【書名】雑穀の自然史:その起源と文化を求めて
【編者】山口裕文・河瀬眞琴
【刊行】2003年9月10日
【出版】北海道大学図書刊行会,札幌
【頁数】viii+250 pp.
【定価】3,000円(本体価格)
【ISBN】4-8329-8051-3



【目次】
はじめに

第I部――雑穀とは何か

第1章:雑穀の種類と分布(山口裕文) 3
第2章:アワの遺伝的多様性とエノコログサ(河瀬眞琴・福永健二) 5
第3章:雑穀の祖先,イネ科雑草の種子を食べる:採集・調整と調理・栄養(河井初子・山口裕文) 30
第4章:雑穀のアミノ酸組成と脂肪酸組成(平宏和) 40
第5章:先史時代の雑穀:ヒエとアズキの考古植物学(吉崎昌一) 52

第II部――日本と東アジアの雑穀

第6章:日本のソバの多様性と品種分化(大澤良) 73
第7章:飛騨の雑穀文化と雑穀栽培(堀内孝次) 86
第8章:東アジアの栽培ヒエとひえ酒への利用(山口裕文・梅本信也) 101
第9章:南西諸島のアワの栽培慣行と在来品種(竹井恵美子) 114
第10章:照葉樹林文化が育んだ雑豆“あずき”と祖先種(山口裕文) 128

第III部――半乾燥地の雑穀

第11章:雑穀の亜大陸インド(木俣美樹雄) 145
第12章:ネパールにおけるセンニンコク類の栽培と変異(南峰夫・根本和洋) 163
第13章:南アジアにおけるゴマの利用と民族植物学(河瀬眞琴) 176
第14章:作物になれなかった野生穀類(三浦励一) 194
第15章:雑穀のエスノボタニー:アフリカ起源の雑穀と多様性を創りだす農耕文化(重田眞義) 206

引用・参考文献 225
索引 241

著者紹介 249