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日録2022年5月


26 mei 2021(木)※今日もオンライン高座

◆午前5時前起床.晴れ.気温14.9度.南南東の風.雲が多めの観音台の朝.午前8時過ぎの気温はもう22.0度.湿気も多いし,あまり爽やかな天気とは言えない.

◆本日の執筆進捗 ——

◆薄曇りの昼休みは蒸し暑い.正午の気温は24.2度と夏日ラインには届かないが,南東からの湿った風が吹き込んで,湿度は56%.徘徊なしなので対カラス夫婦バトルは今日はお休み.今日のお弁当は「衣笠丼」.きつね丼の卵とじバージョンね.伏見桃山あたりでは「桃山丼」なるご当地ネームあり.

◆午後のお座敷 ——

  • #TodaiStat 実験計画法の休憩中. posted at 15:52:31
  • #TodaiStat 完全無作為化法の解説と実習は終わりました.来週は月曜4限にも講義がありますのでお忘れなく. posted at 16:38:57

◆今宵の〈みなか食堂〉厨房は実験室.東新井の〈Gigi osteria〉で感激した「ブロッコリーの丸茹で」の再現実験.最初の試行として,沸騰させたお湯で「根元5分→蕾3分」という “上下反転茹で” を.根元はいい感じだが,蕾はもう少し茹でてもよかったかも.EVオリーブオイルと岩塩でいただく.

メインは牛もも肉のラグーをトマトソースでしこんだ.トマトの酸味がきつかったので,牛乳を投入してまろやかに調味.パッケリは規定時間(10分)のほぼ2倍の22分間かけてゆっくり茹であげた.これでちょうどいいくらいの歯ごたえになった.パッケリは長く茹でないとタイヘンなことになる.

そして,今夜の赤い “お水” はトスカーナの〈Pacina 2013〉を抜栓.

◇本日の総歩数=3,413歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.30kg (−0.90kg) / 29.6% (−0.2%)

25 mei 2021(水)※千字の文章も一字から

◆午前5時前起床.晴れ.気温15.4度.南東の風.白い雲が広がる観音台の朝.気温は午前9時前には22.9度まで上がってきた.南風.今日も夏日ライン超えは間違いないだろう.

◆本日の執筆進捗 ——

◆今日の最高気温は27.4度の夏日になった.西日の直射日光から逃れられないつらさよ…….

◇本日の総歩数=2,394歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.20kg (+0.20kg) / 29.8% (+0.6%)

24 mei 2021(火)※酒池肉林のビステッカ

◆午前5時前起床.曇り.気温14.5度.東北東の風.曇り空の観音台.午前8時の気温は18.5度.南南西の風.湿度79%とかなり湿っている.居室の窓を全開にして,扇風機をぶん回す.

◆本日のお座敷 ——

◆午後の最高気温は25.8度の夏日となり,今年も西日の攻撃が始まった.ブラインドや扇風機では戦力的に太刀打ちできないが,全館冷房が稼働するのは一ヶ月先のこと.

◆本日の執筆進捗 —— 少しずつ:

◆今宵は東新井の〈Gigi osteria〉にて酒池肉林.健康的な食前酒はドライ・ヴェルモット.タスマニアのビール〈Forth All Grain Farmhouse Ale〉には蕎麦・ライ麦・キヌアが入っているが,ホップは使われていない.目が覚める酸味.

新たまねぎとハーブのフリッタータ,青唐辛子と山椒のアーリオオーリオ,定番のトリッパのトマトソース煮込みなどを味わったのち,メインは1kg超のビステッカが登場.

白い “お水” (PistaRaspi Apiua 2019)や赤い “お水” (Poderi Sanguineto I e II Rosso di Montepulciano 2015)の瓶が空っぽになって最後は Levi のグラッパで〆.良き夜だった.

◇本日の総歩数=4,714歩|0回. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 87.00kg (+0.7kg) / 29.2% (−1.4%)

23 mei 2021(月)※青空にいきなり雨雲が

◆午前4時半起床.夜半に雨雲が通り過ぎ,午前3時には15.0mmのまとまった雨になったようだ(爆睡中につき未確認).早朝の今は曇り空.気温14.4度,東風.

◆いつもより早く観音台に着く.午前8時前の気温は16.7度.北北東の風.午前8時より前にタイムカードを打刻すると,なろ出退勤システムが「勤務時間と異なる理由を述べよ」と詰問するので,「私的な習慣」という選択肢で定型的に返答する.

◆午前8時半,いきなり雨がざあざあ降り出す観音台.つくばだけピンポイントで降られているみたい.雨男/雨女は誰だ!  しかし,たった半時間で雨は止み青空が広がってきた.くるくると目まぐるしすぎる.

◆日差しは強いが風は意外に涼しい昼休み.上空に寒気が入っているせいか.今日は歩き読みではなく,新兵器の “如意棒” を手にして,例の兇悪カラス夫婦とのバトルが目的だ.先日振り回した “草薙剣” の竹の物差しでもいいのだが,携帯性がどうにもよろしくない.今回手にした “如意棒” はたためば10cm,伸ばせば70cmになる.

この “如意棒” はシニア世代の研究者ならよくご存知のスライドポインターだ.レーザーポインターが登場する前はこういう “棒” を学会会場で振り回して熱弁を振るったものだ.その後,各色のレーザーポインターが出回るようになり,この “如意棒” の出番はしだいになくなって引き出しの奥に押し込められることになった.しかし,この非常事態に直面して(いささか場違いな)再度の動員とあいなった.

今日の “野外実験” の範囲では, “如意棒” には竹の物差しと同等の対カラス防御力がある感触を得た.この “如意棒” は本体が銀色なので,太陽光が当たればキラキラ光るところもまた効力を上げているのかもしれない.攻撃の機会を奪われたカラス夫婦はくちばしを枝に叩きつけて怒っていた. “野外実験” はまだ続く.

◆[蒐書日誌]ワタクシが昼休みにカラスと戦っていた間に,いただきものの新刊が届いていた:山本貴光『マルジナリアでつかまえて2:世界でひとつの本になるの巻』(2022年5月18日刊行,本の雑誌社,東京, 303 + xii pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86011-468-8 → 版元ページ)※2020年に出版された第一作:山本貴光『マルジナリアでつかまえて:書かずば読めぬの巻』(2020年7月31日刊行,本の雑誌社,東京, 309 + viii pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86011-445-9 → 版元ページ)の続編.第一作と同じく冒頭にはカラー図版が32ページも付けられていて眼福至極.

◇本日の総歩数=6,510歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.30kg (−0.5kg) / 30.6% (−0.5%)

22 mei 2021(日)※初夏の陽光の洞峰公園

◆午前6時前起床.雨上がりの曇り空.気温14.9度.北風.青空と日差しが戻ってきた洞峰公園に向かって徘徊.〈コーヒー・ファクトリー〉にて珈琲豆を確保する.風は涼しくても歩けば暑い.これ道理.

◆[蒐書日誌]本日の歩き読み本:桑木野幸司『ルネサンス:情報革命の時代』(2022年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1655],東京, 349 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-480-07474-4 → 目次版元ページ)第4章「ネオラテン文化とコモンプレイス的知の編集」(pp. 147-198)読了.「コモンプレイス的知」について論議が進む.

「そもそもラテン語で『読む』を意味する動詞 legere には『集める』,さらには『奪い取る』という意味さえあった.要するに,記憶し学ぶに値するものを採取するのが,本来の読書の意味であったのだ.それはきわめて能動的な営為といえる.」(p. 174)

「実際どのような手順で一冊の本から語句抜粋が行われていたのだろうか.多くの場合,あとでまとめてノートに書き写したようだ.そのため,印刷本の_ページ余白_【マージン】に様々な記号や短いコメントを書き込む慣習が生まれた.十六—十七世紀の蔵書を見るとそれが分かる.」(p. 174)

「読書のさなかに欄外にメモを書き込み,抜粋し,アレンジを加え,自らの執筆に再活用してゆく,というインプット→アウトプットの知的サイクルの中で,コモンプレイス・ノートはむしろ,中央の結節点を形成していたといえる.」(p. 190)

—— 著者の言う「コモンプレイス的知」が,ルネサンス時代にあっては,ピエール・バイヤールの言う「共有図書館」に相当する強力な影響力を有していたということか.

