柱レポート:もう1台の MacBook Pro の Time Machine バックアップは4時間ほどかかったが,無事に完了したようだ.初回だけ特別に長くかかるのだろうか.MacBook の方はもっと時間がかかると覚悟した方がいいか.最新版 R-3.3.2 が公開されていたので,さっそくアップデート.MacBook と MacBook Pro それぞれの R 三点セット for Mac / for Win を全部アップデートしたら夜更かししてしまった.

◇本日の総歩数=3,742歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.4kg(0.0kg) / 28.1%(+2.4%)


4 november 2016(金)※観音台は┣┣" だらけ

◆午前5時過ぎ起床.最低気温は3.7度まで下がっている.朝焼けグラデーション.十日ぶりの観音台にて出勤簿にハンコを押した.しばらく来ないうちに国道沿いのフウノキ街路樹はすっかり色づいていた.今朝の最低気温は3.6度と北関東らしい冷え込みになった.朝イチの BGM はネーネーズ.留守の間にいたるところで┣┣" が繁殖していてその退治に追われる一日になる宿命.沖縄土産を渡そうとしたら,すでに定山渓に行ってしまった室員1名あり.

◆[欹耳袋]Togetter -「文科省関連書類におけるネ申エクセル問題解決に向けての動き(2016年11月3日現在)

◆午前の┣┣" 撃ち —— 朝早くから盛大なる「┣┣" 撃ちの祭典」を繰り広げているのだが,ぜんぜん個体数が減った気がしないんですけど.

◆[蒐書日誌]石原あえか『近代測量史への旅:ゲーテ時代の自然景観図から明治日本の三角測量まで』(2015年9月刊行,法政大学出版局,東京, 本体価格3,800円, ISBN:978-4-588-37123-3 → 版元ページ)※うわぁ,一年も前に出た本なのにワタクシの蒐書アンテナにはヒットしなかったという不覚.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 来年2月中旬に富山市で開催される北陸病害虫研究会の第69回研究発表会での特別講演に呼ばれているので,日程確認の上,はやばやとホテル確保に走る.出張先のホテルはつねに先手必勝なので./来週からの二週間は電農館での数理統計研修(基礎編・応用編)でのお座敷が待っている.受講者は心して “出家” するように.テキスト着弾./首都大学東京の提出レポート確認./来年2月の熊本巡業日程が確定したのでとりあえずホテル確保.あとはフライトか.

◆沖縄からつくばに帰ってくると寒さが身にしみる.ひさしぶりにシンプルなスペイン風オムレツをつくった.

  1. 常温に戻した卵6個を3個ずつボウルに割り入れ,ざくっとかき混ぜる.
  2. 玉ねぎ大1個は薄切りにしてサラダ油大さじ1できつね色になるまで中火で焦がさずに炒める.
  3. ジャガイモ中3個は皮を向いて5mm厚にスライスして水にさらし,電子レンジで固茹でにする.
  4. 2 の玉ねぎに 3 のジャガイモを加え,木べらで粗くつぶしながら炒め合わせる.塩胡椒は適量.
  5. 10センチサイズの厚手の鉄オムレツパンを弱火で熱し,十分に熱くなったらオリーブオイル大さじ1をひいて,1 の卵3個を投入し,4 の半量を入れて均一に伸ばす.
  6. 半熟状態のまま皿にいったん取り出す.
  7. 残りの卵3個をオムレツパンに投入し,4 の残り半量を加えて同様に焼く.
  8. 6 を 7 の上に乗せて貼り合わせる.弱火のまま5分焼く.
  9. 皿に取り出しては上下裏返しにして弱火で5分焼くという作業を10回繰り返して完成.熱いうちにカットして食卓へ.

使う食材はとてもシンプルだがとにかく時間がかかる.焦って焼くと生焼けになってしまうので要注意.ポイントは上半分と下半分を別々に焼いて貼り合わせること.これで厚さ5〜6cmのスペイン風オムレツならばフライパンで焼くことができる.カットしてみると中心部分はやや半熟だが,外側はしっかりきつね色に焼けている.お好みでトマトケチャップを添えるといい. “お水” は〈風の森〉28BY露葉風70・しぼり華・純米を抜栓.〈風の森〉は卵料理や野菜料理と相性がいい.ふっくら焼けた卵の風味と炒めた玉ねぎとジャガイモの甘みが〈風の森〉の微炭酸に合う.

—— het dagelijkse keukenleven「スペイン風オムレツには〈風の森〉を 」 |クックパッド「スペイン風オムレツ」.

◆夜が更けてまた寒くなってきた.那覇とは大違いだ.

