● 2010年5月22日(土): ワイキキを吹き抜ける風に点心も飛ぶ

◆アロハ!先ほどホノルル国際空港からワイキキに到着し,Hilton Waikiki Prince Kuhio にチェックイン完了.インターネット接続もOK.山越えの乾燥した風が吹いて体感的には日本よりも快適かもしれない.正午の気温は26度とのこと.とっても快適〜.とてもいい環境ですが,肝心の発表準備がこれからだったりします(汗).口頭発表さえなければパラダイスなのにっ!思い起こせば昨夜はぜんぜん寝ていなかった.そろそろガス欠になりそうなので,しばし落ちます…….午後3時から大会参加受付で午後6時からはホテルのプールサイドで歓迎パーティがある.飲むことだけはしっかりこなそうとするワタクシって….

◆[分類思考]本日の残響:マネージャーの読んだ本「100521分類思考の世界」(2010年5月21日) ※まことにご迷惑をおかけしました〜./[系統樹思考]本日の反響:HEAVEN INSITE's Blog「福岡先生への手紙」(2010年5月18日)

◆一休みしたので,ホテルのロビーに降りて大会参加登録をしてきた.真っ赤なハイビスカス柄のコングレスバッグを開けてみたら,フリスビー,保冷バッグ,耐水ケース,お土産ペンの横にハデハデな講演要旨集とメモ帳が申し訳のように入っていた.Hennig Society,大丈夫か….ぶらりぶらりとホテル周辺を散策してみた.ワイキキ・ビーチは一街区歩けばすぐのところにある.紫外線たっぷりの陽光に日焼けした老若男女がいわゆる「海辺の風景」をつくっていた.〈ABC Store〉で買いものをして帰る.パイナップルが安くてうますぎます.コワいですぅ.

◆先ほどまで Hennig Meeting のオープニングパーティがホテルのプールサイドでありました.風がとても強くて半袖だと肌寒いほど.今回は何人くらいの参加者がいるのか定かではないが,毎回「少数精鋭」というか「前衛小集団」というか,小さく鋭く身軽にが身上の学会.日本からの参加者の一人は人生最初の「国際会議デビュー」が今回の Hennig XXIX だという.この学会のローカルルールは「質疑に時間制約をいっさい設けない」で,トーク後のやりとりが燃え上がると中断動議があるまで続ける.この学会で生き延びればどの国際会議でも大丈夫.

◆オープニングパーティで供されたタロイモの「ポイ(poi)」− POYではない(W. Wheelerさんはご機嫌だった) −はフシギな味わい.というか,これといった「味」がしないような気がするんだけど,ハワイではよく食されるという.「POI」はこのまますくって食べるそうで….フシギフシギな食べ物.その他,餃子や点心,トラッドなチャーシュー(周囲が真っ赤なアレ),春巻きやにぎり寿司などアジア系にはとてもなじみのあるものがパーティで出されたのだけれど,異国感はあまりしない.アルゼンチンのマルベック種の赤ワインが出されたのはビックリだった.距離的に中南米に近いから.果物がとりわけ甘みが強くしかも安いのは驚くばかり.

◆ヒソカに画策している『生物系統学入門』のwikiに侵入し目次を書き換えてみた.ほほぉ,これ「ワクチン」なしに読んだら死にまっせ,みんな.「入門」という甘い言葉で読者を釣って,深みに誘い込もうという究極のワルいひとたち.誘蛾灯をもっとたくさん設置した方がいいですよ.

◆なんだかいきなり異国ならぬ異界に放り込まれたようで,時差ボケもあるみたいだし,とにかく寝てみるか.


Index: Hennig XXIX Diary, Honolulu, Hawaii

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