◆朝のうちは日差しが暑かったが,午後になって東風が吹き抜けて涼しくなった.今夜の〈みなか食堂〉はささやかなシーフード・パエリアとともに,〈生酛のどぶ〉の炭酸割りのシュワシュワを味わった.この四合瓶は空っぽになったので,酒瓶の在庫確認をして補充しておかないと.

◇本日の総歩数=6,210歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.80kg (−0.30kg) / 31.1% (+1.2%)

21 mei 2021(土)※バラとサワーエールと

◆午前6時過ぎ起床.曇り.気温17.7度.東南東の風.そのうち雨が降り出した.

◆土曜の┣┣" 撃ち —— 国立国会図書館オンラインのデジタルコレクションは以前から参照していたが,絶版本などの資料がオンラインで個人閲覧できるようになったとのことで,これを使わない手はないだろう.参照:ITmedia NEWS「国立国会図書館が所蔵する絶版本、PCやスマホで閲覧可能に 約153万点 きょうから」(2022年5月19日).さっそく個人ユーザー登録をした.簡易登録は即時完了.しかし,本登録には数日かかるとのこと.

◆曇り空の午後は古来の〈つくばローズガーデン〉へ.いまが見頃の園内を一周りしてから,遅めのランチは〈ナチュカフェ〉にて千葉県産クロダイのムニエルを.

◆終日はっきりしない空模様の一日だった.

雨降る夜の〈みなか食堂〉は,今宵満を持して〈ヤッホーブルーイング〉限定醸造「バレルファーメンテッドサワーエール」を抜栓しました.木樽で2年も熟成させたというサワーエールは,熱々のラクレットにピッタリの深みのある味わい.

◆[系統樹思考][分類思考]夏の扉へ「系統樹・分類思考の世界」(2022年5月9日).

◇本日の総歩数=2,325歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.10kg (+0.25kg) / 29.9% (−0.4%)

20 mei 2021(金)※昼休みのカラスバトル

◆午前5時前起床.晴れ.気温13.7度.東北東の風が涼しい.朝の観音台は薄曇り.西風.午前8時の気温は19.5度と昨日よりも格段に高い.

◆[欹耳袋]Togetter -「亡くなった伯父から預かったSDカードに、戦中〜戦後に祖父が撮影した大量の写真が入ってた→有識者から撮影場所の考察が集まる」.

◆薄曇りの昼休みは最高気温が25.2度と昨日よりは低かったが,ほぼ無風で蒸し暑かった.それでもロングコース徘徊.途中,例の兇悪なカラス夫婦にまたも攻撃を仕掛けられたが,わが研究室の “草薙剣” と呼ばれる?半世紀前の竹の物差し(50cm長)を振り回したら御利益があった.ありがたやありがたや.この年季の入った物差しは,当研究室がかつて大麦の圃場実験をしていた時代に,圃場の畝立てに使われていたものだ.前世紀末以来何十年も引き出しの奥に静かに眠っていたが,よもや21世紀になって “カラス対抗バトル” に動員されようとは思わなかったにちがいない.鵜飼さん,どうもすみません.

◆[蒐書日誌]本日の歩き読み本:桑木野幸司『ルネサンス:情報革命の時代』(2022年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1655],東京, 349 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-480-07474-4 → 版元ページ)の第3章「印刷術の発明と本の洪水」(pp. 111-146)と第4章「ネオラテン文化とコモンプレイス的知の編集」(pp. 147-198)の途中(p. 172)まで読了.第4章のキーワードである「コモンプレイス(loci communes)」的な知とは汎用性の高い言葉・概念・推論様式の集大成に当たるものとされている(pp. 168-170).古代ギリシャから伝わる弁論術/修辞法を総括した体系と考えればいいのだろう.

◆本日の進捗 ——

◆夜風が涼しい今宵の〈みなか食堂〉は,いただきものの久保本家酒造〈生酛のどぶ〉無濾過生酒を抜栓しました.昼間の夏日の暑さを吹っ飛ばすには炭酸水で一対一に割ると爽やか.

◇本日の総歩数=8,939歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.85kg (−0.05kg) / 30.3% (+0.4%)

19 mei 2021(木)※朝は霧筑波,昼は夏日

◆午前5時起床.晴れ.気温11.5度.南西の風.霧筑波.この時期にめずらしいこと.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 阿見キャンパスの「統計学入門」集中講義は昨年度の3倍の受講者が履修登録したとの教務からの連絡あり.

◆数日前までの走り梅雨のうすら寒さをすっかり忘れさせてくれる昼休み.初夏の日差し.南風が暖気を呼び込み,正午の気温は25.8度の夏日ライン超えとなった.ショートコース徘徊.最近,コースの途中にカラスの巣があるらしく,近くを通るたびに親ガラスどもが不意に攻撃をしかけてくる.鳥は世を忍ぶ仮の姿,祖先をたどればかつての恐竜の末裔なので油断ならない.棒を手にして追いかけ回した.

◆[蒐書日誌]本日の炎天下歩き読み本:桑木野幸司『ルネサンス:情報革命の時代』(2022年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1655],東京, 349 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-480-07474-4 → 版元ページ)の第1章「ルネサンスの地図の世界」(pp. 19-65)と第2章「百學連環の華麗なる円舞」(pp. 67-110)読了.第2章は “エンサイクロペディア” の語源を再考する.ルネサンス期の “エンサイクロペディア” には「百学連環」という完全なる “円環” のイメージを強調する傾向があった.しかし,著者は「ああ勘違い」(p. 80)と一刀両断する.もともとギリシャ語ではこの言葉は「一般教養」という程度の意味しかなかったと著者は指摘する.あらまあ.そもそも,当時実践されていた “エンサイクロペディア” は,文字通りの “円環” とはほど遠く,むしろ “樹形図” に近かったのではないかとも著者は言う(pp. 98 ff.).ををを〜.耳元で繰り返し召喚されている心地ぞする.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 今日は本郷のオンライン高座:

  • #TodaiStat 開店してますので,いつでもどうぞ. posted at 14:45:45
  • #TodaiStat 今日は正規分布の解説と実習,そして Ronald A. Fisher 伝の噺をいたしました. posted at 16:40:36

◆初夏になると〈みなか食堂〉はシンプルな献立になる傾向があります.今宵は青魚の照り焼き丼とあふれんばかりの “お水” をどうぞ.〈篠峯〉生酛純米山田錦の一升瓶はだいぶ軽くなりました.

◆「三角関数は必要ない」とのたまう国会議員がいるが,われわれは日々パスタを食するたびに必ず “三角関数” を思い出す.名著:George L. Legendre 2011. Pasta by Design『Pasta by Design』(2011年刊行,Thames & Hudson, London, ISBN:9780500515808 → 書評版元ページ)の各種パスタの精緻な三次元形態数理モデルを見よ.

◇本日の総歩数=6,732歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.90kg (−0.85kg) / 29.9% (−0.6%)

18 mei 2021(水)※初夏の青空がまぶしい

◆午前5時前起床.晴れ.気温10.7度.東風.涼しい朝.ひさしぶりにすっきり青空が広がる観音台の朝.午前8時の気温は16.8度.北北西の風が心地よい.

◆午前の┣┣" 撃ち —— macOS Monterey 12.4 アップデート完了.

◆[欹耳袋]NHK Web News「若手女性研究者の後押しを “マリー・キュリー賞” 初の授賞式」(2022年5月18日) ※「女性研究者のロールモデルになりたい」—— これくらいの “外れ値” でなければ「ロールモデル」としての意味がない.“中央値” では目指す動機づけにならないから.特別賞の齊藤真理恵さん,おめでとうございます.

◆初夏の日差しがまぶしい昼休みは気温が24.2度まで上がった.ひさしぶりのロングコース徘徊.湿度は低いが暑いことにはちがいがない.半袖バンザイ.近在の農家は田植えが終わってまだ一ヶ月足らずだが,田んぼの苗はすくすくと伸びている.

◆[蒐書日誌]本日の歩き読み本:桑木野幸司『ルネサンス:情報革命の時代』(2022年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま新書・1655],東京, 349 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-480-07474-4 → 版元ページ)※「コモンプレイス編纂ならびに記憶術という,大変独創的な知のソフトウェアが存在した」(p. 64)というあたりが関心をそそる.

もう一冊の新書は蜘蛛本:浅間茂『〔カラー版〕クモの世界 —— 糸をあやつる8本脚の狩人』(2022年4月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2693],東京, vi+182 pp., 本体価格1,000円, ISBN:978-4-12-102693-4 → 版元ページ)※カラー写真満載.