◇本日の総歩数=5,092歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 93.4kg(+1.2kg) / 25.7%(−5.1%)


3 november 2016(木)※首里城からつくば帰還

◆午前6時半過ぎにのろのろ起床.晴れ.気温22.0度.北風強し.いい天気だねぇ.統計研修が昨日で終わったので,今日は文化的に過ごすしかない.

◆[欹耳袋]BBC | Native English speakers are the world’s worst communicators | 31 October 2016. ※良記事である.「English speakers with no other language often have a lack of awareness of how to speak English internationally」— あるあるすぎる.

◆午前9時過ぎに旭橋のホテルをチェックアウト.ゆいレールで終点の首里駅へ.那覇の街並みを見下ろしながらゆいレールはしだいに高度を上げていく.朝から青空が広がる首里は気温が24.9度と夏日がもどっていた.

◆首里城祭り最終日の今日は城下の沿道に露店が並び,首里城内は観光客や修学旅行生たちでとても賑わっていた.みごとなアーチを描く城壁が青空をくっきりと切り取っていた.首里城下にある赤屋根の沖縄県立芸術大学で学園祭で開かれていて,正門前の陶器市で泡盛のカラカラ(酒器)をひとつ手に入れた.日頃は泡盛を飲む習慣はないが,日本酒用に使うことにしよう.首里の丘から遠くに広がる青い海が今回の旅の終わりを告げる景色となった.

◆[蒐書日誌]旅先読了本 —— 石川桂子(編)『竹久夢二詩画集』(2016年9月16日刊行,岩波書店[岩波文庫・緑208-1],東京,338 pp., ISBN:978-4-00-312081-1 → 目次版元ページ).前半はカラー図版込みの詩画集だが,後半のエッセイ集が意外におもしろかった.

◆今年もこれから冬にかけて,つくばを含めて各地で統計研修を担当する予定がほぼ隙間なく詰まっている.統計的なものの考え方から始めて基本的な知識の体系づけをすることが任務なのだが,R を用いた実習ができるようになってからというもの,単に講義をするだけではなくハンズオン的アクティヴラーニングを取り込めるようになった.もちろん,パソコンを用いた実習を組み込むといろいろな “フシアワセ” がふいに降臨してその対応に時間が盗られるデメリットはあるが,全体としてはメリットの方が多いと思う.さらに,農業試験場などでの統計研修では個別の統計コンサルティングがとてもたいせつで,受講生が担当している研究課題に直結する統計的問題にひとつひとつ対処している.そういうコンサルティングは,目の前に立ちはだかる “壁” を乗り越えるためだけではなく,受講生が将来的に統計学を(基本的に)独学していく動機づけにもなるだろう.一方,教える側の “心得” としては,どんな質問やコンサルティングにも全方位対応できるだけの準備ができていることかな.詳細にわたる対応がひとりではムリなことは当然なのだが,こういうやり方が使えそうとか,こんなアプローチがありそうという基本方針をいくつか提示するするだけでも手がかりとしては十分だろう.要は,いたずらに統計理論の細部にこだわることではなく,いつも全体像と鳥瞰図がイメージできるような高座をすること.統計データ解析にはひと連なりの “ストーリー” があることを実感してもらうこと.受講生に「自分もやっていける」という自信をつけてもらうこと — これが統計噺家の仕事.

◆お昼前に旭橋に戻る.今回の滞在での最後の沖縄そばは旭橋駅直近の沖縄料理〈あさひ〉へ.注文した「てぃだかんかんそば(中・炙りソーキ入り)」はラー油が効いたラーメンのようなフシギ系沖縄そばだった.沖縄そばの多様性と地域分化にはめくるめくものがある.来年また食べに来るからねー(予算が取れればの話だけど).

◆お昼過ぎ,那覇空港へ向かう.最高気温は25.4度の夏日ライン超え.やや遅れて離陸.機内は往路以上にガラ空きだった.やはり中国や台湾,韓国からの団体旅行がこの季節の沖縄を支えているのか.羽田空港第一ターミナルには午後4時過ぎに着陸した.東京は19度.さすがに半袖アロハは浮きまくっている.彼我の気温差のギャップはタダゴトではないけど,だからといってコートとかマフラーとかダウンとかフライングでしょ(TX車内).午後6時過ぎ,つくば着.気温8.1度のアナザー・ワールド.午後10時,気温5.4度.これを「低温攻撃」と呼ばずしてどうする.同時刻の那覇は20.9度までしか下がっていない.この “格差” はどうしようもない.さぞやクースーがうまかろう.

◆午後11時を過ぎて気温4.8度.凍死しないうちにおふとんと毛布に潜った方がよさそうだ.明日は10日ぶりの観音台実在日.

