【書名】鯰――魚と文化の多様性
【編者】滋賀県立琵琶湖博物館
【刊行】2003年3月20日
【出版】サンライズ出版,彦根
【叢書】淡海文庫26
【頁数】220 pp.
【定価】1,200円(本体価格)
【ISBN】4-88325-136-5

【目次】
はじめに 6

第一部:ナマズからみた文化の多様性
 鼎談――鯰(ナマズ)の魅力(秋篠宮文仁・秋道智彌・川那部浩哉) 15
  ナマズ紳士録――ナマズ類にみる多様性(小早川みどり) 46
 ナマズの東進と人間活動――遺跡の魚類遺体から(宮本真二) 55
  琵琶湖産二種のナマズ報告の思い出(友田淑郎) 67
 文化のなかのナマズ――メコンとニューギニアの事例から(秋道智彌) 73
  ナマズはどのように描かれてきたか?
   ――本草学から鯰絵まで(北原糸子) 86
  如拙筆『瓢鯰図』の推理(吉野裕子) 95

第二部:田んぼとナマズ,そして人
 ナマズはなぜ田んぼをめざすのか?(前畑政善) 107
 漁・食・祭(安室知) 122
 水田漁撈は消滅したか?
  ――水田の遊びにみるホリとギロ(ン)のムラの過去と現在
  (牧野厚史・大塚泰介・矢野晋吾) 136
 ナマズ,そして農民と湖,漁民と水田(大槻恵美) 154
 総合討論:鯰からみた田んぼのゆくえ
  (司会:牧野厚史/
  北村孝・北村勇・泉峰一・藤岡康弘・大槻恵美・前畑政善) 165

引用・参考文献 215
本書作成にあたって協力いただいた個人・団体・機関 217
執筆者略歴 218