◆今日の最高気温は24.6度.夏日ラインが見えてきた.

◇本日の総歩数=10,881歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.75kg (+0.25kg) / 30.5% (+0.2%)

17 mei 2021(火)※はっきりしない曇り空

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温13.5度.北東の風.曇り空の観音台は日差しもなく湿っぽさが淀んでいる.午前8時の気温は15.5度.東風.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 今年9月に開催される第53回大学図書館研究会全国大会の記念講演(オンライン)のタイトルと要旨を事務局にメール送信した:三中信宏「読書による知識の体系化 —— 分類・系統・アブダクション」.

◆曇り空の昼休み.正午の気温は17度台と昨日よりはやや高いが,パッとしない空模様.ささやかなお昼ごはんはきつね丼のお弁当.

◆午後の┣┣" 撃ち ——

  • #観光統計解析 本日のzoom 会議室はすでにオープンしています. posted at 12:41:56
  • #観光統計解析 本日は確率分布の総論と正規分布の各論まですませました.TeachingDemos パッケージはあとで復習しておいてください. posted at 14:32:08

◆今日の都立大「観光統計解析」の実習で,macOS 版 RStudio に予期しないフシアワセが憑依した.こういうときは旧バージョンの “呪い” が原因であることが多いので,念のため RStudio のバージョンを「Help」メニューの「Check for Updates」で確認したところ,「最新版だよ」と太鼓判を押された.オカシイ…….さらなる念のため,「About RStudio」でバージョン No. をチェックしたところ,昨年の「2021.09.0」という番号が表示された.「こらぁ,おまえ,古すぎるやんけぇ,アホ,ボケ,カス!」と人前では口にできない罵詈雑言をつぶやきつつ,最新版をダウンロード.そんなこんなで,血圧がちょっと上がったが(京男は基本イラチである),本当の最新版にアップデートして,フシアワセは去っていった.

—— 【教訓】RStudio の「Check for Updates」を信用してはならぬ.

◇本日の総歩数=1,853歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.50kg (+0.40kg) / 30.3% (+0.2%)

16 mei 2021(月)※三月並みのうすら寒さ

◆午前5時起床.小雨.気温13.1度とうすら寒い.北北東の風.梅雨のような小雨に濡れる週明けの観音台.午前8時の気温は13.0度.みかけの気温にだまくらかされて長袖を選ぶと蒸し暑くて息絶えるので,もちろん半袖の一択.居室の窓を全開にして快適至極.

◆[蒐書日誌]『ユリイカ2022年5月号・特集〈菌類の世界〉』(2021年5月1日発行,青土社,東京, 342 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-7917-0416-3 → 版元ページ)やっと読了.菌が生えてきそうな日々にぴったり.いわゆるきのこやカビに比べて,粘菌は “変態度” が格段に上回っているように感じる.

◆午前中ずっと13度台の涼しさが続いている.外は雨また雨.今日に限っては,初夏らしい “陽気” とか “夏日” という言葉は「死語」と成り果てている.午後になっても14度台.最高気温は15.0度という涼しさで,これは三月並みとのこと.

◆[蒐書日誌]_・) 。oO (ここ数年,次々に “蜘蛛の本” が本屋の新刊コーナーに並ぶのは何かの社会現象ですか?)

◇本日の総歩数=4,041歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 87.10kg (+0.50kg) / 30.1% (−0.6%)

15 mei 2021(日)※松戸の森はひさしぶり

◆午前8時のろのろ起床.曇り.気温15.9度.北東の風が涼しい.

◆[分類思考]たまき「読書記録:分類思考の世界」(2022年5月14日).

◆[蒐書日誌]Irene Vallejo の “本の本” は今年中に英訳が出るようだ:Irene Vallejo『Papyrus: The Invention of Books in the Ancient World』(2022年11月刊行予定,Hodder & Stoughton)※スペイン語の原書:Irene Vallejo『El infinito en un junco: La invención de los libros en el mundo antiguo』(2020年10月刊行,Ediciones Siruela[Biblioteca de Ensayo / Serie mayor 105], Madrid, 452 pp., ISBN:978-84-18436-20-8 [hbk] → 版元ページ)はすでに手元にある.

◆ひさしぶりの松戸の森公園.昨日のような蒸し暑さから解放されて,子ども連れの来園者で賑わっている.今日はお座敷なしの宴会要員として動員された.演奏会は午後2時から.

ショスタコーヴィチ〈祝典序曲〉,ストラヴィンスキー〈火の鳥〉組曲,そしてメインベートーベン交響曲6番〈田園〉という曲順だと,最初にスターリンを冥界に送り出し,カスチェイが打倒された後,のどかな田植えの宴を楽しむという筋書きしか思い浮かばない.

◆公演終了後は八柱駅前のいつものお店で懇親会.はい,たくさん呑みました.小雨に濡れるつくばセンターを横切って帰還.

◇本日の総歩数=8,552歩|0回. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 86.60kg (+0.05kg) / 30.7% (+0.05%)

14 mei 2021(土)※雨上がりの蒸し暑さが

◆午前7時前のろのろ起床.雨また雨.気温19.9度.南南西の風強し.前夜からの雨は朝のうちに上がったが,もわぁっとした蒸し暑さが押し寄せてきて,一年のうちでもっとも不快な季節の到来を実感している.

◆[蒐書日誌]ダーウィン書翰集の新刊 —— Frederick Burkhardt et al. (ed.)『The Correspondence of Charles Darwin, Volume 28: 1880』(2021年6月刊行,Cambridge University Press[Series: The Correspondence of Charles Darwin], Cambridge,xlii+793 pp.,ISBN:978-1-108-83960-0 [hbk] → 版元ページDarwin Correspondence Project)※ダーウィン書翰集(CCD)の最新刊が1年前に出ていたことをうっかり忘れてしまい,今になって買い求めることになった.

本書簡集の第1巻が出たのは1985年3月で,ワタクシが学位を取得してそのまま定職のない “OD” として放り出された年だった.いま確認したところ東大農学部に届いたのは「1985年3月17日」と記されている(当時ワタクシは私蔵本にはロットリングで書いたラベルを裏見返しに貼っていた)ので,出版直後に購入したのだろう.

その後,ほぼ毎年1冊ずつ新しい巻が出るたびに律儀に注文書を出し続けてきた.「単純計算すればワタクシが定年になる頃に完結するのかあ」と遠いまなざしを向けていた.しかし,37年後の現時点から振り返れば実際そのとおりになりそうだ.

この第28巻は1880年なので,1882年のダーウィン没年まであと2巻を残すのみとなった.続く第29巻(1881)は今年9月の刊行予定だから,全巻完結のゴールはもう見えてきた.巻によっては1000ページを超えて分冊になった年もある.居室の書棚のかなり広いスペースが今やダーウィン書翰集の “占有地” となっている.

—— こういうタイプの本は通読するものではなく, “御神木” のようにつねに “定位置にある” ことにこそ意義があるとワタクシは確信している.

◆午後3時の気温は24.4度.西南西の風.湿度は81%.菌類が大喜びしそうな週末の午後.

◆[欹耳袋]かつてもっと景気がよかった時代はこの手の “勧誘電話” がひっきりなしに職場にかかってきた.打つ手はひとつ:「電話を切らずにそのまま数時間放置する」こと.重要なのは「すぐに切ってはならない」という点.切ればまたすぐかかってくる.最低30分,できれば2時間くらい放置すると効果あり.「職場セールス電話撃退法」でツイート検索しすると,2011年にワタクシがまとめた処方箋(全6案)がヒットする.項目名だけリストアップすると:「開線放置プレイ」「なりすまし」「嘘八百」「居留守」「切断」「対決」.このうち,「切断」すなわち居室の電話回線を根元から切ってしまうという対処法は,この春まで駒場におられた普遍生物学の某先生に教えていただいた手.

◇本日の総歩数=945歩|0回. 朝◯|昼−|夜◯. 計測値(前回比)= 86.55kg (−0.45kg) / 30.2% (+0.5%)

13 mei 2021(金)※雨雨さらさら降り続く

◆午前5時起床.本降りの雨.気温17.8度.東北東の風.走り梅雨のせいで観音台は朝から水浸しになっている.しかし,締め切ったままだと居室が蒸し暑くなってしまうので,今は窓を全開放している.午前8時の気温は18.4度,湿度56%.本たちが湿気を吸ってたわんできたらまた締めないと.