◇本日の総歩数=14,309歩. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


2 november 2016(水)※糸満統計巡業の千秋楽

◆午前5時半にいったん起きたのに二度寝の過ち.曇り.気温21.8度.地元のみなさんは「寒い」を連発するにちがいない.

◆[欹耳袋]朝日新聞デジタル「(ひと)久保田信さん ベネチア映画祭のレッドカーペットを歩いたクラゲ研究者」(2016年11月1日)./けいそうビブリオフィル「『生物学の哲学入門』刊行記念ブックフェア「哲学で探る生物学の世界」」(2016年11月1日)

◆午前10時過ぎ,糸満.今日は統計研修の最終日.北風がサトウキビ圃場の上を吹きわたっていく.気温22.6度.オキナワ的には十分に「寒い」とのこと.

  • [糸満]最終日は線形統計モデルの噺をする. posted at 10:27:14
  • [糸満]モデル選択論の解説と実習だん. posted at 11:55:58
  • [糸満]質疑コンサルティングタイムなう. posted at 15:38:14
  • [糸満]統計お座敷全日程だん. posted at 15:55:06

◆糸満研修後,所長さんに那覇まで送っていただいた.今日の最高気温は24.2度.昨日から吹き始めた強い北風はこちらの言葉で「ミーニシ」と呼ぶとのこと.冬が来る兆候らしい.

◆オキナワ最後の夜 —— 糸満での三日間の統計巡業が千秋楽を迎えた今宵は,農研センターのエラいさんたちに連れられて,旭橋エリアの居食屋〈あがり〉というお店へ.オキナワの農林水産畜産業はこれからどうあるべきかというやりとりが頭上を行き来しつつも,〈北谷長老〉のボトルがほぼ空っぽになって,那覇最後の夜はやはりうう…….〈あさひ〉を出て,「では最後のシメに」とすぐ近くの〈琉球麺屋かりゆしそば〉へ.豚骨系スープの軟骨ソーキそばを完食する午後11時.那覇の夜を冷たいミーニシが吹き抜ける.

◆明日はつくばへのゆったり帰還日.

◇本日の総歩数=4,361歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


1 november 2016(火)※北風に戦ぐ砂糖黍圃場

◆午前5時半起床.気温25.5度の熱帯夜.なっは〜 (●'◡'●)ノ♥ そして,盛大にうう…….今日も朝からお座敷があるんですけど.午前10時,糸満.今日は夏の日差しがことのほか強い.午前10時の気温は27.5度.

◆[欹耳袋]備忘メモ:沖縄都市モノレール〈ゆいレール〉は,券売機で(普通サイズの)切符を買って,そのバーコードを改札で読み取らせる.指の太いワタクシはそーいう “繊細” な作業はとても苦手である.ゆくゆくは SUICA とか ICOCA みたいな全国共通の交通ICカードが使えるようになるのだろう.

  • [糸満]実験計画法の前半の解説.これから正規分布の女神様が降臨する. posted at 11:24:26
  • [糸満]分散分析まで説明したところでランチタイムなう. posted at 12:05:34

◆今日のお昼は〈よしもと食堂〉にて「よしもとそば(大)」を注文.ソーキとアーサ,そしてお豆腐がドン!と乗っかっているめずらしい沖縄そばだった.午後になって雲がかかり,強めの北風吹きつけ,試験圃場の砂糖黍がそよいでいた.誰もが「涼しい」とか「寒い」と言っていたが,気温は夏日ラインを大きく超えているんですけど.

  • [糸満]一要因乱塊法まで説明だん. posted at 14:55:20
  • [糸満]二要因乱塊法説明だん. posted at 15:31:19
  • [糸満]分割区法と細分区法だん. posted at 15:55:35
  • [糸満]統計お座敷二日目だん. posted at 16:20:43

◆午後5時半にホテル帰還したら,すぐ暗くなってきた.月例アナウンスをメーリングリストに送信し,夜の再出撃へ.強い北風が吹いても気温はまだ23.8度もある.半袖アロハと裸足サンダル以外の服装はありえへんな.

◆今宵は独り呑み.まずは国際通りの横丁の奥にある〈カラカラとちぶぐゎ~〉にて琉球泡盛の奥義に触れた.瓶採りの泡盛古酒はオンザロックで.グルクンの唐揚げを注文したら丸ごと一匹が運ばれてきた.久米島の泡盛蔵元が同席.今日11月1日は「泡盛の日」と聞いた.続いて日本酒バー〈ちろり〉へ.国際通り近辺だけでも8軒の日本酒バーがあると店主から聞いた.この店も今年8月に開店したとのこと.鹿児島以南は日本酒不毛地帯と思い込んでいたが,実はそうではないようだ.

◆またしても,うう……

◇本日の総歩数=7,574歩. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測


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