【書名】恐竜と遊ぼう:博物館で恐竜を100倍楽しむ方法
【著者】北村雄一
【刊行】2002年07月15日
【出版】誠文堂新光社,東京
【頁数】79 pp.
【定価】1,200円(本体価格)
【ISBN】4-416-80224-2

【目次】
1.生物を整理してみよう
 分類する哲学者/分類される恐竜
 もっと詳しく
2.整理の仕方
 すっきりさせたい/でもどうやって?
 類とはなんだろうか?
 ダーウィンの解釈
3.生命の樹の作り方
 最節約の原理
 生命の樹をつくると生物の特徴の意味が分かる
4.鳥とティラノサウルス
 カラス・ヴェロキ・ティラノの比較
 テストしてみよう
 ティラノとアロサウルス
 巨大化と狩りの違い
 羽毛があった?
5.ティラノサウルスの歴史
 ティラノサウルスはいかにして現われたか?
 巨大かへの道
6.大空を飛ぶ恐竜
 始祖鳥はそもそも鳥なのだろうか?

【感想】
幕張での恐竜博開催を受けて,今年になってから「恐竜本」が大量に出始めた.もちろん,本書もそういう客筋を狙ってはいるのだろうが,それだけではない.分岐学の原理と phylogenetic taxonomy について,恐竜を題材にしてすごくうまく説明されていると思うよ,北村さん.