◆午前の┣┣" 撃ち —— ゲラ刷りは 忘れた頃に やって来る.和文誌にしてはおそろしく手間暇がかかっていそうな気配が濃厚.

◆[欹耳袋]坊主憎けりゃ袈裟まで憎い? —— 統計学者 Ronald A. Fisher は筋金入りの優生学者だったことは有名だ.最近,その “咎” で彼が判別分析の開発に用いたデータセット「iris」(Rでもっともよく使われるテストデータだろう)を排除する運動が始まっているらしい(cf: Garrick Aden-Buie 2020. Let's move on from iris).しかし,この「iris」データを実際に集めたのは,植物分類学者にしてデータアナリストだった Edgar Anderson なので,「Fisher 憎けりゃ iris まで憎い」というのは単なる “誤爆” ですね.Anderson のお友だちの John W. Tukey が化けて出てくるでしょう.ワタクシは iris データ愛用者です.

「優生学」と銘打たれたジャーナルは引用すらしたくないという意見(cf: このツイート)もまた同じスタンスだろう.Fisher が判別分析論文を発表した Annals of Eugenics 誌は WWII 後に Annals of Human Genetics 誌という “差し障りのない” 誌名に変更され,現在も存続している.ワタクシ的には誌名が何であれ,掲載論文を引用・参照する上では何の問題もこだわりもないと考えています.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 半年前の昨年末に改訂原稿を出した『応用数理』和文記事:三中信宏「統計学と哲学:データ解析の行間を読む」の初校ゲラが今日になっていきなり届いた.もうすっかり忘れていた.原稿内容と英文要旨をチェックして事務局に返信完了.よろしくお願いいたします.

◆ひと仕事が終わった勢いで,〈ヤッホーブルーイング〉の本日発売開始「バレルファーメンテッドサワーエール」(限定醸造)をポチッと押してしまった.

◆雨夜の〈みなか食堂〉.今夜のメニューは牛すね肉のアイリッシュ・シチューです.香味野菜とともに圧力鍋で加圧した牛すね肉に,新じゃがと新たまねぎをたっぷり重ねてスープで煮込むだけ.油はいっさい使っていません.ヤッホーブルーイングのエール〈裏通りのドンダバダ〉とともにどうぞ.レシピ → het dagelijkse keukenleven —〈みなか食堂〉のお品書き「牛すね肉のアイリッシュ・シチュー」.

◇本日の総歩数=3,448歩|30回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 87.00kg (+0.60kg) / 29.7% (−0.7%)

12 mei 2021(木)※雨降る夜は生しらす丼

◆午前5時起床.晴れ.気温15.2度.東風.曇り空の観音台.午前8時の気温はすでに20.0度.湿っぽい南東風が吹き込んでいる.これから天気はさらに下り坂になるとの予報.走り梅雨にしてはフライング気味ではないか.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 出講先大学から「【重要】合理的配慮の提供について(依頼)」というものものしいメールが届いた.ある障害をもつ受講生への “合理的配慮” を講義に際してよろしくとのこと. “合理的配慮” なる用語自体が初見だったが,日本学生支援機構サイトに『合理的配慮ハンドブック』が公開されていて参考になった.

◆[蒐書日誌]登攀成就 —— Dennis Duncan『Index, A History of the: A Bookish Adventure』(2021年9月刊行,Allen Lane / Penguin Books, London, xii+340 pp., ISBN:978-0-241-37423-8 [hbk] → 目次版元ページ)はやっと読み終えた.ぜんぜん知らない分野なので,話題を追いかけるのが一苦労だった.

第5章「‘Let No Damned Tory Index My History’ — Sparring in the Back Pages」(pp. 136-170)では,索引づくりを仕事とする “インデクサー” が登場する.インデクサーの(ときに政治的な)主義主張が索引の仕上がりは大きく変わる.著者は17世紀の Charles Boyle と Richard Bentley の事例(pp. 142 ff.)を挙げ,インデクサー William King による索引を分析する.続いて,King は1660年創刊の王立協会学術誌 Philosophical Transactions の索引づくりをも手掛けた.時代が下ると索引づくりを専業とするインデクサーが現れるようになる(p. 163).

第6章「Indexing Fictions — Naming was Always a Difficult Art」(pp. 171-202).小説に索引が付く例はワタクシは知らないが,本章ではその事例が挙げられている.たとえば,Lewis Carroll の 家族誌 Rectory Magazine の目次にはインデクサーの署名が入っている(p. 179). “索引の索引” (p. 195)なるものまである.フィクションの索引はそれ自体が “作品” であると著者はみなしているようだ.

第7章「A Key to All Knowledge — The Universal Index」(pp. 203-229)では,「普遍索引(The Universal Index)」なる概念が出てくる.複数の書物にまたがる索引を作成することにより,ある分野全体のチャートをつくろうという大規模な目論見だ(p. 211).19世紀後半にはライブラリアンの国際会議が開催され,普遍索引をどのように作成するかが議論されたという(pp. 209 ff.).その気運は「索引学会(the Index Society)」という学会の創立にいたった.広範な知識の樹(tree of knowledge: p. 218)の体系化としての普遍索引の意義はともかく,その実践には解決すべき問題が山積していたので,けっきょく数年後にはこの学会はなくなってしまったという(p. 219).その一方で,複数の雑誌を総括する索引づくりはライブラリアン個人の仕事としてこつこつ続けられた.その一例として,William Poole による長年にわたる雑誌索引の業績が挙げられている(pp. 221-228).

第8章「Ludmilla and Lotaria — The Index in the Age of Search」(pp. 230-260)は本書全体の総括に当たる部分だ.本を読むことと索引づくりとはまったくの別物だ(pp. 230, 232).インデクシングはインデクサーによる本の内容の “分析” という介入が不可欠だからだ.コンピューターを用いてコンコーダンスを自動作成するアプリはすでに出回っている.しかし,そのようにしてつくられたコンコーダンスはそのまま索引として使えるわけではない.現在では「インデクサー協会(the Society of Indexers')」(p. 258)が活動していて,インデクシングの技法は長足の進歩を遂げている.今なお索引づくりにはインデクサーの “人力” が必要とされている(p. 250).そのときインデクサーの大半は “無名の” 女性であるという現実は認識するべきだ(p. 260).1950年代以前は「コンピューター(computer)」といえば,機械としての「計算機」ではなく,生身の人間としての「計算者」だった(Cf: David Alan Grier 2005. When Computers Were Human. Princeton University Press, Princeton).その計算者としての仕事を担ったのもやはり “無名の” 女性が大半だった.

最後の「Coda — Archives of Reading」(pp. 261-270)は,索引の本質を簡潔に述べている:「索引には人格(personality)がある.それに対して,コンコーダンスや検索バーには人格はない」(p. 264).巻末の「Appendix: A Computer-generated Index」(pp. 303-307)にはアプリを使ってコンピューターで自動生成された索引が掲載されている.インデクサーによるチェックが入らないと明らかな間違いや不都合がそのまま残ってしまう.他方,専門のインデクサーである Paula Clarke Bain の手になる32ページにも及ぶ索引「Index」(pp. 309-340)が付けられている.機械生成された索引とマニュアルでつくられた索引とのちがいは誰の目にも歴然としている.

ワタクシは本書で初めて索引づくりの歴史を知った.一年前から手元にあるインデクシングの教科書:Nancy C. Mulvany『Indexing Books, Second Edition』(2005年11月刊行, The University of Chicago Press[Chicago Guides to Writing, Editing, and Publishing], Chicago, xiv+315 pp., ISBN:0-226-55276-4 [hbk] → 目次版元ページ)を手にとる意欲がやっと湧いてきたように感じる.

—— 本書の書評は下記に公開しました:三中信宏「索引は “人格” をもっている」(2022年5月12日).

◆午後の┣┣" 撃ち ——

  • #TodaiStat 本日の「生物統計学」は開店準備できてます.RStudio を持ってきてください. posted at 14:36:41
  • #TodaiStat 今日は分散の不偏推定値の RStudio 演習と確率分布の一般論,そしてレーミス先生の〈確率分布曼荼羅〉まで噺をしました.来週は正規分布の登場です. posted at 16:37:10

◆雨が降り出した夜,つくばにいながらにして生しらす丼を味わえるシアワセよ.

◆[欹耳袋]NHK News Web「「結城酒造」で火災 国登録有形文化財の酒蔵2棟全焼 茨城 結城」(2022年5月11日)※〈結〉が……

◇本日の総歩数=3,584歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.40kg (−0.50kg) / 30.4% (+0.1%)

11 mei 2021(水)※曇天昼休み徘徊しばし

◆午前5時起床.晴れ.気温8.3度.北北西の風.薄雲がかかる朝の観音台はまずまずの空模様.早朝の最低気温は8.0度まで下がったが,午前8時には16.4度.と順調に上がっている.昨日の最高気温は21.5度だったが,今日もそれくらいになりそう.

◆[蒐書日誌]さらなるいただきもの新刊3冊 ——

  1. 田中純『イメージの記憶:危機のしるし』(2022年4月28日刊行,東京大学出版会,東京, vi+314+xxxiii pp., 本体価格4,300円, ISBN:978-4-13-010152-3 → 版元ページ
  2. 稲葉振一郎『AI時代の資本主義の哲学』(2022年5月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・763],東京, 249 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-06-528157-4 → 版元ページ
  3. 大嶋義実『演奏家が語る音楽の哲学』(2022年5月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・764],東京, 221 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-06-523977-3 → 版元ページ

◆薄曇りの昼休み.正午の気温は21.0度.南南東の風.ショートコース徘徊.湿度は高くないが,それなりに蒸し暑い.歩き読み本:松本修『言葉の周圏分布考』(2022年4月12日刊行,集英社インターナショナル[インターナショナル新書・099],東京, 301 pp., 本体価格1,300円, ISBN:978-4-7976-8099-7 → 目次版元ページ)読了.方言周圏論のカラー図版は拡大しないと.

◆午後の┣┣" 撃ち —— 日本進化学会代議員選挙投票をすませた.

◆ “ご縁” のある大学もあれば,ない大学もある.ワタクシにとっては大阪大学はまったく縁のなかった大学で,2016年秋に初めて待兼山に “入山” する機会を得た.豊中キャンパス最寄りのモノレール駅は「柴原」だが,下車したら草木が生い茂っていてかなりびびった.縁があるときはつながるもので,豊中キャンパスで修行した翌々日には,吹田キャンパスにてお座敷があった.またまたモノレールで太陽の塔をぐるっと回り込んで「阪大病院駅」下車.そびえ立つ医学部病院を見上げつつ,目的地の人間科学部に入ろうとして迷子になった.このときは関西哲学会の年会に召喚されまして,今をときめく大塚淳さんとともにワークショップ〈「種」とは何か:生物学の哲学の現場から論じる〉というお座敷に上がった.人間科学部本館第51講義室という大きな教室だった.

◇本日の総歩数=8,190歩|0回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.90kg (+0.10kg) / 30.3% (−0.2%)

10 mei 2021(火)※オンラインお座敷再開

◆午前5時起床.昨夜の雨雲はすでに雲散霧消し,すっきり青空が広がっている.気温10.2度.北西風がひんやり.観音台はまだ水たまりが点々と残る.午前8時の気温は14.6度.西北西の風.昨日の日中は12〜13度止まりだったが,今日は20度を超えるとの予報.

◆午前の┣┣" 撃ち —— 連休明けからオンラインお座敷の予定がたてこんでいる.火曜は南大沢,木曜は本郷.

  • #観光統計解析 本日の講義スライドは Slack に置きましたのでダウンロードよろしく.演習では RStudio を使いますが,問題なく起動することを確認しておいてください. posted at 09:28:33
  • #TodaiStat 明後日5月12日(木)の講義スライト,RStudio 用のスクリプトとデータ(zip)を Slack に置きましたのでダウンロードしてください. posted at 09:55:41

◆[欹耳袋]おとといをもって一時閉店した三省堂書店が神保町に帰ってくるのは2025年とのことらしい.もう8年も前の師走のことだったが,三省堂書店神保町本店2Fの〈UCCカフェコンフォート〉で,第59回三省堂サイエンスカフェ「系統樹というアート:目で見る多様性,デザイン,インフォグラフィクス」(2014年12月13日)に登壇したことがあった.

◆午後の┣┣" 撃ち ——

  • #観光統計解析 今日は分散の不偏推定値と自由度の関係の解説と RStudio の実習を行い,最後に確率変数と確率分布について説明しました.来週に続きます. posted at 14:38:37
  • #観光統計解析 本日の講義の zoom 録画(363.6MB)を公開しました.Slack から閲覧してください. posted at 15:02:58

◆旬の食材は一期一会.今の季節は「花クレソン」と出会う機会が多いので,今宵の〈みなか食堂〉は花クレソンが主役のパスタです.クレソンはさっと塩茹でしてから,花の部分を取り分け,残りの葉と茎は乾煎りした胡桃と松の実とともにフードプロセッサーで “ジェノベーゼ” 風のソースに.フライパンにEVオリーブオイルを多めに入れて,弱火で温めながら,にんにくのスライスと種をとった赤唐辛子を投入し,香りと辛味を移します.今回は白魚の代わりに釜揚げしらすで同じようにつくりました.

ついでに,完熟トマトとブリーチーズに花クレソンのジェノベーゼソースをトッピングして,EVオリーブオイルをひとまわし垂らせば,これはもう〈篠峯〉生酛純米・山田錦・無濾過生酒を抜栓するしかないでしょう.白ワインだけが唯一の選択肢ではないと〈みなか食堂〉店主は力説しています.

◇本日の総歩数=3,765歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.80kg (+0.40kg) / 30.5% (+0.3%)

9 mei 2021(月)※雨が降り続く連休明け

◆午前5時過ぎ起床.曇り.気温13.4度.北北東の風.予報通り天気は下り坂.出勤時間帯の観音台は小雨がぽつりぽつり.午前8時の気温は14.2度.涼しいといえば涼しいが,湿気があるので爽快ではない.平日生活が戻ってきてしまった.

◆[蒐書日誌]雨が降って本も降る.まずはご恵贈本2冊 ——

  1. 長谷川寿一・長谷川眞理子・大槻久『進化と人間行動・第2版』(2022年4月20日刊行,東京大学出版会,東京, vi+331 pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-13-062230-1 → 版元ページ)※実に22年ぶりの改訂とは.
  2. モンティ・ライマン[塩﨑香織訳]『皮膚、人間のすべてを語る:万能の臓器と巡る10章』(2022年5月9日刊行,みすず書房,東京, x+ 270 +xxxiv pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-622-09092-2 → 版元ページ

—— 以上,お送りいただき感謝いたします.続いて,連休中に読み進んでいる新刊2冊 ——

  1. 松本修『言葉の周圏分布考』(2022年4月12日刊行,集英社インターナショナル[インターナショナル新書・099],東京, 301 pp., 本体価格1,300円, ISBN:978-4-7976-8099-7 → 目次版元ページ)※30年前の第一作:松本修『全国アホ・バカ分布考:はるかなる言葉の旅路』(1993年8月5日刊行,太田書店,東京, 446 pp.+カラー折込図版1葉, ISBN:4-87233-116-8),そして数年前の第二作:松本修『全国マン・チン分布考』(2018年10月10日刊行,集英社インターナショナル[インターナショナル新書・030],東京, カラー折込図版2葉+365 pp., 本体価格1,100円, ISBN:978-4-7976-8030-0 → 目次版元ページ)に続く方言周圏論の最新刊.カラー図版いっぱい.
  2. 春風社編集部(編)『わたしの学術書:博士論文書籍化をめぐって』(2022年4月15日刊行,春風社,横浜,494+vi pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-86110-761-0 → 版元ページ)※58名の著者が学位論文を “本” として春風社から出版した経緯をつづる.知らない学問分野ばかりだがおもしろい.500ページで2000円という価格設定に驚倒するワタクシ.

—— 以上,新刊のご紹介.

◆午後になってさらに気温が下がり,12〜13度台を行き来している.しかも冷たい北東風が吹いている.半袖だとやや寒かったかも.そろそろ本格的な雨雲が西から押し寄せてくるだろう.

◆雨夜.気温は10度台の肌寒さ.

◇本日の総歩数=2,553歩|30回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.40kg (−0.05kg) / 30.2% (−0.2%)

8 mei 2021(日)※蕗レシピは奥が深いぞ

◆午前7時半のろのろ起床.晴れ.日差しが強い.気温17.2度.北東の風.日曜の遅めの朝ごはんは,花クレソンと茸の和風スパゲティ.副菜は冷蔵庫で一晩味をしみこませた蕗と厚揚げの炊いたん.

◆穏やかな日和の連休最終日.気温は20.3度.北寄りの微風.〈つくいち〉にて〈パネッツァ〉のパンを確保し,北へ向かって徘徊中.良き日和である.ランチは〈だだ食堂〉にて.窓から見える田んぼの田植えはGW中にもう終わっている.生ハムの前菜に続いて,蕗のアーリオオーリオ! をを,これは自分でつくれるかも.メインは走る豚のラグー.お肉の塊がごろごろと.

◆帰宅後,忘れないうちに「蕗のアーリオオーリオ」を試作.たっぷりのEVオリーブオイルをこれまたたっぷりのにんにくスライスで香りづけし,小口切りした赤唐辛子を投入.アク抜き&皮むきした蕗をゆっくり炒めていく.にんにくが崩れだしたら,下茹でしたブロッコリーを投入し彩りを付けて完成.

◆蕗の調理手順を備忘メモ ——

「蕗の下準備(アク抜きと皮むき)」【食材】蕗(5本)【調味料】塩(たっぷり).

  1. 平たく大きな鍋を用意する.その直径に合わせて蕗を切りそろえる.
  2. 1 の鍋に水を入れて沸騰させる.
  3. 蕗にたっぷり塩を振って板ずりする.
  4. 3 の蕗を 2 の鍋に投入し,5分間茹でてアク抜きする.
  5. 4 の蕗を冷水で冷やす.
  6. 蕗の皮をむく.両側から皮むきすればむき残しの心配がない.
  7. 冷蔵容器に合わせて蕗を切りそろえ,冷水を張って冷蔵庫で保管する.毎日水を取り替えれば数日間は保存できる.

「蕗のアーリオオーリオ」【食材】蕗(5本※下準備済み)・プロッコリー(1/2本※下茹で済み)・にんにく(2片)・EVオリーブオイル(大さじ3)【調味料】赤唐辛子(1本)・塩(適量).

  1. 蕗は5cm長に切る.ブロッコリーは適当に切る.赤唐辛子は種を除いて小口切りにする.
  2. フライパンにEVオリーブオイルを注ぎ,弱火で加熱する.薄切りにしたにんにくを投入してゆっくり炒める.
  3. オリーブオイルににんにくの香りが付いたら,1 の蕗と赤唐辛子を投入してじっくり炒める.
  4. にんにくが煮崩れてきたら,1 のブロッコリーを投入して炒め合わせる.
  5. 塩で調味してできあがり.粗熱が取れたら容器に移して冷蔵保存する.

◆ついでに「蕗と厚揚げの煮物」のレシピも ——

「蕗と厚揚げの煮物」【食材】蕗(5本※下準備済み)・厚揚げ(5×3×2cm大で3個)【調味料】みりん(大さじ2)・純米酒(大さじ2)・薄口醤油(大さじ1)・煮干し+鰹節+昆布だし(200cc).

  1. 蕗は5cm長に切る.厚揚げは三角形に切る.
  2. 鍋にだし汁とみりんと純米酒を入れて加熱し,1 の蕗を投入する.沸騰したら弱火にして蓋をして10分間炊く.
  3. 1 の厚揚げを入れ,薄口醤油を投入して弱火で10分間炊く.
  4. 火を止めてそのまま予熱で味を含ませる.
  5. 粗熱が取れたら容器に移して冷蔵保存する.

蕗レシピ → het dagelijkse keukenleven —〈みなか食堂〉のお品書き「蕗のアーリオオーリオ(など)」(2022年5月8日).

◆厨房で蕗に追いまくられているうちに明日からは情け容赦なく “日常” が戻ってくる.

◇本日の総歩数=10,675歩|0回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.45kg (+0.80kg) / 30.4% (+0.7%)

7 mei 2021(土)※雨の中の酒瓶運搬作業

◆守谷にて午前6時起床.冷たい雨.気温15.7度.東北東の風.TXは通学する生徒たちで混んでいた.

◆今朝の〈みなか食堂〉は冷蔵庫が “お水” で満杯になりました.白布温泉〈かもしかや〉から昨夜着便したのは,米沢の〈楯野川〉純米大吟醸「無我」クリアボトル(山田錦)とブラックポトル(出羽燦々),〈雅山流〉別誂・純米吟醸「春うすにごり」,そして,〈雅山流〉大吟醸「如月」の残り.先日,千駄木の〈伊勢五〉でゲットした〈篠峯〉生酛無濾過生酒・山田錦と佐賀〈光榮菊〉無濾過生原酒「白月」.さらに,奈良からのいただきものは〈櫛羅〉純米にごり酒生と〈生酛のどぶ〉無濾過生酒です.〈超王祿〉の直汲みもまだ残っています.ワタクシの家はいつから酒屋になったんでしょうか?

◆晴れところどころ曇り空なのに,ざーっと驟雨が通り過ぎる正体不明の空模様.午前11度過ぎの気温は20.1度.北北東の風.〈みなか食堂〉の厨房が酒瓶で足の踏み場もなくなってきたので,観音台の “酒蔵” に搬入完了.

◆晴れたり降ったり曇ったりというツカミドコロのない一日が暮れようとしている.最高気温は21.3度だったので,それなりに暖かい時間帯もあったが,夕刻になって東風が肌寒い.

◆厨房では蕗と厚揚げを炊いているところ.蕗のアク抜きと皮むきは昨日のうちにすませておいたので,今日は炊き合わせるだけ.かつお+昆布だし汁をベースに,みりん(大2)・日本酒(大1)・薄口醤油(大1)で味を付けた.

◇本日の総歩数=3,457歩|回. 朝◯|昼◯|夜△. 計測値(前回比)= 86.45kg (+0.80kg) / 30.4% (+0.7%)

6 mei 2021(金)※歩いて歩いて絶滅危惧

◆午前5時半起床.晴れ.気温13.5度.南南東の風. “飛び石平日” は曇り空.今日もだらだらと連休が続く.朝の厨房仕事はいただいた蕗のアク抜きと皮むき.ここまですませておけば,あとはどのように調理しようがフリーダム.

◆休日お昼前の徘徊.曇り空で蒸し暑い.休憩タイムは〈サザコーヒー〉の水出しアイスコーヒーの一択.その後,てくてく歩いて筑波実験植物園へ.明後日5月8日(日)まで開催されている〈絶滅危惧生物展2022〉は見逃すととても公開する.

◆夕方からは守谷へ出撃.車内読書:『ユリイカ2022年5月号・特集〈菌類の世界〉』(2021年5月1日発行,青土社,東京, 342 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-7917-0416-3 → 版元ページ)の続きを読み進む.

◆今夜は守谷にて一晩拘束される.キャンキャン〜

◇本日の総歩数=14,537歩|0回. 朝◯|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 86.75kg (+1.50kg) / 30.3% (−0.6%)

5 mei 2021(木)※峠を越えて味噌田楽へ

◆午前5時起床.晴れ.気温4.8度.南南西の風.ここは標高850mなので,朝夕は肌寒い.朝から湯滝修行.〈西屋〉滞在中はひたすら滝に打たれるしかない.

◆泉質がカルシウム硫酸塩泉なので,いたるところに源泉の真っ白な析出物.

◆〈西屋〉のご主人に薦められた白布温泉街の酒屋〈かもしかや〉は想像以上に充実した山形の日本酒コレクションが揃っていた.目の色が変わって何本もつくばに宅急便で発送してしまったワタクシ.角打ちコーナーもあり.

◆裏磐梯の見どころといえば,つい土湯から高湯に通じる〈磐梯吾妻スカイライン〉を連想してしまう.しかし,今朝,山形県側の白布温泉から峠越えして福島県側の桧原湖に通じる〈西吾妻スカイバレー〉を走ったら,絶景に次ぐ絶景で,残雪の今こそ一見の価値あり.

バイクのライダー集団が爆走していたが,ときどき独りで自転車で走っている若者たちは上り坂がとてもきつそうだった.標高1400mだとしかたないか.

◆裏磐梯から会津若松市街に入ったら,いきなりの夏日にへろへろになってしまった.この三連休はずっと標高の高いところでせっかく心地よく過ごしていたのに,下界はこんな夏日になっていたのか.これは何かの罰ゲームではないか.

この日の会津若松の最高気温は29.3度と真夏日ライン寸前だったことを知る.

今日のランチは〈満田屋〉のみそ田楽コース.目の前で炭火焼きしてくれる.味噌ダレなのでのどが渇いて仕方がない.しかし,ここでビールなんぞ呑もうものなら “お縄” になってしまうのでグッと我慢するしかない.

◆総計700kmを走破して,午後5時過ぎにつくばに帰ってきたとたん,ズシンと震度4のゆれ.

◇本日の総歩数=3,076歩|0回. 朝△|昼◯|夜◯. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測

4 mei 2021(水)※湯滝に打たれる修行場

◆午前5時起床.晴れ.朝イチの露天風呂へ直行.岩風呂を占拠する.夜の間に全部入れ替えられたので,湯の華が浮遊しないほどフレッシュなお湯が湯舟にかけ流されている.それでもレモンほど酸っぱいのは変わらない.

◆記憶メモ —— 1970年代の京都の府立高校は良くも悪くも “制約” がなかったので,必修科目も選択科目も出席するしないは生徒(ワタクシ)側の勝手でした.ただし,一科目年間50時間欠席すると有無を言わさず “留年” になるので,その臨界ラインを超えないよう,手帳には欠席累計時間を克明に記録していました.低学年時は部活があってマジメに登校していましたが,高校3年生になると気が向いたときだけ登校していました.

あるとき,ひさしぶりに登校したら校内に誰もいなくて「廃校になったか?」と思ったら,グラウンドから大歓声が聞こえてきて,「今日は体育大会の日だったか」と安心して即帰宅.ワタクシ的な体験では,「学校を見放す」ととても自由になれることは確かです.

◆岳温泉をチェックアウトして土湯方面へ.野地温泉は立ち寄りお休み中,赤湯温泉は7月1日にリニューアルオープン,鷲倉温泉の前を通過して磐梯吾妻スカイラインに入る.車とバイクと人だらけ浄土平にて強風に吹き飛ばされる.『神曲』「リミニのフランチェスカ」の烈風地獄を思い出す.烈風地獄を抜けて福島市側に降りて山麓の高湯温泉〈玉子湯〉にぶくぶく沈んで復活する.

◆福島に来て “円盤餃子” をまたいで通り過ぎるような失礼なことはワタクシにはできない.遅めのランチは福島駅近くの〈満腹〉にて.この30個で “一人前” なのでくれぐれも誤解のないように.

◆今宵の湯宿は米沢郊外の山奥にある白布温泉〈西屋〉.藁葺きの建物が残る温泉宿.標高が高いので山桜がまだ咲いている.米沢牛のしゃぶしゃぶには地元の〈雅山流〉の大吟醸「如月」を.

◆ワタクシはこれまで “打たせ湯” の温泉を経験したことが何度かある.九州の有名どころで言えば,別府・鉄輪温泉〈ひょうたん温泉〉,鹿児島・妙見温泉〈田島本館〉,同じく鹿児島・栗野岳温泉〈南洲館〉などがある.

しかし,ここ〈西屋〉の「滝湯」はそれらとは別格のパワー全開だ.何よりも驚くべきは,湯小屋に足を踏み入れると,どこもかしこも「お湯が流れまくっている」ことだ.

源泉槽は60度もあって,別府・明礬温泉の〈鶴寿泉〉に匹敵する.その熱湯がドバドバとかけ流され,その隣では3本の湯滝がごうごうと跳ね上がっている.「ここに安住の地はどこにもない」感強し.〈古遠部温泉〉とはちがって,トドになるスペースなどどこにもない.ただひたすら暗闇の中で湯滝に打たれて日々の悪行を悔い改めるしかない.

ただし,滝の湯圧があまりに強いので,肩や腰には当てても,頭に当てるのは御法度とのこと.きっと脳震盪を起こすのだろう.湯滝のパワーおそるべし.

◇本日の総歩数=4,952歩|0回. 朝◯|昼◯|夜×. 計測値(前回比)= 未計測 / 未計測

3 mei 2021(火)※「ほんとの空」を見に

◆午前6時前起床.晴れ.気温7.7度.北北西の風.日差しはあっても風は冷たい.

◆[蒐書日誌]書評公開——三中信宏「洛中定点観測半世紀」(2022年5月3日) ※書評本:通崎睦美『天使突抜おぼえ帖』(2022年4月30日刊行,集英社インターナショナル,東京, 382 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-7976-7410-1 → 目次版元ページ).

◆三連休初日は予想通りの常磐道のネモフィラ渋滞をかき分けて南東北へ疾走する.磐越道から東北道に入り,安達太良サービスエリアにてえごま豚わっぱ飯はひつまぶし風にいただく.

◆その後,二本松インターで降りて,「○○とケムリは高いところに登りたがる」の言う通り安達太良山を這い登り,それでも飽き足らずロープウェーで山頂近くまで上がって,高村智恵子の言う「ほんとの空」を見上げた.

◆[欹耳袋]黒木薫 2022. ポパーの科学哲学と個別科学の接点.Linkage: Studies in Applied Philosophy of Science, 2022(2): 15-22. html | pdf [open access] ※Linkage 誌は北海道大学大学院理学院科学基礎論研究室が発行する雑誌.ポパーの験証度理論と生物体系学の関係について論じた記事を見るのはひさしぶりのこと.

◆本日の泊まりは,安達太良山麓の岳温泉〈陽日の郷 あづま館〉.pH2.5の酸性泉にぶくぶく沈んで溶解する夕暮れ時.ぶくぶく〜 ぶくぶく〜.二本松の蔵元の大迎撃を受けて立ち,当然の結末としてのうう…….夜のおひとりさま露天風呂にて中和する.ぶくぶく〜 

◇本日の総歩数=3,853歩|0回. 朝◯|昼△|夜×. 計測値(前回比)= 85.25kg (−0.50kg) / 30.9% (+0.1%)

2 mei 2021(月)※飛び石平日はお休みに

◆午前5時過ぎ起床.気温6.8度.北東の微風.ひんやりさわやかな青空.今日は “飛び石平日” だが,年休にしているので,朝からフリーダムを満喫している.しかし,小人閑居して厨房に籠もることになる.

◆[蒐書日誌]笹原宏之『漢字ハカセ、研究者になる』(2022年3月18日刊行,岩波書店[岩波ジュニア新書・950],東京, xii+192 pp., 本体価格820円, ISBN:978-4-00-500950-3 → 目次版元ページ)※書評を公開した:三中信宏「メイキング・オブ・漢字ハカセ」(2022年5月2日).本書以外にワタクシの手元にある笹原本のリストは下記の通り:

  1. 笹原宏之『日本の漢字』(2006年1月20日刊行,岩波書店[岩波新書(新赤版)991], ISBN:4-00-430991-3 → 書評目次版元ページ
  2. 笹原宏之『国字の位相と展開』(2007年3月31日刊行, 三省堂,東京,885+46 pp., 本体価格9,800円, ISBN:978-4-385-36263-2 → 書評概略目次第1部詳細目次第2部詳細目次第3部詳細目次版元ページ
  3. 笹原宏之『訓読みのはなし:漢字文化圏の中の日本語』(2008年5月20日刊行,光文社[光文社新書352],274 pp.,本体価格820円,ISBN:978-4-334-034555-9 → 目次版元ページ
  4. 笹原宏之(編)『当て字・当て読み 漢字表現辞典』(2010年11月1日刊行,三省堂書店,東京,x+901 pp., 本体価格3,500円,ISBN:978-4-385-13720-9 → 版元ページ
  5. 笹原宏之『方言漢字』(2013年2月25日刊行,角川学芸出版[角川選書・520],東京,253 pp., ISBN:978-4-04-703520-1 → 版元ページ
  6. 笹原宏之『謎の漢字:由来と変遷を調べてみれば』(2017年4月20日刊行,中央公論新社[中公新書・2430],東京, x+226 pp., ISBN:978-4-12-102430-5 → 書評版元ページ|web中公新書「著者に聞く」)

◆[蒐書日誌]洛中定点観測半世紀 —— 通崎睦美『天使突抜おぼえ帖』(2022年4月30日刊行,集英社インターナショナル,東京, 382 pp., 本体価格2,000円, ISBN:978-4-7976-7410-1 → 目次版元ページ)は先月のうちにさらりと読了していた.本書のカバージャケットをいったん外して,あらためて表紙と裏表紙のモノクロ写真から “天使突抜” の街の姿を想像してみるが,どこにでもありそうな京都洛中の街角だ.

ワタクシはいちおう「京都市生まれ」ではあるが,この本の舞台である “天使突抜” という場所は一度も行ったことがない. “ドンツキ” は知っていても “ツキヌケ” は覚えがない.ワタクシの知り合いの京都出身・在住者に訊いても,「そんなとこ知らん」と一言のもとに首を振られる.

ワタクシのような “よそさん” にとっては, “天使突抜” は,語感的にとてもインプレッシヴな地名ではあっても,場所的には京都やったらその辺にようある場所にしか見えない.しかし,洛中のこの場所に居を構えて半世紀あまり暮らしてきた著者は,彼女にしか語れない物語をつづる.

長く同じ場所に住むことである種の “定点観測” が可能になる.そこで観測されるものは, “定点” たる著者自身の自分史はもちろんのこと,ともに暮らしてきた家族の歴史,隣近所の人たちとのつながり,そして街そのものの過去から現在への変遷だ.居続けて初めてわかることがある.

三部構成の本書の構成は,思い出に去来する人たちを描いた「第一部 天使突抜の人々」,著者の個人史をたどる「第二部 記憶を紡ぐ」,そして文字通り〈カムカム通崎ファミリー〉な「第三部 通崎家の京都百年」だ.小さな町だからこそ,外からはけっして見えない濃密な歴史が息づく. “天使突抜” という街は京都の中に埋め込まれているので,歴史を掘り起こせばきりがない.著者は(ものもちがとても良い)通崎家に残されてきた物品や文書はもちろん,フットワーク軽く近在への聞き取りをしたり,新たな資料の発掘を踏まえて, “ミクロヒストリー” を明らかにする.

著者の本業は木琴奏者だが,それ以外にもアンティーク着物コレクターという顔もある.本書を読み進むと,ときどき音楽界のビッグネームたちがひょこっと顔を出したり,今西錦司・桑原武夫・杉本秀太郎など著名人の名前がちらりと見えたりするのもまたおもしろい.

本書が読者に見せてくれる風景は,以前ワタクシが読んだ:鷲田清一[写真:鈴木理策]『京都の平熱:哲学者の都市案内』(2013年4月13日刊行,講談社[講談社学術文庫・2167],東京,275 pp., ISBN:978-4-06-292167-1 → 書評目次版元ページ)を髣髴とさせる.その鷲田も生まれ育ったのは近くだと著者は書いている.京都はものすご狭いなあ.

本書を読み終えて,あらためて同じ著者が地元の淡交社から出した:通崎睦美『天使突抜一丁目:着物と自転車と』(2002年12月4日刊行,淡交社,京都, 165 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-473-03728-2 → 版元ページ)と通崎睦美『天使突抜367』(2011年3月14日刊行,淡交社,京都, 143 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-473-03728-2 → 版元ページ)を本棚から引っ張ってきた.

—— 十年ごとに一冊出る “天使突抜本” .次の十年後は?

◆青空が広がっていたと思ったら,急に夕立のような雨が振り,また晴天に戻る.不安定な空模様.夕陽に照らされて大きな虹がかかった.

◇本日の総歩数=5,731歩|回. 朝◯|昼−|夜△. 計測値(前回比)= 85.75kg (+0.10kg) / 30.8% (+0.1%)

1 mei 2021(日)※五月の幕開けは雨模様

◆午前6時起床.曇り.気温9.9度.東北東の風.

◆[欹耳袋]Yahoo!ニュース「60年以上新規参入を阻む壁を越えたい――秋田で新たな酒造りに挑む九州男児の挑戦」(2022年4月30日)※男鹿の醸造所〈稲とアガベ〉ができるまで.

◆月初めの┣┣" 撃ち —— メーリングリストへの月例アナウンス配信.

◆#一期一会の読書術 ちりつもFILE (β「【雑記】本を読んだら考える〔2〕本の読み方について」(2022年5月1日).

◆[蒐書日誌]大型連休中にも新刊は届くのだった——

  1. 笹原宏之『漢字ハカセ、研究者になる』(2022年3月18日刊行,岩波書店[岩波ジュニア新書・950],東京, xii+192 pp., 本体価格820円, ISBN:978-4-00-500950-3 → 版元ページ)※昨日の都内出撃時に速攻完読してしまったということは,「書評を書け」という天の声か.
  2. ユリイカ2022年5月号・特集〈菌類の世界〉』(2021年5月1日発行,青土社,東京, 342 pp., 本体価格1,700円, ISBN:978-4-7917-0416-3 → 版元ページ)※青土社らしい微小フォントで350ページにわたって活字が詰まっている.このゴールデンウィーク中に必ず読めという世界制覇を目論む “菌帝国” からのヒミツ指令にちがいない.

—— たとえ連休といえども読書に休日はないのだ.

◆雨がしとしと降り出した昼下がり.むしやしないは根津〈秋田屋〉の豆餅.搗きたてのお餅に塩豆が点々と.固くならないうちにばくばく食べるのがいつものお作法.

◆メイキング・オブ・漢字ハカセ —— 笹原宏之『漢字ハカセ、研究者になる』は,その書名といい,ですます調のソフトな文体といい,てっきりジュニア読者層向けの「漢字本」かと思いこんで手にしたのだが,読了してみれば嬉しい方向に裏切られたことに気付かされる.本書は稀代の “漢字ハカセ” の「メイキング本」だったからだ.

もう15年も前になるが,著者の主著である:笹原宏之『国字の位相と展開』(2007年3月31日刊行, 三省堂,東京,885+46 pp., 本体価格9,800円, ISBN:978-4-385-36263-2 → 版元ページ)を読む機会があった.900ページを超える大著だったが, “国字” の起源と変遷そして地理的分布を考察した類書のない専門書だった.この本の「後記」にはおそるべき一文が書かれていた:

「思えば,些細な契機により小学生にして漢和辞典を眺める癖を覚えて音訳表記の抜き出しを始め,漢文を習わない段階で諸橋轍次先生の『大漢和辞典』を購入したのが中学生の時であり,高校に入ると杉本つとむ先生の『異体字研究資料集成』を揃え,それに触発され,種々の資料から国字を抜き出して辞書・索引のようなものを作り始めた.中国を中心に据えて漢字圏全体の漢字及び漢字系派生文字について学ぶことを志し,早稲田大学第一文学部に入ってからは中国文学専修に籍を置く」(p. 881).

この告白だけでもタダゴトではない.さらに,「序」に寄稿した野村雅昭は:

「世に,漢字少年や漢字博士と称される人は少なくない.しかし,その人が優れた漢字研究者になったと聞いたことはない.氏は,そのまれなる一人である」(p. vii)

とまで書いている.タダモノならざる著者の生い立ちがワタクシはとても気になった.

今回の新刊『漢字ハカセ、研究者になる』は,ワタクシが長年にわたって気になってきた疑問にみごとに答えてくれる自伝的な “メイキング本” だった.幼少の頃からの漢字と書物に対する執拗な “偏愛” ぶりは,読み終えて即座に「なんだ “同類” じゃないか」と深く納得した.そして安心した.

たとえば,分売不可であるはずの諸橋轍次『大漢和辞典』の索引巻だけを書い直しに,まだ中学生だった著者が版元の大修館書店に “白い手袋” をして乗り込んだというエピソード(第3章, p. 46)は,のちに同社に入社した円満字二郎が耳にするほど “社内伝説化” していたという.これを “アンファン・テリブル” と言わずしてどうするのか.げにおそるべしおそるべし.

本書の想定読者層で漢字のプロ研究者になる率はきっと低いにちがいない.しかし,これくらいの “外れ値” (失礼)であっても,というか,桁外れの “外れ値” だからこそ,研究者として生きる道が拓けたというメッセージはワタクシにはとても説得力があった.ジュニア読者に向けられただけの本ではなかった.もちろん,著者が得意とする “漢字ネタ” はてんこ盛りで,ディテールにいたるまで読者をつかんで離さない.

漢字ハカセのご著書は,どういうわけだかすべてワタクシの書棚に勢揃いしている.せっかくの機会なので集合写真を撮った.

◆雨夜.今日の最高気温はお昼前の17.0度止まり.午後はどんどん下がって,午後8時の今は12.1度.北西の風が冷たい.

◇本日の総歩数=1,340歩|0回. 朝◯|昼△|夜◯. 計測値(前回比)= 85.65kg (+0.65kg) / 30.7% (0.0%)